JPH0710748Y2 - ソファーベット式按摩機の伝動機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は三段式ソファーベッドの
中段に昇降装置を設け、按摩効果を有するソファーベッ
ド式按摩機の伝動機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に販売されているソファー式の按摩
装置の多くは、マットの下に多数のローラーを設け、そ
れを回転することで人体の皮膚や筋肉への刺激を与え、
按摩効果を得ていた。また別に、ソファーの背もたれに
設けた振動装置の外に、人体の背部を挟んで揉む動作を
加えたものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】人体の腰部、腿部、背
部等の按摩が行え、独自にあるいは従来の按摩機の伝動
機構と組み合わせてソファーベッド式按摩機に用い、よ
い按摩効果を有する按摩機の伝動機構を提供すること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は主にソファーベ
ッド本体、フレーム、動力モーター、伝動機構、ネジ部
を設けた回転軸が伝動する昇降装置から構成され、三段
式ソファーベッドの中段の下に設けた収納ボックス内に
設けたソファーベッド式按摩機の伝動機構であり、動力
モーターの動力を変速し、回転軸を連動し、内スリーブ
を回転させずに外管内を昇降させ、平板上のマットを上
下に昇降させて按摩効果を持たせるソファーベッド式按
摩機の伝動機構を提供する。

【０００５】

【作用】本考案の伝動機構をソファーベッド式按摩機に
利用し、その上に人体の各部を乗せることで昇降装置の
上下運動による刺激で按摩効果が期待できる。また上体
起こし運動に利用して腰力を強化することもできる。

【０００６】

【実施例】本考案は三段式ソファーベッド（１０）の中
段の下に収納ボックス（１２）を設け、動力モーターに
連動して往復する昇降装置を設ける。その主な構成は、
ソファーベッド本体、フレーム、動力モーター、二つの
鎖歯車（１７）（１９）、鎖（１８）、回転軸（２
０）、内スリーブ（２４）及び外管（２３）と平板（２
６）等からなる。ソファーベッド本体は三段構成であ
り、中段には穴を設け、中段下には昇降装置を収納する
収納ボックス（１２）を設ける。フレームは二つの側板
（１３）（１４）と二つの横の連接板（２７）（２８）
から構成され、外管（２３）の両側に連接板（２７）
（２８）を溶接して設け、側板（１３）（１４）はソフ
ァーベッド中段下の収納ボックス（１２）の内側の両側
に固定する。動力モーター（１５）は一方の連接板（２
７）の片側に設けられ、動力は変速箱（１６）により変
速され、変速箱（１６）の下に設けた鎖歯車（１７）の
鎖（１８）を連動し、さらに回転軸（２０）下方の鎖歯
車（１９）を駆動して回転軸（２０）を回転させる。な
お、鎖歯車の代わりに歯車の組み合わせにより伝動する
こともできる。回転軸（２０）は外管（２３）下端に溶
接して設けた軸受け台（２１）の軸受け穴を貫通し、回
転する。また、回転軸（２０）上段はネジ部（２０１）
とし、このネジ部（２０１）は内スリーブ（２４）下端
に溶接されるナット（２５）の内側に設ける。内スリー
ブ（２４）の外側には長みぞ（２４１）を設け、この長
みぞ（２４１）と外管（２３）上端のガイドピン（２
９）を組み合わせることにより、内スリーブ（２４）は
回転せず、ただ直線的に上下運動を行う。内スリーブ
（２４）上方には平板（２６）を溶接し、さらにその上
にマット（１１）を置き、その上に人の体をあてて昇降
による按摩を受けられる。

【０００７】本考案は昇降高度および速度の調整に従来
のマイクロスイッチあるいはマイクロコンピューターを
用いることができ、使用方法は多種応用することができ
る。例えば、ひざ下、大腿部あるいは臀部、背部、頸部
などであり、従来の振動式の按摩機を組み合わせ、按摩
効果をさらに高めることもできる。また、本考案の昇降
装置を持ち上げ、静止した状態で上体起こし運動の支え
にも使用することができる。

【０００８】

【考案の効果】本考案は簡単な伝動機構をソファーベッ
ドの中段下部に設け、上下の昇降動作を行い、筋肉や関
節の按摩効果を持たせたものであり、従来の振動式の按
摩装置の伝動機構と組み合わせてもよく、腰部や脊椎の
部分の按摩に特に効果を有するソファーベッド式按摩装
置の伝動機構である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の立体図である。

【図２】 本考案の平面図である。

【図３】 本考案の正面図である。

【図４】 本考案の昇降装置の断面図である。

【図５】 本考案のソファーベッドの立体図である。

【符号の説明】

（１０）ソファーベッド （１１）マット （１２）収納ボックス （１３）（１４）側板 （１５）動力モーター （１６）変速箱 （１７）（１９）鎖歯車 （１８）鎖 （２０）回転軸 （２１）軸受け台 （２２）軸受 （２３）外管 （２４）内スリーブ （２４１）長溝 （２５）ナット （２６）平板 （２７）（２８）連接板 （２０１）ネジ部 （２９）ガイドピン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）本考案は主にソファーベッド本体、
   フレーム、動力モーター（１５）、伝動機構、ネジによ
   り連動する昇降装置から構成され、ソファーベッド（１
   ０）の中段の下に収納ボックス（１２）を設け、上記動
   力モーター（１５）および動力モーター（１５）に連動
   して往復する昇降装置を設ける。 （ロ）上記ソファーベッド本体は三段式に連接する構成
   であり、中段上部には穴を設け、穴の下に昇降装置を収
   納する収納ボックス（１２）を設ける。 （ハ）上記フレームは二つの側板（１３）（１４）と二
   つの横の連接板（２７）（２８）から構成され、外管
   （２３）の両側に連接板（２７）（２８）を溶接して設
   け、側板（１３）（１４）はソファーベッド中段下の収
   納ボックス（１２）の内側の両側に固定する。 （ニ）上記昇降装置の回転軸（２０）は外管（２３）下
   端に溶接して設けた軸受け台（２１）の軸受け穴を貫通
   し、回転軸（２０）上段はネジ部（２０１）とし、この
   ネジ部（２０１）は内スリーブ（２４）下端に溶接され
   るナット（２５）の内側に設け、また内スリーブ（２
   ４）の外側には長みぞ（２４１）を設け、この長みぞ
   （２４１）に外管（２３）上端に設けたガイドピン（２
   ９）を組み合わせることにより内スリーブ（２４）は回
   転せず、ただ直線的に上下運動を行う。 （ホ）内スリーブ（２４）上方には平板（２６）を溶接
   し、その上にマット（１１）を置く。 以上を特徴とするソファーベッド式按摩機の伝動機構。