JPH068126U - スクレーパ - Google Patents

スクレーパ

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Publication number
JPH068126U
JPH068126U JP5447892U JP5447892U JPH068126U JP H068126 U JPH068126 U JP H068126U JP 5447892 U JP5447892 U JP 5447892U JP 5447892 U JP5447892 U JP 5447892U JP H068126 U JPH068126 U JP H068126U
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JP
Japan
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scraper
frost
cutting edge
edge portion
scraping
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Pending
Application number
JP5447892U
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English (en)
Inventor
英世 小川
Original Assignee
英世 小川
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Publication date
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Publication of JPH068126U publication Critical patent/JPH068126U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寒冷時、自動車用窓ガラス等に付着した霜等
の掻き落しを行うためのスクレーパを天然の素材である
丸竹等を用いて形成する。 【構成】 天然の丸竹を所定の長さに切断し、それを縦
方向に二つ割りし、半円筒形状の部材を形成する。中央
の凸部を形成する部分に所定の弾力性を有するボデー部
12を設ける。上記二つ割り面部に刃先部11を設け
る。また、刃先部11の長手方向にはクラウニング部1
3を設ける。 【効果】 立体形状を有するので掴み易く、掻き落とさ
れた霜等が手につかない。ボデー部12の弾力性により
刃先部11が霜等の付着面に食い込み、掻き落し能力が
上がる。天然素材ゆえ環境保護上優れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、物体の表面に付着した不要物等を掻き落とすためのスクレーパに関 するものであり、特に、車両の窓ガラス等に、寒冷時、氷結等により付着した霜 等の除去のために用いられるスクレーパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスクレーパは、例えば三角定規を利用したり、あるいは、図4 におけるような平板状のものからなるものであって、その大部分を占めるボデー 部10と刃先部20とからなるものが主であった。そして、そのボデー部10を 、図4に示す如く、作業者が手で掴んで、刃先部20をガラス面30に当て、氷 結した霜40等を掻き落とそうとするものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のものにおいては、上記図4に示す如く、スクレーパの操作に よって掻き落とされた霜は、作業者の手50側に移動してきて、上記作業者の手 50に接触することとなる。特に、当該霜取り作業は、早朝等の寒冷時に行われ るものであるところから、上記作業者の手50は冷やされることとなり、寒さに よりいわゆる手が「かじかむ」こととなり、上記スクレーパをしっかりと保持す ることが困難となる。その結果、上記スクレーパの刃先部20が、ガラス面30 にうまく当たらなくなり、霜取り作業の効率が低下することとなる。
【0004】 また、上記スクレーパは、多くはプラスチック製のプレート等からなるもので あるが、寒冷時における上記氷結霜は硬く、強固に付着しているものであるため 、上記霜取り作業を繰り返すことによって上記刃先部20が摩滅し、刃先部20 が丸みを帯びてしまうこととなる。その結果、上記霜取り作業の効率が低下する ため、それを補うために作業者は上記スクレーパを更に強くガラス面30に押し 付けなければならない。しかしながら、上記作業者の手50は寒さのためすでに 「かじかんだ」状態となっているため、そのような作業はうまく行われず上記霜 取り作業の作業効率は益々低下することとなる。このような寒冷時における作業 環境の悪化によるスクレーパ保持力の低下の問題点及び刃先部の摩滅に起因する 霜取機能の劣下の問題点等の解決を図ることとした、操作性の優れた、かつ、霜 取能力に優れたスクレーパを提供しようとするのが本考案の目的(課題)である 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては、次のような手段を講ずること とした。すなわち、半円筒形状の部材からなるものであって、その中央部には所 定の弾力性を有する凸面状のボデー部を有するとともに、半円筒の軸線方向の切 断面を形成する端部には所定の逃げ角を持った刃先部を有し、更に、上記刃先部 の長手方向にはゆるやかな凸面を形成してなるクラウニング部を有する構成を採 ることとした。
【0006】
【作用】
上記構成を有する本考案のスクレーパにおいて、窓ガラス等に氷結した霜の除 去作業を行う際の、その作業態様について図3を主に説明する。すなわち、長手 方向の両端面14、15を、親指と中指、薬指等とで押さえ、更にはボデー部1 2の凸面部を人差指で押さえることによって、当該スクレーパを霜等の氷結して いるガラス面等に押し付ける。次に、当該スクレーパを前後に移動させることに よって霜等の除去が行われる。この場合、当該スクレーパは、従来の平板状のも の等と異なり、両側に刃先部11を有する立体形状を有しているので、作業者の 手による保持動作が確実になり、強くガラス面等に押付けることが可能となる。 また、当該スクレーパには、図2に示すように、刃先部11の部分に逃げ角θが 設けられていることにより、常にシャープエッジを保った状態で氷結面に刃先が 接触することとなり、霜等の除去(掻き落し)能力が高められることとなる。
【0007】 更には、本考案にかかるスクレーパは、図2に示す如く、凸面部を形成するボ デー部12が設けられている構成となっているため、その部分を、図3における ように人差指等で強く押さえると、当該ボデー部12が図2の一点鎖線図示の如 く弾性変形をし、その弾性力により両刃先部11は、霜等が氷結している面に更 に食い込むこととなる。その結果、霜等を氷着面から掻き落とす能力が高められ ることとなる。また、上記刃先部11には、上記図1に示す如く、その長手方向 に、中央部においてわずかの出っ張りDを有するクラウニング部13が設けられ ている構成となっているので、このクラウニング部13の作用により、多少の凹 面を形成する面に対しても常に刃先部11の部分が霜等の氷結している面に接触 することとなり、霜取効果の向上が図られることとなる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例について、図1ないし図3を基に説明する。本実施例の構成は 、図1に示す如く、半円筒形状の部材からなるものであることを基本とする。具 体的には、図3に示すように、直径が5c m ないし10c m の竹等を、手に納ま る程度の適当な長さ、例えば7c m ないし10c m の長さに切断し、それを軸線 方向に2つ割りすることによって、半円筒形状の部材に形成されるものである。 このような半円筒形状の部材の上記軸線方向の両切断面に、図2に示すような逃 げ角θを設けることによって刃先部11が形成されるものである。なお、この逃 げ角θは、例えば5゜〜20゜程度が適当である。このようにして形成された本 実施例のスクレーパは、図2に示すように、その断面形状が半円形の三ヶ月形を なし、その中央の凸部には、所定の弾力性を持ったボデー部12を有し、両側に は所定の逃げ角θを持った刃先部11を有する構成からなるものである。
【0009】 このような基本構成において、更に、上記刃先部11の長手方向には、図1に 示すように、当該刃先部11の両端部よりその中央部が若干の出っ張りDを持っ たクラウニング部13を有する構成となっている。なお、本実施例においては、 丸竹等を切断加工することによって本スクレーパを形成することとしたが、この 他に、ポリプロピレン(PP)等のプラスチック材にて一体成形することによっ ても本考案にかかるスクレーパを形成することが可能である。
【0010】 次に、上記構成を有する本実施例のスクレーパの使用態様について説明する。 まず、図3に示すように、スクレーパの長手方向の両端面14、15を親指と中 指及び薬指等とで挟み、更に人差指にてボデー部12の凸面部を押さえることに よって、当該スクレーパを保持し、当該スクレーパの刃先部11の部分を霜等の 氷着しているガラス面等に押し付ける。次に、このような状態で、刃先部11を 押出すように上記スクレーパを前後に移動させることによって霜等の掻き落し作 業が行われる。この場合、当該スクレーパは中央部に凸面状のボデー部12を有 し、更に両側には刃先部11を有する立体状の形状を有しているので作業者の手 による保持機能が高められ、確実にガラス面(霜等の付着面)をとらえることが 可能となる。
【0011】 また、上記ボデー部12は、凸面形状を有しており、この部分が弾力性を有し 、弾性変形が可能なように形成されている。従って、図2に示すようにガラス面 に上記スクレーパがPの力で押付けられた際、上記ボデー部12が弾性変形をし て、上記スクレーパの両刃先部11は、一点鎖線図示のように、更に霜等の付着 面に食い込むようになる。その結果、上記刃先部11の掻き落し能力は更に向上 することとなる。また、上記刃先部11は、両側に設けられている構成となって いるので、上記霜等の掻き落し機能(霜取機能)は、スクレーパの往復運動によ って発揮されることとなり、従来のものの2倍の能力が発揮されることとなる。 なお、上記刃先部11の部分が使用により丸みを帯びてきた場合には、サンドペ ーパ等により修正することにより、刃先部11をシャープエッジにすることがで き、霜取機能を復活させることができる。
【0012】 更に、当該刃先部11には、図1に示すようなクラウニング部13が設けられ ている構成となっているので、霜等の付着面が多少凹面を形成していても、容易 に、かつ、効果的に霜等の付着物の掻き落し作業が行われることとなる。なお、 本実施例においては、本スクレーパは寒冷時における車両用窓ガラス等への霜等 の付着物の掻き落し(除去)に用いる場合を主に述べてきたが、本スクレーパは 、これ以外の付着物の除去にも利用できるものである。例えば、スキー滑走面に 塗布したワックスの除去、あるいは使用後の古いワックスの除去等にも利用し得 るものである。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、寒冷時、車両用窓ガラス等に氷結により付着することとなっ た霜等を掻き落とすためのスクレーパについて、半円筒形状の部材からなるもの であって、その中央部には所定の弾力性を有する凸面状のボデー部を有するとと もに、半円筒の軸線方向の切断面を形成する端部には所定の逃げ角を持った刃先 部を有し、更に、上記刃先部の長手方向にはクラウニング部を有する構成を採る こととしたので、立体的形状に基づき作業者が手で掴み易くなるとともに、霜等 の掻き落し作業が楽になった。また、寒冷時においても当該スクレーパを確実に 保持することができるようになり、掻き落し後の霜等が手、指等に付着すること がなくなった。また、ボデー部には一定の弾力性が設けられているので、この弾 力性の作用により刃先部がより一層霜等の付着面に食いつくこととなり霜等の除 去能力が向上することとなった。また、本スクレーパには刃先部が両側に設けら れていることより、スクレーパの往復運動によって霜等の付着物の掻き落し作業 が可能となり、上記掻き落し作業の効率化が図られるようになった。また、当該 スクレーパの刃先部には、その長手方向にクラウニング部が設けられていること より、多少の凹面を形成する面においても掻き落し機能が発揮されるようになっ た。更には、本スクレーパを天然の竹等を利用することとした場合には、上記刃 先部をサンドペーパ等により再生することにより、常にシャープエッジを得るこ とができ、使用を繰り返すことが可能となるとともに、天然材を利用することに より環境保護の観点からも優れたものとなった。また、竹としての素材を生かし たインテリヤ置物等としても利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本考案の主要部をなす刃先部等の構造を示す横
断面図である。
【図3】本考案にかかるスクレーパの使用状態を示す図
である。
【図4】従来例にかかるスクレーパの使用状態を示す図
である。
【符号の説明】
11 刃先部 12 ボデー部 13 クラウニング部 14 端面 15 端面 30 ガラス面 40 霜 50 作業者の手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円筒形状の部材からなるものであっ
    て、その中央部には所定の弾力性を有する凸面状のボデ
    ー部を有するとともに、半円筒の軸線方向の切断面を形
    成する端部には所定の逃げ角を持った刃先部を有し、更
    に、上記刃先部の長手方向にはゆるやかな凸面を形成し
    てなるクラウニング部を有することを特徴とするスクレ
    ーパ。
JP5447892U 1992-07-10 1992-07-10 スクレーパ Pending JPH068126U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5447892U JPH068126U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 スクレーパ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5447892U JPH068126U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 スクレーパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH068126U true JPH068126U (ja) 1994-02-01

Family

ID=12971779

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JP5447892U Pending JPH068126U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 スクレーパ

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JP (1) JPH068126U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074342A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 コロナエンタープライズジャパン株式会社 サーフボード用ワックススクレーパ
JP2013539432A (ja) * 2010-08-09 2013-10-24 ダグラス ロルフ,イアン ツインブレード型スクレーパ工具

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WO2011074342A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 コロナエンタープライズジャパン株式会社 サーフボード用ワックススクレーパ
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