JPH0679571U - 欠落部分のある図形を印刷してある国勢調査の世帯名簿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 国勢調査員によるシール貼付の労力を省き、
シールの製作自体も不用とする。 【構成】 国勢調査員が、各世帯を訪問する際は、必ず
世帯名簿を持参しているので、その名簿用紙に、チェッ
ク欄を設け、調査票の配布時に、○印を書き取集時に中
を塗りつぶす事により、両方の効果をもたらす。

Description

【考案の詳細な説明】 五年に一回行われる、国勢調査の際に、調査員が受け持ち担当世帯に、調査票 を配布したあと『調査票配布済み証（シール）』を貼ることになっている。国勢 「調査の手引き」の説明によれば、○調査票を配布した後『調査票配布済み証（ シール）』を外から見やすい所にはりつけます。…と書いてあり、更に、〔注意 〕として『調査票配布済み（シール）』は、世帯の把握漏れや重複調査を防ぐた め、調査票を配った世帯が分かるように、しておくためのものです。したがって 、目につく所にはる必要がありますが、世帯の迷惑にならないよう、世帯の人に 話した上ではるようにしてください。…説明は至って簡単であるが、調査員はこ の為に、かなりの労力を費やしており、単に、労力だけでなく、総務庁統計局は 、全国の約四千万世帯（現実には、それ以上）の枚数にのぼるシールを作製して おり、その費用も膨大な金額になっているはずである。

そこで、シールを貼らせる方法を取り止めても、国勢調査票の配布の把握や、 重複調査の防止が、完全に出来るよう、次の方法を考案した。調査員が記入する 世帯名簿の半数の下書用（控）の用紙に、［（１）世帯番号］を記入する欄の左 り左側に３５ケ所、右側に３５ケ所（平成２年度の場合）を追加印刷する。（図 面１参照） 使用方法は、調査員が、事前に、居住の有無を確認してある自分の受け持ち区 の世帯に、調査票を配布し、記入方を説明すると同時に、世帯名簿に世帯人員等 さて、調査員がたずねて行っても、留守の場合が多く、調査票を渡せない場合が い。全部配布し終った時は、世帯名簿は、白い碁石を縦に並べた状態となる。１ ０月１日から、今度は、調査員が調査票の取集に再訪問する訳だが、調査票を受 け取って、礼を言って別れる際に、○印の中を鉛筆で黒く塗りつぶす。この●印 を見る事により、回収した世帯が確認される訳であり、○印の世帯だけを再度訪 問すればよいことになる。黒い碁石を、縦に並べた状態となった時が、調査票の 刷するのは、丸を書きやすくし、大きさを同じにし、大小不ぞろいにならぬよう にする為であり、見ためが、きれいになる為でもある。

此の方法だと、全国８０万人に及ぶ調査員は、シールの事を説明したり、貼付 したりする必要もなく、○印を画く事だけで、シールを貼ったと同じ効果があり わざわざ、人の家の玄関のシールを見に行かなくても、配布済みが確認出来るこ とである。調査漏れもなければ、重複も有り得ない。更に、此の方法の利点は、 調査票が回収されたか？されないか？も、すぐ分ることである。シール貼付の方 法では、シールを見ただけでは、配布された事は分かるが、回収されたか？され ないか？が、分らないことである。しかし、何よりの利点は、シールの製作が不 用であり、膨大な経費が節約出来ることである。私は、国勢調査員として、過去 二回、此の方法でやってみたが、完壁であり、欠点は無かった事を、申し添えま す。

【図面の簡単な説明】

【図 １】 は、国勢調査前の世帯名簿の平面図

【図 ２】 は、国勢調査中の世帯名簿の平面図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】（イ）欠落部分のある図形を印刷してあ
   る国勢調査の世帯名簿