JPH0717788Y2 - ロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩防止装置 - Google Patents

ロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩防止装置

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JPH0717788Y2
JPH0717788Y2 JP5621090U JP5621090U JPH0717788Y2 JP H0717788 Y2 JPH0717788 Y2 JP H0717788Y2 JP 5621090 U JP5621090 U JP 5621090U JP 5621090 U JP5621090 U JP 5621090U JP H0717788 Y2 JPH0717788 Y2 JP H0717788Y2
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馨 林谷
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案はロータリーエンジンの圧縮室と爆発室を隔てる羽
根の先端が爆発圧によりハウジングの圧縮室と爆発室と
の連設部の円形内壁との間の隙間を拡大して圧縮室内へ
爆発圧が漏洩するのを防止するロータリーエンジンの圧
縮室への爆発圧漏洩防止装置に関するものである。
「従来の技術」 従来のロータリーエンジンは羽根先端とハウジング内壁
との間の気密を保つため羽根溝内の羽根をスプリングの
弾力により、あるいは羽根に働く遠心力によりローター
外方に押圧してハウジング内壁に押付けている。
「考案が解決しようとする課題」 従来のロータリーエンジンのローターは圧縮室と爆発室
を隔てる羽根先端とハウジング内壁とがスプリングの弾
力あるいは遠心力により密接して回転しているが、圧縮
室と爆発室との連設部での羽根先端とハウジング内壁と
の接触部には爆発室における爆発圧がかかり、該羽根を
前記スプリングの弾力や遠心力に抗してローター内方に
引っ込めるよう作用するので、該羽根先端とハウジング
内壁との間の隙間を押広げ、爆発圧が圧縮室へ漏洩し、
高温高圧の燃焼ガスにより圧縮ガスは圧縮室内で不適時
爆発を起こし、ローターが満足に回転しない等の欠点を
存したものである。
本案は圧縮室と爆発室を隔てる羽根先端とハウジングの
圧縮室と爆発室との連設部の円形内壁との密接する隙間
を爆発圧によって押広げられることのないロータリーエ
ンジンの圧縮室への爆発圧漏洩防止装置を提供すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 前記目的を達成するために、本案はローターの中心を通
る羽根溝の回転方向前後表面にハウジングの圧縮室と爆
発室との連設部の円形内壁に接触する突出部を設けたも
のである。
「作用」 ローター1の中心を通る羽根溝2の回転方向前後表面に
ハウジング3の圧縮室5と爆発室6との連設円形内壁4
に接触する突出部7,7を設けたから、圧縮室5と爆発室
6との連設部を構成するハウジング3の円形内壁4には
該羽根溝2内の圧縮室5と爆発室6とを隔てる羽根8aと
該羽根溝2のローター1の回転方向a前後の突出部7,7
との三点で接触することになり、しかも突出部7,7は羽
根8のように羽根溝2内にスプリング14あるいは遠心力
により進退しないので、突出部7,7とハウジング3の円
形内壁4とは内部ローター1を回転させるのに要する僅
かな隙間を有するのみで、爆発圧が作用しても突出部7,
7とハウジング3の円形内壁4との隙間は拡大すること
はなく、従って突出部7,7の中央部の羽根8aはスプリン
グの弾力あるいは遠心力により安定してハウジング3の
円形内壁4に密接し、爆発圧が圧縮室5内へ漏洩するこ
とを防止するものである。
「実施例」 今、ここに本案の実施例を示す添付図面について詳説す
る。
第1図はローターの中心を通り十文字に羽根溝を穿設
し、四枚の羽根を装着したものの、突出部として突出板
を利用した概略縦断面図で、第2図は突出板の斜視図
で、第3図は突出部として座付き突部を利用した要部縦
断面図で、第4図は突出部として突起を成形したものの
要部縦断面図である。
1はローターで、ローター1の中心を通り十文字に羽根
溝2,2を穿設したものである。3はハウジングで、第1
図に示すようにローター1が添接回転する円筒形状をし
たもので、該円筒形の対向する内面の内半径をそれぞれ
中心角30°および60°程の間隔だけ大きくし、それぞれ
の両端部を該円筒内面と滑らかに連続するようにしてロ
ーター1の回転方向aの始端部に吸気孔17を設けた吸入
室15および同始端部に点火孔18と同終端部に排気孔19と
を設けた燃焼室16を形成し、燃焼室16を吸入室15より大
容積としたものである。4は円形内壁で、該吸入室15の
ローター1の回転方向a終端部の圧縮室5と燃焼室16の
同始端部の爆発室6とを連設する円筒形内面である。7,
7は突出部で、ローター1の十文字の羽根溝2,2の回転方
向aの前後表面に設けたもので、前記ハウジング3の圧
縮室5と爆発室6とを連設する円筒形内面の円形内壁4
に接触するものである。8は該十文字の羽根溝2,2の直
交部の底部2aとの間にそれぞれスプリング14を介して羽
根溝2,2内に進退自在とした四枚の羽根で、8aは該四枚
の羽根8の内、圧縮室5と爆発室6とを隔てる羽根であ
る。
実施例1 本実施例のものは第1図および第2図に示すもので、9,
9はローター1の各羽根溝2の回転方向aの前後に穿設
した各羽根溝2と平行な溝で、基部に円筒状膨大部9a,9
bを成形したものである。10,10は該溝9,9に嵌入する突
出板で、基部に該円筒状膨大部9a,9aに挿嵌する円柱状
膨大部10a,10aを成形したもので、該基部の円柱状膨大
部10a,10aを溝9,9の円筒状膨大部9a,9aに挿嵌し、先端
部をハウジング3の圧縮室5と爆発室6とを連設する円
形内壁4に接触するようにし、突出部7,7としたもので
ある。
実施例2 本実施例のものは第3図に示すもので、11,11は取付部
で、ローター1の各羽根溝2の回転方向aの前後表面
に、該羽根溝2と平行に形削りして穿設したものであ
る。12は座付き突部で、それぞれ取付部11,11に嵌入す
る座12aを設け、各座12aより逆T字形あるいはL字形等
に突出する突片12bを成形したもので、各座12aをねじ20
で該取付部11,11のローター1に固定し、各突片12bの先
端部をハウジング3の圧縮室5と爆発室6とを連設する
円形内壁4に接触するようにし、突出部7,7としたもの
である。また逆T字形あるいはL字形の座付き突片12を
第3図に示すように混ぜて使っても、それぞれを単独に
使ってもよいものである。
実施例3 本実施例のものは第4図に示すもので、13,13は突起
で、ローター1の各羽根溝2の回転方向aの前後表面
に、該羽根溝2と平行に突出して成形したもので、該突
起13,13の先端部をハウジング3の圧縮室5と爆発室6
とを連設する円形内壁4に接触するようにし、突出部7,
7としたものである。
「考案の効果」 本案は以上のような構成で、圧縮室5と爆発室6とを連
設する円形内壁4には羽根8aとその前後に突出部7,7と
が接触し、該突出部7,7は羽根8,8aのようにスプリング1
4により羽根溝2内に進退しないので、爆発圧が突出部
7,7先端と円形内壁4との間の隙間を押広げることがな
く、爆発室6内の爆発圧が該隙間を介して突出部7,7間
に作用せず、突出部7,7の中央の羽根8a先端と円形内壁
4との隙間を押広げず、安定してスプリング14の弾力に
より羽根8a先端は該内壁4に押付けられるので、該爆発
圧が圧縮室5内へ漏洩することが防止でき、不適時爆発
を起こすことがなく、ローター1が円滑に回転するもの
である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本案の実施例を示すもので、第1図は実施例
1のものの、ローターの中心を通り十文字に羽根溝を穿
設し、四枚の羽根を装着したニュートラル時の概略縦断
面図、第2図は実施例1の突出板の拡大斜視図、第3図
は実施例2のものの、第4図は実施例3のもののそれぞ
れ拡大要部縦断面図である。 1……ローター、2……羽根溝、2a……底部、3……ハ
ウジング、4……円形内壁、5……圧縮室、6……爆発
室、7……突出部、8,8a……羽根、9……溝、9a……円
筒状膨大部、10……突出板、10a……円柱状膨大部、11
……取付部、12……座付き突部、12a……座、12b……突
片、13……突起、14……スプリング、15……吸入室、16
……燃焼室、17……吸気孔、18……点火孔、19……排気
孔、20……ねじ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローター1の羽根溝2の前後表面にハウジ
    ング3の圧縮室5と爆発室6とを連設する円形内壁4に
    接触する突出部7,7を設け、該羽根溝2に挿嵌した羽根
    8の内、該圧縮室5と爆発室6とを隔てる羽根8a先端と
    該円形内壁4との隙間の拡大を防止することを特徴とす
    るロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩防止装
    置。
  2. 【請求項2】ローター1の羽根溝2の前後に基部が膨大
    した溝9,9を穿設し、突出部7,7として該溝9,9に基部が
    膨大した突出板10,10を挿嵌したことを特徴とする請求
    項1記載のロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩
    防止装置。
  3. 【請求項3】ローター1の羽根溝2の前後表面に取付部
    11,11を穿設し、該取付部11,11に突出部7,7としてそれ
    ぞれ座付き突部12をねじ止めしたことを特徴とする請求
    項1記載のロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩
    防止装置。
  4. 【請求項4】ローター1の羽根溝2の前後表面に突起1
    3,13を成形し、突出部7,7としたことを特徴とする請求
    項1記載のロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩
    防止装置。
JP5621090U 1989-10-18 1990-05-28 ロータリーエンジンの圧縮室への爆発圧漏洩防止装置 Expired - Lifetime JPH0717788Y2 (ja)

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EP90311339A EP0424104A1 (en) 1989-10-18 1990-10-16 Rotary engine
CN90108469A CN1051071A (zh) 1989-10-18 1990-10-17 转子发动机
CA002027843A CA2027843A1 (en) 1989-10-18 1990-10-17 Rotary engine
CS905075A CS507590A3 (en) 1989-10-18 1990-10-18 Rotary engine.
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JPS5344579Y2 (ja) * 1972-11-24 1978-10-26
WO2000003132A1 (fr) * 1998-07-13 2000-01-20 Saito & Co. Ltd. Moteur rotatif a superexpansion

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JPH0414737U (ja) 1992-02-06

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