JPH071366U - 耐火性ボールバルブ - Google Patents

耐火性ボールバルブ

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JPH071366U
JPH071366U JP6214093U JP6214093U JPH071366U JP H071366 U JPH071366 U JP H071366U JP 6214093 U JP6214093 U JP 6214093U JP 6214093 U JP6214093 U JP 6214093U JP H071366 U JPH071366 U JP H071366U
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valve seat
outer ring
diaphragm
ring
fitted
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JP6214093U
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JPH0749146Y2 (ja
Inventor
政一 木戸
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北村バルブ製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールバルブにおける軸線方向に摺動するバ
ルブシートとボディとの摺動面のシールを確実とし、か
つ耐火性を備えるようにする。 【構成】 ボディ1内に嵌合したアウターリング15内に
バルブシート17を、軸線方向に摺動しうるようにして嵌
合するとともに、アウターリング15とバルブシート17の
外側面に、金属製のリング状のダイヤフラム14を当接
し、ダイヤフラム14の内周部を、バルブシート17に液密
的に溶接するとともに、押しねじ13をもってアウターリ
ング15を外側方へ押すことにより、ダイヤフラム14の外
周部を、アウターリング15とボディ1との間へ強圧す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体の種類や温度の広範囲における変化に拘らず、高いシール性を 保持しうる耐火性ボールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の大部分のボールバルブにおいては、バルブシートもしくはそのリテーナ と、ボディとの接触部のシールのためには、例えば特公昭58-54310号公報や実公 昭60-523号公報に示されているように、ゴム製のOリングが、パッキンとして使 用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のものでは、著しく高温や低温では使用不可能であり、またパ ッキンの材質によっては、使用流体の種類が制約され、かつ耐火性を発揮させる ことはできない。
【0004】 このような問題点を解決するために、高温用に、アスベストやソフトカーボン 製のパッキンを使用したものや、また低温用に、テフロン(商標)製のUリングを 使用したものもある。
【0005】 しかし前者では、パッキンをかなりの強さで締め付ける必要があるため、バ ルブシートの動きが悪くなるとともに、作動トルクが増大し、また低温時におけ るシール性が低いという問題点が残る。
【0006】 また後者では、低温時にはUリングが硬化して、シール不良となるとともに、 耐火性が劣るという問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記問題点を解決することを目的とするもので、ボール弁体に当接 するバルブシートを、ボディに嵌設したアウターリング内に、軸線方向に摺動し うるようにして嵌合し、かつアウターリングの外側面とバルブシートの外側面に 、金属製環状ダイヤフラムを当接し、同ダイヤフラムの内周部を、バルブシート に液密的に溶接するとともに、押しねじをもってアウターリングを外側方へ押す ことにより、ダイヤフラムの外周部を、アウターリングとボディとの間に液密的 に強圧したものである。
【0008】
【作用】
バルブシートは、ボディに取付けられたアウターリングに対して摺動し、かつ この摺動部は、内周部をバルブシートに溶接したダイヤフラムによって、確実に シールされている。
【0009】
【実施例】
図1及び図2は、本考案の第1実施例を示す。 図1において、(1)はボディ、(2)は弁室、(3)は、弁室(2)内に装入された トラニオン型のボール弁体、(4)はボディキャップであり、このボールバルブは 、全体構成としては、従来型式のものと同様である。
【0010】 従って、本考案に直接関係する部分であり、かつ図1において、円Aで示した 部分の拡大図である図2に基いて説明する。 ボディ(1)における弁室(2)と流路(5)との接続部には、弁室(2)側より外側 方へ向かって、大径の受止孔(6)、それよりやや小径の保持孔(7)、さらに小径 の係止孔(8)、及びさらに小径の逃げ孔(9)が、その順序で連接状態で設けられ ている。
【0011】 受止孔(6)には、やや大きな内径を有する支持環(10)が嵌合され、その内側面 外周部は、受止孔(6)の要所に嵌設された抜止めリング(11)に係止している。
【0012】 支持環(10)には、同一円周上に並ぶ軸線方向の多数のねじ孔(12)があけられ、 各ねじ孔(12)には、内側より押しねじ(13)が螺合されている。
【0013】 保持孔(7)の奥、すなわち外側端には、不銹鋼よりなるリング状ダイヤフラム (14)が、その内側には、アウターリング(15)が嵌合されている。 ダイヤフラム(14)の外周部は、係止孔(8)との段状接続部に当接している。
【0014】 アウターリング(15)の内周部において、内側方へ向かって突設された薄肉の筒 部(15a)は、支持環(10)の内周側に入り込んでいる。この筒部(15a)は、アウター リング(15)の厚さ、すなわち内外側方向の長さを大とするためのものであって、 本考案には直接の関係はない。
【0015】 ダイヤフラム(14)は、押しねじ(13)により、アウターリング(15)を介して、保 持孔(7)の外側端の段部に強く圧接され、流路(5)に対して確実にシールされて いる。
【0016】 アウターリング(15)の内周には、不銹鋼よりなるバルブシート(17)が、内外側 方向に摺動しうるようにして嵌合されている。 バルブシート(17)の内側面はボール(3)に当接し、同じく外側面内周部は、ダ イヤフラム(14)の内周部に液密に溶着されている。この溶着部は、バルブシート (17)の外側面内周部に固嵌したバックアップリング(16)により保護されている。
【0017】 係止孔(8)内には、環状板ばね(18)が嵌入され、その外側面外周部は、係止孔 (8)の外側面に係止し、かつ内側面内周部は、バックアップリング(16)を内側方 向に弾圧している。
【0018】 かくしてバルブシート(17)は、環状板ばね(18)の弾性力と、流体圧力による自 締力をもってバルブシート(17)をボール弁体(3)に押し付け、流体をシールする 。
【0019】 図3は、本考案の異なる例を示すが、第1実施例と同様の部分には、それと同 一の符号を付すに止どめて、その説明を省略し、異なる部分についてのみ説明す る。
【0020】 ダイヤフラム(14)の径方向の中間部は、内側方へ凸曲している。 ダイヤフラム(14)の内周部は、バルブシート(17)に溶着され、この溶着部は、 バルブシート(17)の外側面内周部に固嵌したバックアップリング(21)により保護 されている。
【0021】 バックアップリング(21)は、外側方に開口する断面コ状のもので、その開口部 内には、図示しない適当の仕切りを介して、多数の圧縮コイルばね(22)が嵌入さ れている。
【0022】 各コイルばね(22)の外側端は、係止孔(8)の外側面に当接し、バルブシート(1 7)を内側方に押圧している。
【0023】 第2実施例のものも、第1実施例のものと同様に作用することは云うまでもな いが、バックアップリング(21)は、第1実施例のものに比して、より強力かつ大 ストロークのものとなしうる。
【0024】
【考案の効果】
ボディに設けたアウターリングとバルブシートとの摺動面は、内周部をバルブ シートに溶接した金属製のダイヤフラムにより、確実にシールされているため、 従来のOリングのようなパッキングは不要であり、耐久性、耐火性およびシール 性はすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断正面図。
【図2】図1における円A部の拡大図。
【図3】本考案の第2実施例を示す図2と同様の図。
【符号の説明】
(1)ボディ (2)弁室 (3)ボール弁体 (4)ボディキャップ (5)流路 (6)受止孔 (7)保持孔 (8)係止孔 (9)逃げ孔 (10)支持環 (11)抜止めリング (12)ねじ孔 (13)押しねじ (14)ダイヤフラム (15)アウターリング (16)バックアップリング (17)バルブシート (18)環状板ばね (20)ダイヤフラム (21)バックアップリング (22)コイルばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール弁体に当接するバルブシートを、
    ボディに嵌設したアウターリング内に、軸線方向に摺動
    しうるようにして嵌合し、かつアウターリングの外側面
    とバルブシートの外側面に、金属製環状ダイヤフラムを
    当接し、同ダイヤフラムの内周部を、バルブシートに液
    密的に溶接するとともに、押しねじをもってアウターリ
    ングを外側方へ押すことにより、ダイヤフラムの外周部
    を、アウターリングとボディとの間に液密的に強圧した
    ことを特徴とする耐火性ボールバルブ。
JP6214093U 1993-11-18 1993-11-18 耐火性ボールバルブ Expired - Lifetime JPH0749146Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6214093U JPH0749146Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 耐火性ボールバルブ

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JP6214093U JPH0749146Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 耐火性ボールバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH071366U true JPH071366U (ja) 1995-01-10
JPH0749146Y2 JPH0749146Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=13191498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6214093U Expired - Lifetime JPH0749146Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 耐火性ボールバルブ

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JP (1) JPH0749146Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004291215A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Rikogaku Shinkokai 車載型及び走行型作業用腕・ハンド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004291215A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Rikogaku Shinkokai 車載型及び走行型作業用腕・ハンド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0749146Y2 (ja) 1995-11-13

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