JPH07161138A - 記録再生システムと記録装置と再生装置 - Google Patents

記録再生システムと記録装置と再生装置

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JPH07161138A
JPH07161138A JP5306388A JP30638893A JPH07161138A JP H07161138 A JPH07161138 A JP H07161138A JP 5306388 A JP5306388 A JP 5306388A JP 30638893 A JP30638893 A JP 30638893A JP H07161138 A JPH07161138 A JP H07161138A
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JP
Japan
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JP5306388A
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English (en)
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Susumu Ibaraki
晋 茨木
Noboru Katsuta
昇 勝田
Seiji Nakamura
誠司 中村
Hironori Murakami
弘規 村上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、映像や音声などをデジタルデータ
の形で記録再生する記録再生システムに関するもので、
スクランブル処理に関連する制御信号を記録再生するこ
とが可能な記録再生システムを構成することをその目的
とする。 【構成】 スクランブル処理に関連する制御信号を、P
C0にある識別コードによりその内容が識別されたパケ
ットにして構成し、補助データとして記録し、再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクランブルされたデ
ジタル映像データやデジタル音声データなどを記録再生
する記録再生システムと記録装置と再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像や音声などを秘匿のためのス
クランブルを行って、記録再生する記録再生システム
は、特開昭62−89275号公報、特開平5−489
96号公報などに示されている。
【0003】図9はこの従来の記録再生システムのブロ
ック図を示すものであり、91は記録装置、92は記録
媒体、93は再生装置であり、記録装置91において9
11はスクランブル装置、912は多重装置、913は
制御信号入力装置、914は制御信号処理装置であり、
再生装置93において、931はデスクランブル装置、
932は分離装置、933は制御信号復元装置である。
図9を用いて、従来の記録再生システムの動作を以下に
説明する。
【0004】従来例の記録再生システムにおいては、記
録時には記録装置91が入力メインデータを処理して記
録媒体92に記録するための記録データを生成する動作
を行い、記録データが記録媒体92に記録される。ま
た、再生時には記録媒体92に記録されている記録デー
タが再生データとして再生され、再生装置93が再生さ
れた再生データを処理して出力メインデータとする再生
動作を行う。以下に、記録装置91および再生装置93
における動作をさらに詳しく説明する。
【0005】記録装置91においては、まず、制御信号
入力装置913が、スクランブル処理に関する入力情報
を入力とし、入力情報を元にしてスクランブル処理の制
御を行うための制御信号を出力する。次に、制御信号処
理装置914は、制御信号を入力とし、制御信号の中で
秘密にされる必要のある部分に対して暗号化を行い、伝
送制御信号を生成して出力する。このとき、暗号化はブ
ロック暗号によって行われ、ブロック暗号の暗号化ブロ
ックの大きさは8バイトである。
【0006】また、スクランブル装置911が制御信号
入力装置913より出力された制御信号の制御により、
入力メインデータをスクランブルする。次に多重装置9
12が、スクランブル装置911より出力されたスクラ
ンブルメインデータに、制御信号処理装置914より出
力される伝送制御信号を付加し、記録データとして出力
する。
【0007】また再生装置93においては、まず分離装
置932が再生データを入力とし、再生データをスクラ
ンブルメインデータと伝送制御信号に分離する。次に、
制御信号復元装置933は伝送制御信号を入力とし、伝
送制御信号の中で暗号化されている部分に対して、暗号
化の逆変換である復号化を行い制御信号を生成する。こ
の時、制御信号復元装置933における処理は、制御信
号処理装置913における処理の逆変換である。最後
に、デスクランブル装置931が、制御信号復元装置9
33より出力される制御信号の制御により、スクランブ
ルメインデータをデスクランブルする。この時、デスク
ランブル装置931における処理は、メインデータの処
理に関して、スクランブル装置911における処理の逆
変換である。
【0008】この従来の記録再生システムでは、スクラ
ンブル装置911の処理は、スクランブルフレームごと
に行われる。すなわち、制御装置入力装置913はスク
ランブルフレームごとに制御信号を出力し、スクランブ
ル装置911はスクランブルフレームの先頭で、新しい
制御信号による処理を開始する。このため、制御信号入
力装置913は、制御信号を、対応するスクランブルフ
レームより前に生成する。さらに、多重装置912は、
伝送制御信号を、対応するスクランブルフレームのスク
ランブルメインデータより前に多重する。
【0009】また、制御信号処理装置914において
は、スクランブル処理制御信号および乱数の種からなる
制御信号の中で、乱数の種の部分のみを暗号化して出力
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の構成では、デスクランブル装置931の制御
に用いるための伝送制御信号を、多重回路912におい
て多重する方法が詳しく規定されていなかった。また、
スクランブル装置911におけるスクランブルの処理の
方法が異なれば、処理の制御のために必要な制御信号の
種類や量が異なるので、ある方法に対して決められた多
重方法があったとしても、他の方法には適用できるとは
限らなかった。このため、実際に従来例の記録再生装置
を構成しようとした場合には、新しい構成の記録再生シ
ステムを設計するたびに、制御信号の多重の方法を考え
なければならないという課題があった。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、スクランブル処
理に関する情報の多重が可能で、複数のスクランブル方
式に対して適用が可能であるような拡張性の高い記録再
生システムと記録装置と再生装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
第1の発明は、主データおよび補助データを記録および
再生するシステムであり、前記補助データは複数のパケ
ットから構成されており、前記パケットはパックデータ
とパックデータの内容を識別する識別コードからなり、
前記パックデータがスクランブル関連情報からなるパケ
ットが存在し、前記主データは前記スクランブル関連情
報の制御の元でスクランブルされていることを特徴とす
る記録再生システムである。
【0013】第2の発明は、主データおよびスクランブ
ル関連情報を入力し、前記主データを前記スクランブル
関連情報を用いてスクランブル処理し、スクランブル主
データとして出力するスクランブル装置と、前記スクラ
ンブル関連情報を入力し、その内容に対応する識別コー
ドが付された複数のパケットからなる補助データを生成
して出力するパック生成装置と、前記パック生成装置か
ら出力された補助データと前記スクランブル装置から出
力されたスクランブル主データを多重して記録データを
生成する多重装置を有することを特徴とする記録装置で
ある。
【0014】第3の発明は、第2の発明の記録装置によ
り生成された記録データを記録した記録媒体より再生さ
れた再生データを入力し、前記再生データをスクランブ
ル主データおよび複数のパケットからなる補助データに
分離する分離装置と、前記パケットをその識別コードに
よりその内容を識別してスクランブル関連情報を取り出
して出力するパック処理装置と、前記分離装置から出力
されるスクランブル主データと前記パック処理装置から
出力される前記スクランブル関連情報を入力し、前記ス
クランブル関連情報を用いて前記主データをデスクラン
ブル処理するデスクランブル装置を有し、前記デスクラ
ンブル処理は前記記録装置におけるスクランブル処理の
逆変換であることを特徴とする再生装置である。
【0015】第4の発明は、スクランブル関連情報とし
て、サブデータと、前記サブデータの内容を示すサブデ
ータタイプ情報が存在し、補助データ中に1つのサブデ
ータヘッダーパックと1つ以上のサブデータパックから
なるサブデータパック群があり、前記サブデータパック
は1つ以上で前記サブデータを構成するパケットで、前
記サブデータヘッダーパックは、前記サブデータパック
群中の前記サブデータパックの個数を示す個数情報と、
前記サブデータタイプ情報を有するパケットであること
を特徴とする第1の発明の記録再生システムである。
【0016】第5の発明は、第2の発明においてスクラ
ンブル関連情報として、サブデータと、前記サブデータ
の内容を示すサブデータタイプ情報が存在し、パック生
成装置が、前記スクランブル関連情報中の前記サブデー
タから1つ以上のサブデータパックを生成し、前記サブ
データタイプ情報と前記サブデータパックの個数を示す
個数情報から1つのサブデータヘッダーパックを生成
し、前記1つのサブデータヘッダーパックと1つ以上の
サブデータパックをサブデータパック群とし、前記サブ
データパック群中では、再生時にサブデータヘッダーパ
ックが先に再生されるように並べ、前記サブデータパッ
ク群を補助データとして出力することを特徴とする記録
装置である。
【0017】第6の発明は、第3の発明において入力す
る再生データが、第5の発明の記録装置により記録媒体
に記録された後で再生されたデータであり、パック処理
装置が補助データからサブデータパック群を取り出す際
に、前記サブデータパック群中の前記サブデータヘッダ
ーパック中の個数情報により指示される個数のサブデー
タパックを取り出し、前記サブデータパックからサブデ
ータを生成し、前記サブデータと前記サブデータヘッダ
ーパック中のサブデータタイプ情報をスクランブル関連
情報として出力することを特徴とする再生装置である。
【0018】第7の発明は、第4の発明においてサブデ
ータパックのパックデータがデータ部と冗長部からな
り、前記データ部に補助情報が含まれるような構成であ
り、サブデータヘッダーパックが、前記サブデータパッ
クのデータ部と冗長部の構成を指示するパケットタイプ
情報を有することを特徴とする記録再生システムであ
る。
【0019】第8の発明は、第5の発明においてパック
生成装置が、サブデータパックを生成する際に、補助デ
ータとして記録できるパケットの数と記録が必要な補助
情報の量から、データ部と冗長部からなるサブデータの
構成を決定し、補助情報をデータ部に、データ部から算
出した情報を冗長部に含む構成のサブデータパックを生
成し、サブデータヘッダーパックに前記サブデータパッ
クのデータ部と冗長部の構成を指示するパケットタイプ
情報を含めることを特徴とする記録装置である。
【0020】第9の発明は、第6の発明において入力と
する再生データは、第8の発明の記録装置により記録媒
体に記録された後で再生されたデータであり、パック処
理装置がサブデータヘッダーパック中のサブデータパッ
クの構成を指示するパケットタイプ情報により、サブデ
ータパックのデータ部と冗長部を分離し、前記冗長部を
用いて前記データ部の誤りを訂正し、誤り訂正後の前記
データ部から補助情報を生成することを特徴とする再生
装置である。
【0021】第10の発明は、第1の発明においてスク
ランブル関連情報からなるパケットとして、順方向パケ
ットと逆方向パケットがあり、前記順方向パケットは、
通常再生時に自身よりも後で再生される主データのスク
ランブルに用いられるスクランブル関連情報からなり、
前記逆方向パケットは、通常再生時に前記自身よりも前
で再生される主データのスクランブルに用いられるスク
ランブル関連情報とからなることを特徴とする記録再生
システムである。
【0022】第11の発明は、第2の発明においてパッ
ク生成装置が、順方向パケットと逆方向パケットを生成
し、、前記順方向パケットは、通常再生時に自身よりも
後で再生される主データのスクランブルに用いられるス
クランブル関連情報から生成し、前記逆方向パケット
は、通常再生時に自身よりも前で再生される主データの
スクランブルに用いられるスクランブル関連情報とから
生成することを特徴とする記録装置である。
【0023】第12の発明は、第3の発明において入力
される再生データを、第11の発明の記録装置により生
成された記録データを記録した記録媒体より再生された
データとし、パック処理装置が、通常再生時には順方向
パケットを用いて処理を行い、逆方向再生時には逆方向
パケットを用いて処理を行うことを特徴とする再生装置
である。
【0024】
【作用】第1の発明は前記した構成により、主データを
スクランブルするのに用いたスクランブル関連情報を、
識別コードを付したパケットにし、補助データとして記
録および再生するので、スクランブル関連情報の記録が
できる。さらに、識別コードによりその内容が識別され
るパケットにより記録されるので、補助データとしてス
クランブル関連情報以外の情報と混在することができ
る。さらに、識別コードによりパケットの内容を区別す
ることができるので、その内容はシステムによって決定
でき、新しいシステムへの展開や、複数のシステムの混
在が容易にできる。また、パケット化しているので、補
助データ領域を効率的に使用できる。
【0025】また、第2の発明は前記した構成により、
スクランブル装置がスクランブル関連情報を用いて主デ
ータをスクランブルし、パケット生成装置がスクランブ
ル処理に関連する情報をパケット化して補助データを生
成する。
【0026】また、第3の発明は前記した構成により、
パケット処理装置が複数のパケットからなる補助データ
からスクランブル関連情報を取り出し、デスクランブル
装置がそのスクランブル関連情報を用いて主データをデ
スクランブルする。
【0027】また、第4の発明は前記した構成により、
複数のサブデータパックを用いてサブデータを構成する
ので、記録再生システムの補助データのパケットのサイ
ズよりも大きなサブデータを記録再生することができ
る。また、サブデータヘッダーパックの個数情報によ
り、サブデータパックの個数を示すので、複数の大きさ
のサブデータを混在させて記録再生する事ができる。ま
た、サブデータヘッダーパックのサブデータタイプ情報
により、サブデータパックとして記録再生するサブデー
タの内容を識別できるので、複数の種類のサブデータを
混在させて記録再生できる。
【0028】また、第5の発明は前記した構成により、
パック生成装置がサブデータとサブデータタイプ情報か
ら、1個以上のサブデータパックと1個のサブデータヘ
ッダーパックを生成する。
【0029】また、第6の発明は前記した構成により、
パック処理装置が、補助データ中のサブデータヘッダー
パックとサブデータパックからサブデータとサブデータ
ヘッダーパックを生成する。
【0030】また、第7の発明は前記した構成により、
サブデータパックに冗長を持たせることができるので、
これを誤り訂正に用いることにより、サブデータパック
の内容であるサブデータの信頼性を高めることができ
る。また、サブデータヘッダーパックのパックタイプ情
報により、サブデータパックの冗長の度合いを制御でき
るので、誤り訂正能力と伝送情報量を用途に応じて調整
可能となる。
【0031】また、第8の発明は前記した構成により、
パック生成装置がサブデータパックに冗長を持たせ、サ
ブデータパックのデータ部から算出したデータを冗長と
し、また冗長の量は記録できる容量と記録するデータ量
から決定する。
【0032】また、第9の発明は前記した構成により、
パック処理装置がサブデータパックの冗長部を用いて、
データ部の誤り検出を行う。
【0033】また、第10の発明は前記した構成によ
り、通常再生時に、自分よりも後で再生される主データ
のスクランブル関連情報を含むパケットと、自分よりも
前で再生される主データのスクランブル関連情報を含む
パケットが補助データに存在するので、逆方向再生時に
もスクランブルされた主データのデスクランブルを実現
できる。
【0034】また、第11の発明は前記した構成によ
り、自分よりも後で再生される主データのスクランブル
関連情報を含むパケットと、自分よりも前で再生される
主データのスクランブル関連情報を含むパケットを補助
データとして記録する。
【0035】また、第12の発明は前記した構成によ
り、通常再生時には自分よりも後で再生される主データ
のスクランブル関連情報を用いてデスクランブル処理を
行い、逆方向再生時には自分よりも前で再生される主デ
ータのスクランブル関連情報を用いてデスクランブル処
理を行う。
【0036】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。まず、第1の実施例の記録再
生システムにおける記録データおよび再生データの構成
について説明する。
【0037】第1の実施例の記録再生システムにおける
記録データおよび再生データの構成の概略図を図3に示
す。図3において、31はメインデータ領域、32は補
助データ領域、33はフレーム区間を示す。図3に示す
ように、記録データは、音声や映像などのメインデータ
を記録するメインデータ領域31と、複数個のパックを
記録する補助データ領域32から構成される。また、記
録データおよび再生データはフレーム区間33に分割さ
れ、各フレーム区間33にメインデータ領域31および
補助データ領域32が存在する。
【0038】前記のように補助データ領域32に多重さ
れるパックは、記録時間の情報や、記録されているメイ
ンデータの中身に関する情報や、再生動作を制御するた
めの情報や、スクランブル処理に関する情報などを含ん
でいる。図4は第1の実施例の記録再生システムにおけ
るパックの構成を示しており、41は識別コード、42
はパックデータを示している。図4に示したように、補
助データは1バイトの識別コード41と4バイトのパッ
クデータ42から構成されており、識別コード41がパ
ックデータ42の内容を示している。また、図4におい
て、PC0〜PC4はそれぞれパック中の1バイトのブ
ロックの位置を表しており、B0〜B7はそれぞれ1バ
イトのブロック中のビットの位置を表している。
【0039】次に、第1の実施例の記録再生システムの
動作を説明する。図2は第1の実施例の記録再生システ
ムの構成を示すブロック図である。図2において、21
は記録装置、22は記録媒体、23は再生装置である。
また、記録装置21において、211はスクランブル装
置、212は多重装置、213は制御信号入力装置、2
14は制御信号処理装置、215はパック生成装置であ
り、再生装置23において、231はデスクランブル装
置、232は分離装置、233は制御信号復元装置、2
34はパック処理装置である。以下図2を用いて第1の
実施例の記録再生システムの動作を説明する。
【0040】図2に示した第1の実施例の記録再生シス
テムにおいて、記録媒体22、制御信号入力装置21
3、制御信号処理装置214、制御信号復元装置233
の処理については、従来例の記録再生システムと同じで
あるので、ここではその他の装置の動作についてのみ説
明する。ただし、スクランブルフレームは、図3に示し
たフレーム区間33であるものとする。また、入力メイ
ンデータは、右側音声データおよび左側音声データの2
チャンネルからなる音声データである。
【0041】記録装置21において、パック生成装置2
15は制御信号処理装置214から出力された伝送制御
信号を入力し、伝送制御信号を元にして、図4に示した
ような構成のパックを生成して出力する。また、多重装
置212は、パック生成装置215から出力されたパッ
クと、スクランブル装置211から出力されたスクラン
ブルメインデータを入力し、図3に示したようにスクラ
ンブルメインデータをメインデータ領域31に、スクラ
ンブル関連パックを補助データ領域32に配置して記録
データを生成する。また、パックのさらに詳しい構成、
パック生成装置の詳しい動作については後に詳しく説明
を加える。
【0042】また、再生装置23において、分離装置2
32が、再生データをスクランブルメインデータとパッ
クに分離する。ここで、分離装置232の処理は、多重
装置212の処理の逆変換である。また、パック処理装
置234は、分離装置から出力されたパックを入力と
し、パックを処理して伝送制御信号を生成する。ここ
で、パック処理装置234の処理は、パック生成装置2
15の処理の逆変換である。
【0043】次に、第1の実施例の記録再生システムに
おけるスクランブル装置211の動作について説明す
る。図5はスクランブル装置211の構成を示すブロッ
ク図であり、51は反転装置、52は乱数加算装置、5
3は乱数発生装置である。
【0044】スクランブル装置211においては、右側
チャンネルと左側チャンネルの2つのデータからなり、
16ビットを1ワードとする音声データからなる入力メ
インデータと、制御信号入力装置213から出力される
スクランブルフラグと反転フラグと加算フラグとゲート
信号とチャンネルフラグと乱数の種からなる制御信号を
入力する。
【0045】まず、乱数発生装置53は乱数の種を入力
し、乱数の種を初期値として第1乱数と第2乱数を発生
する。この時、第1乱数は入力メインデータの1ワード
に対して1ビット発生され、第2乱数は入力メインデー
タの1ワードに対して16ビット発生される。次に、反
転装置51はスクランブルフラグと反転フラグとチャン
ネルフラグと入力メインデータと乱数発生器53から出
力された第1乱数を入力とし、スクランブルフラグと反
転フラグの両方がオンのときに、チャンネルフラグがオ
ンのデータに対して処理を行い、それ以外の場合には、
入力メインデータをそのまま出力する。この反転装置5
1における処理は、入力メインデータ中の第1乱数が1
であるワードに対してレベル反転を行う処理である。
【0046】次に、乱数加算装置52はスクランブルフ
ラグとチャンネルフラグと加算フラグとゲート信号と、
反転装置51から出力されるメインデータと、乱数発生
装置53から出力される第2乱数を入力とし、スクラン
ブルフラグと加算フラグが両方ともオンのときに、チャ
ンネルフラグがオンのデータに対して処理を行い、その
他の場合は入力したメインデータをそのまま出力する。
乱数加算装置52における処理は、入力メインデータの
各ワードに対して、第2乱数の上位8ビットにゲート信
号でゲートをかけた結果の信号をビットごとの排他的論
理和を行う処理である。
【0047】また、第1の実施例の記録再生システムに
おける制御信号処理装置214は、スクランブルフラグ
と反転フラグと加算フラグとゲート信号とチャンネルフ
ラグと乱数の種からなる制御信号を入力し、乱数の種に
暗号化を行い、スクランブルフラグと反転フラグとゲー
ト信号とチャンネルフラグと、暗号化された乱数の種か
らなる伝送制御信号を出力する。
【0048】また、第1の実施例の記録再生システムに
おけるデスクランブル装置231は、メインデータの処
理に関してスクランブル装置211の逆変換を行うの
で、図5に示したスクランブル装置211と同様の構成
により実現できる。
【0049】次に、第1の実施例の記録再生システムに
おけるパックの構成について詳しく説明する。図1は第
1の実施例の記録再生システムにおけるパックの構成を
示しており、図1(a)はスクランブル制御パックを、
図1(b)はサブデータヘッダーパックを、図1(c)
はサブデータパックを示している。
【0050】ここで、スクランブル制御パックはスクラ
ンブル装置211およびデスクランブル装置231の処
理を制御する制御情報からなるパックであり、サブデー
タヘッダーパックはサブデータに関する情報からなるパ
ックであり、サブデータパックはスクランブルの処理に
用いる補助データであるサブデータからなるパックであ
る。以下にこれら3つのスクランブル関連パックについ
て詳しく説明する。
【0051】まず、図1(a)に示したスクランブル制
御パックについて詳しく説明する。スクランブル制御パ
ックの識別コードは、図1(a)に示したように「01
111010」である。また、スクランブル制御パック
のパックデータはスクランブル装置211およびデスク
ランブル装置231で用いられる制御信号の一部から構
成されており、図1(a)に示したように、SF、S
T、SCの3つのコードから構成される。以下に、各コ
ードについて説明する。
【0052】SFはスクランブルフラグであり、メイン
データに対してスクランブル処理を行うか行わないかを
表す情報である。このSFが「0」の時はスクランブル
処理を行わないことを意味し、SFが「1」の時はスク
ランブル処理を行うことを意味する。
【0053】また、STはスクランブルタイプであり、
用いるスクランブル処理の方式を示す情報である。この
STが「0000000」から「1111110」の時
は、それぞれ異なるスクランブル方式を表しており、S
Tが「1111111」の時は、スクランブル装置およ
びデスクランブル装置におけるデフォルトのスクランブ
ル方式を表している。ここで、図5に示したスクランブ
ル装置によるスクランブル方式に対しては、STが「1
000000」である。
【0054】また、SCはスクランブル処理の制御を行
うための情報であり、異なるSTに対しては異なるSC
が対応し、スクランブル方式ごとに自由に設定する。こ
こで、STが「1000000」の時のSCの構成を図
6に示す。以下に、図6に示した構成のSCについて説
明する。
【0055】図6に示したように、STが「10000
00」の時のSCは、スクランブル用チャンネルコード
SCCH、乱数発生器番号PG、スクランブルフラグS
F1〜SF8、ゲート信号GATEから構成されてい
る。ここで、SCCHは、図5のチャンネルフラグに対
応するコードであり、B7の位置のビットが右チャンネ
ルに対するチャンネルフラグであり、B5の位置のビッ
トが左チャンネルに対するチャンネルフラグであり、そ
れぞれ「1」のときにオンとなる。また、PGは図5の
乱数発生装置53において、使用する乱数発生器を複数
個の中から選択できる場合に、その使用する乱数発生器
の番号を示すコードであり、「0000」がスクランブ
ル装置のデフォルトの乱数発生器に対応する。
【0056】また、SF1〜SF8はそれぞれが、異な
る処理に対応し、その処理をおこなうかどうかのフラグ
を示す。ここでは、SF1が図5の加算フラグに、SF
2が図5の反転フラグに対応する。その他のSF3〜S
F8は、将来の拡張に対して用意されているフラグであ
る。また、GATEは図5のゲート信号に対応する8ビ
ットのコードである。
【0057】次に、図1(b)に示したサブデータヘッ
ダーパックと図1(c)に示したサブデータパックの関
係について説明する。第1の実施例の記録再生システム
においては、1つのサブデータを構成する複数のサブデ
ータパックと1つのサブデータヘッダーパックが組にな
って存在する。以下の説明のために、これらの1組のサ
ブデータヘッダーパックとサブデータパックとをサブデ
ータパック群と定義する。
【0058】第1の実施例の記録再生システムのサブデ
ータヘッダーパックは、同じサブデータパック群の中の
サブデータパックに対する処理の制御のために用いら
れ、必ずサブデータパック群の先頭に存在し、サブデー
タパック群の中で時間的にもっとも早く記録され、時間
的に最も早く再生される。また、サブデータパック群の
中に何個のサブデータパックが存在するかは、サブデー
タヘッダーパックの指示によって決められる。また、サ
ブデータパック群の各パックは補助データ領域に連続し
て記録される必要はないが、1つのサブデータパック群
のパックが補助データ領域に記録され終わるまでは、異
なるサブデータパック群のパックが記録されることはな
い。
【0059】次に図1(b)に示したサブデータヘッダ
ーパックについて詳しく説明する。図1(b)に示した
ように、サブデータヘッダーパックの識別コードは「0
1101011」である。またパックデータは、EF、
PT,DB、SDT、CA、CH、KNの7つのコード
から構成されており、その後に続くサブデータパックの
処理の制御のために用いられる。以下に、各コードにつ
いて説明する。
【0060】EFは暗号化フラグを表し、制御信号処理
装置214においてサブデータに対して暗号化処理を行
うか行わないかを表す情報である。このEFが「0」の
時はサブデータに対して暗号化を行わず、EFが「1」
の時はサブデータに対して暗号化を行うことを意味す
る。
【0061】またPTはパケットタイプを表し、サブデ
ータパックのSSDの構成を示す。PTが「00」であ
ればSSDは構成1であり、PTが「01」であればS
SDは構成2であり、PTが「10」であればSSDは
構成3である。ここで、SSDおよび構成1、構成2、
構成3については、後に図1(c)に示したサブデータ
パックの説明において説明する。
【0062】また、DBはデータバイトを表し、サブデ
ータが何バイトの大きさをブロックとして暗号化されて
いるかを示す情報を示している。ここでは、DBが「0
1」で固定であり、ブロックの大きさが8バイトである
ことを示している。
【0063】また、SDTはサブデータタイプを表し、
サブデータの内容を示す情報である。このSDTが「0
0******」のときは、スクランブル装置211で
用いるデータを示し、「01******」のときは、
制御信号処理装置214で用いるデータを示す。ここ
で、「*」は「0」あるいは「1」のどちらかである。
【0064】また、サブデータの内容は、SDTが「0
0000000」のときには、次フレームのメインデー
タのスクランブルに用いる乱数の種であり、「0000
0001」の時は前のフレームのメインデータのスクラ
ンブルに用いた乱数の種であり、「00000010」
の時は乱数発生器の番号であり、「**000011」
の時は暗号化の鍵であり、「**000100」の時は
暗号化の鍵の番号であり、「**000101」の時は
暗号アルゴリズムの番号であり、「01000000」
のときは、スクランブルを行った記録装置21のID番
号であり、「01000001」のときは、スクランブ
ルされたデータのデスクランブルを許可するデータであ
る認証データである。
【0065】また、CAは暗号アルゴリズム番号を表
し、制御信号処理装置214においてサブデータの暗号
化を行うときに、用いる暗号アルゴリズムの番号を示す
情報である。このCAが「0000」の時には、デフォ
ルトの暗号アルゴリズムを使用する。
【0066】また、CHはチャンネルフラグを表し、サ
ブデータがどのチャンネルに関する情報であるかを示す
情報である。ここでチャンネルとは、メインデータが複
数のデータから構成される場合の、各データのことであ
り、例えばメインデータが右側音声と左側音声から構成
される音声データである場合に、右側音声および左側音
声がそれぞれチャンネル1とチャンネル3になる。この
CHは、B0のビットがチャンネル1に、B1のビット
がチャンネル2に、B2のビットがチャンネル3に、B
3のビットがチャンネル4にそれぞれ対応し、サブデー
タはCHのビットが「1」の位置のチャンネルに関する
情報である。
【0067】また、KNは鍵番号を表し、サブデータの
暗号化に用いられた鍵のおさめられているレジスタを示
す情報である。このKNが「00000000」の時に
はデフォルトの鍵を示す。
【0068】次に、図1(c)に示したサブデータパッ
クについて以下に詳しく説明する。図1(c)に示した
ように、サブデータパックの識別コードは「01101
100」であり、パックデータはSSDで構成されてい
る。
【0069】このサブデータパックはサブデータにより
生成される。このサブデータとは、スクランブル処理の
ために用いられる情報で、その内容により複数の種類の
サブデータがある。このサブデータは、基本的には、秘
密にされる必要があり、そのために暗号化される情報で
ある。これには、例えば、乱数発生器51で用いられる
乱数の種や、制御信号処理装置213の暗号化の鍵や、
スクランブルを行った機器のID番号や、スクランブル
されたデータのデスクランブルを許可するデータである
認証データなどがある。また、スクランブル処理を制御
するデータで、スクランブル制御パックに入りきらない
情報をサブデータとする場合もある。
【0070】また、サブデータの大きさは、制御信号処
理装置213で行われる暗号化の暗号化ブロックの大き
さに等しく、したがってここでは8バイトである。ま
た、基本的に、1つのサブデータは複数個のサブデータ
パックから構成される。
【0071】また、SSDはスクランブルサブデータを
表し、含まれる実際のデータの量により、構成1、構成
2、構成3の3つの構成が決められている。構成1のと
きには、PC1にはそのサブデータパックが1つのサブ
データパックの組の中で何番目のパックかを示したシリ
アル番号が、PC2にはデータが、PC3およびPC4
にはPC2のデータと同じデータが含まれる。したがっ
て、構成1によれば、8個のサブデータパックにより1
つのサブデータを構成することになる。
【0072】また、構成2のときには、PC1にはその
サブデータパックが1つのサブデータパックの組の中で
何番目のパックかを示したシリアル番号が、PC2及び
PC3にはデータが、PC4にはパリティ情報が含まれ
る。したがって、構成2によれば、4個のサブデータパ
ックにより1つのサブデータを構成することになる。ま
た、構成3のときには、PC1およびPC2およびPC
3およびPC4にはデータが含まれる。したがって、2
個のサブデータパックにより1つのサブデータを構成す
ることになる。
【0073】以下にパック生成装置215の動作を詳し
く説明する。パック生成装置215は、スクランブルフ
ラグと反転フラグとゲート信号とチャンネルフラグと、
暗号化された乱数の種からなる伝送制御信号を入力し、
伝送制御信号を用いて図1に示したようなパックを生成
して出力する。各パックの生成の動作を示す。
【0074】まず、スクランブル制御パックを生成する
動作を示す。パック生成装置215は、まず、スクラン
ブルフラグによりSFを設定する。次に、スクランブル
を行っている場合には、スクランブルの方式の番号であ
る「1000000」をSTに設定する。次に、スクラ
ンブルの方式ごとにSCを設定する。SCの設定におい
て、チャンネルフラグをSCCHに、加算フラグをSF
1に、反転フラグをSF2に、ゲート信号をGATEに
設定する。また、PGについては「0000」を、SF
3からSF8については任意の値を設定し、図6に示し
たSCを生成する。最後に、識別コード「011110
10」を付して、図1(a)に示したスクランブル制御
パックを生成する。
【0075】次に、乱数の種から、一つのサブデータパ
ック群の、サブデータパックとサブデータヘッダーパッ
クを生成する動作を示す。パック生成装置は、まず、サ
ブデータパックの構成を決定する。このとき構成は、あ
る構成に固定しても良いし、パックを多重可能な補助デ
ータ領域の大きさと、多重が必要なパックの総量の大き
さから構成を決定しても良い。この決められた構成によ
り、PTを設定する。また、サブデータが暗号化されて
いるかどうかにより、EFを設定する。また、DBを0
1に設定する。また、SDTを「00000000」に
設定する。また、CHを乱数の種がどのチャンネルに対
応しているかによって設定する。
【0076】次に、暗号化に用いられた暗号アルゴリズ
ムの番号をCAに、鍵の番号をKNに設定するが、ここ
では、CAにデフォルトの「0000」を設定し、KN
にもデフォルトの「00000000」を設定する。ま
た、乱数の種を分割し、上記のように決められた構成の
SSDを構成する。最後に、識別コード「011110
11」を付して、上記のように作られたEF、PT、D
B、SDT、CA、CH、KNから図1(c)に示した
サブデータヘッダーパックを生成する。また、識別コー
ド「01111100」を付して、上記のように作られ
たSSDから図1(b)に示したサブデータパックを生
成する。
【0077】以上に示したように、第1の実施例によれ
ば、補助データの領域を用いてスクランブル処理に関す
る情報を伝送できる記録再生システムが構成できる。さ
らに、4バイトという小さいパックデータ単位で伝送す
るので、補助データの領域の使用効率が向上する。なぜ
ならば、パックデータ単位での伝送でない場合には、最
もサブデータのデータ量が多い場合を想定して領域を確
保するが、本実施例のパック単位の伝送によれば、サブ
データの伝送において少ないデータ量の時には少ない領
域で、大きいデータ量の時は大きい領域を使用するの
で、補助データの領域を効果的に使用できる。
【0078】また、送りたい情報が、適応する記録再生
システムのパックの大きさである4バイトよりも大きい
場合にでも、複数のサブデータパックに分割し、サブデ
ータヘッダーパックを付加することにより記録再生する
事が可能である。
【0079】また、スクランブルコントロールSCは、
スクランブルコードSTにより識別されており、スクラ
ンブルサブデータSDTはスクランブルデータタイプS
DTにより識別されているので、異なるスクランブル方
式を用いたいときや、異なるスクランブル処理に関連す
る情報を記録したいときには、異なるSTやSDTを設
定する事によりそれを実現でき、セキュリティを高める
ための拡張性を高めることができる。
【0080】また、サブデータパックの構成は、サブデ
ータヘッダーパックのパケットタイプによって、3つの
構成に分かれる。それぞれの構成において、データとパ
リティ情報とシリアル番号として用いる量が違うので、
それぞれ用いるパックの量とパックの信頼性が異なる。
これにより、誤り訂正能力と伝送情報量を用途に応じて
調整できるので、録再メディアに応じた誤り対策が可能
である。
【0081】なお、第1の実施例においては、パック生
成装置22においてスクランブル処理に関する3つのパ
ックである、スクランブル制御パックとサブデータパッ
クとサブデータヘッダーパックのみを生成するような構
成としているが、以上のパックに加えて、スクランブル
に関連する情報以外の情報から構成されるパックを生成
する構成としてもよい。これによれば、他の補助的な情
報も記録再生できるという効果がある。
【0082】また、既存のデジタル音声記録再生システ
ムであるDATや、デジタル映像記録再生システムにお
いても、図3に示したような識別コードにより分類され
るパックを用いて、記録時間の情報や、記録されている
メインデータの中身に関する情報や、再生動作を制御す
るための情報などの補助データを伝送することが行われ
ている。したがって、これらの既存のシステムへの導入
においては、スクランブル処理に関連する情報のために
識別コードを割り当てるだけで、スクランブルに関連す
る情報を伝送するための領域を確保でき、容易にスクラ
ンブル処理が導入可能な記録再生システムが構成でき、
その実用的効果は大きい。
【0083】なお、第1の実施例において、パック生成
装置215の動作に、SDTが「00000001」で
あるようなスクランブルサブデータと、次フレームのメ
インデータのスクランブルに用いた乱数の種からなるサ
ブデータパックからなるサブデータパック群を生成して
出力する機能を付加し、パック処理装置216の動作
に、通常再生時には、SDTが「00000000」で
あるサブデータヘッダーパックのあるサブデータパック
群のサブデータパックから乱数の種を生成し、逆方向再
生時には、SDTが「00000001」であるサブデ
ータヘッダーパックのあるサブデータパック群のサブデ
ータパックから乱数の種を生成するような構成にすれ
ば、通常の再生時のみでなく、逆方向の再生時にもデス
クランブルが可能である。
【0084】なお、第1の実施例の記録再生システムに
おいては、図2に示したような構成としているが、記録
装置においてスクランブル処理を行い、そのスクランブ
ル処理の制御に用いたコードを図1に示したようなパッ
クにして補助データ領域に記録し、再生装置において補
助データ領域に記録されているパックを用いて、デスク
ランブル処理を行うような構成であれば、任意の構成で
良い。
【0085】尚、第1の実施例の記録再生システムの制
御信号入力装置213においては、入力情報を入力し、
制御信号を生成するような構成となっているが、制御信
号の一部を固定的に発生するような構成にしても良い。
これによれば、変化しない情報については入力する必要
がないという効果が得られる。
【0086】また、第1の実施例のパック生成装置21
5においては、スクランブルフラグと反転フラグとゲー
ト信号とチャンネルフラグと、暗号化された乱数の種か
らなる伝送制御信号を用いて、パックを生成するとして
いるが、入力する伝送制御信号に、さらにその他のスク
ランブル処理に関する制御信号を付加し、パックを生成
する処理において、ある値に固定にしていたコードを付
加された情報により設定するようにしたり、サブデータ
パックおよびサブデータヘッダーパックをさらに生成し
たりするようにしても良い。
【0087】この場合には、伝送制御信号に付加される
情報に応じた処理が、他の装置にも付加される。例え
ば、制御信号処理装置214における暗号化処理に用い
る鍵を暗号化した情報である暗号化された鍵を、伝送制
御信号付加し、パック生成装置215では、この暗号化
された鍵を記録するための、サブデータパックおよびサ
ブデータヘッダーパックを生成するようにしても良い。
これによれば、さらに多くのスクランブル処理に関する
制御信号が記録可能である。
【0088】さらに、第1の実施例においては、DBを
「01」に固定し、制御信号処理装置214における暗
号化処理の暗号化ブロックの大きさは8バイトに固定し
ているが、暗号化ブロックの大きさを8バイト以外に
し、DBにそれに対応するコードを割り当てるような構
成にしても良いことは言うまでもない。これは、パック
中の他のコードについても同様である。
【0089】また、第1の実施例においては、スクラン
ブル関連パックを図1に示したような構成としている
が、処理を固定化することにより、一部のコードを削減
可能である。たとえば、サブデータのバイト数を8バイ
トに固定することにより、DBを削減しても良い。ま
た、暗号アルゴリズムを固定にすることにより、CAを
削減しても良い。これにより、さらに、処理を簡素化で
きるという効果が生じる。
【0090】さらに、第1の実施例においては、スクラ
ンブル関連パックを図1に示したような構成としている
が、用いるスクランブル処理に適応した他の構成として
も良く、同様の効果が得られる。
【0091】また、第1の実施例においては、パック生
成装置214においてスクランブル制御パックを生成す
るような構成にしているが、システムの柔軟性を必要と
しない場合、スクランブル装置211とデスクランブル
装置231の間でスクランブルに関する処理を固定化す
る事により、スクランブル制御パックを削減すれば、処
理の簡素化および記録データの削減ができる。
【0092】さらに、第1の実施例においては、2つの
チャンネルデータからなる音声データを入力メインデー
タとし、パックを図1に示したような構成にするとして
いるが、複数のチャンネルの無い映像データを入力メイ
ンデータとし、パックを図7に示したような構成にして
も良いことは言うまでもない。
【0093】ここで、図7において、図7(a)は識別
コードが「01101010」であるスクランブル制御
パックを、図7(b)は識別コードが「0110101
1」であるサブデータヘッダーパックを、図7(c)は
識別コードが「01101011」であるサブデータパ
ックを表しており、識別コードが異なる点と、チャンネ
ルコードCHが無い点を除いて、図1に示した構成のパ
ックと同様の構成であるので、ここでは詳しい説明は省
略する。この場合、チャンネルフラグCHに関する処理
が不要となり、処理が簡素化できる。
【0094】なお、第1の実施例においては、パックを
図1に示したような構成にしているが、記録再生システ
ムが映像および音声を記録再生する場合には、映像用と
して図7に示したものを用い、音声用として図1に示し
たものを用いて、音声と映像の両方を処理するようにし
ても良い。これにより、映像と音声の両方を独立に処理
可能な記録再生システムを構成できるという効果があ
る。
【0095】また、第1の実施例においては、スクラン
ブル装置211の構成を図5に示したような構成とし、
STを「1000000」とし、SCを図6のような構
成にするとしているが、スクランブル装置211の構成
を入力メインデータをブロック暗号により暗号化する構
成とし、STを「0000001」とし、SCを図8
(a)に示すような構成にしても良い。このSCについ
て以下に説明する。
【0096】図8(a)に示したように、STが「00
00001」のときのSCは、スクランブルモードS
M、スクランブル用暗号アルゴリズム番号SCCA、ス
クランブル用鍵番号SCKNから構成されている。ここ
で、SMはその値によりメインデータのどの位置に暗号
化を行うかを決定する情報である。また、SCCAはス
クランブル処理に用いられる暗号化アルゴリズムの番号
を示す情報である。また、SCKNは暗号化アルゴリズ
ムで用いられる鍵の番号を示す情報である。
【0097】また、この場合に、第1の実施例の記録再
生システムにおける他の装置についても以上の構成に対
応する構成となる。これによれば、スクランブルに関連
する制御信号の記録方法については全く変化させず、装
置の構成についても少ない変更により、異なるスクラン
ブル方式に対応できるという効果がある。さらに、ST
を異なるスクランブルシステムでは異なる値にしている
ので、同じ記録再生システムに異なるスクランブル方式
が混在することが可能である。
【0098】なお、第1の実施例においては、スクラン
ブル装置211の構成を図5に示したような構成とし、
STを「1000000」とし、SCを図6のような構
成にするとしているが、スクランブル装置211の構成
を入力メインデータを発生した乱数の指示によってデー
タの位置を入れ換えたり、レベルを反転したりする処理
を行う構成とし、STを「0000010」とし、SC
を図8(b)に示すような構成にしても良い。このSC
について以下に説明する。
【0099】図8(b)に示したように、STが「00
00010」の時にはSCは、スクランブルフラグSF
0からSF15、スクランブル用乱数発生器番号PGか
ら構成される。ここで、SF0からSF15はそれぞれ
が異なるスクランブル処理に対応しており、ビットが1
の場合その処理を行い、ビットが0の場合その処理は行
わない。また、PGは乱数発生を行う乱数発生器の番号
を示している。
【0100】また、この場合に、第1の実施例の記録再
生システムにおける他の装置についても以上の構成に対
応する構成となる。これによれば、同様の効果が得られ
る。
【0101】なお、第1の実施例においては、スクラン
ブル装置211の構成を図5に示したような構成とし、
STを「1000000」とし、SCを図6のような構
成にするとしているが、スクランブル装置211の構成
を任意のものにし、STおよびSCをそのスクランブル
装置211に対応した構成としても良い。また、この場
合に、第1の実施例の記録再生システムにおける他の装
置についても以上の構成に対応する構成となる。これに
よれば、同様の効果が得られる。
【0102】なお、第1の実施例において、メインデー
タ31、補助データ32、およびフレームデータ33の
関係を図3のように示しているが、各フレームデータ3
3にメインデータ31および補助データ32が含まれて
いるような構成であれば、任意の構成にしても良く、同
様の効果が得られる。
【0103】なお、第1の実施例において、補助データ
32は図4に示したような1バイトの識別コード41お
よび4バイトのパックデータ42からなるパックから構
成されるとしているが、任意の大きさのパック、例えば
1バイトの識別コードおよび7バイトのパックデータか
らなるパックから構成されるような構成でも良く、同様
の効果が得られる。また、既存の記録再生システムに後
からスクランブル処理を適用する場合には、既存の記録
再生システムで用いられているパックと同じものを用い
て、既存の記録再生システムで割り当てられていない識
別コードをスクランブル処理に関連する情報のために割
り当てれば良く、さらに既存の記録再生システムの機能
を変更すること無く、容易にスクランブル処理が適用可
能である。
【0104】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、主デ
ータをスクランブルするのに用いたスクランブル関連情
報を、識別コードを付したパケットにし、補助データと
して記録および再生することにより、スクランブル処理
に関する情報の記録ができる。さらに、識別コードによ
りその内容が識別されるパケットにより記録されるの
で、補助データとしてスクランブル関連情報以外の情報
と混在することができる。さらに、識別コードによりパ
ケットの内容を区別することができるので、その内容は
システムによって決定でき、新しいシステムへの展開
や、複数のシステムの混在が容易にできる。また、パケ
ット化しているので、補助データ領域を効率的に使用す
ることができる。以上のように、スクランブル関連情報
の記録が可能であり、拡張性の高い記録再生システムを
実現できる。
【0105】また、第2の発明によれば、スクランブル
装置がスクランブル関連情報を用いて主データをスクラ
ンブルし、パケット生成装置がスクランブル処理に関連
する情報をパケット化して補助データを生成するので、
第1の発明の記録再生システムに用いる記録装置を実現
できる。
【0106】また、第3の発明によれば、パケット処理
装置が複数のパケットからなる補助データからスクラン
ブル関連情報を取り出し、デスクランブル装置がそのス
クランブル関連情報を用いて主データをデスクランブル
するので、第1の発明の記録再生システムに用いる再生
装置を実現できる。
【0107】また、第4の発明によれば、複数のサブデ
ータパックを用いてサブデータを構成するので、記録再
生システムの補助データのパケットのサイズよりも大き
な、暗号の鍵や乱数の初期値などの情報であるサブデー
タを記録再生することができる。また、サブデータヘッ
ダーパックの個数情報により、サブデータパックの個数
を示すので、複数の大きさのサブデータを混在させて記
録再生する事ができる。また、サブデータヘッダーパッ
クのサブデータタイプ情報により、サブデータパックと
して記録再生するサブデータの内容を識別できるので、
複数の種類のサブデータを混在させて記録再生すること
が可能であり、セキュリティを高めるための拡張性を高
めることができる。以上のように、複数の種類の任意の
大きさのサブデータを記録再生可能な記録再生システム
を構成することができる。
【0108】また、第5の発明によれば、パック生成装
置がサブデータとサブデータタイプ情報から、1個以上
のサブデータパックと1個のサブデータヘッダーパック
を生成するので、第4の発明の記録再生システムに用い
る記録装置を実現できる。
【0109】また、第6の発明によれば、パック処理装
置が、補助データ中のサブデータヘッダーパックとサブ
データパックからサブデータとサブデータヘッダーパッ
クを生成するので、第5の発明の記録再生システムに用
いる再生装置を実現できる。
【0110】また、第7の発明によれば、サブデータパ
ックに冗長を持たせることができるので、これを誤り訂
正に用いることにより、サブデータパックの内容である
サブデータの信頼性を高めることができる。また、サブ
データヘッダーパックのパックタイプ情報により、サブ
データパックの冗長の度合いを制御できるので、誤り訂
正能力と伝送情報量を用途に応じて調整できる。以上の
ように、記録再生するサブデータに対して、録再メディ
アに応じた誤り対策を行うことができ、信頼性を高める
ことができる記録再生システムを実現できる。
【0111】また、第8の発明によれば、パック生成装
置がサブデータパックに冗長を持たせ、サブデータパッ
クのデータ部から算出したデータを冗長とし、また冗長
の量は記録できる容量と記録するデータ量から決定する
ので、第7の発明の記録再生システムに用いる記録装置
を実現できる。
【0112】また、第9の発明によれば、パック処理装
置がサブデータパックの冗長部を用いて、データ部の誤
り検出を行うので、第8の発明の記録再生システムに用
いる再生装置を実現できる。
【0113】また、第10の発明によれば、通常再生時
に、自分よりも後で再生される主データのスクランブル
関連情報を含むパケットと、自分よりも前で再生される
主データのスクランブル関連情報を含むパケットが補助
データに存在するので、逆方向再生時にもスクランブル
された主データのデスクランブルを行なう記録再生シス
テムを実現できる。
【0114】また、第11の発明によれば、自分よりも
後で再生される主データのスクランブル関連情報を含む
パケットと、自分よりも前で再生される主データのスク
ランブル関連情報を含むパケットを補助データとして記
録するので、第10の発明の記録再生システムに用いる
記録装置を実現できる。
【0115】また、第12の発明によれば、通常再生時
には自分よりも後で再生される主データのスクランブル
関連情報を用いてデスクランブル処理を行い、逆方向再
生時には自分よりも前で再生される主データのスクラン
ブル関連情報を用いてデスクランブル処理を行うので、
第10の発明の記録再生システムに用いる再生装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の記録再生システムにお
ける、スクランブル処理に関連する情報を伝送するパッ
クを示す構成図
【図2】同実施例における記録装置および再生装置の構
成図
【図3】同実施例における記録データおよび再生データ
の構成の概略を示す概略図
【図4】同実施例における補助データのパックの構成図
【図5】同実施例におけるスクランブル装置の構成図
【図6】同実施例におけるスクランブル制御パックのS
Cの構成を示す構成図
【図7】同実施例におけるスクランブル処理に関連する
情報を伝送するパックを示す構成図
【図8】同実施例におけるスクランブル制御パックのS
Cの構成を示す構成図
【図9】従来例における記録再生システムのブロック図
【符号の説明】
21 記録装置 22 記録媒体 23 再生装置 31 メインデータ領域 32 補助データ領域 41 識別コード 42 サブデータ 211 スクランブル装置 212 多重装置 213 制御信号入力装置 214 制御信号処理装置 215 パック生成装置 231 デスクランブル装置 232 分離装置 233 制御信号復元装置 234 パック処理装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/14 H04N 7/167 (72)発明者 村上 弘規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主データおよび補助データを記録および再
    生するシステムであり、前記補助データは複数のパケッ
    トから構成されており、前記パケットはパックデータと
    パックデータの内容を識別する識別コードからなり、前
    記パックデータがスクランブル関連情報からなるパケッ
    トが存在し、前記主データは前記スクランブル関連情報
    の制御の元でスクランブルされていることを特徴とする
    記録再生システム。
  2. 【請求項2】主データおよびスクランブル関連情報を入
    力し、前記主データを前記スクランブル関連情報を用い
    てスクランブル処理し、スクランブル主データとして出
    力するスクランブル装置と、前記スクランブル関連情報
    を入力し、その内容に対応する識別コードが付された複
    数のパケットからなる補助データを生成して出力するパ
    ック生成装置と、前記パック生成装置から出力された補
    助データと前記スクランブル装置から出力されたスクラ
    ンブル主データを多重して記録データを生成する多重装
    置を有することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の記録装置により生成された
    記録データを記録した記録媒体より再生された再生デー
    タを入力し、前記再生データをスクランブル主データお
    よび複数のパケットからなる補助データに分離する分離
    装置と、前記パケットをその識別コードによりその内容
    を識別してスクランブル関連情報を取り出して出力する
    パック処理装置と、前記分離装置から出力されるスクラ
    ンブル主データと前記パック処理装置から出力される前
    記スクランブル関連情報を入力し、前記スクランブル関
    連情報を用いて前記主データをデスクランブル処理する
    デスクランブル装置を有し、前記デスクランブル処理は
    前記記録装置におけるスクランブル処理の逆変換である
    ことを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】スクランブル関連情報として、サブデータ
    と、前記サブデータの内容を示すサブデータタイプ情報
    が存在し、補助データ中に1つのサブデータヘッダーパ
    ックと1つ以上のサブデータパックからなるサブデータ
    パック群があり、前記サブデータパックは1つ以上で前
    記サブデータを構成するパケットで、前記サブデータヘ
    ッダーパックは、前記サブデータパック群中の前記サブ
    データパックの個数を示す個数情報と、前記サブデータ
    タイプ情報を有するパケットであることを特徴とする請
    求項1記載の記録再生システム。
  5. 【請求項5】スクランブル関連情報として、サブデータ
    と、前記サブデータの内容を示すサブデータタイプ情報
    が存在し、パック生成装置が、前記スクランブル関連情
    報中の前記サブデータから1つ以上のサブデータパック
    を生成し、前記サブデータタイプ情報と前記サブデータ
    パックの個数を示す個数情報から1つのサブデータヘッ
    ダーパックを生成し、前記1つのサブデータヘッダーパ
    ックと1つ以上のサブデータパックをサブデータパック
    群とし、前記サブデータパック群中では、再生時にサブ
    データヘッダーパックが先に再生されるように並べ、前
    記サブデータパック群を補助データとして出力すること
    を特徴とする請求項2記載の記録装置。
  6. 【請求項6】入力する再生データが、請求項5記載の記
    録装置により記録媒体に記録された後で再生されたデー
    タであり、パック処理装置が補助データからサブデータ
    パック群を取り出す際に、前記サブデータパック群中の
    前記サブデータヘッダーパック中の個数情報により指示
    される個数のサブデータパックを取り出し、前記サブデ
    ータパックからサブデータを生成し、前記サブデータと
    前記サブデータヘッダーパック中のサブデータタイプ情
    報をスクランブル関連情報として出力することを特徴と
    する請求項3記載の再生装置。
  7. 【請求項7】サブデータパックのパックデータがデータ
    部と冗長部からなり、前記データ部に補助情報が含まれ
    るような構成であり、サブデータヘッダーパックが、前
    記サブデータパックのデータ部と冗長部の構成を指示す
    るパケットタイプ情報を有することを特徴とする請求項
    4記載の記録再生システム。
  8. 【請求項8】パック生成装置が、サブデータパックを生
    成する際に、補助データとして記録できるパケットの数
    と記録が必要な補助情報の量から、データ部と冗長部か
    らなるサブデータの構成を決定し、補助情報をデータ部
    に、データ部から算出した情報を冗長部に含む構成のサ
    ブデータパックを生成し、サブデータヘッダーパックに
    前記サブデータパックのデータ部と冗長部の構成を指示
    するパケットタイプ情報を含めることを特徴とする請求
    項5記載の記録装置。
  9. 【請求項9】入力とする再生データは、請求項8記載の
    記録装置により記録媒体に記録された後で、再生された
    データであり、パック処理装置がサブデータヘッダーパ
    ック中のサブデータパックの構成を示すパケットタイプ
    情報により、サブデータパックのデータ部と冗長部を分
    離し、前記冗長部を用いて前記データ部の誤りを訂正
    し、誤り訂正後の前記データ部から補助情報を生成する
    ことを特徴とする請求項6記載の再生装置。
  10. 【請求項10】スクランブル関連情報からなるパケット
    として、順方向パケットと逆方向パケットがあり、前記
    順方向パケットは、通常再生時に自身よりも後で再生さ
    れる主データのスクランブルに用いられるスクランブル
    関連情報からなり、前記逆方向パケットは、通常再生時
    に自身よりも前で再生される主データのスクランブルに
    用いられるスクランブル関連情報とからなることを特徴
    とする請求項1記載の記録再生システム。
  11. 【請求項11】パック生成装置が、順方向パケットと逆
    方向パケットを生成し、前記順方向パケットは、通常再
    生時に自身よりも後で再生される主データのスクランブ
    ルに用いられるスクランブル関連情報から生成し、前記
    逆方向パケットは、通常再生時に自身よりも前で再生さ
    れる主データのスクランブルに用いられるスクランブル
    関連情報とから生成することを特徴とする請求項2記載
    の記録装置。
  12. 【請求項12】入力される再生データを、請求項11記
    載の記録装置により生成された記録データを記録した記
    録媒体より再生されたデータとし、パック処理装置が、
    通常再生時には順方向パケットを用いて処理を行い、逆
    方向再生時には逆方向パケットを用いて処理を行うこと
    を特徴とする請求項3記載の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SG85607A1 (en) * 1997-10-21 2002-01-15 Sony Corp Reproducing apparatus, recording apparatus, and recording medium
US7548887B1 (en) 1998-07-15 2009-06-16 Sony Corporation Information-signal playback system, information-signal reading apparatus, information-signal processing apparatus, information-signal playback method, information-signal reading method and information-signal processing apparatus

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