JPH07115727A - 電力ケーブルの接続部 - Google Patents
電力ケーブルの接続部Info
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- JPH07115727A JPH07115727A JP5280665A JP28066593A JPH07115727A JP H07115727 A JPH07115727 A JP H07115727A JP 5280665 A JP5280665 A JP 5280665A JP 28066593 A JP28066593 A JP 28066593A JP H07115727 A JPH07115727 A JP H07115727A
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- Japan
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- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力ケーブルの接続部が雷、地絡、絶縁劣化
等によって絶縁破壊を起こして機械的に破壊するのを未
然に防止する。 【構成】 電力ケーブル１２の接続部１０内の内部圧力
を放圧する圧力開放弁４８が接続部本体１０Ａに接続さ
れている。雷、地絡又は絶縁劣化によって絶縁破壊が生
じた場合、この絶縁破壊のエネルギーにより絶縁油の急
激な高い圧力は、この圧力開放弁４８によって開放され
るので、接続部１０の機械的破壊を生ずることがない。
等によって絶縁破壊を起こして機械的に破壊するのを未
然に防止する。 【構成】 電力ケーブル１２の接続部１０内の内部圧力
を放圧する圧力開放弁４８が接続部本体１０Ａに接続さ
れている。雷、地絡又は絶縁劣化によって絶縁破壊が生
じた場合、この絶縁破壊のエネルギーにより絶縁油の急
激な高い圧力は、この圧力開放弁４８によって開放され
るので、接続部１０の機械的破壊を生ずることがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルを他の電
力ケーブルに接続する中間接続部又は電力ケーブルを機
器に接続する終端接続部の如き電力ケーブルの接続部の
改良に関するものである。
力ケーブルに接続する中間接続部又は電力ケーブルを機
器に接続する終端接続部の如き電力ケーブルの接続部の
改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、油入電力ケーブルの接続部は、
ケーブル導体の接続部分を包囲してその内部に絶縁油を
保持する碍子等の絶縁管と、この絶縁管の端部とケーブ
ル導体との間を密封するように弾性的に付勢される絶縁
体とから成る接続部本体を備えている。
ケーブル導体の接続部分を包囲してその内部に絶縁油を
保持する碍子等の絶縁管と、この絶縁管の端部とケーブ
ル導体との間を密封するように弾性的に付勢される絶縁
体とから成る接続部本体を備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一方、電力ケーブルの
接続部は、雷、地絡、絶縁劣化等によって絶縁破壊を起
こすことがある。この場合、絶縁破壊のエネルギーの程
度や絶縁破壊の仕方によっては、電力ケーブルの接続部
は、機械的に破壊し、その破片等が周囲に飛散する虞が
ある。このような接続部の機械的破壊は、絶縁破壊のエ
ネルギーにより内部絶縁油の急激な圧力上昇によって生
ずるのが殆どである。
接続部は、雷、地絡、絶縁劣化等によって絶縁破壊を起
こすことがある。この場合、絶縁破壊のエネルギーの程
度や絶縁破壊の仕方によっては、電力ケーブルの接続部
は、機械的に破壊し、その破片等が周囲に飛散する虞が
ある。このような接続部の機械的破壊は、絶縁破壊のエ
ネルギーにより内部絶縁油の急激な圧力上昇によって生
ずるのが殆どである。
【０００４】電力ケーブルの接続部が架空鉄塔上に配置
されていると、その破片が地上に落下して周囲に人的ま
たは物的被害をもたらすので、電力ケーブルの接続部の
破壊を避けることが望まれる。
されていると、その破片が地上に落下して周囲に人的ま
たは物的被害をもたらすので、電力ケーブルの接続部の
破壊を避けることが望まれる。
【０００５】本発明の第１の課題は、電力ケーブルの接
続部の機械的な破壊を未然に防止することにある。
続部の機械的な破壊を未然に防止することにある。
【０００６】本発明の第２の課題は、電力ケーブルの接
続部の機械的な破壊が生ずる虞がある故障の有無を遠隔
から検出することにある。
続部の機械的な破壊が生ずる虞がある故障の有無を遠隔
から検出することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の課題解決
手段は、電力ケーブルを他の電力ケーブル又は機器に接
続する中間接続部又は終端接続部等の接続部本体から成
る電力ケーブルの接続部において、接続部本体内の内部
圧力を放圧する圧力開放装置を備えたことを特徴とする
電力ケーブルの接続部を提供することにある。
手段は、電力ケーブルを他の電力ケーブル又は機器に接
続する中間接続部又は終端接続部等の接続部本体から成
る電力ケーブルの接続部において、接続部本体内の内部
圧力を放圧する圧力開放装置を備えたことを特徴とする
電力ケーブルの接続部を提供することにある。
【０００８】本発明の第２の課題解決手段は、電力ケー
ブルを他の電力ケーブル又は機器に接続する中間接続部
又は終端接続部等の接続部本体から成る電力ケーブルの
接続部において、接続部本体内の内部圧力を放圧する圧
力開放装置と、この圧力開放装置の圧力開放動作によっ
て放出される流体によって光の屈折率が変化する光ファ
イバの伝送損失の変化を検知して故障を検出する故障検
出装置とを備えたことを特徴とする電力ケーブルの接続
部を提供することにある。
ブルを他の電力ケーブル又は機器に接続する中間接続部
又は終端接続部等の接続部本体から成る電力ケーブルの
接続部において、接続部本体内の内部圧力を放圧する圧
力開放装置と、この圧力開放装置の圧力開放動作によっ
て放出される流体によって光の屈折率が変化する光ファ
イバの伝送損失の変化を検知して故障を検出する故障検
出装置とを備えたことを特徴とする電力ケーブルの接続
部を提供することにある。
【０００９】
【作用】本発明の第１の課題解決手段のように、接続部
本体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置を備えている
と、雷、地絡又は絶縁劣化によって絶縁破壊が生じた場
合、この絶縁破壊のエネルギーにより内部絶縁油の急激
な高い圧力は、この圧力開放装置によって開放されるの
で、接続部の機械的破壊を生ずることがない。
本体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置を備えている
と、雷、地絡又は絶縁劣化によって絶縁破壊が生じた場
合、この絶縁破壊のエネルギーにより内部絶縁油の急激
な高い圧力は、この圧力開放装置によって開放されるの
で、接続部の機械的破壊を生ずることがない。
【００１０】また、本発明の第２の課題解決手段のよう
に、接続部本体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置
と、この圧力開放装置の圧力開放動作によって放出され
る流体によって光の屈折率が変化する光ファイバとこの
光ファイバの伝送損失の変化を検知して故障を検出する
故障検出装置とを備えていると、接続部の圧力開放装置
が動作したことが遠隔からでも確認されるので、接続部
に故障が発生したことが直ちに確認される。
に、接続部本体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置
と、この圧力開放装置の圧力開放動作によって放出され
る流体によって光の屈折率が変化する光ファイバとこの
光ファイバの伝送損失の変化を検知して故障を検出する
故障検出装置とを備えていると、接続部の圧力開放装置
が動作したことが遠隔からでも確認されるので、接続部
に故障が発生したことが直ちに確認される。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図１及び図２は本発明に係る電力ケーブルの接続
部１０の第１の実施例を示し、図示の実施例では、この
電力ケーブルの接続部１０は、１つの電力ケーブル１２
を機器に接続する終端接続部の形態の気中露出型接続部
であるのが示されている。
ると、図１及び図２は本発明に係る電力ケーブルの接続
部１０の第１の実施例を示し、図示の実施例では、この
電力ケーブルの接続部１０は、１つの電力ケーブル１２
を機器に接続する終端接続部の形態の気中露出型接続部
であるのが示されている。
【００１２】接続部１０は、図１及び図２に示すよう
に、架台１４上に取付けられてケーブル導体１６の接続
部分（図示せず）を包囲するように内部に絶縁油１８を
保持する碍子２０と、この碍子２０の端部とケーブル導
体１６との間を密封するように弾性的に付勢されるプレ
モールド絶縁体２２とから成る接続部本体１０Ａを備え
ている。
に、架台１４上に取付けられてケーブル導体１６の接続
部分（図示せず）を包囲するように内部に絶縁油１８を
保持する碍子２０と、この碍子２０の端部とケーブル導
体１６との間を密封するように弾性的に付勢されるプレ
モールド絶縁体２２とから成る接続部本体１０Ａを備え
ている。
【００１３】特に、図２に示すように、碍子２０の端部
には碍子２０の内部に同心円状に配置された円錐形の座
部２４ａを有するエポキシ樹脂製の固定端板２４が設け
られ、この固定端板２４は、碍子２０の端面にフランジ
止めされ、プレモールド絶縁体２２は、この固定端板２
４の座部２４ａに圧縮手段２６によって密接されてい
る。圧縮手段２６は、プレモールド絶縁体２２の下面に
取付けられたばね受け２８と固定端板２４に取付けられ
たばね受け３０との間に設けられた複数のコイルばね３
２から成っている。
には碍子２０の内部に同心円状に配置された円錐形の座
部２４ａを有するエポキシ樹脂製の固定端板２４が設け
られ、この固定端板２４は、碍子２０の端面にフランジ
止めされ、プレモールド絶縁体２２は、この固定端板２
４の座部２４ａに圧縮手段２６によって密接されてい
る。圧縮手段２６は、プレモールド絶縁体２２の下面に
取付けられたばね受け２８と固定端板２４に取付けられ
たばね受け３０との間に設けられた複数のコイルばね３
２から成っている。
【００１４】図２に示すように、固定端板２４の開口部
と圧縮手段２６とを包囲するように固定端板２４と電力
ケーブル１２とに跨がって絶縁樹脂製の端部閉じ部３４
を有し、座部２４ａ内と端部閉じ部３４とに跨がって空
洞部３６を有する。また、この端部閉じ部３４の端部と
電力ケーブル１２とに跨がってテープ巻付け層３８を有
する。
と圧縮手段２６とを包囲するように固定端板２４と電力
ケーブル１２とに跨がって絶縁樹脂製の端部閉じ部３４
を有し、座部２４ａ内と端部閉じ部３４とに跨がって空
洞部３６を有する。また、この端部閉じ部３４の端部と
電力ケーブル１２とに跨がってテープ巻付け層３８を有
する。
【００１５】ケーブル導体１６には碍子２０から油密を
保って導出して延びる導体引出し棒４０が接続され、ま
た図示しない機器に接続されるべきリード線４２はその
端部に導体引出し棒４０に接続されるべき端子４４を有
する。
保って導出して延びる導体引出し棒４０が接続され、ま
た図示しない機器に接続されるべきリード線４２はその
端部に導体引出し棒４０に接続されるべき端子４４を有
する。
【００１６】本発明の電力ケーブルの接続部１０は、接
続部本体２４内の内部圧力を放圧する圧力開放装置４６
を備えている。図１及び図２の実施例では、この圧力開
放装置４６は、碍子２０内の空間に導管４８を介して接
続された圧力開放弁５０から成っている。この圧力開放
弁５０は、例えば、図４に示すように、Ｌ字形の流体通
路５２を有する弁本体５４と、この弁本体５４の流体通
路５２の屈曲部５２ａを弁座としてこの弁座に対して進
退するように設けられたパッキング５６と、このパッキ
ング５６を通常では弁座である流体通路５２の屈曲部５
２ａに密接して閉じるように付勢するばね５８とから成
っている。
続部本体２４内の内部圧力を放圧する圧力開放装置４６
を備えている。図１及び図２の実施例では、この圧力開
放装置４６は、碍子２０内の空間に導管４８を介して接
続された圧力開放弁５０から成っている。この圧力開放
弁５０は、例えば、図４に示すように、Ｌ字形の流体通
路５２を有する弁本体５４と、この弁本体５４の流体通
路５２の屈曲部５２ａを弁座としてこの弁座に対して進
退するように設けられたパッキング５６と、このパッキ
ング５６を通常では弁座である流体通路５２の屈曲部５
２ａに密接して閉じるように付勢するばね５８とから成
っている。
【００１７】この電力ケーブルの接続部１０が通常の運
転状態にあるときには、圧力開放装置４６は、図４
（Ａ）に示すように、圧力開放弁５０のパッキング５６
が流体通路５２の屈曲部５２ａに密接して流体通路５２
を閉じている。
転状態にあるときには、圧力開放装置４６は、図４
（Ａ）に示すように、圧力開放弁５０のパッキング５６
が流体通路５２の屈曲部５２ａに密接して流体通路５２
を閉じている。
【００１８】電力ケーブルの接続部１０が雷、地絡又は
絶縁劣化によって絶縁破壊が生じた場合、この絶縁破壊
のエネルギーにより絶縁油１８の圧力が急激に高くなる
と、この圧力は、導管４８を介して圧力開放装置４６に
達する。このため、図４（Ｂ）に示すように、圧力開放
弁５０のパッキング５６がばね５８に抗してこの圧力に
よって後退して流体通路５２の屈曲部５２ａを開く。従
って、接続部１０内の高い内部圧力は圧力開放弁５０を
介して開放されて接続部１０の機械的破壊を未然に防止
することができる。
絶縁劣化によって絶縁破壊が生じた場合、この絶縁破壊
のエネルギーにより絶縁油１８の圧力が急激に高くなる
と、この圧力は、導管４８を介して圧力開放装置４６に
達する。このため、図４（Ｂ）に示すように、圧力開放
弁５０のパッキング５６がばね５８に抗してこの圧力に
よって後退して流体通路５２の屈曲部５２ａを開く。従
って、接続部１０内の高い内部圧力は圧力開放弁５０を
介して開放されて接続部１０の機械的破壊を未然に防止
することができる。
【００１９】本発明の第１の実施例の変形が図３に示さ
れ、この変形例では、圧力開放装置４６は、碍子２０内
の空間に直接ではなく、端部閉じ部３４内の空洞部３６
に導管４８を介して接続された圧力開放弁５０から成っ
ていることを除いて図１及び図２の実施例と実質的に同
じであり、同じ部分には同じ符号が付されている。
れ、この変形例では、圧力開放装置４６は、碍子２０内
の空間に直接ではなく、端部閉じ部３４内の空洞部３６
に導管４８を介して接続された圧力開放弁５０から成っ
ていることを除いて図１及び図２の実施例と実質的に同
じであり、同じ部分には同じ符号が付されている。
【００２０】プレモールド絶縁体２２を圧縮手段２６に
よって圧縮する半乾式又は安全乾式の接続部１０は、接
続部本体１０Ａ内の圧力が絶縁破壊のエネルギーによっ
て上昇すると、圧縮手段２６の圧縮力に打ち勝ってプレ
モールド絶縁体２２を押し下げ、端部閉じ部３４内の空
洞部３６内に絶縁油１８が流出し、この空洞部３６内の
圧力が上昇して機械的破壊を起こすことがある。
よって圧縮する半乾式又は安全乾式の接続部１０は、接
続部本体１０Ａ内の圧力が絶縁破壊のエネルギーによっ
て上昇すると、圧縮手段２６の圧縮力に打ち勝ってプレ
モールド絶縁体２２を押し下げ、端部閉じ部３４内の空
洞部３６内に絶縁油１８が流出し、この空洞部３６内の
圧力が上昇して機械的破壊を起こすことがある。
【００２１】図３に示すように、圧力開放装置４６がこ
の空洞部３６に接続されていると、上記のように、絶縁
破壊によって空洞部３６内の圧力が上昇した場合に、こ
の圧力が圧力開放装置４６によって開放されるので、空
洞部３６内の圧力上昇によって接続部１０の機械的破壊
を生ずるのを防止することができる。
の空洞部３６に接続されていると、上記のように、絶縁
破壊によって空洞部３６内の圧力が上昇した場合に、こ
の圧力が圧力開放装置４６によって開放されるので、空
洞部３６内の圧力上昇によって接続部１０の機械的破壊
を生ずるのを防止することができる。
【００２２】本発明の電力ケーブルの接続部１０の第２
の実施例が図５及び図６に示されている。この接続部１
０は、図１及び図２並びに図４の実施例と同様の圧力開
放装置４６を備え、図５にはこの圧力開放装置４６が示
されている。この接続部１０は、圧力開放装置４６の圧
力開放動作によって放出される絶縁油によって光の屈折
率が変化する光ファイバ６０の伝送損失の変化を検知し
て故障を検出する故障検出装置６２を備えている。尚、
図５において第１の実施例と同じ部分は同じ符号を付し
てある。
の実施例が図５及び図６に示されている。この接続部１
０は、図１及び図２並びに図４の実施例と同様の圧力開
放装置４６を備え、図５にはこの圧力開放装置４６が示
されている。この接続部１０は、圧力開放装置４６の圧
力開放動作によって放出される絶縁油によって光の屈折
率が変化する光ファイバ６０の伝送損失の変化を検知し
て故障を検出する故障検出装置６２を備えている。尚、
図５において第１の実施例と同じ部分は同じ符号を付し
てある。
【００２３】故障検出装置６２は、図６に示すように、
光ファイバ６０の一端に接続された発光ダイオードの如
き光発振器６４と、光ファイバ６０の他端に接続された
ＯＴＤＲの如き受光器６６とから成っている。図６に示
すように、圧力開放装置４６の圧力開放口４６ａは光フ
ァイバ６０に対向し、図８に示されるように、光ファイ
バ６０に圧力開放装置４６から開放される絶縁油１８を
付着すると、その内部を伝送している光が散乱し、伝送
損失が発生する。従って、受光器６６は、その受光量か
ら圧力開放装置４６の動作の有無、即ち接続部１０の故
障の有無を検出することができる。
光ファイバ６０の一端に接続された発光ダイオードの如
き光発振器６４と、光ファイバ６０の他端に接続された
ＯＴＤＲの如き受光器６６とから成っている。図６に示
すように、圧力開放装置４６の圧力開放口４６ａは光フ
ァイバ６０に対向し、図８に示されるように、光ファイ
バ６０に圧力開放装置４６から開放される絶縁油１８を
付着すると、その内部を伝送している光が散乱し、伝送
損失が発生する。従って、受光器６６は、その受光量か
ら圧力開放装置４６の動作の有無、即ち接続部１０の故
障の有無を検出することができる。
【００２４】光ファイバ６０は、実際には、受光器６６
を設置している中央管理部まで延ばされているので、こ
の第２の実施例の接続部１０によると、故障検出装置６
２によって接続部１０の圧力開放装置４６が動作し接続
部１０に故障が発生したことが遠隔からでも確認され
る。
を設置している中央管理部まで延ばされているので、こ
の第２の実施例の接続部１０によると、故障検出装置６
２によって接続部１０の圧力開放装置４６が動作し接続
部１０に故障が発生したことが遠隔からでも確認され
る。
【００２５】本発明の第２の実施例の変形が図７に示さ
れ、この変形例では、複数の接続部１０のそれぞれの圧
力開放装置４６に共通して用いられる故障検出装置６２
を備えている。この変形例では、故障検出装置６２の光
ファイバ６０に長手方向に間隔をあけて各接続部１０の
圧力開放装置４６の圧力開放口４６ａが順次対向し、い
ずれかの接続部１０の圧力開放装置４６が動作すると、
受光器６６がその受光量の変化を検知して接続部１０に
故障が発生したことが検出される。この場合、受光量の
変化の程度によってどの位置の接続部１０に故障が発生
したかを確認することができる。
れ、この変形例では、複数の接続部１０のそれぞれの圧
力開放装置４６に共通して用いられる故障検出装置６２
を備えている。この変形例では、故障検出装置６２の光
ファイバ６０に長手方向に間隔をあけて各接続部１０の
圧力開放装置４６の圧力開放口４６ａが順次対向し、い
ずれかの接続部１０の圧力開放装置４６が動作すると、
受光器６６がその受光量の変化を検知して接続部１０に
故障が発生したことが検出される。この場合、受光量の
変化の程度によってどの位置の接続部１０に故障が発生
したかを確認することができる。
【００２６】尚、上記実施例では、電力ケーブルの終端
接続部に本発明を適用したが、電力ケーブルの中間接続
部にも同様にして本発明を適用することができる。
接続部に本発明を適用したが、電力ケーブルの中間接続
部にも同様にして本発明を適用することができる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、第１の
課題解決手段のように、接続部本体内の内部圧力を放圧
する圧力開放装置を備えていると、雷、地絡又は絶縁劣
化によって絶縁破壊が生じた場合、この絶縁破壊のエネ
ルギーにより絶縁油の急激な高い圧力は、この圧力開放
装置によって開放されるので、接続部の機械的破壊を生
ずることがない。
課題解決手段のように、接続部本体内の内部圧力を放圧
する圧力開放装置を備えていると、雷、地絡又は絶縁劣
化によって絶縁破壊が生じた場合、この絶縁破壊のエネ
ルギーにより絶縁油の急激な高い圧力は、この圧力開放
装置によって開放されるので、接続部の機械的破壊を生
ずることがない。
【００２８】また、第２の課題解決手段のように、接続
部本体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置の圧力開放
動作によって放出される流体によって光の屈折率が変化
する光ファイバの伝送損失の変化を検知して故障を検出
する故障検出装置とを備えていると、接続部の圧力開放
装置が動作したことが遠隔からでも確認されるので、接
続部に故障が発生したことが直ちに確認される実益があ
る。
部本体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置の圧力開放
動作によって放出される流体によって光の屈折率が変化
する光ファイバの伝送損失の変化を検知して故障を検出
する故障検出装置とを備えていると、接続部の圧力開放
装置が動作したことが遠隔からでも確認されるので、接
続部に故障が発生したことが直ちに確認される実益があ
る。
【図１】本発明に係る電力ケーブルの接続部の第１の実
施例の概略正面図である。
施例の概略正面図である。
【図２】図１の電力ケーブルの接続部の要部の拡大断面
図である。
図である。
【図３】本発明の第１の実施例の変形例の要部拡大断面
図である。
図である。
【図４】本発明に用いられる圧力開放弁を示し、同図
（Ａ）は遮断状態の断面図、同図（Ｂ）は開放状態の断
面図である。
（Ａ）は遮断状態の断面図、同図（Ｂ）は開放状態の断
面図である。
【図５】本発明に係る電力ケーブルの接続部の第２の実
施例の概略正面図である。
施例の概略正面図である。
【図６】図５の電力ケーブルの接続部の要部の拡大正面
図である。
図である。
【図７】本発明の第２の実施例の変形例の要部の拡大正
面図である。
面図である。
【図８】光ファイバに絶縁油が付着して屈折率が変化す
る状態を説明する拡大説明図である。
る状態を説明する拡大説明図である。
【符号の説明】 １０ 電力ケーブルの接続部 １０Ａ 接続部本体 １２ 電力ケーブル １４ 架台 １６ ケーブル導体 １８ 絶縁油 ２０ 碍子 ２２ プレモールド絶縁体 ２４ 固定端板 ２４ａ 座部 ２６ 圧縮手段 ２８ ばね受け ３０ ばね受け ３２ コイルばね ３４ 端部閉じ部 ３６ 空洞部 ３８ テープ巻付け部 ４０ 導体引出し棒 ４２ リード線 ４４ 端子 ４６ 圧力開放装置 ４８ 導管 ５０ 圧力開放弁 ５２ 流体通路 ５２ａ 屈曲部 ５４ 弁本体 ５６ パッキング ５８ ばね ６０ 光ファイバ ６２ 故障検出装置 ６４ 光発振器 ６６ 受光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 立雄 東京都千代田区内幸町１丁目１番３号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 石井 豊 東京都千代田区内幸町１丁目１番３号 東 京電力株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 電力ケーブルを他の電力ケーブル又は機
器に接続する中間接続部又は終端接続部等の接続部本体
から成る電力ケーブルの接続部において、前記接続部本
体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置を備えたことを
特徴とする電力ケーブルの接続部。 - 【請求項２】 電力ケーブルを他の電力ケーブル又は機
器に接続する中間接続部又は終端接続部等の接続部本体
から成る電力ケーブルの接続部において、前記接続部本
体内の内部圧力を放圧する圧力開放装置と、前記圧力開
放装置の圧力開放動作によって放出される流体によって
光の屈折率が変化する光ファイバの伝送損失の変化を検
知して故障を検出する故障検出装置とを備えたことを特
徴とする電力ケーブルの接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280665A JPH07115727A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 電力ケーブルの接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280665A JPH07115727A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 電力ケーブルの接続部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07115727A true JPH07115727A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17628233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5280665A Pending JPH07115727A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 電力ケーブルの接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115727A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102761089A (zh) * | 2012-06-19 | 2012-10-31 | 江苏科耐特高压电缆附件有限公司 | 一种带微型安全阀的电缆终端 |
| KR20150106608A (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-22 | 엘에스전선 주식회사 | 방폭용 종단접속함 |
| CN108922134A (zh) * | 2018-09-12 | 2018-11-30 | 常州瑞禧电力设备有限公司 | 一种防雷绝缘子监测报警装置 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP5280665A patent/JPH07115727A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102761089A (zh) * | 2012-06-19 | 2012-10-31 | 江苏科耐特高压电缆附件有限公司 | 一种带微型安全阀的电缆终端 |
| KR20150106608A (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-22 | 엘에스전선 주식회사 | 방폭용 종단접속함 |
| CN108922134A (zh) * | 2018-09-12 | 2018-11-30 | 常州瑞禧电力设备有限公司 | 一种防雷绝缘子监测报警装置 |
| CN108922134B (zh) * | 2018-09-12 | 2023-10-13 | 江苏瑞禧智能电力科技有限公司 | 一种防雷绝缘子监测报警装置 |
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