JPH07143820A - 接ぎ木成否判定装置 - Google Patents

接ぎ木成否判定装置

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Publication number
JPH07143820A
JPH07143820A JP5291924A JP29192493A JPH07143820A JP H07143820 A JPH07143820 A JP H07143820A JP 5291924 A JP5291924 A JP 5291924A JP 29192493 A JP29192493 A JP 29192493A JP H07143820 A JPH07143820 A JP H07143820A
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JP
Japan
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grafting
stem
scion
stems
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP5291924A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Takeno
節生 武野
Hisaya Yamada
久也 山田
Kiyoshi Uchida
潔 内田
Haruo Koga
治夫 古賀
Akira Takemura
明 竹村
Masanao Kamiyama
正直 上山
Yoshinori Abe
芳則 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Showa Seiki Kogyo KK
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Showa Seiki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd, Showa Seiki Kogyo KK filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP5291924A priority Critical patent/JPH07143820A/ja
Publication of JPH07143820A publication Critical patent/JPH07143820A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接ぎ木作業直後に接ぎ木作業の成否を判別
し、接ぎ木作業の効率化を図る。 【構成】 台木の茎D1と穂木の茎H1とを切断面個所
で接合し、該接合面2の外周をスリーブ1にて固定して
なる接ぎ木において、台木の茎D1と穂木の茎H1とに
検出用プローブ7,8を接触させ、該両検出用プローブ
7,8を介して両茎間に電流または電圧を付与し、測定
装置11により両検出用プローブ7,8間の抵抗値、電
流値または電圧値を検出すると、接ぎ木不良であれば、
両茎の接合面の電気抵抗値が大きいし、電流が流れ難い
し電圧値が高いから、これらの値を判読すれば、接ぎ木
成否判定をきわめて容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接ぎ木の成否を別する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】台木の茎
と穂木の茎とを切断面個所で接合し、該接合部の外周を
クリップまたはスリーブ等にて固定してなる接ぎ木は、
一般に、その接合部がクリップやスリーブにより囲まれ
て外から見ることができず、また、たとえ見えたとして
も、接合面がしっかりと接合しているか否かを肉眼で判
別することができなかった。
【0003】従って、従来では接ぎ木作業を実行して
後、台木の根付土に水をやり、数時間乃至十数時間等の
相当時間経過後に、穂木の萎れ具合を観察することによ
って、接ぎ木が成功した(活着状態)か否を判断するよ
うにしてたから、不成功の場合には、穂木は既に活力を
失っており、台木の切断面の細胞も不活性となり、再度
の接ぎ木のために使用することができない。従って、台
木の苗及び穂木の苗を無駄にするし、接ぎ木作業の効率
もきわめて悪いという問題があった。
【0004】本発明はこれらの問題を解決するためにな
されたものであり、接ぎ木作業直後に接ぎ木の成否を判
別できる装置を提供し、台木及び穂木の有効活用並びに
接ぎ木作業の効率化を図ることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の接ぎ木成否判定装置は、台木の茎と穂木の
茎とを切断面個所で接合し、該接合部の外周をクリップ
またはスリーブ等にて固定してなる接ぎ木において、台
木の茎と穂木の茎とに検出用プローブを接触させ、該両
検出用プローブを介して両茎間に電流または電圧を付与
し、その間の抵抗値、電流値または電圧値を検出する測
定装置により接ぎ木成否判定を行うことを特徴とするの
ものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明すると、図1に示すように、図示しない接ぎ木苗製造
装置または手作業にて軟質合成樹脂製の筒状のスリーブ
1を、台木Dの茎D1と穂木Hの茎H1との外周に跨が
って被嵌させることにより接ぎ木を完了したものであ
る。茎D1と茎H1の切断面は茎軸線に対して傾斜して
おり、従って接合面2が大きく、活着し易くしている。
また、スリーブ1内にて茎D1と茎H1をその茎軸線方
向に押しつけることにより接合面での両茎の密着性を向
上させるようにしている。
【0007】図1における台木把持ハンド3及び穂木把
持ハンド4は各々左右一対のアーム5,5、6,6を図
示しない制御弁を介して拡狭回動させるエアシリンダ等
の揺動式アクチュエータからなり、台木把持ハンド3に
おける両アーム5,5の先端の一対の把持部5a,5b
及び穂木把持ハンド4における両アーム6,6の先端の
把持部6a,6bはスポンジ体等にて形成されて把持す
る茎を傷めないようにしている。
【0008】そして、一方の把持部5a,6aには金属
製針状の検出用プローブ7,8が内向きに突出してお
り、この各検出用プローブ7,8は導線9,10を介し
て測定装置11に接続されている。符号12はメータ等
のアナログ式またはデジタル式の表示部であり、測定装
置11と別体であっても良いし、測定装置11のケース
に表示部12を一体的に装着したものであっても良い。
【0009】この測定装置11は、前記両検出用プロー
ブ7,8に所定の電流または電圧を付与し、台木の茎D
1と接合面2と穂木の茎H1を含む経路(回路)L1の
抵抗値、電圧値または電流値を測定して、接ぎ木が成功
しているか否を判別するものであり、接ぎ木が成功して
いると接合面2での電気抵抗値が小さく、反対に両茎D
1,H1の切断面が離れていたり、接合が不完全である
と前記接合面2での電気抵抗値が大きくなることから、
前記経路L1の間の抵抗値又は電位差を測定するために
は、測定装置11はホイートストンブリッジ、電位差
計、ミリオーム計、電圧電流計等が適用できるものであ
る。両茎D1,H1に大きな電流を流すことがない電圧
測定方式であれば、茎内を流れる養液の温度上昇を防止
できる。
【0010】また、接合が不完全であると、電流が前記
経路L1を流れ難い、または全く流れないという現象が
あるので、前記両検出用プローブ7,8に一定電圧を印
加し、電圧電流計等により経路L1を流れる電流の大小
を検出するようにしても接ぎ木の成否を判別することが
できる。この場合、流れる最大限電流値を小さく設定す
ることが好ましい。
【0011】なお、茎自体にも電気抵抗値が存在するの
で、前記経路L1の長さを一定にすることで測定結果の
誤差を少なくすることができ、ひいては判別結果に誤り
を発生させないようにすることができる。この判別シス
テムを利用して、接ぎ木作業完了の直後(適宜短時間
後)に、スリーブ1部を挟んで上下の茎D1,H1に前
記両検出用プローブ7,8を接触させ(茎内に検出用プ
ローブ7,8の先端が食い込んでも良い)、電圧また電
流を付与して測定装置11及び表示部12により接ぎ木
の成否を判別すれば良い。そして、接ぎ木不良と判別す
れば、直ちに両茎D1,H1を互いに軸線方向に押しつ
けて修正すれば良く、この判別装置を使用することよ
り、接ぎ木作業が失敗したものの発生を完全になくする
ことができ、台木及び穂木に不必要な無駄が発生しない
から、これらの苗を有効利用できると共に、接ぎ木作業
の効率化を達成することができる。
【0012】なお、前記実施例では、固定具を軟質合成
樹脂製の筒状のスリーブ1としたが、このスリーブ1の
側面にミシン目を施し、植物の成長につれて茎径が増大
すると、その内圧によりスリーブがミシン目から破断
し、スリーブの除去作業を省略できるようなものであっ
ても良いし、このスリーブを熱収縮性の合成樹脂剤にて
形成し、接ぎ木に当たってこのスリーブの外周から熱を
加えて、両茎に対する把持力を強化する構成であっても
良いし、さらに洗濯鋏式のクリップにて両茎の外周に跨
がって固定することより接ぎ木固定する形式であっても
良い。
【0013】また、台木把持ハンド及び穂木把持ハンド
は前述の揺動式アクチュエータを使用することなく、手
動で開閉可能な洗濯鋏式のものにて構成し、測定装置1
1も小型化させて携帯に便利なようにしても良い。
【0014】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明の
接ぎ木成否判定装置は、台木の茎と穂木の茎とを切断面
個所で接合し、該接合部の外周をクリップまたはスリー
ブ等にて固定してなる接ぎ木において、台木の茎と穂木
の茎とに検出用プローブを接触させ、該両検出用プロー
ブを介して両茎間に電流または電圧を付与し、測定装置
により両検出用プローブ間の抵抗値、電流値または電圧
値を検出すると、接ぎ木不良であれば、両茎の接合面の
電気抵抗値が大きいし、電流が流れ難いし電圧値が高い
から、これらの値を判読すれば、接ぎ木成否判定をきわ
めて容易に行うことができる。
【0015】従って、本発明によれば、接ぎ木作業直後
に当該接ぎ木作業を良否を判別して不良のものは直ちに
修正できるから、接ぎ木不良のものがなくなり、接ぎ木
作業を効率化できると共に、台木及び穂木が接ぎ木不良
により無駄になることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】台木把持ハンド及び穂木把持ハンドに検出用プ
ローブを装着した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の判別装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
D1 台木の茎 H1 穂木の茎 1 スリーブ 2 接合面 5a,5b,6a,6b 把持部 7,8 検出用プローブ 9,10 導線 11 測定装置 12 表示部
フロントページの続き (72)発明者 内田 潔 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 古賀 治夫 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 竹村 明 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 上山 正直 兵庫県尼崎市塚口本町5丁目3番1号 昭 和精機工業株式会社内 (72)発明者 安部 芳則 兵庫県尼崎市塚口本町5丁目3番1号 昭 和精機工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木の茎と穂木の茎とを切断面個所で接
    合し、該接合部の外周をクリップまたはスリーブ等にて
    固定してなる接ぎ木において、台木の茎と穂木の茎とに
    検出用プローブを接触させ、該両検出用プローブを介し
    て両茎間に電流または電圧を付与し、その間の抵抗値、
    電流値または電圧値を検出する測定装置により接ぎ木成
    否判定を行うことを特徴とする接ぎ木成否判定装置。
JP5291924A 1993-11-22 1993-11-22 接ぎ木成否判定装置 Pending JPH07143820A (ja)

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JP5291924A JPH07143820A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 接ぎ木成否判定装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016060189A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 国立大学法人名古屋大学 接木植物体及びその生産方法
CN110186495A (zh) * 2019-06-10 2019-08-30 佛山科学技术学院 一种植物液流检测装置的箱体及其制作方法
CN117428738A (zh) * 2023-11-28 2024-01-23 长春理工大学中山研究院 一种用于微纳操作的电控微型夹持器

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