JPH07128521A - 抑制された高調波を有するルーゲートフィルタ - Google Patents
抑制された高調波を有するルーゲートフィルタInfo
- Publication number
- JPH07128521A JPH07128521A JP6094547A JP9454794A JPH07128521A JP H07128521 A JPH07128521 A JP H07128521A JP 6094547 A JP6094547 A JP 6094547A JP 9454794 A JP9454794 A JP 9454794A JP H07128521 A JPH07128521 A JP H07128521A
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- Japan
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/20—Filters
- G02B5/28—Interference filters
- G02B5/289—Rugate filters
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高調波が抑制されたルーゲートフ
ィルタを提供することを目的とする。 【構成】 表面14を有する光学的基体12と、この表面14
上の材料の層18とを具備し、この層18は、基本波長の排
除のために基本正弦波曲線の重なりに応じて変化する屈
折率対光学的な厚さプロフィールと、基本正弦波曲線の
約10%の振幅と前記基本的な正弦曲線に関して約−90°
の位相差とを有する屈折率対光学的な厚さプロフィール
を有する2次的な正弦曲線とを有し、それによって基本
波長の高調波が抑制されることを特徴とする。
ィルタを提供することを目的とする。 【構成】 表面14を有する光学的基体12と、この表面14
上の材料の層18とを具備し、この層18は、基本波長の排
除のために基本正弦波曲線の重なりに応じて変化する屈
折率対光学的な厚さプロフィールと、基本正弦波曲線の
約10%の振幅と前記基本的な正弦曲線に関して約−90°
の位相差とを有する屈折率対光学的な厚さプロフィール
を有する2次的な正弦曲線とを有し、それによって基本
波長の高調波が抑制されることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にルーゲート(ruga
te)フィルタ、特に高調波の抑制されたこのようなルー
ゲートフィルタに関する。
te)フィルタ、特に高調波の抑制されたこのようなルー
ゲートフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の光学フィルタは、一般に複数のデ
ィスクリートな材料の層を光学基体に供給することによ
って製造される。各層の材料は、全ての境界部において
屈折率の変化が生じるように選択される。特に、層の材
料は屈折率が各層の境界部において比較的高い(または
低い)値から比較的低い(または高い)値に変化するよ
うに選択される。
ィスクリートな材料の層を光学基体に供給することによ
って製造される。各層の材料は、全ての境界部において
屈折率の変化が生じるように選択される。特に、層の材
料は屈折率が各層の境界部において比較的高い(または
低い)値から比較的低い(または高い)値に変化するよ
うに選択される。
【0003】光学分野において知られているように、屈
折率に差がある任意の境界部を光が照射したとき、入射
光のあるものは反射される。さらに、入射光が比較的高
い屈折率の材料から比較的低い屈折率の材料に横断する
境界部において、 180°の位相変化が反射された光に導
入される。したがって、層の厚さの適切な選択により連
続した境界部において反射光は破壊的に消去される。結
果的に、入射する光ビームが横断する境界部が多いと、
それだけ反射されて消去される入射光の量が多い。実質
的に特定の波長の光が全て光学基体に達する前に反射さ
れて消去された場合、光の波長は入射した光ビームから
濾光または排除されているということができる。このよ
うな積層構造により基本波長が排除されるだけでなく、
その高調波もまた排除されることが知られている。
折率に差がある任意の境界部を光が照射したとき、入射
光のあるものは反射される。さらに、入射光が比較的高
い屈折率の材料から比較的低い屈折率の材料に横断する
境界部において、 180°の位相変化が反射された光に導
入される。したがって、層の厚さの適切な選択により連
続した境界部において反射光は破壊的に消去される。結
果的に、入射する光ビームが横断する境界部が多いと、
それだけ反射されて消去される入射光の量が多い。実質
的に特定の波長の光が全て光学基体に達する前に反射さ
れて消去された場合、光の波長は入射した光ビームから
濾光または排除されているということができる。このよ
うな積層構造により基本波長が排除されるだけでなく、
その高調波もまた排除されることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ルーゲートフィルタは
つい最近開発された。ルーゲートの場合、複数のディス
クリートな材料の層を光学基体上に形成するより、屈折
率がそれ自身の層内で変化する方法で単一の材料の層が
形成される。典型的に、このようなルーゲートは1以上
の付着された材料が変化される間に連続的な付着プロセ
スによって形成される。したがって、屈折率が変化す
る。
つい最近開発された。ルーゲートの場合、複数のディス
クリートな材料の層を光学基体上に形成するより、屈折
率がそれ自身の層内で変化する方法で単一の材料の層が
形成される。典型的に、このようなルーゲートは1以上
の付着された材料が変化される間に連続的な付着プロセ
スによって形成される。したがって、屈折率が変化す
る。
【0005】1つの特定の適用、すなわち単一の波長排
除フィルタにおいて、典型的にルーゲートは正弦波であ
る層を通る屈折率対光学的な厚さプロフィールを有す
る。ここにおいて使用される“光学的な厚さ”という用
語は機械的な厚さおよび屈折率の積を意味している。し
かしながら、別のプロフィールは所望の光学特性に応じ
て得られることができる。一般に多数の反射帯域が個々
の屈折率プロフィールを重ねて合成的なプロフィールを
配置することによって生成されることができる。例え
ば、多数の波長が抑制される場合、最終的なルーゲート
のプロフィールは所望される個々のプロフィールの合計
の合成的プロフィールである。ルーゲートの利点の1つ
は、結果的な層が非常に薄いことである。事実、典型的
なルーゲート層は屈折変化のために入射した光線の変化
が無視できるほど十分に薄い。
除フィルタにおいて、典型的にルーゲートは正弦波であ
る層を通る屈折率対光学的な厚さプロフィールを有す
る。ここにおいて使用される“光学的な厚さ”という用
語は機械的な厚さおよび屈折率の積を意味している。し
かしながら、別のプロフィールは所望の光学特性に応じ
て得られることができる。一般に多数の反射帯域が個々
の屈折率プロフィールを重ねて合成的なプロフィールを
配置することによって生成されることができる。例え
ば、多数の波長が抑制される場合、最終的なルーゲート
のプロフィールは所望される個々のプロフィールの合計
の合成的プロフィールである。ルーゲートの利点の1つ
は、結果的な層が非常に薄いことである。事実、典型的
なルーゲート層は屈折変化のために入射した光線の変化
が無視できるほど十分に薄い。
【0006】正弦波的なルーゲートは同等な積層された
単一波長排除フィルタに比較されるある高調波抑制を示
すが、伝送された高調波の内容は大きいままである。事
実、個々の屈折率プロフィールを通常どおり重ねること
は、基本波長の高調波の排除に関して適用しないようで
あることが認められている。高調波の排除はルーゲート
フィルタの使用目的とは別に、重要な考慮事項である。
しかしながら、ルーゲートが既知の波長のレーザ光を排
除するために使用される場合それは極めて重要になる。
レーザ光の排除は、家庭用および軍事的な適用の両者に
とって重要であり、一般に目を保護するために使用され
る。このような高い周波数の高調波はまた目を著しく痛
める可能性が高いことも良く理解されている。ルーゲー
トにおいて高調波を抑制する問題は、技術面において考
慮すべき事項が多い。例えば、1つの方法は基本的な正
弦波フィルタ関数と楕円関数を重ねることである。この
ような方法は、文献(W.H.Southwell ,“Rugate Index
Profile which Suppresses All Harmonic Stopband
s”,1988 Technical Digest Serise,Vol.6 )に記載
されている。しかしながら、この方法では多数のルーゲ
ート製造プロセスに固有であると考えられる製造偏差の
ようなものを補正しない。例えば、種々の補正技術が実
施されたときに、強い高調波が認められることは稀では
ない。結果的に、抑制された高調波を有するルーゲート
フィルタが所望され必要とされることは明らかである。
したがって、本発明の目的は上記に説明された現在のル
ーゲートフィルタの欠点を実質的に完全に克服するルー
ゲートフィルタを提供することである。
単一波長排除フィルタに比較されるある高調波抑制を示
すが、伝送された高調波の内容は大きいままである。事
実、個々の屈折率プロフィールを通常どおり重ねること
は、基本波長の高調波の排除に関して適用しないようで
あることが認められている。高調波の排除はルーゲート
フィルタの使用目的とは別に、重要な考慮事項である。
しかしながら、ルーゲートが既知の波長のレーザ光を排
除するために使用される場合それは極めて重要になる。
レーザ光の排除は、家庭用および軍事的な適用の両者に
とって重要であり、一般に目を保護するために使用され
る。このような高い周波数の高調波はまた目を著しく痛
める可能性が高いことも良く理解されている。ルーゲー
トにおいて高調波を抑制する問題は、技術面において考
慮すべき事項が多い。例えば、1つの方法は基本的な正
弦波フィルタ関数と楕円関数を重ねることである。この
ような方法は、文献(W.H.Southwell ,“Rugate Index
Profile which Suppresses All Harmonic Stopband
s”,1988 Technical Digest Serise,Vol.6 )に記載
されている。しかしながら、この方法では多数のルーゲ
ート製造プロセスに固有であると考えられる製造偏差の
ようなものを補正しない。例えば、種々の補正技術が実
施されたときに、強い高調波が認められることは稀では
ない。結果的に、抑制された高調波を有するルーゲート
フィルタが所望され必要とされることは明らかである。
したがって、本発明の目的は上記に説明された現在のル
ーゲートフィルタの欠点を実質的に完全に克服するルー
ゲートフィルタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、表面を有す
る光学的基体と、この表面上の材料の層とを具備し、こ
の層は、基本波長の排除のために基本正弦波曲線の重な
りに応じて変化する屈折率対光学的な厚さプロフィール
と、基本正弦波曲線の約10%の振幅と前記基本的な正弦
曲線に関して約−90°の位相差とを有する屈折率対光学
的な厚さプロフィールを有する2次的な正弦曲線とを有
し、それによって基本波長の高調波が抑制されることを
特徴とする高調波抑制ルーゲートフィルタを提供するこ
とによって達成される。本発明の別の目的および利点
は、以下の詳細な説明および添付された特許請求の範囲
並びに図面から当業者に明らかになるであろう。
る光学的基体と、この表面上の材料の層とを具備し、こ
の層は、基本波長の排除のために基本正弦波曲線の重な
りに応じて変化する屈折率対光学的な厚さプロフィール
と、基本正弦波曲線の約10%の振幅と前記基本的な正弦
曲線に関して約−90°の位相差とを有する屈折率対光学
的な厚さプロフィールを有する2次的な正弦曲線とを有
し、それによって基本波長の高調波が抑制されることを
特徴とする高調波抑制ルーゲートフィルタを提供するこ
とによって達成される。本発明の別の目的および利点
は、以下の詳細な説明および添付された特許請求の範囲
並びに図面から当業者に明らかになるであろう。
【0008】
【実施例】図1において全体的に10で示され、本発明の
原理を含んでいるルーゲートフィルタは、第1および第
2の対向する表面14,16をそれぞれ有する光透過性の基
体12と、表面14または16の一方に配置された層18とを含
む。層18は少なくとも基本的な正弦波の屈折率対光学的
な厚さプロフィールと2次的正弦波の屈折率対光学的な
厚さプロフィールを重ねたもの等しい屈折率対光学的な
厚さプロフィールを有し、2次的正弦波の屈折率対光学
的な厚さプロフィールは振幅、周期および位相において
基本的正弦波に関連している。好ましい実施例におい
て、2次的プロフィールの振幅は基本的正弦波の振幅の
約10%であり、その周期は基本的正弦波の約1/2の波
長であり、2次的プロフィールの位相は基本的正弦波に
関して−90°である。
原理を含んでいるルーゲートフィルタは、第1および第
2の対向する表面14,16をそれぞれ有する光透過性の基
体12と、表面14または16の一方に配置された層18とを含
む。層18は少なくとも基本的な正弦波の屈折率対光学的
な厚さプロフィールと2次的正弦波の屈折率対光学的な
厚さプロフィールを重ねたもの等しい屈折率対光学的な
厚さプロフィールを有し、2次的正弦波の屈折率対光学
的な厚さプロフィールは振幅、周期および位相において
基本的正弦波に関連している。好ましい実施例におい
て、2次的プロフィールの振幅は基本的正弦波の振幅の
約10%であり、その周期は基本的正弦波の約1/2の波
長であり、2次的プロフィールの位相は基本的正弦波に
関して−90°である。
【0009】図2に示されているように、1つの特定の
実施例において、基本的正弦波の変化はほぼ2マイクロ
メータの波長を中心とする反射帯域を有する光を排除す
るように設計される。このような実施例に対して、基本
的正弦波の屈折率対光学的な厚さプロフィールは約30個
の完全なサイクルを含んでおり、基本的波長は確実に実
質的に完全に排除される。このようなプロフィールは結
果的に約15マイクロメータの最終の機械的な厚さを有す
る層18を生じさせる。この特定の実施例において、基本
的正弦波は約0.1 の振幅を有する。すなわち、屈折率は
図2に示された実施例において2に等しい中心屈折率か
ら±0.1 変化する。基本正弦波は約1マイクロメータの
周期を有する。しかしながら、図2に示された屈折率対
光学的な厚さプロフィールは、上記に説明されたように
効果的に基本波長の高調波を排除しない。すなわち、そ
れぞれ約1.0 マイクロメータおよび0.5 マイクロメータ
の波長である第2および第3の高調波で十分な光は、光
学的基体12を通って依然として伝送され、このようなフ
ィルタを多くの目的に対して無効にする。
実施例において、基本的正弦波の変化はほぼ2マイクロ
メータの波長を中心とする反射帯域を有する光を排除す
るように設計される。このような実施例に対して、基本
的正弦波の屈折率対光学的な厚さプロフィールは約30個
の完全なサイクルを含んでおり、基本的波長は確実に実
質的に完全に排除される。このようなプロフィールは結
果的に約15マイクロメータの最終の機械的な厚さを有す
る層18を生じさせる。この特定の実施例において、基本
的正弦波は約0.1 の振幅を有する。すなわち、屈折率は
図2に示された実施例において2に等しい中心屈折率か
ら±0.1 変化する。基本正弦波は約1マイクロメータの
周期を有する。しかしながら、図2に示された屈折率対
光学的な厚さプロフィールは、上記に説明されたように
効果的に基本波長の高調波を排除しない。すなわち、そ
れぞれ約1.0 マイクロメータおよび0.5 マイクロメータ
の波長である第2および第3の高調波で十分な光は、光
学的基体12を通って依然として伝送され、このようなフ
ィルタを多くの目的に対して無効にする。
【0010】この特定の実施例のフィルタ10に対する2
次的正弦波の屈折率対光学的な厚さプロフィールは図3
に示されている。図3に示されているように、2次的正
弦波はこの実施例では約0.01の基本的正弦波の振幅の約
10%程度の振幅を有する。2次的正弦波の周期は基本波
の約1/4波長である。しかしながら、重ねるためには
2次高調波は通常考えられるように同位相ではなく、約
−90°だけ位相がずらされて基本波と重ねられるべきで
あることが認められている。 したがって、図2に示さ
れた基本波プロフィールと図3に示された2次的正弦波
プロフィールを重ねることによって、図4に示されてい
る層18の屈折率対光学的な厚さプロフィールが得られ
る。図4に示された重畳されたプロフィールは図2に示
された基本波と実質的に同じに見え、微妙な相違は事実
上図3に示されたプロフィールを重畳することによって
導入される。このような相違は、図5に示されたプロフ
ィールにおいてさらに容易に理解されることができる。
図5において、基本波の単一のサイクル(破線で示され
た)は重畳された正弦波の単一のサイクル(実線で示さ
れた)と比較されている。
次的正弦波の屈折率対光学的な厚さプロフィールは図3
に示されている。図3に示されているように、2次的正
弦波はこの実施例では約0.01の基本的正弦波の振幅の約
10%程度の振幅を有する。2次的正弦波の周期は基本波
の約1/4波長である。しかしながら、重ねるためには
2次高調波は通常考えられるように同位相ではなく、約
−90°だけ位相がずらされて基本波と重ねられるべきで
あることが認められている。 したがって、図2に示さ
れた基本波プロフィールと図3に示された2次的正弦波
プロフィールを重ねることによって、図4に示されてい
る層18の屈折率対光学的な厚さプロフィールが得られ
る。図4に示された重畳されたプロフィールは図2に示
された基本波と実質的に同じに見え、微妙な相違は事実
上図3に示されたプロフィールを重畳することによって
導入される。このような相違は、図5に示されたプロフ
ィールにおいてさらに容易に理解されることができる。
図5において、基本波の単一のサイクル(破線で示され
た)は重畳された正弦波の単一のサイクル(実線で示さ
れた)と比較されている。
【0011】このような重畳されたプロフィールを使用
することによって、2マイクロメータの基本波長の第2
高調波および第3高調波の両者が著しく減少される。例
えば、1つの特定の実施例において第2高調波すなわち
約1.0 マイクロメータの波長の光は約95%減少された。
さらに、第3高調波すなわち0.5 マイクロメータの波長
の光は約90%減少された。したがって、ここに説明され
図5において明瞭に指摘された重畳によって生じた比較
的小さい変化は、結果的に著しく高調波を抑制させる。
することによって、2マイクロメータの基本波長の第2
高調波および第3高調波の両者が著しく減少される。例
えば、1つの特定の実施例において第2高調波すなわち
約1.0 マイクロメータの波長の光は約95%減少された。
さらに、第3高調波すなわち0.5 マイクロメータの波長
の光は約90%減少された。したがって、ここに説明され
図5において明瞭に指摘された重畳によって生じた比較
的小さい変化は、結果的に著しく高調波を抑制させる。
【0012】しかしながら、いくつかの例では第3高調
波は依然として十分に強く、さらにフィルタ処理するこ
とが所望される。このような例において、層18は図6に
示されたような屈折率対光学的な厚さプロフィールを備
えている。その後、このようなプロフィールは図3に示
された第2の高調波の抑制のためにプロフィールと共に
図2に示されたプロフィールに重ねられる。このような
3次的正弦波は、基本的正弦波の約1%の振幅を有して
いることが好ましい。3次的プロフィールの周期は基本
波長の約1/6である。3次的正弦波は基本波に関して
約−60°ずれた位相で重ねられることが好ましい。
波は依然として十分に強く、さらにフィルタ処理するこ
とが所望される。このような例において、層18は図6に
示されたような屈折率対光学的な厚さプロフィールを備
えている。その後、このようなプロフィールは図3に示
された第2の高調波の抑制のためにプロフィールと共に
図2に示されたプロフィールに重ねられる。このような
3次的正弦波は、基本的正弦波の約1%の振幅を有して
いることが好ましい。3次的プロフィールの周期は基本
波長の約1/6である。3次的正弦波は基本波に関して
約−60°ずれた位相で重ねられることが好ましい。
【0013】抑制された高調波を有するフィルタ10は、
ルーゲート製造分野において知られている材料および方
法によって製造されることができる。以上、多数の特有
の実施例に関してここに本発明を説明してきたが、当業
者は本発明の技術的範囲を逸脱しない別の配列または構
成も可能であることを理解するであろう。したがって、
本発明は添付された特許請求の範囲によってのみ制限さ
れるものである。
ルーゲート製造分野において知られている材料および方
法によって製造されることができる。以上、多数の特有
の実施例に関してここに本発明を説明してきたが、当業
者は本発明の技術的範囲を逸脱しない別の配列または構
成も可能であることを理解するであろう。したがって、
本発明は添付された特許請求の範囲によってのみ制限さ
れるものである。
【図1】高調波が抑制された、本発明の原理を実行した
ルーゲートフィルタの断面図。
ルーゲートフィルタの断面図。
【図2】図1に示されたルーゲートフィルタの基本的な
正弦波曲線に対する屈折率対光学的な厚さプロフィール
のグラフ。
正弦波曲線に対する屈折率対光学的な厚さプロフィール
のグラフ。
【図3】図1に示されたルーゲートフィルタの2次的正
弦波曲線に対する屈折率対光学的な厚さプロフィールの
グラフ。
弦波曲線に対する屈折率対光学的な厚さプロフィールの
グラフ。
【図4】図1に示されたルーゲートフィルタの重ねられ
たプロフィールの屈折率対光学的な厚さプロフィールの
グラフ。
たプロフィールの屈折率対光学的な厚さプロフィールの
グラフ。
【図5】重畳された正弦波曲線と基本的正弦波曲線を比
較する単一サイクルの屈折率対光学的な厚さプロフィー
ルのグラフ。
較する単一サイクルの屈折率対光学的な厚さプロフィー
ルのグラフ。
【図6】図1に示されたルーゲートフィルタで使用する
ための3次的正弦波曲線に対する屈折率対光学的な厚さ
プロフィールのグラフ。
ための3次的正弦波曲線に対する屈折率対光学的な厚さ
プロフィールのグラフ。
Claims (1)
- 【請求項1】 表面を有する光学的基体と、 前記表面上の材料の層を具備し、この層は、基本波長の
排除のために基本正弦波曲線の重なりに応じて変化する
屈折率対光学的な厚さプロフィールと、前記基本正弦波
曲線の約10%の振幅と前記基本的な正弦曲線に関して約
−90°の位相差とを有する屈折率対光学的な厚さプロフ
ィールを有する2次的な正弦曲線とを有し、それによっ
て基本波長の高調波が抑制されることを特徴とする高調
波抑制ルーゲートフィルタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US5860993A | 1993-05-06 | 1993-05-06 | |
US058609 | 1993-05-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07128521A true JPH07128521A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=22017872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6094547A Pending JPH07128521A (ja) | 1993-05-06 | 1994-05-06 | 抑制された高調波を有するルーゲートフィルタ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5523882A (ja) |
EP (1) | EP0623834A1 (ja) |
JP (1) | JPH07128521A (ja) |
AU (1) | AU654453B1 (ja) |
CA (1) | CA2122932C (ja) |
NO (1) | NO941663L (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258748A (ja) * | 2009-07-24 | 2009-11-05 | Olympus Corp | 光学フィルタ及び光学機器 |
JP2009294662A (ja) * | 2009-07-24 | 2009-12-17 | Olympus Corp | 光学フィルタ及び光学機器 |
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CN103018811B (zh) * | 2012-12-12 | 2015-01-21 | 浙江大学 | 一种利用原子层沉积技术制备褶皱负滤光片的方法 |
Family Cites Families (13)
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US4826267A (en) * | 1987-11-30 | 1989-05-02 | Rockwell International Corporation | Spectral filter with integral antireflection coating |
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