JPH07106696A - 波長選択デバイス - Google Patents

波長選択デバイス

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JPH07106696A
JPH07106696A JP26971393A JP26971393A JPH07106696A JP H07106696 A JPH07106696 A JP H07106696A JP 26971393 A JP26971393 A JP 26971393A JP 26971393 A JP26971393 A JP 26971393A JP H07106696 A JPH07106696 A JP H07106696A
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JP
Japan
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wavelength
wavelength selection
selection device
waveguides
polarization
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Application number
JP26971393A
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English (en)
Inventor
Hajime Sakata
肇 坂田
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】任意の偏波状態を有する入力光から、特定の波
長を安定に選択できる波長選択デバイスである。 【構成】波長多重化された光信号の中から任意の波長を
選択する波長選択デバイスである。直交する2つの偏波
方向の光に対してそれぞれ閉じ込める構造の2つのチャ
ネル型導波路16、17が隣接して構成されている。2
つのチャネル型導波路16、17には、それぞれ波長選
択用のグレーティング14、15が形成され、それぞれ
のグレーティング周期は、同一の波長を選択できるよう
互いに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光波長多重通信などに
おいて使用される任意の波長を選択する波長選択デバイ
スであって、入力の偏波状態が変動しても、安定した受
信出力を得る様にできる偏波無依存の波長選択デバイス
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、波長多重化された光信号の分波を
行うためのデバイスがいくつか提案されている。特に、
グレーティングや方向性結合器などを基本とした導波型
波長選択デバイスは、バルク型波長選択デバイスに比べ
て、小型化に適していて、他の機能デバイス、例えば、
光検出器などとの集積化も容易であり、設計の自由度も
高い。さらには、半導体や光学結晶を用いた波長選択デ
バイスでは、その中心選択波長の制御が容易であり、波
長可変の特徴を生かした応用にも適用できる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、一
般に、光導波路型のデバイスにおいては、偏波依存性、
すなわちTEモードとTMモードに対する性能の差が大
きい。したがって、光ファイバ伝送において、伝送後の
光入力偏波状態の変動により、分波光出力が大きな変動
を受け、光伝送特性が不安定になるという欠点があっ
た。そのための解決手段として、光伝送路ゆらぎに応じ
て最適の偏波状態に調整する手段、すなわち偏波ダイバ
シティなどが必要となり、構成が複雑となるなどの問題
点があった。
【0004】従って、本発明の目的は、任意の偏波状態
を有する入力光から、特定の波長を安定に選択できる波
長選択デバイスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力光
の中から任意の波長を選択する波長選択デバイスにおい
て、異なる2つの偏波方向の光成分に対してそれぞれ閉
じ込める構造の2つの導波路が隣接して形成されてい
て、且つ、2つの導波路には、それぞれ波長選択用手段
が形成され、それぞれの波長選択用手段は、同一の波長
の偏波成分を選択できるよう互いに設定されていたり、
また、波長多重化された光信号の中から任意の波長を選
択する波長選択デバイスにおいて、直交する2つの偏波
方向の光に対してそれぞれ閉じ込める構造の2つのチャ
ネル型導波路が隣接して構成されていて、且つ、2つの
チャネル型導波路には、波長選択用のグレーティングが
形成され、それぞれのグレーティング周期は、同一の波
長を選択できるよう互いに設定されているので、任意の
偏波状態を有する伝送光から、特定の波長を安定に選択
できる。
【0006】より具体的には、直交する偏波成分に対応
する2つのチャネル型導波路は、それぞれ縦型の方向性
結合器の構成をとっていたり、選択波長を制御するた
め、それぞれのチャネル型導波路の屈折率が制御できる
構造となっていたり、所望波長を選択する前記2つのチ
ャネル型導波路の波長選択領域と縦続的に光電変換を行
う光検出領域が集積されていたり、前記波長選択領域と
光検出領域の組み合わせが、縦続的に多段化されてい
て、且つ、各波長選択領域では、互いに異なる波長を選
択するようグレーティング周期が設定されていたりす
る。
【0007】
【実施例1】図1は本発明による波長選択デバイスの第
1実施例の構成を示す。図中、11、12は基板13上
に形成された光導波路であり、2層11、12で縦型の
方向性結合器を形成している。伝送光は、下の光導波路
12より入力され、方向性結合器の結合領域に形成され
たグレーティング14、15により整合される波長にお
いて、上の光導波路11へ移行し、分波がなされる。こ
の際、伝送光が確実に下の光導波路12に入力される様
に、上の光導波路11の入力側の端部は除去ししておい
た方が良い(図3参照)。
【0008】本実施例においては、光導波路11、12
中にTE偏波、TM偏波をそれぞれ閉じ込める構造を有
している。すなわち、チャネル16においては、TM偏
波成分を閉じ込め、チャネル17においてはTE偏波成
分を閉じ込める構造となっている。光ファイバからの入
力光径は、光導波路12のモードフィールドを充分カバ
ーしているため、入力光のうち、TE偏波成分はチャネ
ル17を伝搬し、グレーティング15により波長選択さ
れる。また、TM偏波成分はチャネル16を伝搬し、グ
レーティング14により波長選択される。このとき、グ
レーティング14、15の周期を、TE、TMに合わせ
て互いに変えてやることにより、同一の波長で光の移行
を行うことができる。すなわち、偏波無依存の波長選択
デバイスが構成される。偏波に応じたチャネル導波路1
6、17は、例えば、光導波路11、12を半導体超格
子で構成し、図1中の斜線部を不純物拡散や熱処理など
により混晶化することにより形成可能である。
【0009】これは、超格子の混晶化により、TE成分
については屈折率が低下し、TM成分については屈折率
が上昇する原理を利用している。すなわち、TE偏波光
に対しては斜線部が低屈折率となるため、チャネル17
に光は閉じ込められ、TM偏波光に対しては斜線部以外
が低屈折率となるため、チャネル16に光は閉じ込めら
れる。尚、図1において、18、19はクラッド層であ
る。
【0010】こうして、入力光がTE成分、TM成分に
分けられ、夫々同一波長で上の光導波路12に導かれる
ので、入力光の偏波状態が変動しても、チャネル個々の
分波光強度は変動するがチャネル16、17全体として
は分波光出力は変動しない。
【0011】
【実施例2】図2は本発明の第2実施例を示す図であ
る。n型半導体基板21上にInGaAs/InPから
なる超格子導波路22、23を成膜する。TE、TM各
偏波成分に応じたチャネル導波構造26、27を熱拡散
(斜線で示す)により形成した後、周期の異なるグレー
ティング28、29を、各チャネル26、27の光導波
路上に形成する。しかる後に、グレーティング28、2
9上に、クラッド層24、キャップ層25を成膜する。
【0012】上部光導波路23に電界を印加するため、
上部導波路23を構成する超格子層は、アンドープであ
り、それより上位層はp型、下位層はn型にドーピング
されて、p−i−n構造となっている。順電界を印加す
ることにより、キャリアが上部導波路23に注入され、
屈折率の変化が生じる。その結果、選択波長の制御が行
われ、波長可変機能が実現する。
【0013】動作等、その他の点は第1実施例と同じで
ある。
【0014】
【実施例3】前記実施例は、波長カップラ・フィルタの
例であったが、本実施例は、波長多重化された伝送光の
中から任意の波長の光を選択した後、電流に変換する検
出機能を合わせもつ波長選択デバイスに関する。図3
は、本実施例を表す図である。
【0015】n+型InP基板31上に、下から順にn
−InPクラッド層32、n−InGaAs/InP超
格子下部導波路層33、n−InPクラッド層34、n
−InGaAs/InP超格子上部導波路層35、アン
ドープInGaAs光吸収層36、P−InPクラッド
層37、P+−InGaAsキャップ層38を成長した
後、光検出領域42、44、46を残して、アンドープ
InGaAs光吸収層36までをエッチングする。エッ
チングの結果、P−InGaAs/InPグレーティン
グ形成層39がむき出しとなったフィルタ領域41、4
3、45に第2実施例と同様に、TE偏波用、TM偏波
用チャネル導波路を形成した後、各偏波に合わせたグレ
ーティング周期のグレーティング40を形成する(図3
では、TE偏波用、TM偏波用チャネル導波路とグレー
ティング40の一方のみが見える)。グレーティング4
0上には、SiNx膜50を保護層として成膜してい
る。フィルタ領域41、43、45と光検出領域42、
44、46のペアを、図3のように、受信する波長の数
だけ縦続配列させている。各フィルタ領域のグレーティ
ング40の周期は、受信する波長に合わせてそれぞれ異
なっている。また、光検出領域42、44、46は、夫
々、TE偏波用とTM偏波用に共通である。
【0016】4波長が波長多重化された光信号(λ1=
1550nm、λ2=1552nm、λ3=1554n
m、λ4=1556nm)を光ファイバ中に伝送させ、
本実施例による波長選択デバイスへ入力したところ、各
フィルタ領域と光検出領域で、λ4を除く各波長が分波
且つ検出された。その結果、光検出領域42ではλ1の
信号電流が、光検出領域44ではλ2の信号電流が、光
検出領域46ではλ3の信号電流が各々検出された。な
お、波長λ4の光信号は、この波長選択デバイスで受信
しないため通過する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、波長多重光伝送な
どにおける、ある特定の波長を選択する波長選択デバイ
スにおいて、異なる2つの偏波成分に対してそれぞれ導
波する導波路を隣接して構成し、各偏波に合わせて波長
選択用手段(グレーティング周期)を設定することによ
り、受信光の偏波状態にかかわらず、安定に波長選択
(検出)できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の波長選択デバイスを
示す図。
【図2】本発明による第2実施例の波長選択デバイスを
示す図。
【図3】本発明による第3実施例の波長選択デバイスを
示す図。
【符号の説明】
11、12、22、23、33、35 光導波路 13、21、31 基板 14、15、28、29、40 グレーティング 16、17、26、27 チャネル導波路 18、19、24、32、34、37 クラッド層 25、38 キャップ層 39 グレーティング形成層 47、48 電極 41、43、45 フィルタ領域 42、44、46 光検出領域 50 保護層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重化された光信号の中から任意の
    波長を選択する波長選択デバイスにおいて、直交する2
    つの偏波方向の光成分に対してそれぞれ閉じ込める構造
    の2つのチャネル型導波路が隣接して形成されていて、
    且つ、2つのチャネル型導波路には、それぞれ波長選択
    用のグレーティングが形成され、それぞれのグレーティ
    ング周期は、同一の波長の偏波成分を選択できるよう互
    いに設定されていることを特徴とする波長選択デバイ
    ス。
  2. 【請求項2】 直交する偏波成分に対応する2つのチャ
    ネル型導波路は、それぞれ縦型の方向性結合器の構成を
    とっていることを特徴とする請求項1記載の波長選択デ
    バイス。
  3. 【請求項3】 選択波長を制御するため、それぞれのチ
    ャネル型導波路の屈折率が制御できる構造となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の波長選択デバイス。
  4. 【請求項4】 所望波長を選択する前記2つのチャネル
    型導波路の波長選択領域と縦続的に光電変換を行う光検
    出領域が集積されていることを特徴とする請求項1記載
    の波長選択デバイス。
  5. 【請求項5】 前記波長選択領域と光検出領域の組み合
    わせが、縦続的に多段化されていて、且つ、各波長選択
    領域では、互いに異なる波長を選択するようグレーティ
    ング周期が設定されていることを特徴とする請求項4記
    載の波長選択デバイス。
  6. 【請求項6】 入力光の中から任意の波長を選択する波
    長選択デバイスにおいて、異なる2つの偏波方向の光成
    分に対してそれぞれ閉じ込める構造の2つの導波路が隣
    接して形成されていて、且つ、2つの導波路には、それ
    ぞれ波長選択用手段が形成され、それぞれの波長選択用
    手段は、同一の波長の偏波成分を選択できるよう互いに
    設定されていることを特徴とする波長選択デバイス。
JP26971393A 1993-10-02 1993-10-02 波長選択デバイス Pending JPH07106696A (ja)

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