JPH0711422B2 - シールド機の方向測定装置 - Google Patents

シールド機の方向測定装置

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JPH0711422B2
JPH0711422B2 JP28097491A JP28097491A JPH0711422B2 JP H0711422 B2 JPH0711422 B2 JP H0711422B2 JP 28097491 A JP28097491 A JP 28097491A JP 28097491 A JP28097491 A JP 28097491A JP H0711422 B2 JPH0711422 B2 JP H0711422B2
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JP
Japan
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convex lens
shield machine
target
total reflection
half mirror
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JP28097491A
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Inventor
正 河野
邦雄 遠山
徹 山下
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鉄建建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シールド機の設計路
線からの偏位、偏角を測定するための方向測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置は、図1に示すこの発
明の実施例と共通の部分があるので、これを参照して説
明すると、これはシールド機1の後方にその掘進方向に
向けて集束光線例えばレーザー光線を照射するレーザー
照射器2を配設し、シールド機1内にレーザー光線を受
光するターゲット装置3を配設している。そしてこのタ
ーゲット装置3は、図5に示すようにシールド機1の軸
線に対して、直角に配設された前後2枚のくもりガラス
板等からなるターゲット21a,21bを具え、測定の際
に一方のターゲット21aに形成されたレーザー光線の
光点をマトリックステレビカメラ22によって看取すべ
く、他方のターゲット21bを上昇させ、ついで他方のタ
ーゲット21bに形成された光点をテレビカメラ22によっ
て看取すべくこのターゲット21bを下降させ、両ターゲ
ット21a,21bに形成された2つの光点からシールド機
1の方向を測定している。この場合両ターゲット21a,
21bにおいて、X−Y座標を考え、シールド機1が設計
路線上の正規の位置にあるときは、両ターゲット21a,
21bに図4に示すようなX−Y座標の原点に対応した光
点O,O′が形成されるが、シールド機1が偏向したと
きは、光点A,Bが形成される。図4において光点Aの
座標を(Xa,Ya)、光点Bの座標を(Xb,Yb)
とすると、ターゲット21aの取付位置でのシールド機1
のX方向偏位はXa、同様にY方向偏位はYaとなる。
またシールド機1のX,Y方向偏角αx,αyは、両タ
ーゲット21a,21b間の間隔(光路差)をlとすると、
次式(1)、(2)からそれぞれ求められる。
【数式】
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら前記の
ような従来の装置では、両ターゲット21a,21bに形成
された光点を看取するためのマトリックステレビカメラ
22、ターゲット21bを昇降させるための駆動機構を必要
とし、装置が複雑になるだけでなくて高価になり、さら
に高精度の測定がえられにくいという問題があった。
【0004】この発明の目的は、前記のような従来の装
置のもつ問題を解決し、構造が簡単で安価に製作するこ
とができ、しかも微小の偏位、偏角量をも精度よく測定
することのできるシールド機の方向測定装置を提供する
にある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】前記のような目的を達
成するために、この発明は、シールド機の後方に設置さ
れて掘進方向に向けて集束光線を照射する照射器と、シ
ールド機内に設置されるターゲット装置とを具えたシー
ルド機の方向測定装置において、前記ターゲット装置は
前記集束光線の入射窓に設けられた第1凸レンズと、こ
の第1凸レンズの前方に配置されてその光軸に対して45
度傾斜したハーフミラーと、このハーフミラーによって
反射した集束光線の進路上に位置し、第2凸レンズを有
する第1ターゲットと、ハーフミラーを通過した集束光
線の進路上に位置し、第1凸レンズ5の光軸に対して直
角に配設された第1全反射ミラーと、ハーフミラーの下
方において、それとは逆方向に45度傾斜して配設されて
いる第2全反射ミラーと、第2全反射ミラーの前方に反
射光の光軸に対して直角に配設されていて、第3凸レン
ズを有する第2ターゲットとを具えているケーシングを
有し、前記第1、第2ターゲットはその表面にマトリッ
クス状に配列された多数の受光素子を有していることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】レーザー光線のような集束光線が第1凸レンズ
を経て、ハーフミラーにおいて該光線の一部を反射する
とともに残部を透過し、反射光線は第2凸レンズを経て
第1ターゲットに照射され、透過光線は第1全反射ミラ
ー、ハーフミラー、第2全反射ミラーによって反射さ
れ、第3凸レンズを経て第2ターゲットに照射され、こ
れらの光線により第1、第2ターゲットの表面にマトリ
ックス状に配列された多数の受光素子が出力を発生し、
この出力を発生した受光素子の座標位置からシールド機
の偏位及び偏角が求められる。
【0007】
【実施例】図1に示すこの発明の実施例は、前記したと
おりであり、図2には、この実施例におけるターゲット
装置3が示されており、このターゲット装置3は、レー
ザー光線L0の入射窓に第1凸レンズ5が設けられたケ
ーシング4を有し、このケーシング4内にはハーフミラ
ー6、第1、第2凸レンズ9,10がそれぞれ設けられた
第1、第2ターゲット7,8、第1全反射ミラー11、第
2全反射ミラー12が配設されている。第1凸レンズ5
は、その光軸がシールド機1の軸線と一致するか、又は
平行となるように配設され、ハーフミラー6は第1凸レ
ンズ5の光軸上にあって、該光軸に対して45度傾斜して
配設されている。第1ターゲット7は、ハーフミラー6
に対してシールド機1の半径方向上方にあって第2凸レ
ンズ9を有し、第1凸レンズ5の光軸に対して平行に配
設されている。第1全反射ミラー11はハーフミラー6の
前方において、第1凸レンズ5の光軸に対して直角に配
設され、第2全反射ミラー12はハーフミラー6の下方に
おいて、それとは逆方向に45度傾斜して配設され、第2
ターゲット8は、第2全反射ミラー12の前方に反射光の
光軸に対して直角に配設され、第3凸レンズ10を有して
いる。第1、第2ターゲット7,8は、図3に示すよう
に、表面にフォトダイオード等からなる多数の受光素子
Pがマトリック状に配列され、各受光素子Pはレーザー
光線を受光すると出力信号を発生し、この出力信号は図
示しない演算処理装置に入力されるようになっている。
【0008】第1凸レンズ5を通過してターゲット装置
3内に入射したレーザー光線L0は、ハーフミラー6に
よって一部が反射するとともに残部が透過し、反射レー
ザー光線L1は第2凸レンズ9を経て第1ターゲット7
に照射され、透過レーザー光線L2は第1全反射ミラー1
1によって反射したうえ、ハーフミラー6によって反射
し、さらに第2全反射ミラー12によって反射したうえ、
第3凸レンズ10を経て第2ターゲット8に照射される。
これらの光線により第1、第2ターゲット7,8の表面
にマトリックス状に配列された多数の受光素子Pが出力
を発生し、この出力を発生した受光素子Pの座標位置か
らシールド機1の偏位及び偏角が求められる。この際シ
ールド機1が設計路線上の正規の位置にあるときは、第
1、第2ターゲット7,8において、X−Y座標の原点
に対応した受光素子Pが出力を発生するが、シールド機
1が偏向したときは、第1、第2ターゲット7,8にお
いて、X−Y座標の原点からずれた受光素子Pが出力を
発生する。後者の場合、照射された受光素子Pの座標位
置から従来と同様にしてシールド機1のX,Y方向偏位
及びX,Y方向偏角が求められる。この場合第1,第2
全反射ミラー11,12があることにより、第1、第2ター
ゲット7,8の光路間の差、すなわち前記の式(1)、
(2)における光路差lが大きくなるので、その結果測
定精度が良好となる。
【0009】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、シー
ルド機内に設置されて照射器からの集束光線が入射する
ターゲット装置が、集束光線の入射窓に設けられた第1
凸レンズと、この第1凸レンズの前方に配置されてその
光軸に対して45度傾斜したハーフミラーと、このハーフ
ミラーによって反射した集束光線の進路上に位置し、第
2凸レンズを有する第1ターゲットと、ハーフミラーを
通過した集束光線の進路上に位置し、第1凸レンズの光
軸に対して直角に配設された第1全反射ミラーと、ハー
フミラー6の下方において、それとは逆方向に45度傾斜
して配設されている第2全反射ミラーと、第2全反射ミ
ラーの前方に反射光の光軸に対して直角に配設されてい
て、第3凸レンズを有する第2ターゲットとを具え、第
1、第2ターゲットはその表面にマトリックス状に配列
された多数の受光素子を有しているので、従来のこの種
の装置のように、テレビカメラやターゲットを移動する
ための駆動機構を必要とすることがなく、したがって装
置全体を小型にして軽量とすることができて操作が容易
であるのに加えて製作が容易で安価であり、また第1、
第2、第3凸レンズによって、各ターゲットごとに入射
光線の基準値ラインからのずれ量を拡大することが可能
となって測定精度が向上するのに加えて、第1、第2全
反射ミラーによって、第1、第2ターゲットの光路の光
路差が大きくなるので、さらに測定精度を良好にすると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の概略正面図である。
【図2】同上のターゲット装置の縦断正面図である。
【図3】同上のターゲットの正面図である。
【図4】光点の位置を座標で示す説明図である。
【図5】従来のこの種の装置の概略正面図である。
【符号の説明】
1 シールド機 2 レーザー照射器 3 ターゲット装置 5 第1凸レンズ 6 ハーフミラー 7 第1ターゲット 8 第2ターゲット 9 第2凸レンズ 10 第3凸レンズ 11 第1全反射ミラー 12 第2全反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−206810(JP,A) 実開 昭60−168014(JP,U) 特公 昭52−23815(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド機の後方に設置されて掘進方向
    に向けて集束光線を照射する照射器と、シールド機内に
    設置されるターゲット装置とを具えたシールド機の方向
    測定装置において、前記ターゲット装置は前記集束光線
    の入射窓に設けられた第1凸レンズと、この第1凸レン
    ズの前方に配置されてその光軸に対して45度傾斜したハ
    ーフミラーと、このハーフミラーによって反射した集束
    光線の進路上に位置し、第2凸レンズを有する第1ター
    ゲットと、ハーフミラーを透過した集束光線の進路上に
    位置し、第1凸レンズ5の光軸に対して直角に配設され
    た第1全反射ミラーと、ハーフミラーの下方において、
    それとは逆方向に45度傾斜して配設されている第2全反
    射ミラーと、第2全反射ミラーの前方に反射光の光軸に
    対して直角に配設されていて、第3凸レンズを有する第
    2ターゲットとを具えているケーシングを有し、前記第
    1、第2ターゲットはその表面にマトリックス状に配列
    された多数の受光素子を有していることを特徴とするシ
    ールド機の方向測定装置。
JP28097491A 1991-10-28 1991-10-28 シールド機の方向測定装置 Expired - Lifetime JPH0711422B2 (ja)

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