JPH0667682B2 - チューブレスタイヤの交換補助具 - Google Patents
チューブレスタイヤの交換補助具Info
- Publication number
- JPH0667682B2 JPH0667682B2 JP14531091A JP14531091A JPH0667682B2 JP H0667682 B2 JPH0667682 B2 JP H0667682B2 JP 14531091 A JP14531091 A JP 14531091A JP 14531091 A JP14531091 A JP 14531091A JP H0667682 B2 JPH0667682 B2 JP H0667682B2
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- Japan
- Prior art keywords
- tire
- rim
- ring
- bead
- air
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- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブレスタイヤの
交換補助具(リム組み補助具)に関するものである。
交換補助具(リム組み補助具)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車のチューブレスタイヤの普及に追
随して、バス、トラック等のタイヤについても、車両の
安全走行の面や輸送コストの経済面等から、チューブレ
スタイヤの普及が最近積極的に進められている。この
為、チューブレスタイヤの交換、取付けの業務が増加し
つつあり、タイヤ・メンテナンス業界はこの対応に迫ら
れている状況である。
随して、バス、トラック等のタイヤについても、車両の
安全走行の面や輸送コストの経済面等から、チューブレ
スタイヤの普及が最近積極的に進められている。この
為、チューブレスタイヤの交換、取付けの業務が増加し
つつあり、タイヤ・メンテナンス業界はこの対応に迫ら
れている状況である。
【0003】しかしながら、チューブレスタイヤ1(図
6参照)はチューブが無い為、従来のチューブ内蔵タイ
ヤに比べ、タイヤ交換、取付けの際にタイヤに空気を吹
き込む時に、タイヤの横積み在庫等によって生ずる変形
が新たな問題となる。すなわち、図6に示すように、こ
のような変形によってタイヤのビード部2とリム3のビ
ードシート部4との間に間隙xが生じ、タイヤに空気を
入れる際に上記間隙xを気密に保持する手段が新たに必
要となる。このような空気入れの際の気密保持手段とし
て、現在種々の手段が試みられている。
6参照)はチューブが無い為、従来のチューブ内蔵タイ
ヤに比べ、タイヤ交換、取付けの際にタイヤに空気を吹
き込む時に、タイヤの横積み在庫等によって生ずる変形
が新たな問題となる。すなわち、図6に示すように、こ
のような変形によってタイヤのビード部2とリム3のビ
ードシート部4との間に間隙xが生じ、タイヤに空気を
入れる際に上記間隙xを気密に保持する手段が新たに必
要となる。このような空気入れの際の気密保持手段とし
て、現在種々の手段が試みられている。
【0004】上記気密保持手段の一つは、ポムプリング
方式と呼ばれ、「周径可変装置付きのゴムカバーした金
属製平リング」と言うべき機構の装置(図7)を用いる
方法であり、図8に示すように、上記ゴムカバーした金
属製平リング9をチューブレスタイヤ1のビード部2と
リム3のビードシート部4との間に生ずる間隙xをシー
ルするようにリムフランジ8に強制的に強固に嵌め込
み、金属製平リング9のリング部材10の両側部及び内
面に被覆されたカバーゴム11をチューブレスタイヤの
ビード部2とリムフランジ8に圧接させることにより、
ビード部2とビードシート部4との間の間隙を気密に保
ち、リム・バルブ5からタイヤ内に空気を吹き込む。
方式と呼ばれ、「周径可変装置付きのゴムカバーした金
属製平リング」と言うべき機構の装置(図7)を用いる
方法であり、図8に示すように、上記ゴムカバーした金
属製平リング9をチューブレスタイヤ1のビード部2と
リム3のビードシート部4との間に生ずる間隙xをシー
ルするようにリムフランジ8に強制的に強固に嵌め込
み、金属製平リング9のリング部材10の両側部及び内
面に被覆されたカバーゴム11をチューブレスタイヤの
ビード部2とリムフランジ8に圧接させることにより、
ビード部2とビードシート部4との間の間隙を気密に保
ち、リム・バルブ5からタイヤ内に空気を吹き込む。
【0005】チューブレスタイヤ1内の空気圧の上昇と
共に、上記金属製平リング9は、金属製のリング部材1
0表面のカバーゴム11によって気密を保持したままリ
ムフランジ8外周面をスライドして持ち上がり(図
9)、引き続き、タイヤのビード部2がリム3のビード
シート部4の外縁に当接するまで持ち上げられて該ビー
ドシート部4に嵌合され、タイヤ取付けが完了する(図
10)と同時に、金属製平リング9はタイヤから外れる
仕組みとなっている。尚、このゴムカバーした金属製平
リング9は、リムフランジ8の仕上り寸法の誤差によっ
て生ずる隙間に適応できるように、リング部材10の周
径を可変調節するスライド式の止め金機構12を装備し
ている(図7参照)。
共に、上記金属製平リング9は、金属製のリング部材1
0表面のカバーゴム11によって気密を保持したままリ
ムフランジ8外周面をスライドして持ち上がり(図
9)、引き続き、タイヤのビード部2がリム3のビード
シート部4の外縁に当接するまで持ち上げられて該ビー
ドシート部4に嵌合され、タイヤ取付けが完了する(図
10)と同時に、金属製平リング9はタイヤから外れる
仕組みとなっている。尚、このゴムカバーした金属製平
リング9は、リムフランジ8の仕上り寸法の誤差によっ
て生ずる隙間に適応できるように、リング部材10の周
径を可変調節するスライド式の止め金機構12を装備し
ている(図7参照)。
【0006】上記ポムプリング方式の欠点は、止め金の
締め付け力の強弱の程度により、あるいは金属製平リン
グ9を傾けて挿入したりすることにより、確実な気密が
達成されず空気洩れが発生する不具合があり、タイヤの
リム組み作業の成功率が必ずしも100%でない上に、
首尾よくタイヤがリムに嵌合されても、最終段階で金属
製平リング9が外れる時にかなりのスピードで飛び出る
ので大層危険であり、ケージ内で作業を行わねばならな
い。また、装置の重量も重く、取扱いが簡便でなく、し
かも価格も高い為、普及するためには未だに問題点が多
い。
締め付け力の強弱の程度により、あるいは金属製平リン
グ9を傾けて挿入したりすることにより、確実な気密が
達成されず空気洩れが発生する不具合があり、タイヤの
リム組み作業の成功率が必ずしも100%でない上に、
首尾よくタイヤがリムに嵌合されても、最終段階で金属
製平リング9が外れる時にかなりのスピードで飛び出る
ので大層危険であり、ケージ内で作業を行わねばならな
い。また、装置の重量も重く、取扱いが簡便でなく、し
かも価格も高い為、普及するためには未だに問題点が多
い。
【0007】信頼性が高いとされている他の手段として
は、エアー・カーテン方式がある。この方式は、図11
に示すように、リム・バルブ5を介してチューブレスタ
イヤ1に吹き込まれた空気が、前述のビード部2とリム
3のビードシート部4との間隙から漏洩、逸散しないよ
うに、下部周面に適宜の数の空気吹出孔14が設けられ
かつリムフランジ8の外縁のサイズに合った適当なサイ
ズの金属製パイプリング13をリムフランジ8の外縁部
に設置し、チューブ15を介してパイプリング13内に
空気を吹き込んでその空気吹出孔14から空気を吹き出
し、それによって、リム・バルブ5からタイヤ内に吹き
込まれて漏洩する空気を逆方向から上記吹出空気によっ
て封じ込めようとする方式である。尚、図11におい
て、符号16は上記パイプリング13をリムフランジ8
の外縁部に押しつけるための把手である。
は、エアー・カーテン方式がある。この方式は、図11
に示すように、リム・バルブ5を介してチューブレスタ
イヤ1に吹き込まれた空気が、前述のビード部2とリム
3のビードシート部4との間隙から漏洩、逸散しないよ
うに、下部周面に適宜の数の空気吹出孔14が設けられ
かつリムフランジ8の外縁のサイズに合った適当なサイ
ズの金属製パイプリング13をリムフランジ8の外縁部
に設置し、チューブ15を介してパイプリング13内に
空気を吹き込んでその空気吹出孔14から空気を吹き出
し、それによって、リム・バルブ5からタイヤ内に吹き
込まれて漏洩する空気を逆方向から上記吹出空気によっ
て封じ込めようとする方式である。尚、図11におい
て、符号16は上記パイプリング13をリムフランジ8
の外縁部に押しつけるための把手である。
【0008】上記エアー・カーテン方式に用いる装置の
改良型として図12に示すような装置も開発されてお
り、この装置は、サイズが異なるリムに合わせたフルサ
ークル・パイプリング17と、幾つかの部片に分割され
かつ下部周面に適宜の数の空気吹出孔14が設けられた
各パイプリング片18との間にピストン機構の支柱19
を設けて、空気吹出しを行うパイプリング片18の周径
をリムのサイズに調節できるようにしたものである。
改良型として図12に示すような装置も開発されてお
り、この装置は、サイズが異なるリムに合わせたフルサ
ークル・パイプリング17と、幾つかの部片に分割され
かつ下部周面に適宜の数の空気吹出孔14が設けられた
各パイプリング片18との間にピストン機構の支柱19
を設けて、空気吹出しを行うパイプリング片18の周径
をリムのサイズに調節できるようにしたものである。
【0009】上記エアー・カーテン方式は、パイプリン
グへの空気圧入のために補助のエアー・タンクを付属装
備したり、ピストン機構の設備が必要となる上に、圧縮
空気を多量に必要とするなど、経費が嵩む為、普及には
なお問題が多い。
グへの空気圧入のために補助のエアー・タンクを付属装
備したり、ピストン機構の設備が必要となる上に、圧縮
空気を多量に必要とするなど、経費が嵩む為、普及には
なお問題が多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
方式は、現在のところ、 イ)信頼性が低い。 ロ)機構が複雑で、重量も重く、作業性が悪い。 ハ)危険である。 ニ)価格が高い。 等の問題点が残されており、その普及を阻んでいる。
方式は、現在のところ、 イ)信頼性が低い。 ロ)機構が複雑で、重量も重く、作業性が悪い。 ハ)危険である。 ニ)価格が高い。 等の問題点が残されており、その普及を阻んでいる。
【0011】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解消し、軽量かつシンプルな構成で、しかもそ
の操作も簡単かつ安全で、タイヤへの空気吹込み時のタ
イヤビード部とリムのビードシート部との間の気密保持
を確実に行うことができる安価なチューブレスタイヤの
交換補助具を提供することにある。
問題点を解消し、軽量かつシンプルな構成で、しかもそ
の操作も簡単かつ安全で、タイヤへの空気吹込み時のタ
イヤビード部とリムのビードシート部との間の気密保持
を確実に行うことができる安価なチューブレスタイヤの
交換補助具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記目
的を達成するために、チューブレスタイヤのリム外縁の
直径の70〜100%の内径を持ち、かつタイヤのビー
ド部とリムフランジとの間隙より大きな巾寸法を有する
所定厚みの柔軟な平型ベルト状リングに形成してなるチ
ューブレスタイヤの交換補助具が提供される。
的を達成するために、チューブレスタイヤのリム外縁の
直径の70〜100%の内径を持ち、かつタイヤのビー
ド部とリムフランジとの間隙より大きな巾寸法を有する
所定厚みの柔軟な平型ベルト状リングに形成してなるチ
ューブレスタイヤの交換補助具が提供される。
【0013】
【発明の作用及び態様】本発明に係るチューブレスタイ
ヤの交換補助具は、従来方式のような金属材料の付属部
品を一切使用せずに、図1に示すような軟質発泡ゴム等
の柔軟な材料から形成されたベルト状の平型リング6の
みで、前述のタイヤのビード部2とリム3のビードシー
ト部4との間隙を確実に気密に保持できるようにしたも
のである。すなわち、本発明に係る平型リング6は、柔
軟で、高弾性、高伸長性、高引裂抵抗を持つ軟質発泡ゴ
ム材料等から作製されているため、タイヤのビード部2
とリム3のビードシート部4との間隙をシールするため
にリムフランジ8に容易に嵌め込むことができ、またこ
の場合、平型リング6はリム外縁7の直径aの70〜1
00%の内径を有し、かつ上記ビード部2とリムフラン
ジ8との間隙Yより大きな巾寸法Wを有するため、リム
外縁7から外側にはみ出した状態で、リム外縁7及びタ
イヤのビード部2外表面にピッタリと密着して装着でき
る(図1及び図2参照)。この状態でリム・バルブ5か
らタイヤ内に空気を充填すると、タイヤのビード部2が
内圧増加により外側(矢印方向)に持ち上がるにつれて
平型リング6も外側にスライドし(図3参照)、ビード
部2がリムフランジ8の部分まで持ち上げられた時、自
動的にスムーズに平型リング6が外れる(図4参照)よ
うになっている。なお、この操作の際、平型リング6が
図5に示すようにビード部2とビードシート部4との間
隙にかみ込まれないように、平型リング6は所定の厚み
を有すべきである。
ヤの交換補助具は、従来方式のような金属材料の付属部
品を一切使用せずに、図1に示すような軟質発泡ゴム等
の柔軟な材料から形成されたベルト状の平型リング6の
みで、前述のタイヤのビード部2とリム3のビードシー
ト部4との間隙を確実に気密に保持できるようにしたも
のである。すなわち、本発明に係る平型リング6は、柔
軟で、高弾性、高伸長性、高引裂抵抗を持つ軟質発泡ゴ
ム材料等から作製されているため、タイヤのビード部2
とリム3のビードシート部4との間隙をシールするため
にリムフランジ8に容易に嵌め込むことができ、またこ
の場合、平型リング6はリム外縁7の直径aの70〜1
00%の内径を有し、かつ上記ビード部2とリムフラン
ジ8との間隙Yより大きな巾寸法Wを有するため、リム
外縁7から外側にはみ出した状態で、リム外縁7及びタ
イヤのビード部2外表面にピッタリと密着して装着でき
る(図1及び図2参照)。この状態でリム・バルブ5か
らタイヤ内に空気を充填すると、タイヤのビード部2が
内圧増加により外側(矢印方向)に持ち上がるにつれて
平型リング6も外側にスライドし(図3参照)、ビード
部2がリムフランジ8の部分まで持ち上げられた時、自
動的にスムーズに平型リング6が外れる(図4参照)よ
うになっている。なお、この操作の際、平型リング6が
図5に示すようにビード部2とビードシート部4との間
隙にかみ込まれないように、平型リング6は所定の厚み
を有すべきである。
【0014】本発明に係る平型リングは、天然又は合成
ゴム、或は之等の混合物、及びそれらの発泡体、更には
軟質ウレタンフォーム等、柔軟で高弾性、高伸張性、高
引裂き抵抗性を持つ組成物からなるものであれば何でも
良いが、タイヤのビード部2とリム3のビードシート部
4との間隙を閉塞し、確実に気密を保持するためには、
15度(スプリング硬さ:SRIS 0101)以下の
柔軟性が必要であり、又同時に前記図5に示すように、
ビード部2とビードシート部4との間隙に噛み込まれて
も、引裂かれることなく、容易に逸脱できるように、3
00〜800%の高伸張性をもち、且つ1〜15kgf
/cmの引裂強さ、及び5〜15kgf/cm2 の引張
り強さ、等の物性をもつ組成物が望ましい。例えば、表
1に示すような物性をもつクロロプレンゴムの軟質発泡
ゴム材料でできた平型リング(以下、スポンジリングと
いう)が好適である。
ゴム、或は之等の混合物、及びそれらの発泡体、更には
軟質ウレタンフォーム等、柔軟で高弾性、高伸張性、高
引裂き抵抗性を持つ組成物からなるものであれば何でも
良いが、タイヤのビード部2とリム3のビードシート部
4との間隙を閉塞し、確実に気密を保持するためには、
15度(スプリング硬さ:SRIS 0101)以下の
柔軟性が必要であり、又同時に前記図5に示すように、
ビード部2とビードシート部4との間隙に噛み込まれて
も、引裂かれることなく、容易に逸脱できるように、3
00〜800%の高伸張性をもち、且つ1〜15kgf
/cmの引裂強さ、及び5〜15kgf/cm2 の引張
り強さ、等の物性をもつ組成物が望ましい。例えば、表
1に示すような物性をもつクロロプレンゴムの軟質発泡
ゴム材料でできた平型リング(以下、スポンジリングと
いう)が好適である。
【表1】
【0015】
【実 施 例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつ
つ本発明についてさらに具体的に説明する。まず、チュ
ーブレスタイヤにリムを組み込んだ後、平面に置き、図
1に示すように、タイヤ1のビード部2とリム3のビー
ドシート部4との間に生じた間隙xをシールするよう
に、リム外縁7(図2参照)の径寸法よりやや小さい径
を持つ前記表1に示すような軟質発泡ゴム材料から成る
平型のスポンジリング6を、やや外周方向に引張り、拡
げながら嵌め込む。例えば、リム径22.5″(57
1.5mm)のタイヤ交換の場合、この径よりやや小さ
い内径約480mm、外径約540mm(厚さ約30m
m)、上記ビード部2とリムフランジ8との間隙Yより
大きい巾約100mmの平リングが適当であり、巾寸法
約30〜40mmのリム外側へのはみ出し部分を残して
リムに嵌め込み、図2に示すようにタイヤのビード部2
とリム3のビードシート部4との間隙xを上記スポンジ
リング6でシールする。
つ本発明についてさらに具体的に説明する。まず、チュ
ーブレスタイヤにリムを組み込んだ後、平面に置き、図
1に示すように、タイヤ1のビード部2とリム3のビー
ドシート部4との間に生じた間隙xをシールするよう
に、リム外縁7(図2参照)の径寸法よりやや小さい径
を持つ前記表1に示すような軟質発泡ゴム材料から成る
平型のスポンジリング6を、やや外周方向に引張り、拡
げながら嵌め込む。例えば、リム径22.5″(57
1.5mm)のタイヤ交換の場合、この径よりやや小さ
い内径約480mm、外径約540mm(厚さ約30m
m)、上記ビード部2とリムフランジ8との間隙Yより
大きい巾約100mmの平リングが適当であり、巾寸法
約30〜40mmのリム外側へのはみ出し部分を残して
リムに嵌め込み、図2に示すようにタイヤのビード部2
とリム3のビードシート部4との間隙xを上記スポンジ
リング6でシールする。
【0016】次いで、リム・バルブ5からタイヤ内に空
気を吹き込むと、タイヤのビード部2とリム3のビード
シート部4との間隙は上記スポンジリング6によって気
密に保持されているので、タイヤの空気圧の上昇と共
に、ビード部2はスポンジリング6を押し上げながら矢
印方向に持ち上がり(図3)、ビード部2がリムフラン
ジ8の部分まで持ち上がると同時にスポンジリング6は
タイヤから自動的に外れる(図4)。
気を吹き込むと、タイヤのビード部2とリム3のビード
シート部4との間隙は上記スポンジリング6によって気
密に保持されているので、タイヤの空気圧の上昇と共
に、ビード部2はスポンジリング6を押し上げながら矢
印方向に持ち上がり(図3)、ビード部2がリムフラン
ジ8の部分まで持ち上がると同時にスポンジリング6は
タイヤから自動的に外れる(図4)。
【0017】タイヤ交換、取付けの際には、従来のポム
プリング方式あるいはエアー・カーテン方式のいずれ
も、タイヤとリムがスムーズにスライドするように、タ
イヤのビード部とリムのビードシート部に潤滑剤を塗布
することが通常行われている。本発明のスポンジリング
を用いるタイヤ交換、取付けの際にも、スポンジリング
がリムとビード部の間隙にかみ込まれることなく、タイ
ヤ装着が終了する段階に首尾よくタイヤから外れるよう
に、タイヤのビード部とリムのビードシート部、さらに
スポンジリングにも潤滑剤を塗布することが望ましい。
プリング方式あるいはエアー・カーテン方式のいずれ
も、タイヤとリムがスムーズにスライドするように、タ
イヤのビード部とリムのビードシート部に潤滑剤を塗布
することが通常行われている。本発明のスポンジリング
を用いるタイヤ交換、取付けの際にも、スポンジリング
がリムとビード部の間隙にかみ込まれることなく、タイ
ヤ装着が終了する段階に首尾よくタイヤから外れるよう
に、タイヤのビード部とリムのビードシート部、さらに
スポンジリングにも潤滑剤を塗布することが望ましい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るチューブレ
スタイヤの交換補助具は、軟質発泡ゴム等の柔軟な材料
から成る平型ベルト状リングに形成されており、軽量、
柔軟な為、取扱いが極めて容易でしかも安全であり、チ
ューブレスタイヤの交換、取付け作業を極めて簡単かつ
確実に行うことができるという効果が得られる。また、
このような平型ベルト状リングは、適当な厚さの軟質発
泡シート等を適当に裁断し、接着剤による加工成形によ
って極めて簡単に得ることができ、また所望に応じて金
型によって一体成形により容易に得ることもでき、製造
コストが従来品に比べて大巾に低減できるという利点が
得られる。
スタイヤの交換補助具は、軟質発泡ゴム等の柔軟な材料
から成る平型ベルト状リングに形成されており、軽量、
柔軟な為、取扱いが極めて容易でしかも安全であり、チ
ューブレスタイヤの交換、取付け作業を極めて簡単かつ
確実に行うことができるという効果が得られる。また、
このような平型ベルト状リングは、適当な厚さの軟質発
泡シート等を適当に裁断し、接着剤による加工成形によ
って極めて簡単に得ることができ、また所望に応じて金
型によって一体成形により容易に得ることもでき、製造
コストが従来品に比べて大巾に低減できるという利点が
得られる。
【図1】本発明に係るチューブレスタイヤの交換補助具
(スポンジリング)をタイヤのビード部とリムのビード
シート部との間隙に装着した状態を示す概略断面図であ
る。
(スポンジリング)をタイヤのビード部とリムのビード
シート部との間隙に装着した状態を示す概略断面図であ
る。
【図2】タイヤのビード部とリムのビードシート部との
間隙に装着された平型ベルト状リングを示す概略部分断
面図である。
間隙に装着された平型ベルト状リングを示す概略部分断
面図である。
【図3】タイヤへの空気吹込みによりビード部が若干持
ち上げられた状態を示す図2と同様な概略部分断面図で
ある。
ち上げられた状態を示す図2と同様な概略部分断面図で
ある。
【図4】さらにタイヤへの空気吹込みによりビード部が
リムのビードシート部の外縁まで持ち上がった状態を示
す図2と同様な概略部分断面図である。
リムのビードシート部の外縁まで持ち上がった状態を示
す図2と同様な概略部分断面図である。
【図5】平型ベルト状リングがビード部とビードシート
部との間隙にかみ込まれた望ましくない状態を示す図2
と同様な概略部分断面図である。
部との間隙にかみ込まれた望ましくない状態を示す図2
と同様な概略部分断面図である。
【図6】チューブレスタイヤの横積み在庫等によって生
ずる変形状態を示す概略部分断面図である。
ずる変形状態を示す概略部分断面図である。
【図7】従来のポムプリング方式に用いる金属製平リン
グの概略斜視図である。
グの概略斜視図である。
【図8】従来の金属製平リングをチューブレスタイヤに
装着した状態を示す概略断面図である。
装着した状態を示す概略断面図である。
【図9】タイヤへの空気吹込みによりビード部が若干持
ち上げられた状態を示す図8と同様な概略断面図であ
る。
ち上げられた状態を示す図8と同様な概略断面図であ
る。
【図10】さらにタイヤへの空気吹込みによりビード部
がリムのビードシート部の外縁まで持ちあがった状態を
示す図8と同様な概略断面図である。
がリムのビードシート部の外縁まで持ちあがった状態を
示す図8と同様な概略断面図である。
【図11】従来のエアー・カーテン方式に用いる装置を
チューブレスタイヤに装着した状態を示す概略断面図で
ある。
チューブレスタイヤに装着した状態を示す概略断面図で
ある。
【図12】従来のエアー・カーテン方式に用いる改良型
の装置の概略底面図である。
の装置の概略底面図である。
1 チューブレスタイヤ、2 ビード部、3 リム、4
ビードシート部、5リム・バルブ、6 平型リング
(スポンジリング)。
ビードシート部、5リム・バルブ、6 平型リング
(スポンジリング)。
Claims (1)
- 【請求項1】 チューブレスタイヤのリム外縁の直径の
70〜100%の内径を持ち、かつタイヤのビード部と
リムフランジとの間隙より大きな巾寸法を有する所定厚
みの柔軟な平型ベルト状リングに形成してなるチューブ
レスタイヤの交換補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14531091A JPH0667682B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | チューブレスタイヤの交換補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14531091A JPH0667682B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | チューブレスタイヤの交換補助具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345507A JPH04345507A (ja) | 1992-12-01 |
JPH0667682B2 true JPH0667682B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=15382200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14531091A Expired - Lifetime JPH0667682B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | チューブレスタイヤの交換補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667682B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114211255B (zh) * | 2021-12-25 | 2023-04-11 | 徐州云陌机械科技有限公司 | 基于帕斯卡定律的轿车轮胎自夹持拆分磨削一体装置 |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP14531091A patent/JPH0667682B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04345507A (ja) | 1992-12-01 |
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