JPH0694582A - メカニカル防振器用試験装置 - Google Patents

メカニカル防振器用試験装置

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JPH0694582A
JPH0694582A JP3253091A JP3253091A JPH0694582A JP H0694582 A JPH0694582 A JP H0694582A JP 3253091 A JP3253091 A JP 3253091A JP 3253091 A JP3253091 A JP 3253091A JP H0694582 A JPH0694582 A JP H0694582A
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Kazutoyo Hozaki
一豊 穂崎
Katsuaki Sagota
勝昭 砂子田
Noriyuki Kudo
紀幸 工藤
Nagao Kojima
永朗 小島
Takuya Osawa
卓也 大沢
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Sanwa Tekki Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Sanwa Tekki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカニカル防振器に対する取付け、取外しが
容易な試験装置を提供すること。 【構成】 モータ8、これに連結されたねじ棒9、ねじ
棒9に螺合するナット11をケース2内に設ける。ナッ
ト11は、ケース2の蓋2aを軸方向に摺動自在に貫通
する摺動杆12の一端に固定し、ねじ棒9の回転により
相対的に軸方向に移動できるようにする。摺動杆12の
他端は、引き手14を介して防振器31の一方の支持部
材33に着脱自在にする。ケース2は、一対の押え板5
とボルト6,ナット7とにより、防振器31の他方の支
持部材32の段付き大径部32aの両側面を締め付けて
着脱自在に固定する。モータ8の正逆回転により支持部
材32,33間に試験的な伸縮動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所や化学プラント
等において、配管と構築物との間等に介設されるメカニ
カル防振器の作動試験に用いられる試験装置に関するも
のである。
【0001】
【従来の技術】従来、相対的に伸縮可能な第1の支持部
材と第2の支持部材の端部が支持体と被支持体に夫々連
結され、第1の支持部材と第2の支持部材の低加速度的
な軸線方向の伸縮変位を許容し、かつ第1の支持部材と
第2の支持部材の高加速度的な軸線方向の伸縮変位を抑
制するメカニカル防振器が公知であり、またこのような
メカニカル防振器において、その伸縮動作が正常に行わ
れるかどうかを確認するための試験装置を付設したもの
が知られている(例えば、実開昭59−19480号公
報)。この試験装置は、第1の支持部材と第2の支持部
材とを伸縮動させるために、両者間に介設されたシリン
ダから成るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の試験装置
は、常時使用されるものではないにもかかわらず、各メ
カニカル防振器に付設されるものであり、防振器の製品
コストを徒に引き上げることになるという問題点があ
る。従って、本発明は、メカニカル防振器に対する取付
け、取外しが簡単で、必要時にのみ取付け使用すること
ができ試験装置を提供することを課題としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、ケース2と、このケース2内に防
振器31の支持部材32,33の軸線と軸線を平行にし
て回転自在に支持されたねじ棒9と、ケース2内に固定
され、ねじ棒9の一端に連結されたモータ8と、ケース
2の一端側の蓋2aを軸線方向に摺動自在に貫通する摺
動杆12と、ケース2内において摺動杆12に固定さ
れ、かつねじ棒9に螺合されたナット11と、ケース2
外において摺動杆12に結合され、防振器の第2の支持
部材33へ着脱自在に接続される引き手14と、ケース
2を第1の支持部材32の段付き大径部32aに着脱自
在に固定するために、ケース2の外側に取付けられた取
付け部材3とを具備し、さらにこの取付け部材3は第1
の支持部材32の段付き大径部32aの軸線方向の両側
面を締め付けられるように相対向した一対の押え板5,
5と、これら一対の押え板5,5を締め付けるためのボ
ルト6、ナット7とを有し、モータ8の正逆回転により
第1の支持部材32と第2の支持部材33との間に試験
的な伸縮動作を行わせるようにしてメカニカル防振器用
試験装置を構成した。
【0004】
【作用】本発明の試験装置は、ケース2を防振器31の
第1の支持部材32に固定し、引き手5を防振器1の第
2の支持部材33に連結して使用する。ケース2を防振
器31の第1の支持部材32に固定するには、取付け部
材6の押え板7,7を大径部32aの両側に当接させ、
ボルト6、ナット7を締めて押え板5,5で大径部32
aを締め付ける。また、引き手14を接続金具15を介
して防振器1の第2の支持部材33に連結する。この状
態でモータ8を正逆回転させてねじ棒9を回転させる
と、ねじ棒9に螺合するナット11が軸線方向に相対移
動し、ケース2に対して摺動杆12を伸縮変位させる。
これに伴い、防振器31が正常であれば、第1の支持部
材32と第2の支持部材33とが抵抗なく伸縮動作する
ことになる。なお、このとき防振器31は被支持体Pと
の連結を解いておく。第1の支持部材32と第2の支持
部材33との伸縮距離はモータ8に付設されたエンコー
ダ16により、また伸縮動に伴う荷重の大きさは引き手
14に付設されたロードセル13によって夫々検知する
ことができる。防振器31の試験は、次々に試験装置1
を付け替えて順次行われる。
【0005】
【実施例】図について本発明の一実施例を説明する。図
1は試験装置の縦断正面図、図2は試験装置の側面図、
図3は図1のIII−III断面図、図4は試験装置の使用状
態の概略図である。
【0006】図4において、31はメカニカル防振器で
ある。本発明に係る試験装置1は、この防振器31に取
付けられる。防振器31は相対的に伸縮可能な第1の支
持部材32と第2の支持部材33とを備え、何れか一方
の支持部材を構築物のような支持体Sに、他方を配管の
ような被支持体Pに夫々連結して用いる。第1の支持部
材32内には、第2の支持部材の低加速度的な軸線方向
の相対的伸縮変位を許容するが、高加速度的な伸縮変位
を抑制する公知の緩衝動作機構(図示せず)が内蔵され
ている。
【0007】図1ないし図3において、試験装置1のケ
ース2は、取付け部材3を介して防振器31の第1の支
持部材32の大径部32aに着脱自在に固定されてい
る。取付け部材3は、ケース2の外側面に固定されたブ
ロック4と、支持部材32の大径部32aをその軸方向
の両側から締め付ける対向一対の押え板5と、両押え板
5,5を締め付けるためにブロック4と両押え板5とを
貫通したボルト6と、これに螺合されたナット7とを備
えている。
【0008】ケース2内には、エンコーダ21(図4)
付きのモータ8が固定されている。また、ケース2内に
は、2つの支持部材32,33の軸線と軸線を平行にし
て、ねじ棒9が回転自在に支持されている。このねじ棒
9は、一端側においてカップリング10を介してモータ
8の軸8aに接続されている。ねじ棒9にはナット11
が螺合されている。ナット11は、ケース2の他端側の
蓋2aを軸線方向に摺動自在に貫通した摺動杆12の一
端側に固定されている。従って、ナット11は、摺動杆
12と共にケース4内を軸線方向に移動自在である。摺
動杆12の他端側は、ケース2の外に突出し、ロードセ
ル13を介して引き手14に接続されている。引き手1
4は接続金具15を介して防振器31の第2の支持部材
33に連結されている。
【0009】図4に示すように、エンコーダ16及びロ
ードセル13は、コンピュータ17の出力装置18に接
続されると共に駆動コントローラ19に接続されてい
る。第1の支持部材32と第2の支持部材33との伸縮
距離はモータ8に付設されたエンコーダ16により、ま
た伸縮動に伴う荷重の大きさは引き手14に付設された
ロードセル13によって夫々検知することができる。
【0010】この実施例の試験装置1は、ケース2を防
振器31の第1の支持部材32に固定し、引き手5を防
振器1の第2の支持部材33に連結して使用する。ケー
ス2を防振器31の第1の支持部材32に固定するに
は、取付け部材6の押え板5,5を大径部32aの両側
に当接させ、ボルト6、ナット7を締めて押え板5,5
で大径部32aを締め付ける。また、引き手14を接続
金具15を介して防振器1の第2の支持部材33に連結
する。この状態でモータ8を正逆回転させてねじ棒9を
回転させると、ねじ棒9に螺合するナット11が軸線方
向に相対移動し、ケース2に対して摺動杆12を伸縮変
位させる。これに伴い、防振器31が正常であれば、第
1の支持部材32と第2の支持部材33とが抵抗なく伸
縮動作することになる。なお、このとき防振器31は被
支持体Pとの連結を解いておく。第1の支持部材32と
第2の支持部材33との伸縮距離はモータ8に付設され
たエンコーダ16により、また伸縮動に伴う荷重の大き
さは引き手14に付設されたロードセル13によって夫
々検知され、出力装置18に記録、出力される。防振器
31の試験は、次々に試験装置1を付け替えて順次行わ
れる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ケース
2と、このケース2内に防振器31の支持部材32,3
3の軸線と軸線を平行にして回転自在に支持されたねじ
棒9と、ケース2内に固定され、ねじ棒9の一端に連結
されたモータ8と、ケース2の一端側の蓋2aを軸線方
向に摺動自在に貫通する摺動杆12と、ケース2内にお
いて摺動杆12に固定され、かつねじ棒9に螺合された
ナット11と、ケース2外において摺動杆12に結合さ
れ、防振器の第2の支持部材33へ着脱自在に接続され
る引き手14と、ケース2を第1の支持部材32の段付
き大径部32aに着脱自在に固定するために、ケース2
の外側に取付けられた取付け部材3とを具備し、さらに
この取付け部材3は第1の支持部材32の段付き大径部
32aの軸線方向の両側面を締め付けられるように相対
向した一対の押え板5,5と、これら一対の押え板5,
5を締め付けるためのボルト6、ナット7とを有し、モ
ータ8の正逆回転により第1の支持部材32と第2の支
持部材33との間に試験的な伸縮動作を行わせるように
してメカニカル防振器用試験装置を構成したため、メカ
ニカル防振器に対する取付け、取外しが簡単で、必要時
にのみ取付け使用することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験装置の縦断正面図である。
【図2】試験装置の側面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】試験装置の使用状態の概略図である。
【符号の説明】
1 試験装置 2 ケース 3 取付け部材 5 押え板 6 ボルト 7 ナット 8 モータ 9 ねじ棒 11 ナット 12 摺動杆 13 ロードセル 14 引き手 16 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 紀幸 栃木県河内郡河内町中岡本2703 三和テッ キ株式会社宇都宮工場内 (72)発明者 小島 永朗 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内 (72)発明者 大沢 卓也 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に伸縮可能な第1の支持部材と第
    2の支持部材の端部が支持体と被支持体に夫々連結さ
    れ、前記第1の支持部材と第2の支持部材の低加速度的
    な軸線方向の伸縮変位を許容し、かつ前記第1の支持部
    材と第2の支持部材の高加速度的な軸線方向の伸縮変位
    を抑制するメカニカル防振器に用いられる試験装置であ
    って、ケースと、このケース内に前記2つの支持部材の
    軸線と軸線を平行にして回転自在に支持されたねじ棒
    と、前記ケース内に固定され前記ねじ棒の一端に連結さ
    れたモータと、前記ケースの一端側の蓋を軸線方向に摺
    動自在に貫通する摺動杆と、前記ケース内において前記
    摺動杆に固定されかつ前記ねじ棒に螺合されたナット
    と、前記ケース外において前記摺動杆に結合され前記第
    2の支持部材へ着脱自在に接続される引き手と、前記ケ
    ースを前記第1の支持部材の段付き大径部に着脱自在に
    固定するために前記ケースの外側に取付けられた取付け
    部材とを具備し、この取付け部材は前記第1の支持部材
    の段付き大径部の軸線方向の両側面を締め付けられるよ
    うに相対向した一対の押え板と、これら一対の押え板を
    締め付けるためのボルトナットとを有し、前記モータの
    正逆回転により前記第1の支持部材と第2の支持部材と
    の間に試験的な伸縮動作を行わせるようにしたことを特
    徴とするメカニカル防振器用試験装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動杆と引き手との間にロードセル
    が介設され、このロードセルにより、前記第1の支持部
    材と第2の支持部材との間の試験的な伸縮動作の荷重を
    検出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    メカニカル防振器用試験装置。
  3. 【請求項3】 前記モータに、前記第1の支持部材と第
    2の支持部材との間の試験的な伸縮の長さを検出するエ
    ンコーダが付設されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のメカニカル防振器用試験装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870954B1 (ko) * 2002-02-07 2008-12-01 재단법인 포항산업과학연구원 내진교좌장치의 동적 및 정적특성 측정용 저온 챔버 및이를 이용한 동적 및 정적특성 측정방법
JP2009228879A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Sanwa Tekki Corp 防振器の試験装置用固定機構
JP2010237160A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sanwa Tekki Corp 防振器用試験装置
JP2010237159A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sanwa Tekki Corp 防振器用試験装置
JP2010237161A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sanwa Tekki Corp 防振器用試験装置
CN116122449A (zh) * 2023-04-11 2023-05-16 中国二十二冶集团有限公司 具有拆装功能的装配式建筑隔震阻尼器

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