JPH0710643U - ニードル弁 - Google Patents

ニードル弁

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JPH0710643U
JPH0710643U JP4393993U JP4393993U JPH0710643U JP H0710643 U JPH0710643 U JP H0710643U JP 4393993 U JP4393993 U JP 4393993U JP 4393993 U JP4393993 U JP 4393993U JP H0710643 U JPH0710643 U JP H0710643U
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JP
Japan
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pipe
needle
extending portion
needle valve
valve
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Pending
Application number
JP4393993U
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English (en)
Inventor
文男 石黒
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属腐食性の液体に対する耐腐食性を有し、
かつ構造が簡単で廉価に製造し得るニードル弁を提供す
る。 【構成】 T型パイプ12の第1延出部12aの内部
に、プラグ14が嵌入される。T型パイプ12の第2延
出部12bの内部に、供給管16の一端が嵌挿され、該
供給管16の内部には、その中心に通孔18aを有する
弁座18が嵌入される。プラグ14に、先端を円錐状に
形成し外周に雄ネジを螺切したニードル棒20がねじ込
まれて、その円錐端部が弁座18の通孔18aに臨んで
着座可能に設定される。そして、ニードル棒20の頭部
20aを摘んで左右に回動することにより、ニードル棒
20の円錐端部と弁座18との着座間隔を調節し、これ
により供給管16から供給されて第3延出部12cへ流
出する液体の流量調節を可能としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、金属腐食性の液体の流量調節弁として好適に使用し得る廉価なニ ードル弁に関するものである。
【0002】
【従来技術】
液体の流量を調節する流量調節弁として、ニードル弁が広く使用されている。 このニードル弁は、ケーシング内に軸方向に移動自在に配設した弁体の先端を、 ケーシング内に形成した通孔内に臨ませて挿脱することにより、通孔と弁体との 間に生ずる隙間により流量を可変するよう構成したものである。そしてこのニー ドル弁は、流量の微調節を要する個所に好適に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記ニードル弁としては、金属を材質とする材料で作成されたものが一般的で あるため、例えば電解イオン水製造装置の液体流通管路系にこのニードル弁を介 挿した場合は、該装置により生成されるイオン水等により金属が腐食し、耐久性 が低下して使用寿命が短かくなる欠点がある。また市販のニードル弁を装置の液 体流通管路系に介挿するためには、弁本体に各種の加工が必要で多くの手間が掛 かる難点も指摘される。なお、イオン水等により腐食しない特殊な金属材料を材 質とするニードル弁を使用することも考えられるが、該弁自体は一般に高価なた めに装置全体のコストが嵩む問題を招く。
【0004】 また、流量の微調節には向かないが、イオン水等により腐食しない合成樹脂を 材質とするボール弁が一般に市販されている。そこで、流量の微調節が困難であ ることを前提として、合成樹脂製のボール弁を電解イオン水製造装置の液体流通 管路系に介挿することも一部で行なわれている。すなわち、液体流量の微調節が できるニードル弁で、金属腐食性の液体に対する耐腐食性を有する構成が簡単か つ低廉なものがあれば、これを組込んだ装置の製造コストを低く抑制し得ること になり、このようなニードル弁に対する潜在的需要はかなり多いものと思われる 。
【0005】
【考案の目的】
この考案は、前述した従来技術に係るニードル弁に内在している欠点に鑑み、 これを好適に解決するべく提案されたものであって、金属腐食性の液体に対する 耐腐食性を有し、かつ構造が簡単で廉価に製造し得るニードル弁を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本考案は、通孔を有 する弁座に対してニードル棒を近接・離間移動することにより流通液体の流量を 調節するニードル弁の本体を、三つの口を有する合成樹脂を材質とするパイプに より構成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
次に、本考案に係るニードル弁につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参 照しながら以下説明する。図1は、第1実施例に係るニードル弁の断面図を示し 、このニードル弁10は、一般に市販されている既存の塩化ビニールの管継手を 本体として使用して簡単に製造されている。すなわち、三つの口を有するT型パ イプ(チーズ)12における第1延出部12aの内部に、雌ネジを形成したプラグ 14が嵌入されると共に、第1延出部12aと同軸に形成されている第2延出部 12bの内部に、供給管16の一端が嵌挿されている。また供給管16には、そ の中心に通孔18aを有する弁座18が嵌入されている。更に、先端を円錐状に 形成し外周に雄ネジを螺切したニードル棒20が、前記プラグ14の雌ネジにね じ込まれて、その円錐端部が前記弁座18の通孔18aに臨んで着座可能に設定 されている。実用に際しこのニードル弁10は、例えば図示しない電解イオン水 製造装置の液体流通管路系に介挿され、その液体(処理水)は供給管16を介して ニードル弁10に供給された後、T型パイプ12の第3延出部12c(第1延出 部12aおよび第2延出部12bと直交する延出部)を介して目的個所へ向け流 出する。なお、前記T型パイプ12に配設されるニードル弁10の各構成部材を 、全て合成樹脂を材質として形成することが望ましい。
【0008】 前記ニードル棒20のT型パイプ12における第1延出部12aから外方に延 出する端部に、操作用の大径頭部20aが形成されている(図2参照)。そして、 ニードル棒20の頭部20aを摘んで左右に回動することにより、該ニードル棒 20の円錐端部と前記弁座18との着座間隔を調節し、これにより供給管16か ら供給されて第3延出部12cへ流出する液体の流量調節を可能としている。な おT型パイプ12の第1延出部12aは、その外方からゴムキャップ22を被着 しておくのが好ましい。これは、操作者が誤って前記ニードル棒20の頭部20 aに触れて、一旦調節した液体の流量に変化を来す畏れをゴムキャップ22によ り回避し、併せて経時的に液体が漏洩するのを防止するためである。このような 構成に係るニードル弁10は、既存の塩化ビニールパイプ等を材料として簡単か つ安価に製造し得る利点がある。またT型パイプ12に特殊な加工を施すことな く、液体流通管路系に簡単に介挿することができる。なお、T型パイプ12の材 質としては、塩化ビニールに限らず他の合成樹脂が適宜採用可能である。
【0009】 図3は、本願考案の第2実施例に係るニードル弁10を示すもので、T型パイ プ12における第1延出部12aの内部に、雌ネジを形成した支持管24の一端 を嵌入すると共に、第2延出部12bの内部に、ユニオンジョイント26のスリ ーブ28の一端が嵌入されている。また、前記第1実施例と同様に支持管24に ニードル棒20がねじ込まれると共に、スリーブ28に通孔18aを有する弁座 18が嵌入されている。ニードル棒20の頭部20aにスリット20bが形成さ れ、ドライバー等を利用してニードル棒20を左右に回動し得るようになってい る。そしてニードル棒20の円錐端部と前記弁座18との着座間隔を調節するこ とにより、スリーブ28から供給されて第3延出部12cへ流出する液体の流量 調節を可能としている。なお、ニードル棒20の胴部20cにOリング30が外 嵌され、該Oリング30を介してニードル棒20と支持管24とは水密的に構成 されて、経時的に液体が漏洩するのを防止するようになっている。
【0010】 また第2実施例において、T型パイプ12の第1延出部12aから外方に延出 している支持管24を外方からゴムキャップ22で被着し、操作者の手指やドラ イバー等の工具が誤ってニードル棒20の頭部20aに触れるのを防止しておく のが好ましい。また符号32は、第3延出部12cに図示しない管体を接続する ジョイントを示し、該ニードル弁10は第2延出部12bと第3延出部12cと が、所要の液体流通管路系を構成する管体にユニオンジョイント26およびジョ イント32を介して接続されるよう構成してある。
【0011】 図4は、実施例に係るニードル弁10を液体の流量調節を要する装置、例えば 電解イオン水製造装置に組込んだ状態を示す概略図である。貯水タンク34に貯 留した食塩水等の処理水は、ポンプPに吸入管36を介して吸引され、該ポンプ Pに接続する吐出管38を介して第1分岐管40と第2分岐管42とに分岐供給 されるようになっている。分岐管40,42の端部は、対応する各ニードル弁1 0におけるT型パイプ12の第2延出部12bに接続され、該ニードル弁10に 供給された処理水は、T型パイプ12の第3延出部12cに接続する給水管43 を介して電解槽44の対応する陽極室または陰極室に送られる。また電解槽44 の陽極室および陰極室から導出する第1導出管46および第2導出管48は、夫 々対応するニードル弁10の第2延出部12bに接続されている。更に各ニード ル弁10の第3延出部12cには、イオン水貯留タンク50またはイオン水貯留 タンク52に接続する第3導出管52または第4導出管54が接続されている。 すなわち、電解槽44に供給された処理水は該電解槽44で電解処理され、陽極 室で得られた電解イオン水は第1導出管46,ニードル弁10,第3導出管52を 介してイオン水貯留タンク50に供給され、陰極室で得られた電解イオン水は第 2導出管48,ニードル弁10,第4導出管54を介してイオン水貯留タンク52 に供給される。
【0012】 このような構成とすることによって、電解槽44から各貯留タンク50,52 へ供給される電解イオン水の流量の微調節は、各対応のニードル弁10,10を 操作することにより容易に行なうことができる。また同様に、電解槽44の各室 へ供給する処理水の流量の微調節は、各対応のニードル弁10,10を操作する ことにより容易に行ない得る。そしてニードル弁10の全ての構成部材を合成樹 脂製とすることにより、電解槽44で生成されるイオン水または電解槽44に供 給される処理水(塩水)により腐食するのを防止して、長期に亘って初期の精度を 保持した状態で使用可能である。なお、分岐管40,42に接続するニードル弁 10,10は、陽極室および陰極室に生成されるイオン水(酸性水,アルカリ水)の 影響を受けないので、耐イオン水の性質を有しない合成樹脂製とすることもでき る。
【0013】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係るニードル弁によれば、合成樹脂製パイプによ り本体を構成するので、ニードル弁を極めて廉価に製造することができる。また 、パイプ自体は煩雑な加工等を施すことなく液体流通管路系に介挿し得るので、 取付けに際しての手間を省くことが可能である。更に、例えば電解イオン水製造 装置のように金属腐食性の液体を使用する管路系に好適に使用することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例に係るニードル弁を示す
断面図である。
【図2】 第1実施例のニードル弁の概略斜視図であ
る。
【図3】 本考案の第2実施例に係るニードル弁を示す
断面図である。
【図4】 実施例に係るニードル弁を、例えば電解イオ
ン水製造装置に組込んだ状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
12 T型パイプ,12a 第1延出部,12b 第2
延出部 12c 第3延出部,18 弁座,18a 通孔,20
ニードル棒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通孔(18a)を有する弁座(18)に対してニ
    ードル棒(20)を近接・離間移動することにより流通液体
    の流量を調節するニードル弁(10)の本体を、三つの口を
    有する合成樹脂を材質とするパイプ(12)により構成した
    ことを特徴とするニードル弁。
  2. 【請求項2】 三つの口を有する合成樹脂を材質とする
    パイプ(12)を本体とし、 このパイプ(12)の第1延出部(12a)内に、ニードル棒(2
    0)を軸方向に移動自在でかつ液密的に配設すると共に、 前記パイプ(12)の第1延出部(12a)と同軸に形成された
    第2延出部(12b)内に、中心に通孔(18a)を形成した弁座
    (18)を嵌入し、 前記ニードル棒(20)を軸方向に移動して、その先端と弁
    座(18)の通孔(18a)との着座間隔を可変することによ
    り、前記パイプ(12)の第3延出部(12c)と第2延出部(12
    b)との間を流通する液体の流量を調節するよう構成した
    ことを特徴とするニードル弁。
JP4393993U 1993-07-16 1993-07-16 ニードル弁 Pending JPH0710643U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431825U (ja) * 1987-08-21 1989-02-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431825U (ja) * 1987-08-21 1989-02-28

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