JPH07174348A - ファンコンベクタ - Google Patents
ファンコンベクタInfo
- Publication number
- JPH07174348A JPH07174348A JP32062393A JP32062393A JPH07174348A JP H07174348 A JPH07174348 A JP H07174348A JP 32062393 A JP32062393 A JP 32062393A JP 32062393 A JP32062393 A JP 32062393A JP H07174348 A JPH07174348 A JP H07174348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- fan
- suction port
- air passage
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温水暖房機の送風機を弱風運転する時、温度
の低い室内空気を利用して温風を遠くまで到達させる機
能を有するファンコンベクタを提供することを目的とす
る。 【構成】 筐体1の前面上方に第二の吸込口2aを設
け、同吸込口2aの上部から裏面を仕切板8で覆って第
二の空気通路4aを形成する。空気通路4aの下端に、
即ち吹出口3の上端に開口部9を形成する。吸込口2a
の下端で空気通路4a内に駆動装置10を有する軸と一
体に形成した遮蔽板11を設け、仕切板8に溝状に形成
した凹部12の上端に回動自在に装着する。また、温度
制御装置7により、設定温度に従って送風ファン6の回
転数は吸込口温度と設定温度との差に応じて、強・中・
弱・停止の何れかで運転されている。送風機ファン6の
弱回転時のみ遮蔽板11を開放し、その他の場合は閉止
する。
の低い室内空気を利用して温風を遠くまで到達させる機
能を有するファンコンベクタを提供することを目的とす
る。 【構成】 筐体1の前面上方に第二の吸込口2aを設
け、同吸込口2aの上部から裏面を仕切板8で覆って第
二の空気通路4aを形成する。空気通路4aの下端に、
即ち吹出口3の上端に開口部9を形成する。吸込口2a
の下端で空気通路4a内に駆動装置10を有する軸と一
体に形成した遮蔽板11を設け、仕切板8に溝状に形成
した凹部12の上端に回動自在に装着する。また、温度
制御装置7により、設定温度に従って送風ファン6の回
転数は吸込口温度と設定温度との差に応じて、強・中・
弱・停止の何れかで運転されている。送風機ファン6の
弱回転時のみ遮蔽板11を開放し、その他の場合は閉止
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温水暖房機に係り、特に
詳しくは吹出口からの温風により室温空気を吹き出す機
能を備えたファンコンベクタの構造に関するものであ
る。
詳しくは吹出口からの温風により室温空気を吹き出す機
能を備えたファンコンベクタの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の温水暖房機では、室内に熱交換器
と送風ファン及び制御装置を備えたファンコンベクタを
配設し、ポンプと燃焼制御装置を備えた温水ボイラ等の
熱源器を配設し、熱の移動媒体である温水を循環させる
配管と制御装置間の信号線及び電力線等を壁を貫通して
壁面に接続部を設けて連設する構成になっている。ファ
ンコンベクタは、図2に示すように、筐体1の背面上部
に吸込口2を、前面下部に吹出口3を設け、吸込口2と
吹出口3を結ぶ空気通路4の上部に熱交換器5を立設
し、下部に送風ファンを配設している。この温水暖房機
の動作を説明すると、図示していないが室外の熱源機が
動作を開始し、熱交換器5に温水ボイラから温水が循環
され、所定の温度になった時送風ファン6が回転して、
吸込口2から吸い込まれた室内空気は熱交換器5で温め
られ吹出口3より温風を室内に吹き出す。温度制御装置
7により室内空気の吸込温度が設定温度以上になれば送
風ファン6を停止し、下がれば送風ファン6を運転して
室温を快適に維持している。しかしながら、暖房中に
は、室内温度(略23℃)に対して吹出口から吹き出さ
れる温風の温度(略45℃)の方が高いため室内空気が
重く、暖気流の方が軽くなって上昇性が高く、早く高い
場所に上がってしまう。時送風ファン6を高速回転時に
は風力が強く温風を低く、遠くに運ぶことができるが、
低速回転時には風力が弱く、温風の温度が高目に上がり
易いために、温風はファンコンベクタ前面近くで上昇
し、人の居る所まで届かず快適な暖房効果が得られなか
った。
と送風ファン及び制御装置を備えたファンコンベクタを
配設し、ポンプと燃焼制御装置を備えた温水ボイラ等の
熱源器を配設し、熱の移動媒体である温水を循環させる
配管と制御装置間の信号線及び電力線等を壁を貫通して
壁面に接続部を設けて連設する構成になっている。ファ
ンコンベクタは、図2に示すように、筐体1の背面上部
に吸込口2を、前面下部に吹出口3を設け、吸込口2と
吹出口3を結ぶ空気通路4の上部に熱交換器5を立設
し、下部に送風ファンを配設している。この温水暖房機
の動作を説明すると、図示していないが室外の熱源機が
動作を開始し、熱交換器5に温水ボイラから温水が循環
され、所定の温度になった時送風ファン6が回転して、
吸込口2から吸い込まれた室内空気は熱交換器5で温め
られ吹出口3より温風を室内に吹き出す。温度制御装置
7により室内空気の吸込温度が設定温度以上になれば送
風ファン6を停止し、下がれば送風ファン6を運転して
室温を快適に維持している。しかしながら、暖房中に
は、室内温度(略23℃)に対して吹出口から吹き出さ
れる温風の温度(略45℃)の方が高いため室内空気が
重く、暖気流の方が軽くなって上昇性が高く、早く高い
場所に上がってしまう。時送風ファン6を高速回転時に
は風力が強く温風を低く、遠くに運ぶことができるが、
低速回転時には風力が弱く、温風の温度が高目に上がり
易いために、温風はファンコンベクタ前面近くで上昇
し、人の居る所まで届かず快適な暖房効果が得られなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点に
鑑み、本発明は分離形温水暖房機のファンコンベクタの
送風ファンを弱運転した時、温風のファンコンベクタ本
体近くでの上昇を抑え、遠くまで温風を到達させる機能
を有するファンコンベクタを提供することを目的とす
る。
鑑み、本発明は分離形温水暖房機のファンコンベクタの
送風ファンを弱運転した時、温風のファンコンベクタ本
体近くでの上昇を抑え、遠くまで温風を到達させる機能
を有するファンコンベクタを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、温度制御装置
を備え、筐体の背面上部に吸込口を、前面下部に吹出口
を設け、同吸込口と吹出口を結ぶ空気通路に、熱交換器
と送風ファンを配設してなるファンコンベクタにおい
て、前記筐体の前面上部に第二の吸込口を設け、同第二
の吸込口から吹出口上面に開口する第二の空気通路を形
成し、同第二の空気通路に駆動装置によって駆動される
遮蔽板を設けたことを特徴とする。また、前記遮蔽板が
前記送風ファンの回転数が高い時開き、低い時閉じるよ
う前記駆動装置を前記温度制御装置によって制御してな
ることを特徴とする。
を備え、筐体の背面上部に吸込口を、前面下部に吹出口
を設け、同吸込口と吹出口を結ぶ空気通路に、熱交換器
と送風ファンを配設してなるファンコンベクタにおい
て、前記筐体の前面上部に第二の吸込口を設け、同第二
の吸込口から吹出口上面に開口する第二の空気通路を形
成し、同第二の空気通路に駆動装置によって駆動される
遮蔽板を設けたことを特徴とする。また、前記遮蔽板が
前記送風ファンの回転数が高い時開き、低い時閉じるよ
う前記駆動装置を前記温度制御装置によって制御してな
ることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、筐体前面の裏側に第二の吸込
口と吹出口上面に開口する第二の空気通路を形成するこ
とにより、送風ファンによって強制的に吹き出される温
風のエゼクト効果により、第二の空気通路の開口部より
温風より重い室温空気を温風の上に吹き出させることが
できる。
口と吹出口上面に開口する第二の空気通路を形成するこ
とにより、送風ファンによって強制的に吹き出される温
風のエゼクト効果により、第二の空気通路の開口部より
温風より重い室温空気を温風の上に吹き出させることが
できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1と図
2に基づいて説明する。図1に示すように、筐体1内に
制御装置7を備え、背面上部に吸込口2を、前面下部に
吹出口3を設け、吸込口2と吹出口3を結ぶ空気通路4
に熱交換器5と送風ファン6を配設している。筐体1の
前面上方に第二の吸込口2aを設け、同吸込口2aの上
部から下方に裏面に沿って仕切板8で覆って、吹出口3
の先端上部に開口部9を形成し、第二の空気通路4aを
形成する。吸込口2aの下端で空気通路4aの入口に、
送風ファン6の弱回転時以外は室内空気に流入を遮蔽す
るために駆動装置10を有する軸と一体に形成した遮蔽
板11を設け、仕切板8に溝状に形成した凹部12の上
端に回動自在に装着する。このような構成において、図
2のフローチャートに示すように、温水暖房機の運転中
(13)に、温度制御装置7により室内空気の吸込口温
度と設定温度との差に応じて送風ファン6の回転数を、
所定温度範囲以下であれば強回転(14)、所定温度範
囲内であれば中回転(14)、所定温度範囲と設定温度
の間であれば弱回転(16)及び設定温度を越えれば停
止(17)の何れかに変えて送風ファン6を駆動する。
吹き出す温風の到達距離が最も短くなる弱回転時(1
6)のみ遮蔽板11を開放(18)し、その他の場合は
閉止(19)するよう駆動装置10を制御する。
2に基づいて説明する。図1に示すように、筐体1内に
制御装置7を備え、背面上部に吸込口2を、前面下部に
吹出口3を設け、吸込口2と吹出口3を結ぶ空気通路4
に熱交換器5と送風ファン6を配設している。筐体1の
前面上方に第二の吸込口2aを設け、同吸込口2aの上
部から下方に裏面に沿って仕切板8で覆って、吹出口3
の先端上部に開口部9を形成し、第二の空気通路4aを
形成する。吸込口2aの下端で空気通路4aの入口に、
送風ファン6の弱回転時以外は室内空気に流入を遮蔽す
るために駆動装置10を有する軸と一体に形成した遮蔽
板11を設け、仕切板8に溝状に形成した凹部12の上
端に回動自在に装着する。このような構成において、図
2のフローチャートに示すように、温水暖房機の運転中
(13)に、温度制御装置7により室内空気の吸込口温
度と設定温度との差に応じて送風ファン6の回転数を、
所定温度範囲以下であれば強回転(14)、所定温度範
囲内であれば中回転(14)、所定温度範囲と設定温度
の間であれば弱回転(16)及び設定温度を越えれば停
止(17)の何れかに変えて送風ファン6を駆動する。
吹き出す温風の到達距離が最も短くなる弱回転時(1
6)のみ遮蔽板11を開放(18)し、その他の場合は
閉止(19)するよう駆動装置10を制御する。
【0007】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、筐体前面
の裏側に第二の吸込口と、吹出口上面に開口する第二の
空気通路を形成することにより、送風ファンによって強
制的に吹き出される温風により、第二の空気通路の開口
部より温風より重い室温空気を温風の上に吹き出させる
ことができる。温風の上に吹き出した室温空気は、温風
を上から覆って上昇を抑え、遠くまで運ぶことができ
る。
の裏側に第二の吸込口と、吹出口上面に開口する第二の
空気通路を形成することにより、送風ファンによって強
制的に吹き出される温風により、第二の空気通路の開口
部より温風より重い室温空気を温風の上に吹き出させる
ことができる。温風の上に吹き出した室温空気は、温風
を上から覆って上昇を抑え、遠くまで運ぶことができ
る。
【図1】本発明の一実施例によるファンコンベクタの室
温空気の吹出装置の概要を示す断面図であり、(A)は
遮蔽板が開いた状態を、(B)は遮蔽板が開いた状態を
示すものである。
温空気の吹出装置の概要を示す断面図であり、(A)は
遮蔽板が開いた状態を、(B)は遮蔽板が開いた状態を
示すものである。
【図2】本発明の一実施例による遮蔽板の開閉制御に関
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図3】従来例によるファンコンベクタの概要を示す断
面図である。
面図である。
1 筐体 2 吸込口 2a 第二の吸込口 3 吹出口 4 空気通路 4a 第二の空気通路 5 熱交換器 6 送風ファン 7 制御装置 8 仕切板 9 開口部 10 遮風板 11 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 温度制御装置を備え、筐体の背面上部に
吸込口を、前面下部に吹出口を設け、同吸込口と吹出口
を結ぶ空気通路に、熱交換器と送風ファンを配設してな
るファンコンベクタにおいて、前記筐体の前面上部に第
二の吸込口を設け、同第二の吸込口から吹出口上面に開
口する第二の空気通路を形成し、同第二の空気通路に駆
動装置によって駆動される遮蔽板を設けたことを特徴と
するファンコンベクタ。 - 【請求項2】 前記遮蔽板が前記送風ファンの回転数が
高い時開き、低い時閉じるよう前記駆動装置を前記温度
制御装置によって制御してなることを特徴とする請求項
1記載のファンコンベクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320623A JP2939963B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | ファンコンベクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320623A JP2939963B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | ファンコンベクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174348A true JPH07174348A (ja) | 1995-07-14 |
JP2939963B2 JP2939963B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=18123477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5320623A Expired - Fee Related JP2939963B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | ファンコンベクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2939963B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0418214U (ja) * | 1990-05-31 | 1992-02-14 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5320623A patent/JP2939963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0418214U (ja) * | 1990-05-31 | 1992-02-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2939963B2 (ja) | 1999-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 11 |
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