JPH067393A - 外用骨固定具装置 - Google Patents

外用骨固定具装置

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JPH067393A
JPH067393A JP5090066A JP9006693A JPH067393A JP H067393 A JPH067393 A JP H067393A JP 5090066 A JP5090066 A JP 5090066A JP 9006693 A JP9006693 A JP 9006693A JP H067393 A JPH067393 A JP H067393A
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JP
Japan
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clamp carrier
lead screw
carrier housing
bone
housings
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JP5090066A
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English (en)
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Anthony P Pohl
フィリップ ポール アンソニー
Bruce H Ide
ヘンリー アイド ブルース
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/60Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like for external osteosynthesis, e.g. distractors, contractors
    • A61B17/66Alignment, compression or distraction mechanisms

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  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純構造で比較的安価な、骨移動・伸長のい
づれかの手順を何時でも遂行可能な改良形片面の外用骨
固定具装置の提供が目的である。 【構成】 縦方向中心軸を有し、非回転剛体軸と3個の
クランプキャリヤハウジングと親ねじとを備え、連結部
端ハウシジングは常に静止、中間ハウジングは常に親ね
じの回転で軸方向移動する剛体軸に固定、先端ハウジン
グは外端部取付手段により中間ハウジングとの一体移動
構成と連結部端ハウジングとの定距離保持構成との切換
え可能構造となっている。各ハウジングは骨に刺通すピ
ンを備えるピンクランプ組立部品をそれぞれ支える。連
結部の外端部取付手段は軸方向ローディングユニットを
備え、手動または電動で親ねじ回転し得る構成としてあ
る。 【効果】 単純コンパクト構造の骨移動・伸長両用装置
の提供により骨移動・伸長両方の骨折刺戟の付与が可能
になり骨折治癒期間を半減した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は骨折処置に使われる外用
骨固定具装置に係わり、特に骨の移動手順と伸長手順と
の遂行上で使用するのに適した片面の骨固定具装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】分裂法による骨のゆるやかな伸長がひど
い跛の矯正にここ数年来使用されて来た。子供達では生
長板の分裂によって肢の伸長が達成できたが、成人では
骨に作られた損傷、例えば外科医による骨の切断等の横
断的骨切除を施すことによって一度初期の骨治癒(カル
ス形成)を発生させることができれば、再生骨組織(カ
ルス)の分裂を使って肢の伸長が達成できる。
【0003】種々な分裂手段が長年に亘って使われて来
た。最も一般に使われた装置は、骨の各セグメントに締
め具付属のピンまたは針金を刺し通しそれから締め具を
分割する外用固定具であった。外用固定システムの例の
中には、(i)固定具本体あるいはロッドが刺し通され
る骨の両側に1つづつ置かれる左右対称枠、(ii)骨の
片側に1本だけ固定具本体あるいはロッドが置かれる片
面枠、および(iii)一連のリングが肢廻り空間に配置
され、リングがストラットによって相互連結されてシリ
ンダを形成しているリング固定具、が含まれる。
【0004】鋭利な外傷あるいはその他の条件、例えば
腫瘍切除や骨感染症切除の場合に欠陥骨の切片が失われ
るかも知れない。骨切除は骨伸長と同一原理に根差し、
骨移動と云うことで知られている処理手順の中で請願さ
れるかも知れない。骨伸長においては、外用固定具装置
が離れた2個の骨片にお互から骨の端部に向かって分裂
を起こさせるのに使用され、それによって骨が伸長す
る。一方骨移動においては骨固定具が骨欠陥/ギャップ
を閉じるのに使用されるが、この閉癒は通常欠陥骨の1
断片、一般には比較的大きな骨断片の切除、例えば骨の
横断切除を行った後、大きな切除断片の内側骨片を骨の
端部よりはむしろ欠陥に向けて分裂させ、その分裂が骨
の伸長をもたらすことによって達成される。骨はそれに
よって当初の骨長を維持しながら再構成されることにな
る。
【0005】これに代わる骨の欠陥を扱う方法、そして
一部の外科医が好んで採用する方法には、欠陥骨の端を
横に並べてその分だけ短かくし、この骨端接合部に初期
の骨治癒を促進させてからより大きな骨片切除、例えば
骨の横断切除を行い、最後に元の骨長を回復させるよう
に骨片に分裂を起こさせる方法がある。この手順の最終
結果は上記の結果と同じであるが、異なる手順段階を踏
んで達成される。このように骨欠陥に直面した外科医
は、これらの2手順のいづれかを選んで同一処置をする
ことになるであろう。第2の手順、即ち、元の骨が短か
くされる場合には、通常2段階手順、即ち欠陥が最初治
癒させられ、次いで骨が伸長される手順が存在する。こ
れらの段階はそれぞれ数箇月掛かるであろう。しかしな
がら両段階が同時に起こり、それによって全体の治癒時
間を短縮することは可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の2つの別々の手
順は過去においては異なる固定具の使用を必要としたた
め、病院は両方の固定具の在庫を維持しなければならな
かったし、これが外科医に対してどっちの手順を行うべ
きかの選択処置を残すことになっていた。
【0007】発明者が以前提出した1991年2月5日
登録のPCT出願PCT/AU91/00036号の中
に説明しているように、外用固定具は骨折治癒を促進す
る方法で(能動的にも受動的にも)信頼性の高い効率的
な活性化作用の与付手段であることが望ましい。骨移動
手順の場合、活性化作用は欠陥場所で起こることが望ま
しく、また長さが必要長さに達した後の伸長場所にも要
求されるものであるかも知れない。
【0008】本発明は発明者が前記PCT出願の中で記
述し図解した種類の固定具に対して更なる改善および/
または修正を加え、骨移動と骨伸長との両手順に同様に
適切なものならしめようとするものである。
【0009】本発明の1つの目的は、単純な構造で比較
的低原価の、骨移動手順または骨伸長手順のいづれかを
何時でも遂行可能な改良形片面の外用骨固定具装置を提
供することにある。
【0010】本発明の他の1つの目的は、装置が活性化
させる(軸方向ローディングおよび/または軸方向運動
を付与する)能力を有し、それにより、1個の骨断片の
骨伸長に先立ってまたは同時に、あるいは欠陥骨の切除
場所に骨カルス形成を加速させるときにのいづれかの場
合に、骨の欠陥場所での治癒を促進させる設計の片面の
外用骨固定具装置に対する改善を提供することにある。
【0011】本発明の更なる目的は、容易で正確な骨伸
長速度の制御が可能な外用骨固定具装置の改良品の提供
にある。
【0012】本発明の尚更なる目的は、動けない患者に
対する受動的な骨折刺戟および一度患者が歩行するよう
になった時の能動的な骨折刺戟の提供に対して容易に何
時でも適合し得る骨移動の外用骨固定具の改良品を提供
することにある。
【0013】本発明の尚一層の目的は、コンパクトと云
う長所によって患者に早い時期から活動と歩行を可能に
させ、それによって接合作用と筋肉機能と力強さの早期
回復の助長を促す活性化のための外用骨固定具装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明を広範に適用した
改良形片面の外用骨固定具装置は、共通の縦方向の中心
軸を有し、非回転の中心剛体軸あるいはロッドを備え、
剛体軸は中を貫通する中心孔を有して装置の中心軸に沿
った変位を可能にしている。装置はまた複数のクランプ
キャリヤハウジングを備える。各クランプキャリヤハウ
ジングは貫通して伸びる中央通路を有し、前記クランプ
キャリヤハウジングは剛体軸の長手方向沿いに同軸に支
持され、剛体軸あるいはロッドが滑動可能にかみ合いハ
ウジングの中央通路を貫通して伸びている。前記クラン
プキャリヤハウジングの1つは剛体軸と一体になって動
き得るよう剛体軸に固定され、前記クランプキャリヤハ
ウジングの各々は1以上の固定具リテーナピンを取外し
可能に固定する整形外科のピンクランプ組立部品を支持
するのに適している。装置は更に親ねじまたはねじ切り
ロッドを備え、親ねじは剛体軸あるいはロッドの孔の中
に切られたねじとのかみ合いねじを有して剛体軸の孔の
中に収納される。前記剛体軸あるいはロッドの一端(連
結部端)には前記親ねじあるいはねじ切りロッドの回転
用の、剛体軸と同軸の手段が配置され、前記親ねじの回
転により剛体軸の縦方向変位を付与する構造を有してい
る。この剛体軸の変位は、同時に、前記1つのクランプ
キャリヤハウジングと少なくとも他の1つのクランプキ
ャリヤハウジングとの間の対向する端面間軸方向距離の
調整要因をなしている。
【0015】もっと特殊なケースについて云えば、3個
のクランプキャリヤハウジングがあって互いに同軸関係
に整列されており、中間クランプキャリヤハウジングは
剛体軸と共に移動するよう剛体軸あるいはロッドに固定
して留めてあるが、他の2つの端部ハウジングは、装置
の骨移動使用中、親ねじとの間の相対的静止状態が保持
される。一方装置を骨伸長に使用するとき、端部クラン
プキャリヤハウジングの片方(連結部端)のみは親ねじ
に対して静止状態が保持され、他端(先端)のクランプ
キャリヤハウジングは親ねじが回転するとき中間クラン
プキャリヤハウジングと一体になって移動するように配
置されている。この記述では連結部端クランプキャリヤ
ハウジングが親ねじ頭部端に隣接する配置となってい
る。
【0016】骨移動手順に対しては、親ねじは剛体軸あ
るいはロッドの全長に亘って伸び、両端がそれぞれ固定
具装置両端で支えられている軸受中で回転するジャーナ
ルになっている。一方骨伸長手順に対しては、長い親ね
じは比較的短かい親ねじと交換可能で、短い親ねじは剛
体軸あるいはロッドの長さより短い距離だけ剛体軸の連
結部端から内方へ突き出している。
【0017】出来れば剛体軸あるいはロッドは多角形断
面を持ち、最も望ましいのは長方形あるいは正方形断面
であり、中心を貫通する円筒形孔を有するものであって
欲しい。
【0018】出来ればクランプキャリヤハウジングは円
筒形外壁と、剛体軸あるいはロッドをきっちり合う形に
受容する正方形あるいは長方形断面の内側の貫通孔とを
備えて欲しい。一方ピンクランプ組立部品の各々は、前
記クランプキャリヤハウジングに取外し可能に固着する
円筒形接続スリーブを有し、該接続スリーブは緩められ
るとそれぞれのクランプキャリヤハウジングに対して相
対的な回転が可能になっている。
【0019】元の骨長が維持される骨移動手順に適用可
能な本発明の実施例においては、装置は連結部端クラン
プキャリヤハウジング、中間クランプキャリヤハウジン
グおよび先端クランプキャリヤハウジングを備え、前記
中間クランプキャリヤハウジングは前記剛体軸あるいは
ロッドと一体となって移動するよう前記剛体軸あるいは
ロッドに固定して取付けられ、前記端部クランプキャリ
ヤハウジングの各々と剛体軸とは、お互に軸方向に滑動
可能になっているので、親ねじの制御された回転が前記
端部クランプキャリヤハウジングとの間の相対的な軸方
向変位を剛体軸に与える要因となっている。従って端部
クランプキャリヤハウジングは中間クランプキャリヤハ
ウジングとの間の相対的位置を変えることになるが端部
クランプキャリヤハウジング相互間の距離は一定のまま
維持される。
【0020】骨が最初短縮される骨伸長手順に適用可能
な本発明の実施例においては、中間クランプキャリヤハ
ウジングと端部クランプキャリヤハウジングの一方とは
固定された位置関係を保ち、親ねじが回転するとき親ね
じに沿って剛体軸と一体になって移動する。しかしもう
一方の端部クランプキャリヤハウジングは親ねじに対し
て静止状態を維持する。
【0021】本発明の他の観点から云えば、本発明の固
定具は長い親ねじを比較的短い親ねじに交換する必要な
しに何時でも速かに骨伸長モードの動作に入ることが可
能である。この実施例においては、先端クランプキャリ
ヤハウジングは取外し可能に同軸に取付けられている動
き止め手段を有する。骨移動モードで使用するとき親ね
じ回転の間も先端クランプキャリヤハウジングは親ねじ
との関係において固定位置に留まっていて連結部端クラ
ンプキャリヤハウジングからの距離を一定に保つが、中
間クランプキャリヤハウジングだけは親ねじに対して移
動する。一方、脚伸長モードで使用する場合動き止め手
段は、親ねじの回転中、中間クランプキャリヤハウジン
グと一体になって起こす連結部端クランプキャリヤハウ
ジング対する相対移動を、先端クランプキャリヤハウジ
ングに対して可能ならしめるが、これは連結部端クラン
プキャリヤハウジングが親ねじに対して依然として静止
状態を維持しているからである。勿論それぞれのケース
において剛体軸は縦方向に変位する。
【0022】出来ればロック手段は親ねじの先端出張り
部にねじ移動可能にかみ合う筒状動き止めスリーブであ
って欲しい。動き止めスリーブは装置が骨移動モードで
使用されるとき親ねじと同時に回転し一方装置が脚伸長
モードで使用されるとき回転運動は止められて親ねじが
スリーブ内で回転するように配置されている。
【0023】特に好ましい実施例において、本発明は一
方または両方の端部クランプキャリヤハウジングと剛体
軸との間に相対的な動的軸方向運動を繰返し発生させる
駆動手段を含んでおり、従ってクランプキャリヤハウジ
ングで運搬されるピンクランプ組立部品間の相対的で限
定的な軸方向運動が含まれることになる。前記駆動手段
は、一方あるいは両方の装置端に同軸に取付けられる。
【0024】ある例の場合には、両方の端部クランプキ
ャリヤハウジング間の相対的な動的軸方向運動が望まれ
る。駆動手段は特に動けない患者が骨折部運動あるいは
受動的刺戟を必要とする場合、同軸取付けのDCモータ
を備えるかも知れない。あるいはそれに代って駆動手段
は、患者が歩行可能な時較正されたバネの軸方向ローデ
ィング装置を備えても差支えない。いずれの場合にも、
駆動手段は急速治癒を強化・促進するために、欠陥場所
において(そして骨切除場所においても)活性化作用
(軸方向運動またはローディング)を提供する。
【0025】骨移動手順に対して装置が使用される場合
欠陥場所あるいは接合場所同様骨切除場所において動的
な軸方向ローディング及び/又は運動に対する準備が可
能であるならば都合が良いことを当業者は理解するであ
ろう。本発明では、これを極めて簡単な効果的方法で、
例えば端部クランプキャリヤハウジングと剛体軸との間
に起こる限定された相対的な軸方向運動を可能ならしめ
る装置の両端に取付けた適切な取外し可能な端部取付金
具を使って達成することが可能である。
【0026】ピンクランプ組立部品とピンクランプの配
置は発明者が前述の同時係属PCT出願の中で記述し図
解したものと同一であり、参照によってこの中に併合し
てある。
【0027】
【作用】非回転の剛体軸は中心円筒孔に切ったねじとか
み合うねじを有している親ねじの回転を受けて、連結部
端クランプキャリヤハウジングに対して軸方向の相対運
動を惹起させる働きをする。3個のクランプキャリヤハ
ウジングは連結部端クランプキャリヤハウジングと中間
クランプキャリヤハウジングと先端クランプキャリヤハ
ウジングとから構成される。連結部端クランプキャリヤ
ハウジングは固定具装置端に支えられ、親ねじが回転し
ても静止している。中間クランプキャリヤハウジングは
剛体軸に固定され、剛体軸と共に軸方向に移動する。先
端クランプキャリヤハウジングは親ねじの回転にも拘ら
ず連結部端クランプキャリヤハウジングとの距離を一定
に保持する構成と、中間クランプキャリヤハウジングと
一体になって剛体軸と共に軸方向移動する構成とを採り
得る。3個のクランプキャリヤハウジングはそれぞれ円
筒形外壁と、剛体軸外形に適合して滑動可能になってい
る内部を貫通する非円形断面孔とを有し、円筒形外壁の
外側には同軸嵌合で位置調整可能に取付けられた連結ス
リーブを有する。この連結スリーブはそれぞれに対応す
る骨片に皮膚の外から差し込むリテーナピンを備えてい
るピンクランプ組立部品を支え、クランプキャリヤハウ
ジング間の距離調整によって骨片間隔を調整できるよう
になっている。骨片間隔の調整は往復動刺戟を与えて組
織の分裂を促して骨を生長させたり骨長を予定値に留め
たりするために行うものである。親ねじは固定具装置の
外側から手動または電動で廻せるようになっていて、親
ねじ回転により剛体軸を軸方向移動させようとするもの
である。電動の場合は特に初期の骨治癒(カルス形成)
に威力を発揮し、手動の場合は特に脚伸長に適してい
る。
【0028】両端クランプキャリヤハウジングの外端部
の取付手段は連結部端のものと先端のものとでは異なる
構成になっていて、先端側取付手段は両端クランプキャ
リヤハウジング間距離を一定にロックする手段を有して
いるが、その距離を調整する手段も備えている。そして
その距離の調整の仕方および端蓋の有無によって先端ク
ランプキャリヤハウジングは剛体軸と一体になって移動
したり、剛体軸の移動にも拘らず連結部端クランプキャ
リヤハウジングとの距離を一定に保ったりすることが可
能になっている。親ねじの長さを剛体軸長に比して相対
的に短かくしたのは構造を単純化して軽量化を図り患者
の早期歩行開始を助けるためである。連結部端クランプ
キャリヤハウジングの外端部に取付けられた軸方向ロー
ディング装置は歩行ショックダンピングを目的としたも
のである。
【0029】
【実施例】本発明をもっと良く説明するため以下に更に
詳細な参考例を示し、図面を用いていくつかの実施例を
記述する。図1および図2には、改良形の外用固定具装
置10の実施例が示してある。この固定具装置10は、
剛体でできた非回転の正方形または長方形断面を有する
軸またはロッド11を備え、この剛体軸11は、固定具
装置10の縦方向軸Aと同軸になっていて延長方向に延
びた円筒孔12を内包している。剛体軸11は同軸関係
にある複数のクランプキャリヤハウジング13,14,
15を非回転状態で支え、それぞれのクランプキャリヤ
ハウジングは円筒形外壁と中を貫通する非円形断面孔と
を有している。図1に示すようにクランプキャリヤハウ
ジング13,14,15は、それぞれのクランプキャリ
ヤハウジング自身と同軸に給合されている位置調整可能
連結スリーブ16,17,18を有している。連結スリ
ーブ16,17,18は整形外科のピンクランプ組立部
品を支えており、ピンクランプ組立部品は1以上の固定
具リテーナピンを取外し可能に固定するピンクランプを
備え、固定具リテーナピンはそれぞれ欠陥骨の小片中に
挿入される。連結スリーブ、ピンクランプおよび固定具
リテーナピンは本質的には発明者が以前提出したPCT
出願番号PCT/AU91/00036号の中に記載し
た詳細構造と一致しており、本発明の一部を構成する要
素とはしていない。
【0030】本発明の特徴について云えば、親ねじ19
が備えられ、剛体軸11の円筒孔12の中にねじ移動可
能に収納され伸びている。本実施例においては、クラン
プキャリヤハウジング13と15の外端部それぞれに取
付けた端板20,21に設けた開口を通って親ねじ19
が備えられ、固定具装置10の両端から突き出してい
る。親ねじ19はねじ切り部22を有しており、このね
じ切り部22は剛体軸11の連結部端において円筒孔1
2のねじ切り部23とねじ移動可能に結合している。親
ねじ19の先端もまたねじ切りされていて、ねじ移動可
能にナット24を受容する。このナット24はクランプ
キャリヤハウジング15の同軸延長体部分25の中に収
納され、同軸延長体部分25は(図示されていない)固
定ねじによって先端部クランプキャリヤハウジング15
の先端にしっかりと固定されている。同軸延長体部分2
5は中央通路を有し、その通路を通って親ねじ19の突
出端が伸びているがその通路は、小口径の開口26の処
で終っている。開口26はその周囲壁と親ねじ19との
間に環状間隙を残すだけの大きさになっている。軸方向
移動が可能な活性化スペーサまたはブッシュ28が親ね
じ19の端部に滑動可能に配置され、環状間隙の中にぴ
ったり合うように設けられる。結合スリーブ29は、同
軸延長体部分25の上に滑動可能に保持されていて内側
は端部閉鎖キャップ31を受容可能にねじが切ってあ
る。この端部閉鎖キャップ31は、完全にきつく締めら
れたとき同軸延長体部分25および活性化スペーサ28
の径方向端面に押し付けられ、同時にそれによって軸方
向の動きを止めている。スラストワッシャがナット24
の両側に配される。
【0031】親ねじ19の連結部端には拡大ヘッド33
があり、この拡大ヘッド33は手廻し用取付金具34に
キー止めされ、その結果手廻し用取付金具34が手で廻
されるとき親ねじ19が同時に回転する。親ねじの往復
回転は剛体軸の行き戻りの縦方向運動に変換される。親
ねじ19の拡大ヘッド33は、クランプキャリヤハウジ
ング13の拡張部分35の中に収容され、拡張部分35
は、連結部端クランプキャリヤハウジング13に(図示
していない)固定ねじによって固定されて据付けられ
る。拡張部分35上に滑動可能に保持されるぎざぎざ付
きカラー37は、連結部端クランプキャリヤハウジング
13と手廻し用取付金具34とを取外し可能に結合する
のに使用される。充分に締め付けられた時、手廻し用取
付金具34は拡張部分35および(活性化スペーサ28
と同じ)スペーサ38に押し付けられ、それによって親
ねじ19に対する軸方向の動きを止めている。
【0032】中間クランプキャリヤハウジング14は剛
体軸11にきっちりと固定されて剛体軸11と一体にな
って動き、一方クランプキャリヤハウジング13,15
は親ねじ19が回転しても互の相対位置を変えることな
く留まっている。勿論この配置関係は固定具装置10が
中間クランプキャリヤハウジング14の移動特性によっ
て骨欠陥/ギャップを閉癒することを可能にする。中間
クランプキャリヤハウジング14は欠陥骨(図1参照)
の内部骨片中にそのピンを差し込んだ状態にしてあり、
クランプキャリヤハウジング15の方への中間クランプ
キャリヤハウジング14の動きは内部骨片に欠陥場所に
向けた分裂を起こさせる要因をなしている。
【0033】図5に示すように、中間クランプキャリヤ
ハウジング14は2分割合わせ形状に作られて、クラン
プねじ39の助けによって剛体軸11の上に単に摩擦力
だけでクランプ可能にしてある。この構造に代って中間
クランプキャリヤハウジング14は、剛体軸11に対し
滑動可能で取付け取外しも可能なように固定する単一モ
ールド品として作ることも可能である。
【0034】図3を参照する。固定具装置は手廻し用取
付金具34を取外し、活性化モードの連結部端クランプ
キャリヤハウジング13を含んで示してある。このモー
ドでは、例えば1mmの活性化ギャップが親ねじ19の拡
大ヘッド端33とクランプキャリヤハウジング13の端
板20との間に存在している。軸方向ローディングユニ
ット40は発明者の出願番号PCT/AU91/000
36号の同時係属PCT出願の中に記載した内容と同
様、親ねじ19の拡大ヘッド33に対して圧力接触を与
える中央ステム40’と一体になってぎざぎざ付きカラ
ー37にねじ移動可能に取付けられている。(図示され
ていない)弾性圧縮スプリングが軸方向ローディングユ
ニット40の中に収容されており、この軸方向ローディ
ングユニット40は親ねじ19、従って剛体軸11と協
働して身体的な動作によって生ずる剛体軸11とクラン
プキャリヤハウジング13との相対的な軸方向運動に対
し調整可能なバネ抵抗を提供している。
【0035】他端のクランプキャリヤハウジング15を
活性化させるためには、端部閉鎖キャップ31を取除
き、軸方向ローディングユニット40と同様な取付金具
に置き換える。そして活性化スペーサ28上にある径方
向に外向きのフランジと固定されている同軸延長体部分
25上にある径方向に内向きのフランジとの間に存在す
る活性化ギャップは、クランプキャリヤハウジング15
が動的な軸方向ローディングあるいは動的な軸方向運動
のいづれかの間で必要とする小移動に耐えることを可能
にする。
【0036】図4を参照すると、本発明による外部固定
具装置の第2の実施例が示されている。第2の実施例は
第1実施例と同じクランプキャリヤハウジング13,1
4,15と、ピンクランプ組立部品と、その中に取外し
可能に固定される固定具リテーナピンとを備える。しか
し本実施例においては、長方形断面剛体軸41の中を貫
通して伸びる孔42は、その先端部にねじ切り端部を有
し、そのねじ切り端部が接続ねじ43を受容する。接続
ねじ43の頭は、同軸のねじ込み端蓋金具44内側の径
方向壁に対向している。端蓋金具44はナット45を引
き込み、続いてナット45は固定ねじを使用してクラン
プキャリヤハウジング15に固定されるアダプタ46に
よって滑動可能に支持される。このようにして、分解状
態ではクランプキャリヤハウジング15が剛体軸41に
対して固定されて剛体軸41と一体になって移動する。
活性状態では、ねじ込み端蓋金具44は取除かれ、接続
ねじ43と剛体軸41とは一体になってクランプキャリ
ヤハウジング15との間の相対的軸方向移動が可能にな
っている。通常約1mmの活性ギャップが活性化スペーサ
ブッシュ38を使って付与され、クランプキャリヤハウ
ジング15の動的軸方向運動が可能になる。
【0037】親ねじ48は第1の実施例における親ねじ
19に比べて短かく、ねじ切りをした内端部49を備え
ている。内端部49は剛体軸41の孔42のねじ切り部
とねじ移動可能にかみ合い、剛体軸孔42のねじ部はド
リルとタップの作業で形造られる。固定具装置の連結部
端の取付金具は第1の実施例に記載したのと同様であ
り、協働して動き止めモードの時にクランプキャリヤハ
ウジングは親ねじ48の回転中も親ねじ48との間の相
対運動がないようになっている。
【0038】中間クランプキャリヤハウジング14は剛
体軸41に固定するようクランプされて剛体軸41と一
体となって移動するよう配置されている。そして先端ク
ランプキャリヤハウジング15は第1の実施例とは対照
的に剛体軸41に対して固定されている。そしてクラン
プキャリヤハウジング14,15沿いの剛体軸41は親
ねじ48の回転に伴って固定具装置の軸に沿った規定方
向に移動するようになっているけれども、クランプキャ
リヤハウジング13は静止している。この機構は、骨処
理手順を遂行する、即ち欠陥骨を最初短かくして骨欠陥
を閉癒し、それからより大きな骨片を例えば骨の横断切
除によって切開し、元の骨の長さに回復するまで分裂さ
せるという手順を遂行するのに適している。この例では
クランプキャリヤハウジング14,15で支えられたピ
ンクランプ組立部品はそれぞれ内側骨片および閉癒され
る欠陥から離れている外側骨片を刺し通すリテーナピン
を備える。この手順は当業者には容易に理解されるであ
ろう。
【0039】さて図6を参照しよう。図1の固定具はつ
ぎの点が修正されている。即ち、先端クランプキャリヤ
ハウジング15は親ねじ19の突き出し端上で細長く伸
びる動き止めスリーブ51により保持される。動き止め
スリーブ51は親ねじ19上にねじ込まれた上、同軸延
長体部分25の中に回転可能に収納され、更にロックナ
ット52によって位置決めされる。環状の手動設定ノブ
53は滑動可能に動き止めスリーブ51の尻尾部分に保
持され、埋込ねじ54で動き止めスリーブ51の上にロ
ックされる。端蓋55はねじ移動可能に結合スリーブ2
9のねじ切り孔の中に受容され、固定具の先端を閉鎖す
る。図6は親ねじ19にロックナット52でロックさ
れ、親ねじ19と一体回転の構造を有する動き止めスリ
ーブ51を含んだ骨移動モード使用の固定具を示してい
る。この条件では、クランプキャリヤハウジング15の
位置が親ねじ19で調整され、親ねじ19との間の関係
は固定される。クランプキャリヤハウジング13に関し
ても親ねじ19との関係が固定されているのでクランプ
キャリヤハウジング13と15との間の端から端までの
距離は一定に保持され、剛体軸11に固定されたクラン
プキャリヤハウジング14の動きによりクランプキャリ
ヤハウジング13,14,15の間の対向面間の軸方向
距離だけが変化する。
【0040】図7を参照する。親ねじ19の端部接続
は、親ねじ19を交換不要のままで固定具を骨伸長に使
用できる配置が取られている。これは端蓋55、ロック
ナット52および(図6に示されている)埋込ねじ54
の取外しによって達成される。長目の埋込ねじ58は環
状の手動設定ノブ53の中にねじ込まれるが、外側出張
り端部を備える。この端部は端蓋61のスカート60の
中に形造られたスロット59の中に配置される。端蓋6
1は結合スリーブ29とねじ移動可能に接続される。長
目の埋込ねじで固定され、端蓋61が取付けられる環状
の手動設定ノブ53と続く動き止めスリーブ51とは親
ねじ19が回転するときも回転が阻止される。親ねじ1
9のねじピッチは両端同一になっているので、中間クラ
ンプキャリヤハウジング14と一体となって横滑りをす
る剛体軸11と先端クランプキャリヤハウジング15と
は全てが同時に親ねじの制御された回転に従って連結部
端クランプキャリヤハウジング13に対する規定方向に
向かう相対移動を実行する。
【0041】各実施例における前記骨移動手順のいづれ
かの欠陥骨伸長処理は手動ねじ締め装置か、あるいは剛
体軸11および拡張部分35に駆動可能に結合している
連結部端のぎざぎざ付カラー37と同軸に給合した電動
装置かによって調整することが可能である。手動ねじ締
め装置は外科医に分裂速度、例えば毎日1mmづつ1回、
あるいはもっと細かい増分、例えば毎日1/4mmづつ4
回の調整を可能ならしめる。一方電動装置は事前決定の
伸長速度を電動機の連続運転または断続運転によって達
成させ得る。
【0042】本発明は、例えば患者がベッドに縛られて
いるときに同軸結合の電動機を用い、軸方向の活性化運
動をさせることによって、あるいは(発明者の以前の同
時係属PCT出願に記載したように)較正されたバネ荷
重装置を用いる動的軸方向ローディングを行うことによ
って骨折場所での活性化作用を起こさせることを可能に
するであろう。それぞれの例における活性化作用はクラ
ンプキャリヤハウジング13,14,15の間に、従っ
てピンクランプ組立部品の間に繰返し振動を励起させる
ことによって達成できる。このような動きはクランプキ
ャリヤハウジング13,15の孔の中にある剛体軸1
1,41の滑動結合の特徴によって生み出され得る。図
4に示す固定具での動的軸方向ローディングに対して
は、ねじ込み端蓋金具44が取外される必要がある。
【0043】以上に申し述べた実施例について少しく考
察すると本発明は外用骨固定具装置の改良品を提供する
もので、この固定具装置は特に骨移動手順の遂行に適し
てはいるけれども、幸いなことにこの発明は2つの骨片
にそれぞれの端部へ向けてのお互いの側からの分裂を起
こす従来の骨伸長手順にも適用できることが判かるであ
ろう。本発明の固定具は極めて単純な構造のものであ
り、目の詰んだ方法で欠陥部に活性化作用を生じさせる
ための駆動装置を単純容易に取付けることが可能なもの
である。
【0044】
【発明の効果】3個のクランプキャリヤハウジングと親
ねじの回転によって軸方向に移動する剛体軸とによって
3個のクランプキャリヤハウジングの間の間隔調整を可
能にし、クランプキャリヤハウジングそれぞれが支持す
るリテーナピンを介して処理対象骨間隔を調整できるよ
うにすることにより、単純な構造で比較的低原価の骨移
動手順または骨伸長手順のいづれかを何時でも遂行可能
な改良形片面の外用骨固定具装置を提供することができ
た。またコンパクト化が達成され、患者に早い時期から
活動と歩行を可能にさせ、それによって接合作用と筋肉
機能と力強さとの早期回復の助長を促す活性化のための
外用骨固定具装置を提供できることとなった。軸方向ロ
ーディングユニットを取付け、親ねじ回転駆動用電動機
を取付取外し可能にし、また当然親ねじ手動回転を可能
にすることにより、1個の骨断片の骨伸長に先立ってま
たは同時に、あるいは欠陥骨の切除場所に骨カルス形成
を加速させるときにのいづれかの場合に骨の欠陥場所で
の治癒を促進させる設計の片面外用骨固定具装置に対す
る改善を提供することができた。また骨伸長速度の制御
が可能になり、動けない患者に対する受動的な骨折刺戟
および一度患者が歩行するようになった時の能動的な骨
折刺戟の提供に対して容易に何時でも適合し得るものと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による患者欠陥骨に適用
の改良形固定具装置の平面図である。
【図2】親ねじの軸方向移動に耐えるよう両端クランプ
キャリヤハウジングを固定した図1の(しかしクランプ
キャリヤを除いた)固定具装置の縦方向断面図である。
【図3】クランプキャリヤハウジング備品としての軸方
向ローディング取付金具と、剛体軸との間で相対的軸方
向移動の可能状態、即ち活性化モードにおける連結部端
クランプキャリヤハウジングとを含む図2の固定具装置
の部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による固定具装置の主体
に沿っての縦方向断面図である。
【図5】図2および図4に示す中間クランプキャリヤハ
ウジングの部分斜視図である。
【図6】骨移動モードの使用状態を示す修正先端クラン
プキャリヤハウジングを備える図1の固定具装置の先端
クランプキャリヤハウジングの部分断面図である。
【図7】骨伸長モードの使用状態で示すねじ先端部に結
合された最先端取付金具の図6同様の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
10 固定具装置 11 剛体軸 12 円筒孔 13 連結部端クランプキャリヤハウジング 14 中間クランプキャリヤハウジング 15 先端クランプキャリヤハウジング 16 連結スリーブ 17 連結スリーブ 18 連結スリーブ 19 親ねじ 20 端板 21 端板 22 親ねじのねじ切り部 23 円筒孔のねじ切り部 24 ナット 25 同軸延長体部分 26 小口径開口 28 活性化スペーサ 29 結合スリーブ 31 端部閉鎖キャップ 33 拡大ヘッド 34 手廻し用取付金具 35 拡張部分 37 ぎざぎざ付きカラー 38 活性化スペーサ 39 クランプねじ 40 軸方向ローディングユニット 41 長方形断面剛体軸 42 剛体軸孔 43 接続ねじ 44 ねじ込み端蓋金具 45 ナット 46 アダプタ 48 親ねじ 49 ねじ切り内端部 51 動き止めスリーブ 52 ロックナット 53 環状の手動設定ノブ 54 埋込ねじ 55 端蓋 58 長目の埋込ねじ 59 スロット 61 端蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルース ヘンリー アイド オーストラリア国,サウス オーストラリ ア州 ニュートン,オーチャード コート 7

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向の中心軸を有し、非回転の中心剛
    体軸と3個のクランプキャリヤハウジングと親ねじとを
    備え、前記剛体軸は剛体軸内を通って伸びる孔を有して
    前記縦方向の中心軸に沿って移動可能になっており、前
    記3個のクランプキャリヤハウジングは前記剛体軸の長
    手方向沿いに同軸に支持され、前記3個のクランプキャ
    リヤハウジングの中間の1個は剛体軸と一体になって移
    動し得るよう剛体軸に固定され、前記3個のクランプキ
    ャリヤハウジングの各々は1以上の固定具リテーナピン
    を取外し可能に固定している整形外科のピンクランプ組
    立部品を支持するのに適しており、前記親ねじは前記剛
    体軸の孔の中に切られているねじとのかみ合いねじを有
    して前記剛体軸の孔の中に収納され、前記親ねじは親ね
    じの一端から廻せるようになっていて親ねじの回転が前
    記剛体軸と剛体軸に固着された前記中間クランプキャリ
    ヤハウジングとに縦方向の変位を与えるように配置構成
    されており、該変位は前記中間クランプキャリヤハウジ
    ングと少なくとも残りのクランプキャリヤハウジングの
    中の1個との間の対向端面間の軸方向距離の調整作用を
    生むことを特徴とする改良形片面の外用骨固定具装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、同軸整列関係を有す
    る前記3個のクランプキャリヤハウジングは連結部端ク
    ランプキャリヤハウジングと前記中間クランプキャリヤ
    ハウジングと先端クランプキャリヤハウジングとから成
    り、前記両端クランプキャリヤハウジングの各々はその
    外端部に前記親ねじとの相対位置関係を固定してロック
    する取付手段を有し、前記親ねじを廻わして前記中間ク
    ランプキャリヤハウジングと前記両端クランプキャリヤ
    ハウジングとの間の対向端面間距離の各々を調整した場
    合にも前記両端クランプキャリヤハウジングが一定距離
    を維持していることを特徴とする改良形片面の外用骨固
    定具装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、同軸整列関係を有す
    る前記3個のクランプキャリヤハウジングは連結部端ク
    ランプキャリヤハウジングと前記中間クランプキャリヤ
    ハウジングと先端クランプキャリヤハウジングとから成
    り、前記連結部端クランプキャリヤハウジングは前記親
    ねじに対する相対位置を同一に固定してロックするため
    に連結部端クランプキャリヤハウジング用の取付手段を
    外端部に同軸状に備え、前記先端クランプキャリヤハウ
    ジングは前記親ねじに対して前記剛体軸と同時に同一距
    離だけ移動するような取付手段を外端部に同軸状に備
    え、前記中間クランプキャリヤハウジングと前記先端ク
    ランプキャリヤハウジングとは前記親ねじが回転すると
    き一体となって前記連結部端クランプキャリヤハウジン
    グに対して移動するように配置され、この移動によって
    処置対象骨の伸長が達成されることを特徴とする改良形
    片面の外用骨固定具装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記親ねじは前記剛
    体軸長よりも長く、前記3個のクランプキャリヤハウジ
    ングを完全に貫通して前記先端クランプキャリヤハウジ
    ングの外端より先へ突き出し、前記連結部端クランプキ
    ャリヤハウジングの取付手段は該連結部端クランプキャ
    リヤハウジングに取外し可能に結合された端部取付金具
    を備えていて前記親ねじを廻わすために該親ねじの一端
    に駆動用に接続されていることを特徴とする改良形片面
    の外用骨固定具装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記親ねじは前記剛
    体軸長に比して相対的に短かく、前記連結部端クランプ
    キャリヤハウジングの取付手段は該連結部端クランプキ
    ャリヤハウジングに取外し可能に結合される端部取付金
    具を備え、前記親ねじを廻わすために該親ねじの一端に
    駆動用に接続されていることを特徴とする改良形片面の
    外用骨固定具装置。
  6. 【請求項6】 請求項4および5のいづれかにおいて、
    前記端部取付金具が電動機であることを特徴とする改良
    形片面の外用骨固定具装置。
  7. 【請求項7】 請求項4および5のいづれかにおいて、
    前記端部取付金具が同軸取付の手動ねじ締め装置である
    ことを特徴とする改良形片面の外用骨固定具装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記親ねじが前記剛
    体軸長に比して相対的に短かく、前記親ねじの制御され
    た回転が前記両端クランプキャリヤハウジングの中の一
    方に対してのみ前記剛体軸の縦方向の変位を生み、前記
    中間クランプキャリヤハウジングと前記の他端側クラン
    プキャリヤハウジングとが前記剛体軸の介在によって相
    互間の固定位置関係を保ち、それにより前記中間クラン
    プキャリヤハウジングと前記の他端側クランプキャリヤ
    ハウジングと前記剛体軸とが一体となって前記一方の端
    部クランプキャリヤハウジングに対して移動することを
    特徴とする改良形片面の外用骨固定具装置。
  9. 【請求項9】 請求項2において、少なくとも前記両端
    クランプキャリヤハウジングの1方に対する前記取付手
    段が、少なくとも一方の前記端部クランプキャリヤハウ
    ジングに前記親ねじとの間の相対的な軸方向の限定され
    た往復動滑動を可能ならしめ、それによって処置対象骨
    の欠陥部に活性化作用を起こさせ得るようにしたことを
    特徴とする改良形片面の外用骨固定具装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記取付手段が前
    記少なくとも一方の前記端部クランプキャリヤハウジン
    グに前記軸方向の限定された往復動滑動を繰り返して発
    生させる駆動手段を備えていることを特徴とする改良形
    片面の外用骨固定具装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記駆動手段は
    前記連結部端クランプキャリヤハウジングの外端部に同
    軸的に取付けられ、較正されたバネの軸方向ローディン
    グ装置を含んでいることを特徴とする改良形片面の外用
    骨固定具装置。
  12. 【請求項12】 請求項2および3のいづれかにおい
    て、剛体軸が長方形と正方形とのいづれか一方の断面形
    状を持ち、前記剛体軸を貫通して中心位置に伸びる円筒
    形孔を有することを特徴とする改良形片面の外用骨固定
    具装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記3個のクラ
    ンプキャリヤハウジングの各々が円筒状外壁と、前記剛
    体軸をぴったり合うように受容する長方形と正方形との
    いづれか一方の断面形状を有する貫通孔とを有すること
    を特徴とする改良形片面の外用骨固定具装置。
JP5090066A 1992-04-16 1993-04-16 外用骨固定具装置 Pending JPH067393A (ja)

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AUPL197192 1992-04-16
AU1971 1992-04-16

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