JPH07122440A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH07122440A
JPH07122440A JP5291203A JP29120393A JPH07122440A JP H07122440 A JPH07122440 A JP H07122440A JP 5291203 A JP5291203 A JP 5291203A JP 29120393 A JP29120393 A JP 29120393A JP H07122440 A JPH07122440 A JP H07122440A
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JP
Japan
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iron core
coil
power supply
supply device
transformer
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JP5291203A
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Ryoda Sato
亮拿 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞬間大電流を発生させたときに生じる過渡現
象を抑えて、電気部品の破壊を防ぐ。瞬間大電流の発生
を可能とする。 【構成】 角枠状の2種類の導電板21,22を積層し
てトランスのコイルを構成する。一方の導電板21は1
次コイルを構成し、他方の導電板22は2次コイルを構
成する。トランスのLが小さくなり、Cが大きくなるこ
とにより、瞬間大電流を発生させたときの過渡現象が抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接機や抵抗溶
接機等に使用される過渡現象に強い電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の抵抗溶接では、以前から使用され
ている鋲かしめの代用としての点溶接だけでなく、大径
パイプの突き合わせ溶接や図14(A)に示すT字溶接
も行われるようになってきた。
【0003】パイプのT字溶接では、一方のパイプの端
部が、予め他方のパイプの周面に沿うようにRカットさ
れる。このRカットを行わずに溶接を行う場合は、最
初、パイプの周面にパイプの先端が点接触していたもの
が、溶接が進行するに連れて接触部が急増し、最後は全
周接触の状態となる。そのため、溶接電流としては、例
えば溶接当初の2000Aから最終的には10万Aにま
で増加させることが必要となる。
【0004】一般の電源装置で、このような極端な溶接
電流の増加に対応することは困難である。そのため、最
終的に必要とされる電流容量に見合った電源装置が使用
される。そうすると、溶接開始時に点接触部に過剰な大
電流が流れて、爆飛現象が起き、溶接不良が生じる。そ
のため、前述した通り、パイプの先端をRカットし、最
初から全周接触の状態としておくのである。
【0005】しかし、Rカットには手数がかかる。その
ため、Rカットなしで、パイプを直接T字溶接したいと
いう強い要望が以前よりある。
【0006】同様に、図14(B)に示す気密容器の溶
接や、図14(C)に示す熱交換器におけるU管の溶接
についても、現在はアーク溶接やろう付け溶接が採用さ
れているが、この種の溶接は手間と技術を必要とするた
め、これを大電流による瞬間的な抵抗溶接に変更したい
という要望がある。
【0007】このような要望に応えて本出願人は、3相
入力で3倍周波の単相出力を出すパルセーション方式の
電源装置を開発した(図13参照)。また、これ以外に
も、種々のパルセーション電源が提案されている。
【0008】パルセーション電源とは、必要とするピー
ク値のパルス状入力を間歇的に発生し、これをトランス
で低電圧・大電流に変換するものである。これを使用す
れば、理論的には、制御された瞬間大電流が得られ、前
述したパイプのT字溶接や、気密容器の溶接、熱交換器
におけるU管の溶接も、抵抗溶接により効率よく行うこ
とができる。
【0009】例えば、大径パイプのT字溶接では、徐々
にピーク値が増大するパルセーション入力をパルセーシ
ョン発生部で発生させ、これをトランスで大電流に変換
することにより、接触面積の増大に対応した大電流を得
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
電源装置では、10万〜20万Aと言うような大電流パ
ルセーションを得ることが困難である。
【0011】なぜなら、無理に大電流パルセーションを
発生させた場合、その大電流の断続通電に伴って過渡現
象が起き、電源装置内のサイリスタ、トランジスタ、そ
の他の電気部品を破壊させるからである。
【0012】さらに、大電流が1/1000秒〜5/1
000秒の瞬間通電の場合には、送配電系路においても
過渡現象の被害が発生することもある。
【0013】このようなことから、希望するような瞬間
大電流が得られないのである。
【0014】また、溶接は抵抗溶接でもアーク溶接でも
単相電源または直流電源を用いるので、大電流を使用し
た場合は3相不平衡の問題が起こる。
【0015】本出願人が開発した3相入力単相3倍周波
出力のパルセーション電源は、3相不平衡の問題を生じ
ないが、瞬時の大電流を発生させるべく位相制御した場
合は、前記と同じく、過渡現象による電気部品の破壊が
生じるため、出力電流が制限され、実用化が充分に進ま
ないでいるのが現状である。
【0016】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、瞬間大電流に伴う過渡現象を抑えて電気部品の
保護を図り、これにより瞬間大電流の発生を可能とする
電源装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電源装
置は、導電性の薄板を枠状に打ち抜いて形成し、その1
箇所に切れ目を設けると共に、切れ目の両側に端子部を
形成した多数枚の導電板を、絶縁層を介して重ね合わせ
ることによりコイルユニットを形成し、該コイルユニッ
トを鉄心に組み付けると共に、該コイルユニットを形成
する導電板の1枚または複数枚ごとに、導電板の異極の
端子部同士を接続して、導電板が螺旋状に連続した1次
コイルを形成し、残りの導電板については、導電板の同
極の端子部同士を導電体により接続して、導電板が並列
した2次コイルを形成したトランスと、パルス状の入力
を発生させ、その入力を前記コイルユニットの1次コイ
ルに与えるパルセーション発生部とを具備するものであ
る。
【0018】請求項2に記載の電源装置は、鉄心を構成
する多数枚の電磁鋼板の打ち抜き形状を1枚または複数
枚毎に変えて該鉄心の脚部を円柱状に形成し、その円柱
状の脚部に、両面に複数の帯状導電体を並列させた電極
シートを絶縁シートを介して多層に巻回してコイルユニ
ットとなし、前記電極シートの一方の表面に設けられた
複数の帯状導電体については、1次コイルを形成するべ
くそれぞれを直列に接続し、他方の表面に設けられた複
数の帯状導電体については、2次コイルを形成するべく
それぞれを並列に接続したトランスと、パルス状の入力
を発生させ、その入力を前記コイルユニットの1次コイ
ルに与えるパルセーション発生部とを具備するものであ
る。
【0019】請求項3に記載の電源装置は、鉄心を構成
する多数枚の電磁鋼板の打ち抜き形状を1枚または複数
枚毎に変えて該鉄心の脚部を円柱状に形成し、その円柱
状の脚部に、片面に複数の帯状導電体を並列させた2枚
の電極シートを、重ね合わせて多層に巻回することによ
りコイルユニットとなし、その一方の電極シートの表面
に設けられた複数の帯状導電体については、1次コイル
を形成するべくそれぞれを直列に接続し、他方の電極シ
ートの表面に設けられた複数の帯状導電体については、
2次コイルを形成するべくそれぞれを並列に接続したト
ランスと、パルス状の入力を発生させ、その入力を前記
コイルユニットの1次コイルに与えるパルセーション発
生部とを具備するものである。
【0020】請求項4に記載の電源装置は、請求項1〜
3に記載の電源装置において、トランスを外鉄型とし、
その鉄心を継ぎ目のない鉄心とすると共に、その鉄心の
両側に副鉄心をそれぞれ配置し、中央の鉄心の両側の脚
部と副鉄心の内側の脚部に跨がってコイルユニットを装
着したものである。
【0021】請求項5に記載の電源装置は、請求項4に
記載の電源装置において、副鉄心の外側の脚部に第2の
コイルユニットを装着したものである。
【0022】請求項6に記載の電源装置は、請求項1〜
3に記載の電源装置において、コイルユニットの露出部
を、外付け鉄心で覆ったものである。
【0023】請求項7に記載の電源装置は、請求項1〜
3に記載の電源装置において、トランスの鉄心に両表面
間を貫通するスリット状の貫通部を鉄心の外縁に沿って
設け、該貫通部より外側の部分に遅相用コイルを装着し
たものである。
【0024】請求項8に記載の電源装置は、請求項7に
記載の電源装置において、遅相用コイルが枠状の導電板
を積層して構成されているものである。
【0025】請求項9に記載の電源装置は、請求項2ま
たは3に記載の電源装置において、鉄心の円柱状の脚部
にスリーブを外嵌し、該スリーブに電極シートを巻回し
たものである。
【0026】請求項10に記載の電源装置は、請求項9
に記載の電源装置において、スリーブに回転力を伝達す
るための歯車を設けたものである。
【0027】
【作用】請求項1に記載の電源装置においては、トラン
スのコイルユニットが、枠状の導電板の積層により構成
され、1次コイル形成用の導電板と2次コイル形成用の
導電板とが交互に重なる。そのため、1次コイルと2次
コイル層間に充分な静電容量が確保され、トランスのL
が小さくなり、誘導瞬間高電圧が低下することにより、
瞬間大電流に伴う過渡現象が抑えられる。また、トラン
スのCが大きくなるために、発生した過渡現象も吸収さ
れる。更に、トランスの効率が上がるため、同じ仕事を
しても入力が減少し、この点からも過渡現象が抑制され
る。更に又、コイルを完全な角型に形成でき、コイルと
鉄心間の距離を小さくできるため、この間のCを大きく
でき、この点からも過渡現象を抑制できる。従って、瞬
間大電流を発生させても過渡現象による電気部品の破壊
が防止され、その瞬間大電流の発生が可能となる。
【0028】請求項2に記載の電源装置においては、ト
ランスのコイルユニットが電極シートのロールにより構
成され、そのシートの一方の表面に設けた1次コイル形
成用の帯状導電体と、他方に設けた2次コイル形成用の
帯状導電体とが、交互に積層される。そのため、1次コ
イルと2次コイル層間に充分な静電容量が確保され、ト
ランスのLが小さくなり、誘導瞬間高電圧が低下するこ
とにより、瞬間大電流に伴う過渡現象が抑えられる。ま
た、トランスのCが大きくなるために、発生した過渡現
象も吸収される。更に、トランスの効率が上がるため、
同じ仕事をしても入力が減少し、この点からも過渡現象
が抑制される。従って、瞬間大電流を発生させても過渡
現象による電気部品の破壊が防止され、その瞬間大電流
の発生が可能となる。
【0029】請求項3に記載の電源装置においては、ト
ランスのコイルユニットが、2枚の電極シートを重ねて
巻いたロールにより構成され、その一方のシートの表面
に設けた1次コイル形成用の帯状導電体と、他方のシー
トの表面に設けた2次コイル形成用の帯状導電体とが、
交互に重なる。そのため、1次コイルと2次コイル層間
に充分な静電容量が確保され、トランスのLが小さくな
り、誘導瞬間高電圧が低下することにより、瞬間大電流
に伴う過渡現象が抑えられる。また、トランスのCが大
きくなるために、発生した過渡現象も吸収される。更
に、トランスの効率が上がるため、同じ仕事をしても入
力が減少し、この点からも過渡現象が抑制される。従っ
て、瞬間大電流を発生させても過渡現象による電気部品
の破壊が防止され、その瞬間大電流の発生が可能とな
る。
【0030】請求項4に記載の電源装置においては、鉄
心の両側に副鉄心を配置したので、コイルと鉄心間のC
が更に増大し、過渡現象の抑制作用が高まる。また、中
央の鉄心を継ぎ目のない鉄心としたので、効率が更に向
上する。
【0031】請求項5に記載の電源装置においては、副
鉄心の外側の脚部に第2のコイルユニットを設けたの
で、コイルと鉄心間のCが更に増大し、過渡現象の抑制
作用が高まる。しかも、鉄心とコイルとの関係で漏洩磁
束が非常に少ないため、効率が高く、瞬間大電流が出や
すい。
【0032】請求項6に記載の電源装置においては、コ
イルユニットの露出部を、外付け鉄心で覆ったので、コ
イルと鉄心間のCが更に増大し、過渡現象の抑制作用が
高まる。しかも、鉄心とコイルとの関係で漏洩磁束が非
常に少ないため、効率が高く、瞬間大電流が出やすい。
【0033】請求項7に記載の電源装置においては、遅
相用のコイルを鉄心に直接取り付けたので、そのコイル
を別置きするタイプに比べ電源装置全体が小型化・軽量
化される。
【0034】請求項8に記載の電源装置においては、遅
相用のコイルが、枠状の導電板の積層構造とされている
ので、その特性が良い。
【0035】請求項9に記載の電源装置においては、鉄
心に外嵌したスリーブを回転させることにより、そのス
リーブに電極シートを簡単に巻くことができる。
【0036】請求項10に記載の電源装置においては、
スリーブに歯車を設けたので、これを機械的に回転させ
ることができ、コイル形成用シートの巻回作業を自動化
できる。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0038】図1に本発明の電源装置に使用するトラン
スの1例を示す。このトランスは内鉄型である。その主
鉄心10の両側には副鉄心30,30がそれぞれ設けら
れている。コイルユニット20,20は、主鉄心10の
両側の脚部と副鉄心30,30の内側の脚部に跨がって
装着されている。
【0039】主鉄心10は、継ぎ目のない角枠状の電磁
鋼板を重ね合わせた積層タイプである。コイルユニット
20は、図2に示すように、銅等からなる2種類の角枠
状の導電板21,22を、絶縁層を挟んで交互に重ね合
わせた積層タイプである。
【0040】一方の導電板21は、鉄心10の脚部に外
嵌させるために、また、コイルを形成するために、その
1箇所に切れ目21aが設けられている。切れ目21a
の両側には、外側へ突出して端子部21b,21cが形
成されている。同様に、他方の導電板22にも切れ目2
2aが設けられており、その切れ目22aの両側には、
外側へ突出して端子部22b,22cが形成されてい
る。
【0041】導電板21,22は、切れ目21a,22
aを開けて鉄心10の脚部に外嵌される。切れ目21
a,22aは、鉄心10の脚部への装着を容易にするた
めに、いずれも若干傾斜させるのがよい(図1参照)。
【0042】導電板21の端子部21b,21cと、導
電板22の端子部22b,22cは、逆方向を向いてい
る。
【0043】導電板21の端子部21b,21cは、積
層された導電板21が、螺旋状に連続した1次コイルを
形成するように、隣接する導電板21の異極の端子部2
1b,21cが、図3に示す連結板23により順番に接
続されている。図3(A)に示す連結板23は、導電板
21を打ち抜きにより形成したときに、端子部21b,
21cの側方に生じた抜きかすを利用したものであり、
図3(B)に示す連結板23は、その不要部を切り落と
さずに折り曲げて使用したものでる。
【0044】導電板21によって形成された1次コイル
は、図示されないパルセーション発生部と接続される。
【0045】導電板22の端子部22b,22cは、積
層された導電板22が1ターンの2次コイルを形成する
ように、同極の端子部同士が、図4(A)に示す導電体
24,25により連結されている。一方の導電体24
は、積層された導電板22の端子部22bが挿入される
多数の切り込み24aを設けた櫛型とされ、多数の切り
込み24aを貫通するボルトの締め付けにより、端子部
22b同士を連結する。同様に、他方の導電体25は、
積層された導電板22の端子部22cが挿入される多数
の切り込みを設けた櫛型とされ、その多数の切り込みを
貫通するボルトの締め付けにより、端子部22c同士を
連結する。
【0046】導電体24,25は2次コイルの出力端子
を兼ね、当該トランスが抵抗溶接機用の場合は、その一
対の電極に接続される。中央の導電体25は、両側のコ
イルユニット20,20の2次コイル間で共用されてい
る。上記導電体24,25は積層された多数枚の導電板
22を一括して連結するが、図4(B)に示すように、
導電板22を数枚単位で連結する構成でもよい。同図で
は、6枚の導電板22に2つの導電体24(25)を用
い、切れ目の部分で導電板22,22の間を銅スペーサ
29により連結しており、切れ目が1個のため締め付け
が簡単になる。切れ目の部分で導電板22,22の間を
絶縁すると、2次引き出し銅ブロック2個で直並列の使
用ができ、低電圧と高電圧の切り替えができるため、非
常に便利である。
【0047】組立は、中央の主鉄心10にコイルユニッ
ト20,20を組み付けた後、そのコイルユニット2
0,20に副鉄心30,30を組み付ける順序で行われ
る。
【0048】図5に本発明の電源装置に使用するトラン
スの他の例を示す。このトランスは、図1のトランスに
おいて、その副鉄心30,30の外側の脚部に第2のコ
イルユニット40,40を取り付けたものである。
【0049】第2のコイルユニット40,40も、コイ
ルコイルユニット20,20と同様に、銅等からなる2
種類の角枠状の導電板41,42を、絶縁層を挟んで交
互に重ね合わせた積層タイプであり、一方の導電板41
は1次コイルを、他方の導電板42は2次コイルを形成
している。また、導電板41,42の端子部は外側に突
出し、且つ逆方向を向いている。
【0050】これらのトランスは、本出願人が開発した
3相入力単相3倍周波出力のパルセーション電源に使用
される。また、パルセーション入力をそのまま低電圧大
電流に変換して出力する通常のパルセーション電源に使
用される。
【0051】これらのトランスを使用した電源装置は、
一般のトランスを使用した従来の電源装置に比して次の
点で優れる。
【0052】いずれの電源装置も、トランスのコイル
が、枠状の導電板を重ね合わせた薄板積層構造とされ、
且つ、1次コイルを構成する導電板と2次コイルを構成
する導電板が交互に重なり合っている。そのため、1次
コイルと2次コイルの層間に大きな電位差が生じ、その
層間に充分な静電容量が確保される。従って、トランス
のインピーダンスZが小さくなり、誘導瞬間高電圧が低
下することにより、瞬間大電流に伴う過渡現象が抑えら
れる。また、トランスのCが大きくなるために、発生し
た過渡現象も吸収される。
【0053】中央の主鉄心の両側に副鉄心をそれぞれ配
置したので、コイルと鉄心間のCが更に増大し、過渡現
象の抑制作用が高まる。
【0054】トランスの効率が上がるため、同じ仕事を
しても入力が減少し、この点からも過渡現象が抑制され
る。
【0055】コイルを完全な角型に形成でき、同じく角
型に形成された鉄心との間の距離を小さくできるため、
この間のCを大きくでき、この点からも過渡現象を抑制
できる。また、コイルと鉄心の関係が密となり、漏洩磁
束が小さく効率の良いトランスとなる。これが電流の立
ち上がり特性をシャープにし、特性の良いパルセーショ
ンが可能になる。
【0056】いずれのトランスも外鉄型の中央鉄心に副
鉄心を組み併せた外鉄・内鉄混成型としたので、コイル
が鉄心がコイルにより広く覆われ、コイルと鉄心間のC
が増大するために、過渡現象が更に抑制される。
【0057】中央の主鉄心を継ぎ目のない鉄心としたの
で、効率が更に向上する。
【0058】1次コイルを構成する導電板の端子部と、
2次コイルを構成する導電板の端子部とを逆方向に向け
たので、端子部の干渉が回避され、隣接する導電板の距
離を縮めることができる。そのため、トランスのCが増
大し、過渡現象の抑制作用が更に高まる。
【0059】1次コイルおよび2次コイルを構成する導
電板の端子部を突出させたので、放熱性がよい。また、
隣接する導電板の層間距離を縮めることができるので、
トランスのCが増大し、過渡現象の抑制作用が更に高ま
る。
【0060】従って、これらの電源装置では、瞬間大電
流を発生させても電気部品の破壊がなく、これまで不可
能とされていたピーク値10万〜20万A、通電時間1
/1000〜5/1000秒というような瞬間大電流の
発生が可能となる。
【0061】また、端子部の側方を切り抜いて端子部を
形成し、その抜きかすを、1次コイルの端子部の連結板
としたので、導電板の材料を効率よく使用できる利点が
ある。
【0062】2次コイルを構成する導電板の端子部を接
続する導電体を櫛型としたので、導電体と端子部との接
続が簡単かつ確実となる利点もある。
【0063】更に、図5のトランスを使用した電源装置
では、副鉄心30,30の外側の脚部に第2のコイルユ
ニット40,40を設けたので、コイルと鉄心間のCが
更に増大し、過渡現象の抑制作用が高まる。
【0064】1次コイルを構成する導電板と2次コイル
を構成する導電板は、上記実施例では交互に積層されて
おり、例えば400V以下の低圧ではこれでもよいが、
高圧のときは1次側の導電板を数枚1組として、1次側
の導電板間の静電容量を多く活用するのがよい。
【0065】各層間の絶縁層は可能な限り薄くして、隣
接する導電板間の距離を縮めて、この間の静電容量を高
めるのがよい。
【0066】鉄心とコイル間の距離も可能な限り縮め
て、この間の静電容量を高めるのがよい。
【0067】導電板の厚みに対する幅の比率は大きい方
がよく、20倍〜40倍、特に低圧側では20倍以上、
高圧側では40倍以上が望ましい。
【0068】コイルには、図6に示すように、その露出
部分を覆う外付け鉄心50を取り付けることができる。
こうすることにより、コイルと鉄心間のCが更に増大
し、過渡現象の抑制作用が高まる。また、漏洩磁束が減
り、効率が更に上がる。この外付け鉄心50は、鋳物、
圧粉等で製造でき、鉄心30の締め付けボルト31等を
利用して鉄心に結合するがよい。
【0069】鉄心については、その四隅の角部を切り落
とすのがよい。また継ぎ目はない方がよく、あってもそ
の数を少なくするのがよい。
【0070】鉄心には、図7に示すように、スリットを
設け、そのスリットより外側の部分に、枠状の導電板を
積層して構成した遅相用のコイル60を装着することが
できる。こうすると、トランスが小型化される。
【0071】最近の溶接は、電流が10万〜20万Aと
強大になってきた。この大電流はトランス容量を瞬間的
に2000kVAにもする。このときトランスのコイル
1ターン当たりの電圧は30V以上にもなる。しかし、
銅、アルミ、その他の良導電性材料の溶接では、インピ
ーダンスが小さいので、図8に示すように、半ターン方
式のトランスを使用するのがよい。この方式は1ターン
方式よりも入力が少なくてすみ、3相不平衡や過渡現象
による被害をより効果的に抑えることができる。
【0072】図9および図10に本発明の電源装置に使
用するトランスの更に他の例を示す。図10は図9のA
−A線断面矢視図である。
【0073】このトランスも外鉄・内鉄混成型であり、
鉄心70の3本の脚部にそれぞれコイルユニット80を
装着した構成になっている。鉄心70は多数枚の電磁鋼
板を重ねた積層タイプであり、その打ち抜き形状を複数
枚毎に変えることにより、鉄心70の各脚部は円柱状に
形成されている。
【0074】鉄心70の各脚部に装着されたコイルユニ
ット80は、図11に示す電極シート81を多層に重ね
巻きしたロールタイプである。電極シート81は、図1
2(A)に示すように、絶縁性のシート本体81aと、
その一方の表面に幅方向に間隔をあけて並列させて接合
した複数の帯状導電体81bと、他方の表面に幅方向に
間隔をあけて並列させて接合した複数の帯状導電体81
cとからなる。そして、この電極シート81は、鉄心7
0の脚部に外嵌された樹脂製のスリーブ82に、図示さ
れない絶縁シートを介して多層に巻回されている。
【0075】スリーブ82は半割型であり、その一端部
にはスリーブ82と共に分割されるフランジ状の歯車8
3が、一体的に設けられている。
【0076】電極シート81の巻き始め部および巻き終
わり部は、図11に示すように、帯状導電体81b,8
1cをロールの外に引き出すために、直角に折り曲げら
れている。そして、ロール内では、複数の帯状導電体8
1b,81cが渦巻き状に巻かれ、一方の帯状導電体8
1bについては複数の渦巻きが直列に接続されて1次コ
イルを形成し、他方の帯状導電体81cについては複数
の渦巻きが並列に接続されて2次コイルを形成してい
る。
【0077】このトランスを使用した電源装置では、ト
ランスのコイルが帯状導電体を重ね合わせた積層構造と
され、且つ、1次コイルを構成する帯状導電体と2次コ
イルを構成する帯状導電体が交互に存在している。その
ため、1次コイルと2次コイルの層間に大きな電位差が
生じ、その層間に充分な静電容量が確保される。従っ
て、トランスのLが小さくなり、誘導瞬間高電圧が低下
することにより、瞬間大電流に伴う過渡現象が抑えられ
る。また、トランスのCが大きくなるために、発生した
過渡現象も吸収される。
【0078】トランスの効率が上がるために、同じ仕事
をしても入力が減少し、この点からも過渡現象が抑制さ
れる。また、内鉄型のために、鉄心がコイルにより広く
覆われ、コイルと鉄心間のCが増大するために、過渡現
象が更に抑制される。
【0079】これらにより、この電源装置では、瞬間大
電流を発生させても電気部品の破壊がなく、これまで不
可能とされていたピーク値10万〜20万A、通電時間
1/1000〜5/1000秒というような瞬間大電流
の発生が可能となる。
【0080】また、電極シートの巻回によりコイルが形
成されるので、コイル形成作業が容易であり、大幅なコ
ストダウンが可能になる。特に、本実施例では、電極シ
ートをスリーブに巻き、且つそのスリーブを歯車を介し
て機械的に回転させることができるので、その作業を自
動化できる。
【0081】このロールコイル式トランスに使用される
電極シート81は、図12(B)に示すように、1次コ
イルを構成する帯状導電体81bの幅より、2次コイル
を構成する帯状導電体81cの幅を大きくすることがで
きる。また、図12(C)に示すように、1次コイルを
構成する帯状導電体81bを接合した電極シート81′
と、2次コイルを構成する帯状導電体81cを接合した
電極シート81″とを重ねて使用することもできる。こ
の場合も、コイルが帯状導電体を重ね合わせた積層構造
とされ、且つ、1次コイルを構成する帯状導電体と2次
コイルを構成する帯状導電体が交互に存在する。なお、
この場合は、各層間に絶縁性のシート本体81aが介在
するので、絶縁シートは不要となる。
【0082】また、鉄心70には前述した遅相用のコイ
ルを装着することができる。71はそのためのスリット
である。
【0083】上述の実施例は、外鉄・内鉄混成型のトラ
ンスを使用しているが、その設計思想は、他の型式のト
ランスにも適用できる。例えば400V以下の低圧で
は、コイルの周囲全体を包囲する外鉄型のトランスでも
良い。
【0084】このように、本発明の電源装置は、インピ
ーダンスの極めて小さい高効率なトランスの使用によ
り、ピーク値10万〜20万A、通電時間1/1000
〜5/1000秒というような瞬間大電流を、電気部品
の破壊を伴うことなく発生させ得る。従って、従来は不
可能とされていた抵抗溶接によるRカットなしのパイプ
のT字溶接や、気密容器の溶接、熱交換器におけるU管
の溶接等が可能になる。また、絶縁皮膜付き材料の抵抗
溶接、抵抗溶接以外の例えばアーク溶接、発熱、発光、
駆動等の電源としても有効であり、マルチアークの発生
にも使用することができる。
【0085】本出願人が開発した3相入力単相3倍周波
出力のパルセーション電源は、図13(A)(b)
(C)に示す原理で作動する。即ち、3相入力を図13
(B)に示すようにスイッチングして、図13(C)に
示す3倍周波の単相出力を発生させる。
【0086】この電源を通常のトランスで構成してアー
ク溶接に使用すると、入力開始直後に過渡現象により生
じる異常電圧や瞬間大電流により電子部品が破壊され
る。特に、図13(C)のように連続したパルセーショ
ンでは瞬時に破壊が起こり、15〜20°の位相をあけ
ても数秒以内に破壊が起こる。
【0087】しかし、本発明の電源装置にすると、薄板
積層型コイルのトランスにより、位相間隔を10°とし
ても殆ど故障なくアーク溶接を続けることができ、更
に、そのトランスのLを小さくし、Cを大きくする工夫
を講じると、位相間隔を0にしても異常現象(短絡、入
力波形の歪み、フリッカー等)がない限り、故障を生じ
ることなくアーク溶接を続けることができる。
【0088】また、本発明の電源装置では、トランスの
L、Cをかなり広範囲に調節できる。そのため、薄板積
層型コイルのトランスと、そのトランスに特別進相性ま
たは遅相性を持たせたトランスの2台で2電極のアーク
を発生させることができる。そうすると、図13(D)
に示すように、単相電源でそれぞれの電極のアーク電流
に間隔があっても、一方が進相のため、間隔内の零点が
カバーされ、アークが安定する。
【0089】薄板積層型コイルのトランスと、そのトラ
ンスに特別に進相コンデンサーの性能を持たせたトラン
スと、若干のLを持たせたトランスの3台を使用すれ
ば、図13(E)に示すように、少しづつ位相差を持つ
3電極のアークを得ることもできる。このとき3つのア
ークが干渉し、3電極が三角形の頂点に配置されている
場合は、3電極の中央に集中するアークと外側に広がる
アークとが生じる。それぞれのアークの比率は位相差に
より任意に調節できる。従って、中央のアーク熱を強く
したり、周囲のアーク熱を強くしたりすることが可能と
なる。
【0090】このような3電極アークの位相のずれを用
いたものでは、3電極の周辺にアークの回転と回転磁界
とこれらによる振動現象が発生するので、そのアークは
今までにない効能を持つものとなる。3電極を円形では
なく直線の配列とすると、一定の進行波が得られる。ま
た、円形配列でも一定の回転磁界と良質なアークが得ら
れる。
【0091】従来の電源装置、特にそのトランスは、性
能よりも価格を優先する傾向が強かった。そのため、ト
ランスの効率が低く、大きな無負荷損失も許容されてい
た。しかし、電力の節約が強調され始めた今日、このよ
うなトランスによる電力の無駄使いは避けなければなら
ない。本発明の電源装置は、その高効率なトランスによ
り電力の大幅節約を可能にする。また、品質向上、溶接
強度の改善、コストダウン等に貢献する。
【0092】また、現在のアーク溶接やガス溶接は、様
々な公害を発生させている。これを無くするためには、
大電流の抵抗溶接に切り換える必要がある。しかし、大
電流の抵抗溶接では殆どの場合パルセーションが必要と
なり、従来の電源装置では、過渡現象、3相不平衡、フ
リッカー現象のために、大電流パルセーションが不可能
であった。本発明の電源装置は、この従来不可能とされ
ていた大電流パルセーションを可能にし、大電流の抵抗
溶接による高品質な溶接を可能にする。
【0093】
【発明の効果】以上に説明した通り、請求項1〜3に記
載の電源装置は、薄い導電体を重ね合わせた薄板積層構
造の高効率なトランスの使用により、ピーク値10万〜
20万A、通電時間1/1000〜5/1000秒とい
うような瞬間大電流を、電気部品の破壊を伴うことなく
発生させ得る。従って、従来は不可能とされていた抵抗
溶接によるRカットなしの大径パイプのT字溶接や、気
密容器の溶接、熱交換器におけるU管の溶接等が可能に
なり、その能率が大幅に向上する。また、アーク溶接や
ガス溶接から抵抗溶接への切り換えにより、環境面でも
大きな効果が得られ、更に、電力の大幅節約も可能にな
る。
【0094】請求項4に記載の電源装置は、トランスを
外鉄・内鉄混成型としたことにより、過渡現象を効果的
に抑制できるので、より大きな瞬間大電流を発生させる
ことができる。鉄心の両側に副鉄心をそれぞれ配置した
ことにより、過渡現象を更に効果的に抑制できるので、
より大きな瞬間大電流を発生させることができる。中央
の鉄心を継ぎ目のない鉄心としたので、効率が更に高
く、電力節減等の効果が特に大きい。
【0095】請求項5に記載の電源装置は、副鉄心の外
側の脚部に第2のコイルユニットを設けたことにより、
過渡現象を更に効果的に抑制できるので、より大きな瞬
間大電流を発生させることができる。
【0096】請求項6に記載の電源装置は、コイルの露
出部を外付け鉄心で覆ったことにより、過渡現象を更に
効果的に抑制できるので、より大きな瞬間大電流を発生
させることができる。
【0097】請求項7および8に記載の電源装置は、鉄
心に進相用のコイルを装着したので、装置規模を小さく
できる。
【0098】請求項9および10に記載の電源装置は、
鉄心の脚部に電極シートを簡単に巻き付けることがで
き、トランスの組立が非常に簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置に使用するトランスの1例を
示す正面図および平面図である。
【図2】コイルの構成を模式的に示す斜視図である。
【図3】コイルを構成する導電板の平面図である。
【図4】2次コイルを構成する導電板の相互接続に使用
する導電体の説明図である。
【図5】本発明の電源装置に使用するトランスの他の例
を示す正面図および平面図である。
【図6】外付け鉄心を備えたトランスの平面図である。
【図7】進相用のコイルを取り付けた鉄心の平面図であ
る。
【図8】本発明の電源装置に使用するトランスの他の例
を示す平面図で半ターン方式のトランスを示す。
【図9】本発明の電源装置に使用するトランスの更に他
の例を示す正面図および平面図である。
【図10】図9のA−A線断面矢視図である。
【図11】電極シートの平面図である。
【図12】電極シートの構成例を示す断面図である。
【図13】3相入力単相3倍周波出力電源の原理および
波形を示す模式図である。
【図14】本発明の電源装置を使用した抵抗溶接の適用
例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 主鉄心 20 コイルユニット 21 1次コイルを構成する導電板 22 2次コイルを構成する導電板 21a,22a 切れ目 21b,21c,22b,22c 端子部 30 副鉄心 40 第2のコイルユニット 50 外付け鉄心 60 進相用のコイル 70 鉄心 80 コイルユニット 81 電極シート 81a 絶縁性のシート本体 81b 1次コイルを構成する帯状導電体 81c 2次コイルを構成する帯状導電体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の薄板を枠状に打ち抜いて形成
    し、その1箇所に切れ目を設けると共に、切れ目の両側
    に端子部を形成した多数枚の導電板を、絶縁層を介して
    重ね合わせることによりコイルユニットを形成し、該コ
    イルユニットを鉄心に組み付けると共に、該コイルユニ
    ットを形成する導電板の1枚または複数枚ごとに、導電
    板の異極の端子部同士を接続して、導電板が螺旋状に連
    続した1次コイルを形成し、残りの導電板については、
    導電板の同極の端子部同士を導電体により接続して、導
    電板が並列した2次コイルを形成したトランスと、 パルス状の入力を発生させ、その入力を前記コイルユニ
    ットの1次コイルに与えるパルセーション発生部とを具
    備することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 鉄心を構成する多数枚の電磁鋼板の打ち
    抜き形状を1枚または複数枚毎に変えて該鉄心の脚部を
    円柱状に形成し、その円柱状の脚部に、両面に複数の帯
    状導電体を並列させた電極シートを絶縁シートを介して
    多層に巻回してコイルユニットとなし、前記電極シート
    の一方の表面に設けられた複数の帯状導電体について
    は、1次コイルを形成するべくそれぞれを直列に接続
    し、他方の表面に設けられた複数の帯状導電体について
    は、2次コイルを形成するべくそれぞれを並列に接続し
    たトランスと、 パルス状の入力を発生させ、その入力を前記コイルユニ
    ットの1次コイルに与えるパルセーション発生部とを具
    備することを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 鉄心を構成する多数枚の電磁鋼板の打ち
    抜き形状を1枚または複数枚毎に変えて該鉄心の脚部を
    円柱状に形成し、その円柱状の脚部に、片面に複数の帯
    状導電体を並列させた2枚の電極シートを、重ね合わせ
    て多層に巻回することによりコイルユニットとなし、そ
    の一方の電極シートの表面に設けられた複数の帯状導電
    体については、1次コイルを形成するべくそれぞれを直
    列に接続し、他方の電極シートの表面に設けられた複数
    の帯状導電体については、2次コイルを形成するべくそ
    れぞれを並列に接続したトランスと、 パルス状の入力を発生させ、その入力を前記コイルユニ
    ットの1次コイルに与えるパルセーション発生部とを具
    備することを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の電源装置におい
    て、トランスを外鉄型とし、その鉄心を継ぎ目のない鉄
    心とすると共に、その鉄心の両側に副鉄心をそれぞれ配
    置し、中央の鉄心の両側の脚部と副鉄心の内側の脚部に
    跨がってコイルユニットを装着したことを特徴とする電
    源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電源装置において、副
    鉄心の外側の脚部に第2のコイルユニットを装着したこ
    とを特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3に記載の電源装置におい
    て、コイルユニットの露出部を、外付け鉄心で覆ったこ
    とを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3に記載の電源装置におい
    て、トランスの鉄心に両表面間を貫通するスリット状の
    貫通部を鉄心の外縁に沿って設け、該貫通部より外側の
    部分に遅相用コイルを装着したことを特徴とする電源装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電源装置において、遅
    相用コイルが枠状の導電板を積層して構成されているこ
    とを特徴とする電源装置。
  9. 【請求項9】 請求項2または3に記載の電源装置にお
    いて、鉄心の円柱状の脚部にスリーブを外嵌し、該スリ
    ーブに電極シートを巻回したことを特徴とする電源装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電源装置において、
    スリーブに回転力を伝達するための歯車を設けたことを
    特徴とする電源装置。
JP5291203A 1993-10-26 1993-10-26 電源装置 Pending JPH07122440A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114255959A (zh) * 2021-12-27 2022-03-29 北京高能锐新科技有限责任公司 一种多极电磁铁

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