JPH0690351A - カラー画像の色圧縮方式 - Google Patents

カラー画像の色圧縮方式

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JPH0690351A
JPH0690351A JP4240182A JP24018292A JPH0690351A JP H0690351 A JPH0690351 A JP H0690351A JP 4240182 A JP4240182 A JP 4240182A JP 24018292 A JP24018292 A JP 24018292A JP H0690351 A JPH0690351 A JP H0690351A
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JP
Japan
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color
compression
coordinate system
output device
saturation
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JP4240182A
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Michiko Yoshida
美智子 吉田
Hiroyuki Endo
博之 遠藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はカラー画像の色圧縮方式に関し,視覚
的感覚に合った色圧縮,及び出力装置の特性を考慮した
色圧縮を実現することを目的とする。 【構成】原稿を読み取って色濃度データを発生するデー
タ入力部と,データ入力部からの色濃度データを受け取
って均等色空間座標系(L*a*b*,L*u*v*)
またはマンセル座標系の画像データに変換する第1色変
換部とを備える。均等色空間座標系またはマンセル座標
系の画像データを出力装置の再現可能な濃度範囲で色圧
縮部により圧縮するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷,新聞,デザイン分
野において,写真等の画像を処理するカラー画像システ
ムにおけるカラー画像の色圧縮方式に関する。
【0002】近年,印刷物等のカラー化の要求に伴いコ
ンピュータを用いてカラー画像を扱うシステムの開発が
盛んに進められている。カラー画像システムにおいて,
原稿色をディスプレイや印刷物に再現する場合,再現可
能な濃度範囲が限定されてしまうため,本来の色濃度を
圧縮する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図9は従来例1の説明図である。図9の
A.に従来例1の説明図を示し,カラーの原稿90をカ
ラーのイメージスキャナ91により読み取られ,その出
力信号は,出力装置93の種別に応じて異なる機能を備
え,出力装置がカラーのディスプレイの場合,R・G・
B(レッド,グリーン,ブルー)濃度の各信号成分がデ
ジタル信号として出力する。出力装置がカラープリンタ
の場合,C・M・Y(シアン,マゼンダ,イエロー)濃
度の各信号成分のデジタル信号として出力する。
【0004】これらの信号は,そのまま出力装置93に
供給しても,出力装置93は全ての色濃度を再現するこ
とができないので,出力装置93が再現可能な範囲に収
まるように平均圧縮部92においてRGB座標(ディス
プレイの場合)か,CMY座標(プリンタの場合)で平
均に圧縮を行うか,またはRGB(CMY)座標で非線
型に圧縮を行っていた。圧縮された結果は出力装置93
で出力(表示,またはプリントアウト)される。
【0005】図9のB.は原稿濃度(X軸)と再現可能
なRGB濃度(Y軸)の関係を示すグラフである。図
中,は理想の再現曲線,は平均に圧縮した曲線,
は視覚的な忠実再現曲線を示す。上記のA.の場合,
の理想の色再現曲線に対して現実のディスプレイは,色
再現範囲として上下に引かれた点線で示す範囲の濃度し
か再現できない。このため,平均圧縮部92は原稿濃度
(RGB)に対して,この色再現範囲内に納まるよう
に,に示す直線的な平均圧縮が行われる。
【0006】また,図10は従来例2の説明図である。
図10のA.に示す従来例2の構成例でも,カラーの原
稿90をカラーのイメージスキャナ91により読み取ら
れる。このイメージスキャナ91からのRGB出力は,
変換部94に入力して,ここで明度,彩度,色相空間
(公知のL*,u*,v*空間等)に変換されてリニア
圧縮部95に供給される。リニア圧縮部95では明度,
彩度についてはリニアな圧縮を行い,圧縮結果は出力装
置93において出力される。
【0007】図10のB.及びC.はリニア圧縮部95
における,明度と彩度のそれぞれについての圧縮特性を
示す。すなわち,理想の再現特性に対し出力装置におい
て再現可能な明度領域及び彩度領域の範囲となるよう,
それぞれリニアに圧縮する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例1のよう
に入力原稿のRGB濃度をディスプレイまたはプリンタ
に再現可能な範囲に平均に圧縮した場合,図9のB.の
グラフに示すように,平均圧縮した濃度の曲線に対
し,人間の視覚に合った濃度との間にずれが発生する
という問題がある。また,図9のA.に関して説明した
ように,RGB(CMY)座標で人間の濃度特性に合っ
た非線型の圧縮が考えられるが,その場合は,色の組み
合わせで色相が変化してしまうという問題があった。
【0009】一方,上記従来例2の場合,図5に示す原
稿明度または彩度(X軸)の入力に対する出力デバイス
の明度または彩度(Y軸)の関係を表すグラフのよう
に,入力する明度または彩度に対し実線で示す非線型の
特性により出力装置から明度または彩度が発生する。従
って,従来例2の方式では,明度,彩度,色相空間(L
*,u*,v*空間等)でリニアな圧縮を行うと,空間
が持つねじれや,図5に示す出力装置の非線型を吸収す
ることができないため,高品質な画像を得ることができ
ないという問題があった。
【0010】本発明は視覚的感覚に合った色圧縮,及び
出力装置の特性を考慮した色圧縮方式を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり,A.は構成図,B.はマンセル値を用いた場
合の再現可能の特性を示す図である。
【0012】図1のA.に示す構成において,1はデー
タ入力部,2は入力部1からの色濃度のデータを人間の
感覚に合った明度・彩度・色相空間座標系(マンセル座
標系またはL*a*b*座標系またはL*u*v*w座
標系等)に変換する第1色変換部,3は画像データベー
ス,4は色相を変えずに明度,彩度について出力装置の
再現可能な範囲に圧縮すると共に,出力装置の明度,彩
度の特性に合わせた非線型の圧縮を行う色圧縮部,5は
出力装置の座標系(RGB,YMC等)へ座標変換を行
う第2色変換部,6は出力装置である。
【0013】本発明は視覚的感覚に合った色圧縮を行う
ため,画像データベースのデータを明度,彩度,色相空
間座標系またはマンセル座標系のデータに変換して格納
し,明度,彩度を独立して圧縮することで色相に左右さ
れない色圧縮を実現する。
【0014】
【作用】データ入力部1は原稿等の画像を読み取り色濃
度データが発生する。第1色変換部2は,入力される色
濃度データを明度・彩度・色相空間座標系(マンセル座
標系または均等色空間座標系のL*a*b*座標系,L
*u*v*座標系等)に変換する。第1色変換部2によ
り対応する座標系に変換された画像データは,そのまま
色圧縮部4へ供給されて色圧縮されるか,画像データベ
ース3に格納される。
【0015】図1のB.には,原稿の色濃度のデータを
マンセル座標系によるマンセル値(明度,彩度)に変換
した場合,原稿マンセル値(横軸)に対して再現可能な
マンセル値の特性が示されている。この中のは理想の
再現曲線であり,出力装置6により再現可能なマンセル
値は上・下に描かれた点線で示す範囲内であり,この範
囲内では視覚的に再現可能な特性はに示す直線であ
り,従来例1の特性(図10のB.参照)のような非直
線ではないため,視覚的感覚に合った色圧縮が実現でき
る。
【0016】このような特性を持つ座標系に変換された
データが格納された画像データベース3の画像を出力装
置6へ出力する時,画像データベース3に格納された画
像データが色圧縮部4に供給されると,上記図1のB.
の直線の特性により出力装置6の再現可能範囲に色相を
変えずに明度と彩度を圧縮する。但し,実際には出力装
置の特性を考慮した圧縮が必要であり,その特性に対応
した非線型の圧縮も,色圧縮部4において行われるので
高品質な画像が再現可能となる。
【0017】色圧縮部4で圧縮された画像データは,第
2色変換部5へ供給されて出力装置6が備える座標系
(ディスプレイの場合はRGB,プリンタの場合YM
C)へ色変換されて,出力装置6に供給されて出力が行
われる。
【0018】
【実施例】図2は実施例のシステム構成図である。図3
マンセル表示系の説明図,図4はL*a*b*,L*u
*v*座標系の説明図,図5は明度,彩度に関する出力
デバイスの特性図である。
【0019】図2において,10はスキャナ,11はL
*a*b*座標系(またはL*u*v*座標系,以下同
じ)へ色変換を行う第1色変換部(図1の2に対応),
12はL*a*b*座標系の画像データを格納する画像
データベース,13はディスプレイ表示装置の再現可能
濃度へ色圧縮を行う色圧縮部,14はL*a*b*座標
系をディスプレイ表示装置で使用するRGB座標系へ座
標変換する第2色変換部,15はディスプレイ表示装
置,16はプリント装置の再現可能濃度へ色圧縮を行う
色圧縮部,17はL*a*b*座標系をプリント装置で
使用するYMC座標系へ変換する第2色変換部,18は
プリント装置である。
【0020】ここで図3,図4を用いて明度・彩度・色
相を用いる各座標系の説明をする。図3はマンセル表示
系を示す。この表示系は3次元の座標系であり,図3の
A.は上部から見た座標を表し,同心円の各円の半径は
彩度(C:クロマという)を表し,中心から放射状に延
びる線はその方向(角度)により色相(H:ヒューとい
う)を表す。さらに,A.に示す円の中心点を通る断面
の座標をB.に示す。
【0021】B.の座標の縦軸は明度(V:バリューと
いう)を表し,最下端は「黒」,最上端は「白」を表
す。B.の横軸は,上記A.に示す放射状の線で表す色
相における彩度(C)を表す。このB.の点線は理論的
限界を模式的に表す。このマンセル表示系では,色を表
示する場合に人間の感覚に合うように座標が構成されて
いるが,出力装置(ディスプレイやプリンタ等)が持つ
再現可能な範囲はこの座標内の一定の範囲内であり,装
置の特性に応じて異なり圧縮を行うが,色相(ヒュー
H)は同心円で表されているので,色相を変えずに彩度
(クロマC)と明度(バリュV)を再現可能範囲に圧縮
することができる。
【0022】図4のA.はL*a*b*均等色空間によ
り表したマンセル表色系の等ヒュー(色相)であり,図
4のB.はL*u*v*均等色空間に表したマンセル表
色系の等ヒューである。これらは,何れも3次元のマン
セル表示系を2次元座標上の均等色空間として表示した
ものである。A.の場合横軸がa*,縦軸がb*を表
し,両座標により彩度(C)と色相(H)を表し,楕円
の中心点からの距離が明度を表し,L*a*b*の中の
「L*」は明度を意味し,中心点から延びる曲線はそれ
ぞれ色相により異なる。図4のB.の場合横軸がu*,
縦軸がv*であり,A.のa*,b*と同様の意味を持
つ。
【0023】ここで図2の実施例を説明すると,スキャ
ナ10により原稿を読み取ると,原稿のカラー画像につ
いてRGBの色濃度に分解してそれぞれのデジタル信号
が出力されて,この信号は第1色変換部11においてL
*a*b*座標系へ色変換される。なお,他の座標系
(L*u*v*等)についても同様の方法で行われる。
【0024】この時の,L*a*b*の座標変換は,C
IE(国際照明委員会)の定めにより,次のように行わ
れる。 (1) RGB座標系からXYZ表色系への変換
【0025】
【数1】
【0026】このXYZ表色系座標への変換は,RGB
座標系の数値が負数を含むので,これを正数だけの座標
系であるXYZに変換するものである。 (2) XYZ座標系からL*a*b*系座標への変換 光の場合のX0 ,Y0 ,Z0 を次のような基準の値とす
ると, X0 =98.072 Y0 =100.0 Z0 =118.225 X,Y,Zの各値に対して,次の条件に対応して,x
t,yt,ztの計算を行って,L*,a*,b*の各
値を得ることができる。
【0027】
【数2】
【0028】こうして第1色変換部11での変換により
得られたL*a*b*で表す画像データは画像データベ
ース12に格納される。この画像データベース12から
データを出力する場合,出力される装置がディスプレイ
表示装置15かプリント装置18であるかにより色圧縮
部13または16により圧縮が行われる。
【0029】この色圧縮部13は,先ず明度(L*)に
ついディスプレイ装置で再現可能な明度範囲にデータを
圧縮し,引き続き,彩度(a*b*)について再現可能
な彩度範囲にデータを圧縮する。ここで,出力装置の明
度や彩度の特性を考慮して,図5の実線で示すように明
度,彩度について非線型な圧縮が同時に行われる。続い
て,第2色変換部14で,ディスプレイ表示装置15の
座標系(RGB)への座標変換を行い,ディスプレイ表
示装置15にデータを出力して表示が行われる。
【0030】プリント装置18へ出力する場合は,色圧
縮部16において,プリンタに再現可能な明度及び彩度
について再現可能な範囲にデータを圧縮すると共に出力
装置の特性に合わせた非線型の圧縮も行われる。続いて
第2色変換部17においてプリンタの座標系であるYM
C座標に変換され,変換出力がプリント装置18に供給
されてプリントが行われる。
【0031】図6は上記の色圧縮部の内部構成を含む実
施例1の構成図である。この実施例では,データベース
を含まない場合の構成であるが,上記図2に示す構成の
ようにデータベースを含む場合にも色圧縮部については
同じ構成である。
【0032】図6において,60はRGB系座標の信号
をL*a*b*(またはL*u*v*)系座標へ変換す
る第1色変換部(図2の11に対応),61は明度圧縮
部,62は出力装置が備える入力明度に対応する非線型
の圧縮出力のデータをテーブルとして格納した明度特性
格納部,63は彩度圧縮部,64は出力装置が備える入
力彩度に対応する非線型の圧縮出力のデータをテーブル
として格納した彩度特性格納部,65はL*a*b*
(またはL*u*v*)系座標を出力装置の座標系(R
GB,YMC)に変換する第2色変換部(図2の13ま
たは16に対応)である。
【0033】図6の動作は,スキャナ等により発生した
RGBのデジタル信号が第1色変換部60において,L
*a*b*(またはL*u*v*)座標系に変換し,そ
の変換により発生したL*(明度)について出力装置が
再現可能な明度範囲に圧縮すると共に,出力装置の特性
に対応した明度についての非線型の圧縮を明度特性格納
部62のデータを用いて実行される。
【0034】この出力L*’は彩度圧縮部63へ供給さ
れ,第1色変換部60からの信号a*,b*とが入力さ
れて,出力装置が持つ彩度の再現範囲への彩度圧縮と出
力装置の彩度特性に対応した非線型の圧縮が彩度特性格
納部64に格納された特性データを用いて実行され,出
力a*’,b*’が発生し,明度圧縮部61の出力L
*’と共に色変換部65に供給され,ここで出力装置の
種類に対応したRGB座標系またはYMC座標系へ変換
され,図6の例ではディスプレイ表示装置へ供給するR
GB座標系の出力であるR’,G’,B’(入力する
R,G,Bと異なることを表す)の3つの信号が発生す
る。
【0035】上記の図2及び図6に示す構成では,L*
a*b*座標系またはL*u*v*座標系により色変換
を行っているが,これらの座標系の場合,図4に示すよ
うに,彩度が大きくなるにつれて色相の歪みが生じてい
るため,色圧縮を行うと色相がずれてしまう可能性があ
る。
【0036】そこで,このような問題を回避するため
に,上記図3で説明したマンセル座標系の色変換を行う
場合のシステム構成を図2を参照しながら説明する。そ
の場合,上記図2のシステム構成において,第1色変換
部11はRGB座標系の入力信号をマンセル座標系の信
号である色相(ヒューH),明度(バリューV)彩度
(クロマC)へ変換し,画像データベース12にマンセ
ル系の画像データが格納される。色圧縮部13及び16
は,それぞれマンセル座標系の信号を入力して,それぞ
れマンセル系座標について圧縮を行い,第2色変換部1
4,第2色変換部17でそれぞれの出力装置であるディ
スプレイ表示装置15,プリント装置18に対応する座
標系(RGB,YMC)への変換を行う。
【0037】このマンセル座標系の色変換部を含む実施
例2の構成を図7に示す。この実施例2も上記の図6の
構成と同様にデータベースを含まない例である。図7に
おいて,70〜75は上記図6の60〜65と同様の名
称の装置であるが,その機能は異なる。
【0038】動作を説明すると,RGBのデジタル信号
がスキャナから入力すると,第1色変換部70におい
て,H,V,Cの各信号成分から成るマンセル座標系に
変換する。変換により発生したV(明度)について出力
装置が再現可能な明度範囲に圧縮すると共に,出力装置
の特性に対応した明度についての非線型の圧縮を明度特
性格納部72のデータを用いて実行する。その出力V’
は第1色変換部70からの信号Cと共に彩度圧縮部73
へ供給され,ここで出力装置が持つ彩度の再現範囲への
彩度圧縮と出力装置の彩度特性に対応した非線型の圧縮
が彩度特性格納部74に格納された特性データを用いて
実行される。この彩度圧縮部73からの彩度の圧縮出力
C’,明度圧縮出力V’及び第1色変換部70の色相の
出力Hは,第2色変換部75に入力され,ここで出力装
置が使用するRGB座標系(ディスプレイ)またはYM
C座標系(プリンタ)へ色変換される。
【0039】図8は画像データをマンセル座標系に変換
する色変換部の実施例の構成図である。図8のA.に示
すように色変換部85は,スキャナ80において発生し
たRGBデータが入力すると予めテーブル85aに設定
された係数を用いてRGBデータをマンセル座標系に変
換して,データべース86へ格納する。なお,色変換部
85において,L*a*b*座標系またはL*u*v*
座標系のデータに変換するように構成することもでき
る。
【0040】上記の色変換部85で用いるテーブル85
aは,図8のB.に示す構成により求められる。B.に
おいて,予め測色を行ってあるカラーパッチ81がスキ
ャナ80から読み取られてRGBデータ82が学習・係
数算出部84に入力する。カラーパッチ81の測色デー
タ保持部83からは対応する測色データが学習・係数算
出部84に入力される。学習・係数算出部84は測色デ
ータとRGBデータの組合わせを求め,変換誤差の総和
が最小となるようニューラルネットの学習または,マス
キング演算の係数を決定する。この係数はテーブル85
aに格納され,上記A.に示す色変換部85による色変
換に用いられる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば画像データとして明度・
彩度・色相で表される色座標空間を用い,明度・彩度に
ついて色座標系の特性及び出力装置の特性を考慮した非
線型の圧縮を行うことにより出力装置の色再現濃度が限
られていても色相に左右されない,原稿により忠実な色
再現を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例のシステム構成図である。
【図3】マンセル表示系の説明図である。
【図4】L*a*b*,L*u*v*座標系の説明図で
ある。
【図5】明度,彩度に関する出力装置の特性図である。
【図6】色圧縮部の内部構成を含む実施例1の構成図で
ある。
【図7】色圧縮部の内部構成を含む実施例2の構成図で
ある。
【図8】画像データをマンセル座標系に変換する色変換
部の実施例の構成図である。
【図9】従来例1の説明図である。
【図10】従来例2の説明図である。
【符号の説明】
1 データ入力部 2 第1色変換部 3 画像データベース 4 色圧縮部 5 第2色変換部 6 出力装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/68 310 9191−5L G09G 5/02 8121−5G H04N 1/46 9068−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像の色圧縮方式において, 原稿を読み取って色濃度データを発生するデータ入力部
    と, データ入力部からの色濃度データを受け取って均等色空
    間座標系(L*a*b*,L*u*v*)またはマンセ
    ル座標系の画像データに変換する第1色変換部と, 該第1色変換部で変換された画像データを出力装置の再
    現可能な濃度範囲に圧縮する色圧縮部とを備えることを
    特徴とするカラー画像の色圧縮方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において, 前記第1色変換部からの画像データを格納する画像デー
    タベースと, 該画像データベースから画像データを取り出して前記色
    圧縮部に供給することを特徴とするカラー画像の色圧縮
    方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において, 前記色圧縮部は出力装置で再現可能な濃度範囲への圧縮
    と,出力装置の明度及び彩度の特性に合った非線型の圧
    縮を行う明度圧縮部及び彩度圧縮部を備え, 該色圧縮したデータは第2色変換部により出力装置の色
    座標系に変換されて出力装置から出力されることを特徴
    とするカラー画像の色圧縮方式。
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