JPH0716196Y2 - カ−ドさん孔検知装置 - Google Patents
カ−ドさん孔検知装置Info
- Publication number
- JPH0716196Y2 JPH0716196Y2 JP1986119866U JP11986686U JPH0716196Y2 JP H0716196 Y2 JPH0716196 Y2 JP H0716196Y2 JP 1986119866 U JP1986119866 U JP 1986119866U JP 11986686 U JP11986686 U JP 11986686U JP H0716196 Y2 JPH0716196 Y2 JP H0716196Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- card
- perforation
- bridge circuit
- detection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は，信号が記録され，且つさん孔された高透磁率
軟磁性層を有する磁気記録カードよりさん孔を検知する
カードさん孔検知装置に関する。
軟磁性層を有する磁気記録カードよりさん孔を検知する
カードさん孔検知装置に関する。
従来の技術 カード等の磁気記録媒体に他の情報信号を入力するため
設けられたさん孔の有無を検知する読取り装置には従来
第３図に示すようにカード１を挟んだ発光ダイオードな
どの発光素子２からの発光をさん孔４を通してホトトラ
ンジスタなどの受光素子３で受け，その出力を検知する
手段がとられている。
設けられたさん孔の有無を検知する読取り装置には従来
第３図に示すようにカード１を挟んだ発光ダイオードな
どの発光素子２からの発光をさん孔４を通してホトトラ
ンジスタなどの受光素子３で受け，その出力を検知する
手段がとられている。
考案が解決しようとする問題点 従来の手段においてはさん孔４の部分に塵埃，微粒粉な
どが付着して目詰まりを生じ誤動作の原因となり，また
はさん孔４の部分にテープなどを貼り付けさん孔４の部
分をふさぎ偽造され易い欠点があった。
どが付着して目詰まりを生じ誤動作の原因となり，また
はさん孔４の部分にテープなどを貼り付けさん孔４の部
分をふさぎ偽造され易い欠点があった。
問題点を解決するための手段 上述の欠点を除去する手段として，本考案によれば第１
図並びに第２図に示す如くさん孔された高透磁率磁性材
層を有する磁気記録カードより前記さん孔を検知するた
めに，磁気ギャップが形成された磁気コアに巻線を巻回
して成るインダクタンスがそれぞれ別個に構成されるよ
うに並設された２個の磁気ヘッドと，前記各インダクタ
ンスを備えたブリッジ回路と，前記ブリッジ回路からの
出力を読み取る読取手段とを備え，前記各磁気ヘッドに
よる前記各磁気ギャップの間隔は，前記各磁気ヘッドの
うちの何れか一方のみが前記さん孔を検知できるように
離間されていることを特徴とするカードさん孔検知装置
が得られる。
図並びに第２図に示す如くさん孔された高透磁率磁性材
層を有する磁気記録カードより前記さん孔を検知するた
めに，磁気ギャップが形成された磁気コアに巻線を巻回
して成るインダクタンスがそれぞれ別個に構成されるよ
うに並設された２個の磁気ヘッドと，前記各インダクタ
ンスを備えたブリッジ回路と，前記ブリッジ回路からの
出力を読み取る読取手段とを備え，前記各磁気ヘッドに
よる前記各磁気ギャップの間隔は，前記各磁気ヘッドの
うちの何れか一方のみが前記さん孔を検知できるように
離間されていることを特徴とするカードさん孔検知装置
が得られる。
作用 ２個の磁気ヘッドの巻線をインダクタンス素子として，
両磁気ヘッドが磁気記録カード上にあるとき，他の抵抗
素子とともにブリッジ回路を構成させて平衡状態とし，
一方の磁気ヘッドが磁性媒体からはずれたときに平衡を
失い出力を発生させるこの出力を周知のブリッジ回路に
よって検出する。
両磁気ヘッドが磁気記録カード上にあるとき，他の抵抗
素子とともにブリッジ回路を構成させて平衡状態とし，
一方の磁気ヘッドが磁性媒体からはずれたときに平衡を
失い出力を発生させるこの出力を周知のブリッジ回路に
よって検出する。
実施例 本考案のカードさん孔検知用磁気ヘッドの実施例は第１
図に示すように先端に磁気ギャップ18,18′が設けられ
た同じ形状，同じ材質の磁気コア12a,12bに同じ方向，
同じ巻数の巻線13a,13bを巻回してインダクタンス素子7
c,7dを構成して２個の磁気ヘッドが形成される。この２
個のインダクタンス素子7c,7dはそれぞれ巻きはじめと
巻き終りを端子14bに接続し，他の巻きはじめと巻き終
りを端子14a,14cに接続した３端子とする。
図に示すように先端に磁気ギャップ18,18′が設けられ
た同じ形状，同じ材質の磁気コア12a,12bに同じ方向，
同じ巻数の巻線13a,13bを巻回してインダクタンス素子7
c,7dを構成して２個の磁気ヘッドが形成される。この２
個のインダクタンス素子7c,7dはそれぞれ巻きはじめと
巻き終りを端子14bに接続し，他の巻きはじめと巻き終
りを端子14a,14cに接続した３端子とする。
またプラスチックベース16上に高透磁率磁性層17が施さ
れた磁気記録媒体であって，信号用さん孔４が貫設され
て形成されたカード１が用意されている。
れた磁気記録媒体であって，信号用さん孔４が貫設され
て形成されたカード１が用意されている。
ここに用いられるカード１のさん孔４に対する読取用の
回路は第２図のように，発振回路５の出力V1はトランス
ホーマ６を介して２個の抵抗7a,7cと磁気ヘッドのイン
ダクタンス素子7c,7dで構成されたブリッジ回路に印加
される。いま２個の磁気ヘッドの磁気ギャップ19,19′
の何れもがカード１のさん孔４のない磁気記録媒体上に
あるとき平衡状態となるようにブリッジの各素子を選定
する。したがってこの状態ではブリッジ回路の出力には
電圧は発生しない。しかしカード１が移動して第１図の
ように一方の磁気ヘッドの磁気ギャップ18がさん孔４上
に位置すると，この磁気ヘッドで構成されるインダクタ
ンス素子7cが変化し，ブリッジ回路７の平衡がくずれ，
ブリッジ回路７に出力V2が生ずる。この出力V2は増幅回
路8,整流回路９によって直流レベル出力V3に変換され
る。これを設定された基準直流レベルVsに基づき直流レ
ベルVsのレベルに応じてコンパレータ10を動作させトラ
ンジスタ11を接断させてさん孔４の有無が検知される。
したがってさん孔４の検知にブリッジ回路７が用いられ
高感度でS/Nを高くすることができ，また２個のインダ
クタンス素子7c,7dは同じ材質で同じ状態にあるので，
熱的変化，経時変化に同じように変り，ブリッジ回路の
安定性はよい。さらに磁気ギャップ18,18′に対し巻線
方向が一定であるので外部からの強磁性体の接近または
誘導磁気ノイズに対しても影響は受けにくい。
回路は第２図のように，発振回路５の出力V1はトランス
ホーマ６を介して２個の抵抗7a,7cと磁気ヘッドのイン
ダクタンス素子7c,7dで構成されたブリッジ回路に印加
される。いま２個の磁気ヘッドの磁気ギャップ19,19′
の何れもがカード１のさん孔４のない磁気記録媒体上に
あるとき平衡状態となるようにブリッジの各素子を選定
する。したがってこの状態ではブリッジ回路の出力には
電圧は発生しない。しかしカード１が移動して第１図の
ように一方の磁気ヘッドの磁気ギャップ18がさん孔４上
に位置すると，この磁気ヘッドで構成されるインダクタ
ンス素子7cが変化し，ブリッジ回路７の平衡がくずれ，
ブリッジ回路７に出力V2が生ずる。この出力V2は増幅回
路8,整流回路９によって直流レベル出力V3に変換され
る。これを設定された基準直流レベルVsに基づき直流レ
ベルVsのレベルに応じてコンパレータ10を動作させトラ
ンジスタ11を接断させてさん孔４の有無が検知される。
したがってさん孔４の検知にブリッジ回路７が用いられ
高感度でS/Nを高くすることができ，また２個のインダ
クタンス素子7c,7dは同じ材質で同じ状態にあるので，
熱的変化，経時変化に同じように変り，ブリッジ回路の
安定性はよい。さらに磁気ギャップ18,18′に対し巻線
方向が一定であるので外部からの強磁性体の接近または
誘導磁気ノイズに対しても影響は受けにくい。
考案の効果 以上に述べたように本考案によれば従来のようにさん孔
４が塵埃によって目詰まりをし誤動作をすることなく，
またテープなどによってさん孔がふさがれて偽造されや
すい欠点がなく，信頼度の高い検知ができる。
４が塵埃によって目詰まりをし誤動作をすることなく，
またテープなどによってさん孔がふさがれて偽造されや
すい欠点がなく，信頼度の高い検知ができる。
第１図は本考案によるカードさん孔検知装置の磁気ヘッ
ドの構造と２個の磁気ヘッドのうち１個がさん孔上にあ
るときの状態図を示す。第２図は本考案による磁気ヘッ
ドを用いた検知回路のブロック図，第３図は従来のさん
孔の有無を検知する装置の原理図である。 なお図において 1:カード,2:発光素子,3:受光素子,4:さん孔,7:ブリッジ
回路,12a,12b:磁気コア,13a,13b:巻線,16:プラスチック
ベース,17:高透磁率磁性材層,18,18′：磁気ギャップ。
ドの構造と２個の磁気ヘッドのうち１個がさん孔上にあ
るときの状態図を示す。第２図は本考案による磁気ヘッ
ドを用いた検知回路のブロック図，第３図は従来のさん
孔の有無を検知する装置の原理図である。 なお図において 1:カード,2:発光素子,3:受光素子,4:さん孔,7:ブリッジ
回路,12a,12b:磁気コア,13a,13b:巻線,16:プラスチック
ベース,17:高透磁率磁性材層,18,18′：磁気ギャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石黒 銀矢 神奈川県横須賀市武１丁目2356番地 日本 電信電話株式会社複合通信研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−175186（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−123324（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−32578（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭57−441（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】さん孔された高透磁率磁性材層を有する磁
気記録カードより前記さん孔を検知するために，磁気ギ
ャップが形成された磁気コアに巻線を巻回して成るイン
ダクタンスがそれぞれ別個に構成されるように並設され
た２個の磁気ヘッドと，前記各インダクタンスを備えた
ブリッジ回路と，前記ブリッジ回路からの出力を読み取
る読取手段とを備え，前記各磁気ヘッドによる前記各磁
気ギャップの間隔は，前記各磁気ヘッドのうちの何れか
一方のみが前記さん孔を検知できるように離間されてい
ることを特徴とするカードさん孔検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986119866U JPH0716196Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 | カ−ドさん孔検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986119866U JPH0716196Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 | カ−ドさん孔検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6327960U JPS6327960U (ja) | 1988-02-24 |
| JPH0716196Y2 true JPH0716196Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31007644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986119866U Expired - Lifetime JPH0716196Y2 (ja) | 1986-08-06 | 1986-08-06 | カ−ドさん孔検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0716196Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5532578U (ja) * | 1978-08-25 | 1980-03-01 | ||
| JPS57441U (ja) * | 1980-06-02 | 1982-01-05 | ||
| JPS60175186A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | Tokico Ltd | カ−ド読取装置 |
-
1986
- 1986-08-06 JP JP1986119866U patent/JPH0716196Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6327960U (ja) | 1988-02-24 |
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