JPH0692361A - 袋 体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は各種の品物を収納して持ち運ぶ小物
入れ、ランドリ−バッグ等の袋体に関するものである。 【構成】 袋体に複数の開閉自在の開口部を設け、この
開口部を区分する仕切部を形成し、夫々独立した収納部
としたことを特徴とする袋体であって、通常は、開口部
は、仕切部に対して、対称の位置に設けられるものであ
る。 【効果】 本発明は開閉自在の開口部を有する袋体にお
いて、袋体に複数の開口部を形成すると共に袋体に仕切
部を設け、仕切部の両側を独立した収納部としたので、
品物を種類、用途等に応じて左右の収納部に分類して収
納することができ、品物の整理が簡単で、取り出す時に
も目的のものを捜しやすい袋体が得られたものである。
又、品物の量が少ない場合には、片側の収納部にだけ品
物を収納し、使用しない収納部側を折返し、袋体を小さ
くすることができるようにしたので持ち運びに極めて便
利である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は各種の品物を収納して持
ち運ぶ小物入れ、ランドリ−バッグ等の袋体に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の袋体は一端に開口部があ
り、この開口部に設けられた開閉手段により収納部に品
物を出し入れし、収納することとなっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】かかる袋体は、通常は
単に品物を収納部に収納するだけであり、色々な品物を
一緒に入れた場合には品物の整理ができず、目的の品物
を取り出すのに手間がかかるという問題があった。又、
品物別に袋体を用意した場合には、夫々を持ち歩くこと
となり不便であった。更に、多くの品物を収納できるよ
うに袋体自体を大きくした場合には、少量の品物しかな
い場合でも、この大きな袋体を持ち歩くこととなってし
まう。

【０００４】本発明は、収納部で品物を分類整理するこ
とができ、収納物の多少によって袋の大きさを調整する
ことができる袋体を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を効果
的に解決するためになされたものであって、その発明の
要旨は、袋体に複数の開閉自在の開口部を設け、この開
口部を区分する仕切部を形成し、夫々独立した収納部と
したことを特徴とする袋体であって、好ましくは、前記
開口部は仕切部に対して対称の位置に設けられ、特に夫
々の収納部は、各々の開閉自在の開口部に対し、相互に
反転可能となした袋体である。

【０００６】ここに、開閉自在をなす開口部は、例えば
マジックテ−プ、ファスナ−、ボタン、紐等であって、
仕切部にあっても単に袋体を逢着、接着し、或いは熱溶
着してもよく、場合によっては、前記のマジックテ−
プ、ファスナ−、ボタン等で仕切ることも可能である。
更に、収納部の底をなすような仕切部材をここに取り付
けることも可能である。

【０００７】

【作用】本発明によれば、被収納物である品物は、その
種類、用途等に応じて夫々の収納部に分類して収納する
ことができるものであり、品物の量が少ない場合には、
一部の収納部にのみ収納し、使用していない収納部を反
転して折り返しておくことにより、袋体を小さくするこ
とが可能である。この場合、収納部が反転されるため、
収納部の裏側が最外面となるので、裏側も見栄えのよい
逢着等としておくことが望まれる。

【０００８】又、複数の収納部を構成する仕切部は、縫
い合わせてもよいし、又、袋体の内部に別物の部材を取
り付けてもよいし、場合によっては、更に別の袋体を合
体させることによって実質的な仕切部としてもよい。更
に又、袋体におけるこの仕切部の位置及び数を調整する
ことにより、夫々の収納部の大きさを自由に設定するこ
とも可能である。

【０００９】

【実施例】以下、実施例を示しつつ本発明を更に詳細に
説明する。図１は本発明の第１実施例を示す袋体であ
り、薄手のナイロン製である。そして、図２は開口部を
閉じた場合の斜視図である。図中、１は袋体、２は仕切
部、３、４は開口部、５、６は開口部３、４に設けられ
た閉口手段としての紐である。

【００１０】この紐５、６は、開口部３、４の端部を折
り返して縫ってできた空間に通されており、品物は紐５
又は６を緩めて収納するが、その種類、用途等に応じて
左右どちらかの収納部７又は８に分類して収納し、取り
出す時も同様に紐５又は６を緩めて取り出すこととな
る。

【００１１】そして、品物の収納量が少ない場合には、
図３に示すように左右どちらかの収納部７又は８のみに
収納し、収納しない側は図２の矢印の如く折り返すもの
である。このように、袋体１は反転可能になっており、
収納部７又は８の裏側が図３のように表に出ても外観上
問題のないようになっている。反転しない場合には、袋
体１の縫い代の部分をロックミシン等で処理しておき、
目立たなくしておくのがよい。

【００１２】図４は第２実施例を示す袋体１の平面図で
ある。この例にあっては、開口部３、４が仕切部２をは
さんで連なって形成されている。この場合も一方の収納
部７又は８が反転可能となっている。

【００１３】図５は第３実施例を示す袋体１の斜視図で
ある。ここに示す袋体１は、仕切部２₁ 、２₂ をもって
上下左右の四つの収納部７₁、７₂ 、８₁ 、８₂ に仕切
った例である。このように、収納部は必要に応じて増や
すことができる。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は開閉自在
の開口部を有する袋体において、袋体に複数の開口部を
形成すると共に袋体に仕切部を設け、仕切部の両側を独
立した収納部としたので、品物を種類、用途等に応じて
左右の収納部に分類して収納することができ、品物の整
理が簡単で、取り出す時にも目的のものを捜しやすい袋
体が得られたものである。又、品物の量が少ない場合に
は、片側の収納部にだけ品物を収納し、使用しない収納
部側を折返し、袋体を小さくすることができるようにし
たので持ち運びに極めて便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の第１実施例を示す袋体の平面図
である。

【図２】図２は開口部を閉じた場合の袋体の斜視図であ
る。

【図３】図３は一方の収納部を折り返した場合の袋体の
斜視図である。

【図４】図４は本発明の第２実施例を示す袋体の平面図
である。

【図５】図５は本発明の第３実施例を示す袋体の斜視図
である。

【符号の説明】

１‥‥袋体、 ２、２₁ 、２₂ ‥‥仕切部、 ３、４‥‥開口部、 ５、６‥‥閉口手段としての紐、 ７、７₁ 、７₂ 、８、８₁ 、８₂ ‥‥収納部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 袋体に複数の開閉自在の開口部を設け、
   この開口部を区分する仕切部を形成し、夫々独立した収
   納部としたことを特徴とする袋体。
2. 【請求項２】 前記開口部は、仕切部に対して、対称の
   位置に設けられた請求項第１項記載の袋体。
3. 【請求項３】 夫々の収納部は、各々の開閉自在の開口
   部に対し、相互に反転可能となした請求項第１項記載の
   袋体。