JPH0668399U - レールガン式2段加速装置 - Google Patents

レールガン式2段加速装置

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JPH0668399U
JPH0668399U JP009844U JP984493U JPH0668399U JP H0668399 U JPH0668399 U JP H0668399U JP 009844 U JP009844 U JP 009844U JP 984493 U JP984493 U JP 984493U JP H0668399 U JPH0668399 U JP H0668399U
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rails
laser light
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projectile
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JP009844U
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English (en)
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昭 澤岡
英樹 田村
正紀 小野塚
泰嗣 小田
修 野田
欣吾 東
睦夫 萩野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧の低下、レーザ光発振器の出力の低
減ができ、レールエッジ部の損傷の軽減可能な装置を実
現する。 【構成】 ガス銃式飛翔体初期加速装置1より発射され
た飛翔体5がその間を飛翔し加速される1対のレール
6,6aにそれぞれを貫通するレーザ光入射孔8を設
け、同入射孔8を介して上記飛翔体5の後方の加速ガス
中にレーザ光7aをレーザ光発振器7より入射させるこ
とによって、上記加速ガス中にはレーザ光7aの方向に
沿って荷電粒子11が発生し、レール6,6a間の電気
絶縁破壊が容易となるため、電源3電圧を低下させるこ
とができ、レーザ光発振器7の出力を低減することがで
き、更にレール6,6aの幅方向のエッジ部6bの損傷
を軽減させることができる装置を実現する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、核融合実験装置等に適用されるレールガン式2段加速装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来のレールガン式2段加速装置について、図2 (a), (b) により説明する 。図2 (a) ,(b)においては、1がガス銃式飛翔体初期加速装置、2が導入 管、3がレールへ電流を流すための電源、4がプラズマ、5が飛翔体、6,6a がレール、7がレーザ光発振器、7aがレーザ光、9が絶縁部材、08が絶縁部 材9に明けられたレーザ光入射孔、11がレーザ光7aの入射により加速ガス中 に生じた荷電粒子、12がレール6,6a間にプラズマを介して流れる電流をそ れぞれ示している。
【0003】 上記において、ガス銃式飛翔体初期加速装置1から加速ガス圧力により射出さ れた飛翔体5は、加速ガスの膨脹により初期加速されながら導入管2からレール 6,6a間へ入射されて、レーザ光入射孔08が設けられた位置を通過する。
【0004】 上記飛翔体5がこの位置を通過した直後、レーザ光発振器7より、飛翔体5の 後方の加速ガス中にレーザ光7aがレーザ光入射孔08を通して入射され、加速 ガス中の原子・分子等の電離、あるいはガス中の自由電子へのエネルギーの負荷 等を行う。
【0005】 加速ガス中に荷電粒子11が十分に生じると、その荷電粒子11が起因材とな り、レール6,6a間に電源3により負荷されている電圧(電界)により、レー ル6,6a間の電気絶縁が破壊され、レール6,6a間にプラズマ4が生じてレ ール6,6a間を電流12が流れる。
【0006】 このレール6,6a間のプラズマ4に流れた電流12はレール6,6aの軸方 向Aに沿って流れる電流により生ずる磁場と作用するため、プラズマ4には電磁 力(ローレンツ力)が働き、プラズマ4はこれにより加速されると共に飛翔体5 を追加速する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来のレールガン式2段加速装置においては、レーザ光は絶縁部材に設けられ たレーザ光入射孔より導入されており、レーザ光の入射方向はレール間を流れる 電流の方向に垂直であった。従って、レーザ光により生じる荷電粒子は、レール に対して距離を有しており、レール間の初期の電気絶縁破壊を生じさせるために 、大きな電源電圧(電界)が必要であった。あるいは、レーザ光のエネルギーを 大きくする必要があった。
【0008】 さらに、レーザ光により生じた荷電粒子を介してレール間の電気絶縁が破壊す る際に、図2(b)に示すようにレールエッジ部6bが、生成した荷電粒子11 の近くにあるため、レールエッジ部に電荷が集中しレールエッジ部を介してレー ル間に電流が流れる傾向にあり、レールエッジ部の極度の損傷につながっていた 。
【0009】 本考案は、前記の課題に鑑み提案するものであり、その目的とするところは、 レール間の初期の電気絶縁破壊によるプラズマを生成しやすくし、また、レール 間の負荷電圧を低下させ、レーザ光のエネルギーを減少させることができ、かつ 、レールエッジ部の損傷を軽減させることができるレールガン式2段加速装置を 提供しようとする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のレールガン式2段加速装置は、ガス銃式飛翔体初期加速装置により初 期加速された飛翔体の後方にある加速ガス中にプラズマを発生させ、このプラズ マに1対のレールより印加されて流れる電流とレールに流れた電流により生ずる 磁場とにより生ずる電磁力にてプラズマを加速するとともに、飛翔体を追加速す るレールガン式2段加速装置において、上記対向する1対のレールを貫通するレ ーザ光入射孔、および同レーザ光入射孔にレーザ光を入射させ飛翔体後方の加速 ガス中にプラズマを発生させるレーザ光発振器を備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】
上記において、ガス銃式飛翔体初期加速装置より発射され、加速ガス圧により 加速された飛翔体がレール間のレーザ光入射孔が設けられた位置を通過すると、 その通過直後にレーザ光発振器よりレーザ光入射孔を介して飛翔体後方の加速ガ ス中にレーザ光が入射する。
【0012】 上記加速ガス中に入射したレーザ光が加速ガス中の原子や分子の電離等を行い 、加速ガス中に荷電粒子を十分に発生させると、レール間に加えられた電源電圧 によりレール間の電気絶縁破壊が生じ、レール間にプラズマを発生してレール間 を電流が流れ、それぞれのレールに電流を流す。上記それぞれのレールに流れる 電流は磁場を形成し、プラズマを流れる電流と作用して電磁力を生じ、プラズマ を加速するとともに、飛翔体を追加速する。
【0013】 本考案においては、レーザ光が1対のレールを貫通するレーザ光入射孔を介し て入射されるため、レール間の幅方向にレーザ光を入射し、荷電粒子をレール間 の幅方向に分布させる従来の装置と異なり、1対のレールを貫通する方向に荷電 粒子を分布させている。そのため、上記レール間に印加された電源電圧による電 流は、このレールを貫通する方向に分布した荷電粒子に沿って流れることができ 、電気絶縁の破壊は容易に行われる。
【0014】 また、上記レーザ光入射孔は、それぞれのレールの幅方向の中央部に設けるこ とにより荷電粒子はレールの幅方向の中央部に多く分布するため、従来の装置の ように幅方向のレールエッジ部に電荷が集中して電流が流れ、この部分を極端に 損傷させることがない。
【0015】 上記により、電源電圧を低下させることができ、レーザ光発振器の出力を低減 することができ、更にレールの幅方向のエッジ部の損傷を軽減させることができ る装置を実現する。
【0016】
【実施例】
本考案の一実施例に係るレールガン式2段加速装置を図1(a),(b),( c)により説明する。図1(a),(b),(c)に示す本実施例は、飛翔体5 を発射するガス銃式飛翔体初期加速装置1が導入管2を介して接続され上下に対 向する1対のレール6,6a、同レール6,6aの側部に設けられ同レール6, 6aとにより形成された空洞10内を上記飛翔体5が飛翔する絶縁部材9、およ び上記レール6,6aに接続された電源3を備えたレールガン式2段加速装置に おいて、上記上下に対向する1対のレール6,6aをそれぞれ貫通するレーザ光 入射孔8、および同レーザ光入射孔8にレーザ光7aを入射するレーザ光発振器 7を備えている。
【0017】 上記において、ガス銃式飛翔体初期加速装置1から加速ガス圧力により射出さ れた飛翔体5は、加速ガスの膨脹により初期加速されながら導入管2からレール 6,6a間へ入射されて、空洞10内のレーザ光入射孔8が設けられた位置を通 過する。
【0018】 上記飛翔体5がこの位置を通過した直後、レーザ光発振器7により飛翔体5後 方の加速ガス中にレーザ光7aがレーザ光入射孔8を通して入射され、加速ガス 中の原子・分子等を電離、あるいはガス中の自由電子へのエネルギーの負荷等を 行う。
【0019】 荷電粒子11がレール6,6a間の加速ガス中に十分に生じると、その荷電粒 子11が起因材となり、レール6,6a間に電源3により負荷されている電圧( 電界)により、レール6,6a間がパッシェン則より低い電離電圧で電気絶縁破 壊し、レール6,6a間にプラズマ4が生じ、電流12が流れる。
【0020】 レール6,6a間のプラズマ4に流れた電流12はレール6,6aの軸方向A に沿って流れる電流により生ずる磁場と作用するため、プラズマ4には電磁力( ローレンツ力)が働き、プラズマ4はこれにより加速されると共に飛翔体5を追 加速する。
【0021】 本実施例においては、前記のように加速ガスへ入射するレーザ光7aをレール 6,6aに明けられたレーザ光入射孔8を介して入射するため、レーザ光7aの 入射方向は、レール6,6a間を流れる電流12の方向と同一である。
【0022】 従って、レーザ光7aにより生じる荷電粒子11は、レーザ光7aに沿い、レ ール6,6a間に流れる電流12方向に沿って生じるため、この方向に電流パス が生成され、レール6,6a間の電気絶縁破壊は容易となり、レール6,6aに 印加する電源電圧(電界)を低くすることができ、かつレーザ光7aのエネルギ ーも低く抑えることができる。
【0023】 さらに、レーザ光7aにより生じた荷電粒子11を介してレール6,6a間の 電気絶縁を破壊する際、レール6,6aの中央付近にレーザ光7aの入射孔8が ある場合には、電気絶縁破壊はレール6,6aの中央付近にて開始するため、レ ールエッジ部6aに極端な電荷の集中等もなく、レールエッジ部6bの損傷の軽 減を達成することができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案のレールガン式2段加速装置は、ガス銃式飛翔体初期加速装置より発射 された飛翔体がその間を飛翔し加速される1対のレールにそれぞれを貫通するレ ーザ光入射孔を設け、同入射孔を介して上記飛翔体の後方の加速ガス中にレーザ 光をレーザ光発振器より入射させることによって、上記加速ガス中にはレーザ光 の方向に沿って荷電粒子が発生し、レール間の電気絶縁破壊が容易となるため、 電源電圧を低下させることができ、レーザ光発振器の出力を低減することができ 、更にレールの幅方向のエッジ部の損傷を軽減させることができる装置を実現す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るレールガン式2段加速
装置の説明図で、(a)は側面図、(b)は(a)のA
−A矢視図、(c)は(b)のB−B矢視図である。
【図2】従来の装置の説明図で、(a)は側面図、
(b)は(a)のC−C矢視図である。
【符号の説明】
1 ガス銃式飛翔体初期加速装置 2 導入管 3 電源 4 プラズマ 5 飛翔体 6,6a レール 6b レールエッジ部 7 レーザ光発振器 8 レーザ光入射孔 9 絶縁部材 10 空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小田 泰嗣 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 野田 修 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 東 欣吾 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 萩野 睦夫 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス銃式飛翔体初期加速装置により初期
    加速された飛翔体の後方にある加速ガス中にプラズマを
    発生させ、このプラズマに1対のレールより印加されて
    流れる電流とレールに流れた電流により生ずる磁場とに
    より生ずる電磁力にてプラズマを加速するとともに、飛
    翔体を追加速するレールガン式2段加速装置において、
    上記対向する1対のレールを貫通するレーザ光入射孔、
    および同レーザ光入射孔にレーザ光を入射させ飛翔体後
    方の加速ガス中にプラズマを発生させるレーザ光発振器
    を備えたことを特徴とするレールガン式2段加速装置。
JP009844U 1993-03-09 1993-03-09 レールガン式2段加速装置 Withdrawn JPH0668399U (ja)

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