JPH07106B2 - 鼻栓およびその製造法 - Google Patents

鼻栓およびその製造法

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JPH07106B2
JPH07106B2 JP3373788A JP3373788A JPH07106B2 JP H07106 B2 JPH07106 B2 JP H07106B2 JP 3373788 A JP3373788 A JP 3373788A JP 3373788 A JP3373788 A JP 3373788A JP H07106 B2 JPH07106 B2 JP H07106B2
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cylinder
polypropylene
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plugs
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宏祐 松井
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株式会社松栄パック
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) これは空中の浮遊粉塵や花粉等を濾過したり鼻汁の流れ
出るのを防止するための鼻栓に関する発明である。
(従来の技術) 従来は一般に脱脂綿又は連続気泡の多孔のポリプロピレ
ンによる鼻栓を使用する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら脱脂綿は吸水性はあるが、単繊維により形
成するので、千切れた繊維が鼻の粘膜に付着して刺激す
る。
また連続気泡のポリプロピレンによる多孔の鼻栓は吸水
性に富むと共に千切れるおそれはないが、空気の流通が
不充分で、かつ鼻栓の端面にのぞむ断面が気泡の存在に
よる尖鋭突起を生じ、これが鼻腔の内面に触れて刺激し
たり、しかも全体が硬く鼻腔にフィットしない欠点があ
る。
本発明はアセテート繊維およびポリプロピレンが共に安
全な医療用素材であることに着目し、その上ポリプロピ
レンによる不織布および長繊維のアセテートの千切れる
おそれのない性質を利用し、これによる鼻栓並びにその
多量生産をはかることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) ウエーブの付いたアセテートの長繊維を筒状に丸めて円
柱1を形成する。
そしてポリプロピレンの帯状の不織布2の巻体3をほど
きつつ円柱1を包んで一方向に進行させ、続いて帯状不
織布2の両側縁を糊付け4して筒体aを形成する。
次に第3図に示すように、筒体aを一定長さLに切断
し、さらに各長さLの中央部を一部mを残して切除しそ
の左右に栓体5、5を形成する。
また第6図に示すようにウエーブの付いたアセテートの
長繊維の間にテグスのような堅牢な単繊維m1を挿入せる
円柱1を使用し、該円柱の外側をポリプロピレンの不織
布2にて巻いて一定長さLの筒体となし、その中央部を
単繊維m1を残して切除し、その左右に栓体5、5を形成
する。
また第7図に示すようにウエーブの付いたアセテートの
長繊維の間に螺旋状にカールした合成樹脂から成る単繊
維m2を挿入した円柱1を使用し、該円柱1の外側をポリ
プロピレンの不織布2にて巻いて一定長さの筒体とな
し、その中央部を単繊維m2を残して切除し、その左右に
栓体5、5を形成する。
或は第8図に示すように、ポリプロピレンの帯状の不織
布をその長さ方向に折畳んで円柱1を形成し、その外側
をポリプロピレンの帯状の不織布2により巻いて一定の
長さLの筒体となし、その中央部を一部m3を残して切除
し、その左右に栓体5、5を連結する。
(作用) アセテートは長繊維ではあるがウエーブが付いているの
で、互いに纒絡してよく円柱1の形状を保つ。
しかも円柱1を一方向に進行させつつ帯状のポリプロピ
レンの不織布2で包み、帯状不織布の両側縁を糊付けし
て、連続的に筒体aを形成する。
次いで一定長さLに切断した筒体aの中央部を一部mを
残して切除するので、一部mにより連結した左右1対の
栓体5、5が自動的に形成でき、第5図に示すように、
これを鼻栓に利用すると、アセテートの長繊維は各繊維
間の毛細現象によりよく鼻汁を吸収すると共に保水し、
かつ一方の栓体5が鼻腔の奥部につまる危険を一部mに
より阻止する。
また残存した一部mを摘んで引出すと左右の栓体5、5
は容易に外部に抜け出る。
(実施例) ウエーブの付いたアセテートの長繊維を筒状に丸めて円
柱1を形成する。
この円柱1を第2図矢印に示すように一方向に進行させ
つつ、巻紙状に巻いたポリプロピレンの帯状不織布2を
ほどきつつ円柱1を連続的に包み、帯状不織布2の両側
縁をホットメルトにより糊付けして筒体aを形成する。
次いで筒体aを連続的に一定長さLに切断すると共にさ
らに各長さLの中央部を一部mを残して切除すると、そ
の左右に第4図に示す栓体5、5を生ずる。
このようにして連続的に左右一対づつの鼻栓が多量生産
できる。
第6図に示すように、ウエーブの付いたアセテートの長
繊維の間にテグスのような釣糸の堅牢な単繊維m1を挿入
して円柱1を形成し、その外側をポリプロピレンの不織
布2で包む。
この際単繊維m1は不織布2に糊付けすると抜け出るおそ
れがない。
そして単繊維m1を残して切除し、その左右に栓体5、5
を形成する。
また前記単繊維m1を第7図に示すように螺旋状にカール
した合成樹脂から成る単繊維m2にする。
このようにすると、単繊維m2は栓体5より抜け出ないば
かりでなく、伸縮して左右の鼻腔に挿入し易い。
また本発明においては、第8図に示すように、ポリプロ
ピレンの帯状不織布をその長さの方向に折畳んで円柱を
形成し、その外側を同様のポリプロピレンの帯状不織布
で巻いて帯状布の両側縁を糊付けし、その一定長さLの
中央部を一部を残して切除し、その左右に栓体5、5を
形成する。
この場合は繊維の切断面のように栓体の端面が毛羽立ち
しないから鼻腔の粘膜を刺激しない。
しかして第6図乃至第8図に示す鼻栓は第4図に示す鼻
栓と同様の製造法により多量生産できる。
(発明の効果) 本発明の製造法によるときは、アセテートの長繊維はウ
エーブが付いているので、よく筒状に丸めることがで
き、容易に円柱1を形成し、これにポリプロピレンの帯
状紙を巻いた医療上安全な資材より成る一対づつの鼻栓
を多量生産できるばかりでなく、左右の栓体5、5は一
部mにより連結して安全であり、かつその端面はアセテ
ートの長繊維の断面から成るので、従来の単繊維の脱脂
綿のようにみだりに千切れるおそれなく、しかも積層し
たアセテートの長繊維はその半径方向に弾力的によく伸
縮して鼻腔内にフィットし、各長繊維により空中の浮遊
粉塵や花粉等を吸着濾過すると共に、長繊維間の細隙内
に毛細現象によりよく鼻汁を吸収、保水し、さらに鼻栓
を通して呼吸するに伴い鼻栓自体が湿度を帯び鼻腔内の
乾燥を防いで粘膜を保護する。
また第6図に示す左右の栓体5、5が堅牢な単繊維m1に
より連結する鼻栓は、みだりに単繊維が切断しないから
左右一対の栓体5、5を確実に連結し、第7図に示す左
右の栓体5、5を螺旋状にカールした合成樹脂から成る
単繊維m2により連結する鼻栓は、単繊維m2は長繊維より
抜け出ないばかりでなく、伸縮するので、一方の栓体を
鼻腔の奥部に挿入でき、第8図に示す栓体5の端面には
不織布の折畳 んだ断面がのぞくので、従来の連続気泡
のポリプロピレンによる多孔の鼻栓の端面のように尖鋭
突起は生ずることなく鼻腔の内面を刺激せず、安全で、
しかも折畳 んだ間隙から空気がよく流通すると共にそ
の保有する弾力により鼻腔にフィットし、かつポリプロ
ピレンの帯状不織布という1つの素材で形成できるので
部品点数が少い、という効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図より第3図までは本発明の製造法を示し、第4図
はその製品の正面図、第5図は製品の使用状態を示す斜
視図。 第6図乃至第8図は本発明品の斜視図。 1は円柱、2は帯状不織布、5は栓体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエーブのついたアセテートの長繊維を筒
    状に丸めて円柱を形成し、この円柱をポリプロピレンの
    帯状不織布の巻体をほどきつつ包んで一方向に進行さ
    せ、続いて帯状不織布の両側線を糊付けして筒体aを形
    成し、 次に前記筒体aを一定長さLに切断し、各切断片の中央
    部をその一部を残して切除し、その左右に栓体を形成す
    ることを特長とする鼻栓の製造法。
  2. 【請求項2】ウエーブの付いたアセテートの長繊維の間
    にテグスのような堅牢な単繊維m1を挿入した円柱を、ポ
    リプロピレンの帯状不織布にて巻き、その一定長さLの
    中央部を単繊維m1を残存して切除し、その左右に栓体を
    連結して成る鼻栓。
  3. 【請求項3】ウエーブの付いたアセテートの長繊維の間
    に螺旋状にカールした合成樹脂から成る単繊維m2を挿入
    した円柱を、ポリプロピレンの帯状不織布にて巻き、そ
    の一定長さLの中央部を単繊維m2を残存して切除し、そ
    の左右に栓体を連結して成る鼻栓。
  4. 【請求項4】ポリプロピレンの帯状の不織布m3を長さ方
    向に折畳んで円柱を形成し、その外側をポリプロピレン
    の帯状の不織布により巻いて形成する一定長さLの筒体
    の中央部を一部m3を残して切除し、左右に栓体を連結す
    る鼻栓。
JP3373788A 1988-02-16 1988-02-16 鼻栓およびその製造法 Expired - Lifetime JPH07106B2 (ja)

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JPH01209078A JPH01209078A (ja) 1989-08-22
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CA2003895C (en) * 1989-11-16 1999-03-30 Jean-Pierre Robitaille Filtre intra-nasal
AU2004202482A1 (en) * 2004-06-07 2005-12-22 Loo Beng Tan Nose block stuffer
CN106730466A (zh) * 2017-01-24 2017-05-31 遵义医学院附属医院 一种鼻腔佩戴的呼吸气过滤器

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