JPH07155381A - 自動催眠誘導装置 - Google Patents

自動催眠誘導装置

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JPH07155381A
JPH07155381A JP5306598A JP30659893A JPH07155381A JP H07155381 A JPH07155381 A JP H07155381A JP 5306598 A JP5306598 A JP 5306598A JP 30659893 A JP30659893 A JP 30659893A JP H07155381 A JPH07155381 A JP H07155381A
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JP
Japan
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hypnosis
hypnotic
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JP5306598A
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Kazuhide Nakaji
一秀 中治
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 催眠被験者を、催眠技師に依存することな
く、機械的手順に因って自動的に催眠に誘導することが
できる、いわゆる自動催眠誘導装置を提供する。 【構成】 自動催眠誘導装置は、催眠誘導のための段階
的暗示データを記録する記録手段としての音声記録器
(例えば、DAT等)10および映像記録器(例えば、
光ディスク等)12と、この記録手段10、12からの
暗示データを催眠被験者14に伝達する伝達手段として
の例えばヘッドホン16およびディスプレイ18と、こ
の伝達手段16、18による前記暗示データの段階的進
行に対応して被験者14が反応するレベルを連続的に検
出する検出手段20と、この検出手段20による被験者
14の前記反応レベルの進行に対応して前記段階的暗示
データの中から最適の暗示データを選択して被験者14
に順次フィードバックするよう作動する制御手段22と
から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、催眠被験者を、催眠技
師に依存することなく、機械的手段に因って自動的に催
眠に誘導する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、催眠は、催眠技師と言われる特
種な能力を有する人のみが行える不思議な現象と思わ
れ、従ってこのような現象(催眠)を自動的(催眠技師
に代って機械的)に行おうとする発想はなかった。な
お、催眠の誘導は、従来は、催眠技師が催眠被験者に対
して、振り子やペンライトなどの小道具を使用したり、
暗示言葉による直接的方法と、暗示言葉の録音テープ等
を使用して行う間接的方法とが公知である。そして、こ
のような催眠による暗示的心理療法(催眠療法)が、例
えばストレスの解消等を含む一般的医療分野に広く有効
であることも公知である。
【0003】しかるに、催眠誘導を、前記録音テープ等
のみによって行うことは極めて困難である。このため、
従来において、催眠の利用者は、数少ない催眠技師を捜
し出して依頼するより他はなく、この結果、催眠の利用
は、ショウビジネスを除いては、特別の精神医療分野に
のみ限定されている状態であった。
【0004】そこで、最近、前述した他者催眠とは別
に、催眠の利用者が自ら自立神経を制御するために、自
立訓練用のバイオフィードバック(訓練ツール)を使用
する技術が開発され、利用されている。以下、これにつ
いて簡単に説明すると、先ず一般に、人間はその脳波
が、催眠状態、精神のリラックス状態、普通状態および
興奮状態に応じて、それぞれδ波ないしθ波(2.5〜
5ヘルツ程度)、α波(10ヘルツ程度)、β波(20
ヘルツ程度)およびγ波(30ヘルツ程度)を現出して
いることが、経験則により解明されている。そこで、前
記訓練ツールは、前記経験則に基づき、自分で自分自身
の脳波を測定しながら、この脳波を前記α波のレベルと
するよう呼吸や心を整えることにより、精神のリラック
ス状態を招来して、ストレス解消を達成しようするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た訓練ツールは、催眠誘導を自動的に達成するものでは
なく、自分の脳波や体温等の現状を測定し、その現状を
自分で認識して自律神経の制御に役立てようとするもの
である。
【0006】すなわち、前記訓練ツールは、前述したよ
うに、自分自身の意志で自分自身を制御することによ
り、リラックス状態を現出する訓練用(補助的)のツー
ルである。言い換えれば、前記訓練ツールは、催眠技師
によって行われていた従来の催眠誘導を、機械的に(催
眠技師に代って自動的に)達成しようとするツールでな
いことは明らかである。従って、前記訓練ツールによっ
ては、催眠の利用者が自分自身で(自動的に)催眠を誘
導することは、本質的に或いは実質的に不可能である。
また、催眠の利用も、広く一般的催眠療法の分野まで拡
大し得ないことも明らかである。
【0007】そこで、本発明の目的は、催眠被験者を、
催眠技師に依存することなく、機械的手順に因って自動
的に催眠に誘導することができる、いわゆる自動催眠誘
導装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る自動催眠誘導装置は、催眠誘導のため
の段階的暗示データを記録する記録手段と、この記録手
段からの暗示データを催眠の被験者に伝達する伝達手段
と、この伝達手段による前記暗示データの段階的進行に
対応して被験者が反応するレベルを連続的に検出する検
出手段と、この検出手段による被験者の前記反応レベル
の進行に対応して前記段階的暗示データの中から最適の
暗示データを選択して被験者に順次フィードバックする
よう作動する制御手段とから構成することを特徴とす
る。
【0009】この場合、段階的暗示データは、催眠感受
性テスト、催眠誘導、催眠深化、催眠状態評価、催眠シ
ナリオおよび催眠解除の各暗示データからもしくはこれ
らの適宜組合わせから構成することができる。
【0010】そこで、前記記録手段は、音声暗示データ
を録音した音声記録器および/もしくは映像暗示データ
を録画した映像記録器から構成することができる。ま
た、前記伝達手段は、音声記録器および/もしくは映像
記録器にそれぞれ接続されるヘッドホンおよび/もしく
はディスプレイから構成することができる。さらに、前
記検出手段は、被験者の体の一部の移動および/もしく
は発声を検出する移動センサおよび/もしくは音声認識
センサから構成することができる。そして、前記制御手
段は、記録手段の各段階的暗示データをそれぞれ所定の
文節毎に整理し、これらの各文節と検出手段により検出
される各反応レベルとをそれぞれ対応させてプログラミ
ングして作成したプロセスプログラムに基づいて作動す
るよう構成することができる。
【0011】
【作用】本発明によれば、催眠被験者に対して、催眠誘
導のための段階的暗示データが、被験者の暗示反応レベ
ルに対応して、順次最適に且つフィードバック的に伝達
される。従って、被験者は、従来催眠技師によって行っ
ていたのと同等のもしくはそれ以上の催眠誘導暗示デー
タを機械的に享受することが可能となり、従って催眠誘
導を自動的に達成することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る自動催眠誘導装置の一実
施例を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1において、先ず本発明の自動催眠誘導
装置は、基本的には、催眠誘導のための段階的暗示デー
タを記録する記録手段としての音声暗示データを録音し
た音声記録器〔例えば、ディジタル・オーディオ・テー
プレコーダ(DAT)等〕10および映像暗示データを
録画した映像記録器(例えば、光ディスク等)12と、
この記録手段10、12からの暗示データを催眠の被験
者14に伝達する伝達手段としての例えばヘッドホン1
6およびディスプレイ18と、この伝達手段16、18
による前記暗示データの段階的進行に対応して被験者1
4が反応するレベルを連続的に検出する検出手段20
と、この検出手段20による被験者14の前記反応レベ
ルの進行に対応して前記段階的暗示データの中から最適
の暗示データを選択して被験者14に順次フィードバッ
クするよう作動する制御手段22とから構成されてい
る。なお、図中の参照符号24は被験者14用の椅子を
示し、参照符号26は前記各手段10、12、16、1
8、20、22の間を接続するケーブルを示す。
【0014】ところで、催眠誘導の初期の段階では、観
念運動、例えば手がくっつく、体が後に倒れる等の暗示
によって、被験者が実際に手をくっつけたり、体を倒し
たりする現象から入るのが一般的である。そこで、本実
施例における前記検出手段20は、被験者14の肩幅よ
り幾らか広い幅の箱体20aの内部に、検出センサ(例
えば、発光素子および受光素子)20bを配置して、被
験者14の手14aの移動状態(速度)を感知すること
により、前記段階的暗示データ(催眠)に対する被験者
14の反応レベル(催眠感受性)を検出するよう構成さ
れている。そして、この反応レベルに対応して、最適の
暗示データを順次フィードバックするために、前記記録
手段(DAT10および光ディスク12)には、予め前
記反応レベルに合わせて、前記段階的暗示データ(音声
および映像)が記録されている。そして、この暗示デー
タの中の前記最適な暗示データが、暗示誘導に際して、
プログラムされた前記制御手段22を介して選択され、
そして伝達手段(ヘッドホン16およびディスプレイ1
8)を介して自動的に被験者14へ供給されるよう構成
されている。
【0015】なお、ここで、暗示音声は、通常の言葉の
他に、メトロノーム等の単調なしかも強弱をつけた音等
から構成し、また暗示映像は、通常の画像の他に、図形
等から構成しても良いことは勿論である。そして、前記
各構成手段は、前述したものとは別に、例えば検出手段
としては、磁気センサもしくは超音波センサ或いはカメ
ラまたは音声認識センサ等から構成し、さらに補助的に
脳波計等を使用することもできる。なお、検出手段とし
てジョイスティックを設けて、これを被験者の手に握ら
せる方法も可能である。また、記録手段としては、IC
メモリ等から構成することができる。そして、伝達手段
としては、スピーカ等からそれぞれ構成できることも明
らかである。
【0016】次に、本発明装置の動作について説明す
る。この場合、前述した前記各構成手段の個々の動作か
ら、基本的には既に理解されるところである。
【0017】すなわち、催眠被験者(利用者)14は、
先ず最初に、催眠誘導の手順をプログラムした制御手段
22を介して、DAT10および光ディスク12に記録
されている段階的な音声および映像暗示データの中か
ら、標準的な暗示誘導データを選択して、これをヘッド
ホン16およびディスプレイ18から供給する。
【0018】すると、この暗示データに被験者14が反
応し、この反応による手14aの移動が、検出センサ2
0bで検出される。そして、この手14aの移動から、
今度は逆に、被験者14の前記暗示データに対する反応
レベルが判断される。
【0019】これにより、制御手段22は、前記標準的
な暗示誘導データに代えて、時々刻々と変化する被験者
14の前記反応レベルに適合する最適の暗示データを選
択し、そしてこれを被験者14に順次フィードバックし
て供給するよう構成されている。
【0020】なお、前記動作を更に理解し易くするた
め、次に、前記暗示データにつき具体的に説明する。な
お、ここで、前記暗示データ(プログラム)は、通常、
催眠感受性テストを含む。すなわち、一般に10人中で
2人程度は催眠にかかり難い人であり、このため催眠誘
導に際しては、先ず被験者を催眠にかかり易い人とかか
り難い人とに弁別する必要があるので、催眠感受性テス
ト、催眠誘導、催眠深化、催眠状態評価、催眠シナリオ
および催眠解除の各暗示データ、もしくはこれらの適宜
組合わせからからなる暗示データにより構成されてい
る。
【0021】そこで、以下に、それらの中の一例とし
て、催眠感受性テストおよび催眠誘導の両暗示データに
関して、例題的に説明する。
【0022】先ず、催眠感受性テストにおいては、制御
手段22は、検出手段20で検出される被験者の手14
aの実際の移動速度(反応レベル)に対応して、ヘッド
ホン16およびディスプレイ18上に、DAT10およ
び光ディスク12からの暗示映像、すなわち図2の
(a)、(b)、(c)および下記の暗示言葉、I、I
I、III をそれぞれ対応させ、しかもフィードバックし
て伝達するよう構成されている。そして、これにより、
被験者14の催眠感受性が自動的に判断される。
【0023】I.「催眠には、かかり易い人と、かかり
難い人がいます。10人の内2人程はかかり難く、その
人達は時間をかけて訓練する必要があります。これか
ら、催眠にかかり易いか、かかり難いかのテストを行い
ますので、私の指示に従って下さい。箱の中に右手を入
れて、画面の中の紐の先を握るようにして下さい。」
【0024】II.「紐が揺れて、その先の光が左右に揺
れてきます。少し揺れている。ほら揺れてきた。だんだ
ん大きく揺れてくる。大きく揺れてきた。揺れている。
揺れている。大きく揺れている。揺れている。大きく揺
れている。さあ、今度は光が回り始める。ほら回り始め
た。回っている。回っている。回っている。大きく回っ
ている。」(被験者の手の動きの大きさと早さを移動セ
ンサで検知して、被験者の催眠感受性を判断する。) 「さあ、私が数を10から1まで逆に数えると、揺れが
だんだん止まってくる。10、9、8、ほうら止まって
きた。7、6、5、4、3、2、1、ほうら止まっ
た。」(被験者の手の動きの大きさと早さを移動センサ
で検知して、被験者の催眠感受性を判断する。)
【0025】III .「次は、両手を開いて前に出して下
さい。画面に風船と本を持った手が出ます。左手は風船
に引っ張られて上に上がっていきます。右手は本が重く
て下に下がります。右手が重い、右手が重い、右手が重
い、右手が重い、左手は上に上がる、上に上がる、上に
上がる。」(被験者の手の動きの大きさと早さを移動セ
ンサで検知して、被験者の催眠感受性を判断する。)
【0026】次に、催眠誘導においては、制御手段22
は、前記催眠感受性テストの場合と同様に、検出手段2
0による被験者の手14aの実際の移動速度に対応し
て、ヘッドホン16およびディスプレイ18上に、DA
T10および光ディスク12からの暗示映像、すなわち
図3の(a)、(b)、(c)および下記の暗示言葉、
IV、V、VIをそれぞれ対応させ、しかもフィードバック
して伝達するよう構成されている。そして、これによ
り、的確な催眠誘導が自動的に達成される。
【0027】IV.「催眠感受性テストの結果、貴方は十
分に催眠を経験する能力があります。それでは、次の段
階に進みます。体の力を抜いてリラックスして下さい。
両手を肩の幅に開いて、真っ直ぐ前に伸ばして下さい。
そのまま、じっと画面を見ます。画面をじっと見ている
と、画面の真ん中にある光の玉に、両手が次第に引き寄
せられます。手が光の方へ動く、動く、動く、磁石に吸
い寄せられるように、動く、動く、動く、どんどん吸い
寄せられる。」(移動センサにより検知される被験者の
手の動きを、制御手段にフィードバックして、被験者に
提供する暗示映像の変化と最適な暗示言葉の選択を行
う。)
【0028】V.「両手がピッタリくっつく、くっつ
く、くっつく、さあ、両手がピッタリくっついた。太鼓
の音がするたびに、両手はもっと、もっと強く、くっつ
く、ドン…ドン…ドン…ドン…ドン…両手は強く、強
く、くっついている。くっついている。」(移動センサ
により検知される被験者の手の動きを、制御手段にフィ
ードバックして、被験者に提供する暗示映像の変化と最
適な暗示言葉の選択を行う。)
【0029】VI.「さあ、今度は、鈴の音がすると、ピ
ッタリくっついている手がだんだんと離れていく。チリ
ン…チリン…ほうら離れていく、離れていく、チリン…
チリン…チリン…チリン…チリン…チリン…開いた両手
の間から、光の玉が見える。光の玉をじっと見ている
と、瞼がだんだん重くなる。瞼がだんだん重くなる。瞼
が重くなってくっつく、くっつく、くっつく、ピッタリ
くっつく、ピッタリくっついてどうしても離れない。離
れない。」(被験者の手の動きを移動センサにより検知
して、被験者の催眠状態を判断する。)
【0030】なお、このようにして、催眠被験者が催眠
状態に移行する段階においては、最早ディスプレイによ
る暗示映像は有効でないため、被験者が所定のイメージ
を想起するような暗示言葉を提供し、これにより被験者
が所定のイメージを想起した際に、被験者の発声による
返事を求めることにより、これを音声認識センサで検知
して、被験者の催眠状態を判断することができる。
【0031】前述した操作によって、催眠被験者に対し
て、催眠誘導のための段階的暗示データ(すなわち、所
定の文節毎に整理された暗示データ)が、被験者の暗示
反応レベル(催眠感受性)に対応して、順次最適且つフ
ィードバックして伝達される。すなわち、被験者は、従
来催眠技師が行っていたのと同等の、もしくはそれ以上
の催眠誘導暗示データ(ここで、殊に映像暗示データ
は、従来催眠技師がやりたくてもできなかったものであ
った)を、機械的に供給することが可能となり、従って
催眠誘導を自動的に達成することができる。
【0032】仍って、本発明装置によれば、催眠の利用
を、従来とは異なり、一般的な催眠療法はもとより、更
には老人福祉、教育或いはアミューズメント等の産業分
野にまで、広く応用拡大する効果を期待することができ
る。
【0033】図4は、本発明装置の別の実施例を示す。
本実施例においては、先の実施例に対する代案としての
各構成手段および/もしくは追加的構成手段を示したも
のである。従って、以下の説明は、これらについてのみ
述べられる。
【0034】すなわち、先ず代案の構成手段としては、
伝達手段としてのスピーカ16′、検出手段としての超
音波センサ20′およびアイセンサ20″並びに制御手
段としてのコンピュータ22′が示されている。しかる
に、これらの手段についてはそれぞれ当業者において自
明であるので、特に説明は省略する。次に、追加的構成
手段としては、それぞれ容量を変更できるライト30、
エアコン32およよびヒータ34並びに背もたれが倒れ
る椅子24′が示されている。なお、これらの手段は、
室内等の環境を整備するものであることは明らかであ
る。また、前記コンピュータ22′には、前記追加的構
成手段等のために、図示のように、前述したプログラム
の他に、データ管理、映像、音声および環境制御の各プ
ログラムが更に追加的に組み込まれている。
【0035】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において、更に多くの設計変
更が可能であることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
催眠誘導装置は、催眠誘導のための段階的暗示データを
記録する記録手段と、この記録手段からの暗示データを
催眠の被験者に伝達する伝達手段と、この伝達手段によ
る前記暗示データの段階的進行に対応して被験者が反応
するレベルを連続的に検出する検出手段と、この検出手
段による被験者の前記反応レベルの進行に対応して前記
段階的暗示データの中から最適の暗示データを選択して
被験者に順次フィードバックするよう作動する制御手段
とから構成したことにより、催眠被験者は、従来催眠技
師によって行っていたのと同等、もしくはそれ以上の催
眠誘導暗示データを、居ながらにして機械的に享受する
ことが可能となるので、催眠被験者に対する催眠誘導を
自動的に且つ簡便に達成することができる。
【0037】従って、本発明装置によれば、催眠の利用
を、従来とは異なり、一般的な催眠療法はもとより、更
には老人福祉、教育或いはアミューズメント等の産業分
野にまで、広く応用拡大する効果を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動催眠誘導装置の一実施例を示
す概略構成図である。
【図2】(a)〜(c)は、それぞれ本発明に係る自動
催眠誘導装置の催眠感受性テスト中におけるディスプレ
イ暗示映像を示す説明図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ本発明に係る自動
催眠誘導装置の催眠誘導中におけるディスプレイ暗示映
像を示す説明図である。
【図4】本発明に係る自動催眠誘導装置の別の実施例を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 DAT 12 光ディスク 14 被験者 14a 手 16 ヘッドホン 16′ スピーカ 18 ディスプレイ 20 検出箱 20a 箱体 20b 光センサ 20′ 超音波センサ 20″ アイセンサ 22 制御手段 22′ コンピュータ 24、24′ 椅子 26 ケーブル 30 ライト 32 エアコン 34 ヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 催眠誘導のための段階的暗示データを記
    録する記録手段と、この記録手段からの暗示データを催
    眠の被験者に伝達する伝達手段と、この伝達手段による
    前記暗示データの段階的進行に対応して被験者が反応す
    るレベルを連続的に検出する検出手段と、この検出手段
    による被験者の前記反応レベルの進行に対応して前記段
    階的暗示データの中から最適の暗示データを選択して被
    験者に順次フィードバックするよう作動する制御手段と
    から構成することを特徴とする自動催眠誘導装置。
  2. 【請求項2】 段階的暗示データは、催眠感受性テス
    ト、催眠誘導、催眠深化、催眠状態評価、催眠シナリオ
    および催眠解除の各暗示データからもしくはこれらの適
    宜組合わせから構成してなる請求項1記載の自動催眠誘
    導装置。
  3. 【請求項3】 記録手段は、音声暗示データを録音した
    音声記録器および/もしくは映像暗示データを録画した
    映像記録器から構成してなる請求項1記載の自動催眠誘
    導装置。
  4. 【請求項4】 伝達手段は、音声記録器および/もしく
    は映像記録器にそれぞれ接続されるヘッドホンおよび/
    もしくはディスプレイから構成してなる請求項1記載の
    自動催眠誘導装置。
  5. 【請求項5】 検出手段は、被験者の体の一部の移動お
    よび/もしくは発声を検出する移動センサおよび/もし
    くは音声認識センサから構成してなる請求項1記載の自
    動催眠誘導装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、記録手段の各段階的暗示デ
    ータをそれぞれ所定の文節毎に整理し、これらの各文節
    と検出手段により検出される各反応レベルとをそれぞれ
    対応させてプログラミングして作成したプロセスプログ
    ラムに基づいて作動するよう構成してなる請求項1記載
    の自動催眠誘導装置。
JP5306598A 1993-12-07 1993-12-07 自動催眠誘導装置 Pending JPH07155381A (ja)

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JP5306598A JPH07155381A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 自動催眠誘導装置

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JP (1) JPH07155381A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040036489A (ko) * 2002-10-26 2004-04-30 김형성 최면유도장치
WO2024058141A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 株式会社Jvcケンウッド 誘導装置、誘導方法及び誘導プログラム

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