JPH07148196A - レーザー手術装置 - Google Patents

レーザー手術装置

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JPH07148196A
JPH07148196A JP5329896A JP32989693A JPH07148196A JP H07148196 A JPH07148196 A JP H07148196A JP 5329896 A JP5329896 A JP 5329896A JP 32989693 A JP32989693 A JP 32989693A JP H07148196 A JPH07148196 A JP H07148196A
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ferrule
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克彦 小林
Takashi Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 レーザー光が射出される先端部が、レーザー
エネルギ等により破壊された場合でも、ファイバー部と
眼内組織が接触せず、更に、ファイバー部の接続部分が
レーザーエネルギにより損傷されにくいレーザー手術装
置を提供する。 【構成】 第1のファイバー部5が水の吸収ピークに対
応する波長のレーザ光源からの光をハンドピース2まで
導き、ファイバー部5に接続面で接続された第2のファ
イバー部4が、ファイバー部5からの光を被照射部に導
き、第1端子をファイバー部5の端部に形成し、第2端
子をファイバー部4の端部に形成し、割スリーブ62が
第1端子と第2端子とを接続し、第1の固着手段が、第
1端子とファイバー部5とを接続面から離れた位置で固
着し、第2の固着手段が、第2端子とファイバー部4と
を接続面から離れた位置で固着して、ファイバー部5
と、ファイバー部4とのアライメントを容易にするレー
ザー手術装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被照射部に挿入するプ
ローブが設けられたハンドピースを有するレーザー手術
装置に係わり、特に、白内障、緑内障等の眼内手術装置
に最適であり、レーザー光が射出される先端部が、レー
ザーエネルギ等により破壊された場合でも、ファイバー
部と眼内組織が接触せず、更に、ファイバー部の接続部
分がレーザーエネルギにより損傷されにくい様に構成さ
れているレーザー手術装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶体が濁ってしまった白内障の患者に
対しては、水晶体を透明化させる有効な治療剤は現在の
ところ存在しておらず、視力の低下を回復させるために
は濁った水晶体を摘出する手術を行わなければならな
い。
【0003】近年白内障の手術方法として、超音波乳化
吸引術が広く実施されている。この超音波乳化吸引術は
柔らかい水晶体核に限られるという制限があったが、水
晶体核分割法が提唱され、硬い水晶体核に対しても超音
波乳化吸引術が実施される様になっている。
【0004】即ち水晶体核分割法は、超音波乳化吸引手
術の術前に、積層状になっている水晶体核の層間に灌流
液を一定量ずつ注入し、層間の分離と、水晶体核の軟化
を図るものである。そして超音波乳化吸引術は、灌流液
を注入しながら27〜55KHz程度の超音波を印加し
て振動させることにより、キャビテーションを発生さ
せ、その機械的破壊作用により白内障水晶体組織を破壊
し、乳化された水晶体核組織と灌流液とを吸引するもの
である。
【0005】比較的柔らかい水晶体核に対しては、ま
ず、水晶体前嚢を切開し、超音波乳化吸引法により白内
障水晶体組織を破壊吸引する。そして残された水晶体嚢
内に人工水晶体を挿入する手術が行われている。この水
晶体前嚢を切開する方式は、円形切開法が広く使用され
ている。この方式は開口部が対称であり、前嚢辺縁に亀
裂が入りにくく、眼組織への障害が少ないからである。
また挿入された人工水晶体が安定に保たれるので、人工
水晶体の軸ずれによる手術後の視力低下が少ないとされ
ている。
【0006】更に白内障が進行し、比較的硬くなった水
晶体核に対しては、従来では、水晶体前嚢の切開も超音
波乳化吸引法も行わず、水晶体嚢を全て摘出する嚢内摘
出術(全摘手術)が実施されていた。しかしながら嚢内
摘出術は、水晶体嚢が残らないため、人工水晶体を安定
した状態で眼内に固定することができないという問題が
あった。このため、細い線材の先端を超音波により振動
させ、先端から灌流液BSS(BALANCED SA
LT SOLUTION)を注入し、水晶体核の層間を
剥離させる水力学的分離法(HYDRODELINEA
TION)が実施されている。
【0007】眼内の白内障水晶体組織を除去するため
に、レーザー光を使用したハンドピースが開発されてい
る。このハンドピースは、ハンドピース本体と、水の吸
収ピークに対応する波長を有するレーザー光を伝達させ
る手段と、灌流液を灌流させるための灌流手段と、レー
ザー光により蒸散された組織を吸引するための吸引手段
とから構成されている。
【0008】そしてこのハンドピースには、レーザーメ
ス用のプローブが取り付けられており、このプローブは
例えばZnSe等の結晶体をファイバーの支持部材とし
て使用し、ファイバーの射出端面を保護するものが存在
している。
【0009】更に、レーザー光のパワー伝達用ファイバ
ーと同等か、それ以上の外径のファイバーをプローブの
先端部に取付け、パワー伝達用ファイバーの端面を保護
すると共に、射出するレーザー光を集光したり、発散さ
せたりするファイバーも存在していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のハンドピースに使用するプローブは、プローブ先端部
に取り付けられるファイバー先端保護部材の形状が複雑
な上、ファイバー先端部のシーリング効果を上げるため
には、ファイバー先端保護部材を高精度に加工せねばな
らず、フローブの径を小さくすることが困難であるとい
う問題点があった。
【0011】即ち、レーザープローブを使用して精密な
眼内手術を行うためには、先端部のコア径をできるだけ
小さくして照射するレーザー光のビーム径を小さくする
必要がある。しかしながら光ファイバーの先端部から照
射するレーザー光は、コアの全面からファイバーの開口
数で規定される角度で広がるので、ファイバーの先端部
を凸レンズ状に加工したり、先端部に凸レンズを設けた
としても、照射するレーザー光をファイバーのコア径よ
り小さく集光することは困難だからである。
【0012】また上述のファイバーの支持部材は、Zn
Se等の結晶体から構成されているが、人体に対して無
害とは言えず、人体内に挿入するファイバーエンドプロ
ーブとしては適当ではないという問題点があった。
【0013】更にレーザー光を使用したハンドピース
は、波長2.9μm付近の赤外レーザー光を使用するこ
ともできるが、波長2.9μm付近の赤外レーザー光
は、ーOH基の鋭い吸収スペクトルと一致するので、成
分にーOH基を含む例えば石英ファイバー等による伝送
が不可能であるという問題点があった。
【0014】そしてレーザーメスとして生体に作用させ
るに充分なエネルギーである2J/cm2(波長2.9μ
m付近の赤外レーザー光における作用面のエネルギー)
程度以上を伝送可能なファイバーとしては、ジルコニウ
ム系フッ化物ガラスを主成分とするファイバーが現在の
ところ最適と言われている。しかしながらジルコニウム
系フッ化物ガラスファイバーは僅かながら水に溶け、フ
ッ化物を生成するので、人体内に被覆することなく挿入
することはできないという問題点があった。
【0015】更に波長2.9μm付近の赤外レーザー光
を照射部まで導くために、ファイバー部にジルコニウム
系フッ化物ガラスファイバーを用いた場合には、このフ
ァーバー部と先端部との接続部分が、レーザー光の熱エ
ネルギーによって先端部が破壊される恐れがあるのみな
らず、破壊された場合にファイバー部が生体組織に触れ
る可能性があり、人体に対して無害とは言えないという
問題点があった。
【0016】そしてレーザーメス等に使用される脱水処
理されたエポキシ系の接着剤は、主剤であるエポキシの
分子量が20万〜30万、硬化剤であるアミンの分子量
が2万〜3万、混合初期粘度が5〜7Pa・S(500
0〜7000cP)の特徴があり、例えば、Devco
n 2−Ton Epoxyの2時間硬化型である。通
常のエポキシは分子量の大きなアミン、エポキシが主成
分となっているが、分子量の小さなアミン、エポキシも
多く含まれている。このエポキシをそのままジルコニウ
ム系フッ化物ガラスファイバーの接着に用いれば、エポ
キシが硬化するまでの間に分子量の小さなアミン、エポ
キシとジルコニウム系フッ化物ガラスファイバーとが、
化学反応を起こしてしまい、ジルコニウム系フッ化物ガ
ラスファイバーのレーザーエネルギに対する耐久性が著
しく低下してしまうという問題点があった。
【0017】また、これらのエポキシを接着剤として用
いると、レーザー光の熱エネルギによって第1のファイ
バー部の接続部分が、先端部に形成された第2のファイ
バー部よりも先に破壊されてしまう可能性も高く、この
ために高価なジルコニウム系フッ化物ガラスファイバー
を頻繁に交換しなければならないという問題点が想定さ
れる。
【0018】また最近ではウイルス等による感染が問題
となっており、生体内に挿入するプローブは、ディスポ
ーザブルとすることが常識となりつつあるが、従来の方
式では、プローブの先端部だけをディスポーザブルとす
ることは不可能であるという問題点があった。
【0019】従ってコア径260μm以下の第1のファ
イバー部のコアと、先端部の第2のファイバー部のコア
とを正確かつ容易に位置合わせ可能であり、かつ、先端
部のディスポーザブルな使用方法に適すると共に、耐久
性に優れた第1のファイバー部と第2のファイバー部と
の接続技術の出現が強く望まれていた。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、被照射部に挿入するプローブが設け
られたハンドピースを有するレーザー手術装置におい
て、水の吸収ピークに対応する波長のレーザ光源からの
光を前記ハンドピースまで導くための第1のファイバー
部と、この第1のファイバー部に接続面で接続され、該
第1のファイバー部からの光を被照射部に導くための第
2のファイバー部と、前記第1のファイバー部の端部に
形成された第1端子と、前記第2のファイバー部の端部
に形成された第2端子と、前記第1端子と該第2端子と
を接続するための割スリーブと、該第1端子と前記第1
のファイバー部とを、前記接続面から離れた位置で固着
するための第1の固着手段と、前記第2端子と前記第2
のファイバー部とを、前記接続面から離れた位置で固着
するための第2の固着手段とから構成されており、前記
第1のファイバー部と前記第2のファイバー部とのアラ
イメントを容易としたことを特徴としている。
【0020】また本発明は、前記レーザ光源は、波長
2.9μm付近の赤外レーザ光源で あり、前記第1のフ
ァイバー部は、ジルコニウム系のフッ化物ガラスファイ
バーから構成されており、前記第2のファイバー部は無
水石英ファイバーから構成することもできる。
【0021】更に本発明は、前記第1のファイバー部
は、コア径が40μm〜260μmとなっており、前記
第2のファイバー部のコア径は、前記第1のファイバー
部のコア径と同じか、或いは大きく構成することもでき
る。
【0022】そして本発明は、前記ハンドピースは、先
端部と本体部とに分離可能に構成されており、この本体
部には、割スリーブが固定されている第1端子が取り付
けられた第1のファイバー部が設けられ、前記先端部に
は、第2端子が取り付けられた第2のファイバーが設け
られており、この先端部と前記本体部とを分離した場合
には、前記割スリーブが前記第1のファイバー部の端面
の保護機能を果たす様に構成することもできる。
【0023】また本発明は、被照射部が眼内にあり、レ
ーザー手術装置が眼内手術装置であってもよい。
【0024】
【作用】以上の様に構成された本発明は、第1のファイ
バー部が水の吸収ピークに対応する波長のレーザ光源か
らの光をハンドピースまで導き、この第1のファイバー
部に接続面で接続された第2のファイバー部が、第1の
ファイバー部からの光を被照射部に導き、第1端子を第
1のファイバー部の端部に形成し、第2端子を第2のフ
ァイバー部の端部に形成し、割スリーブが、第1端子と
第2端子とを接続し、第1の固着手段が、第1端子と第
1のファイバー部とを接続面から離れた位置で固着し、
第2の固着手段が、第2端子と第2のファイバー部とを
接続面から離れた位置で固着し、第1のファイバー部と
第2のファイバー部とのアライメントを容易とする様に
なっている。
【0025】また本発明は、レーザ光源が波長2.9μ
m付近の赤外レーザ光源であり、第1のファイバー部を
ジルコニウム系のフッ化物ガラスファイバーで構成し、
第2のファイバー部を無水石英ファイバーで構成してい
る。
【0026】更に本発明は、第1のファイバー部をコア
径40μm〜260μmとし、第2のファイバー部のコ
ア径を、第1のファイバー部のコア径と同じか、或いは
大きくすることもできる。
【0027】そして本発明は、ハンドピースを先端部と
本体部とを分離可能に構成し、この本体部には、割スリ
ーブが固定されている第1端子が取り付けられた第1の
ファイバー部を設け、先端部には、第2端子が取り付け
られた第2のファイバーが設け、この先端部と本体部と
を分離した場合には、割スリーブが第1のファイバー部
の端面の保護機能を果たす様になっている。
【0028】また本発明は、被照射部が眼内にあり、レ
ーザー手術装置を眼内手術装置にすることもできる。
【0029】
【実施例】
【0030】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0031】図1に示す様に本実施例の眼内手術装置1
は、ハンドピース2と、眼内プローブ3と、この眼内プ
ローブ3に挿通されている先端部ファイバー4と、この
先端部ファイバー4と赤外レーザー光源1000とを連
結するためのファイバー5とから構成されている。そし
て眼内手術装置1は、ファイバー5が設けられた本体部
と、先端部ファイバー4が設けられた先端部とが、分離
可能に構成されている。
【0032】ハンドピース2には眼内プローブ3が形成
されており、この眼内プローブ3の内部には、先端部フ
ァイバー4が挿通されている。先端部ファイバー4は、
ファイバー5を介して赤外レーザー光源1000に連結
されており、赤外レーザー光源で発生した赤外レーザ光
を眼内プローブ3の最先端部まで導く様になっている。
そして眼内プローブ3の最先端部から射出されたレーザ
ー光により、眼内組織の切開を行うことができる。な
お、眼内は被照射部に該当するものである。
【0033】赤外レーザー光源は、波長2.9μm付近
の赤外レーザを発生させるものである。本実施例では、
Er/YAG(エルビウム イットリウム アルミニウ
ムガーネット)レーザー光源が採用されているが、その
他のレーザー発生光源を使用することができる。
【0034】ここで、生体組織に対する赤外レーザー光
について詳細に説明する。
【0035】レーザー光は、その波長、エネルギーやパ
ワーの強度、連続波であるかパルス波であるか等の相違
等により、生体に対して異なった作用を与える。これら
の作用の特徴から、PHOTOCHEMICAL、TH
ERMAL、PHOTOABLATIVE、ELECT
ROーMECHANICALの4領域に分類され、レー
ザーメスとして使用されるのはTHERMAL領域であ
る。
【0036】レーザーを照射した生体組織の温度が上昇
するのは、フォトンを吸収して低い励起状態になった分
子の回転振動帯が自然放出を行わない時に、分子の温度
が急速に上昇するためである。そしてレーザー光の波
長、照射時間、照射面積の組合せが、エネルギーの到達
深度や組織の到達温度を決定するので、細胞の活性抑制
から、タンパク質の融解、凝固、炭化、蒸散に至るまで
をコントロールすることができる。
【0037】例えばArレーザーは、数10msecの
照射で、網膜脈絡膜の温度を60〜70℃に上昇させて
凝固させることができ、連続波の炭酸ガスレーザーは、
生体組織の温度を100℃以上に上昇させ、周囲に炭化
層を作りながら組織を蒸散するので、止血効果が期待さ
れる切開手術に用いられる。
【0038】更に生体組織の主要な構成成分である水の
吸収ピークと一致する波長のレーザーを、ハイピークパ
ワー、超短パルス幅で作用させると、殆ど熱的損傷を与
えることなく生体組織を切除することができる。そして
水は、波長2.9μm付近に強い吸収のピークを持って
おり、この付近の波長で発振するHFレーザー(マルチ
スペクトル2.74〜2.96μm)や、Er/YAGレ
ーザー(波長2.936μm)を用いれば、殆ど熱的損
傷を与えることなく生体組織を切除することができる。
【0039】そして切除部に隣接した組織に対して、タ
ンパク質変性や凝固等などの顕著な熱的損傷を与えるこ
となく、目的の生体組織のみを蒸散させることのできる
条件として、波長2.9μm付近の赤外レーザー光にお
いては、EXPOSUREDULATION TIME
が1.7μSEC以下であることが知られている。
【0040】従って波長2.9μm付近であり、パルス
幅が1.7μSEC以下の赤外レーザー光を用いれば、
従来の金属性メスによる切開と同様な切開処理を無圧力
下で行うことができる。特に本実施例の様な眼内手術装
置1では、眼内プローブ3の最先端部から射出される赤
外レーザーの射出径をできるだけ小さくすることによ
り、精密な手術に対応することができる。
【0041】次に第2図に基づいて、ハンドピース2を
詳細に説明する。第2図はハンドピース2の断面図であ
り、ハンドピース2の内部には眼内プローブ3が配置さ
れている。
【0042】そして眼内プローブ3の内部には先端部フ
ァイバー4が挿通されており、先端部ファイバー4とフ
ァイバー5とは、連結手段6により連結されている。な
おファイバー5は第1のファイバー部に該当するもので
あり、先端部ファイバー4は第2のファイバー部に該当
するものである。そして先端部ファイバー4の端面であ
る接続面と、ファイバー5の端面である接続面とは、連
結手段6により接続されている。
【0043】連結手段6は、フェルール61a、61b
と、割スリーブ62と、コイルバネ63とから構成され
ている。
【0044】フェルール61a、61bは、ファイバー
を保持するためのコネクターであり、フェルール61a
は眼内プローブ3内の先端部ファイバー4を保持し、フ
ェルール61bはファイバー5を保持する様になってお
り、フェルール61aとフェルール61bとは、割スリ
ーブ62により連結されている。この結果、先端部ファ
イバー4とファイバー5とが接続される。
【0045】更にハンドピース2は、ハンドピース本体
21と、このハンドピース本体21に取り付けるための
キャップ部材22とからなっており、ハンドピース本体
21とキャップ部材22とは、ネジ手段23により螺合
される様に構成されている。そして、ファイバー5の方
向からフェルール61bに対してコイルバネ63を挿入
し、キャップ部材22をハンドピース本体21に対して
ねじ込むことにより、コイルバネ63を介してフェルー
ル61bが、割スリーブ62をガイドとしてフェルール
61aに密着する様になっている。
【0046】パッキン64と充填接着剤65は、手術時
に眼内プローブ3とハンドピース本体21との間隙67
から、生体内の水分がハンドピース2の内部に侵入する
ことを防止するためのものである。
【0047】次に第3図は、連結手段6により連結され
た先端部ファイバー4とファイバー5との接続部分を拡
大した断面図である。
【0048】フェルール61aは、一端部が開放されて
おり、他端部には、小穴611aが穿設されており、こ
の小穴611aに先端部ファイバー4を挿通する様に構
成されている。更に開放された一端部には、カイド68
aが挿入されており、先端部ファイバー4を保持する様
になっている。
【0049】同様にフェルール61bは、一端部が開放
されており、他端部には、小穴611bが穿設されてお
り、この小穴611bにファイバー5を挿通する様に構
成されている。更に開放された一端部には、カイド68
bが挿入されており、ファイバー5を保持する様になっ
ている。そして割スリーブ62により、フェルール61
aとフェルール61bとを位置決め連結する様になって
いる。また割スリーブ62は、フェルール61bに対し
て、接着剤又はピン等の手段により固着されている。
【0050】なおフェルール61aの外径は、通常φ=
2.499±0.001mmであり、フェルール61aの
外径と小穴611aの中心との偏心は通常、0.002
0mm以下となっており、小穴611aの孔径の精度は
通常、φ目標値±0.0010mmになっている。
【0051】そして本実施例で使用されているファイバ
ー5は、コア部501がφ200±5μmであり、クラ
ッド部がφ250±5μmのジルコニウム系のフッ化物
ガラスファイバーから構成されており、ガイド68bを
挿通してフェルール61bの小穴611bに挿入されて
いる。そしてファイバー5は、フェルール内部で充填接
着剤612bにより固定される。そしてバッファー層5
03を剥離し、端面部504を研磨した後、ファイバー
5内に端面部504を挿入する。なおバッファー層50
3は、ファイバ−保護用に形成された保護層である。
【0052】即ちファイバー5は、第1端子に該当する
フェルール61bに対して、接続面である端面部504
と離れた位置で、充填接着剤612bにより固定されて
いる。なお充填接着剤612bは、第1の固着手段に該
当するものである。そして、第2端子に該当するフェル
ール61aと接触する側であって、充填接着剤612b
が塗布されていないフェルール61bを備えたファイバ
ー5は、バッファー層503が剥離され、端面部504
を研磨して構成されている。
【0053】ここで用いる接着剤は、例えば、2液混合
Devcon 2−Ton Epoxy 2時間硬化
型が採用され、混合する前に例えば、Molecula
rSieves4A 1/16等の脱水剤で脱水処理が
施される。この接着剤は、主剤であるエポキシの分子量
が20万〜30万、硬化剤であるアミンの分子量が2万
〜3万、混合初期粘度が5〜7Pa・S(5000〜7
000cP)の特徴があり、接着強度が大きい上、硬化
収縮が少なく完全硬化率が優れるという特徴を有してい
る。この脱水処理により、分子量の小さなアミン、エポ
キシや水分が殆ど完全に除去される。脱水処理が施され
た主剤と硬化剤とを、化学天秤を使って0.1mgの単
位まで正確に秤量し、混合したものを接着に用いれば完
全硬化率は更に向上し、ジルコニウム系のフッ化物ガラ
スファイバーに化学的な損傷を与えることなくフェルー
ルと接着することができる。
【0054】また本実施例の先端部ファイバー4は、コ
ア部401がφ200±5μmであり、クラッド部40
2がφ240±5μmの無水石英ファイバーから構成さ
れており、バッファー層430を剥離して端面部404
を研磨した後、ガイド68aを挿通してフェルール61
aの小穴611aに挿入されている。先端部ファイバー
4はフェルール内部612aまで、ステンレスチューブ
410内に挿入されており、先端部ファイバー4とステ
ンレスチューブ410とは、充填接着剤420により固
定されている。そして先端部ファイバー4は、フェルー
ル内部で充填接着剤420によりステンレスチューブ4
10と共に固定される。
【0055】即ち先端部ファイバー4は、第2端子に該
当するフェルール61aに対して、接続面である端面部
404と離れた位置で、充填接着剤420により固定さ
れている。なお充填接着剤420は、第2の固着手段に
該当するものである。また第1端子に該当するフェルー
ル61bと接触する側であって、充填接着剤420が塗
布されていないフェルール61aを備えた先端部ファイ
バー4は、バッファー層430が剥離され、端面部40
4を研磨して構成されている。
【0056】そしてファイバー5と、無水石英ファイバ
ーからなる先端部ファイバー4との接続部分に、波長
2.9μmの赤外エネルギを吸収して熱を発生させる様
な接着剤を充填しないので、熱によってファイバー5が
損傷される危険が極めて少ないという効果がある。
【0057】以上の様にフェルール61a側と、フェル
ール61b側の各先端部を研磨した後、互いに当接し、
フェルール61aとフェルール61bとを、割スリーブ
62により密着させることにより、高精度にファイバー
5と先端部ファイバー4との連結を行うことができる。
【0058】なお本実施例のファイバー5を、コア径が
40μm〜250μmのジルコニウム系のフッ化物ガラ
スファイバーとし、先端部ファイバー4の無水石英ファ
イバーを、コア径がファイバー部の径よりも大きくする
こともできる。また端面部404と端面部504とは、
接続面に該当するものである。
【0059】以上の様に構成された連結手段6は、フェ
ルール61a側とフェルール61b側の誤差が、全て反
対方向に加算されて最大誤差を生じたとしても、第4図
に示す様に、ファイバー5のコア部501が、先端部フ
ァイバー4のコア部401から外れる量は極めて少な
い。また仮に外れたとしても、ファイバー5と先端部フ
ァイバー4との接続部分には、波長2.9μmの赤外エ
ネルギーを吸収して熱を発生させる様な接着剤が充填さ
れていないので、熱によってファイバー5が損傷される
危険が極めて少ないという効果がある。
【0060】また先端部ファイバー4は、波長2.9μ
m付近の赤外レーザー光の透過率が比較的良好な無水石
英ファイバーから構成されており、かつ、ジルコニウム
系のフッ化物ガラスファイバーからなるファイバー5
は、ハンドピース2の内部において接続されている。な
ぜならば、ジルコニウム系のフッ化物ガラスファイバー
は、波長2.9μm 付近の赤外レーザー光の透過率が極
めて良好であるが、人体に対して無害ではないため、故
障事故等により破壊された場合でも生体組織に触れるこ
とは避けなければならず、このため先端部ファイバー4
は充分な軸方向の長さが必要となるからである。なお、
ジルコニウム系のフッ化物ガラスファイバー5は、コア
部501とクラッド部502とから構成されている。
【0061】以上の様に構成することで、ハンドピース
2を含む眼内プローブ3から、先端部ファイバー4側の
フェルール61aまでをディスポーザブルとすることが
でき、ディスポーザブルとしても、ファイバー5と先端
部ファイバー4との接続を常に精密に行うことができ
る。
【0062】ここで、眼内プローブ3から、先端部ファ
イバー4側のフェルール61aまでが先端部に該当し、
フェルール61bからファイバー5までが本体部に該当
しており、フェルール61bが第1端子に該当し、フェ
ルール61aが第2端子に該当している。そして先端部
と本体部とを分離した場合には、割スリーブ62がフェ
ルール61bと固着されているので、ファイバー5の端
面の保護機能を果たす様になっている。
【0063】なお、角膜内皮に対する衝撃波(ショック
ウエーブ)の影響を最小限にするために、波長2.9μ
m付近の赤外レーザー光をパルス状に照射する場合に
は、1回のパルスによって照射されるエネルギーは、最
小限にすることが望ましい。しかしながら波長2.9μ
m付近の赤外レーザー光により、生体組織を蒸散させる
のに必要なエネルギー密度は、2J/cm2 となって
おり、このエネルギー密度以下では切開を行うことがで
きない。従って、生体組織を蒸散させると共に、衝撃波
(ショックウエーブ)の影響を最小限にするためには、
赤外レーザー光の照射面積を極力小さくする必要があ
る。
【0064】本実施例では、先端部ファイバー4の直径
は80μmから250μm程度となっているので、この
場合のレーザー照射による眼球に対する熱影響を理論的
に考察することとする。
【0065】サファイアロッド221aの断面積Ar
は、
【0066】 π*(80/2*10-42≦Ar≦π*(250/2*10-42 5*10-5 ≦Ar≦ 4.9*10-4 ( cm2
【0067】となる。
【0068】従って、生体組織を蒸散させるのに必要な
エネルギーは、2J/cm2を用いて、印加されるエネ
ルギーEは、2J/cm2 * Ar であるから、
【0069】0.1mJ≦E≦1.0mJ
【0070】となる。
【0071】更に眼球の直径を24mmとすれば、眼球
の体積は7.2cm3 であり、水晶体前嚢に対して直径
5mmの円形切開を行うとすれば、切開長Sは、
【0072】S=5*π=15.7mm
【0073】となり、この円形切開に必要なパルスの数
は、
【0074】(15.7/(80*10-3))=196
(先端部ファイバー4の直径が80μmの場合)
【0075】(15.7/(250*10-3))=63
(先端部ファイバー4の直径が250μmの場合)
【0076】となる。そして、この場合の眼球全体の温
度上昇は、
【0077】 ((0.1*10-3*4.2)cal*196)/7.2=0.011℃ (先端部ファイバー4の直径が80μmの場合)
【0078】 ((1.0*10-3*4.2)cal*63)/7.2=0.037℃ (先端部ファイバー4の直径が250μmの場合)
【0079】となり、本実施例の眼内手術装置1による
水晶体前嚢の円形切開では、眼球に対する熱の悪影響を
殆ど無視することができる。
【0080】以上の様に眼内手術装置として説明を行っ
たが、本発明は、歯科、形成外科等の精密な組織の切開
が必要とされる分野にも応用が可能である。
【0081】更に本発明は、緑内障の有効な治療方法の
一つである繊維柱帯切開術に応用することもできる。
【0082】また本実施例の接着剤は、脱水剤で脱水処
理が施され、主剤であるエポキシの分子量が20万〜3
0万、硬化剤であるアミンの分子量が2万〜3万、混合
初期粘度が5〜7Pa・S(5000〜7000cP)
の特徴がある。そして接着強度が大きい上、硬化収縮が
少なく完全硬化率が優れた例えば、2液混合 Devc
on 2−Ton Epoxy 2時間硬化型を化学天
秤を使って0.1mgの単位まで正確に秤量し、混合し
たものを接着に用いているので、完全硬化率は更に向上
し、ジルコニウム系のフッ化物ガラスファイバーに化学
的な損傷を与えることなくフェルールと接着することが
できる。
【0083】
【効果】以上の様に構成された本発明は、第1のファイ
バー部が、水の吸収ピークに対応する波長のレーザ光源
からの光をハンドピースまで導く様になっており、第1
のファイバー部の接続面で接続された第2のファイバー
部が、第1のファイバー部からの光を被照射部に導く様
になっている。また割スリーブが、第1のファイバー部
の端部に形成された第1端子と、第2のファイバー部の
端部に形成された第2端子とを接続する様になってお
り、第1の固着手段が、第1端子と第1のファイバー部
とを接続面から離れた位置で固着し、第2の固着手段
が、第2端子と第2のファイバー部とを接続面から離れ
た位置で固着する様に構成されているので、第1のファ
イバー部と第2のファイバー部とのアライメントを容易
にすることができるという効果がある。
【0084】また第2のファイバー部等からなる先端部
が、故障事故等の原因でレーザー光のエネルギーにより
破壊された場合でも、第1のファイバー部と被照射部で
ある眼内組織等とが接触しないという効果がある。従っ
て、眼球組織等に対して安全かつ精密な切開手術ができ
るという効果がある。
【0085】そしてレーザ光源は、波長2.9μm付近
の赤外レーザ光源にすることもでき、第1のファイバー
部をジルコニウム系のフッ化物ガラスファイバーから構
成し、第2のファイバー部を無水石英ファイバーから構
成することもできる。
【0086】更に第1のファイバー部のコア径を40μ
m〜260μmとし、第2のファイバー部のコア径を第
1のファイバー部のコア径より大きくすることもでき
る。
【0087】また先端部と本体部とを分離可能にハンド
ピースを構成し、割スリーブが固定されている第1端子
が取り付けられた第1のファイバー部を、本体部に形成
し、第2端子が取り付けられた第2のファイバーを、先
端部に形成し、この先端部と本体部とを分離した場合に
は、割スリーブが第1のファイバー部の端面の保護機能
を果たすことができるという効果がある。そして、先端
部のみをディスポーザブルに使用することが可能とな
り、ウィルス等の感染の防止を図ることができるという
卓越した効果がある。
【0088】そして第1のファイバー部は、接続面から
離れた位置で接着剤により第1端子に固定されており、
第2端子と接触する側であって接着剤が塗布されていな
い部分の第1の端子は、予めファイバー保護用のバッフ
ァー層を剥離し、端面を研磨して構成することもでき
る。更に第2のファイバー部は、接続面から離れた位置
で接着剤により第2端子に固定されており、第1端子と
接触する側であって接着剤が塗布されていない部分の第
2端子は、予めファイバー保護用のバッファー層を剥離
し、端面を研磨して構成することもできる。従って、第
1のファイバー部と第2のファイバー部との接続部分に
は、波長2.9μmの赤外エネルギーを吸収して熱を発
生させる様な接着剤が充填されておらず、熱によりファ
イバーが損傷される危険が極めて少ないという卓越した
効果がある。
【0089】被照射部が眼内にあり、レーザー手術装置
を眼内手術装置とすれば、眼科手術に最適であるという
効果がある。
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である眼内手術装置1を説明す
る図である。
【図2】本実施例のハンドピース2の断面図である。
【図3】本実施例の連結手段6を説明する断面図であ
る。
【図4】本実施例のファイバーの連結部分を説明する断
面図である。
【符号の説明】
1 眼内手術装置 2 ハンドピース 21 ハンドピース本体21 22 キャップ部材 23 ネジ手段 3 眼内プローブ 4 先端部ファイバー 401 コア部 402 クラッド部 404 端面部 420 充填接着剤 430 バッファー層 5 ファイバー 501 コア部 502 クラッド部 503 バッファー層 504 端面部 6 連結手段 61a フェルール 61b フェルール 611a 小穴 611b 小穴 612b 充填接着剤 62 割スリーブ 63 コイルバネ 64、65 充填接着剤 68a ガイド 68b ガイド 1000 赤外レーザー光源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被照射部に挿入するプローブが設けられ
    たハンドピースを有するレーザー手術装置において、水
    の吸収ピークに対応する波長のレーザ光源からの光を前
    記ハンドピースまで導くための第1のファイバー部と、
    この第1のファイバー部に接続面で接続され、該第1の
    ファイバー部からの光を被照射部に導くための第2のフ
    ァイバー部と、前記第1のファイバー部の端部に形成さ
    れた第1端子と、前記第2のファイバー部の端部に形成
    された第2端子と、前記第1端子と該第2端子とを接続
    するための割スリーブと、該第1端子と前記第1のファ
    イバー部とを、前記接続面から離れた位置で固着するた
    めの第1の固着手段と、前記第2端子と前記第2のファ
    イバー部とを、前記接続面から離れた位置で固着するた
    めの第2の固着手段とから構成されており、前記第1の
    ファイバー部と前記第2のファイバー部とのアライメン
    トを容易としたことを特徴とするレーザー手術装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光源は、波長2.9μm付近
    の赤外レーザ光源であり、前記第1のファイバー部は、
    ジルコニウム系のフッ化物ガラスファイバーから構成さ
    れており、前記第2のファイバー部は無水石英ファイバ
    ーから構成されている請求項1記載のレーザー手術装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のファイバー部は、コア径が4
    0μm〜260μmとなっており、前記第2のファイバ
    ー部のコア径は、前記第1のファイバー部のコア径と同
    じか、或いは大きくなっている請求項2項記載のレーザ
    ー手術装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンドピースは、先端部と本体部と
    に分離可能に構成されており、この本体部には、割スリ
    ーブが固定されている第1端子が取り付けられた第1の
    ファイバー部が設けられ、前記先端部には、第2端子が
    取り付けられた第2のファイバーが設けられており、こ
    の先端部と前記本体部とを分離した場合には、前記割ス
    リーブが前記第1のファイバー部の端面の保護機能を果
    たす様に構成されている請求項1記載のレーザー手術装
    置。
  5. 【請求項5】 被照射部が眼内にあり、レーザー手術装
    置が眼内手術装置である請求項1〜4項記載のレーザー
    手術装置。
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