JPH066491U - ロープの締結装置 - Google Patents

ロープの締結装置

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JPH066491U
JPH066491U JP4461192U JP4461192U JPH066491U JP H066491 U JPH066491 U JP H066491U JP 4461192 U JP4461192 U JP 4461192U JP 4461192 U JP4461192 U JP 4461192U JP H066491 U JPH066491 U JP H066491U
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rope
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collet chuck
diameter
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JP4461192U
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JPH0650560Y2 (ja
Inventor
一夫 稲岡
Original Assignee
ワタリ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植木の姿勢矯正などのロープの使用において
大きなテンションを掛けた状態でも容易にロープを締結
できる装置を開発したものである。 【構成】 ケーシング1内に一対でしかも互いに逆向き
に円錐状孔2と、その円錐状孔に連接してロープ挿入孔
22及び繰出孔26を開設する。そして、その円錐状孔
2にロープ挿通孔32を有する円錐状コレットチャック
3を装入したものである。一端を固定したロープ10の
先端をコレットチャックの小径側より挿通し植木の幹な
どに掛け渡し、他方のコレットチャックをに挿通し十分
に引き付け、次いでその引き付け力を解放するとコレッ
トチャックは円錐状孔内を小径側に摺動しロープを圧縮
把持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はナイロン、アラミド、麻などからなるロープを用いて各種のものを緊 張結縛するときなどに使用する締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックなどにおいて荷台に荷物を積載しロープで荷物を縛り付ける場合、荷 物に何回かロープを掛け渡し最後にロープの端を荷台に設けられた掛止具に掛け てロープ同士を絡ませ結びつける方法が取られている。これが一般的な締結法で あるが、植木などの木姿、枝振り矯正などのためにロープ掛けを行う場合などに おいては、大きな引っ張りのテンションを保持してロープを特定の場所に結び付 ける必要があるが、ほとんどの場合が高所で、また適当な掛止具や結び付け箇所 が無く困難を極めることが多い。
【0003】 このように大きなテンションを必要とする所に使用する締結具として、ロープ の外形と同径の孔2連を設け、各孔にそれぞれ逆方向に作用するラッチを内蔵し たプラスチック製のものが市販されている。この締結具の使用方法は、地面に打 ち付けた杭などにロープの一端を固定し、他方の先端をこの孔の一方から挿通し 、そのロープを木の幹や枝に掛け再度ロープ先端を他方の孔に挿通する。このよ うな状態でこの締結具を保持してロープ先端を引っ張ると内蔵されたラッチは該 孔の外径側に逃げてロープはスムーズに摺動し、したがって必要な張力が得られ るまで引くことができる。次にロープを引く力を解放するとロープは逆方向に戻 るがその時ラッチはロープと接触しロープ表面に食い込んでロープの緩み方向へ の摺動を阻止し、締結が行われる。しかし、ロープ表面に高低があり、かつ捩れ をもつ縄目であるためにラッチとロープとの接触位置が縄目の高いところ、低い ところと、或いはその中間のところなどによってその保持力が一定にならず滑り を生じ、あるいはロープ表面への食い込みがきつく繊維を切断し、或いはラッチ に捩り応力がかかり破損するなどの欠点がみられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、各種のロープ掛け作業には相当大きな引っ張り応力を加えた状 態で締結する必要のある場合が多く、緩みの生じないように固く縛ることが困難 な場合がしばしばである。例えば前記の植木の姿勢矯正用のロープ掛けのような 場合であり、特に地上数mの高さのところにロープを掛け大きな力で引っ張り、 固く結び付けることは想像以上に困難な作業である。このような場合に利用でき る簡単な締結装置を考案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はロープの把持、締結を簡単なコレットチャックによって行うものであ る。その詳細について実施例により説明する。
【0006】
【実施例】
ケーシング1の内部に2連の円錐状孔2、2を互いに逆方向に穿設し、その小 径21、21側にはロープ挿入孔22,22を、大径23、23側には内側に円 錐状隆起周縁24、24を持つフランジ部25、25を介して繰出孔26、26 を連設開口する。このロープ挿入孔22、22、繰出孔26、26の直径は使用 するロープの外径より若干大きくしたものである。
【0007】 一方、円錐状のコレットチャック3の原型体はその外径部が前記円錐状孔2、 2と同一のテーパをもち、その大径部31は円錐状孔2の大径部23より若干小 さくて、その長さは該円錐状孔2の長さよりも数mm短くし、その中心軸にロー プの挿通孔32を使用するロープ外径とほぼ同径ないし若干の小径として開設し 、その外径には、ばね装着溝35を周設したものである。なお、ロープの挿通孔 32の両端面は面とり36、36を行ってロープの摺動性を良くしている。本考 案に係るコレットチャック3はこのように加工したコレットチャック原型体を薄 刃のカッターなどで若干の切断代を持って軸方向に3ないし4個のコマ片33、 33、33に分割し、再度これをその外周に設けられたばね装着溝35にリング 状つる巻ばね4を装着する事によって結束したものである。なお、それぞれのコ マ片33、33、33の内径部分の一部に突起爪34、34、34を設けてロー プの把持力をより強固にし、締結強度の向上を図っているが必ずしもこの形状で ある必要はなく数条の凹凸、亀甲状凹凸であってもよい。
【0008】 本案締結装置は、このようにリング状ばね4で束ねられた2個のコレットチャ ック3、3を前記ケーシング1内の円錐状孔2、2に互いに逆向きに装入したも のである。なお、この状態ではコレットチャック3、3は円錐状孔2、2内で上 下、左右方向に可動状態にあるが挿通孔32にロープが挿通されると円錐状孔2 、2の大径23、23側に移動し、その外径が拡大されて円錐状孔2に密接する ことになる。
【0009】
【考案の効果】
以上の構成になる本考案ロープ締結装置は図4に示すように円錐状孔2、2の 小径側のロープ挿入孔22よりロープ10を挿入すると、その先端がコレットチ ャック3の小径側端面及びロープ挿通孔32に当接し、更にAより押圧するとそ のコレットチャック3は大径23側に移動し、そのコレットチャック3の大径3 1側のロープ挿通孔32周縁の面取り部36が該フランジ25の円錐状周縁24 に当接しここを摺動してコレットチャック3は該円錐状周縁24によって拡径さ れる。ロープ10の先端はばね4の圧縮力に抗してコレットチャック3の挿通孔 32を押し広げ、或いは前記のように拡径されているために容易に挿通孔32内 を挿通し繰出孔26を経てケーシング1外に繰り出されることとなる。一旦この ように挿通、繰り出されたロープは再び挿入孔22側に引き抜く力Bを加えても コレットチャック3がロープと共に円錐状孔2の小径側に摺動して該コレットチ ャック3の外径を圧縮し、したがってその内径である挿通孔32はロープ10の 外径より小径となりロープ10を強固に把持することになる。なお前記のように コマ片33の内面に突起34を設けることにより該突起34がロープ10の外径 部に食い込み、より強固な把持がなされる事は当然である。。
【0010】 このように本考案に係る締結装置の具体的な使用方法の一例を示すとロープの 一端を地面に打ち付けたフックなどに取り付け、他端を一方のロープ挿入孔22 より挿通し繰出孔26より引き出し、そのロープを植木の幹や枝に掛け、該ロー プ先端を本装置の他方側ロープ挿入孔22に挿通し繰出孔26より取り出して該 ロープを強く引くことにより2連のコレットチャック3、3間のロープ長さが短 縮し、よってその植木に引っ張りの応力を掛けることが可能で、次いでロープ先 端を引いている力を解放するとケーシング1に内蔵された2個のコレットチャッ ク3、3がそれぞれ小径21、21側に引き戻され、従って該コレットチャック 3、3の外径が円錐状孔2によつて縮小化されるのでロープを強固に把持するこ とになる。なお、このようなコレットチャック3、3を使用しているために締結 時のロープの把持がロープの全周面でなされるためにロープ表面の損傷が少なく なった。
【0011】 本考案の締結装置においては、ロープ末端を引っ張ることによりロープの基端 と被繋止物間を緊張せしめ、ロープを結ぶなどの結縛手段を必要とせずに単にロ ープに加えている力を解放するだけで強固な締結が得られるので、例示の植木の ように相当大きな引っ張り応力を保持して締結するような場合に有効な装置であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるロープ締結装置の斜視図であ
る。
【図2】ロープ締結装置の中央一部断面図である。
【図3】コレットチャックを示す図で(イ)は平面図、
(ロ)は一部断面の正面図である。
【図4】ケーシングの一面を除去し使用状態を示した平
面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 円錐状孔 21 小径 22 挿入孔 23 大径 24 周縁 25 フランジ 26 繰出孔 3 コレットチャック 31 大径 32 挿通孔 33 コマ片 34 突起爪 35 ばね装着溝 36 面とり部 4 リング状ばね 10 ロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に一対でしかも互いに逆方向
    に円錐状孔と、その円錐状孔に連接してロープ挿入孔及
    び繰出孔を開設し、該繰出孔と円錐状孔の大径部との直
    径差により形成せられる内向きフランジ部の内面側繰出
    孔周縁に円錐状隆起部を突設し、その円錐状孔内に、そ
    の外径部が前記円錐状孔と同一のテーパを有し、かつ、
    大径部は該円錐状孔の大径部より若干小さく、その長さ
    は該円錐状孔より数mm短くて、その中心にロープの挿
    通孔を開設し、更にその外径にはばね装着溝を周設した
    コレットチャック原体を薄刃のカッターなどにより軸方
    向に3ないし4個のコマ片に切断分割して、再度これを
    つる巻ばねなどのリング状ばねにより結束して拡径自在
    としたコレットチャックをそれぞれ装入したことを特徴
    とするロープ締結装置。
JP4461192U 1992-06-26 1992-06-26 ロープの締結装置 Expired - Lifetime JPH0650560Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4461192U JPH0650560Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 ロープの締結装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4461192U JPH0650560Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 ロープの締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH066491U true JPH066491U (ja) 1994-01-28
JPH0650560Y2 JPH0650560Y2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=12696243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4461192U Expired - Lifetime JPH0650560Y2 (ja) 1992-06-26 1992-06-26 ロープの締結装置

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JP (1) JPH0650560Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511458A (ja) * 2011-01-26 2014-05-15 グリップル・リミテッド クランプ組立体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014511458A (ja) * 2011-01-26 2014-05-15 グリップル・リミテッド クランプ組立体

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JPH0650560Y2 (ja) 1994-12-21

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