JPH071777Y2 - 柱上設置形変圧器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、柱上設置形変圧器と高圧分岐装置および低圧
分岐装置の構成の改良に関するものである。

「従来の技術」 従来の柱上設置形変圧器の実施例を第２図に基づいて説
明する。第２図のように従来の技術では高圧幹線５およ
び低圧幹線６を、埋設された高圧分岐装置３と低圧分岐
装置４を介して、鋼管柱２を通し、ハウジングの中の変
圧器１に引き込んでいた。

「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、第２図のように高圧分岐装置３および低
圧分岐装置４を埋設した場合、それらの内部に浸水する
可能性があった。

「課題を解決するための手段」 そこで、高圧分岐装置および低圧分岐装置をハウジング
内に内蔵設置した柱上変圧器を提供するものである。

「作用」 本考案によると、ハウジング内に高圧分岐装置および低
圧分岐装置を内蔵設置しているため、それらの内部に直
接には水が侵入しない。また、高圧分岐装置および低圧
分岐装置の埋設工事が不要となるため、工事費用を削減
できる。

「実施例」 以下、本考案の一実施例を第１図に基づいて説明する。
第１図は柱上設置形変圧器の装柱状態の概念図である。
ハウジング７の内部の上方に変圧器１を下方に高圧分岐
装置３と低圧分岐装置４を内蔵設置する。高圧幹線５お
よび低圧幹線６は鋼管柱２を通し、高圧分岐装置３と低
圧分岐装置４を介して変圧器１に接続されている。

「考案の効果」 以上のように、この考案によれば、ハウジング内に高圧
分岐装置および低圧分岐装置を内蔵設置することによ
り、それらの内部に浸水することを防止する効果があ
る。

また、高圧分岐装置および低圧分岐装置の埋設工事が不
要になるため、工事費用を削減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示し、第２図は従来の場合
であり、いずれも柱上設置形変圧器の装柱状態の概念図
である。 １……変圧器、２……鋼管柱、３……高圧分岐装置、４
……低圧分岐装置、５……高圧幹線、６……低圧幹線、 ７……ハウジング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハウジング内部の上方に変圧器を、下方に
   高圧分岐装置および低圧分岐装置を内蔵設置したことを
   特徴とする柱上設置形変圧器。