JPH071653U - 自動車用ビデオカメラ取付装置 - Google Patents

自動車用ビデオカメラ取付装置

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JPH071653U
JPH071653U JP6893291U JP6893291U JPH071653U JP H071653 U JPH071653 U JP H071653U JP 6893291 U JP6893291 U JP 6893291U JP 6893291 U JP6893291 U JP 6893291U JP H071653 U JPH071653 U JP H071653U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中のショックにより脱落する危険がな
く、運転上も安全であるようにする。 【構成】 基端が2本のヘッドレストステイ23に固定
された取付フレーム1と、取付フレーム1の先端部に取
り付けたビデオカメラ取付部6とから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオカメラを用いて一般の自動車の室内より主に走行中に車外の 景色等を撮影するのに適した自動車用ビデオカメラ取付装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用ビデオカメラ取付装置の一つは、例えば図19に示した如く、 吸盤40と該吸盤40に枢着されたクランク式のアーム41と該アーム41に枢 着されたビデオカメラ取付台42とから成り、吸盤40を自動車のフロント硝子 又はサイド硝子に真空吸着させると共にビデオカメラ取付台42にビデオカメラ を取り付けるようになっていた。(学習研究社’90.2.1発行の「月刊ビデ オキャパ」2月号第15頁参照)
【0003】 又、他の従来の自動車用ビデオカメラ取付装置は、図20に示した如く、吸盤 43と該吸盤43に取り付けられた自由雲台44とから成り、吸盤43を自動車 のフロント硝子またはサイド硝子に真空吸着させると共に自由雲台44に直接又 はアッタチメントを介してビデオカメラを取り付けるようになっていた。(学習 研究社’90.2.1発行の「月刊ビデオキャパ」2月号第15頁参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記二つの従来例は、いずれもビデオカメラを吸盤40又は43を 用いてフロント硝子又はサイド硝子に吸着させ取り付けるようになっていったた め、経時的には吸盤と硝子との僅かな隙間から吸盤40又は43内に空気が侵入 して支持力が弱まり、走行中のショックにより脱落する危険があった。又、フロ ント硝子又はサイド硝子に取り付けるようになっていたため運転者の視界の一部 を遮ることが避けられず、運転上危険であった
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑み、走行中のショックにより脱落する危険はなく、 運転上も安全である自動車用ビデオカメラ取付装置を提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による自動車用ビデオカメラ取付装置の一つは、 基端が2本のヘッドレストステイに固定された取付フレームと、該取付フレー ムの先端部に取り付けたビデオカメラ取付部とから構成されている。
【0007】 又、他の一つは、上記構成に加え、 上記ビデオカメラ取付部が上記取付フレームの先端部又はその延長部に鉛直面内 での角度調整可能に取り付けられている。
【0008】 更に、他の一つは、上記構成に加えて、 上端がビデオカメラ取付部に固定され且つ他端が腰掛けに押接される一脚を備え ている。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、ビデオカメラを支持する取付フレームの基端が2本のヘッ ドレストステイに固定されるようになっている即ち機械的に固定されるようにな っているので、吸盤のように経時的に支持力が弱まったりせず、走行中のショッ クにより脱落する危険はない。又、上記取付フレームをフロント硝子またはサイ ド硝子に取り付けず、ヘッドレストステイに取り付けるようになっているので、 運転者の視界を遮ることが無く、運転上安全である。
【0010】 尚、上記取付フレームの基端の2本のヘッドレストステイへの固定方式として は、上記取付フレームが取付板との間に2本のヘッドレストステイを挟み且つノ ブ付き取付ボルトにより締結すようにしても良いし、上記取付フレームがフック 付き取付ボルトと共に2本のヘッドレストステイ間を押し広げ且つ該フック付き 取り付けボルトに螺合するノブ付き取付ナットにより締結するようにしても良い 。
【0011】 又、上記ビデオカメラ取付部が上記取付フレームの先端部に鉛直面内での角度 調整可能に取り付けられているので、ビデオカメラの撮影光軸を水平方向に容易 にセットすることができる。
【0012】 更に、上端がビデオカメラ取付部に固定され且つ他端が腰掛けに押接れる一脚 を備えているので、腰掛けが車体の振動を吸収し、その結果撮影される像のブレ が小さくなる。尚、上記一脚の他端は床に押接せしめるようにしても良い。
【0013】
【実施例】
以下、図示した各実施例に基づき本考案を詳細に説明する。 図1は本考案による自動車用ビデオカメラ取付装置の第1実施例の平面図、図 2は第1実施例の使用状態を示す側面図である。
【0014】 本実施例は、手持ちタイプの小型のビデオカメラをヘッドレストの前方で固定 的に支持するタイプのものである。
【0015】 1は基部に2本のヘッドレストステイ23、23の間隔よりも狭い間隔のボル ト挿通孔が設けられたT字型の取付フレーム、2は該挿通孔と対応する位置にナ ット4が固定された取付板であって、いずれも内側に保護シート3が貼着されて いる。5は上記ボルト挿通孔に挿通されてナット4に螺合せしめられるノブ付き 取付ボルトである。そして、取付フレーム1は、それと取付板2との間に2本の ヘッドレストステイ23、23を挟み且つノブ付き取付ボルト5、5を上記ボル ト挿通孔に挿通してナット4、4に螺合せしめ、締め込むことにより結合される ようになっている。
【0016】 6は取付フレーム1の先端部に2本のボルト29と2個のナット21により固 定された断面L字型のビデオカメラ取付台であって、一方のボルト29が挿通さ れる孔が弧状のスロット30になっていることにより鉛直面内での角度調整が可 能になっている。7はビデオカメラ取付台6の水平部分に枢着されたノブ付きカ メラ取付ボルトであって、その先端にビデオカメラ15の底部を螺合し締め込む ことによりビデオカメラ15をビデオカメラ取付台6に固定するようになってい る。尚、22はヘッドレストである。
【0017】 取付フレーム1の取付板2に相対する部分及び取付板2の長さは、ヘッドレス トステイ23、23の間隔にもよるが、概ね200mmである。又、この材料と しての鉄板は、厚さ約3mm、幅約40mmとする。取付フレーム1は、先端部 分に径6mmのボルト29を2本水平に配置して溶接した長さ約220mmの鉄 板の基部を、長さ約200mmの鉄板の中央部にT継手溶接して作成する。ボル ト29の一本目は取付フレーム1の先端より約20mmの位置に、2本目は該先 端より約60mmの位置にそれぞれ設ける。又、取付フレーム1の先端部の角は 落として円く加工しておくことにより、角度調整した時に該角がビデオカメラ1 5の底部に当たらないようにしておく。
【0018】 ノブ付き取付ボルト5の径は8mmとし、該ボルト5が2本のヘッドレストス テイ23、23の内側にくるように取付板2及び相対する取付フレーム1の基部 にボルト挿通孔を開け、取付板2のボルト挿通孔にナット4を芯合わせして溶接 する。保護シート3は、ヘッドレストステイ23に傷を付けないため及び滑り止 めのために、ゴムシート等を材料とするのが良い。又、ノブ付き取付ボルト5は 、素手で十分締め付け固定が行えるように、直径が40mmから50mm程度の ものが良い。
【0019】 ビデオカメラ取付台6のビデオカメラ取付面は、幅約50mm、長さ約80m mとする。ビデオカメラ取付台6の取付フレーム1の先端部に取り付ける部分は 、幅約60mm、長さ約80mmとする。又、スロット30はビデオカメラ取付 台6がボルト29を中心に上下約20°の角度調整ができるように開けられてい る。又、ビデオカメラ取付面には、その中心よりやや後方に径6mmのノブ付き カメラ取付ボルト7を通すための孔が開けられている。固定ピンを取り付ける場 合は、その前方にピンを通すための孔を開ける。更に、ビデオカメラ取付面には 、薄いコルク又はゴムシートを貼ると良い。
【0020】 本実施例は、上述の如く構成されているので、ヘッドレストステイ23への取 り付けを行う場合は、先ずノブ付き取付ボルト5を緩めて取付板2を取り外す。 そして、取付フレーム1の基部と取付板2との間に2本のヘッドレストステイ2 3、23を挟み且つノブ付き取付ボルト5、5をボルト挿通孔に挿通してナット 4、4に螺合せしめ、締め込むことにより締結する。
【0021】 又、ビデオカメラ15を取り付ける場合は、先ずビデオカメラ取付台6を取付 フレーム1の先端部にボルト29とナット21で仮止めし、続いてビデオカメラ 取付面にビデオカメラ15を載せてノブ付きカメラ取付ボルト7で締め付け固定 する。次に、ビデオカメラ15の撮影方向に合うようにビデオカメラ取付台6の 上下角を調整し、ナット21を完全に締めて固定する。
【0022】 以上、本実施例の構造及び取付方法について説明したが、本実施例はビデオカ メラ15を支持する取付フレーム1の基端が2本のヘッドレストステイ23、2 3に固定されるようになっている。即ち機械的に固定されるようになっているの で、吸盤のように経時的に支持力が弱まったりせず、走行中のショックによりビ デオカメラ15が脱落する危険はない。又、取付フレーム1をフロント硝子又は サイド硝子に取り付けず、ヘッドレストステイ23、23に取り付けるようにな っているので、運転者の視界を遮ることがなく、運転上安全である。更に、ノブ 付き取付ボルト5が大型なので、素手で十分に締め付けることができ、取付、取 り外しが自由にできるという利点もある。又、ビデオカメラ15の取付位置が座 席に座った人の目の位置と概ね同じ位置となるので、最も視界を捕え易い。
【0023】 図3は第2実施例の側面図であって、本実施例は手持ちタイプの小型のビデオ カメラをヘッドレストの前方で水平回動可能に支持するタイプのものである。即 ち、ビデオカメラ取付台6に雲台14を取り付け、該雲台14にビデオカメラ1 5を取り付けて、ビデオカメラ15を水平状態でパン棒16を用いて左右へ連続 回転させながら撮影が行えるようにしたものである。従って、本変形例の場合は 、ビデオカメラ取付台6のビデオカメラ取付面が水平になるように上下角を調整 する必要がある。
【0024】 図4は第3実施例の平面図、図5は第3実施例の使用状態を示す側面図であっ て、本実施例は手持ちタイプの小型のビデオカメラをヘッドレストの側方で固定 的に支持するタイプのものである。
【0025】 本実施例の場合、取付フレーム1は、その先端部を90°曲げ加工するか又は 角継手板を溶接することによりL字型に構成され、曲がった部分にビデオカメラ 取付台6を取り付けるようになっている。尚、取付フレーム1の平板部分の長さ は約350mm、曲がった部分の長さは約80mmとする。
【0026】 本実施例は、ビデオカメラ15の取付位置がヘッドレスト22の横になるため 、座席を犠牲にすることなくとりつけることができるという利点がある。
【0027】 図6は第4実施例の平面図、図7は第4実施例の斜視図、図8は第4実施例の 使用状態を示す斜視図であって、本実施例は手持ちタイプの大型のビデオカメラ をヘッドレストの前方で固定的に支持するタイプのものである。
【0028】 取付フレーム1は2枚のL字板を背で張り合わせ、3本のボルト18と3個の ナット21で固定することにより構成されている。10は取付フレーム1の先端 部に2本のUボルト9と4本のナット21で幾分斜めに固定された伸縮可能な2 段式の一脚であって、その1段目の上端部には樹脂製の補強パイプ12が、2段 目の下端部にはT字形の安定台11がそれぞれ嵌着されている。13は一脚10 の2段目の嵌着された握りパイプであって、これは一脚の長さ調整時に緩めたり 締め込んでロックしたりするのに用いられる。そして、一脚10の最上端部には 雲台14が取り付けられ、雲台14の水平板17にビデオカメラ15が取り付け られるようになっている。
【0029】 取付フレーム1の材料としての金属板は、厚さ約3mm、幅約40mmとする 。Uボルト9及びボルト18の径はいずれも6mmとする。又、ノブ付き取付ボ ルト5の径は、装置の大きさによっても変わるが、本実施例では8mmとする。 取付フレーム1の長さは、一脚10の安定台11が背もたれ24に触れずに腰掛 け25に押接すると共にビデオカメラ15の長さに合うような長さに選定されて いる。本実施例では、取付フレーム1の先端からL字部分の内側の角までの長さ が260mmであり、ファインダーを収納した状態で約300mmまでの長さの ビデオカメラ15の取り付けが可能である。又、一脚10の太さは、本体部分で 径が約24mm、補強パイプ12の部分で径が約27mmである。
【0030】 又、安定台11はそれが押接される面の形状に適した形にすれば良いが、本実 施例では腰掛け25の表面の形状に合わせてT字形のパイプにしている。そして 、そのパイプの垂直軸方向の穴に径10mmの長いナットを埋め込んで接着固定 し、一脚10の最下端部には径10mmの長いナットを埋め込んで接着固定し、 該ボルトとナットが螺合するようにしている。こういう構成にしておくと、押接 される面の形状に合わせて安定台11だけ容易に取り替えるこどができる。
【0031】 本実施例の重さは、取付フレーム1の材料に亜鉛板を使用した場合で約1.5 kgである。又、板厚、幅等は、装置の大きさ及び使用する材料(アルミニュウ ム、硬質プラスチック等)によって適当に選定すれば良い。
【0032】 本実施例は上述の如く構成されているので、その取り付けは、先ず取付フレー ム1をヘッドレストステイ23、23に固定し、続いて一脚10を延ばして安定 台11を腰掛け25の表面に押接させ、握りパイプ13を握って2段目を回して ロックする。次にパン棒16で水平板17を上下左右に動かしてその角度を調整 し、撮影に最適な位置で固定する。尚、取付フレーム1はヘッドレスト22の下 部にできるだけ接してヘッドレストステイ23、23に取り付け、ヘッドレスト 22を背もたれ24に押し込むようにすれば、取付フレーム1の基部がヘッドレ スト22と背もたれ24との間に挟まれて見えにくくなり、外観が良くなる。
【0033】 本実施例は、雲台14がビデオカメラ取付台及び角度調整部を兼ねているので 、ビデオカメラ取付部を小さく且つ軽量にできるという利点がある。又、上端が ビデオカメラ取付部である雲台14に固定され且つ他端が腰掛け25に押接され る一脚10を備えているので、腰掛け25が車体の振動を吸収し、その結果撮影 される像のブレが小さくなる。
【0034】 図9及び図10はそれぞれ第5実施例の平面図及び側面図であって、本実施例 は手持ちタイプの大型のビデオカメラをヘッドレストの前方で水平回動可能に支 持するタイプのものである。即ち、26は基端が取付フレーム1の先端部に4本 のボルト29と4個のナット21により固定された角度調整板であって、ボルト 29が挿通される各孔が弧状のスロット30になっていることにより鉛直面内で の角度調整が可能になっている。そして、角度調整板26の先端部には一脚10 が2本のUボルト9と4本のナット21で垂直に固定され、一脚10の最上端部 には雲台14が取り付けられている。
【0035】 ボルト29を溶接した加工板を基部となる板にT継手溶接することにより取付 フレーム1を作成する。取付板2及びそれに相対する取付フレーム1の基部の板 幅は50mm程度、板厚は約3mmとする。加工板の全長は約120mm、板厚 は約3mmとし、ボルト29が溶接される部分の長さは約65mm、幅約65m mとし、T継手溶接部に至る部分の幅は50mmとする。加工板の先端より約4 0mmの板の中央を中心とする半径20mmの円の円周上の4箇所に水平状態が 基準となるようにして径7mmの孔を開け、そこに径6mmのボルト29をその ネジ部分が助手席のドア側を向くように差し込み、ボルト29の頭の部分を溶接 する。これは、助手席のドア側より角度調整を行い易くするためである。
【0036】 角度調整板26の長さは約230mm、板厚は約3mmとし、スロット30を 有する部分の長さは約65mm、幅65mmとし、一脚10に向かう部分の幅は 約40mmとする。弧状のスロット30の幅は7mmとし、長さは角度調整板2 6が水平位置から上下に20°ずつ回転できる長さとなっている。尚、ボルト2 9及びスロット30はいずれも3個ずつでも良いが、その場合も加工板の3箇所 に水平状態が基準となるようにして孔を開け、角度調整板26にも角度調整板2 6が水平位置から上下25°ずつ回転できるように3個のスロット30を開ける 必要がある。本実施例において、一脚10及び雲台14を取り付けた状態での重 さは約2kgとなる。
【0037】 本実施例は上述の如く構成されており、角度調整板26の角度調整機能を利用 してヘッドレストステイ23、23の取付角度にかかわらずビデオカメラ15を 床面に対して水平に支持することができるので、ビデオカメラ15の水平回転即 ち左右の回転を瞬時に行うことができ、撮影チャンスを逃すことが無い。
【0038】 図11は第6実施例の平面図、図12は第6実施例の使用状態を示す正面図で あって、本実施例は手持ちタイプの大型のビデオカメラをヘッドレストの側方即 ち運転席と助手席との間で固定的に支持するタイプのものである。
【0039】 27は基端が取付フレーム1の先端部に2本のノブ付き取付ボルト28と2個 のナット19により固定されたフレーム延長板であって、ノブ付き取付ボルト2 8が挿通される各孔がフレーム延長板27の長手方向に沿うスロット31になっ ていることにより横方向での位置調整が可能になっている。そして、フレーム延 長板27の先端部には一脚10が2本のUボルト9と4本のナット21で垂直に 固定され、一脚10の再上端部には雲台14が取り付けられている。又、安定台 11は、プロペラ軸の上の床面の形状に合わせて湾曲した形状にされ、その湾曲 面内に厚手のゴムシート8が貼着されている。
【0040】 取付フレーム1の長さは、自動車の幅により異なるが、目安として370mm とし、フレーム延長板27の長さは約250mmとする。そして、取付フレーム 1の先端部にフレーム延長板27の基端を約190mm重ね合わせ、該基端の端 より20mmの位置から一脚10の方向に約120mmの長さのスロット31を 設ける。又、ボルト18は、上記の如く190mm重ね合わせた状態でスロット 31の右端から60mmに位置と左端から0mmの位置において取付フレーム1 の先端部に挿通し溶接する。こうすると、取付フレーム1にフレーム延長板27 に接続した状態での全長は、最短約430mmから最長約490mmの範囲にお いて調節することができる。
【0041】 安定台11は薄目の金属板又はそれに代わるものを湾曲させて作成し、その中 心にボルト孔を開けてボルト18を挿通し、一脚10の下端部に押し込まれ固定 された長いナットにぼると18を螺合し締め込んで安定台11を一脚10の下端 に固定する。そして、湾曲内面にゴムシート8を貼着してボルト18の頭部が安 定台11が床面に押接される際の邪魔にならないようにする。
【0042】 本実施例は、ノブ付き取付ボルト28を素手で緩めたり締め込んだりできるの で、取付フレーム1にフレーム延長板27に接続した状態での全長を極めて容易 に調整することができ、ビデオカメラ15の位置を容易に調整することができる 。
【0043】 図13は第7実施例の平面図、図14は第7実施例の正面図、図15は第7実 施例の側面図であって、本実施例は手持ちタイプの大型のビデオカメラをヘッド レストの側方即ち運転席と助手席との間で水平回転可能に支持するタイプのもの である。即ち、第6実施例においてフレーム延長板27の先端部に直角に加工板 を角継手溶接し、該加工板に角度調整板26の基端を3本のボルト29と3個の ナット21により固定したものである。
【0044】 取付フレーム1の先端部とフレーム延長板27の基端との接続にはノブ付き取 付ボルト28は使用せず、代わりにボルト18を使用している。そして、取付フ レーム1の先端部にはボルト18を通すための孔20を、取付フレーム1の先端 部にフレーム延長板27の基端を約190mm重ね合わせた状態でスロット31 の右端から25mmの間隔で複数箇所設けている。従って、取付フレーム1にフ レーム延長板27を接続した状態での全長は段階的に調整される。取付フレーム 1にフレーム延長板27を接続した状態での全長は、最短約370mmから最長 約460mmの範囲において調節することができる。
【0045】 角継手溶接してある加工板は横約70mm、縦約65mmとし、該加工板の略 中心を中心とする半径20mmの円の円周上の3箇所に水平状態が基準となるよ うにして径7mmの孔を開け、そこに径6mmのボルト29をそのネジ部分が助 手席と反対側を向くように差し込み、ボルト29の頭の部分を溶接する。角度調 整板26の長さは約135mmとし、弧状のスロット30の幅は7mmとし、長 さは角度調整板26が水平位置から上下に25°ずつ回転できる長さとなってい る。
【0046】 尚、上記各実施例はいずれも取付フレーム1と取付板2との間に2本のヘッド レストステイ23を挟み且つノブ付き取付ボルト5により締結するようになって いるが、図16乃至図18に示した如く、フック付きの取付フレーム1とフック 付き取付ボルト32とノブ付き取付ナット33により締結するようにしても良い 。
【0047】 即ち、取付フレーム1の基部の一端にはフック34を設けると共に他端を直角 に折り曲げてそこに径10mmの孔を設け、該孔に径8mmのフック付き取付ボ ルト32を挿通する。フック付き取付ボルト32の先端部は平らに加工され、そ こに約40mmの長さのフック35が溶接されている。そして、フック34、3 5をヘッドレストステイ23、23に掛け、ノブ付き取付ナット33を締め込ん で2本のヘッドレストステイ23、23間を押し広げることにより締結するよう になっている。
【0048】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による自動車用ビデオカメラ取付装置は、走行中 のショックにより脱落する危険はなく、運転上も安全であるという実用上重要な 利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ビデオカメラ取付装置の
第1実施例の平面図である。
【図2】第1実施例の使用状態を示す側面図である。
【図3】第2実施例の側面図である。
【図4】第3実施例の平面図である。
【図5】第3実施例の側面図である。
【図6】第4実施例の平面図である。
【図7】第4実施例の斜視図である。
【図8】第4実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図9】第5実施例の平面図である。
【図10】第5実施例の側面図である。
【図11】第6実施例の平面図である。
【図12】第6実施例の使用状態を示す正面図である。
【図13】第7実施例の平面図である。
【図14】第7実施例の正面図である。
【図15】第7実施例の側面図である。
【図16】本考案による自動車用ビデオカメラ取付装置
のヘッドレストステイへの取り付け構造の他の例を示す
平面図である。
【図17】図16に示した取付構造のフック付きボルト
の要部を示す斜視図である。
【図18】図16に示した取付構造のノブ付き取付ナッ
トの斜視図である。
【図19】一従来例の斜視図である。
【図20】他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 取付フレーム 2 取付板 3 保護シート 4,19,21 ナット 5,28 ノブ付き取付ボルト 6 ビデオカメラ取付台 7 ノブ付きカメラ取付ボルト 8 ゴムシート 9 Uボルト 10 一脚 11 安定台 12 補強パイプ 13 握りパイプ 14 雲台 15 ビデオカメラ 16 パン棒 17 水平板 18,29 ボルト 20 孔 22 ヘッドレスト 23 ヘッドレストステイ 24 背もたれ 25 腰掛け 26 角度調整板 27 フレーム延長板 30,31 スロット 32 フック付き取付ボルト 33 ノブ付き取付ナット 34,35 フック

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端が2本のヘッドレストステイに固
    定された取付フレームと、該取付フレームの先端部分に
    取り付けたビデオカメラ取付部とから構成されている自
    動車用ビデオカメラ取付装置。
  2. 【請求項2】 上記取付フレームが取付板との間に2
    本のヘッドレストステイを挟み且つノブ付き取付ボルト
    により締結されるようになっていることを特徴とする請
    求項1に記載の自動車用ビデオカメラ取付装置。
  3. 【請求項3】 上記取付フレームがフックを有してい
    て上記取付フレームに挿通されたフック付き取付ボルト
    と共に2本のヘッドレストステイにそれぞれ掛けられ、
    該フック付き取付ボルトに螺合するノブ付き取付ナット
    を締め込むことにより前記2本のヘッドレストステイ間
    を押し広げ且つ締結されるようになっていることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車用ビデオカメラ取付装
    置。
  4. 【請求項4】 上記ビデオカメラ取付部が上記取付フ
    レームの先端部又はその延長部に鉛直面内での角度調整
    可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の自動車用ビデオカメラ取付装
    置。
  5. 【請求項5】 上端がビデオカメラ取付部に固定され
    且つ他端が腰掛けに押接される一脚を備えていることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車用
    ビデオカメラ取付装置。
  6. 【請求項6】 上端がビデオカメラ取付部に固定され
    且つ他端が床に押接される一脚を備えていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車用ビデ
    オカメラ取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021164083A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 文化シヤッター株式会社 カメラの取付構造

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61128882U (ja) * 1985-01-31 1986-08-12
JPS63139142U (ja) * 1987-03-06 1988-09-13

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