JPH0713491A - ラベル - Google Patents

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JPH0713491A
JPH0713491A JP18451193A JP18451193A JPH0713491A JP H0713491 A JPH0713491 A JP H0713491A JP 18451193 A JP18451193 A JP 18451193A JP 18451193 A JP18451193 A JP 18451193A JP H0713491 A JPH0713491 A JP H0713491A
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JP
Japan
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label
cloth
heat
water
hot melt
Prior art date
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Pending
Application number
JP18451193A
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English (en)
Inventor
Seiya Sugiura
靖也 杉浦
Mikito Ikeda
幹人 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH0713491A publication Critical patent/JPH0713491A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の布地の染色などの加工工程において、
取り付けが容易で、かつ加工の影響を受けないで加工後
も文字や記号の読み取りが容易な布用ラベルを提供す
る。 【構成】 耐熱・耐水・耐薬品性の透明プラスチックフ
イルムの一面に印字し、該印字面に耐熱・耐水・耐薬品
性のホットメルト接着剤を塗設したラベル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布製品に取り付ける耐
熱・耐水・耐薬品性に優れたラベルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】糸を織ったり編んだりして作り上げられ
た布製品の原反は、染色工程においてロット管理をする
ために、原反の端に染色に影響を受けない特殊なマーカ
ーを用いて、ロット番号や加工指示番号などを作業者が
手で書き込んでいる。
【0003】しかし、書き込みや読んで転記をするとき
に間違えたり、書き込み、読み取りに手間がかかり、生
産効率が上がらないのが現状である。そのため、マーカ
ーによる書き込みに換えて文字や記号を印字したラベル
を付することが望まれている。
【0004】布製品の原反に管理用のラベルを付する方
法としては、例えば、実開平1−70894号公報や実
開平3−14193号公報に記載の方法が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
実開平1−70894号公報や実開平3−14193号
公報に示された方法は、バーコードを印刷した紙あるい
はシートを布地にミシンで縫いつけるので、非常に手間
がかかるものである。また、取り付ける布地を着尺反物
や呉服地に限定している。
【0006】そこで本発明は、これら従来技術の欠点を
解消せしめ、種々の布地の染色などの加工工程におい
て、取り付けが容易で、かつ加工の影響を受けないで加
工後も文字や記号の読み取りが容易な布用ラベルを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
ラベルは、耐熱・耐水・耐薬品性の透明プラスチックフ
イルムの一面に印字し、該印字面に耐熱・耐水・耐薬品
性のホットメルト接着剤を塗設したものからなる。
【0008】本発明のラベルにおいては、ラベル印字面
側が、塗設されたホットメルト接着剤を介して布、布製
品に接着される。印字は、透明プラスチックフイルムを
通してラベル表面側に現れるので、裏返しの印字をす
る。基材としてのプラスチックフイルム、ホットメルト
接着剤ともに耐熱・耐水・耐薬品性のものが用いられて
いるので、布に貼り付けられたラベルとしても、高い耐
熱・耐水・耐薬品性を発揮できる。
【0009】本発明の透明プラスチックフイルムとして
は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、フッ
素樹脂などからなるフイルムが挙げられる。上記ポリオ
レフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、4
−メチルペンテン−1樹脂、ポリブテン−1樹脂等やこ
れらのコポリマーおよびブレンド品が挙げられる。
【0010】ポリアミドとしては、ナイロン46、ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン61
2、ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD−6
およびこれらのコポリマーやブレンド品が挙げられる。
【0011】また、上記ポリエステルとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタ
レート、ポリエチレン−α,βビス(2−クロルフェノ
キシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート、ポリシ
クロヘキサンジメチレンテレフタレートおよびこれらの
コポリマーやブレンド品が挙げられる。
【0012】さらに、上記フッ素樹脂としては、一般に
広く知られたフッ素樹脂、例えば、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、ポリテトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)、ポリテトラフルオロエチレン−ポリヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体(FEP)、ポリテトラフルオロ
エチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロ
トリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)など
が挙げられる。
【0013】透明プラスチックフイルムには、印字の密
着力を向上させたり印字の読み取り性を向上させるなど
のために、コロナ処理やプラズマ処理などの既知の表面
処理を施したりしてもよい。
【0014】上記ホットメルト接着剤には、耐熱・耐水
・耐薬品性の粒子を添加してもよい。耐熱・耐水・耐薬
品性の粒子とは、接着剤層を白色に呈する無機あるいは
有機粒子であって、無機粒子としては、例えば炭酸亜
鉛、酸化亜鉛、硫化亜鉛、タルク、カオリン、重質・軽
質あるいは合成の炭酸カルシウム、酸化チタン、シリ
カ、フッ化リチウム、フッ化カルシウム、硫酸バリウ
ム、アルミナ、ジルコニア、燐酸カルシウム、天然ある
いは合成の膨潤性あるいは非膨潤性のマイカ等が挙げら
れ、有機粒子としては、例えば、ポリスチレン、ポリメ
チルスチレン、ポリメトキシスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリメタクリレート等が挙げられ、これらの中から
選ばれた少なくとも1種以上が適用されるが、特に限定
されるものではない。また顔料は、中空多孔質あるいは
非中空多孔質状態であってもよい。更に前記顔料は、樹
脂に対する分散性を良化するため表面処理が施されてい
てもよい。
【0015】このように、接着剤層が白色を呈すること
により、原反の染色や洗浄などの加工工程後も印字の読
み取りを良好に保つことができる。
【0016】本発明において耐熱性とは、130℃、好
ましくは150℃に対する耐熱性のことである。耐熱性
が130℃未満であると、寸法変化を生じたり変色して
印字の判読が困難になったり、ラベルが剥がれてきたり
するので好ましくない。
【0017】本発明における耐水性とは、70℃、好ま
しくは90℃の水の中に1時間浸漬しておいても外観や
密着性、接着力などが変化しない性質のことである。
【0018】本発明における耐薬品性とは、粉石鹸や合
成洗剤、過酸化水素、次亜鉛素酸などの洗剤や染料、そ
の他布製品の原反を加工するときに使用する種々の薬品
に対して、変色しないことあるいは変色しても印字が十
分判読可能なこと、およびラベルが剥がれたり印字がと
れてきたりしない性質のことである。
【0019】本発明におけるホットメルト接着剤とは、
上記の耐熱・耐水・耐薬品性を備えており、さらに綿、
ポリエステル、ナイロンなどの布製品に貼り付けられた
状態で好ましくは500g/25mm以上の剥離強度
を、より好ましくは800g/25mm以上の剥離強度
を有しているものである。このような接着剤としては、
EVA(エチレンビニルアルコール)系、ポリエステル
系、ポリアミド系、エラストマー系などが挙げられる
が、特にこれらに限定されるものではない。塗工方法も
グラビアコート法、リバースコート法、キスコート法、
ダイコート法、メタリングバーコート法、ナイフコート
法、押し出しコート法など公知の方法を適用できる。ま
た、接着剤を塗布する前に、必要に応じて空気中あるい
はその他種々の雰囲気中でのコロナ放電処理などの公知
の表面処理を施すことによって、透明プラスチックフイ
ルムと接着剤との密着性を良化させることもできる。接
着剤の塗布厚みは、10〜150μmが好ましく、さら
に好ましくは20〜80μmである。
【0020】本発明におけるラベルを布に貼り付ける際
には、簡便に行うためにはアイロンを用いることが出来
るが、平板プレス機やシール機、こてなどを用いてもよ
い。また貼り付けの条件については、使用するホットメ
ルト接着剤の種類によって適切な温度・時間・圧力を設
定すればよい。
【0021】本発明による効果は、次の測定方法、基準
により評価される。 (耐熱・耐水・耐薬品性の評価) (1)洗濯テスト 布にラベルを貼り合わせ、水1リットルに対して1gの
洗剤「アタック」(花王(株)製)を溶かした60℃の
水に30分間浸漬し攪拌をして、ラベルの変色、剥が
れ、接着強度を測定した。 (a)変色 良好(変色なし)・・・・・・・・・・・・・・・○ 劣る(変色はあるが印字判読可能)・・・・・・・△ 不良(変色により印字判読不可能)・・・・・・・× (b)剥がれ 良好(剥がれなし)・・・・・・・・・・・・・・○ 劣る(20%未満の剥がれ)・・・・・・・・・・△ 不良(20%以上の剥がれ)・・・・・・・・・・× (c)接着強度 良好(500g/25mm以上)・・・・・・・・○ 劣る(500〜250g/25mm)・・・・・・△ 不良(250g/25mm未満)・・・・・・・・×
【0022】(2)染色テスト 布にラベルを貼り合わせ、直接染料(ブラック)を使っ
て染色した。その後、ラベルの変色、剥がれ、接着強度
を測定した。測定、評価基準は上記(1)と同じであ
る。
【0023】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 実施例 厚さが50μmのフッ素フイルム(東レ合成フイルム
(株)製“トヨフロン”)を基材フイルムとし、表面を
放電処理した。放電処理にオートニクス社製BC−8M
kIIプリンター(リボンは(株)リコー製D105
A、印字条件10.5v、4.25ms)を用いて4m
m×4mmの大きさの数字を印字した。これをシートA
とする。次にポリエステル樹脂“バイロン”(東洋紡績
(株)製、融点138℃)に、白色粒子の酸化チタン
(平均粒径0.3μm)が10重量部となるように加え
て均一に混練し、これを150℃で溶融し、口金よりシ
ート状に押し出してシートAの印字面側にラミネートし
て接着剤層の厚みが50μmのシートを得た。これをシ
ートBとする。
【0024】このようにして作成したシートBより20
mm×50mmのラベルをカットして、接着剤層側をポ
リエステルの織布に接触させて、平板プレス機(140
℃、300g/cm2 、10sec)で接着させた。こ
のラベルの耐熱、耐水、耐薬品性を評価した。結果を表
1に示す。
【0025】比較例1 基材としてナイロンタフタに塗剤を含浸させた素材(ダ
イニック(株)製“ニックセブン”#108SX)を用
い、該素材の印字側面に、オートニクス社製BC−8M
kIIプリンター(リボンは(株)リコー製D105
A、印字条件10.5v、4.25ms)を用いて4m
m×4mmの大きさの数字を印字した。印字面とは反対
側の面にアクリル酸エステル接着剤(日本カーバイド工
業(株)製)をコンマコート方式で塗布し、塗布層を1
20℃で1分間乾燥させ、接着剤の厚みが30μmのラ
ベルを得た。このようにして作成したラベルをナイロン
の織布に貼り合わせ、Rのついたアクリル板で10回こ
すりつけた。このラベルの耐熱、耐水、耐薬品性を評価
した。結果を表1に示す。
【0026】比較例2 厚さが50μmのポリエステルフイルム(東レ(株)製
“ルミラー”50S105)を基材フイルムとし、次に
トルエン/酢酸エチル=1/1の希釈溶媒中に、熱架橋
型アクリル樹脂(東レ(株)製“コータックス”Tg=
75℃)固形分60重量部に対して白色隠蔽顔料の酸化
チタン(平均0.3μm)が固形分当たり40重量部と
なるように混練された組成で均一に分散させ、濃度10
重量%の塗剤を作成した。この塗剤を前記フイルムにグ
ラビアコート法で塗布し、塗布層を130℃で1分間乾
燥させ、印字受容層が2μmのフイルムを得た。
【0027】前記フイルムの印字受容層側にオートニク
ス社製BC−8MkIIプリンター(リボンは(株)リ
コー製D105A、印字条件10.5v、4.25m
s)を用いて4mm×4mmの大きさの数字を印字し
た。これをシートAとする。次に、厚さ38μmのフッ
素フイルム(東レ合成フイルム(株)製“トヨフロ
ン”)の表面を放電処理し、アクリル酸エステル接着剤
(日本カーバイド工業(株)製)をコンマコート方式で
塗布し、塗布層を120℃で1分間乾燥させ、接着剤の
厚みが20μmのシートを得た。これをシートBとす
る。シートAの印字面にシートBの接着剤面を重ねてラ
ミネートし、さらにシートAの印字面の反対面にシリコ
ーン系接着剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製SD4570)を厚み30μmになるように塗
布した。このようにして作成したラベルをナイロンの織
布に貼り合わせ、Rのついたアクリル板で10回こすり
つけた。このラベルの耐熱、耐水、耐薬品性を評価し
た。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明のラベルは耐熱・耐水・耐薬品性
に優れているので、布地の染色などの加工工程において
染まったり変色したりして印字された情報が読み取れな
くなるということがなく、布地の加工工程用の管理ラベ
ルとして最適なものが得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱・耐水・耐薬品性の透明プラスチッ
    クフイルムの一面に印字し、該印字面に耐熱・耐水・耐
    薬品性のホットメルト接着剤を塗設したことを特徴とす
    るラベル。
  2. 【請求項2】 前記ホットメルト接着剤に耐熱・耐水・
    耐薬品性の粒子を添加した請求項1のラベル。
JP18451193A 1993-06-28 1993-06-28 ラベル Pending JPH0713491A (ja)

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JP18451193A JPH0713491A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 ラベル

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JP18451193A JPH0713491A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 ラベル

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JPH0713491A true JPH0713491A (ja) 1995-01-17

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JP18451193A Pending JPH0713491A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 ラベル

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