JPH07111121B2 - 翼付きディスクアセンブリ - Google Patents

翼付きディスクアセンブリ

Info

Publication number
JPH07111121B2
JPH07111121B2 JP5103411A JP10341193A JPH07111121B2 JP H07111121 B2 JPH07111121 B2 JP H07111121B2 JP 5103411 A JP5103411 A JP 5103411A JP 10341193 A JP10341193 A JP 10341193A JP H07111121 B2 JPH07111121 B2 JP H07111121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dovetail
spacer
slot
assembly
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5103411A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0633702A (ja
Inventor
スティーブン・ジュード・スブプナー
デイビット・エドワード・バルマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH0633702A publication Critical patent/JPH0633702A/ja
Publication of JPH07111121B2 publication Critical patent/JPH07111121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • F01D5/3007Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
    • F04D29/321Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow compressors
    • F04D29/322Blade mountings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にはガスタービ
ンエンジン動翼に関し、特に、動翼を軸方向に保持した
改良型翼付きディスクアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンエンジンファンはロ
ータディスクを含んでおり、ロータディスクは、ロータ
ディスクに固定された周方向に相隔たっている複数のフ
ァン動翼を有している。一実施例におけるロータディス
クは、周方向に相隔たっていると共に軸方向に延在して
いる複数のダブテールスロットを含んでおり、各スロッ
ト内には、ファン動翼の補完的な軸方向挿入式ダブテー
ルがファン動翼をロータディスクに固定するために、摺
動自在に挿入されている。軸方向ダブテールスロット
は、個々のファン動翼をそれぞれのダブテールスロット
内へ軸方向に嵌め込み易くする。従来の動翼保持体はダ
ブテールの前端と後端とに配置されており、運転中にダ
ブテールをダブテールスロット内に軸方向に保持してい
る。
【0003】ガスタービンエンジンファンは通例、異物
吸引、例えばファン動翼に対する鳥の衝突に際して、過
度の破損を起こさないように設計されている。過度の破
損が起こると、運転中にファン動翼が完全に切断される
か又はファンの過度の不均衡が生ずるため、運転中にエ
ンジンを停止しなければならなくなる。航空機に飛行動
力を与えるガスタービンエンジンにおいて、鳥の衝突は
通例、空港の滑走路上で航空機の離陸又は降下中に発生
する。更に、動翼の離脱が発生した場合、離脱した動翼
は隣の動翼に衝突し、そして鳥の衝突時に生ずるような
力を加える。鳥の衝突時に望ましいことは、エンジンが
鳥を吸引した場合でも必要に応じて動力を供給するよう
に動作し続けることである。又、動翼離脱の場合には、
隣の動翼の翼保持装置の損傷を防止することが望まし
い。
【0004】ファン動翼は通例、その根本から先端まで
大きなねじれを有しているので、鳥の衝突は通例、例え
ば離陸中に、高速回転中のファン動翼の後ろ向き側面、
即ち圧力側に衝撃を与え、ファン動翼に衝撃荷重をもた
らす。例えば、降下中に生じ得るファン動翼の比較的低
い回転速度では、鳥はファン動翼の前向き側面、即ち吸
い込み側に衝撃を与えることもあり得る。
【0005】どちらの場合も、鳥の衝撃は、鳥の衝突位
置、例えばファン動翼先端近辺において軸方向の荷重成
分を包含しており、この軸方向荷重の結果、それに対応
して動翼保持体に軸方向反力荷重が生じると共に、動翼
のダブテールと根本とを中心として曲げモーメントが生
じて、ダブテールと根本とに曲げ応力を引き起こす。フ
ァン動翼の圧力側における鳥の前方衝撃荷重が通例、最
大の大きさを有しておち、それに応じて前方動翼保持体
に最大の軸方向衝撃反力が生ずると共に、動翼の根本と
ダブテールとに最大衝撃曲げ応力が生ずる。このような
鳥の衝突による軸方向衝撃荷重に対処するために、動翼
保持体を適当な寸法にしなければならず、従って、動翼
保持体の重量が増し、それに応じてロータディスクを、
ロータディスクを経由する衝撃荷重に抗するように重く
する必要がある。
【0006】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、新規で改良さ
れた翼付きディスクアセンブリを提供することである。
本発明の他の目的は、異物の衝撃荷重からのエネルギの
消散に有効な改良された動翼保持体を有している翼付き
ディスクアセンブリを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、動翼への鳥の衝突に
有効に対処すると共に重量の少ない翼付きディスクアセ
ンブリを提供することである。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る翼付きディスクアセンブリ
は、軸方向ダブテールスロットを有しているロータディ
スクと、ダブテールスロット内に配置されているダブテ
ールを有している動翼とを含んでいる。動翼保持体がダ
ブテールをダブテールスロット内に保持するように、ロ
ータディスクに固定されている。スペーサが動翼保持体
とダブテールとの間においてダブテールスロット内に配
置されており、スペーサは、ダブテールが所定の寸法の
異物の衝突時にエネルギを消散すべく、ダブテールスロ
ット内で動翼保持体に向かって摺動し摩擦力を生じ得る
ように、選択的に圧縮可能である。
【0009】本発明は、他の目的及び利点と共に、図面
と関連する以下の詳述から更に明らかとなろう。
【0010】
【実施例の記載】図1は本発明の一実施例による翼付き
ディスクアセンブリ12を含んでいる航空機用ターボフ
ァンガスタービンエンジン10の一例の概略図である。
アセンブリ12はファンロータディスク14を含んでお
り、ファンロータディスク14は従来のように、ブース
タ圧縮機18の前側コーン16に、エンジン10の縦方
向又は軸方向中心線20を中心として同軸的に連結され
ている。ファンロータディスク14とブースタ圧縮機1
8とは、公知の方式でタービンによって中心線20を中
心としてRで示す方向に従来のように回転される。ロー
タディスク14には周方向に相隔たっている複数のファ
ン動翼22が取り付けられており、動翼22の各々は翼
形部24と、翼形部24と一体のダブテール26とを含
んでいる。
【0011】エンジン10の運転中、ファン動翼22は
中心線20の周りを回転しており、ファン動翼22は鳥
の衝突により生ずるような異物損傷を起こすことがあ
る。図1は例えば離陸中にエンジン10が航空機を駆動
しているときに、ファン動翼22に吸引される可能性の
ある鳥28の一例を示す。図2にはファン動翼22の1
つが示されており、ファン動翼22は図示のように、そ
の根本から先端まで比較的大きなねじれを有している。
この動翼のねじれと、例えば離陸中の比較的高い回転速
度Rとにより、鳥28は通常、垂直衝撃荷重ベクトルF
nによって示されるように、翼形部の圧力側、即ち後ろ
向きの概して凹形の側面24aに衝撃を与える。垂直衝
撃荷重Fnは、接線方向衝撃荷重ベクトルFtと、軸方
向衝撃荷重ベクトルFaとに分解され得る。本例の鳥の
衝突時の軸方向衝撃荷重Faは、前方の上流方向に向か
って翼形部24にかかり、ダブテール26を介してファ
ンディスク14に伝達される。鳥の衝突はダブテール2
6に対して半径方向外側の位置で起こるので、軸方向衝
撃荷重Faは又、ダブテール26を中心とする軸方向曲
げモーメントを発生し、その結果、翼形部24がダブテ
ール26に合している翼形部24の根本で追加的な衝撃
曲げ応力が発生する。
【0012】従来の形状では、ファン動翼22と、ファ
ンディスク14と、動翼22をディスク14に保持して
いる従来の前側動翼保持体とはすべて、比較的高い軸方
向衝撃荷重Faと、その結果生ずる曲げ応力とに対処す
るために適当な寸法にされなければならず、従って、ア
センブリの重量は、望ましくないほど増加してしまう。
【0013】図3には、本発明の一実施例による翼付き
ディスクアセンブリ12が更に詳細に示されている。翼
付きディスクアセンブリ12は軸方向衝撃荷重Faと、
それによる曲げ応力とに耐えるように構成されており、
アセンブリ12の寸法は従来より小さくすることができ
る。更に詳述すると、ロータディスク14は、周方向に
相隔たっていると共に軸方向に延在している複数のダブ
テール柱状体30を含んでおり、隣り合っている柱状体
30は相互間に、従来のように形成されており軸方向に
延在しているダブテールスロット32を画定している。
動翼ダブテール26の各々は、ダブテールスロット32
の形状に対して補完的な形状を有しており、図3に示す
実施例では、従来のように形成されており周方向に対向
している一対のタング(tang)又はローブ34を有して
いる。
【0014】この実施例では、ブースタ圧縮機18の前
側コーン16は、従来のボルト36によってファンディ
スク14の後端に従来のように固定されている前側半径
方向フランジ16aを含んでいる。この場合、前側コー
ン半径方向フランジ16aは後ろ側動翼保持体として用
いられており、従って、動翼ダブテール26がそれぞれ
のスロット32内に軸方向に挿入されたときに、動翼ダ
ブテール26は半径方向フランジ16aに当接するの
で、更に軸方向後方に移動することがない。ダブテール
26がそれぞれのスロット32に挿入された後、前側動
翼保持体38がファンディスク14に固定され、ダブテ
ール26をスロット32内に軸方向に保持して、その軸
方向前方への移動を防止する。
【0015】図3に示す実施例では、ダブテール柱状体
30の各々は、半径方向に延在していると共に周方向に
傾斜した一対の捕捉溝40を含んでおり、一対の捕捉溝
40は、隣のダブテール柱状体30の対応する捕捉溝4
0から周方向に隔たっていると共に、その対応する捕捉
溝40に面している。前側動翼保持体38は保持板42
を含んでおり、保持板42は、この実施例では台形を有
しており、図3に示すように対応する捕捉溝40内に半
径方向外向きに挿入され得る。図3に示す右側の保持板
42はそれに対応する捕捉溝40に上向きに挿入されつ
つあるのに対し、左側の保持板42はそれに対応する捕
捉溝40内に完全に挿入されている。台形の保持板42
と、周方向に傾斜した捕捉溝40とは、捕捉溝40内の
保持板42の半径方向外向きの移動を制限している3角
形を呈しており、こうして、運転中に保持板42を遠心
力に抗して保持する。従って、保持板42は隣り合って
いる捕捉溝40内に取り外し自在に配置されているの
で、保持板42の着脱が容易である。捕捉溝40内に装
着されている保持板42は、ダブテール26をダブテー
ルスロット32内に保持して、その軸方向前方への移動
を阻止する。
【0016】図3、図5及び図6に示す実施例では、前
側動翼保持体38は更に、軸方向に細長いばね44を含
んでおり、ばね44は、保持板42に固定されている片
持ちばりの形態を成しており、ダブテールスロット32
内に軸方向に延在していると共に、スロット32内にお
いてダブテール26に半径方向上向きの予荷重をかける
よう、弾性的に半径方向上向きにダブテール26の底部
に接している。図3に示す右側の動翼保持体38は分解
した状態で示してあり、先ず保持板42を半径方向上向
きに捕捉溝40に挿入し、次いで、保持体ばね44をダ
ブテール26の底部とダブテールスロット32との間に
おいて軸方向にダブテールスロット32内に、図3に示
す左側の動翼保持体38が占めているような最終位置ま
で挿入し得る。保持板42の底部は好ましくは、軸方向
に延在しているフランジ42aを含んでおり、従来のボ
ルト46が保持板42を保持体ばね44に固定するよう
に、フランジ42aに挿通している。図5はボルト46
によって保持体ばね44に固定されている保持板42を
後ろ向きに見た図である。図6はダブテール26の底部
とダブテールスロット32との間の保持体ばね44を含
んでいる組み立て済みの前側動翼保持体38の軸方向断
面図である。保持体ばね44の末端部は波形(サーペン
タイン状)であって、ダブテール26の底部とダブテー
ルスロット32との両方に弾性的に接触可能であり、ダ
ブテールスロット32の抑止部に支えられて、ダブテー
ル26に弾性的に上向きの予荷重をかける。図7は捕捉
溝40内の前側動翼保持体38の上面図である。
【0017】本発明の重要な特徴は、例えば図3に示す
保持体第1のスペーサ又は前側スペーサ48であり、ス
ペーサ48は、動翼保持体38とダブテール26との間
においてダブテールスロット32内に配置されている。
第1のスペーサ48は本発明に従って所定のように圧縮
可能であり、これにより、ダブテール26はスロット3
2内で動翼保持体38の方へ摺動して、ダブテール26
とダブテールスロット32の補完的な保持表面との間に
摩擦力を生じ、所定の大きさの鳥の衝突又は動翼の離脱
から生ずる軸方向衝撃力Faにより伝達されるエネルギ
を摩擦によって消散し得る。
【0018】図3、図6及び図7を参照して更に詳述す
ると、前側スペーサ48は保持板42とダブテール26
の前端との間に軸方向に配置されており、保持板42と
ダブテール26の前端とに接触しているので、軸方向衝
撃力Faと、他の垂直軸方向力とは、ダブテール26か
ら直接前方に伝達され、前側スペーサ48を介して保持
板42に達し、更にダブテール柱状体30に達する。前
側スペーサ48は好ましくは、正常運転中及び小さな鳥
の衝突の場合には剛性を保って変形せず、そして大きな
鳥の衝突時には、ダブテール26から前側スペーサ48
を介して動翼保持体38に伝達される軸方向衝撃力Fa
の所定の限度Fmaxに達したときに座屈するような寸
法及び形状を有している。従って、前側スペーサ48は
正常運転中に、ダブテール26から保持板42への直接
荷重伝達路として従来のように軸方向力の通常の伝達を
なすと共に、ダブテールスロット32内にダブテール2
6を保持してその軸方向の移動を阻止する。
【0019】例えば、大きな鳥の衝突が起きた際、衝突
した鳥28は短時間の衝動的衝撃荷重を翼形部24にか
け、瞬間的に比較的高い軸方向衝撃荷重Faを生ずる。
従来の設計では、ファン動翼22と、ファンディスク1
4と、前側動翼保持体38とは、前側スペーサ48が無
いので、やはり鳥の衝突による軸方向衝撃荷重Faの可
能性に対処するために、寸法が比較的大きくなければな
らない。しかしながら、本発明の一目的によれば、縮小
可能(コラプシブル)な前側スペーサ48が用いられて
おり、前側スペーサ48が鳥の衝突時にスロット32内
のダブテール26の幾らかの軸方向移動を許容して衝突
エネルギのかなりの部分を消散するので、軸方向反力荷
重及びモーメントと、その結果翼形部24の根部及び隣
接構造体に生ずる応力とが減少する。これは、鳥の衝突
からの同量の予想衝撃荷重に耐え得る構造的に比較的効
率が良く且つ比較的軽量のアセンブリをもたらす。
【0020】図6及び図7には、前側スペーサ48の元
来の無変形形状が実線で示されていいる。軸方向力の所
定の限度Fmaxは、各設計用途に対して、設計要目と
しての所与の鳥の衝撃の発生と関連する程度の大きさを
有するように従来のように決定され得る。例えば、米国
政府(FAA:連邦航空局)の規則は、約1kgの比較
的大きな鳥を安全に吸引する要件を含んでいる。このよ
うな大きな鳥の翼形部24に対する衝撃力は、軸方向衝
撃力Faの適当な限度Fmaxを決定するために従来の
ように分解され得る。次いで、前側スペーサ48は、所
定の軸方向力限度Fmaxに達したときにのみ座屈又は
縮小するように従来のように設計され得る。図6及び図
7には、鳥の衝突により軸方向衝撃荷重Faが所定の限
度Fmaxを超えた後の前側スペーサ48の座屈又は縮
小した形状が破線で示されていると共に、参照番号48
bで表されている。軸方向衝撃力Faはダブテール26
を前方に駆動して、前側スペーサ48を保持板42に押
し付けて圧縮する。例えば座屈により前側スペーサ48
が圧縮するにつれて、ダブテール26は摺動することが
でき、ダブテール26とダブテールスロット32との間
にかなり大きな摩擦力を生じてエネルギを消散し、これ
は又、保持板42に伝達される軸方向反力を減少させ
る。
【0021】更に詳述すると、従来の剛着されたファン
動翼では、鳥の衝撃により軸方向衝撃荷重Faが生ずる
と共に、前側動翼保持体38によって同等であるが反対
向きの軸方向反力荷重が生ずる。軸方向衝撃荷重Faは
又、翼根において軸方向曲げモーメントを生じ、この曲
げモーメントは軸方向衝撃荷重Faと、衝撃点から翼根
反力面までの長さとの積に等しい。軸方向衝撃力Fa
と、その結果生ずる衝撃モーメントとは、大きな鳥の衝
突要件に対してかなり大きい。しかしながら、鳥の衝突
時にダブテール26を前方にわずかに移動し得ることに
より、ダブテール26にかかる全軸方向反力荷重は、フ
ァン動翼22の質量を前方に加速する慣性力、即ち、質
量と加速度との積だけ減少する。翼根反力面における曲
げモーメントも又、ファン動翼の重心における慣性力
と、そのモーメントアームとの積だけ減少する。このよ
うに、鳥の衝突による前側スペーサ48の座屈に伴うダ
ブテールスロット32内のダブテール26の限られた軸
方向摺動により、ダブテール26とスロット32との間
の滑り摩擦力と、保持板42による反力とを含んでいる
ダブテール26における全軸方向反力が減少すると共
に、ダブテール26の摺動につれて、摩擦力が鳥の衝突
エネルギの一部を消散し得る。
【0022】従って、鳥の衝突からのエネルギは、ダブ
テール26がダブテールスロット32内を摺動するにつ
れて、ダブテール26とスロット32との間に生ずるか
なりの摩擦力によって消散するだけでなく、前側スペー
サ48自体の座屈によっても消散する。従来のアセンブ
リでは、ダブテール26は運転中、軸方向に摺動するこ
とを阻止されるので、エネルギを消散する摩擦力は発生
し得ず、軸方向反力はすべて保持板42に伝達される。
本発明では、座屈する前側スペーサ48が鳥の衝突によ
る衝撃エネルギの消散を可能にし、しかもダブテール2
6をダブテールスロット32内に軸方向に保持する。な
ぜなら、保持板42と、残りの前側スペーサ48とがダ
ブテールスロット32からのダブテール26の自由射出
を阻止するからである。
【0023】図3を再び参照すると、前側スペーサ48
は、保持板42とダブテール26の前端との間に簡単に
緩く配置されていてもよい、即ち、取り付けられていな
くてもよい。しかしながら、好適な実施例では、前側ス
ペーサ48は保持板42に従来のように固定されている
と共に、ダブテールスロット32内のダブテール26に
当接している。前側スペーサ48は、溶接、ろう付け、
又は従来の接着剤の使用を包含する任意の従来の方法に
より、保持板42に接合され得る。こうすると、前側ス
ペーサ48は保持板42に一体に接合されるので、保持
板42と共に組み立てることが容易になる。
【0024】図4は従来の6角形ハニコムの形態を成し
ている前側スペーサ48の一実施例を示す。このハニコ
ムは、複数のハニコムセル50を有しており、正常運転
中、実質的に剛性で軸方向荷重に抗している。セル50
の各々は組み立て時に、保持板42とダブテール26の
前端との間に軸方向、即ち垂直方向に延在している複数
の壁52によって画定されている。この実施例における
セル50は中空であると共に、向かい合っている壁52
間の距離を表す寸法Sを有している。壁52の各々は壁
厚Wを有しており、前側スペーサ48は、保持板42と
ダブテール26の前端との間で垂直方向に測った壁52
の長さにより表される厚さTを有している。前側スペー
サ48の座屈強度は、セル寸法S、壁厚W及びスペーサ
の厚さTのいずれかを変えることにより、従来のように
変えることができる。セル寸法Sと、壁厚Wとは、前側
スペーサ48が所定の軸方向力限度Fmaxに達したと
きに座屈し得るように予め選定し得る主要変数である。
厚さTは好ましくは、摩擦によるエネルギ消散量を最大
にするため、及び保持板42にかかる残りの軸方向衝撃
荷重を最小にするために、できるだけ大きくすべきもの
である。
【0025】従って、ハニコム形の前側スペーサ48
は、軸方向剛性が比較的高い構造体であり、ファン動翼
22の正常動作中にダブテール26の軸方向移動を起こ
さない剛性部材として、すべての軸方向力をダブテール
26から保持板42へ直接伝達するように作用する。し
かしながら、十分大きな鳥の衝突がファン動翼22の1
つに起きた場合、前側スペーサ48は、軸方向力が所定
の限度Fmaxに達してそれを超えたときに、図6に点
線48bで示すように座屈して厚さが縮小する。圧縮さ
れた前側スペーサ48は、発生する軸方向反力荷重及び
モーメントを減少させ、そしてダブテール26とスロッ
ト32との間の滑り摩擦による鳥の衝突エネルギの一部
の消散を可能にする。このようにして、ファン動翼22
に生ずる損傷が減らされ、従って、前側動翼保持体38
自体又はロータディスク14のダブテール柱状体30の
2次的な損傷の可能性が低減する。個々の破損したファ
ン動翼22は整備の際に交換可能であり、そしてロータ
ディスク14及び前側動翼保持体38は適宜、再使用さ
れ得る。
【0026】前側スペーサ48は、所定の軸方向力限度
Fmax以下ではダブテール26をほとんど動かすこと
なく、軸方向力をダブテール26からスペーサ48を介
して保持板42へ伝達し得るような任意の適当な代替形
態を採り得るが、限度Fmaxに達したときに、前側ス
ペーサ48は、ダブテール26をスロット32内で摺動
させて摩擦によるエネルギの消散を可能にするように適
度に圧縮可能であるべきである。例えば図8には、液体
でも気体でもよい粘性流体54を含有している袋の形態
を成す前側スペーサ48の代替実施例が参照番号48A
で示されている。袋48Aは、流体54を袋48A内に
密封している常閉流量規制オリフィス56を含んでい
る。袋48Aは、適当な金属、例えばステンレス鋼のよ
うな任意の従来材料のものでもよく、その剛性を保つた
めに流体54で完全に満たされた容器の形態を成してい
る。流量規制オリフィス56は、単に袋材料の比較的薄
い円形膜でもよく、この薄膜は、軸方向力が所定の限度
Fmaxに達したときに袋48Aから離れ得るような所
定の厚さを有しており、所定の限度の軸方向力により袋
48Aが圧縮され、内部の流体54の圧力を高めて流量
規制オリフィス56の膜を裂開する。又は、プラグをオ
リフィス56に用いてもよく、このプラグは、流体54
の適当な高圧を受けて射出するものである。
【0027】流量規制オリフィス56は、所定の軸方向
力限度Fmaxで袋48Aが保持板42とダブテール2
6の前端との間で圧縮されたときに開いて、流体54を
図8に破線で示すように袋48Aから射出し、これによ
り、ダブテール26がスロット32内で摺動して摩擦を
起こし、鳥の衝突エネルギを消散し得る。流量規制オリ
フィス56の寸法は、比較的速い鳥の衝突の発生時に袋
48Aから射出される流体54の流量を制御するように
予め選定されており、このオリフィス寸法が小さければ
小さいほど、射出流量は少なくなる。袋48Aは、流体
54が袋48Aから射出されるにつれて、図8に破線4
8bで示すように圧縮される。流体54は、例えば染料
を含有している液体でもよく、この染料は、翼形部24
の鳥の衝突による破損が見分け易くない場合に袋48A
の縮小をただちに示すためのものである。流体54は
又、適度に小さな流量規制オリフィス56の場合には、
空気のような気体でもよい。
【0028】図2を再び参照すると、ファン動翼22の
回転速度Rが比較的低い場合、例えば、着陸する際の航
空機の降下中、鳥28が翼形部24の前向きの吸い込み
側、即ち凸形側面24bに衝突して、破線で示す後ろ向
きの軸方向衝撃力Fbを加える可能性もある。それ故、
図3に示すような第2のスペーサ、即ち後ろ側のスペー
サ58をダブテール26と、前側コーン半径方向フラン
ジ16aの形態で示されている後ろ側動翼保持体との間
に配置してもよい。従って、前側スペーサ48と、後ろ
側スペーサ58との両方を所望に応じて用いることがで
き、前側スペーサ48はダブテール26の前端に配置さ
れていると共に、後ろ側スペーサ58はダブテール26
の反対側の後端に半径方向フランジ16aに接して配置
されている。後ろ側スペーサ58は好ましくは、構造及
び動作が前側スペーサ48と実質的に同じであり、図6
〜図8におけるハニコム(58)及び袋(58A)形の
実施例において、後ろ側スペーサの圧縮されていないと
きの形態が実線で追加的に示されており、又、後ろ向き
軸方向衝撃荷重Fbの力限度Fmaxを超える鳥の衝突
に伴う後ろ側スペーサの縮小後の形態が破線で示されて
いる。
【0029】前側及び後ろ側スペーサ48及び58は、
例えば適当なマトリクス状の軸方向に整合した複数のピ
ン(図示せず)を含んでいる他の代替形態のものでもよ
く、これらのピンは、所定の軸方向衝撃力限度Fmax
に達したときに座屈し得るものである。これらすべての
実施例において、スペーサ48及び58はそれぞれの動
翼保持体と組み合わされており、正常運転状態ではダブ
テール26を軸方向に移動させることなく適切に堅固に
保持しているが、例えば鳥の衝突時には、ダブテール2
6の軸方向移動を許容して、前述のように衝撃エネルギ
の消散に役立つ。その結果、例えば前側動翼保持体38
と、ダブテール柱状体30とを介して伝達される軸方向
反力は、もしダブテール26が鳥の衝突時に摺動できな
ければ生ずるはずの力以下に減少される。これは、ファ
ン動翼22に生ずる翼根荷重及びモーメントを減少さ
せ、従って、所与の翼根及び動翼ダブテール26の形状
に対する動翼22の鳥の衝突に対する耐性(鳥衝突耐
性)を高める。又、鳥の衝突時に予想されるピーク荷重
の低減により、比較的軽量の動翼保持設計が可能にな
る。正常運転状態では、動翼保持体38と前側スペーサ
48とは、ファン動翼22をダブテールスロット32内
に正確に位置付けていると共に、動翼の通常のガス荷重
及び振動荷重に抗している。又、鳥が衝突した状態で
は、その衝突エネルギがダブテール26とダブテールス
ロット32との間の滑り摩擦により消散されるので、改
良されたアセンブリが得られる。これは、ファン動翼が
本発明の実施例で用いたような複合材料から成っている
ときに、特に重要である。しかしながら、ファン動翼2
2は又、例えばチタンのような従来の非複合材料のもの
でもよく、その場合でもスペーサ48及び58は、前述
のような利点をもたらす。
【0030】以上、本発明の好適な実施例と考えられる
ものを説明したが、当業者には様々な改変がこの教示か
ら明らかであろうが、これらの改変は、本発明の要旨に
含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による翼付きディスクアセン
ブリを有している航空機用ターボファンガスタービンエ
ンジンの一例の軸方向部分断面図である。
【図2】図1に示すファン動翼の1つを線2−2に沿っ
て示す横方向部分断面図である。
【図3】図1に示す翼付きディスクアセンブリを部分的
に分解して示す斜視図であって、それぞれのファン動翼
を支承する3つの隣り合っているダブテールスロットを
示す図である。
【図4】図3に示す翼付きディスクアセンブリに用いら
れているスペーサの一実施例の拡大斜視図である。
【図5】図1に示す翼付きディスクアセンブリの一部を
線5−5に沿って後ろ向きに見た図である。
【図6】図5に示す翼付きディスクアセンブリの線6−
6に沿った拡大軸方向断面図である。
【図7】図5に示す翼付きディスクアセンブリの線7−
7に沿った部分断面上面図である。
【図8】図7と類似の図であって、翼付きディスクアセ
ンブリに用いられているスペーサの他の実施例を示す図
である。
【符号の説明】
12 翼付きディスクアセンブリ 14 ファンロータディスク 16a 半径方向フランジ(後ろ側動翼保持体) 22 ファン動翼 24 翼形部 26 ダブテール 30 ダブテール柱状体 32 ダブテールスロット 38 前側動翼保持体 40 捕捉溝 44 ばね 48 前側スペーサ 48A 袋 50 ハニコムセル 54 粘性流体 56 流量規制オリフィス 58 後ろ側スペーサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向ダブテールスロット(32)を有
    しているロータディスク(14)と、 翼形部(24)と、前記スロット(32)内に設けられ
    ているダブテール(26)とを含んでいる動翼(22)
    と、 前記ディスク(14)に固定されており、前記ダブテー
    ル(26)を前記スロット(32)内に保持する動翼保
    持体(38、16a)と、 該動翼保持体(38、16a)と前記ダブテール(2
    6)との間において前記スロット(32)内に設けられ
    いる第1のスペーサ(48、58)であって該第1
    のスペーサ(48、58)は、前記ダブテール(26)
    から該第1のスペーサ(48、58)を介して前記動翼
    保持体(38、16a)に伝達される軸方向力が所定の
    限度に達するまで実質的に剛性を有しており、前記軸方
    向力が前記限度に達したときに前記ダブテール(26)
    がエネルギを消散する摩擦力を発生すべく、前記スロッ
    ト(32)内で前記動翼保持体(38、16a)の方へ
    摺動するよう所定のように圧縮可能である第1のスペ
    ーサ(48、58)とを備えた翼付きディスクアセンブ
    リ(12)。
  2. 【請求項2】 前記第1のスペーサ(48、58)は、
    前記ダブテール(26)から第1のスペーサ(48、
    58)を介して前記動翼保持体(38、16a)に伝達
    される軸方向力が前記所定の限度に達したときに座屈す
    るように、寸法及び形状が定められている請求項1に記
    載のアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記ロータディスク(14)は、前記ダ
    ブテールスロット(32)を相互間に画定している一対
    のダブテール柱状体(30)を含んでおり、該柱状体
    (30)の各々は、半径方向に延在している捕捉溝(4
    0)を含んでおり、該捕捉溝は、前記柱状体(30)の
    うちの隣り合っている柱状体の対応する捕捉溝(40)
    に周方向に面しており、 前記動翼保持体(38)は、前記ダブテール(26)を
    前記スロット(32)内に保持するように、隣り合って
    いる前記捕捉溝(40)内に着脱自在に設けられている
    保持板(42)を含んでおり、 前記第1のスペーサ(48)は、前記保持板(42)と
    前記ダブテール(26)との間に該保持板と該ダブテー
    ルとに接触して設けられている請求項2に記載のアセン
    ブリ。
  4. 【請求項4】 前記第1のスペーサ(48)は、前記保
    持板(42)に固定されていると共に、前記スロット
    (32)内の前記ダブテール(26)と当接している請
    求項3に記載のアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第1のスペーサ(48)は、複数の
    セル(50)を有しているハニコムを備えている請求項
    4に記載のアセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記ハニコムセル(50)は、前記
    方向力が所定の限度に達したときに前記第1のスペーサ
    (48)が座屈し得るように予め選定された寸法及び壁
    厚を有している請求項5に記載のアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記軸方向力の所定の限度は、前記翼形
    部(24)に衝突する鳥(28)に対応しており、該鳥
    (28)は、約1kgの重さを有している請求項6に記
    載のアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記第1のスペーサ(48)は、流体
    (54)を含んでいる袋(48A)を備えており、該袋
    (48A)は、常閉流量規制オリフィス(56)を有し
    ており、該流量規制オリフィスは、前記袋(48A)が
    前記軸方向力の所定の限度で前記保持板(42)と前記
    ダブテール(26)との間で圧縮されたときに、前記ダ
    ブテール(26)が摩擦を発生すべく前記スロット(3
    2)内で摺動するよう、前記流体(54)を前記袋(4
    8A)から放出するように開いている請求項4に記載の
    アセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記動翼保持体(38)は、前記保持板
    (42)に固定されている細長いばね(44)を更に含
    んでおり、該ばねは、前記スロット(32)内で前記ダ
    ブテール(26)に半径方向上向きの予荷重をかけるよ
    うに、前記スロット(32)内に延在していると共に前
    記ダブテール(26)に弾性的に接している請求項4に
    記載のアセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記第1のスペーサ(48)と実質的
    に同じ第2のスペーサ(58)を更に含んでおり、前記
    第1のスペーサ(48)は、前記ダブテール(26)の
    一端に設けられており、前記第2のスペーサ(58)
    は、前記ダブテール(26)の反対側の第2の端に設け
    られている請求項4に記載のアセンブリ。
JP5103411A 1992-05-08 1993-04-30 翼付きディスクアセンブリ Expired - Fee Related JPH07111121B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US880441 1992-05-08
US07/880,441 US5259728A (en) 1992-05-08 1992-05-08 Bladed disk assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0633702A JPH0633702A (ja) 1994-02-08
JPH07111121B2 true JPH07111121B2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=25376288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5103411A Expired - Fee Related JPH07111121B2 (ja) 1992-05-08 1993-04-30 翼付きディスクアセンブリ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5259728A (ja)
JP (1) JPH07111121B2 (ja)
FR (1) FR2690947B1 (ja)
GB (1) GB2267318B (ja)

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2715975B1 (fr) * 1994-02-10 1996-03-29 Snecma Rotor de turbomachine à rainures d'aube débouchantes axiales ou inclinées.
GB9412963D0 (en) * 1994-06-28 1994-09-28 Rolls Royce Plc Gas turbine engine fan blade assembly
FR2728299B1 (fr) * 1994-12-14 1997-01-24 Snecma Dispositif de fixation axiale d'aubes de rotor de turboreacteur
CZ20002685A3 (cs) 1999-12-20 2001-08-15 General Electric Company Zařízení pro uchycení lopatek otáčivého stroje a způsob jejich uchycení
FR2803623B1 (fr) * 2000-01-06 2002-03-01 Snecma Moteurs Agencement de retenue axiale d'aubes dans un disque
US6457942B1 (en) * 2000-11-27 2002-10-01 General Electric Company Fan blade retainer
US6481971B1 (en) * 2000-11-27 2002-11-19 General Electric Company Blade spacer
US6439851B1 (en) * 2000-12-21 2002-08-27 United Technologies Corporation Reduced stress rotor blade and disk assembly
FR2844562B1 (fr) * 2002-09-18 2004-10-29 Snecma Moteurs Maitrise de la position axiale d'une aube de rotor de soufflante
US7451677B2 (en) * 2003-01-27 2008-11-18 Eugene Carbide Saw & Machine, Inc. Saw blade with secondary teeth
GB2410531B (en) * 2004-01-29 2006-03-01 Rolls Royce Plc Fan blade disk assembly
FR2889264B1 (fr) * 2005-07-29 2007-11-02 Snecma Verrouillage des aubes dans un rotor de soufflante
US20090010778A1 (en) * 2006-03-17 2009-01-08 Jackey Chiou Diaphragm pumping device
FR2903154B1 (fr) * 2006-06-29 2011-10-28 Snecma Rotor de turbomachine et turbomachine comportant un tel rotor
FR2903921B1 (fr) * 2006-07-19 2009-06-05 Snecma Sa Procede de fabrication d'un disque aubage monobloc et moule pour la mise en oeuvre du procede
US7581924B2 (en) * 2006-07-27 2009-09-01 Siemens Energy, Inc. Turbine vanes with airfoil-proximate cooling seam
US7488157B2 (en) * 2006-07-27 2009-02-10 Siemens Energy, Inc. Turbine vane with removable platform inserts
US20080298973A1 (en) * 2007-05-29 2008-12-04 Siemens Power Generation, Inc. Turbine vane with divided turbine vane platform
FR2925015B1 (fr) * 2007-12-14 2010-06-04 Eurocopter France Pale de giravion, rotor de giravion muni de ladite pale, et procede de fabrication de cette pale
FR2929660B1 (fr) * 2008-04-07 2012-11-16 Snecma Dispositif anti-usure pour rotor de turbomachine, bouchon formant dispositif anti-usure et rotor de compresseur de moteur a turbine a gaz comportant un bouchon anti-usure
US8221083B2 (en) * 2008-04-15 2012-07-17 United Technologies Corporation Asymmetrical rotor blade fir-tree attachment
FR2945329B1 (fr) 2009-05-06 2011-06-03 Snecma Rotor de soufflante d'un turboracteur d'avion
JP5561461B2 (ja) * 2009-06-09 2014-07-30 株式会社Ihi 動翼保持構造
GB0910752D0 (en) * 2009-06-23 2009-08-05 Rolls Royce Plc An annulus filler for a gas turbine engine
GB0914060D0 (en) * 2009-08-12 2009-09-16 Rolls Royce Plc A rotor assembly for a gas turbine
US7963094B1 (en) * 2010-01-19 2011-06-21 Cupolo Francis J Fragmentor for bird ingestible gas turbine engine
FR2955904B1 (fr) * 2010-02-04 2012-07-20 Snecma Soufflante de turbomachine
GB2478918B8 (en) * 2010-03-23 2013-06-19 Rolls Royce Plc Interstage seal
FR2963383B1 (fr) * 2010-07-27 2016-09-09 Snecma Aube de turbomachine, rotor, turbine basse pression et turbomachine equipes d'une telle aube
US8550776B2 (en) * 2010-07-28 2013-10-08 General Electric Company Composite vane mounting
US8852150B2 (en) * 2010-08-31 2014-10-07 Jackey Chiou DC-AC frequency converter type nose cleaner
RU2461717C1 (ru) * 2011-03-17 2012-09-20 Федеральное государственное унитарное предприятие "Центральный институт авиационного моторостроения имени П.И. Баранова" Устройство демпфирования колебаний широкохордных рабочих лопаток вентиляторов с большой конусностью втулки и вентилятор газотурбинного двигателя
FR2974864B1 (fr) * 2011-05-04 2016-05-27 Snecma Rotor de turbomachine avec moyen de retenue axiale des aubes
US9246372B2 (en) * 2012-01-20 2016-01-26 Fluor Technologies Corporation Rotor pole support ribs in gearless drives
GB201317161D0 (en) 2013-09-27 2013-11-06 Rolls Royce Plc Retainer plate
WO2015155446A1 (fr) * 2014-04-07 2015-10-15 Snecma Verrou de rotor de turbomachine
WO2016022136A1 (en) 2014-08-08 2016-02-11 Siemens Energy, Inc. Interstage seal housing optimization system in a gas turbine engine
JP6329471B2 (ja) * 2014-09-26 2018-05-23 新日本造機株式会社 タービン
CN104608932A (zh) * 2014-12-19 2015-05-13 江阴古贝叶工业技术开发有限公司 一种飞机发动机防护装置
US20160186593A1 (en) * 2014-12-31 2016-06-30 General Electric Company Flowpath boundary and rotor assemblies in gas turbines
US9777586B2 (en) 2014-12-31 2017-10-03 General Electric Company Flowpath boundary and rotor assemblies in gas turbines
FR3038653B1 (fr) * 2015-07-08 2017-08-04 Snecma Assemblage d'une plateforme rapportee d'aube de soufflante sur un disque de soufflante
US9976426B2 (en) * 2015-07-21 2018-05-22 United Technologies Corporation Fan platform with stiffening feature
US10371163B2 (en) * 2016-02-02 2019-08-06 General Electric Company Load absorption systems and methods
DE102016215807A1 (de) * 2016-08-23 2018-03-01 MTU Aero Engines AG Innenring für einen Leitschaufelkranz einer Strömungsmaschine
FR3057908B1 (fr) * 2016-10-21 2019-11-22 Safran Aircraft Engines Ensemble rotatif d'une turbomachine muni d'un systeme de maintien axial d'une aube
DE102017109952A1 (de) * 2017-05-09 2018-11-15 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Rotorvorrichtung einer Strömungsmaschine
US20180340447A1 (en) 2017-05-25 2018-11-29 General Electric Company Crushable spacer and bolted joint for a gas turbine engine
DE102018210601A1 (de) * 2018-06-28 2020-01-02 MTU Aero Engines AG Segmentring zur montage in einer strömungsmaschine
US11339674B2 (en) 2018-08-14 2022-05-24 Rolls-Royce North American Technologies Inc. Blade retainer for gas turbine engine
CN114109903A (zh) * 2020-08-25 2022-03-01 通用电气公司 叶片燕尾榫和保持设备
US20240141794A1 (en) * 2022-10-28 2024-05-02 Raytheon Technologies Corporation Deformable root spacer for a gas turbine engine rotor blade

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2595829A (en) * 1946-12-19 1952-05-06 Benson Mfg Company Axial flow fan and compressor
US2959829A (en) * 1957-09-09 1960-11-15 Joseph B Brennan Casting method and apparatus
US3640640A (en) * 1970-12-04 1972-02-08 Rolls Royce Fluid flow machine
US4047840A (en) * 1975-05-29 1977-09-13 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Impact absorbing blade mounts for variable pitch blades
US4043703A (en) * 1975-12-22 1977-08-23 General Electric Company Impact resistant composite article comprising laminated layers of collimated filaments in a matrix wherein layer-layer bond strength is greater than collimated filament-matrix bond strength
US4000956A (en) * 1975-12-22 1977-01-04 General Electric Company Impact resistant blade
US4033705A (en) * 1976-04-26 1977-07-05 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Blade retainer assembly
US4192633A (en) * 1977-12-28 1980-03-11 General Electric Company Counterweighted blade damper
US4265595A (en) * 1979-01-02 1981-05-05 General Electric Company Turbomachinery blade retaining assembly
FR2502690B1 (fr) * 1981-03-27 1985-09-13 Snecma Dispositif de verrouillage d'aubes de soufflante et de fixation de capot avant d'un turboreacteur
FR2535793B1 (fr) * 1982-11-08 1987-04-10 Snecma Dispositif de verrouillage axial d'aubes de soufflante
US4480957A (en) * 1983-04-14 1984-11-06 General Electric Company Dynamic response modification and stress reduction in dovetail and blade assembly
JPS6015903U (ja) * 1983-07-12 1985-02-02 旭硝子株式会社 動翼取付用のパツド

Also Published As

Publication number Publication date
FR2690947A1 (fr) 1993-11-12
JPH0633702A (ja) 1994-02-08
GB2267318A (en) 1993-12-01
US5259728A (en) 1993-11-09
FR2690947B1 (fr) 1994-09-02
GB2267318B (en) 1995-11-15
GB9309341D0 (en) 1993-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07111121B2 (ja) 翼付きディスクアセンブリ
US5282720A (en) Fan blade retainer
US5350279A (en) Gas turbine engine blade retainer sub-assembly
US6149380A (en) Hardwall fan case with structured bumper
CA2393892C (en) Fan case with flexible conical ring
EP1495281B1 (en) Boot mechanism for complex projectile base survival
US5443365A (en) Fan blade for blade-out protection
US8251640B2 (en) Blade assembly
RU2281420C2 (ru) Диск ротора газотурбинного двигателя (варианты)
US6910866B2 (en) Controlling the axial position of a fan blade
US3903804A (en) Rocket-propelled cluster weapon
EP0079216B1 (en) A stator vane assembly for a turbine machine
JPS58138210A (ja) 軸流ガスタ−ビンエンジンのフアンケ−スの外殻
JP2001065498A (ja) 回転機械用のステータアッセンブリおよびステータアッセンブリ用のクリップ部材
JP2001241397A (ja) ファンデカプラを有するターボファンエンジン用のファンケース
CN107060896B (zh) 涡轮导向器连接结构及具有其的燃气涡轮发动机
US4753171A (en) Carrier projectile for submunition
CN110966255B (zh) 金属柔顺尖端风扇叶片
CN111017272A (zh) 一种运载火箭的级间冷分离结构
WO2018135118A1 (ja) スペースデブリ捕獲装置及びスペースデブリ除去装置
EP1995468A1 (en) Holding structure of fan blade
US7118346B2 (en) Compressor blade
EP2932069B1 (en) Turbine hub retainer
JP2002115695A (ja) 輪郭が一致するプラットホームのファンブレード
EP3351746A1 (en) Engine case for fan blade out retention

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960820

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees