JPH07136290A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JPH07136290A
JPH07136290A JP28668793A JP28668793A JPH07136290A JP H07136290 A JPH07136290 A JP H07136290A JP 28668793 A JP28668793 A JP 28668793A JP 28668793 A JP28668793 A JP 28668793A JP H07136290 A JPH07136290 A JP H07136290A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線量校正の自動化を実質的に図り、線量校正
における作業性を向上できると共に、装置と治療そのも
のの信頼性を向上できる放射線治療装置を得る。 【構成】 放射線を発生する放射線治療装置の本体1
と、この本体1からの放射線の照射線量をカウントする
線量カウンタ5Aと、本体1からの放射線の照射線量を
カウントする基準線量計9と、この基準線量計9の出力
に基づいて照射線量の真値DOSEを演算し、この演算して
得られた照射線量の真値DOSEと線量カウンタ5Aの出力
DOSE MUに基づいて校正係数CALIBRATION FACTERを算出
する操作器10とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放射線治療装置に関
し、特に例えば医療用放射線治療装置において治療の前
に線量校正を行う際に基準線量計(または標準線量計)
で実際に計測された照射線量の値と放射線治療装置のモ
ニタユニット系で検出された照射線量の値との校正を実
質的に自動化できる放射線治療装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、線源として例えば銅や白金等
に電子ビームを照射して放射線を発生させるいわゆるパ
ルス放射線治療装置としては、X線を用いた電子ライナ
ックやベータトロン等が知られている。このような放射
線治療装置を用いて治療を行うとき、治療そのものの信
頼性に関わってくる重要なパラメータとして放射線治療
装置のモニタユニット系の校正係数が挙げられる。
【0003】図6は従来の放射線治療装置としてパルス
放射線治療装置を示す構成図である。図において、1は
放射線発生手段としての放射線治療装置の本体(GANTR
Y)、2はこの本体1に設けられた線源であって、この
線源はここでは一例として放射線がX線の場合例えば銅
や白金、電子線の場合ステンレス等に電子銃(図示せ
ず)からの電子ビームを照射してX線や電子線に変換す
るものが使用される。3は本体1に搭載された照射線量
モニタ用チェンバ、4は本体1に搭載され、線源2から
の放射線の照射野を可変するコリメータである。
【0004】5はチェンバ3からの出力を取り込んでカ
ウントする放射線治療装置のモニタユニット系としての
照射線量カウンタであって、この照射線量カウンタ5は
チェンバ3に接続されたバッフアアンプ51と、バッフ
アアンプ51に接続され、かつその入出力端間に照射線
量カウンタ5のゲインを調整するための可変抵抗器52
が接続されたアンプ53と、アンプ53からの電圧信号
を周波数信号に変換するV/Fコンバータ54と、V/
Fコンバータ54からの周波数信号をカウントするカウ
ンタ55とで構成されている。6は照射線量カウンタ5
の出力即ちカウンタ55のカウント値を表示する例えば
7セグメントLEDからなる表示器である。
【0005】7は本体1および照射線量カウンタ5のカ
ウンタ55に接続され、照射条件をマニュアル設定する
放射線治療装置の操作器であって、この操作器7は放射
線治療装置の照射線量カウント値を設定するためのスイ
ッチ71と、照射時間を設定するためのスイッチ72
と、照射線量率を設定するためのボリューム73と、線
源2からの放射線の照射野の大きさを設定するためのス
イッチ74と、本体1の角度を360°の角度の内の所
定の位置に設定するためのスイッチ75と、コリメタの
回転角度を360°の角度の内の所定の位置に設定する
ためのスイッチ76と、エネルギーモードを設定するた
めのスイッチ77とを有する。
【0006】8は線源2から所定距離例えば1m離れて
配置された基準線量計モニタ用チェンバ、9はチェンバ
8を介して線源2からの照射線量をカウントする基準線
量計である。これら、チェンバ8および基準線量計9は
治療以外の線量校正の場合に使用される。ここで、エネ
ルギーモードとしては、一例としてX線は4〜18MV
のエネルギーの内最大3種類例えば4MV,10MVお
よび18MV、電子線は4〜20MeVのエネルギーの
内最大7種類例えば4MeV,6MeV,9MeV,1
2MeV,15MeV,18MeVおよび20MeV
で、合計最大10種類のエネルギーモードを持つことが
できる。
【0007】次に、この装置における線量校正の方法に
ついて説明する。まず、上述のごとく基準線量計モニタ
用チェンバ8を線源2より1mの位置に設定する。そし
て、操作器7のスイッチ71,72、ボリューム73お
よびスイッチ74〜77によって、それぞれ治療条件に
応じて当該放射線治療装置の照射線量カウント値、照射
時間、照射線量率、照射野の大きさ、本体の角度、コリ
メタの回転角度およびエネルギーモード等の照射条件を
手動操作で予め設定する。
【0008】即ち、放射線治療装置の照射線量カウント
値、照射時間はスイッチ71,72によって操作器7内
に内部的に設定されるが、照射線量率はボリューム73
によって本体1内のクライストロン(図示せず)の発生
する電子ビーム搬送用のマイクロ波の周波数を調整する
ことにより設定し、照射野の大きさはスイッチ74によ
ってコリメータ4内の図示せずも前後左右に開閉可能な
鉛ブロックの開閉度をモータを介して調整することによ
り設定し、本体の角度はスイッチ75によって本体1駆
動用のモータ(図示せず)を時計方向(CW)または反
時計方向(CCW)に駆動してその角度を変えることに
よって設定し、コリメタの回転角度はコリメータ4のモ
ータ(図示せず)を時計方向(CW)または反時計方向
(CCW)に駆動してその回転角度を変えることによっ
て設定し、エネルギーモードはスイッチ77によってマ
イクロ波の加速範囲を決めている加速器のモータ(図示
せず)を駆動して設定する。
【0009】次いで、本体1の線源2から放射線を照射
し、これを最終的に周波数信号に変換して照射線量カウ
ンタ5のカウンタ55でカウントし、その値が上述のご
とく操作器7のスイッチ71で設定した当該放射線治療
装置の照射線量カウント値になるまでその照射状態を持
続する。この場合、スイッチ72で設定された照射時間
は照射線量カウント値のバックアップ的な意味で使用さ
れており、カウンタ55等の故障で正確な照射線量カウ
ント値が得られない場合等にはこのスイッチ72で設定
された照射時間で上記照射状態の持続が規定される。そ
して、照射線量カウンタ5のカウンタ55のカウント値
は逐次表示器6により表示される。また、この間、基準
線量計9でもチェンバ8を介して線源2からの放射線に
関連した照射線量がカウントされ、そのカウント値が表
示される。
【0010】そして、放射線治療装置の校正係数を求め
るには、表示器6の値と基準線量計9の値を目視で確認
し、次式に従って、まず照射線量の真値DOSE(Gy)を
電卓等を用いて計算する。
【0011】 DOSE=D0×C0 (1)
【0012】ここで、D0は基準線量計9の照射線量カウ
ント値(Gy)、COは基準線量計9に係わる全ての校正
係数の積(図示せずも本体1に設けられた温度計、気圧
計で計測された気温、気圧等の大気補正値を含む)であ
り、このC0は次式に従って、電卓等で計算する。
【0013】 C0={(273+T)÷(273+25)}×(1013÷P)×C´ (2)
【0014】ここで、273は絶対温度、Tは気温
〔℃〕、25は基準温度、1013は基準気圧、Pは気
圧〔hpa〕、C´は気温、気圧を除く基準線量計に係
わる全ての校正係数の積、つまり、C´=C1×C2×
・・・Cx(C1〜Cxは色々な校正係数で、例えば基
準線量計自身が持つ校正係数)である。次に、上記
(1)式で求めた照射線量の真値DOSEと表示器6の値つ
まり放射線治療装置の照射線量カウント値DOSE MUとよ
り、次式に従って放射線治療装置のモニタユニット系の
照射線量の真値に対する校正係数(CALIBRATION FACTO
R)を電卓等を用いて計算する。
【0015】 校正係数=DOSE MU/DOSE (3)
【0016】かくして、ある治療を行う前にその治療条
件に応じて求められた放射線治療装置の校正係数を管理
簿に記録したり、或は表示し、この校正係数を踏まえた
治療が実施されることになる。
【0017】また、例えば治療に精度を要し、この校正
係数を用いることなく放射線治療装置自体を即校正して
使用したい場合等には、照射線量の真値DOSEと放射線治
療装置の照射線量カウント値DOSE MUが一致するよう
に、アンプ53の入出力端間にある可変抵抗器52を調
整してアンプ53のゲインを変えて照射線量の真値のゲ
イン(DOSE GAIN)を結果的に調整する。なお、この際
の調整に使用される可変抵抗器52のようなボリューム
は、この外に図示せずも各エンルギーモード、各装置パ
ラメータ(上記アンプ53のゲインの外例えば、本体1
内のマグネットコイルを流れるマグネット電流、電子銃
に印加される高電圧、電子銃からの電子ビームを搬送す
るためのマイクロ波の電力等)の数だけあるので、その
中から選び出して行うことになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射線治療装置
は以上のように構成されているので、以下のような問題
点があった。即ち、操作器7で設定される照射条件パラ
メータや放射線照射後の校正係数を求める計算等は全て
手動で行うため人為的な間違いを発生したり、或は例え
ば手動操作の際に照射線量率や照射野等の設定がずれる
等いわゆる照射環境の統一性を失ったりする可能性があ
り、以て治療データやその治療そのものの信頼性を損な
う虞れがあるという問題点があった。
【0019】また、照射条件パラメータの設定やデータ
の記録、管理に手間がかかり、非常に作業性が悪く、し
かも線量校正に必要な放射線治療装置のパラメータを調
整しようとするとき、線量校正に必要でない装置パラメ
ータを間違って変化させてしまい放射線治療装置そのも
のの信頼性を損なう虞れがあるという問題点があった。
【0020】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、線量校正の自動化を実質的に図
り、線量校正における作業性を向上できると共に、装置
と治療そのものの信頼性を向上できる放射線治療装置を
得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る放
射線治療装置は、放射線を発生する放射線発生手段と、
この放射線発生手段からの放射線の照射線量をカウント
する線量モニタ手段と、放射線発生手段からの放射線の
照射線量をカウントする基準線量計と、この基準線量計
の出力に基づいて照射線量の真値を演算し、この演算し
て得られた照射線量の真値と線量モニタ手段の出力に基
づいて校正係数を算出する操作手段とを備えたものであ
る。
【0022】請求項2の発明に係る放射線治療装置は、
放射線を発生する放射線発生手段と、この放射線発生手
段からの放射線の照射線量をカウントする線量モニタ手
段と、放射線発生手段からの放射線の照射線量をカウン
トする基準線量計と、この基準線量計の出力に基づいて
照射線量の真値を演算し、該演算して得られた照射線量
の真値と線量モニタ手段の出力に基づいて校正係数を算
出する操作手段と、この操作手段に対して少なくとも照
射条件パラメータを入力する入力手段とを備えたもので
ある。
【0023】請求項3の発明に係る放射線治療装置は、
請求項1または2の発明において、操作手段は少なくと
も予め各エネルギーモード毎に照射条件パラメータを設
定しておくことができるパラメータエントリモードを有
するものである。
【0024】請求項4の発明に係る放射線治療装置は、
請求項1または2の発明において、線量モニタ手段は少
なくとも線量校正に必要な放射線治療装置のパラメータ
をディジタル的に調整できる調整手段を有するものであ
る。
【0025】請求項5の発明に係る放射線治療装置は、
請求項1〜4のいずれかの発明において、操作手段は基
準線量計の出力に基づいて照射線量の真値を演算し、こ
の演算して得られた照射線量の真値と線量モニタ手段の
出力に基づいて校正係数を算出する演算部と、この演算
部の演算算出結果を記憶するメモリと、演算部の出力を
データとして出力するデータ出力部と、このデータ出力
部の出力を表示する表示部とで構成されるものである。
【0026】
【作用】請求項1の発明においては、放射線発生手段か
らの放射線の照射線量を線量モニタ手段と基準線量計と
でそれぞれカウントし、操作手段でまず基準線量計の出
力に基づいて照射線量の真値を演算し、この演算して得
られた照射線量の真値と線量モニタ手段の出力に基づい
て放射線治療装置のモニタユニット系である線量モニタ
手段を線量校正するための校正係数を算出する。これに
より、放射線照射後の校正係数を求める計算等を操作手
段で自動的に演算処理でき、治療データやその治療その
ものの信頼性および線量校正時の作業性が向上する。
【0027】請求項2の発明においては、入力手段で入
力された照射条件パラメータまで放射線発生手段から発
生される放射線の照射線量を線量モニタ手段と基準線量
計とでそれぞれカウントし、操作手段でまず基準線量計
の出力に基づいて照射線量の真値を演算し、この演算し
て得られた照射線量の真値と線量モニタ手段の出力に基
づいて放射線治療装置のモニタユニット系である線量モ
ニタ手段を線量校正するための校正係数を算出する。こ
れにより、設定される照射条件パラメータや放射線照射
後の校正係数を求める計算等を操作手段で自動的に演算
処理でき、治療データやその治療そのものの信頼性およ
び線量校正時の作業性がより確実に向上する。
【0028】請求項3の発明においては、操作手段にパ
ラメータエントリモードの機能を持たせ、少なくとも予
め各エネルギーモード毎に照射条件パラメータを設定し
ておくことができるようにする。これにより、エネルギ
ーモードを選択するだけで、放射線治療装置に対する照
射条件パラメータを自動的に設定でき、線量校正以外の
放射線治療装置のQC管理等を迅速かつ容易にしかも正
確に行うことができ、作業性、信頼性が向上し、治療デ
ータやその治療そのものの信頼性も向上する。
【0029】請求項4の発明においては、線量モニタ手
段に調整手段を設け、少なくとも線量校正に必要な放射
線治療装置のパラメータをディジタル的に調整できるよ
うにする。これにより、温度や時間的影響を受けること
なく整数単位で正確に調整でき、現在値がどの位かを容
易に確認でき、しかも、誤調整が防止されて線量校正の
精度、操作性の向上、放射線治療装置そのものの信頼性
も向上する。
【0030】請求項5の発明においては、操作手段を演
算部、メモリ、データ出力部および表示部で構成し、演
算部で基準線量計の出力に基づいて照射線量の真値を演
算し、さらにこの演算して得られた照射線量の真値と線
量モニタ手段の出力に基づいて校正係数を算出し、この
演算算出結果をメモリに記憶する。また、演算部の出力
をデータとしてデータ出力部を介して供給して表示部に
表示する。これにより、放射線照射後の校正係数を求め
る計算等を操作手段で自動的に演算処理でき、治療デー
タやその治療そのものの信頼性および線量校正時の作業
性が向上する。
【0031】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図であり、
図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図において、5Aはチェンバ3からの出力
を取り込んでカウントする放射線治療装置の線量モニタ
ユニット系である線量モニタ手段としての照射線量カウ
ンタであって、この照射線量カウンタ5Aはチェンバ3
に接続されたバッフアアンプ51と、バッフアアンプ5
1に接続され、かつその入出力端間に抵抗器52Aが接
続されたアンプ53と、線量校正に必要な装置パラメー
タを調整する際に使用される調整手段としてのエンコー
ダ56と、このエンコーダ56の出力(ディジタル信
号)をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ57
と、アンプ53の出力とD/Aコンバータ57の出力の
積を所定の定数例えば10で除して電圧信号として出力
する割算回路58と、この割算回路58からの電圧信号
を周波数信号に変換するV/Fコンバータ54と、V/
Fコンバータ54からの周波数信号をカウントするカウ
ンタ55とで構成される。
【0032】10は機能的にパラメータエントリモード
と線量校正モードとを有する放射線治療装置の操作手段
としての操作器であって、この操作器10は、基準線量
計9に関連した情報と気温、気圧等の環境情報に基づい
て照射線量の真値を算出し、この照射線量の真値と照射
線量カウンタ5Aのカウント値に基づいて放射線治療装
置の線量モニタユニット系の校正係数を演算する演算部
11と、演算部11の演算結果等を記憶するメモリ12
と、演算部11の演算結果等をデータとして出力するデ
ータ出力部13と、データ出力部13からのデータや照
射条件に関連した情報等を表示する表示部14とで構成
される。21は操作器10に接続され、照射条件に関連
した情報等を入力する際に使用される入力手段としての
キーボード、22は操作器10に接続され、操作器10
で得られた例えば放射線治療装置の校正係数等をプリン
トアウトするためのプリンタである。
【0033】次に、図1に示したこの発明の一実施例の
動作について、図2〜図5を参照しながら説明する。ま
ず、放射線治療装置を例えば新規に入手した時等に行わ
れる装置始動時の初期段階等における操作器10による
パラメータエントリモードに基づく本体1に対する照射
条件パラメータの設定について図2を参照して説明す
る。図2は操作器10の表示部14における照射条件パ
ラメータに関する表示を示したもので、キーボード21
からのキー入力により操作器10をパラメータエントリ
モードにした後、放射線治療装置のエネルギーモードの
仕様に応じてキーボード21からのキー入力により各照
射条件パラメータを設定する。
【0034】即ち、例えば当該放射線治療装置が例えば
X線4MVのエネルギーのものであれば、放射線治療装
置の照射線量カウント値DOSE MUとして100c・G
y、照射線量率DOSE RATEとして100c・Gy/min、
照射野の幅FIELD-Wとして100mm、照射野の長さFIELD
-Lとして100mがそれぞれ照射条件パラメータとして
設定される。また、校正係数(CA FACTOR)としては初
期段階では基準線量計9の有する校正係数が設定され
る。そして、これらの設定された値は、メモリ12に記
憶されと共に図2のX線4MVのエネルギーを表す「X
−4」の□の中に表示される。なお、本実施例における
パラメータエントリモードは、毎回同じ条件で照射する
ことが主目的で、線量校正を行う際に使用される。
【0035】次に、放射線治療装置における線量校正モ
ードついて、図3〜図5を参照して説明する。図3は操
作器10の表示部14において線量校正モードの際に使
用される表示を示したもので、141は線源2からのビ
ームがX線か電子線かを表す「BEAM MODE」、エネルギ
ーモードを表す「ENERGY」、本体1を回転させながら照
射するか、固定して照射するかの照射技法を表す「THER
APY」を含む表示画面領域、142は予め設定された照
射条件パラメータの値「PRESET」と実際の値「ACTUAL」
を表示する表示画面領域であって、この表示画面領域1
42は、ここでは、一例として、放射線治療装置の照射
線量カウント値DOSE MU、照射線量率DOSE RATE1、DOSE
RATE2(バックアップ用)、照射時間TIMEが表示され
る。
【0036】143は本体1がビームを出すための調整
可能な装置パラメータの値「PRESET」と実際の値「ACTU
AL」を表示する表示画面領域であって、この表示画面領
域143は、ここでは、一例として、エンコーダ56に
よる照射線量の真値のゲインDOSE GAIN1、DOSE GAIN2
(バックアップ用)、本体1内においてビームを搬送す
るμ波の加速速度を表す周波数のゲインFRC GAIN1が表
示される。144は基準線量計9の照射線量カウント値
REFERANCE DOSE,145は基準線量計9の照射線量カウ
ント値REFERANCE DOSEが入力されると後述の計算結果に
基づいて自動的に表示される照射線量の真値、146は
後述の計算結果に基づいて自動的に表示される当該放射
線治療装置の校正係数CALIBRATION FACTORである。
【0037】まず、線量校正に先立って、線量校正に必
要なもの即ち基準線量計モニタ用チャンバ8と基準線量
計9を準備し、基準線量計9を操作器10の演算部11
に電気的に接続する。そして、ステップS1において、
キーボード21からのキー入力により線量校正モードを
選択する。次いで、ステップS2において、放射線治療
装置を使用する環境の気温、気圧の値を放射線治療室の
温度計、気圧計(共に図示せず)より読み取り、キーボ
ード21により操作器10に入力してメモリ12に記憶
する。これらの値は後述の照射線量の真値DOSEを演算す
る際に使用される。
【0038】ここで、キーボード21のファンクション
キーF1(図示せず)(ESC:エスケープ)を押すと、
線量校正モードは終了し、通常の治療を行うメニュモー
ドに戻る。これにより、繰り返し線量校正モードを実行
するときに所望値が得られればその時点で任意に線量校
正モードを中断することができ、線量校正に要する時間
を短縮できる。また、キーボード21のファンクション
キーF2(図示せず)(ADJ:調整)を押すと、この線
量校正モードの中で、エンコーダ56を用いて線量校正
用のゲインを調整できるようになる。
【0039】次に、ステップS3において、キーボード
21からのキー入力により線量校正を行うエネルギーモ
ードを選択する。すると、その選択されたエネルギーモ
ードに対応する数値が、操作器10の情報(Informatio
n)の表示部14の表示画面を表す図3の表示画面領域
141の「ENERGY」の所に表示される。また、このと
き、線源2からのビームがX線か電子線か、また、本体
1を回転させながら照射するか、固定して照射するかの
照射技法がそれぞれ設定されて「BEAM MODE」、「THERA
PY」の所に表示される。
【0040】次いで、ステップS4において、ステップ
S3でエネルギーモードが選択されると、そのエネルギ
ーモードに応じて上述のごとくメモリ12に記憶されて
いる線量校正を行う照射条件パラメータ例えば放射線治
療装置の照射線量カウント値DOSE MU、照射時間TIME,
照射線量率DOSE RATEが読み出されて本体1に対して自
動的に設定される。そして、この設定された各照射条件
パラメータの値が、同じく操作器10の表示部14の表
示画面を表す図3の表示画面領域142の各パラメータ
に対応する「PRESET」の所に表示される。また、このと
き、図示せずも本体の角度やコリメタの回転角度も設定
される。
【0041】そして、ステップS5において、照射準備
ができたかどうかを判別し、照射準備ができていなけれ
ば照射準備が整うまで待ち、照射準備が完了すると、ス
テップS6に進んで、操作器10内のビームオンキー
(図示せず)を押して電子ビームを線源2に与えてこれ
より放射線の照射を開始し、上述のごとく設定した放射
線治療装置の照射線量カウント値DOSE MUまで照射を続
ける。このときの照射線量カウンタ5Aのカウンタ55
におけるカウント値が図3の表示画面領域142のDOSE
MUに対応する「ACTUAL」の所に実際のカウント値とし
て表示される。
【0042】そして、ステップS7において、所定のビ
ーム停止条件によって、電子ビームの発生がオフされ
る。このビーム停止条件には、実際のカウント値が設定
した放射線治療装置の照射線量カウント値DOSE MUに達
した場合と、放射線治療装置の異常時に強制的にインタ
ロックする場合とがある。そこで、ステップS8におい
て、電子ビームがオフしたときの照射線量カウンタ5A
のカウンタ55における実際のカウント値が設定した放
射線治療装置の照射線量カウント値(プリセット値)に
達しているかどうか、つまり操作器10の表示部14の
画面表示領域142(図3)のDOSE MUの所の「PRESE
T」と「ACTUAL」の値が一致したかどうかを判定し、達
していない場合はステップS6に戻ってもう一度電子ビ
ームをオンさせる必要があるが、使用者がその必要がな
いと判断した場合はファンクションキーF1(TERMINAT
E:終了)を押すことにより再度電子ビームをオンさせ
るのをバイパスできる。
【0043】一方、ステップS8で電子ビームがオフし
たときの照射線量カウンタ5Aのカウンタ55における
実際のカウント値が設定した放射線治療装置の照射線量
カウント値DOSE MUに達していると判定されると、ステ
ップS9に進む。そして、ステップS9において、上述
のごとく線源2から放射線が照射されているときの照射
線量をチャンバ8を介してカウントしている基準線量計
9のカウント値が操作器10の演算部11に入力され
る。すると、その入力されたカウント値が、データ出力
部13を介して表示部14に供給され、その表示画面領
域144(図3)の「REFERENCE DOSE」の所に基準線量
計の照射線量カウント値D0として表示される。
【0044】次に、ステップS10において、ステップ
S2で入力した気温、気圧の値とステップS9で入力し
た基準線量計の照射線量カウント値D0に基づき操作器1
0の演算部11により上記(1)式に従ってまず照射線
量の真値DOSE(Gy)を演算する。次に、この(1)式
で求めた照射線量の真値DOSEと表示器6の値つまり放射
線治療装置の照射線量カウント値DOSE MU(図3の画面
表示領域142のDOSE MUの所の「ACTUAL」の値)とよ
り、上記(3)式に従って同じく演算部11により放射
線治療装置の線量モニタユニット系の校正係数CALIBRAT
ION FACTORを演算する。
【0045】そして、演算の結果得られた照射線量の真
値DOSEと校正係数CALIBRATION FACTORをそれぞれ表示部
14の図3に示す照射線量の真値DOSE145、校正係数
CALIBRATION FACTOR146の所に表示すると共に、プリ
ンタ22によりプリントアウトする。ここで、ファンク
ッションキーF1(記録)を押すと、校正係数等必要な
データがメモリ12に記憶される。また、ファンクッシ
ョンキーF2(訂正)を押すと、表示部14に表示され
ている基準線量計の照射線量カウント値REFERANCE DOSE
144や校正係数CALIBRATION146等をキーボード2
1からのキー入力により訂正できる。
【0046】次に、図5のステップS11において、キ
ーボード21のクリアキー(CLキー)が押されたかど
うかを判定し、押されてなければ、押されるまで待機
し、押されていれば、ステップS12に進んでクリアキ
ーにより放射線治療装置の照射線量カウント値DOSE MU
と照射時間TIMEをクリアした後、ステップS3に戻って
上述の動作を繰り返して再度線量校正を行う。かくし
て、得られた校正係数を踏まえた治療が実施されること
になる。
【0047】このように、本実施例では、設定される照
射条件パラメータや放射線照射後の校正係数を求める計
算等を操作器10内で自動的に演算処理できるので、従
来のごとく手動による人為的な間違いや、手動操作の際
の照射線量率,照射野等の設定ずれ等の照射環境の統一
性を失うことがなくなり、治療データやその治療そのも
のの信頼性が向上する。また、線量校正に関する一連の
作業を実質的に自動化できるので、線量校正に要する作
業時間が短縮されると共に手間も省け、線量校正を迅速
かつ容易にしかも正確に行うことができ、信頼性の向上
と共に作業性も向上する。
【0048】実施例2.なお、上記実施例1におけるパ
ラメータエントリモードは、線量校正以外でも単独に使
用できるものとして、放射線治療装置を新規に入手した
場合等の初期段階おけるパラメータエントリモードの場
合について説明したが、これに限定さることなく、例え
ば、放射線治療装置の線量モニタユニット系としての照
射線量カウンタをチェックし、放射線治療装置のQC管
理を行う際等においても同様に適用できる。
【0049】その際には、キーボード21からのキー入
力により操作器10をパラメータエントリモードにした
後、当該放射線治療装置のエネルギーモードの仕様に応
じてキーボード21からのキー入力により各照射条件パ
ラメータを設定し、その設定した値を、予めメモリ12
に記憶しておく。このときの設定した値は図2の対応す
る例えばX線4MVのエネルギーを表す「X−4」の□
の中に表示される。次いで、キーボード21からのキー
入力により操作器10を線量校正モードに切り換えてエ
ネルギーモードを選択すると、図2に表示している照射
条件パラメータの値まで、放射線治療装置が自動的に設
定される。
【0050】このように、本実施例では、照射条件パラ
メータを予め設定し記憶しておき、エネルギーモードを
選択するだけで、放射線治療装置に対する照射条件パラ
メータを自動的に設定できるので、照射条件パラメータ
の設定やデータの記録、管理に手間がかからなくなって
放射線治療装置のQC管理等を迅速かつ容易にしかも正
確に行うことができ、作業性、信頼性が向上し、治療デ
ータやその治療そのものの信頼性も向上する。
【0051】実施例3.また、上記実施例1において、
操作器10が線量校正モードで機能しているときに、線
量校正に必要な装置パラメータの調整を行ってもよい。
それには、図4のの時点で、キーボード21のファン
クションキーF2(図示せず)(ADJ:調整)を押す
と、線量校正モードの中で、線量校正に必要な装置パラ
メータの調整が可能な状態となる。この線量校正に必要
な装置パラメータは、表示部14の画面表示領域143
に表示される。
【0052】かくして、エンコーダ56を用いて線量校
正用のゲイン、つまり装置パラメータを調整できるよう
になる。このエンコーダ56による調整は、エンコーダ
56を回すことによって表示部14の画面表示領域14
2のDOSE RATE1,2の「ACTUAL」の値、画面表示領域
143のDOSE GAIN1,2の「PRESET」と「ACTUAL」の
値、およびDOSE145の値がそれぞれ変わり、また、画
面表示領域142のDOSEMUの「ACTUL」の値は放射線照
射が持続している間「PRESET」の値になるまで増加する
ので、DOSE MUの「ACTUL」の値とDOSE RATE1,2の「A
CTUAL」の値を比較し、両者の値が一致した所を所望の
調整点とする。
【0053】この場合、エンコーダ56を回すことによ
って整数単位で正確に調整でき、また、温度や時間的影
響を受けることがなく、しかも現在値がどの位かを容易
に確認しながら調整できる。勿論、周波数のゲイン等そ
の他の装置パラメータの場合も同様のことが言える。な
お、この時、画面表示領域143に表示されている装置
パラメータ以外のエンコーダ(図示せず)を回してもそ
の装置パラメータが変化しないようにブロックされてい
る。
【0054】このように、本実施例では、エンコーダ5
6を回すことによって整数単位で正確に調整でき、ま
た、温度や時間的影響を受けることがなく、現在値がど
の位かを容易に確認でき、しかも、1つの装置パラメー
タに対応するエンコーダを回すときには、他の装置パラ
メータに対応するエンコーダはその装置パラメータが変
化しないようにブロックされているで誤調整が防止さ
れ、以て、線量校正の精度、操作性が向上され、放射線
治療装置そのものの信頼性も向上する。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、放射線を発生する放射線発生手段と、この放射線発
生手段からの放射線の照射線量をカウントする線量モニ
タ手段と、放射線発生手段からの放射線の照射線量をカ
ウントする基準線量計と、この基準線量計の出力に基づ
いて照射線量の真値を演算し、この演算して得られた照
射線量の真値と線量モニタ手段の出力に基づいて校正係
数を算出する操作手段とを備えので、放射線照射後の校
正係数を求める計算等を操作手段で自動的に演算処理で
き、従来のごとく手動による人為的な間違いや、手動操
作の際の照射線量率,照射野等の設定ずれ等の照射環境
の統一性を失うことがなくなり、治療データやその治療
そのものの信頼性が向上し、また、線量校正に関する一
連の作業を実質的に自動化できるので、線量校正に要す
る作業時間が短縮されると共に手間も省け、線量校正を
迅速かつ容易にしかも正確に行うことができ、信頼性の
向上に寄与できると共に線量校正時の作業性が向上され
るという効果がある。
【0056】請求項2の発明によれば、放射線を発生す
る放射線発生手段と、この放射線発生手段からの放射線
の照射線量をカウントする線量モニタ手段と、放射線発
生手段からの放射線線量をカウントする基準線量計と、
この基準線量計の出力に基づいて照射線量の真値を演算
し、該演算して得られた照射線量の真値と線量モニタ手
段の出力に基づいて校正係数を算出する操作手段と、こ
の操作手段に対して少なくとも照射条件パラメータを入
力する入力手段とを備えたので、入力される照射条件パ
ラメータや放射線照射後の校正係数を求める計算等を操
作手段で自動的に演算処理でき、従来のごとく手動によ
る人為的な間違いや、手動操作の際の照射線量率,照射
野等の設定ずれ等の照射環境の統一性を失うことがなく
なり、治療データやその治療そのものの信頼性が向上
し、また、線量校正に関する一連の作業を実質的に自動
化できるので、線量校正に要する作業時間が短縮される
と共に手間も省け、線量校正を迅速かつ容易にしかも正
確に行うことができ、信頼性の向上に寄与できると共に
線量校正時の作業性が向上されるという効果がある。
【0057】請求項3の発明によれば、操作手段が少な
くとも予め各エネルギーモード毎に照射条件パラメータ
を設定しておくことができるパラメータエントリモード
を有するので、請求項1または2の発明の効果に加え
て、照射条件パラメータを予め設定し記憶しておき、エ
ネルギーモードを選択するだけで、当該放射線治療装置
に対する照射条件パラメータを自動的に設定でき、照射
条件パラメータの設定やデータの記録、管理に手間がか
からなくなって線量校正以外の放射線治療装置のQC管
理等を迅速かつ容易にしかも正確に行うことができ、作
業性、信頼性が向上されると共に、治療データやその治
療そのものの信頼性も向上されるという効果がある。
【0058】請求項4の発明によれば、線量モニタ手段
が少なくとも線量校正に必要な放射線治療装置のパラメ
ータをディジタル的に調整できる調整手段を有するの
で、請求項1または2の発明の効果に加えて、調整手段
によって整数単位で正確に調整でき、また、温度や時間
的影響を受けることがなく、現在値がどの位かを容易に
確認でき、しかも、1つの装置パラメータに対応する調
整手段を調整するときには、他の装置パラメータに対応
する調整手段はその装置パラメータが変化しないように
ブロックされているで誤調整が防止され、以て、線量校
正の精度、操作性が向上され、放射線治療装置そのもの
の信頼性も向上されるという効果がある。
【0059】請求項5の発明によれば、操作手段が基準
線量計の出力に基づいて照射線量の真値を演算し、この
演算して得られた照射線量の真値と線量モニタ手段の出
力に基づいて校正係数を算出する演算部と、この演算部
の演算算出結果を記憶するメモリと、演算部の出力をデ
ータとして出力するデータ出力部と、このデータ出力部
の出力を表示する表示部とで構成されるているので、請
求項1〜4のいずれかの発明の効果に加えて、汎用性を
持たせることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る放射線治療装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】この発明に係る放射線治療装置の一実施例のパ
ラメータエントリモードにおける照射条件パラメータに
関する表示画面を示す図である。
【図3】この発明に係る放射線治療装置の一実施例の線
量校正モードにおける照射条件パラメータおよび装置パ
ラメータ等に関する表示画面を示す図である。
【図4】この発明に係る放射線治療装置の一実施例の動
作説明(線量校正モード)に供するためのフローチャー
トである。
【図5】この発明に係る放射線治療装置の一実施例の動
作説明(線量校正モード)に供するためのフローチャー
トである。
【図6】従来の放射線治療装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 放射線治療装置の本体 2 線源 5A 照射線量カウンタ 56 エンコーダ 9 基準線量計 10 操作器 11 演算部 12 メモリ 13 データ出力部 14 表示部 21 キーボード 22 プリンタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図6は従来の放射線治療装置としてパルス
放射線治療装置を示す構成図である。図において、1は
放射線発生手段としての放射線治療装置の本体(GANTR
Y)、2はこの本体1に設けられた線源であって、この
線源はここでは一例として放射線がX線の場合例えば銅
や白金等に電子銃からの電子ビームを照射してX線に変
換するもの、また電子線の場合例えばステンレス等に電
子銃からの電子ビームを照射して電子を散乱させるもの
が使用される。3は本体1に搭載された照射線量モニタ
用チェンバ、4は本体1に搭載され、線源2からの放射
線の照射野を可変するコリメータである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を発生する放射線発生手段と、 この放射線発生手段からの放射線の照射線量をカウント
    する線量モニタ手段と、 上記放射線発生手段からの放射線の照射線量をカウント
    する基準線量計と、 この基準線量計の出力に基づいて照射線量の真値を演算
    し、該演算して得られた照射線量の真値と上記線量モニ
    タ手段の出力に基づいて校正係数を算出する操作手段と
    を備えたことを特徴とする放射線治療装置。
  2. 【請求項2】 放射線を発生する放射線発生手段と、 この放射線発生手段からの放射線の照射線量をカウント
    する線量モニタ手段と、 上記放射線発生手段からの放射線の照射線量をカウント
    する基準線量計と、 この基準線量計の出力に基づいて照射線量の真値を演算
    し、該演算して得られた照射線量の真値と上記線量モニ
    タ手段の出力に基づいて校正係数を算出する操作手段
    と、 この操作手段に対して少なくとも照射条件パラメータを
    入力する入力手段とを備えたことを特徴とする放射線治
    療装置。
  3. 【請求項3】 操作手段は少なくとも予め各エネルギー
    モード毎に照射条件パラメータを設定しておくことがで
    きるパラメータエントリモードを有することを特徴とす
    る請求項1または2記載の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 線量モニタ手段は少なくとも線量校正に
    必要な放射線治療装置のパラメータをディジタル的に調
    整できる調整手段を有することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 操作手段は基準線量計の出力に基づいて
    照射線量の真値を演算し、該演算して得られた照射線量
    の真値と線量モニタ手段の出力に基づいて校正係数を算
    出する演算部と、この演算部の演算算出結果を記憶する
    メモリと、上記演算部の出力をデータとして出力するデ
    ータ出力部と、このデータ出力部の出力を表示する表示
    部とで構成されることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の放射線治療装置。
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