JPH0686539U - 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー - Google Patents

自動停止装置付スライドファスナー用スライダー

Info

Publication number
JPH0686539U
JPH0686539U JP2880493U JP2880493U JPH0686539U JP H0686539 U JPH0686539 U JP H0686539U JP 2880493 U JP2880493 U JP 2880493U JP 2880493 U JP2880493 U JP 2880493U JP H0686539 U JPH0686539 U JP H0686539U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
slider
claw
stop
slide fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2880493U
Other languages
English (en)
Inventor
慶一 槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Priority to JP2880493U priority Critical patent/JPH0686539U/ja
Publication of JPH0686539U publication Critical patent/JPH0686539U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slide Fasteners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック機能とスプリング機能とを充分に発揮
し、ロック効果の向上を図る。 【構成】 スライダー胴体1の上面に停止爪付バネ材1
3の収納部を設け、停止爪付バネ材13は、一端に爪1
4を突設した停止爪部15をスランレス鋼などの硬材か
ら成形し、また先端をU字状に屈曲成形したスプリング
部16を弾性板材から形成し、この停止爪部15とスプ
リング部とを溶接またはろう付けなどして一体に連結
し、かつ中間に引手11の作動用部17を設けた停止爪
付バネ材13を収納部に収納するとともに、爪14を爪
孔7から胴体1内に出没自在に形成した自動停止装置付
スライドファスナー用スライダーで、ロック機能を充分
に発揮し、ロック効果の向上を図った。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スライドファスナー用スライダーにおいて、一端に停止爪、他端 にスプリング部が形成されたバネ材を用い、自動的に停止する機能、または半自 動的に停止する機能を備えた、自動停止装置付スライドファスナー用スライダー に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動停止装置付スライドファスナー用スライダーにおいて、スプリング 材と停止爪体とを別体に作製して、胴体の上面に形成したスプリング収納カバー 内に、スプリング材と停止爪体とを配設した自動停止装置付スライドファスナー 用スライダー(実開昭58−93209号公報参照)が知られている。
【0003】 さらに、スライダー胴体の上面に形成したスプリング収納カバー内に、全体が バネ部材から形成され、一端に停止爪部、他端にU字形に屈曲したスプリング部 を形成したバネ部材を、カバー内に配設した自動停止装置付スライドファスナー 用スライダー(実開平2−59611号公報参照)が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前項において、第一に挙げた公知の自動停止装置付スライドファスナー用スラ イダーは、停止装置として板状のスプリング材と停止爪体とを別体に作製したも のであるが、このスプリング材と停止爪体とをスライダー胴体に装備する場合、 胴体の上面を複雑な形態に成形して装備しなければならないから、スライダーの 製作がきわめて面倒で、手数を要することである。
【0005】 また第二に挙げた公知の自動停止装置付スライドファスナー用スライダーは、 スプリング部と停止爪部とが、板状の同一バネ材から成形されたものであるが、 停止爪を如何なる形状に形成しても、停止爪自体が変形し易く、そのため爪部に 補強部を併設し、補強しているが結果的には満足なロック効果を得ることが難し かった。 この考案は、上述の問題点を解消するため考案されたものであり、この考案の 自動停止装置付スライドファスナー用スライダーは、簡単な構成でしかもスライ ダーの製作がきわめて容易な自動停止装置付スライダーであって、そのうえロッ ク機能とスプリング機能を充分に発揮できる、自動的または半自動的な停止機能 を備えた、自動停止装置付スライドファスナー用スライダーを提供することが目 的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、この考案の自動停止装置付スライドファスナー用 スライダーは、スライダー胴体1の上面に停止爪付バネ材13用の収納部9を設 け、停止爪付バネ材13は停止爪部15を硬材で成形し、スプリング部16は弾 性板材から形成し、停止爪部15とスプリング部16とを一体に連結するととも に、その中間に引手11の作動用部17を形成した停止爪付バネ材13を胴体1 上面に設けた収納部9に配設した、自動停止装置付スライドファスナー用スライ ダーを主な構成としている。
【0007】 さらに、硬材で成形した停止爪部15を引手11の作動用部17まで延長させ てスプリング部16と連結した自動停止装置付スライドファスナー用スライダー でもある。
【0008】
【作用】
この考案の自動停止装置付スライドファスナー用スライダーは、上述のような 構成であり、図3および図6に示すようにスライダーは、引手11を上方または 前後方向に引張ると、支軸12によって停止爪付バネ材13がスプリング部16 の弾力に抗して上方に引き上げられるので、咬合子26間に嵌入している先端の 爪14を胴体1の咬合子ガイド溝23から引き上げるとともに、咬合子26間か ら抜脱し、スライダーは引張方向へ自由に摺動する。
【0009】 引手11の引張操作を中止すると、停止爪付バネ材13はスプリング部16の 弾力によって、自動的に爪14を咬合子26間に嵌入させるから、それ以後はス ライダーの摺動ができず、停止状態を引手11の引張操作が行われるまで保持す る。
【0010】 さらに、図10に示したスライダーは、引手11を起立させると支軸12がカ ムの働きをし、停止爪付バネ材13を上方に押上げると同時に爪14を咬合子ガ イド溝23から抜脱し、スライダーの摺動を可能にする。また引手11を倒伏さ せると、停止爪付バネ材13はスプリング部16の弾力によって、胴体1上面に 圧接され爪14が咬合子間に嵌入し、スライダーの摺動はできない。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の自動停止装置付スライドファスナー用スライダーの実施例に ついて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0012】 この考案の自動停止装置付スライドファスナー用スライダーは、停止爪付バネ 材を使用し、引手の操作によって自動的あるいは半自動的に停止爪を咬合子間に 嵌脱させるタイプのスライダーであり、図1から図4に示すスライダーは自動的 な停止機能を備えた自動停止装置付スライドファスナー用スライダーで、スライ ダー胴体1の上翼板2上面に前柱3と後柱4とを突設し、前柱3の上面には縦方 向に凹溝部5を凹設し、側面には凹孔部6が設けられている。また、後柱4の側 面にも凹孔部6が凹設され、前柱3と後柱4との中間であって、後柱4寄りの上 翼板2に爪孔7が穿設されている。
【0013】 前柱3と後柱4とにはカバー8が載架されて停止爪付バネ材13を収納する収 納部9が形成され、カバー8は側面に引手11の支軸12が嵌挿される長凹欠状 の摺動孔10が設けられている。またカバー8内に収納される停止爪付バネ材1 3は、一端に爪14を突設した停止爪部15とU字状に屈曲されたスプリング部 16とから形成され、停止爪部15は真鍮、ステンレス鋼などの硬材から成形さ れ、スプリング部16は平板状の弾性板材をU字状に屈曲成形することによって 形成し、場合によってはU字状に屈曲成形することなく直線状であってもよい、 そして停止爪部15とスプリング部16とは溶接またはろう付けなど、場合によ ってはカシメまたは固着具を用いて一体に連結するとともに、中間に凹状の引手 11の作動用部17を凹設して停止爪付バネ材13を形成する。
【0014】 以上説明したところのスライダー胴体1、引手11、停止爪付バネ材13、カ バー8を用いて、自動停止装置付スライドファスナー用スライダーを組立てるに は、まず、胴体1の上翼板2上面に設けた前柱3と後柱4との間に、引手11の 支軸12を配設し、その上部に停止爪付バネ材13を配設するが、その際U字状 のスプリング部16を前柱3の凹溝部5に嵌め込み、他端に設けた爪14を上翼 板2に設けた爪孔7に嵌入させ、引手11の作動用部17内に引手11の支軸1 2を配設し、上部からカバー8を前柱3と後柱4とを被覆する状態で載架し、前 柱3、後柱4に設けた凹孔部6に相当する個所を両側から打圧して固定し、自動 停止装置付スライドファスナー用スライダーが完成される。
【0015】 次に、図5から図7に示したスライダーも自動的な停止機能を備えた、自動停 止装置付スライドファスナー用スライダーで、スライダー胴体1の上翼板2に設 けた停止爪付バネ材13を収納する収納部9は、上翼板2とカバー8とが一体的 に形成され収納部9が形成されている。そして、カバー8内には停止爪付バネ材 13が収納されているため嵌挿洞部18が、図6に示すように縦方向に貫通して いる。
【0016】 カバー8の両側壁19には、引手11の支軸12が摺動できる長円形状の摺動 孔10が設けられ、かつ胴体1の肩口側のカバー8の天井には、停止爪付バネ材 13のスプリング部16先端に設けた係止部20と係合できる係止突部21が突 設され、さらに胴体1の後口側には、停止爪部15の爪14が嵌入できる嵌入凹 部22が凹設されている。
【0017】 以上説明した自動停止装置付スライドファスナー用スライダーの組立ては、胴 体1の上翼板2上面に設けられた収納部9における、カバー8の嵌挿洞部18の 後口側から、図5に示すように停止爪付バネ材13のスプリング部16側より挿 入させ、スプリング部16の先端に設けた係止部20をカバー8内の係止突部2 1に係合させて固定し、他端の爪14を上翼板2の後口側に設けた嵌入凹部22 に嵌入させ、そしてカバー8の両側壁19に設けた摺動孔10から、引手11の 支軸12、この実施例の場合は支軸12が中央部分で切断され開離されているの で、開離されている引手11の支軸12を摺動孔10に当てがい、両側から押圧 して停止爪付バネ材13の引手11の作動用部17内に嵌挿配設させ、自動停止 装置付スライドファスナー用スライダーを完成させる。
【0018】 なお、図中の23は胴体1内に設けられた咬合子ガイド溝であり、24は下翼 板、25は連結部を示し、また26は咬合子を表わす。
【0019】 さらに、図9、10に示したスライダーは、半自動的停止機能を備えた自動停 止装置付スライドファスナー用スライダーてあって、スライダー胴体1の上翼板 2には、鍵形の切起片27を胴体1の肩口側に2箇所、後口側に1箇所、合計3 箇所に起立突設して収納部9を形成し、後口側の切起片27の基部に爪孔28を 設けるとともに、胴体1の連結部25前面に凹条溝29を設け、その中程に小突 起30が突設されている。
【0020】 停止爪付バネ材13は、一端に爪14が突設され、その上方に孔部31が設け られ、他端には舌片32、32が突設され、全体が山形状を呈する硬材製の停止 爪部15と、全体形状が鍵形状を呈する弾性板材製のスプリング部16とが一体 に連結され、スプリング部16の先端両側には凹欠部33、33が形成され、停 止爪付バネ材13の中央部分には引手11の作動用部17が形成されている。一 方、引手11は支軸12の断面形状が、引手11の長手方向に長い長方形に形成 され、カム部が形成されている。
【0021】 この自動停止装置付スライドファスナー用スライダーの組立ては、図10に示 すように、引手11の支軸12を胴体1上面に形成された収納部9の切起片27 間に配置し、その上部に停止爪付バネ材13を配置し、停止爪15の爪14を爪 孔28に嵌入させ、また肩口側の切起片27に停止爪部15の舌片32を係合可 能に対設するとともに、スプリング部16の先端部を胴体1前面の連結部25に 形成した凹条溝29に嵌め、かつ凹欠部33に小突起30を嵌合させてスプリン グ部16を固定し、半自動的な停止機能を備えた自動停止装置付スライドファス ナー用スライダーを完成させる。
【0022】
【考案の効果】
この考案の自動停止装置付スライドファスナー用スライダーは、上記のとおり の構成であり、この構成によって下記の効果を奏する。
【0023】 この考案の自動停止装置付スライドファスナー用スライダーは、スライダーの 胴体1の上面に収納部9を設け、この収納部9に停止爪付バネ材13を配設する が、停止爪付バネ材13は停止爪部15を硬材から成形し、スプリング部16は 弾性板材から形成し、停止爪部15とスプリング部16とを一体に連結したもの であるから、従来の公知のスライダーの如く、停止爪部15が容易に変形するこ とがないので、長期にわたってロック機能を発揮し、ロック効果を向上させるこ とができた。
【0024】 さらに、硬材で成形した停止爪部15を引手11の作動用部17まで、延長し て成形したことによって、引手11の引張力をより確実に爪14に伝達すること ができ、理想的なロック効果が得られるなど、この考案の効果はきわめて顕著で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動停止装置付スライドファスナー用スライダ
ーの分解斜視図である。
【図2】自動停止装置付スライドファスナー用スライダ
ーの斜視図である。
【図3】同上スライダーの縦断面図である。
【図4】停止爪付バネ材の斜視図である。
【図5】他の実施例の自動停止装置付スライドファスナ
ー用スライダーの分解斜視図である。
【図6】同上スライダーの縦断面図である。
【図7】同上スライダーにおけるスプリング部の固定手
段を示した要部の一部断面図である。
【図8】他の実施例の停止爪付バネ材の斜視図である。
【図9】他の実施例の自動停止装置付スライドファスナ
ー用スライダーの分解斜視図である。
【図10】同上スライダーの縦断面図である。
【符号の説明】
1 胴体 9 収納部 11 引手 13 停止爪付バネ材 15 停止爪部 16 スプリング部 17 作動用部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体1の上面に停止爪付バネ材13用の
    収納部9を設け、停止爪付バネ材13は停止爪部15を
    硬材で成形し、スプリング部16は弾性板材から形成
    し、この両部材を一体に連結するとともに、中間に引手
    11の作動用部17を形成した停止爪付バネ材13を収
    納部9に配設したことを特徴とする自動停止装置付スラ
    イドファスナー用スライダー。
  2. 【請求項2】 硬材で成形した停止爪部15を引手11
    の作動用凹部17まで延設した請求項1記載の自動停止
    装置付スライドファスナー用スライダー。
JP2880493U 1993-05-31 1993-05-31 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー Pending JPH0686539U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2880493U JPH0686539U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2880493U JPH0686539U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0686539U true JPH0686539U (ja) 1994-12-20

Family

ID=12258616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2880493U Pending JPH0686539U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0686539U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4632924B2 (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP3396346B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP4152254B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JPH0721123Y2 (ja) 自動停止装置付スライドフアスナー用スライダー
JP3439605B2 (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP2597539Y2 (ja) 自動停止装置付隠しスライドファスナー用スライダー
TWI376211B (ja)
JP3393572B2 (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダーおよびそのスライダーのカバー成形金型
JP5501252B2 (ja) スライドファスナー用スライダー
JP2004147729A (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JPH10127313A (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP4628227B2 (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
TWI251476B (en) Slider for slide fastener with automatic stopper
US20050241122A1 (en) Buckle and baby carrier using the same
JP5387907B2 (ja) 薄型スライダー
JP5247823B2 (ja) 開離嵌挿具付スライドファスナー
JPH0629428U (ja) 係止具
JPH11178615A (ja) スライドファスナーの開離嵌挿具および停止装置付スライダー
JP3626368B2 (ja) 停止装置付スライドファスナー用スライダー
JPH11127918A (ja) スライドファスナー用スライダーの半自動または自動停止装置
JPH08322611A (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
EP0839466A1 (en) Auto -lock slide fastener slider
KR100268997B1 (ko) 자동 정지장치를 갖는 슬라이드 파스너용 슬라이더
JP3285453B2 (ja) スライドファスナー用合成樹脂製開離嵌挿具
WO2012039039A1 (ja) スライドファスナー用スライダー