JPH07148175A - 屈筋支帯を網状に切断する器具 - Google Patents

屈筋支帯を網状に切断する器具

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JPH07148175A
JPH07148175A JP6227708A JP22770894A JPH07148175A JP H07148175 A JPH07148175 A JP H07148175A JP 6227708 A JP6227708 A JP 6227708A JP 22770894 A JP22770894 A JP 22770894A JP H07148175 A JPH07148175 A JP H07148175A
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tooth
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carpal
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JP6227708A
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John M Agee
ジョン・エム・アギー
Francis C King
フランシス・シー・キング
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320016Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes
    • A61B17/320036Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes adapted for use within the carpal tunnel

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の組織を傷つけずに屈筋支帯を選択的に切
断する器具及び技術を提供する。 【構成】 この器具10は、2列の歯16を有する第1
アーム12と、押え板20を有する第2アーム14とを
備える、はさみ状器具である。プロテクタバー24を重
ねて歯16を覆い、第1アーム12を手のひらの手首側
から手根管内に挿入し、プロテクタバー24を引き抜い
た後、第1アーム12と第2アーム14との間に力を加
えると、他の組織を傷つけずに屈筋支帯を切断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外科手術用器具に関
し、特に、手根管症候群を治療する外科手術用器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】手根管は、アーチ状の8個の手根骨によ
って形成され、屈筋支帯として知られる横手根靭帯によ
って、手掌の表面にまで及ぶ。この手根管は、指の屈筋
腱が手根管を通過する際に、指の屈筋腱に適切なモーメ
ントのアームを提供する機械的な滑車として機能する。
そして、腱は指に力を伝え、適切な量の張力だけを与え
て、トルクを手根のところで発生させる。
【0003】手根管内では、これらの腱は、2枚の滑膜
−長母指屈筋腱鞘と指屈筋総腱鞘−によって、滑らかに
され、また、強化されている。手根管内には正中神経も
あり、枝分かれして、親指と、人差し指と、中指と、薬
指の一部との手掌側表面に、感覚神経支配を供給してい
る。また、正中神経の小さな運動神経の枝が、親指を四
指とは反対側に持ち上げる働きをする(responsible fo
r lifting the thumbinto opposition with the finger
s)母指球筋肉につながっている。
【0004】手根管症候群は、手根管内の正中神経に対
する圧力によって生じる、多数の臨床上の徴候及び症状
に関係する。一般的な病因は、手根管内の圧力が増大す
ることであり、これによって、正中神経の機能が妨げら
れる。患者は、指のしびれや刺痛とともに、肩あるいは
首の付け根の範囲にまで及ぶ痛みを経験する。他の症状
としては、握力の低下(指の感覚遮断による)、手の痛み
としびれによる不眠、母指球筋肉の弱化あるいは萎縮な
どがあげられる。
【0005】病変は、概して、一般的に特発性の滑膜の
隆起/腫瘍によって生じる。手根管症候群は、慢性関節
リウマチ、妊娠期間の終期の3ケ月にできる水腫、ある
いは他の病気による、正中神経に対する圧迫によっても
生ずる。
【0006】多くの手根管症候群の場合、固定のための
副子と手根管内へのコルチゾン注射とを用いる、伝統的
かつ一般的な治療がなされる。しかし、症状が長引くお
よび/または再発した場合、あるいは、患者に、著しい
感覚の欠損、または、母指球筋肉の機能の低下が見られ
る場合には、しばしば、横手根靭帯を解放して、外科的
に神経を減圧することが必要となる。
【0007】外科的な減圧は、初期の技術では、母指球
のしわと平行に縦方向に切開を行うことによって行われ
ていた。この切開手術は、皮膚、皮下脂肪、手掌腱膜を
貫通して行われて、短掌筋、そして横手根靭帯を分断す
る。靭帯の断裂の場合を除き、ほとんどの場合、手根管
内にはいかなる外科治療も必要ではない。この後、皮膚
が縫合されて、患者は、しばしば、約3週間もの間、副
子をあてていなければならなかった。
【0008】症候群が職業と関係する、すなわち、労働
者災害補償を伴う、頻繁にあるケースでは、患者は、一
般に、6〜8週間の間、障害を負った状態であった。患
者が手作業の労働者である場合は、職場に復帰して仕事
ができるようになるまでには、2〜3ケ月かかるであろ
う。手術後の病的状態としては、第一に、瘢痕組織がで
きるので、手掌の永続する圧痛がある。ほとんどの患者
は、手術後4〜6ケ月間、手のひらの手首に近い部分、
すなわちヒール部に圧痛を経験する。
【0009】外科医によっては、予め、手根管基部の横
方向の切開からはさみを入れることによって、手根管を
解放しようとすることもある。目で見ることなく靭帯を
切開して解放しながら、基部から末端部へと進む。うま
くいけば、この技術によって、(患者の手のひらの手首
に近い部分が傷付くことなく)正中神経の圧迫は減少し
て、手術後の痛みと病的状態はかなり減少する。
【0010】しかし、横方向に切開して目で見ることな
く解放することには、手根管を不完全に解放する危険
性、また、浅掌動脈弓および/または正中神経を傷付け
る危険性があり、勧めることはできない。浅掌動脈弓
は、横手根靭帯のまさに末端部にある。親指をコントロ
ールする(control thumb opposition)正中神経の運動
神経の枝は、一般的には、手根管の末端の橈側の範囲に
まで及ぶ。しかし、異常な場合には、運動神経の枝は、
多数の位置のどの位置においても、横手根靭帯を貫通す
る可能性があり、または、目で見ることなく解放する過
程において、あるいは、何らかの方法によって外科的に
解放する間に、傷つけられやすい。
【0011】より近年では、手根管の解放をもたらす、
改良型外科手術用器具及び技術が、米国特許第4,96
3,147号明細書、同第4,962,770号明細書、
同第5,089,000号明細書に開示されている。この
器具は、他の外科手術の技術にも役立つ。この器具は、
切断ブレードと光学システムとが取り付けられたプロー
ブを備えている。プローブを体腔に挿入した後、切断ブ
レードは、プローブの側面開口部を通って、選択した組
織と隣接する位置まで伸び、組織の取り扱いを見ること
ができる。
【0012】前述の特許に記載の外科手術用器具及び技
術は、目で見ることができる状況下で屈筋支帯を完全に
分断するのに有用であり、その一方で、周辺組織を傷つ
ける危険性は最小限にされている。この器具を使用し
て、手根管の一端に切開が行われ、この切開を通ってプ
ローブが挿入されて、屈筋支帯に隣接するように位置決
めされる。その後、切断ブレードが上がり、プローブが
引き抜かれて、屈筋支帯が分断されて、それによって手
根管が解放される。光学システムによって、その視野範
囲内において、切断ブレード部の連続観察が可能とな
る。
【0013】横手根靭帯を完全に分断することには、多
数の潜在的な欠点がある。手根骨によって形成されるア
ーチ型が変化すること、横手根靭帯により生じる滑車効
果が完全に妨げられること(横靭帯の切断縁部の間で、
指の屈筋腱および/または正中神経が手掌方向に亜脱臼
するようにする)、横手根靭帯の切断縁部が露出して、
伸ばした位置で治療することを必要とする瘢痕組織がよ
り多量になって、痛みや衰弱といった手術後の病的状態
がよりひどくなる潜在的可能性があること、などであ
る。
【0014】さらに、完全に外科的に分断し、その後、
瘢痕組織を再構成することによって、横手根靭帯を最大
限に伸ばすことが必要であるということを立証する客観
的なデータはない。例えば、アキレス腱のような機械的
な構造物は、以前は、完全な分断によって解放されてき
たが、さらなる研究によって、結局は、収縮筋肉腱集合
体を選択的に伸ばすこと(いわゆるZ形成術)によっ
て、最適の機能が得られるということを発見した。
【0015】これまでのところ、屈筋支帯(すなわち横
手根靭帯)を完全に分断することなく、手根管を解放す
るのを容易にする、効果的な技術または外科的器具は提
供されていない。
【0016】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明によ
って、屈筋支帯を選択的に切断する器具及び技術が提供
される。この器具及び技術によって、屈筋支帯は、手根
管の寸法が増大するように、相対的に長さが伸びて、正
中神経の機能を損なう、手根管内の圧力が減少する。一
実施例では、この器具は以下のものを備えている: (a)第1アーム部材に支持される、間隔をあけた複数
の歯部材 (b)歯部材が手根管内の組織を傷つけることなく、手
根管内に挿入し、そこから取り除かれることが可能であ
るように、歯部材の露出を選択的に防止する保護手段 (c)歯部材と向かい合う、第2アーム部材に支持され
る押圧部材 (d)歯部材と押圧部材とを互いに他方に選択的に移動
させる移動手段 第1アームにある歯部材は、手根管の一端にある小さな
切開口(すなわち、前述の特許に記載の外科的器具を挿
入する切開口と同様である)を通って、手根管内に挿入
される。歯部材が横手根靭帯の下に位置決めされると、
保護手段が歯部材から取り除かれて、歯部材が直接手根
管内に接触して、靭帯を選択的に切断し、靭帯が伸ばさ
れるすなわち長くされることが可能である。
【0017】本発明の方法及び器具によって、横手根靭
帯の限られた部分だけを選択して切断することが可能で
ある。それによって、先願の技術より優れた有利な点が
いくつか生じる。(a)横手根靭帯を慣例的に完全に解
放することによって生じる、指の屈筋腱および/または
正中神経の、手掌側での過剰な移動を防止する。(b)
正中神経および/または屈筋腱が、皮下の手掌側の位置
にまき込まれるのを避ける。この位置では、上記の構成
物は、相対的または絶対的に、瘢痕組織にまき込まれ
る。この瘢痕組織は、外科的に分断された横手根靭帯の
治癒過程の結果、発生する。(c)横手根靭帯全体が、
集合体として、比較的安定した状態を維持する。すなわ
ち、完全に分断された靭帯の切断縁部が、手根管が広が
った結果として、また、親指球と小指球の筋肉群、特
に、分断された横手根靭帯の橈側の親指球の筋肉、が引
っ張られた結果として、外転する(外側あるいは皮下方
向に転回する)。(d)指屈筋腱と正中神経とについて
横手根靭帯の深い方の滑動面が保存される。(e)横手
根靭帯からつながる筋肉、特につまんだりつかんだりす
るように親指を向かい側に動かす親指球の筋肉、の起点
がより安定することによって、潜在的な病的状態が減少
する。
【0018】本発明の他の利点は、多数よりなる切断歯
が、横手根靭帯の背部側から手掌側まで、靭帯の本体を
貫通するように、直接切開を行うことによって、正中神
経のような大切な構成物を傷つける機会が最小限にされ
ることである。従来の公知の装置と比較して、本発明の
装置は、ブレードが横手根靭帯の選択した部分だけを切
断するように、切断ブレードすなわち歯を位置決めす
る。装置を手根管内に挿入する間、あるいは、手根管か
ら引き抜く間は、ブレードは露出しない。これによっ
て、正中神経と屈筋腱の枝をつかんだり、切断したりす
る機会は、排除されるあるいは最小限にされる。
【0019】また別の利点は、異なる深さの横手根靭帯
(中央部がもっとも厚く、両方の末端部及び基部に向か
って薄くなっている)を貫通すべく、装置の様々な歯の
高さと配列を選択することが可能な点である。このた
め、この装置の最適に配置された歯は、その基部から末
端部にわたって深さが異なる靭帯を、深さ方向に貫通す
る。この装置は、現在用いられている他の内視鏡装置と
は全く対照的である。他の内視鏡装置は、一般的に、厚
くなっている靭帯の中央部に切開を行うのに十分な範囲
まで靭帯を貫通すべく伸びる切断機構を備えており、同
時にその一方で、手根管の靭帯が薄くなっている末端部
及び基部端部から、手掌腱膜及び皮下組織を切断して傷
つけてしまう。
【0020】歯部材は、間隔をあけて列をなしているの
が好ましく、また、一つの列にある歯は、隣接する列に
ある歯と、ずれているすなわち互い違いになっているの
が好ましい。このように、穿孔あるいは切開口は靭帯に
一列につけられ、隣接する列の穿孔とは互い違いにされ
ている。これによって、横手根靭帯は、滑車機能を少し
も損うことなく、容易に伸ばされるすなわち長くされる
ことが可能となり、非常に望ましい。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図1〜13にし
たがって、詳細に説明する。
【0022】各図に、本発明に係る屈筋支帯(すなわち
横手根靱帯)の選択的切断すなわち穿孔用の外科手術用
器具10を示している。この器具は、下側アーム12
と、それに向かい合う上側アーム14とを備えている。
この下側アームは、間隔をあけた歯部材16の列を2列
以上保持している。図に示すように、歯部材と向かい合
う関係にある上側アームは、押圧部材18を保持してい
る。
【0023】押圧部材18は、その両端部が脚部18A
と18Bとに固定された、細長細片20を備えるのが好
ましい。図10に示すように、細片20は、その一端
に、細長開口部20Aを備えている。細片20は、ねじ
すなわち支柱21によって、脚部18A,18Bに固定
される。図10を参照されたい。後述のようにこの器具
を使用する間に押圧部材が歯部材の方に付勢される時
に、細長開口部20Aによって、細片20は、ゆがんで
手掌や手掌の手首に近い部分に添うことが可能である。
下側アーム12に対する細片20の高さは、シャンク1
9を解除可能に固定するクランプ22によって調節して
もよい。
【0024】上側アームと下側アームとは、互いに支点
を中心に回動可能に接続するのが好ましい。アーム12
Aと14Aとを互いに他方に向かって動かすことによっ
て、アーム12,14も、互いに他方へ向かって、好ま
しくは平行な平面内で動くことになる。
【0025】また、図1,2には、アーム12の長手方
向を貫通して延在する開口部に滑らせて挿入することが
可能な、細長プロテクタバー24も示している。バー2
4の前方端部24Aは、先細り型である。バーがアーム
12の開口部内に完全に挿入されると、バー24の前方
端部24Aは、歯16の列の間に位置決めされて、アー
ム12の滑らかな先細り型末端部となり、アーム12
が、手根管の一端に隣接する小さな切開口を貫通して、
患者の手根管内に滑らかに挿入されることが容易にな
る。図3の状態で、バー24はアーム12内に完全に挿
入される。
【0026】このスライドバーすなわちプロテクタバー
24は、照明手段と観察手段とを含む一般的な内視鏡シ
ステムを挿入することが可能な、縦方向の内腔を備えて
いるのが好ましい。開口部24Bは、観察窓として役立
つ。こうして、アーム12は、確実に、手根管内に適切
に位置決めされて、横手根靱帯のみを切断して、手根管
内の他の構成物は切断しない。
【0027】また、図3に示すように、各列の歯16
は、凸状に湾曲した輪郭をなしている。言い換えると、
中央の歯は、末端部に近い歯や基部側端部に近い歯と比
べて、手掌から遠くへ延在する。湾曲した輪郭である理
由は、横手根靱帯が同様に湾曲した輪郭を有しているた
めである(すなわち、横手根靱帯は、中央部が厚く、基
部側及び末端の縁部が薄くなっている)。このことは、
例えば、図8に示されている。
【0028】図3に見られるように、スライドバー24
が、歯部材16の間の溝12B内に挿入される際には、
バー24の高さは、中央の(すなわち一番高い)歯の高さ
と少なくとも同じである。これによって、患者の手根管
の組織は、アーム12を手根管内に挿入する際、図6に
示すように、歯から保護される。
【0029】図11に示すように、歯16の上側端部と
末端及び基部側の端部は、先細り型あるいは斜面にされ
ているのが好ましい。図に示しているように、基部側及
び末端の端部の歯は、中央部の歯と比べて短い。これ
は、横手根靱帯の断面が、(図8に示すように)先細り型
すなわち凸状であるためである。2列の歯の間の溝12
Bは、バー24より僅かに広いだけなので、バー24
は、溝12B内にぴったりと納まる。このように構成す
ることによって、アーム12を手根管内に挿入する際
に、歯部材が確実に保護される。
【0030】図5に示すように、アーム12を患者の手
根管内に適切に挿入した後、プロテクタバーは、図6に
示すように、除去されるすなわち引き抜かれる。これに
よって、歯が横手根靱帯に対して露出する。
【0031】その後、図7に示すような方法で、アーム
12,14を互いに他方に向けて動かすことが可能であ
る。このようにすると、歯部材16は、横手根靱帯内に
付勢され、横手根靱帯を貫通し、それによって靱帯を穿
孔する。このことは図8にも示されている。
【0032】また、図7には、アーム12,14が互い
に他方に強制移動する際に、押圧細片20がゆがんで、
患者の手掌と手掌の手首に近い部分との表面に添うとこ
ろも示している。アーム12,14の間の力によって、
歯部材は横手根靱帯を貫通する。
【0033】歯が横手根靱帯を貫通して穿孔した後、横
手根靱帯は長手方向に伸び、それによって、手根管内の
圧力を減少させることが可能である。言い換えれば、こ
の穿孔によって、横手根靱帯の橈側及び尺側の長さが増
大し、それによって、手根管の断面領域が増大し、手根
管内の圧力が減少する。このことは、図9に示されてい
る。この図は、横手根靱帯30と、歯16によって形成
された互い違いの開口部30Aとを示す。
【0034】歯16が横手根靱帯を貫通して切断した
後、アーム12の歯16の列の間の溝12B内に、再び
プロテクタバー24を挿入する。これによって、靱帯は
歯16から持ち上げられ、手根管からアーム12を安全
に移動させることが可能となる。
【0035】また、図には、この外科手術用器具の安全
かつ効果的な使用に非常に役立つガイド機構を示してい
る。このガイド機構は、押圧部材18に保持される細長
アーム40を有している。アーム40の末端部は、輪の
形状にして、ないしは他の方法で、患者の薬指32にか
けられている。
【0036】また、このガイド機構は、垂直プレート部
材50も備えている。この垂直プレート部材50は、シ
ャンク19に固定された横方向アーム52に保持されて
いる。プレート50の横方向の位置は、細長開口部52
A内のねじ54によって調節されるとよい。
【0037】アーム40を薬指にかけることによって、
かつ、垂直プレート50が手の尺側縁部と接触すべく外
科手術用器具を配置することによって、アーム12は、
手に対して適切に配置され、安全に手根管内に挿入され
る。
【0038】このシステムは、尺側縁部ガイド50と、
手根管の尺側に沿ってデバイスを薬指の方に向ける機構
とよりなり、横手根靱帯を切断する手段、すなわちプロ
ーブ12、を安全に挿入するのを容易にする。解剖学的
には、この手段を、有鉤骨鉤に隣接する径路に沿って、
手根管の尺側の下に挿入して、薬指の方向に向けること
によって、この手段は、確実に、横手根靱帯の一部であ
って重要な組織がない部分に対して露出する。垂直プレ
ート部材50を細長開口部52Aのねじ54で調節する
ことによって、切断プローブ12は、有鉤骨鉤と隣接す
る手根管の尺側にぴったりと添う状態を確実に維持する
ように、適切に間隔をあけることができる。一方、薬指
の基部部分で輪になっているアーム40は、デバイスを
確実に薬指の方向に向ける。図13に手の有鉤骨鉤の位
置を示す。
【0039】このように、このガイド機構は、3つの主
要要素によって、横手根靱帯を切断する器具が安全に挿
入されることを確実にしている。器具は、手首の曲げじ
わのところの、または、そのすぐ近くのところの、ひと
つの入口より挿入される。このプローブは、ちょうど有
鉤骨鉤と隣接する横手根靭帯の深さに挿入されて、薬指
の方向に向けられる。また、プローブの先端部は、手根
管末端部をあまり越えて延在すべきでない。
【0040】また、このガイド機構の他の変形例は、手
の尺側縁部と手根管の尺側との間の距離(有鉤骨鉤の橈
側面によって決まる)に関するものであって、プローブ
が有鉤骨鉤にぴったりと添っている状態を維持すること
が可能であればよい。本明細書に開示されているガイド
機構及びその変形例は、手根管に挿入するどんなタイプ
のプローブとも、共働して用いることが可能である。図
示するように、薬指は、その基部すなわち中手指節関節
が曲げられる時にのみ、正確な目的点として役立つ。中
手指節関節が90°に曲げられる際には、その基部部分
を橈側又は尺側の方向に動かすことができないため、プ
ローブを手根管内に向けるための安定した支柱となる。
【0041】アーム40は、プローブを薬指に向けると
きだけでなく、薬指の中手指節関節を曲げ位置に保持す
るためにも役立ち、プローブを手根管の尺側に沿って向
けるための効果的な解剖組織上の目印となる。
【0042】また、プレート50及びアーム52の変形
例も可能である。解剖学的には、手の尺側と、手根管の
尺側に露出する有鉤骨鉤表面との間の距離は決まってい
る。この距離に関係する他の手段を用いて、プローブを
手根管内に適切に位置決めするのを確実にするようにし
てもよい。
【0043】本明細書に詳述し、図示したプローブシス
テムは、本発明を実施するのに好ましい装置であるが、
横手根靱帯の選択的切断すなわち穿孔を行なうのに、他
の装置を用いてもよい。例えば、プローブの歯は、プロ
ーブが手根管内に適切に位置決めされるまで、取り外し
可能なシールドによって覆われていてもよい。この歯
は、間隔をあけた多数の列で(図に示すように)配置さ
れるのが好ましいが、必須ではない。
【0044】本発明の技術的範囲内において、その他の
変形例が可能である。例えば、本明細書に詳述した、横
手根靱帯に穿孔する装置は、所望の数の歯を、所望の数
の列(例えば2,3,4など)にそろえて備えてもよい
し、また、まちまちに配置されてもよい。この歯は、プ
ローブを手根管内に挿入する際には、覆われても良い
し、そうでなければ、所望の方法によって、組織が切断
されるのを防止し、挿入した後に、歯が露出して、横手
根管を穿孔してもよい。本発明の装置は、内視鏡と共働
して用いるのが好ましいが、絶対に必要という訳ではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の外科手術用器具の一実施例の斜視図
である。
【図2】 図1の手術用器具の側面立面図であって、プ
ロテクタバーは引き抜かれている。
【図3】 図1,2の器具の側面立面図であって、上記
プロテクタバーが、間隔をあけた歯部材の列の間に挿入
されている。
【図4】 図1の器具の側面正面図であって、さらに、
上記器具を手根管に挿入する補助器具としてのガイド機
構を備えている。
【図5】 手根管に器具を挿入した状態の、患者の手の
断面図である。
【図6】 上記器具の歯部材が、患者の手根管に位置決
めされているところを示す斜視図である。
【図7】 歯部材が横手根靱帯を貫通している状態の、
患者の手の断面図である。
【図8】 歯部材が横手根靱帯を貫通して延在している
のを示す斜視図である。
【図9】 手根靱帯につくられた互い違いの穿孔を示す
背面図である。
【図10】 図1の器具の押圧部材の底面図である。
【図11】 上記の器具のアームの横断面図であって、
間隔をあけた歯部材の列を示している。
【図12】 本明細書で用いられているプロテクタ手段
の、他の実施例の横断面図である。
【図13】 手の手掌側の平面図であって、有鉤骨鉤の
位置を示している。
【符号の説明】
10 外科手術用器具 12 下側アーム/切断プローブ 12A アーム 12B 溝 14 上側アーム 14A アーム 16 歯部材 18 押圧部材 18A,18B 脚部 19 シャンク 20 細長細片 20A 細長開口部 21 ねじ/支柱 22 クランプ 24 プロテクタバー 24A 前方端部 24B 観察窓 30 横手根靭帯 30A 開口部 32 薬指 40 細長アーム 50 垂直プレート部材/尺側縁部ガイド 52 横方向アーム 52A 細長開口部 54 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス・シー・キング アメリカ合衆国95825カリフォルニア州サ クラメント、スクリップス・ドライブ77番 スウィート101

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の横手根靭帯を選択的に切断する器
    具であって、 (a)第1アーム部材に支持される、間隔をあけた複数
    の歯部材と、 (b)該歯部材と共働する、取り外し可能な保護手段
    と、 (c)第2アーム部材に保持され、上記歯部材と向かい
    合う関係にある押圧部材と、 (d)上記歯部材と上記押圧部材とを互いに他方に向か
    って選択的に移動させる移動手段とを備えることを特徴
    とする器具。
  2. 【請求項2】 上記歯部材は、間隔をあけた2つの列を
    なすことを特徴とする請求項1記載の器具。
  3. 【請求項3】 上記歯部材の2つの列の間に、さらに縦
    方向の溝を備えることを特徴とする請求項2記載の器
    具。
  4. 【請求項4】 上記保護手段は、上記溝内に滑動自在に
    受け入れられるスライドバーを備えることを特徴とする
    請求項3記載の器具。
  5. 【請求項5】 上記スライドバーは、その中に光学観察
    スコープを受け入れる縦方向の貫通穴を備えることを特
    徴とする請求項4記載の器具。
  6. 【請求項6】 上記スライドバーはU型断面であること
    を特徴とする請求項4記載の器具。
  7. 【請求項7】 上記アーム部材は回動自在に互いに連結
    されることを特徴とする請求項1記載の器具。
  8. 【請求項8】 上記2列の歯部材は互いに縦方向にずれ
    ていることを特徴とする請求項2記載の器具。
  9. 【請求項9】 上記スライドバーは、少なくとも上記歯
    部材の高さと等しい高さであることを特徴とする請求項
    4記載の器具。
  10. 【請求項10】 上記押圧部材は、上記患者の手の手掌
    とヒール部とに添うことが可能な細長細片を備えること
    を特徴とする請求項1記載の器具。
  11. 【請求項11】 上記歯部材は、上記押圧部材の方向に
    突出する、凸状の輪郭を有することを特徴とする請求項
    1記載の器具。
  12. 【請求項12】 患者の手根管内に挿入して、上記患者
    の横手根靭帯を選択的に切断する器具であって、(a)
    第1アーム部材に支持される、間隔をあけた複数の歯部
    材と、(b)該歯部材と共働する、取り外し可能な保護
    手段と、(c)上記歯部材と向かい合う関係で第2アー
    ム部材に保持される押圧部材と、(d)上記歯部材と上
    記押圧部材とを、互いに他方に向けて選択的に移動する
    移動手段と、(e)上記第1アーム部材を、上記患者の
    手根管内に案内する、上記第2アーム部材に支持される
    ガイド手段とを備えることを特徴とする器具。
  13. 【請求項13】 上記ガイド手段は、(a)患者の手の
    ひとつの指にかける細長脚部材と、(b)上記患者の手
    の縁部にかける垂直縁部ガイド部材とを備え、上記ガイ
    ド手段は、上記第1アーム部材が、上記患者の手根管に
    対して横方向アライメントを保持することを特徴とする
    請求項12記載の器具。
  14. 【請求項14】 上記脚部材は、患者の手の曲げた薬指
    にかけるU型のバーを備えることを特徴とする請求項1
    3記載の器具。
  15. 【請求項15】 上記縁部ガイド部材は平坦なプレート
    部材を備えることを特徴とする請求項13記載の器具。
  16. 【請求項16】 上記手根管には尺側があり、上記ガイ
    ド手段は、上記第1アーム部材が、上記尺側に沿って上
    記手根管を通るように案内することを特徴とする請求項
    13記載の器具。
  17. 【請求項17】 患者の手根管内の圧力を解放する方法
    であって、横手根靭帯がその長手方向に沿って伸びるこ
    とができるような方法で、上記靭帯に穿孔することを特
    徴とする方法。
  18. 【請求項18】 間隔をあけた複数の切開口を上記靭帯
    に形成することを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記切開口を、間隔をあけた列になる
    ように形成することを特徴とする請求項18記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 上記列は、上記靭帯の縦方向に対して
    横断することを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 隣接する列の切開口は互いに縦方向に
    ずれることを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 患者の横手根靭帯を選択的に切断し
    て、手根管内の圧力を減少する方法であって、(a)間
    隔をあけた多数の歯部材を有する第1アーム部材を準備
    するステップと、(b)上記歯部材が横手根靭帯の下に
    位置決めされるように、上記第1アーム部材を手根管内
    に挿入するステップと、(c)上記歯部材が上記横手根
    靭帯を貫通して、上記靭帯が長手方向に伸びることが可
    能であるように多数の開口部を形成するステップとを備
    えることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 上記第1アーム部材が上記手根管内に
    挿入される際に、上記患者の組織を上記歯部材から選択
    的に保護するステップをさらに備えることを特徴とする
    請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 上記歯部材が、上記第1アーム部材上
    で、間隔をあけた列になるように準備するステップを備
    えることを特徴とする請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 上記間隔をあけた列の間にバー部材を
    滑らせて挿入し、該バー部材が、上記第1アーム部材が
    上記手根管内に挿入される際に、上記歯部材が組織を切
    断するのを防止するステップをさらに備えることを特徴
    とする請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 上記歯部材と向かい合う関係の押圧部
    材を有する第2アーム部材を備え、上記押圧部材を患者
    の手の手掌面にあてて、上記歯部材で上記横手根靭帯を
    貫通するステップをさらに備えることを特徴とする請求
    項22記載の方法。
  27. 【請求項27】 上記第1アーム部材と上記第2アーム
    部材とは、互いに枢支されることを特徴とする請求項2
    6記載の方法。
  28. 【請求項28】 上記歯部材を、隣接する列の歯部材と
    ずらすステップを備えることを特徴とする請求項24記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 上記第1アーム部材が、上記手根管の
    尺側に沿って上記手根管を貫通するように案内するステ
    ップをさらに備えることを特徴とする請求項24記載の
    方法。
  30. 【請求項30】 上記第2アーム部材に支持され、上記
    第1アーム部材を手根管内に案内するガイド手段を準備
    するステップをさらに備えることを特徴とする請求項2
    6記載の方法。
  31. 【請求項31】 (a)患者の手の指にかける細長脚部
    材と、(b)患者の手の縁部に当てる垂直縁部ガイド部
    材とよりなるガイド手段を準備するステップであって、
    該ガイド手段は、上記第1アーム部材が、上記患者の手
    根管に対して横方向アライメントを保持するステップを
    備えることを特徴とする請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】 患者の手の曲げた指にかけるU型のバ
    ーよりなる上記脚部材を準備するステップを備えること
    を特徴とする請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 プローブを患者の手根管内に誘導する
    ガイド機構であって、(a)患者の手の指にかける細長
    い脚部材と、(b)患者の手の縁部にかける垂直縁部ガ
    イド部材とを備え、上記ガイド手段は、上記第1アーム
    部材を、上記患者の手根管に対して横方向アライメント
    を保持することを特徴とするガイド機構。
  34. 【請求項34】 上記脚部材は、患者の手の曲げた指に
    かけるU型のバーを備えることを特徴とする請求項33
    記載のガイド機構。
  35. 【請求項35】 上記縁部ガイド部材は、平坦なプレー
    ト部材を備えることを特徴とする請求項33記載のガイ
    ド機構。
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