JPH07178122A - 口腔モデルの３次元形状測定補助装置 - Google Patents
口腔モデルの３次元形状測定補助装置Info
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- JPH07178122A JPH07178122A JP5323472A JP32347293A JPH07178122A JP H07178122 A JPH07178122 A JP H07178122A JP 5323472 A JP5323472 A JP 5323472A JP 32347293 A JP32347293 A JP 32347293A JP H07178122 A JPH07178122 A JP H07178122A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C11/00—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings
- A61C11/08—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings with means to secure dental casts to articulator
- A61C11/081—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings with means to secure dental casts to articulator with adjusting means thereof
- A61C11/082—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings with means to secure dental casts to articulator with adjusting means thereof for rectilinear adjustment
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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- A61C11/003—Dental articulators, i.e. for simulating movement of the temporo-mandibular joints; Articulation forms or mouldings with height adjustments thereof
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 ３次元測定装置の被測定物載置台に口腔モデ
ルを短時間で容易にセットできる口腔モデルの３次元形
状測定補助装置。 【構成】 複数の別部材との嵌合部１ａ，１ｂ，11,12
を設けた本体１と、本体の嵌合部１ａ，１ｂと嵌合する
被嵌合部２ａ及び３次元形状測定装置の被測定物載置台
との嵌合部２ｂ，２ｃを設けた第１の口腔モデル固定ベ
ース２と、本体１と第１の口腔モデル固定ベース２とを
相対的位置関係を一定に保持する第１の固定手段４と、
本体１の嵌合部11,12 と嵌合する被嵌合部及び３次元形
状測定装置の被測定物載置台との嵌合部３ａ，３ｂを設
けた第２の口腔モデル固定ベース３と、本体１と第２の
口腔モデル固定ベース３とを相対的位置関係を一定に保
持する第２の固定手段５と、第１及び／又は第２の口腔
モデルの位置決め手段６と、からなる口腔モデルの３次
元形状測定補助装置。
ルを短時間で容易にセットできる口腔モデルの３次元形
状測定補助装置。 【構成】 複数の別部材との嵌合部１ａ，１ｂ，11,12
を設けた本体１と、本体の嵌合部１ａ，１ｂと嵌合する
被嵌合部２ａ及び３次元形状測定装置の被測定物載置台
との嵌合部２ｂ，２ｃを設けた第１の口腔モデル固定ベ
ース２と、本体１と第１の口腔モデル固定ベース２とを
相対的位置関係を一定に保持する第１の固定手段４と、
本体１の嵌合部11,12 と嵌合する被嵌合部及び３次元形
状測定装置の被測定物載置台との嵌合部３ａ，３ｂを設
けた第２の口腔モデル固定ベース３と、本体１と第２の
口腔モデル固定ベース３とを相対的位置関係を一定に保
持する第２の固定手段５と、第１及び／又は第２の口腔
モデルの位置決め手段６と、からなる口腔モデルの３次
元形状測定補助装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、口腔モデルの３次元形
状を測定するための測定補助装置に関するものである。
状を測定するための測定補助装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】歯科の分野に於いてＣＡＤ、ＣＡＭシス
テムを用いて、クラウンを製作するためには、先ず、上
下歯列模型（口腔モデル）を作製し、作製された模型を
それぞれ独立に３次元測定装置にて測定する。そして、
その測定データを基にＣＡＤにてクラウンを設計し、更
にそのＣＡＤデータをＮＣデータに変換し、ＮＣデータ
を基にＮＣフライス盤を用いてクラウンを削りだすとい
う一連の作業が必要であった。
テムを用いて、クラウンを製作するためには、先ず、上
下歯列模型（口腔モデル）を作製し、作製された模型を
それぞれ独立に３次元測定装置にて測定する。そして、
その測定データを基にＣＡＤにてクラウンを設計し、更
にそのＣＡＤデータをＮＣデータに変換し、ＮＣデータ
を基にＮＣフライス盤を用いてクラウンを削りだすとい
う一連の作業が必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合、口腔モデルである上顎歯列模型と下顎歯列模型を
３次元測定装置にて測定する際に、上顎歯列模型と下顎
歯列模型の相対関係を決めることが困難であり、その結
果、作製されたクラウンの対合歯との関係がうまくいか
ない場合が多いという問題点があった。
場合、口腔モデルである上顎歯列模型と下顎歯列模型を
３次元測定装置にて測定する際に、上顎歯列模型と下顎
歯列模型の相対関係を決めることが困難であり、その結
果、作製されたクラウンの対合歯との関係がうまくいか
ない場合が多いという問題点があった。
【０００４】また、上下顎歯列模型を３次元測定装置の
被測定物載置台にセットする場合に専用の治具がないた
め、多大の時間を要するという問題点があった。本発明
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、
相対的に配置された（例えば、咬合した状態で上下に配
置された）二つの口腔モデルの相対位置測定を可能に
し、更に、３次元測定装置の被測定物載置台に口腔モデ
ルを短時間で容易にセットできる口腔モデルの３次元形
状測定補助装置を提供することを目的とする。
被測定物載置台にセットする場合に専用の治具がないた
め、多大の時間を要するという問題点があった。本発明
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、
相対的に配置された（例えば、咬合した状態で上下に配
置された）二つの口腔モデルの相対位置測定を可能に
し、更に、３次元測定装置の被測定物載置台に口腔モデ
ルを短時間で容易にセットできる口腔モデルの３次元形
状測定補助装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は第一
に「少なくとも、複数の別部材との嵌合部を設けた本体
と、前記本体の嵌合部と嵌合する被嵌合部及び３次元形
状測定装置の被測定物載置台との嵌合部を設けた第１の
口腔モデル固定ベースと、前記本体と前記第１の口腔モ
デル固定ベースとを再分離可能な状態にて固定し両者の
相対的位置関係を一定に保持する第１の固定手段と、前
記本体の嵌合部と嵌合する被嵌合部及び３次元形状測定
装置の被測定物載置台との嵌合部を設けた第２の口腔モ
デル固定ベースと、前記本体と前記第２の口腔モデル固
定ベースとを再分離可能な状態にて固定し両者の相対的
位置関係を一定に保持する第２の固定手段と、前記第１
及び／又は第２の口腔モデル固定ベースに対する口腔モ
デルの位置決め手段と、からなる口腔モデルの３次元形
状測定補助装置（請求項１）」を提供する。
に「少なくとも、複数の別部材との嵌合部を設けた本体
と、前記本体の嵌合部と嵌合する被嵌合部及び３次元形
状測定装置の被測定物載置台との嵌合部を設けた第１の
口腔モデル固定ベースと、前記本体と前記第１の口腔モ
デル固定ベースとを再分離可能な状態にて固定し両者の
相対的位置関係を一定に保持する第１の固定手段と、前
記本体の嵌合部と嵌合する被嵌合部及び３次元形状測定
装置の被測定物載置台との嵌合部を設けた第２の口腔モ
デル固定ベースと、前記本体と前記第２の口腔モデル固
定ベースとを再分離可能な状態にて固定し両者の相対的
位置関係を一定に保持する第２の固定手段と、前記第１
及び／又は第２の口腔モデル固定ベースに対する口腔モ
デルの位置決め手段と、からなる口腔モデルの３次元形
状測定補助装置（請求項１）」を提供する。
【０００６】また、本発明は第二に「少なくとも、スラ
イド脚とガイドロッドを設けた本体と、前記スライド脚
のガイドレール及び、３次元形状測定装置の被測定物載
置台との嵌合部である嵌合脚とボールプランジャを設け
た第１の口腔モデル固定ベースと、前記本体と前記第１
の口腔モデル固定ベースとを再分離可能な状態にて結合
し両者の相対的位置関係を一定に保持する第１の固定ネ
ジと、前記本体のガイドロッドと嵌合する嵌合孔及び、
３次元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部である
嵌合脚とボールプランジャを設けた第２の口腔モデル固
定ベースと、前記本体と前記第２の口腔モデル固定ベー
スとを再分離可能な状態にて固定し両者の相対的位置関
係を一定に保持する第２の固定ネジと、第１及び／又は
第２の口腔モデル固定ベースに対する口腔モデルの位置
決め手段である目印板と石膏ブロックと、からなる口腔
モデルの３次元形状測定補助装置（請求項２）」を提供
する。
イド脚とガイドロッドを設けた本体と、前記スライド脚
のガイドレール及び、３次元形状測定装置の被測定物載
置台との嵌合部である嵌合脚とボールプランジャを設け
た第１の口腔モデル固定ベースと、前記本体と前記第１
の口腔モデル固定ベースとを再分離可能な状態にて結合
し両者の相対的位置関係を一定に保持する第１の固定ネ
ジと、前記本体のガイドロッドと嵌合する嵌合孔及び、
３次元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部である
嵌合脚とボールプランジャを設けた第２の口腔モデル固
定ベースと、前記本体と前記第２の口腔モデル固定ベー
スとを再分離可能な状態にて固定し両者の相対的位置関
係を一定に保持する第２の固定ネジと、第１及び／又は
第２の口腔モデル固定ベースに対する口腔モデルの位置
決め手段である目印板と石膏ブロックと、からなる口腔
モデルの３次元形状測定補助装置（請求項２）」を提供
する。
【０００７】
【作用】本発明にかかる口腔モデルの３次元形状測定補
助装置は、相対的に配置された（例えば、咬合した状態
で上下に配置された）二つの口腔モデルの相対位置を測
定できる。そのため、二つの口腔モデルが上下顎歯列模
型（支台歯模型及び対合歯模型）の場合には、そのあと
の工程であるＣＡＤによるクラウンの設計の際にも、対
合歯の位置関係を十分考慮に入れて設計する事ができ、
質の良いクラウンの製作が可能となる。
助装置は、相対的に配置された（例えば、咬合した状態
で上下に配置された）二つの口腔モデルの相対位置を測
定できる。そのため、二つの口腔モデルが上下顎歯列模
型（支台歯模型及び対合歯模型）の場合には、そのあと
の工程であるＣＡＤによるクラウンの設計の際にも、対
合歯の位置関係を十分考慮に入れて設計する事ができ、
質の良いクラウンの製作が可能となる。
【０００８】また、本発明にかかる装置によれば、口腔
モデル固定ベースに対する口腔モデルの位置決め手段
は、３次元形状測定装置の被測定物載置台に口腔モデル
を載せるときの位置決め手段にもなっているため、載置
台に口腔モデルを短時間で容易にセットできる。以下、
実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
モデル固定ベースに対する口腔モデルの位置決め手段
は、３次元形状測定装置の被測定物載置台に口腔モデル
を載せるときの位置決め手段にもなっているため、載置
台に口腔モデルを短時間で容易にセットできる。以下、
実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【０００９】
【実施例】以下、第１図を参照して、本実施例である口
腔モデルの３次元形状測定補助装置について説明する。
本実施例の補助装置は、少なくとも、スライド脚（別部
材との嵌合部の一例）１ａ，１ｂ、ガイドロッド（別部
材との嵌合部の一例）11,12 を設けた本体１と、前記ス
ライド脚１ｂのガイドレール２ａ及び、３次元形状測定
装置の被測定物載置台との嵌合部である嵌合脚２ｂとボ
ールプランジャ２ｃを設けた第１の口腔モデル固定ベー
ス２と、前記本体１と前記第１の口腔モデル固定ベース
２とを再分離可能な状態にて結合し両者の相対的位置関
係を一定に保持する第１の固定ネジ（固定手段の一例）
４と、前記本体１のガイドロッド11,12 と嵌合する嵌合
孔11,12 及び、３次元形状測定装置の被測定物載置台と
の嵌合部である嵌合脚３ｂとボールプランジャ３ｃを設
けた第２の口腔モデル固定ベース３と、前記本体１と前
記第２の口腔モデル固定ベース３とを再分離可能な状態
にて固定し両者の相対的位置関係を一定に保持する第２
の固定ネジ（固定手段の一例）５と、第１及び／又は第
２の口腔モデル固定ベースに対する口腔モデルの位置決
め手段である目印板６と石膏ブロック８，10と、からな
る。
腔モデルの３次元形状測定補助装置について説明する。
本実施例の補助装置は、少なくとも、スライド脚（別部
材との嵌合部の一例）１ａ，１ｂ、ガイドロッド（別部
材との嵌合部の一例）11,12 を設けた本体１と、前記ス
ライド脚１ｂのガイドレール２ａ及び、３次元形状測定
装置の被測定物載置台との嵌合部である嵌合脚２ｂとボ
ールプランジャ２ｃを設けた第１の口腔モデル固定ベー
ス２と、前記本体１と前記第１の口腔モデル固定ベース
２とを再分離可能な状態にて結合し両者の相対的位置関
係を一定に保持する第１の固定ネジ（固定手段の一例）
４と、前記本体１のガイドロッド11,12 と嵌合する嵌合
孔11,12 及び、３次元形状測定装置の被測定物載置台と
の嵌合部である嵌合脚３ｂとボールプランジャ３ｃを設
けた第２の口腔モデル固定ベース３と、前記本体１と前
記第２の口腔モデル固定ベース３とを再分離可能な状態
にて固定し両者の相対的位置関係を一定に保持する第２
の固定ネジ（固定手段の一例）５と、第１及び／又は第
２の口腔モデル固定ベースに対する口腔モデルの位置決
め手段である目印板６と石膏ブロック８，10と、からな
る。
【００１０】目印板６は、本体１の内部のスリット（図
示せず）の間をスライドするようになっており、ストッ
パ６ｂを本体１に押し当てると、孔６ａが所定の位置に
来るようになっている。本体１のスライド脚１ａ，１ｂ
は、第１の口腔モデル固定ベース２のガイドレール２ａ
と係合する。第１の固定ネジ４を締めることにより、本
体１と第１の口腔モデル固定ベース２との相対的位置関
係を一定に保つことができる。また、本体１には、ガイ
ドロッド11,12 が突き出ていて、これに、第２の口腔モ
デル固定ベース３の嵌合孔11,12 が嵌合する。第２の固
定ネジ５を締めることにより、本体１と第２の口腔モデ
ル固定ベース３との相対的位置関係を一定に保つことが
できる。
示せず）の間をスライドするようになっており、ストッ
パ６ｂを本体１に押し当てると、孔６ａが所定の位置に
来るようになっている。本体１のスライド脚１ａ，１ｂ
は、第１の口腔モデル固定ベース２のガイドレール２ａ
と係合する。第１の固定ネジ４を締めることにより、本
体１と第１の口腔モデル固定ベース２との相対的位置関
係を一定に保つことができる。また、本体１には、ガイ
ドロッド11,12 が突き出ていて、これに、第２の口腔モ
デル固定ベース３の嵌合孔11,12 が嵌合する。第２の固
定ネジ５を締めることにより、本体１と第２の口腔モデ
ル固定ベース３との相対的位置関係を一定に保つことが
できる。
【００１１】第１の口腔モデル固定ベース２の嵌合脚２
ｂ及びボールプランジャ２ｃは、３次元形状測定装置の
被測定物載置台に設けられた位置決め部材と嵌合又は係
合する。また、第２の口腔モデル固定ベース３の嵌合脚
３ｂ及びボールプランジャ３ｂは、３次元形状測定装置
の被測定物載置台に設けられた位置決め部材と嵌合又は
係合する。
ｂ及びボールプランジャ２ｃは、３次元形状測定装置の
被測定物載置台に設けられた位置決め部材と嵌合又は係
合する。また、第２の口腔モデル固定ベース３の嵌合脚
３ｂ及びボールプランジャ３ｂは、３次元形状測定装置
の被測定物載置台に設けられた位置決め部材と嵌合又は
係合する。
【００１２】以上の如く構成された装置を用いて、実際
に被測定物である支台歯模型７及び対合歯模型９をマウ
ントする方法について図１、２を参照して説明する。先
ず、第２の口腔モデル固定ベース３は、本体１から若干
浮いた状態にし、第２の固定ネジで本体１に固定する
（図２ａ）。目印板６は、ストッパ６ｂが本体１に押し
当たった状態にしておく。この状態で、支台歯模型７を
支台歯部分７ａが目印板６の孔６ｂの上にくるように載
置する。
に被測定物である支台歯模型７及び対合歯模型９をマウ
ントする方法について図１、２を参照して説明する。先
ず、第２の口腔モデル固定ベース３は、本体１から若干
浮いた状態にし、第２の固定ネジで本体１に固定する
（図２ａ）。目印板６は、ストッパ６ｂが本体１に押し
当たった状態にしておく。この状態で、支台歯模型７を
支台歯部分７ａが目印板６の孔６ｂの上にくるように載
置する。
【００１３】その後、支台歯模型７の底面部分（図では
模型７の上側の面）上に石膏を盛った後、第２の固定ネ
ジ５を緩め、未硬化の石膏が第２の口腔モデル固定ベー
ス３と支台歯模型７の間をつなぐように、第２の口腔モ
デル固定ベース３を降ろす。す。石膏が十分に両者間を
つなぐようになったら第２の固定ネジ５を締める。次
に、石膏ブロック８が固まったら、図２（ｂ）に示すよ
うに補助装置全体を反転させ、目印板６を右方向にスラ
イドさせる。この状態で支台歯模型７と正常な咬合関係
になるように、対合歯模型９を支台歯模型７の上に設置
する。次に、対合歯模型９の底面部分（図では模型９の
上側の面）に石膏を盛った後、第２の固定ネジ５を緩
め、未硬化の石膏が第１の口腔モデル固定ベース２と対
合歯模型９の間をつなぐように、本体１を降ろす。石膏
が十分に両者間をつなぐようになったら第２の固定ネジ
を締める。石膏ブロック10が固まると、支台歯模型７，
対合歯模型９のマウントは終了する。
模型７の上側の面）上に石膏を盛った後、第２の固定ネ
ジ５を緩め、未硬化の石膏が第２の口腔モデル固定ベー
ス３と支台歯模型７の間をつなぐように、第２の口腔モ
デル固定ベース３を降ろす。す。石膏が十分に両者間を
つなぐようになったら第２の固定ネジ５を締める。次
に、石膏ブロック８が固まったら、図２（ｂ）に示すよ
うに補助装置全体を反転させ、目印板６を右方向にスラ
イドさせる。この状態で支台歯模型７と正常な咬合関係
になるように、対合歯模型９を支台歯模型７の上に設置
する。次に、対合歯模型９の底面部分（図では模型９の
上側の面）に石膏を盛った後、第２の固定ネジ５を緩
め、未硬化の石膏が第１の口腔モデル固定ベース２と対
合歯模型９の間をつなぐように、本体１を降ろす。石膏
が十分に両者間をつなぐようになったら第２の固定ネジ
を締める。石膏ブロック10が固まると、支台歯模型７，
対合歯模型９のマウントは終了する。
【００１４】次に図１から図３を参照して、支台歯模型
７、対合歯模型９を３次元形状測定装置に設置する方法
について述べる。第１及び第２の固定ネジ４、５を緩め
ると、第１及び第２の口腔モデル固定ベース２、３を本
体１から容易に取り外すことができる。取り外された第
１の口腔モデル固定ベース２には石膏10により、対合歯
模型９が固着されており、対合歯模型９を測定するため
には、固定ベース２をそのまま、３次元形状測定装置の
被測定物載置台51に載せれば良い。
７、対合歯模型９を３次元形状測定装置に設置する方法
について述べる。第１及び第２の固定ネジ４、５を緩め
ると、第１及び第２の口腔モデル固定ベース２、３を本
体１から容易に取り外すことができる。取り外された第
１の口腔モデル固定ベース２には石膏10により、対合歯
模型９が固着されており、対合歯模型９を測定するため
には、固定ベース２をそのまま、３次元形状測定装置の
被測定物載置台51に載せれば良い。
【００１５】載置台51上には、ネジ54で固定された位置
決め部材52、53があり、これらの位置決め部材52、53
と、固定ベース２の嵌合脚２ｂ及びボールプランジャ２
ｃとは嵌合又は係合するので、固定ベース２を位置決め
することができる。この状態で対合歯模型９の測定を行
えば、ある絶対座標からの測定値として計測することが
できる。
決め部材52、53があり、これらの位置決め部材52、53
と、固定ベース２の嵌合脚２ｂ及びボールプランジャ２
ｃとは嵌合又は係合するので、固定ベース２を位置決め
することができる。この状態で対合歯模型９の測定を行
えば、ある絶対座標からの測定値として計測することが
できる。
【００１６】同様に、載置台51上の位置決め部材52、53
と、石膏８により支台歯模型７が固着された第２の口腔
モデル固定ベース３の嵌合脚３ａ及びボールプランジャ
３ｂとは嵌合又は係合するので、固定ベース３を載置台
51上に位置決めすることができる。この状態で支台歯模
型７の測定を行えば、ある絶対座標からの測定値として
計測することができる。
と、石膏８により支台歯模型７が固着された第２の口腔
モデル固定ベース３の嵌合脚３ａ及びボールプランジャ
３ｂとは嵌合又は係合するので、固定ベース３を載置台
51上に位置決めすることができる。この状態で支台歯模
型７の測定を行えば、ある絶対座標からの測定値として
計測することができる。
【００１７】従って、支台歯模型７と対合歯模型９の相
対位置関係も測定することが可能となる。
対位置関係も測定することが可能となる。
【００１８】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の補助装
置によれば、相対的に配置された二つの口腔モデルの相
対位置を測定できる。そのため、二つの口腔モデルが上
下顎歯列模型（支台歯模型及び対合歯模型）の場合に
は、そのあとの工程であるＣＡＤによるクラウンの設計
の際にも、対合歯の位置関係を十分考慮に入れて設計す
る事ができ、質の良いクラウンの製作が可能となる。
置によれば、相対的に配置された二つの口腔モデルの相
対位置を測定できる。そのため、二つの口腔モデルが上
下顎歯列模型（支台歯模型及び対合歯模型）の場合に
は、そのあとの工程であるＣＡＤによるクラウンの設計
の際にも、対合歯の位置関係を十分考慮に入れて設計す
る事ができ、質の良いクラウンの製作が可能となる。
【００１９】また、本発明の補助装置によれば、口腔モ
デル固定ベースに対する口腔モデルの位置決め手段は、
３次元形状測定装置の被測定物載置台に口腔モデルを載
せるときの位置決め手段にもなっているため、載置台に
口腔モデルを短時間で容易にセットできる。
デル固定ベースに対する口腔モデルの位置決め手段は、
３次元形状測定装置の被測定物載置台に口腔モデルを載
せるときの位置決め手段にもなっているため、載置台に
口腔モデルを短時間で容易にセットできる。
【図１】は、実施例の口腔モデルの３次元形状測定補助
装置を示す正面図（ａ）及び側面図（ｂ）である。
装置を示す正面図（ａ）及び側面図（ｂ）である。
【図２】は、実施例の測定補助装置の使用方法を説明す
る正面図である。
る正面図である。
【図３】は、実施例の測定補助装置を３次元形状測定装
置の被測定物載置台に装着する機構を示す部分断面図で
ある。
置の被測定物載置台に装着する機構を示す部分断面図で
ある。
１・・・ 本体 １ａ・・ 本体１のスライド脚（別部材との嵌合部の一
例） １ｂ・・ 本体１の別のスライド脚（別部材との嵌合部
の一例） ２・・・ 第１の口腔モデル固定ベース ２ａ・・ ガイドレール（本体の嵌合部と嵌合する被嵌
合部の一例） ２ｂ・・ 第１の口腔モデル固定ベースの嵌合脚（３次
元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部の一例） ２ｃ・・ 第１の口腔モデル固定ベースのボールプラン
ジャ（３次元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部
の一例） ３・・・ 第１の口腔モデル固定ベース ３ａ・・ 第２の口腔モデル固定ベースの嵌合脚（３次
元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部の一例） ３ｂ・・ 第２の口腔モデル固定ベースのボールプラン
ジャ（３次元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部
の一例） ４・・・ 第１の固定ネジ（第１の固定手段の一例） ５・・・ 第２の固定ネジ（第２の固定手段の一例） ６・・・ 目印板（口腔モデル固定ベースに対する口腔
モデルの位置決め手段の一例） ６ａ・・ 孔 ６ｂ・・ ストッパ ７・・・ 支台歯模型（一方の口腔モデルの一例） ８・・・ 石膏ブロック（口腔モデル固定ベースに対す
る口腔モデルの位置決め手段の一例） ９・・・ 対合歯模型（他方の口腔モデルの一例） 10・・・ 石膏ブロック（口腔モデル固定ベースに対す
る口腔モデルの位置決め手段の一例） 11・・・ ガイドロッド（本体に設けた別部材との嵌合
部の一例） 12・・・ ガイドロッド（本体に設けた別部材との嵌合
部の一例） 51・・・ ３次元形状測定装置の被測定物載置台 52・・・ 位置決め部材 53・・・ 位置決め部材 54・・・ ねじ 以 上
例） １ｂ・・ 本体１の別のスライド脚（別部材との嵌合部
の一例） ２・・・ 第１の口腔モデル固定ベース ２ａ・・ ガイドレール（本体の嵌合部と嵌合する被嵌
合部の一例） ２ｂ・・ 第１の口腔モデル固定ベースの嵌合脚（３次
元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部の一例） ２ｃ・・ 第１の口腔モデル固定ベースのボールプラン
ジャ（３次元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部
の一例） ３・・・ 第１の口腔モデル固定ベース ３ａ・・ 第２の口腔モデル固定ベースの嵌合脚（３次
元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部の一例） ３ｂ・・ 第２の口腔モデル固定ベースのボールプラン
ジャ（３次元形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部
の一例） ４・・・ 第１の固定ネジ（第１の固定手段の一例） ５・・・ 第２の固定ネジ（第２の固定手段の一例） ６・・・ 目印板（口腔モデル固定ベースに対する口腔
モデルの位置決め手段の一例） ６ａ・・ 孔 ６ｂ・・ ストッパ ７・・・ 支台歯模型（一方の口腔モデルの一例） ８・・・ 石膏ブロック（口腔モデル固定ベースに対す
る口腔モデルの位置決め手段の一例） ９・・・ 対合歯模型（他方の口腔モデルの一例） 10・・・ 石膏ブロック（口腔モデル固定ベースに対す
る口腔モデルの位置決め手段の一例） 11・・・ ガイドロッド（本体に設けた別部材との嵌合
部の一例） 12・・・ ガイドロッド（本体に設けた別部材との嵌合
部の一例） 51・・・ ３次元形状測定装置の被測定物載置台 52・・・ 位置決め部材 53・・・ 位置決め部材 54・・・ ねじ 以 上
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも、 複数の別部材との嵌合部を設けた本体と、 前記本体の嵌合部と嵌合する被嵌合部及び３次元形状測
定装置の被測定物載置台との嵌合部を設けた第１の口腔
モデル固定ベースと、 前記本体と前記第１の口腔モデル固定ベースとを再分離
可能な状態にて固定し両者の相対的位置関係を一定に保
持する第１の固定手段と、 前記本体の嵌合部と嵌合する被嵌合部及び３次元形状測
定装置の被測定物載置台との嵌合部を設けた第２の口腔
モデル固定ベースと、 前記本体と前記第２の口腔モデル固定ベースとを再分離
可能な状態にて固定し両者の相対的位置関係を一定に保
持する第２の固定手段と、 前記第１及び／又は第２の口腔モデル固定ベースに対す
る口腔モデルの位置決め手段と、からなる口腔モデルの
３次元形状測定補助装置。 - 【請求項２】 少なくとも、 スライド脚とガイドロッドを設けた本体と、 前記スライド脚のガイドレール及び、３次元形状測定装
置の被測定物載置台との嵌合部である嵌合脚とボールプ
ランジャを設けた第１の口腔モデル固定ベースと、 前記本体と前記第１の口腔モデル固定ベースとを再分離
可能な状態にて結合し両者の相対的位置関係を一定に保
持する第１の固定ネジと、 前記本体のガイドロッドと嵌合する嵌合孔及び、３次元
形状測定装置の被測定物載置台との嵌合部である嵌合脚
とボールプランジャを設けた第２の口腔モデル固定ベー
スと、 前記本体と前記第２の口腔モデル固定ベースとを再分離
可能な状態にて固定し両者の相対的位置関係を一定に保
持する第２の固定ネジと、 第１及び／又は第２の口腔モデル固定ベースに対する口
腔モデルの位置決め手段である目印板と石膏ブロック
と、からなる口腔モデルの３次元形状測定補助装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5323472A JPH07178122A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 口腔モデルの３次元形状測定補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5323472A JPH07178122A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 口腔モデルの３次元形状測定補助装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07178122A true JPH07178122A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18155072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5323472A Pending JPH07178122A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 口腔モデルの３次元形状測定補助装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07178122A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3020359A1 (en) * | 2014-11-11 | 2016-05-18 | Alessandro Cuiuli | Device for aligning and transfering dental models onto an articulator |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5323472A patent/JPH07178122A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3020359A1 (en) * | 2014-11-11 | 2016-05-18 | Alessandro Cuiuli | Device for aligning and transfering dental models onto an articulator |
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