JPH07160822A - パターン認識方法 - Google Patents

パターン認識方法

Info

Publication number
JPH07160822A
JPH07160822A JP5339944A JP33994493A JPH07160822A JP H07160822 A JPH07160822 A JP H07160822A JP 5339944 A JP5339944 A JP 5339944A JP 33994493 A JP33994493 A JP 33994493A JP H07160822 A JPH07160822 A JP H07160822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recognition
information
character
stage
methods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5339944A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Suzuki
俊博 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5339944A priority Critical patent/JPH07160822A/ja
Publication of JPH07160822A publication Critical patent/JPH07160822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の認識方法を直列、並列に結合する場合
の、各長所を生かし、処理の高速性を保ちつつ認識能力
を高めるたパターン認識方法を提供する。 【構成】 n通りの認識方法があり、直列に結合されて
いるものとする。まず第1段階の認識方法によって認識
を試み、認識されれば認識処理を終了するが、認識され
ない場合、第2段階以降の認識方法に順次移行する。入
力された文字が第m(m<n)段階までの認識方法では
認識されなかった場合、第(m+1)段階の処理におい
て、第m段階までの認識処理の過程で得られた情報をも
利用する。利用できる情報には、第m段階までの候補
文字、第m段階までの候補モデル(あるいはクラス、
テンプレート)、第m段階までの特徴量などがあり、
こうした情報を基にして分類の数を増やす。第(m+
1)段階で認識されれば、その時点で認識処理を終了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパターン認識方法に係
り、詳細には、文字、図形、音声等の各種パターンを、
複数の方法で認識するパターン認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図形、音声等の各種パターンを自
動認識し、コンピュータ等の各種OA機器の入力に使用
されている。このようなパターン認識方法では、例えば
文字を認識する場合、文字の構造などの各種観点から文
字を認識する方法が色々提案されている。また、近年で
は、ハードウェアの性能向上による計算能力の増大に伴
い、複数の認識方法を組み合わせることで文字等の認識
能力を高めるという方法が数多く提案されている。この
ように複数の認識方法を有する文字認識方法として、本
出願人は、処理量が少ない輪郭解析による認識方法を前
段階に置き、ここでリジェクトされた文字のみを、後段
階の骨格解析による認識方法において認識するという方
法(特開平4−297975)を提案している。すなわ
ち、異なる認識方法を直列に結合する形で文字を認識す
る方法である。この方法にによば、高速処理が可能で誤
認の少ないものを前の段階に置き、処理量は多いが認識
能力の高いものを後の段階に置くことで、認識処理の高
速性と高性能さを両立させることができる。同様な方法
として、複数の辞書を段階的に用いる方法(特開平4─
60784)、複数の認識方法を併用する方法(特開平
4─205690、特開昭49─034740、特公昭
52─036377)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来から使
用されているパターン認識の方法は、異なる認識方法を
直列あるいは並列に組み合わせたものである。そして、
並列に結合する方法の場合、最終的に認識結果を判定す
るに当たって利用された情報が多いことから認識能力を
高めるうえでのメリットがある反面、処理量は増大し、
処理速度が低下するという問題がある。一方、直列に結
合する方法は、特に処理の高速性の点で優れているが、
認識能力の点で並列に結合する場合に比較して劣るとい
う問題がある。そこで、本発明はこのような複数の認識
方法を直列、並列に結合する場合の、各長所を生かし、
処理の高速性を保ちつつ認識能力を高めることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパターン
認識方法では、複数の認識方法を直列に組み合わせるパ
ターン認識方法において、ある段階の認識方法において
認識結果を決定する際に、その段階での情報に加えて、
それ以前の認識方法における情報をも利用することで、
前記目的を達成する。請求項2記載の発明では、請求項
1記載のパターン認識方法において、利用する情報とし
て、前段までの候補文字、前段までの候補モデル、前段
までに抽出された特徴量、の少なくとも1つの情報を利
用する。請求項3記載の発明では、請求項1記載のパタ
ーン認識方法において、情報を利用する方法として、あ
らかじめ定められたテーブルを用いることで個別に制御
する。請求項4記載の発明では、請求項1記載のパター
ン認識方法において、情報を利用する方法として、結合
確率を用いる。請求項5記載の発明では、請求項1記載
のパターン認識方法において、情報を利用する方法とし
て、文字認識の類似度あるいは確信度の重み付き総和を
用いる。請求項6記載の発明では、請求項1記載のパタ
ーン認識方法において、情報を利用する方法として、多
数決を用いる。
【0005】
【実施例】以下本発明のパターン認識方法における好適
な実施例について、図1と図2を参照して詳細に説明す
る。第1図は本実施例のパターン認識方法を実施するた
めの文字認識装置の構成を示すブロック図である。この
図1に示すように、文字認識装置は、イメージスキャナ
あるいはタブレット等の入力機器から文字画像データを
入力する入力インターフェイス(I/F)1を備えてお
り、データバス等の各種バスライン6を介してCPU
(中央処理装置)2に接続されている。このCPU2に
は、バスライン6を介して、CPU2による本装置各部
の制御を行うための各種プログラムが格納されたROM
(リード・オンリ・メモリ)3が接続されている。この
ROM3には、n通りの認識を行うためのプログラムも
格納されている。それぞれの認識方法は全く別個なもの
である必要はなく、特徴の取り方を変えたものや、画像
や二値化しきい値に偏向を加えたもの等でもよい。但
し、本実施例では、別々な認識方法として扱うものと
し、個々の認識方法は既存のものを使用してもよい。
【0006】また、CPU2には、上記各種プログラム
のワークエリアとして用いられるRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)4が接続されている。このRAM4は
画像記憶領域を備えており、入力I/F1から入力され
る文字画像データが格納されようになっている。さら
に、CPU2には、出力I/F5が接続されており、外
部機器のホストコンピュータなどに認識結果を出力する
ようになっている。
【0007】次に、このように構成されたパターン認識
装置による本実施例の動作について説明する。まず本発
明の動作原理について、文字認識の原理から説明する。
一般に文字認識を行う場合、画像から抽出した特徴等の
基準を用いて、入力された文字画像をいくつかのクラス
に分類し、分類されたクラスに応じて認識結果としての
文字カテゴリを決定するという処理がなされる。ここ
で、クラス数が少ないのは、クラス数が認識対象字種と
しての文字カテゴリの数と等しい場合である。例えば数
字であれば「0」〜「9」のカテゴリを表す10クラス
であり、英字の大文字であれば「A」〜「Z」のカテゴ
リを表す26クラスである。一方、最もクラス数が多い
のは、起こりうる画像パターンの数だけ分類する場合で
ある。この場合には原理的に全てのパターンを完全に認
識することが可能であるが、分類の数が極めて膨大にな
るので現実的ではなく、一般に、何らかの基準によって
少数のクラスへの分類ということが行われる。
【0008】要するに、分類の数が幾ら大きくてもよい
のであれば、原理的には全ての文字を完全に認識できる
が、時間的あるいは空間的な制約のために分類数を少な
くしているというのが文字認識の立脚点になっている。
このように、認識能力を高めるためには、時間的あるい
は空間的な制約の許す範囲で「分類の数を増やす」とい
うことが一つの基本的な方法である。この分類数を増や
すには、例えば認識辞書の項目を増やす等のように、
(見かけ上の)クラス数を増やす方法がある。また、一
つのクラスから認識結果としての文字カテゴリを決定す
る際に、複数のカテゴリに振り分けることが可能である
ようにする方法もある。例えば、あるクラスに分類され
た場合に、必ず「A」という文字カテゴリに認識するよ
りも、ある条件Pに従って「A」または「B」のいずれ
かに認識しうる方が、見かけ上の分類の数は多く、認識
能力を高める可能性が増す。この場合、ある条件Pに従
ってクラスを再分割したと見なすことができる。
【0009】このように、分類の数を増やすことが認識
能力を高めるための一つの基本的方法であるが、分類数
を増やすには分類のための情報を抽出する必要があり、
従って処理量の増大を招く傾向がある。本実施例は、処
理量の増大を招くことなく、分類のため情報を得るよう
にしたもので、処理の過程で無駄にされている情報を再
利用するものである。すなわち、直列結合を取る場合に
従来では無駄にされていた、それまでの認識手段におけ
る情報を、分類の数を増やすための情報に充てるもので
ある。図2における、後述のステップ5、8がこれに該
当する。こうすることにより、新たに情報を抽出する必
要はなく、したがってこの点に関して処理量の増大を招
くことなしに、分類の数を増やすことが可能になる。
【0010】次に、本実施例の動作について説明する。
ここではn通りの認識方法があり、直列に結合されてい
るものとする。すなわち、同時に全てが起動されるので
はなく、順番に必要なところまでが起動されるものとす
る。それぞれの方法は全く別個なものである必要はな
く、特徴の取り方を変えたものや、画像や二値化しきい
値に変更を加えたものであるなどしても構わない。しか
しここでは、説明の都合上、こうしたものも別々な認識
方法として考えるものとする。個々の認識方法は既存の
ものでよい。
【0011】全体の構成は直列結合であるから、基本的
な流れは次のようになる。まず第1段階の認識方法によ
って認識を試みる。ここで首尾よく認識されたならば、
以後の処理を行うことなく、この時点で認識処理を終了
するが、認識されなかったならば、第2段階の認識方法
へと処理が移されることになる。第2段階で認識されな
かったならば第3段階へというように処理は進められ、
ある段階で首尾よく認識されたならば、以後の処理を行
うことなく、その時点で認識処理を終了する。これが基
本的な流れである。
【0012】いま入力された文字が、第m(m<n)段
階までの認識方法では、首尾よく認識されなかったもの
とする。このとき、通常の直列結合であれば、それまで
に抽出された情報をすべて無視し、新たに第(m+1)
段階の処理を行い、それまでの結果とは独立に認識結果
を決定することになる。本実施例では、ここで第m段階
までの認識方法における認識処理の過程で得られた情報
をも利用するものである。利用できる情報には、第m
段階までの候補文字、第m段階までの候補モデル(あ
るいはクラス、テンプレート)、第m段階までの特徴
量などがあり、こうした情報を基にして分類の数を増や
す。
【0013】なお、以下、数字認識を例にとって説明す
る。候補文字というのは、その名のとおり候補として挙
げられた文字でり、数字であれば認識対象は「0」から
「9」の10カテゴリであり、拒否を含めれば11カテ
ゴリとなる。したがって第i段階の認識方法は、カテゴ
リ数に対応して11通りの答えを出しうる。第j段階の
認識方法も同様である。それぞれの方法を独立に適用す
るならば、いずれも入力されたものを11通りに分けて
考えることができることを意味している。ところがこの
二つの認識方法の組み合わせを考えると、単純に考えて
も11×11=121通りに分けることができ、さら
に、第m段階までの、認識方法の全てを考え合わせる
と、11m 通りに分けることができる。これは、新たな
処理を増やすことなく分類の数を増やすことができると
いうことであり、従って認識能力の向上の可能性が増す
ということである。
【0014】ところで、現実の文字認識技術において、
一つの文字カテゴリに対して一つのモデルしか持たせな
いということは少なく、一つの文字カテゴリを覆うよう
に複数のモデルを用いることも多い。例えば、一つの文
字カテゴリ「4」なら「4」でも、上が閉じることにな
るが、途中の段階では開いた「4」と閉じた「4」は別
なものとして扱うといったことである。あるいは、
「1」という文字のなかには、上部の突起部分が横に長
いために「7」に近い「1」もあれば、下部に横線があ
り縦棒が傾斜したために「2」に近い「1」もある。同
じ「1」のなかにもこのように幾つかのバリエーション
があることがある。また、印刷文字認識であれば、フォ
ントの違いなどもある。このような場合に、一つの文字
カテゴリを覆うように複数のモデルを用いることがあ
る。上記の「候補モデル」は、この意味でのモデルのこ
とであり、認識方法によっては複数のテンプレートと言
い換えてもよく、複数のクラスと言ってもよい。
【0015】いま、「0」から「9」の10カテゴリに
対して、第i段階の認識方法は合計29のモデルを持つ
とし、第j段階の認識方法は49のモデルを持つとす
る。そうすると拒否の場合を考慮して、それぞれの方法
を独立に適用するならば、第i、j段階の認識方法では
それぞれ入力されたものを30通り、50通りに分けて
考えることができる。ここで、この二つの認識方法の結
果を、候補モデルという視点で組み合わせると、単純に
考えても30×50=1500通りに分けることができ
る。さらに、第k段階の認識方法におけるモデル数に、
拒否に相当する1を加えたものをNkとすれば、第m段
階までの認識方法の全てを考え合わせると、IINk
(N1 ×N2 ×・・×Nm )通りに分けられることがわ
かる。従って、新たな処理を増やすことなく分類の数を
増やすことができるので、認識能力の向上の可能性が増
すことになる。
【0016】以上の説明では、第m段階までの候補文字
あるいは候補モデルによって分類の数を増やすことがで
きるということであった。全ての認識方法が候補文字あ
るいは候補モデルとして常に一つしか持たないものとし
て議論したが、複数の候補文字あるいは候補モデルを持
つようにしてもよく、この場合にはより一層分類の数が
増すこととなる。
【0017】さらに、これ以外のものとして特徴量を使
うことも考えられる。これは先に述べた、「一つのクラ
スから認識結果としての文字カテゴリを決定する際に、
複数のカテゴリへと振り分けることが可能であるように
する方法」に相当する。例えば、あるクラスに分類され
たものが、「0」の上部が飛び出たものと、上部の突起
の短い「6」とをともに含んでいる場合を考える。さら
に、それまでの認識方法における候補として「0」と
「6」しか挙がっていないとすれば、突起の長さによっ
てこのクラスを二つに再分割し、一方は「0」のみを含
み、他方は「6」のみを含むようにすることができる。
このとき、突起の長さという特徴量を条件としてクラス
を再分割したと見なすことができる。従って見かけ上の
分類の数は多く、認識能力を高める可能性が増す。以上
の説明は、可能性としての分類の数をいかに増やすかと
いうことであり、そのための情報として、第m段階まで
の候補文字、第m段階までの候補モデル(あるいはクラ
ス、テンプレート)、及び第m段階までの特徴量がある
ということであり、これは、後述する第2図のステップ
5、8に相当する。
【0018】次なる問題は、この可能性のなかから、具
体的にどのように最終的な認識結果を決定するかという
判断の問題であり、これは第2図のステップ6、9に相
当する。まず第一に、全ての場合の判断基準をあらかじ
め設定し、テーブル状に蓄えておく方法がある。また、
結合確率を用いる方法がある。すなわち、第i段階の認
識方法が候補文字あるいはモデルとしてCi を挙げたと
するならば、{Ci |1≦i≦m}が同時に生起した場
合に結果として文字Xである確率P(X|{Ci|1≦
i≦m})を求めて、これが予め定められたしきい値以
上であれば、最終的な認識結果をXとするという方法で
ある。以上は分類のそれぞれに対して個別に判断する方
法であり、非常に詳細な制御が可能となる。
【0019】しかしながら、これらの方法が現実には困
難な場合もある。というのも、数字を例にとった場合あ
っても、11m 通りあるいは(N1 ×N2 ×・・Nm
通りのように、相当大きな数となりうるからである。そ
こで考えられるのが、個々の組み合わせに応じて判断方
法を別々に決めるのではなく、全体として一つの方法を
貫くものである。その一つとして多数決を用いる方法が
ある。分類を規定している情報を用いて多数決により決
定する方法である。分類を規定している情報というの
は、例えば先の{Ci |1≦i≦m}がこれに該当す
る。最終的な判断基準として、全ての一致を基準とした
り、2/3以上あるいは過半数などが考えられる。例え
ば、第m段階までの認識方法が全て同一の候補を挙げて
はいたものの確信度が十分な値を取らないために拒否さ
れてきた文字を、この時点で認識結果として決定する場
合などは、その一例にあたる。次に考えられるのは、確
信度などの評価値の重み付き総和を取ることである。算
出した値が、あるしきい値以上(あるいは以下)などの
ようなあらかじめ定められた条件を満たせば最終結果と
して決定するという方法である。実は、先の多数決はこ
の特殊な場合にあたり、重み・確信度ともに等しいもの
と仮定した場合に、多数決となるのである。
【0020】以上、分類の数が増えたなかから、具体的
に最終的な認識結果を決定する判断の方法を述べた。こ
れは大きく二つに大別できる。一つは個々の組み合わせ
に応じてあらかじめ判断の基準を設定しておく方法であ
る。判断の基準は例えばテーブル状に蓄えておくことも
できるし、結合確率として求めることもできる。この方
法の特徴は、非常に詳細な制御が可能となることであ
る。もう一つは個々の組み合わせに応じて別々に決める
のではなく、全体として一つの方法を貫くものであり、
確信度などの評価値の重み付き総和を用いる方法と、そ
の一特殊例としての多数決を用いる方法である。これら
は後述の第2図のステップ6、9に相当する。
【0021】このように、複数の認識方法を直列に組み
合わせる認識方法において、無駄にされがちな情報を記
録し、これを基に分類の数を増やし、これに基づいて最
終的な認識結果を決定することにより、処理量をあまり
増やすことなく認識能力を高めることができる。
【0022】次に、以上説明した本実施例の具体的動作
について詳細に説明する。第2図は本実施例の文字認識
処理の動作の詳細を表したものである。まず、図示しな
いイメージスキャナから原稿が読み取られると、その文
字画像データが入力I/F1を通して入力され、RAM
4中の画像記憶領域に格納される(ステップ1)。そし
て、一文字分の文字切り出しが行われ(ステップ2)、
第1段階の認識方法による認識が行われる(ステップ
3)。
【0023】次に、文字認識がおこなわれたか否か判断
し(ステップ4)、認識されたならば(ステップ4;
Y)、ステップ11に移行して認識結果を出力する。一
方、第1段階の認識では読み取った文字の認識ができな
かった場合(ステップ4;N)、第1段階の認識方法に
おける情報をRAM4に記録(ステップ5)したのち、
第2段階の認識方法による認識を行う(ステップ6)。
この第2段階の文字認識を行う場合、RAM4に格納し
た第1段階の情報も利用される。この第2段階で文字が
認識されれば(ステップ7;Y)ステップ11に移行し
て認識結果を出力し、一方、認識されない場合(ステッ
プ7;N)、その第2段階における情報もRAM4に格
納したのち、第3段階へと処理を進める。
【0024】このように、各段階の認識を繰り返し、第
n段階の認識方法による認識を、第n段階までの情報を
利用して行う(ステップ9)。第n段階で文字が認識さ
れると、以後の処理を行うことなくその時点で認識処理
を終了し、認識結果を出力I/F5を介して図示しない
ホストコンピュータ等に出力する(ステップ11)。そ
して、全ての文字認識が終了か否か判断し(ステップ1
2)、まだ認識を行っていない文字が有れば(ステップ
12;N)、ステップ2に移行して上記処理を繰り返
し、全ての文字認識が終了した場合には(ステップ1
2;Y)、処理を終了する。
【0025】以上説明した実施例では、文字認識を中心
に説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、例えば、図形、音声等の各種パターンを、複数
の方法で認識する各種のパターン認識方法にも適用する
ことが可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明のパターン認識方法によれば、複
数の認識方法を直列に組み合わせる文字認識方法におい
て、ある段階の認識方法において認識結果を決定する際
に、単にその段階での情報を利用するのみならず、それ
以前の認識方法における情報をも利用することにより、
処理の高速性を保ちつつ認識能力を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパターン認識方法を
実施するための文字認識装置のブッロク構成図である。
【図2】同上、実施例の文字認識処理の動作の詳細を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力I/F 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 出力I/F 6 バスライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の認識方法を直列に組み合わせるパ
    ターン認識方法において、 ある段階の認識方法において認識結果を決定する際に、
    その段階での情報に加えて、それ以前の認識方法におけ
    る情報をも利用することを特徴とするパターン認識方
    法。
  2. 【請求項2】 利用する情報として、前段までの候補文
    字、前段までの候補モデル、前段までに抽出された特徴
    量、の少なくとも1つの情報を利用することを特徴する
    請求項1記載のパターン認識方法。
  3. 【請求項3】 情報を利用する方法として、あらかじめ
    定められたテーブルを用いることで個別に制御すること
    を特徴とする、請求項1記載のパターン認識方法。
  4. 【請求項4】 情報を利用する方法として、結合確率を
    用いる、ことを特徴とする請求項1記載のパターン認識
    方法。
  5. 【請求項5】 情報を利用する方法として、文字認識の
    類似度あるいは確信度の重み付き総和を用いる、ことを
    特徴とする請求項1記載のパターン認識方法。
  6. 【請求項6】 情報を利用する方法として、多数決を用
    いる、ことを特徴とする請求項1記載のパターン認識方
    法。
JP5339944A 1993-12-07 1993-12-07 パターン認識方法 Pending JPH07160822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5339944A JPH07160822A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 パターン認識方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5339944A JPH07160822A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 パターン認識方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07160822A true JPH07160822A (ja) 1995-06-23

Family

ID=18332241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5339944A Pending JPH07160822A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 パターン認識方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07160822A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540477A (ja) * 1999-03-26 2002-11-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ クライアント−サーバ音声認識
JP2003186491A (ja) * 2001-12-13 2003-07-04 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 電子化テキスト作成支援システム
JP2007058751A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Fujitsu Ten Ltd 物体判別装置、物体判別方法および物体判別プログラム
JP2007064894A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Fujitsu Ten Ltd 物体検出装置、物体検出方法および物体検出プログラム
WO2010128560A1 (ja) * 2009-05-08 2010-11-11 パイオニア株式会社 音声認識装置、音声認識方法、及び音声認識プログラム
JP2013191143A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Secom Co Ltd 画像処理装置
CN108073925A (zh) * 2016-11-17 2018-05-25 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种车牌识别方法及装置
WO2018131451A1 (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 富士通株式会社 画像処理プログラム、画像認識プログラム、画像処理装置、画像認識装置、画像認識方法、及び画像処理方法
JP6474504B1 (ja) * 2018-01-23 2019-02-27 株式会社野村総合研究所 手書文字認識システム
JP2020027501A (ja) * 2018-08-14 2020-02-20 東芝テック株式会社 画像処理装置及び画像処理方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540477A (ja) * 1999-03-26 2002-11-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ クライアント−サーバ音声認識
JP2003186491A (ja) * 2001-12-13 2003-07-04 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 電子化テキスト作成支援システム
JP2007058751A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Fujitsu Ten Ltd 物体判別装置、物体判別方法および物体判別プログラム
JP2007064894A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Fujitsu Ten Ltd 物体検出装置、物体検出方法および物体検出プログラム
WO2010128560A1 (ja) * 2009-05-08 2010-11-11 パイオニア株式会社 音声認識装置、音声認識方法、及び音声認識プログラム
JP2013191143A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Secom Co Ltd 画像処理装置
CN108073925A (zh) * 2016-11-17 2018-05-25 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种车牌识别方法及装置
CN108073925B (zh) * 2016-11-17 2021-09-17 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种车牌识别方法及装置
WO2018131451A1 (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 富士通株式会社 画像処理プログラム、画像認識プログラム、画像処理装置、画像認識装置、画像認識方法、及び画像処理方法
JP2018112839A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 富士通株式会社 画像処理プログラム、画像認識プログラム、画像処理装置、画像認識装置、画像認識方法、及び画像処理方法
US10915799B2 (en) 2017-01-10 2021-02-09 Fujitsu Limited Image processing apparatus and image recognition apparatus
JP6474504B1 (ja) * 2018-01-23 2019-02-27 株式会社野村総合研究所 手書文字認識システム
JP2019128690A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 株式会社野村総合研究所 手書文字認識システム
JP2020027501A (ja) * 2018-08-14 2020-02-20 東芝テック株式会社 画像処理装置及び画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9910829B2 (en) Automatic document separation
US7020337B2 (en) System and method for detecting objects in images
US4989258A (en) Character recognition apparatus
US5067165A (en) Character recognition method
JP2001175811A (ja) 単語大分類装置及びその単語大分類方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
US5621818A (en) Document recognition apparatus
JPH07160822A (ja) パターン認識方法
US6052483A (en) Methods and apparatus for classification of images using distribution maps
Song et al. Recognition of merged characters based on forepart prediction, necessity-sufficiency matching, and character-adaptive masking
US7844114B2 (en) Logical structure layout identification and classification for offline character recognition
JP3095069B2 (ja) 文字認識装置、学習方法および文字認識プログラムを記録した記録媒体
Pornpanomchai et al. Printed Thai character recognition by genetic algorithm
EP0602955B1 (en) Text recognition
JPH0638276B2 (ja) パターン識別装置
JP3266441B2 (ja) 文字認識方法
KR100200871B1 (ko) 이항 인식에 기반한 문자 인식 방법 및 장치
JP3209197B2 (ja) 文字認識装置及び文字認識プログラムを記録した記録媒体
JPH0620098A (ja) 文字認識装置
CN115878807A (zh) 一种基于城市大脑的一网通办案件分类方法及系统
JPS62281082A (ja) 文字認識装置
JPH06162266A (ja) オンライン手書き文字認識の方法及びその装置
JPH08115386A (ja) パターン認識装置
JPH07249103A (ja) パターン認識方法及びパターン認識装置
JPH01191992A (ja) 文字認識装置
JP2001034709A (ja) 高速認識検索システム及びそれに用いる認識検索高速化方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体