JPH06915Y2 - カジメ採集具 - Google Patents
カジメ採集具Info
- Publication number
- JPH06915Y2 JPH06915Y2 JP12475288U JP12475288U JPH06915Y2 JP H06915 Y2 JPH06915 Y2 JP H06915Y2 JP 12475288 U JP12475288 U JP 12475288U JP 12475288 U JP12475288 U JP 12475288U JP H06915 Y2 JPH06915 Y2 JP H06915Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kajime
- collection tool
- bending
- rod
- center rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 この考案は、アワビ養殖の場合において餌料とするカジ
メを採集する用具に関する。
メを採集する用具に関する。
(従来技術及びその問題点) 現在行われているカジメ採集法は、海上の小船から水中
覗き眼鏡で海底を見ながら鎌で苅り取る方法であって、
海底まで届く長さの竿を用意しなければならない他、水
中作業性の点から竿の長さに限界があり、従って採集可
能範囲に限界がある。
覗き眼鏡で海底を見ながら鎌で苅り取る方法であって、
海底まで届く長さの竿を用意しなければならない他、水
中作業性の点から竿の長さに限界があり、従って採集可
能範囲に限界がある。
また、切り取ったカジメを船上に収納する引上げ作業が
必要で熟練者でも作業効率がよくないものである。
必要で熟練者でも作業効率がよくないものである。
上記従来法による切り取り及び収容作業は重労働であっ
て熟練を必要とする上、天候、潮汐の干満、海水の透明
度等の自然条件に影響されるので、これがアワビ養殖の
困難性の一つになっていたのである。
て熟練を必要とする上、天候、潮汐の干満、海水の透明
度等の自然条件に影響されるので、これがアワビ養殖の
困難性の一つになっていたのである。
(目的) 本案は、上記従来法の採取上の困難性を消除して非熟練
者でもカジメを高効率で採集できる投込式採集用具を提
供するものである。
者でもカジメを高効率で採集できる投込式採集用具を提
供するものである。
(構成) 本案用具は、上端を外側に屈曲された上部屈曲部と中間
屈曲部を介して延在する下部直線部を備えた少なくとも
4本の斜めフック棒の前記各下部直線部が投げ縄を連結
した中心棒の下端部の周囲に夫々溶着固定され、前記中
間屈曲部の屈曲角が20〜40°に形成されてなるもの
である。
屈曲部を介して延在する下部直線部を備えた少なくとも
4本の斜めフック棒の前記各下部直線部が投げ縄を連結
した中心棒の下端部の周囲に夫々溶着固定され、前記中
間屈曲部の屈曲角が20〜40°に形成されてなるもの
である。
斜めフック棒の数は4〜6本が好適であり、中心棒の下
端部に等角度間隔で固定される。
端部に等角度間隔で固定される。
中間屈曲部の屈曲角即ち中心棒に対する傾斜角度αは約
30°が最も採取効率がよい。
30°が最も採取効率がよい。
更に上部屈曲部の屈曲角βは90°±10°位がよく、
長さは10cm以下とするのがよい。
長さは10cm以下とするのがよい。
本案採集具の下端部は、投込み時及び水中を落下する
際、重垂効果を発揮するように作製されるべきであるが
該部分が長過ぎるとカジメの引掛かりが少なくなるから
中間部の長さの約1/2(10cm〜15cm)がよい。なお
下端部の一部を別部材によって構成してもよいこと勿論
である。
際、重垂効果を発揮するように作製されるべきであるが
該部分が長過ぎるとカジメの引掛かりが少なくなるから
中間部の長さの約1/2(10cm〜15cm)がよい。なお
下端部の一部を別部材によって構成してもよいこと勿論
である。
(実施例) (1)は直径9m/mの丸棒鋼でなる中心棒、(2)は連結
環、(3)は10〜15mの投げ縄ロープ、(4)は下端部で
ある。(5)は6本の斜めフック棒であって夫々の下端直
線部(6)は中心棒の下端部周囲に等角度間隔で溶接され
て固定されている。(7)は中間部、(8)は上端屈曲部であ
る。
環、(3)は10〜15mの投げ縄ロープ、(4)は下端部で
ある。(5)は6本の斜めフック棒であって夫々の下端直
線部(6)は中心棒の下端部周囲に等角度間隔で溶接され
て固定されている。(7)は中間部、(8)は上端屈曲部であ
る。
下端直線部(6)と中間部(7)は中間屈曲部(6A)で外方に屈
曲され、中心棒に対する角度αは30°に設定されてい
る。中間部(7)の長さは約30cm、上端屈曲部(8)の長さ
は約5cm、屈曲角βは90°である。(10)は重量調節を
兼ねる外被体である。
曲され、中心棒に対する角度αは30°に設定されてい
る。中間部(7)の長さは約30cm、上端屈曲部(8)の長さ
は約5cm、屈曲角βは90°である。(10)は重量調節を
兼ねる外被体である。
上記採集具を船上から投げ込み海に達した後に手繰り寄
せると海底のカジメはその茎部分がフック棒とフック棒
又はフック棒と中心棒の間の又部(9)に掛って、引き上
げ中も容易に脱落しない反面、船上においては簡単に取
り外せる。
せると海底のカジメはその茎部分がフック棒とフック棒
又はフック棒と中心棒の間の又部(9)に掛って、引き上
げ中も容易に脱落しない反面、船上においては簡単に取
り外せる。
屈曲部(8)は海底においてカジメの茎部を中間部に挿入
案内する機能を有すると共に海底上の移動時及び引き上
げ開始時において岩礁に引掛かるのを防止する機能を併
有しているものである。
案内する機能を有すると共に海底上の移動時及び引き上
げ開始時において岩礁に引掛かるのを防止する機能を併
有しているものである。
上記実施例品を2人の採集者に夫々10分間づつ3日間
使用させた結果は下記の通りであった。
使用させた結果は下記の通りであった。
平均投込み回数 15.3回 平均採集回数 15.0回 平均採集量 11.2kg この採集量は従来法に比して6倍〜12倍の高採集量で
ある。
ある。
(効果) 本案品は海中の状態に影響されずにカジメを目視せずに
非熟練者でも作業でき、また潮汐の干満に左右されない
から所望する時間に作業できる。
非熟練者でも作業でき、また潮汐の干満に左右されない
から所望する時間に作業できる。
更に、上記実験例から判するようにカジメの採集率は9
8%で無駄がなく、作業が効率よく遂行できるのであ
る。
8%で無駄がなく、作業が効率よく遂行できるのであ
る。
これによってアワビ養殖における給餌コストを激減させ
ることができた。
ることができた。
第1図は本案採集具の斜視図、第2図は部分側面図、第
3図は上面図、第4図は第1図A−A線断面図である。
(5)は斜めフック棒、(7)は中間部、(8)は屈曲部。
3図は上面図、第4図は第1図A−A線断面図である。
(5)は斜めフック棒、(7)は中間部、(8)は屈曲部。
Claims (1)
- 【請求項1】上端を外側に屈曲された上部屈曲部と中間
屈曲部を介して延在する下部直線部を備えた少なくとも
4本の斜めフック棒の前記各下部直線部が投げ縄を連結
した中心棒の下端部の周囲に夫々溶着固定され、前記中
間屈曲部の屈曲角が20〜40°に形成されてなるカジ
メ採集具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12475288U JPH06915Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | カジメ採集具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12475288U JPH06915Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | カジメ採集具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0246520U JPH0246520U (ja) | 1990-03-30 |
JPH06915Y2 true JPH06915Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31374760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12475288U Expired - Lifetime JPH06915Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | カジメ採集具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06915Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP12475288U patent/JPH06915Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0246520U (ja) | 1990-03-30 |
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