JPH0698139B2 - 生検器具探査針およびカニューレ組立体 - Google Patents

生検器具探査針およびカニューレ組立体

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JPH0698139B2
JPH0698139B2 JP3501935A JP50193590A JPH0698139B2 JP H0698139 B2 JPH0698139 B2 JP H0698139B2 JP 3501935 A JP3501935 A JP 3501935A JP 50193590 A JP50193590 A JP 50193590A JP H0698139 B2 JPH0698139 B2 JP H0698139B2
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Description

【発明の詳細な説明】 関連出願の説明 本願は、1990年5月9日付で出願された米国特願第521,
259号の一部継続出願であり、この一部継続出願自体
は、1989年11月27日付で出願され、1990年7月10日に米
国特許第4,940,061号として発行された米国特願第441,7
76号の継続出願である。尚、両出願は発明者の構成が同
じで且つその名称が共に生検器具である。
発明の分野 本発明は人体やその他の動物から組織の標本を抽出する
器具に関し、特に、患者に対する不快感を最小にして正
確かつ迅速に組織塊の生検を自動的に実施する器具に関
する。
発明の背景 癌性腫瘍、前癌状態、その他の疾患あるいは異常のある
患者の特に診断や処理において人体や、その他の動物か
ら組織の一部を採集あるいは試験することが望ましいこ
とが度々あり、かつ絶対的に必要であることがよくあ
る。典型的には癌の場合、医師が例えば動悸、X線ある
いは超音波形像のような方法により疑わしい状況が存在
すると判断すると、極めて重要な手順は細胞が癌性であ
るか否か生検を実行することにより判定することであ
る。生検は開放技術あるいは閉鎖技術により実行しう
る。開放技術は組織塊全体を除去するか(切除生検)あ
るいは組織塊の一部を除去する(切開生検)。他方閉鎖
生検は通常針状器具を用いて行われ、かつ吸引生検か、
該生検のいずれかである。針吸引生検においては、細胞
学的検査のために個々の細胞あるいは細胞群が採集さ
れ、例えばパパニコラウスミアにおいて調整されうる。
該生検においては、その用語が示すように、組織の核あ
るいは断片が、冷凍切片あるいはパラフィン切片を介し
て実施しうる組織学的検査のために採集される。
生検の種類は患者のおかれた状況によって大きく変わ
り、全ての場合に理想的な単一の方法はない。しかしな
がら核生検は多数の状況において極めて有用であって、
かつ医学において益々頻繁に使用されている。
組織の標本を取得するために種々の生検用針や装置が説
明され、かつ使用されてきた。例えば米国特許第4,651,
752号、同第4,702,260号および同第4,243,048号を参照
すれば、種々型式の生検針を示している。さらに、女性
の子宮頚から組織の標本を取り出すために特に構成され
た装置である、組織の標本を抽出する多数の極めて専門
化された装置が例えば生検装置として米国特許第4,461,
305号に記載されている。外科の切断器具に関するその
他の装置も開示されてきた。例えば米国特許第4,589,41
4号は、組織の断片を除去するために膝の部分で作動す
るよう特に構成された器具を開示している。また、通常
ばね作動の装置であって、著しい力を加えてコックさせ
る必要のある、組織の芯を除去するために所謂生検ガン
も市販されている。前記ガンは作動すると、捩れ作用に
加えて大きいスナップ音を発生させる。そのような生検
ガンは内側の探査針と、カニューレと称される外側チュ
ーブとからなる針セットを採用しうる。探査針はその遠
位端にノッチ付の切欠きを備えた針状装置である。カニ
ューレは実際には、探査針の上を摺動する傾斜した切断
面をその遠位端に備えた中空の針である。探査針が組織
中へ圧入されると、組織が穿孔され、探査針のノッチ付
切欠きへ弛緩する。次にカニューレが前方へ摺動する
と、探査針のノッチ内の組織が切断され、カニューレが
引き出されるまでノッチに保持されている。そのような
装置の例が米国特許第4,600,014号と同第4,699,154号と
に示されている。そのようなばね作動の生検ガンは組織
の核あるいは試料を除去するものの、可成り深刻な欠点
を有している。その1つは、プランジャバーを用いて手
でこコックさせる必要があることである。ガンのような
「コッキング」は著しい力を要し、ガンは生検のための
切除を行う毎にコックする必要がある。別の欠点は、ガ
ンに設けられたばねが、機械的な停止位置に達するまで
針を加速させ、大きなスナップ音と捩れ運動とを発生さ
せるが、それは医師と患者の双方にとって問題である。
この音と捩れ作用とは患者を飛び上らせたり、ある場合
には医師が所期の目標の組織に当らないようにさせる。
別の欠点は、探査針とカニューレとに送られる力と速度
とが、その後退位置から完全伸張位置まで運動するとき
急速に小さくなり組織の標本の質を下げることである。
したがって、本発明の目的は組織の塊から組織の標本を
採集する器具を提供することである。
本発明の別の目的は組織塊へ進入し、検査をするために
組織の一部を切断する器具の部分へ概ね一定の力と速度
とを提供できる生検器具を提供することである。
本発明の別の目的は最大の精度で、患者に対する不快感
は最小にして、正確かつ迅速に組織塊の生検を自動的に
実施する器具を提供することである。
本発明のさらに別の目的は組織の核あるいは標本を除去
することによって組織塊の生検を実施する器具であっ
て、ばね並びに機械的停止手段の必要性を排除し、作動
が静かで、かつたとえ小さい組織塊であっても効果的に
進入することのできる器具を提供することである。
本発明の別の目的は組織塊から組織の標本を採集する器
具であって、手動のセッティングあるいはコッキングを
必要とせず、急速に始動あるいは停止することなく何回
も「起動」しうる器具を提供することである。
本発明のさらに別の目的は回転運動を、組織塊に進入
し、組織の標本を切除する手段に対する概ね力と速度と
が一定の順次の直線運動に変換する手段を含む生検器具
を提供することである。
本発明の前記およびその他の目的は以下の説明と請求の
範囲とから明らかとなる。
発明の要約 組織塊からの標本を生検する従来技術による器具と、こ
の技術の現実の技術状態とに基いて、所定サイズの組織
標本あるいは芯標本を自動的に除去でき、そのプロセス
が極めて急速に行われ、必要に応じ容易に繰り返され、
正確で、医師にとって使用が比較的簡単で、事実上騒音
が無く、かつ患者への不快感が使用時最小である器具に
対する要求が存在している。
したがつて、本発明者は組織塊から組織の標本を除去す
る器具であって、検査のための組織部分へ自動的に進入
し、切断し、そして組織を除去する器具を発明した。こ
の器具は好ましくは内蔵型の再充電可能であるバッテリ
によってモータ駆動され、組織塊への進入、かつそこか
らの後退作用を制御するために機械的停止手段の代りに
電動停止手段を採用している。組織塊へ進入し、その一
部を切断する器具の一部である組織進入および切断手段
は組織塊へ進入する内側の探査針と、探査針を囲み、か
つ組織の標本を切断する作用をする中空の外側チューブ
即ちカニューレとを含む。好適形態においては、探査針
の組織へ進入する端部にはノッチが設けられ、探査針が
組織塊へ進入すると、組織の一部がノッチ部分内で弛緩
する。探査針が組織へ進入した後、その遠位端に切断面
を有するカニューレは組織へ進入し、探査針のノッチ部
分に留っている組織の部分を切断する。組織進入および
切断手段はカムフォロワによって、特殊モータ駆動の回
転カム組立体に作動接続されており、カムの回転運動が
組織進入および切断手段の順次直線運動に変換されるの
が本発明の特徴であって、直線運動は概ね一定の力と速
度とを有している。
作動時、医師あるいは技術者は釦を押すことにより器具
を作動させ、探査針を急速かつ正確に前進させ、組織塊
へ進入させ、次いでカニューレを組織塊に進入させ、組
織の一部あるいは核を切断し、探査針のノッチ付き部分
に保持させる。医師によってさらに作動されることによ
りカニューレを後退させ、取外ししやすくするために探
査針における組織の標本を露出させる。さらに作動させ
ることにより探査針を後退させ、別の使用に対してカニ
ューレ/探査針組立体をリセットする。
好適実施例においては、器具は、前述のように探査針/
カニューレ組立体の作動を繰り返す2個のアクチュエー
タ即ち釦を有している。起動釦と称する一方の釦は探査
針とカニューレとを組織塊へ進入させる。後退釦と称す
る他方の釦を始動させるとカニューレを後退させ、組織
の標本を露出させる。後退釦の2回目の作動により探査
針を後退させ、器具を再使用できる状態とする。
特殊な電気回路により、約360度のカム運動させて特殊
機能のカム組立体の回転運動を介して探査針/カニュー
レ組立体を前方向あるいは後方向に運動できるようにす
る。カムの1回転内での運動はリミットスイッチ組立体
を介して制御され、例えば(1)探査針とカニューレの
双方が前方向へ運動する、(2)探査針は前方向だが、
カニューレは後方へ運動する、(3)探査針とカニュー
レの双方が後方へ運動するという予め規定した探査針/
カニューレ組立体の位置において運動を停止させる。リ
ミットスイッチ組立体は2個の主要な要素即ち固定スイ
ッチワイパプレートと回転リミットスイッチ盤とを含
む。固定リミットスイッチワイパーには起動釦と他の回
路要素とに電気的に接続されているばねフインガ接点が
設けられている。回転リミットスイッチ盤は、回転可能
の駆動軸に固定され、共に回転する回路盤である。導電
性回路パターンが一方の面に介在し、ワイパプレートと
回転リミットスイッチ盤とが器具において直線に取り付
けられかつ駆動軸の周りに同心状で相互に対して接触し
て取り付けられている。駆動軸が時計方向あるいは反時
計方向のいずれかに回転するにつれて、回転リミットス
イッチ盤上の回路パターンが、回転運動の間、固定リミ
ットスイッチプレート上の特殊なばねフインガ接点と接
触することにより特定の回路起動を創成する。回転リミ
ットスイッチ盤上のこれらの特定の回路軌道の目的は探
査針/カニューレ組立体が所定の位置で停止できるよう
にすることである。
器具にはまた、固定のワイパプレートと、トグル盤とト
グルプレートとを含むトグル組立体と称されるものが設
けられている。固定ワイパプレートはリミットスイッチ
組立体における固定リミットスイッチのワイパプレート
と類似であって、起動釦とその他の回路要素とに電気的
に接続されているばねフインガ接点が設けられている。
トグル盤は一方の面に導電性回路パターンを介在させて
いる。ワイパプレートとトグル盤とは駆動軸の周りで直
線で、かつ相互に同心状に接触して取り付けられてい
る。駆動軸が時計方向あるいは反時計方向のいずれかに
回転するにつれて、駆動軸のキーがトグル盤の中央の開
口になる突起と出合う。キーと突起とが出合うと、トグ
ル盤は時計方向あるいは反時計方向に僅かの距離を強制
的に回転させられ、トグル盤上の回路パターンが固定ワ
イパプレート上の特定のばねフインガ接点と接触するこ
とにより再び特定の電気回路を創成する。トグル盤の特
定の回路起動の目的は探査針/カニューレ組立体が後退
釦を押し下げることにより前方あるいは後方に所定方向
を運動できるようにすることである。この特定の構造と
回路とにより生検器具の作動の後退局面において後退釦
が複機能スイッチとして作用できるようにする。探査針
/カニューレ組立体の前進運動が完了した後、後退釦を
押し下げることができ、探査針/カニューレ組立体の探
査針は特殊機能カムの約半回転にわたって後方へ運動す
る。リミットスイッチ組立体はカムの逆運動の概ね中間
点において運動を停止し、トグル盤は再び機械的に、前
述のように時計方向あるいは反時計方向のいずれかに回
転する。トグル盤の位置の移動によって電気回路を変え
後退釦の第2の作動を許容し、このため、リミットスイ
ッチ組立体がカムの回転を止め、カニューレが完全に後
退するまで逆運動を継続させることができる。
本発明はさらに、第1の駆動ロットと第2の駆動ロッド
とを有する生検器具と共に使用するに適した生検探査針
およびカニューレ組立体であって、カニューレを固定さ
せ、生検器具の第1の駆動ロッドを受け取るようにその
裏側にくぼみを有するカニューレマウントと、探査針を
固定した探査針マウントとを含み、探査針マウントがま
た、生検器具の第2の駆動ロッドを受け取るためのくぼ
みをその裏側に有していることを特徴とする生検探査針
とカニューレとの組立体を提供する。探査針マウントお
よび/またはカニューレマウントを駆動ロッドに固定す
るためのロッキング機構を設けてもよい。探査針と、カ
ニューレとの組立体は全体的に長方形の前面形状を有す
ることが好ましい。
本発明はまた、2本の駆動ロッドを備えた生検器具と、
一方の駆動ロッドにカニューレを配設したカニューレマ
ウントと、他方の駆動ロッドに探査針を固定した探査針
マウントと、カニューレマウントと探査針とを取外しの
ため駆動ロッドから前方に外すよう弾圧する機構とを含
む、生検器具と、探査針とカニューレとの組立体を提供
する。弾圧機構は枢動レバーから構成すればよい。
くぼみと、駆動ロッドに固定するためのロッキング機構
とを使用することは、駆動ロッドを駆動するための従来
のばね負荷、あるいは他の圧縮駆動機構を有する生検器
具において利用しうることも考えられる。
図面の簡単な説明 本発明の前述の利点およびその他の特徴は部分的には添
付図面から明らかとなり、かつ部分的には同じ参照番号
が対応する部分を指示する添付図面を参照した本発明の
好適実施例についての以下の詳細説明において指摘され
る。
第1図は本発明による生検器具の斜視図、 第2図は第1図の線2−2より視た側面図、 第3A図は第3図の線3Aより視た側面図、 第4A図から第4D図までは探査針とカニューレとによる組
織塊への進入および組織塊からのカニューレの後退に含
まれる作用を示す部分側面図、 第5図は第4D図の線5−5より視た探査針/カニューレ
組立体の断面図、 第6図は主要要素部分を示す生検器具の分解斜視図、 第6A図と第6B図とは第6図のそれぞれ線6A−6Aおよび6B
−6Bより視た器具の断面図、 第7図はカム溝を示す回転カムの平面図、 第8図はワイパ組立体の一方の側の側面図、 第9A図はトグルプリント回路盤の一方の側の側面図、 第9B図はリミットスイッチ組立体のワイパ組立体の一方
の側の側面図、 第10A図から第10G図までは生検器具の種々作用に関係す
る電気回路を示す概略図、 第11A図と第11B図とはカニューレと探査針ブロックの作
用と構造とを示す生検器具の部分側断面図、 第12図は第11A図の線12−12より視た断面図、 第13図は第11A図の線13−13より視た断面図、 第14A図と第14B図とは典型的なばね駆動生検ガンの組織
進入および切断手段と、本発明の器具によって送られる
力と速度とを比較するグラフ、 第15A図は前端に挿入されつつある探査針とカニューレ
組立体とを示す本発明の生検器具の代替実施例の側面
図、 第15B図は第15A図に示す装置の前面図、 第15C図は、外方に枢動したレバー286を示す、生検器具
の代替実施例の前端部の部分的に破断した上面図、 第15D図は第15C図の装置において用いるレバーの内側の
図、 第15E図は第15D図のレバーの前面図、 第15F図は第15D図のレバーの底面図、 第16A図、第16B図、第16C図、第16D図および第16E図は
本発明によるカニューレマウントおよびカニューレの側
面図、底面図、上面図、前面図および後面図であって、
右側の図と左側の図とは相互に対称形である図、 第17A図、第17B図、第17C図、第17D図および第17E図は
本発明による探査針マウントと探査針との側面図、底面
図、上面図、前面図、および後面図であって、右側の面
と左側の図とは相互に対して対称形である図、 第18A図、第18B図、第18C図、第18D図および第18E図は
本発明による探査針とカニューレ組立体との側面図、底
面図、上面図、前面図および後面図でおって、右側の図
と左側の図とは相互に対して対称形である図、 第19A図は2本の駆動ピンに装着されたものとして示さ
れている本発明による探査針とカニューレとの組立体の
完全断側面図、 第19B図は第18A図の線19B−19Bより視た断後面図。
好適実施例の説明 本発明の原理を理解しやすくするために、図に示す実施
例を以下参照し、該実施例を説明するために特定の用語
を用いる。しかしながら、そのため本発明の範囲が制限
されるということはなく、本発明の関係する技術分野の
専門家には通常想起されるように、図示した装置に対す
る変更や更なる修正並びに本発明の原理の更なる適用が
考えられることが理解される。
さて、図面を詳細に検討すれば、第1図は組織穿孔およ
び除去手段を全体的に12で示し、全体的に10で示されて
いる本発明の生検器具の一実施例の斜視図である。組織
穿孔および除去手段は探査針14とカニューレ13とからな
る。第1図に示す器具の断面図である第2図と、本器具
の多数の構成要素の分解図である第6図とを参照すれ
ば、本器具10は一端にモータ18を装着して設けた外側ハ
ウジング15を有したものとして示されている。モータ18
は可逆性で、DCタイプであって、ハウジング内に収納さ
れた再充電可能バッテリ16によって給電されることが好
ましい。適当な接点17がバッテリを充電するために設け
られている。モータ18は中央の歯車21と噛み合うシャフ
ト19によって遊星歯車組立体20と作動係合している。中
央歯車21の方は遊星歯車22と噛み合い、遊星歯車の方は
輪歯車23と噛み合っている。好適実施例においては、DC
モータは約6:1の減速比で約10000rpmで作動する。遊星
歯車装置20の一端はベアリング24に装着され、ベアリン
グの方はブラケット39によりハウジング内で固定されて
いる。駆動軸25が一端26において、止めねじあるいはそ
の他の適当な固定手段により遊星歯車装置のD字状開口
35に固定されている。
歯車組立体に隣接して、探査針/カニューレ組立体12の
組織塊に対する前方向(穿孔方向)あるいは逆方向の運
動を制御する手段が位置している。そのような手段は、
固定のワイパプレート28、トグル盤34、およびトグルプ
レート40とからなるトグル組立体を含む。トグル組立体
に隣接して、第6図から最良の判るようにリミットスイ
ッチワイパプレート45と、リミットスイッチ盤50とから
なるリミットスイッチ組立体が位置している。固定され
たワイパプレート28には駆動軸25を通すための中央開口
32が設けられている。ワイパプレート28の一方の側には
一連の垂直方向に位置した接点ピン29が設けられてい
る。ワイパプレートの底部に沿って一連の電線接点ポス
ト31が設けられている。図示のように、6個のばね接点
ピンと6個の接点ポストとがある。図8に示すように、
固定のワイパプレート28の裏側には一連の導電性回路軌
道33が設けられ、各回路軌道の一端は電線接点ポスト31
に、他端は接点ピン29に接続されている。固定ワイパプ
レート28にはすぐ隣接してA形のトグル盤34が設けら
れ、突起37を備え駆動軸25を通す中央開口36を有してい
る。ピン38がトグル回路盤34の外縁に向かって、かつそ
の一方の側に位置している。第9A図に示すように、トグ
ル回路盤34の裏側には一連の導電性回路軌道30が設けら
れている。ばね接点ピン29のあるものは回路軌道30と接
触する。
トグル組立体はブラケット41によって器具内に取り付け
られ、かつ位置しているトグル軌道40によって完成す
る。再び第6図に示すようにトグルプレートには中央の
長方形の開口40aと、V字形の開口43とハウジング15の
内壁に固定されたばね42とが設けられている。組み立て
られた器具において、トグル盤34のピン38はV字形開口
43内に乗り、この組合せによりトグル盤の回転運動量を
調整する。トグル盤は時計方向あるいは反時計方向のい
ずれかである距離を回転でき、回転の量はV字形溝43内
のピン38によって制御される。
トグル組立体に隣接して、固定リミットスイッチワイパ
プレート45とリミットスイッチ盤50とから構成されるリ
ミットスイッチ組立体がある。ワイパプレート45はトグ
ル組立体の固定ワイパプレート28と構造が類似であっ
て、中央開口46を有し、一方の側には一連の垂直方向位
置の接点ピン47と、ワイパプレート45の底部に沿って一
連の電線接点ポスト48とが設けられている。接点ピン47
はリミットスイッチ盤50の側と直接接触し、リミットス
イッチ盤のこの側を第9B図に示す。固定ワイパプレート
28およびトグル盤34と同様、リミットスイッチ盤50は中
央開口54と導電性回路軌道49とを有している。リミット
スイッチ盤50は駆動軸25と共に回転し、そのため駆動軸
25を通すための割りカラー51を備えている。クランプ52
がカラー51を囲み、ねじ53によって絞められるとリミッ
トスイッチ盤が確実に軸25と共に回転するようにする。
探査針/カニューレ組立体12を案内する器具の要素を以
下説明する。前述のように医師あるいは技術者は器具を
起動させ探査針14を組織塊へ進入するよう急速かつ正確
に前進させ、続いてカニューレ13を組織塊へ進入させ、
その結果組織の一部あるいは核が切断され、探査針のノ
ッチ部分に保持される。さらに器具を作動されることに
よりカニューレを後退させ、取出しやすくするために探
査針の遠位端におけるノッチ部分の組織の標本を露出さ
せる。さらに器具を作動させることにより探査針を後退
させ、カニューレ/探査針組立体をさらに使用しうるよ
うリセットする。探査針とカニューレの組立体の組織へ
の進入と後退とは、第6図と第7図とに最良に示されて
いる中空の回転カム55によって部分的に制御される。カ
ム55には連続した溝56が設けられており、好ましい溝パ
ターンは第7図にさらに詳細に示されている。図示のよ
うに連続した溝56は3個のセクションから構成されてい
る。第1の溝部分56aはカム55の一端に対して概ね平行
に位置し、カムの周囲の一部を延びている。第2の溝部
分56bはカムの他端に概ね平行に位置し、これもまたカ
ムの周囲の一部を延びている。溝の部分56cは部分56aと
56bとを全体的に対角方向に接続している。カム55は駆
動軸25によって回転し、部分的に第4A図から第4D図に示
すように、このことは軸端26をカム55の端壁59の開口63
へ固定させることにより達成される。このように、時計
方向あるいは反時計方向の軸25の回転によりカムを同じ
く回転させる。ハウジング58はカム55を囲み、カムを器
具内で正しく位置させる。
前述のように、探査針14はカニューレ13内で運動し、か
つカニューレによって囲繞されている。探査針14の非進
入端は探査針ブロック74に取り付けられている。対応し
て、カニューレ13の非進入端はカニューレブロック75に
取り付けられている。第6図に示すように、探査針ブロ
ック74には延長部76が設けられ、該延長部はカニューレ
ブロック75の開口77と整合し、かつそこを通って運動
し、探査針とカニューレとのブロックを、したがって探
査針/カニューレ組立体を適正に整合させやすくする。
カニューレブロックと探査針ブロックの各々の端部に駆
動ロッド62が取り付けられており、該ロッド62の方は駆
動アーム61に固定されている。駆動アーム61の各々には
カムフォロワ60が設けられ、カムフォロワはカム55の連
続した溝56に乗っている。このように、カム55が回転す
ることにより探査針とカニューレとを順次直線運動させ
る。
この順次の直線運動は第4A図から第4D図までによく示さ
れている。第4A図において、探査針14とカニューレ13と
の各々は後端位置にあり、組織塊11にすぐ隣接してい
る。第4B図に示すように、カム55が廻り始めると、探査
針ブロック74とそれに取り付けられた探査針とを横方向
に運動させ、組織の一部がノッチ14aに捕捉される。第4
c図に示すように、カムを引続き回転させることにより
カニューレブロック75とそれに取り付けられたカニュー
レとを組織塊中へ運動させ、ノッチ14内の組織の一部を
組織塊から切断する。第4D図に示すように、カム55の回
転が反転せれるとカニューレを後退させノッチ14a内の
組織の標本を露出して技術者が取出しやすくする。カム
55をさらに回転させることにより探査針を後退させ、器
具は第4A図に示すように再び使用しうる状態となる。
探査針とカニューレとを正確に運動させる必要性から全
体的に64で示す案内手段を用いて探査針/カニューレ組
立体をさらに適正に整合させやすくする。第6図、第6A
図および第6B図に示すように案内手段64は探査針ブロッ
ク74とカニューレブロック75とを収容する寸法と概ねさ
れた長方形開口69を有する全体的に円筒形のハウジング
68を含む。このように、探査針とカニューレブロックと
はハウジング68の内部で横方向に運動し、ハウジングの
内壁と当接して適当な整合を促進する。さらに、案内手
段64は円筒形のガイド65とバルクヘッド70とを含み、後
者がガイド65とハウジング68とを分離している。第6B図
に最良に示すように、ガイド65は、そこを通して駆動ロ
ッド62が作動する垂直方向のチャンネル66を備えた中実
の円筒体である。ガイド65は、チャンネル66の間にセパ
レータ71が設けられ、駆動ロッドの適正な離隔と整合と
を保ちやすくする。
好適実施例においては、器具は探査針/カニューレ組立
体を作動させるようセットされた2個のアクチュエータ
即ち釦を有している。起動釦を作動させるとまず探査針
を組織塊へ進入させ、続いてカニューレが進入する。後
退釦をまず起動させるとカニューレを後退させ、組織の
見本を露出する。後退釦を2回目に作動させると探査針
を後退させ、器具はさらに使用できる状態となる。
このように、第2図、第3図および第3A図に示すよう
に、器具は後退釦80と起動釦83とを含み、双方共ラバシ
ールを備えていることが好ましい。第2図に示すよう
に、後退釦は器具の下側に位置している。後退釦を押し
下げることにより接点81と係合し、回路を完成させて電
流が電線82へ流れうるようにする。第3図に示すよう
に、起動釦83は後退釦から離れ、器具の一方の側に位置
している。起動釦83を押し下げることにより、枢動ピン
86に取り付けたレバー84によりマイクロスイッチ85を作
動させる。
生検器具には、特殊機能カム組立体を約360度回転させ
ることにより探査針/カニューレ組立体を前方向あるい
は逆方向に運動できるようにする組立体と回路とが設け
られている。カム55の回転はリミットスイッチ組立体に
よって制御され、例えば(1)探査針/カニューレの双
方が前進する、(2)探査針は前進するがカニューレは
後退している、および(3)探査針とカニューレの双方
が後退する、探査針/カニューレ組立体の所定の位置に
おいて回転を止める。前記リミットスイッチ組立体は2
個の主要要素、即ち固定のリミットスイッチワイパプレ
ート45と回転可能のリミットスイッチ盤50とから構成さ
れている。固定のワイパプレート45には6個のばねフイ
ンガ接点47が設けられ、該接点は起動釦80,83とその他
の回路要素とに電気的に接続されている。リミットスイ
ッチ盤50は駆動軸25に固定された回路盤である。導電性
回路パターンがその一方の面に介在しており、ワイパプ
レート45と回転可能のリミットスイッチ盤とは器具にお
いて直線に、かつ駆動軸の周りで相互に対して同心状に
接触して取り付けられている。駆動軸が時計方向あるい
は反時計方向に回転するにつれて、回転可能のリミット
スイッチ盤上の回路パターンは回転の間特定のばねフイ
ンガ接点を接続することによって特定の回路軌道を作
る。回転可能のリミットスイッチ盤上のこれらの特定の
回路軌道の目的は探査針/カニューレ組立体を所定位置
で停止できるようにすることである。
本器具にはまた、固定ワイパプレート28と、トグル盤34
とトグルプレート40とを含むトグル組立体が設けられて
いる。固定ワイパプートはリミットスイッチ組立体にお
ける固定リミットスイッチワイパプレート45と酷似して
おり、また、起動釦およびその他の回路要素と電気接触
している6個のばねフインガ接点29が設けられている。
トグル盤34はその一面に導電性回路パターン30を溶着し
ている。ワイパプレート28と、トグル盤34とは直線に、
かつ駆動軸25の周りで同心状に相互に対して接触して取
り付けられている。駆動軸が時計方向あるいは反時計方
向のいずれかに回数するにつれて、軸25のキー27がトグ
ル盤の突起37と接触する。キーと突起とが出合うと、ト
グル盤は時計方向あるいは反時計方向に僅かな距離を強
制的に回転するようにされ、トグル盤上の回路パターン
が、特定のばねフインガ29と接触することにより特定の
回路軌道を創成する。トグル盤の回転量はV字形開口43
に乗り上げているピン38によって制御される。トグル盤
の特定の回路軌道の目的は、後退釦80を押し下げること
により探査針/カニューレ組立体を所定の運動方向に運
動できるようにすることである。この特定の構造により
後退釦80が生検器具の後退運動局面において複機能スイ
ッチとして作用できるようにすることである。探査針/
カニューレ組立体の前進運動が完了した後、後退釦80を
押すことができ、探査針/カニューレ組立体の探査針
が、特殊機能カムの概ね半回転により後退する。リミッ
トスイッチ組立体は逆方向運動の概ね中間点において回
転を止め、トグル盤は前述のように機械的に回転する。
トグル盤34の位置が移動することによって電気回路を変
え、後退釦の2回目の作動を許容し、この作動はリミッ
トスイッチ組立体が運動の終りにおいて回転を停止し、
カニューレが完全に後退するまでカムを回転させ続け
る。
第10A図から第10G図までは生検器具の種々の作動に関連
する基本回路を概略図示する。これらの図において、ト
グル組立体の回路と作動とが全体的に90で示され、リミ
ットスイッチ組立体の回路と作用とは全体的に100で示
されている。トグル組立体の固定ワイパプレート28のコ
ネクタ31を「+」,「B」,「C」,「−」,「D」お
よび「A」で指示する。リミットスイッチワイパプレー
ト45のコネクタ48を「K」,「G」,「H」,「E」,
「I」および「J」で指示する。リミットスイッチ組立
体100において、アームリミットスイッチを102で指示
し、サンプルリミットスイッチを104で指示する。トグ
ル組立体90において回転可能トグル盤34の位置は92ある
いは94のいずれかで指示する。アームリミットスイッチ
102を閉鎖することにより探査針とカニューレとの双方
の順次の直線前進運動を開始させる。このように、アー
ムリミットスイッチ102は探査針/カニューレ組立体の
順次の前進運動を制御する。第10A図から第10G図までの
全ての電流の流路は太線で示す。
第10A図は起動準備完了状態を示す。即ち、探査針とカ
ニューレの双方は完全に後退している。トグル盤34は軸
25あるいはカム55の仮想点が0度のとき回転している。
第10A図に示すように、トグル盤の位置は94にあり、電
流が起動釦83のみに流れうるようにする。アームリミッ
トスイッチ102とサンプルリミットスイッチ104の双方は
開放しており、したがって後退釦は回路にはなく、たと
え押されたとしても何ら作動しない。
第10B図は、起動釦が押されたときに何が発生するか示
している。起動釦を押すことによりモータ「M」に電流
を送り、カム「C」55を回転させ、かつ探査針とカニュ
ーレとを前進させる。第10B図のリミットスイッチ組立
体100において示すように、アームリミットスイッチ102
とサンプルリミットスイッチ104との双方が開放し、電
流はリミットスイッチ組立体を貫流しない。
第10C図は第10B図に示す起動サイクルの終りにおける状
態を示す。この点において、軸25とカム55とは初期の零
度の位置から約320度回転ずみであり、探査針とカニュ
ーレの各々は順次完全に延びた位置まで運動している。
軸25のキー27はトグル盤34の突起37と接触しておりトグ
ル盤34を回転させ、トグル盤の方はトグルスイッチを94
の位置から92の位置まで運動させる。トグルスイッチの
この運動によりモータMへの回転軌道が破断される。リ
ミットスイッチ組立体100において、アームリミットス
イッチ102は開放しており、サンプルリミットスイッチ1
04は閉鎖している。探査針とカニューレの双方は前進し
ている。
第10D図において、起動釦83における回路は開放してお
り、回転可能トグル盤34のトグルスイッチは第10C図に
示す起動サイクルの終りにあったので92で示す位置にあ
る。この位置におけるトグル盤は電流がリミットスイッ
チ組立体回路を介して後退釦80まで流れうるようにす
る。リミットスイッチ組立体回路100に示すように、サ
ンプルリミットスイッチ104が閉鎖され、アームリミッ
トスイッチ102は開放している。このように、後退釦80
を押し下げることによりモータMを反転させ、カムの回
転を反転させてカニューレを後退させる。
第10E図においては、トグル盤のトグルスイッチは92の
位置にあり、この位置においては起動釦が作動しても何
ら作用しない。リミットスイッチ組立体回路100におい
て、アームリミットスイッチ102は開放し、サンプルリ
ミットスイッチは開放している。後退釦回路80は開放
し、それ以上のカムの運動を阻止する。この状態におい
て、カニューレは後退し、探査針は前進する。
第10F図は起動釦80が2回目に押し下げられたときの作
動を示す。トグル組立体90において、トグル盤スイッチ
は92で示す位置にあり、電流はリミットスイッチ組立体
回路100を介して後退釦まで流れることができる。アー
ムリミットスイッチ102は閉鎖している。後退釦が押し
下げられると、モータMは作動し探査針を後退させ、こ
のため探査針とカニューレとは起動準備完了位置にあ
る。
第10G図は探査針とカニューレとの双方の後退の終りに
おける状態を示す。後退サイクルの終りにおいて、駆動
軸キーがトグル盤を20度の回転点まで運動させる。リミ
ットスイッチ組立体100において、アームリミットスイ
ッチ102は開放しており、サンプルリミットスイッチ104
は閉鎖している。このように、後退釦はこの点において
回路になく、たとえ押されても何ら作用は起らない。
本発明による器具の特徴の1つは組織進入および切断手
段、即ち探査針とカニューレとに概ね一定の力と速度と
を提供することによりより良好な品質の組織の標本を取
得することができることである。この点は第14A図は第1
4B図とにグラフ表示しており、典型的なばね駆動器具
(点線で示す)の力と速度とが本発明による生検器具
(実線で示す)と比較されている。
探査針とカニューレとが第14A図に示すように後退位置
から完全に伸張した位置まで約1インチの距離を運動す
るものと想定すれば、本発明による器具は後退位置から
完全伸張位置まで探査針とカニューレとに事実上一定の
力を加えることが判る。他方、ばね駆動の器具は初期に
は著しく大きい力を加えるものの、この力は組織による
抵抗とばね特性のため極めて急速に減衰する。概ね同じ
ことがこの2種類の器具の探査針とカニューレの速度に
ついてもいえる。第14B図に示すように、各器具の初期
速度は大体同じであるが、本発明の器具は探査針とカニ
ューレの概ね全ての運動範囲にわたって一定の速度を提
供し、一方ばね駆動の器具においては速度も必要運動範
囲にわたって極めて急速に低減する。
第15A図から第15F図までを参照すれば、本発明の第2の
実施例が示され、212で示す探査針/カニューレ組立体
の第2の実施例を有する生検器具210が全体的に示され
ている。探査針とカニューレとの組立体212およびその
構成部材が第16A図から第16E図まで、第17A図から第17E
図まで、第18A図から第18E図まで、並びに第19A図と第1
9B図とに示されている。
生検器具210は前述のものにある種の修正と細工とを加
えた生検器具10と概ね同じである。その改良点の1つは
生検器具の前端271にレバー286が介在することである。
第15A図から第15F図までに示すように、レバー286は枢
点288がハンドル端289とカム端287との間に位置してい
る。(第15A図において想像線で示す)枢点288は、探査
針マウント274とカニューレマウント275とを受け入れる
長方形開口269に沿って前端271に取り付けられている。
器具10について説明したように、生検器具210はカニュ
ーレ213および探査針214用のマウントを連続して運動さ
せるために前端271に2本の駆動ロッドを有している。
レバー286は操作者が開口269から探査針マウント274と
カニューレマウント275とを容易に取り外しできるよう
にする。
第15C図に示すように、レバー286は、操作者がハンドル
端289を外方に引張ることにより矢印「S」の方向に外
方に旋回しうる。このためレバー286は枢点288の周りで
枢動し、カム端287が探査針マウント274の裏側に沿って
「F」の力を加えるようにさせる。マウント274はカム
端287とより滑らかに係合するように裏面に任意に丸味
をつけていることに注目されたい。マウント274に対す
る力は対応してマウント275に力を加え、マウント274,2
75の双方を前方に弾圧して駆動ロッド262aおよび262bか
ら外す。レバー286もマウント275と係合するようにつく
りうることは勿論である。さらに、例えばくさび機構、
ねじ付きスクリュー機構等の他の機構を、マウントを駆
動ロッドから弾圧して外すために設けることもできる。
このように、マウントブロックを弾圧して駆動ロッドか
ら外すこの機構は、カニューレマウントと探査針マウン
トとを駆動ロッドにロックするためのロッキング機構を
提供する、下記する本発明の別の特徴と関連して特に有
用である。
別の任意の特徴(図示せず)はレバー286が閉鎖位置即
ち装てん位置にあるとき開口269を横切って端部289から
横方向内方に突出する停止部材をレバー286が有しうる
ことである。そのような停止部材は、生検装置を起動さ
せたとき探査針マウントとカニューレマウントが開口26
9から突出しないように阻止するよう作用し、しかも全
体的に第15C図に示すようにマウントの取外しの間邪魔
にならないように旋回する。
生検器具210は起動釦283を含む。また、器具210は任意
にカム55のような修正カムを有することができ、修正カ
ムはカム溝の部分56cがその傾斜が一定でないが56aと56
bの部分に近傍で若干変化するように修正されている。
このように、探査針とカニューレとの速度は必ずしも一
定でないが、性能の改良を達成しうるものと考えられ
る。
探査針とカニューレとの組立体212はチューブ状カニュ
ーレ213を固定し、かつそこから前方に突出させている
カニューレマウント275を含む。カニューレマウント275
はカニューレマウントの裏側225に駆動ロッドくぼみ223
を有している。このくぼみは生検器具の駆動ロッド262a
(第19A図参照)を受け入れる寸法ならびに位置とされ
ている。同様に、探査針マウント274は駆動ロッド262b
を受け入れるために探査針マウントの裏側224に駆動ロ
ッドくぼみ222を有している。探査針マウント274は探査
針214を固定し、チューブ状カニューレ213から前方に突
出し、かつその中に位置するようにしている。探査針21
4はカニューレ13および探査針14について前述したよう
にカニューレ213を通して摺動可能である。探査針マウ
ント274はカニューレマウント275の底部分238の上側240
に沿って摺動する。カニューレマウント275はまた、カ
ニューレマウントの底部分238の上側240の上方で突出す
る前方部分239を含む。このように、前部分239は探査針
マウント274の前方にあり、探査針マウント274を前方向
で閉じ込める。
第16D図、第18D図および第19B図に示すように、探査針
とカニューレとの組立体212は、生検器具の前端の長方
形開口269において受け入れ可能の全体的に長方形の前
方外形を有している。これは、探査針とカニューレとの
マウント74,75を受け入れる寸法とされ、探査針とカニ
ューレとの組立体のための案内路を提供する前述の長方
形の開口69と類似である。同様に、組立体212は図示の
ように高さが「H」で幅が「W」である全体的に長方形
の形状をしている。好適実施例においては、高さHは約
0.8インチであり幅Wは約0.4インチである。この全体的
に長方形の形状は、例えば組立体212の上側に沿って僅
かに丸くされた頂部形状218で、かつ組立体212の底側に
沿って隅217が切頭状とされた切頭状隅部を備えたよう
に若干変りうる。開口269は駆動ピン262aと駆動ピン262
bとを囲み、組立体212の前方および後方運動を適正に整
合させている生検器具の前端における案内路として作用
する。
マウント274とマウント275とは、例えば図示のようにリ
ブ244およびリブ245のような横方向リブを用いるよう
に、種々の形状としうる。好適実施例においては、金属
を含む他の材料を用いうるもののマウント274と275とは
成形プラスチックから作られている。
第19A図と第19B図とを参照すれば、マウント275とマウ
ント274とをそれぞれ駆動ロッド262aおよび262bに保持
するためのロッキング機構の好適例が示されている。駆
動ロッド262aはその前端近傍で環状の溝231を含む。駆
動ロッド262aはくぼみ223に配置されている。例えば突
起228,229および230のような1個以上のロック突起が環
状の溝231と係合する。これらの突起はロッド262aをく
ぼみ223から挿入したり、あるいは外したりすると突起
が環状溝へ嵌ったり、外れたりしうるように変形可能で
ある。これらの突起はくぼみ223内で前壁243の後ろ少な
くとも0.2インチの距離Dに位置していることが好まし
い。距離Dは必要に応じ0.2インチ以上でよいが、駆動
ロッドのテーパ付き前端を収容するに十分であるべきで
ある。同様に、探査針マウント274のくぼみ222におい
て、ロッキング機構232は前壁242から少なくとも0.2イ
ンチの距離だけ離隔すべきである。同様に、駆動ロッド
262bは、嵌入突起232,233,234を受け入れる環状の溝235
を有している。くぼみにおけるこれらの突起と、駆動ロ
ッド上の環状溝との相互作用によるロッキング作用によ
り組立体212が生検器具210において駆動機構の作動する
ときの突出のように、開口269から飛び出さないように
する。このためより安全な器具を提供し、一方前述のよ
うにレバー286を作動させることにより取外し突起と溝
とのロッキング作用を打ち消すことができる。また、ロ
ッキング機構は駆動ロッドの後方運動に応答して探査針
とカニューレとの後方運動を許容する。環状溝でなく、
むしろ駆動ロッドにおけるくぼみのような物の代替を含
むその他のロッキング機構を利用しうることを理解すべ
きである。別の方法としては、駆動ロッドに半径方向外
方の突起を備えた探査針および/またはカニューレのマ
ウントにおけるくぼみあるいは溝を利用することであ
る。同様に、弾性ライナを利用することにより摩擦嵌合
も用いることができるが、図示のような確実なロッキン
グ機構が望ましい。
本発明はまた、カニューレマウント275およびカニュー
レ213、探査針マウント274および探査針214、および探
査針とカニューレとの組立体212に対して図示し、かつ
説明したように装飾的デザインも提供する。
図面および前記の説明において本発明を詳細に示し、か
つ説明してきたが、それは例示であり、特性的に限定的
でないと考えられるべきで、好適実施例を図示し、かつ
説明したのであって、本発明の範囲内に網羅される全て
の変更や修正は特許による保護を望むものであることが
理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホール,ジャック アメリカ合衆国カリフォルニア州94028, ポートラ・ヴァレー,ラ・メサ・ドライヴ 736 (56)参考文献 特開 昭59−177032(JP,A)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組織塊から組織の一部を試料として採取す
    るモータ駆動式の器具であって、ハウジングと、前記ハ
    ウジングの一端側に設けられた組織進入手段及び組織切
    断手段と、前記ハウジング内に配置されると共に前記組
    織進入手段と組織切断手段とに作用的に連結され、前記
    組織進入手段を先ず後退位置から伸張位置まで直線的に
    進め、続いて前記組織切断手段を後退位置から伸張位置
    まで直線運動させて組織塊から組織の一部を切断するこ
    とができるように、組織進入手段と組織切断手段を相対
    的に順次直線運動させる作動手段とを備えて成り、該作
    動手段が、モータ手段と、回転運動を直線往復運動に変
    換して前記組織進入手段と前記組織切断手段を順次、直
    線往復運動させる手段とを含む器具。
  2. 【請求項2】前記作動手段が、溝を有する回転可能の円
    筒体と前記溝と、前記組織進入手段と切断手段とに作動
    接続されたカムフォロワ手段とからなるカム手段と、前
    記モータ手段を前記カム手段に作動接続する駆動手段と
    を含む請求の範囲第1項に記載の器具。
  3. 【請求項3】前記組織進入手段が前記組織切断手段内に
    位置し且つその中で運動可能であり、前記回転可能の円
    筒体が中空であって前記溝をその壁に位置させており、
    前記溝が前記円筒体の壁に全体的にらせん状に位置した
    連続した溝であり、前記カムフォロワ手段の一部が前記
    円筒体内から前記溝と係合している請求の範囲第2項に
    記載の器具。
  4. 【請求項4】前記の連続した溝が前記円筒体の一端近く
    に、かつ概ね平行して位置し、その円筒の少なくとも一
    部の周りを延びている第1の溝部分と、前記円筒体の反
    対の端部近くに、概ね平行に位置し、かつその円周の少
    なくとも一部の周りを延びている第2の溝部分と、前記
    第1と第2の溝部分を全体的に対角線に接続する第3の
    溝部分とから形成されている請求の範囲第3項に記載の
    器具。
  5. 【請求項5】後退位置から伸張位置までの前記組織進入
    手段の直線運動に、後退位置から伸張位置への前記組織
    切断手段の直線運動が続き、さらに、前記組織切断手段
    の後退が続き組織の見本を露出する請求の範囲第4項に
    記載の器具。
  6. 【請求項6】前記カムフォロワ手段の一部が、前記円筒
    体がある方向に回転することによって前記組織進入手段
    を後退位置から伸張位置へ直線運動により進行させ、続
    いて前記組織切断手段を後退位置から伸張位置へ直線運
    動させ、反対方向に前記円筒体が回転すると前記組織切
    断手段を伸張位置から後退位置へ直線運動により進行さ
    せるように前記回転可能円筒体内に位置している請求の
    範囲第5項に記載の器具。
  7. 【請求項7】前記の反対方向に前記円筒体をさらに回転
    させることにより前記組織進入手段を伸張位置から後退
    位置へ直線運動により進行させる請求の範囲第6項に記
    載の器具。
  8. 【請求項8】前記カムフォロワ手段が前記組織進入手段
    と切断手段の各々を前記溝に位置しているカムフォロワ
    を有する駆動ロッドの各々の一端と作動接続する駆動ロ
    ッドを含む請求の範囲第7項に記載の器具。
  9. 【請求項9】前記駆動ロッドの各々の一端を前記組織進
    入手段と切断手段の各々の端部と作動接続する取付け手
    段が設けられている請求の範囲第8項に記載の器具。
  10. 【請求項10】前記取付け手段が、案内手段の内部に位
    置し前記組織進入手段と切断手段とを前記カムフォロワ
    手段と前記回転可能円筒体とに適正に整合させる取付け
    ブロツクである請求の範囲第9項に記載の器具。
  11. 【請求項11】前記取付けブロックが相互に対してすぐ
    隣接して位置し、かつ前記案内手段内に摺動可能に取り
    付けられている請求の範囲第10項に記載の器具。
  12. 【請求項12】前記作動手段がさらに、前記組織進入手
    段と切断手段との順次の直線運動を制御する手段を含
    み、前記制御手段が前記円筒体の時計方向あるいは反時
    計方向の回転を制御し、所定の位置において前記円筒体
    の回転を止めるように機能する請求の範囲第2項に記載
    の器具。
  13. 【請求項13】前記制御手段がトグル組立体とリミット
    スイッチ組立体とであって前記トグル組立体は前記円筒
    体の回転を制御することによって所定方向における前記
    組織進入手段と切断手段との直線運動を制御するように
    機能し、前記リミットスイッチ組立体が前記円筒体の回
    転を止めることによって前記組織進入手段と切断手段と
    の所定位置における直接運動を止めるように機能するト
    グル組立体とリミットスイッチ組立体並びに前記制御手
    段を作動させる手段とを含む請求の範囲第12項に記載の
    器具。
  14. 【請求項14】前記トグル組立体が、一方の側に導電性
    の接点手段を有するプレートと、一方の側に、前記プレ
    ートの接点手段と接触した導電性回路軌道を備えたトグ
    ル盤と、前記トグル盤と前記プレートの相対位置を調整
    して異なる電気回路を創成する手段とからなり、前記リ
    ミットスイッチ組立体が一方の面に導電性接点手段を有
    するプレートと、前記プレートの接点手段と接触した導
    電性回路軌道を一方の側で備えた回転可能のリミットス
    イッチ盤とからなり、前記リミットスイッチ盤が回転す
    ることにより異なる導電性回路を創成する請求の範囲第
    13項に記載の器具。
  15. 【請求項15】前記リミットスイッチ組立体が前記円筒
    体の回転を止め、そのため前記組織進入手段と切断手段
    との直線運動を、前記組織進入手段と切断手段とが伸張
    位置にある位置、組織切断手段が後退している位置およ
    び前記組織進入手段を切断手段の双方が後退している位
    置において停止させる請求の範囲第14項に記載の器具。
  16. 【請求項16】前記トグル盤と前記プレートとの相対位
    置を調整する前記手段が前記駆動手段に設けられること
    によって前記トグル盤が時計方向あるいは反時計方向の
    いずれかに僅かに回転するようにさせた請求の範囲第15
    項に記載の器具。
  17. 【請求項17】前記作動手段が2個の作動手段を含み、
    前記手段の一方が作動すると前記組織進入手段と切断手
    段を後退位置から伸張位置まで順次直線運動させ、前記
    手段の他方が初期作動すると前記組織切断手段を伸張位
    置から後退位置まで直線運動させる請求の範囲第15項に
    記載の器具。
  18. 【請求項18】前記他方の手段をさらに作動させること
    により前記組織進入手段を伸張位置から後退位置へ直線
    運動させる請求の範囲第9項に記載の器具。
  19. 【請求項19】ハウジングと、前記ハウジングの一端に
    配置された組織進入手段および切断手段であって、前記
    組織進入手段が前記組織切断手段内に位置し、かつその
    中で運動可能である組織進入および切断手段と、前記ハ
    ウジングに位置され、前記組織進入手段と切断手段とに
    作動接続され、前記組織進入手段と前記切断手段とを順
    次直線運動させることによって、前記組織進入手段は後
    退位置から伸張位置まで直線運動により進行し、続いて
    前記組織切断手段が後退位置から伸張位置まで直線運動
    し前記組織塊の一部を切断し、続いて前記組織切断手段
    が後退して組織の見本を露出し、さらに続いて前記組織
    進入手段を後退させる作動手段とを含み、前記作動手段
    がモータと、回転運動を前記組織進入手段と切断手段と
    の順次の往復する直線運動に交換させるカム手段であっ
    て、その壁に連続した溝を有する回転可能の中空の円筒
    体であって、前記の連続した溝が前記円筒体の一端近傍
    に位置し、概ね円筒体と平行の第1の溝部分と、前記円
    筒体の反対側端近傍において該円筒体に対して概ね平行
    に位置し、その円周の少なくとも一部の周りを延びる第
    2の溝部分と、前記第1と第2の溝部分を全体的に対角
    状に接続する第3の溝部分とから形成されている円筒体
    と、前記溝と、前記組織進入手段と切断手段とに作動接
    続されたカムフォロワと前記カムフォロワ手段と前記組
    織進入手段と切断手段との整合性を保つ案内手段を含む
    カム手段と、前記モータを前記カム手段に作動接続する
    駆動手段であって、前記モータに接続された歯車組立体
    と、前記歯車組立体と前記の回転可能の中空円筒体とに
    作動接続された駆動軸とを含む駆動手段と、前記組織進
    入手段と切断手段との順次直線運動を制御する手段とを
    含み、前記制御手段がトグル組立体とリミットスイッチ
    組立体とを含み、前記トグル組立体が前記円筒体の回転
    を制御し、そのため所定方向における前記組織進入手段
    と切断手段の直線運動を制御するように機能し、前記リ
    ミットスイッチ組立体が前記円筒体の回転を停止し、そ
    れにより所定位置において前記組織進入手段と切断手段
    との直線運動を停止するように機能し、前記トグル組立
    体が一方の側に導電性接点手段を有するプレートと、前
    記プレートの接点手段と接触した導電性回路軌道が一方
    の側に設けられたトグル盤とを含み、前記トグル盤が時
    計方向あるいは反時計方向に回転可能で前記プレートに
    対する前記トグル盤の相対位置を調整して異なる電気回
    路を創成し、前記リミットスイッチ組立体が一方の面に
    導電性接点手段を有するプレートと、前記プレートの接
    点手段と接触した導電性回路軌道を一方の側に備え前記
    駆動軸と共に回転可能のリミットスイッチ盤とを含むこ
    とにより前記リミットスイッチ盤が回転することにより
    異なる導電性回路を創成し、さらに前記制御手段を作動
    する2個の作動手段を含むことにより前記作動手段の一
    方が作動することにより前記組織進入手段と切断手段と
    を後退位置から伸張位置まで順次直線運動させ、前記手
    段の他方を初期作動させることにより前記組織切断手段
    を伸張位置から後退位置まで直線運動させ、次に前記他
    方の手段を作動させることにより前記組織進入手段を前
    記伸張位置から前記後退位置まで直線運動させる組織塊
    から組織の一部を試料として採取するモータ駆動式の器
    具。
  20. 【請求項20】前記組織進入手段が組織進入端にノッチ
    を有する探査針であり、前記組織切断手段がカニューレ
    であり、前記モータがDC駆動であり、前記歯車組立体が
    中央歯車と、遊星歯車組立体と環歯車とを含み、前記駆
    動軸に前記トグル盤上の手段と接触した手段が設けられ
    ることによって時計方向あるいは反時計方向のいずれか
    に前記駆動軸の回転によって前記トグル盤を時計方向あ
    るいは反時計方向に回転させる請求の範囲第19項に記載
    の器具。
  21. 【請求項21】組織塊から組織の一部を試料として採取
    するモータ駆動式の器具において、ハウジングと、 後退位置から伸張位置まで前記ハウジングに対して運動
    可能で、続いて切断手段が後退位置へ後退する、組織を
    切断する組織進入手段と関連の切断手段と、 それが、第1の方向に回転すると前記後退位置から前記
    伸張位置まで前記切断手段を駆動し、かつ反対の第2の
    方向に回転すると前記切断手段を前記後退位置へ後退さ
    せる電動モータと、 前記切断手段の運動を制御する制御手段であって、回転
    制御組立体とリミットスイッチ組立体とからなり、前記
    回転制御組立体は前記モータの回転を制御し、そのため
    所定方向の前記切断手段の運動を制御するように機能
    し、前記リミットスイッチ組立体が前記モータの回転を
    停止し、そのため前記切断手段の運動を所定位置におい
    て停止するように機能し、前記回転制御組立体はその一
    方の側において導電性接点手段と、前記回転制御組立体
    の制御手段と接触した導電性回路軌道が一方の側に設け
    られた回転盤とを有し、前記回転盤が時計方向あるいは
    反時計方向に回転可能で前記回転制御組立体に対する前
    記回転盤の相対位置を調整し異なる電気回路を創成し、
    前記リミットスイッチ組立体が一方の面において導電性
    接点手段と、前記リミットスイッチ組立体の接点手段と
    接触した導電性回路軌道を一方の側に備え前記モータと
    共に回転可能のリミットスイッチとを含むことによって
    前記リミットスイッチ盤が回転すると異なる導電性回転
    を創成する制御手段と、 前記制御手段を作動させ、前記電動モータを付勢し前記
    後退位置と前記伸張位置との間で前記切断手段を運動さ
    せる作動手段とを含む器具。
  22. 【請求項22】前側に開口が形成され、モータ駆動式の
    カム駆動装置に連結された第1の駆動ロッドおよび第2
    の駆動ロッドが該開口内を連続的に直線運動する生検器
    具に使用するのに適し、該開口を介して該生検器具の軸
    方向に着脱自在な探査針とカニューレの組立体であっ
    て、 カニューレマウントと探査針マウントとを備えて成り、 前記カニューレマウントは、前方に突出する管状のカニ
    ューレを有し、前記カニューレマウントの後側に設けら
    れた第1のくぼみ手段の大きさと位置が前記生検器具の
    第1の駆動ロッドを挿入可能に設定され、前記第1のく
    ぼみ手段は、前記カニューレマウントを前記生検器具の
    前記開口から軸方向に挿入した時に、前記カニューレマ
    ウントの後側を通過してその内部に延入する前記第1の
    駆動ロッドを受け入れる細長いくぼみを含んで成り、 前記探査針マウントは、前記管状のカニューレの内部か
    ら前方に突出すると共に該カニューレに対して摺動自在
    である探査針を有し、前記探査針マウントの後側に設け
    られた第2のくぼみ手段の大きさと位置が前記生検器具
    の前記第2の駆動ロッドを挿入可能に設定され、前記第
    2のくぼみ手段は、前記探査針マウントを前記生検器具
    の前記開口から軸方向に挿入した時に、前記探査針マウ
    ントの後側を通過してその内部に延入する前記第2の駆
    動ロッドを受け入れる細長いくぼみを含んで成り、前記
    探査針マウントと前記カニューレマウントとを組み合わ
    せた前面形状が、双方のマウントの案内路の役目をする
    前記生検器具の前記開口に軸方向から挿入可能な形状で
    ある探査針とカニューレの組立体。
  23. 【請求項23】前記探査針マウントと前記カニューレマ
    ウントとが相互に対して摺動し、かつ前記前側開口にお
    いて受け入れられる全体的に長方形の前側外形を画成
    し、前記前側開口が前記第1の駆動ロッドと第2の駆動
    ロッドとを囲む対応する長方形開口である請求の範囲第
    22項に記載の探査針とカニューレとの組立体。
  24. 【請求項24】前記カニューレマウントが底部分と前部
    分とを含み、前記底部分の上側に沿って前記探査針マウ
    ントが摺動し、前記カニューレマウントの前記前部分が
    前記探査針マウントの前方で前記底部分の上側から上方
    に突出している請求項の範囲第22又は23項に記載の探査
    針とカニューレの組立体。
  25. 【請求項25】前記カニューレマウントの前記第1のく
    ぼみ手段が前記探査針マウントの前記第2のくぼみ手段
    の垂直方向すぐ下方に位置している請求の範囲第22又は
    24項に記載の探査針とカニューレとの組立体。
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