JPH0663287U - 建築用墨つけ規準装置 - Google Patents

建築用墨つけ規準装置

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JPH0663287U
JPH0663287U JP955593U JP955593U JPH0663287U JP H0663287 U JPH0663287 U JP H0663287U JP 955593 U JP955593 U JP 955593U JP 955593 U JP955593 U JP 955593U JP H0663287 U JPH0663287 U JP H0663287U
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elongated
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JP955593U
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末敏 斉藤
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有限会社ダンドリ製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角材に各種の墨つけをするための定規を交換
可能とした建築用の墨つけ規準装置を提供する。 【構成】 長形板材の長さ方向両側に連結板4、5を形
成するとともに両連結板4、5間に中央板6を一体に連
設した形状を有する規準板1と、この規準板1の両側に
平行に配設した一対の支持体2と、中央連結部27で水
平方向に回動可能な一対の連結体3とからなり、一対の
連結体3は両連結板4、5の下面にそれぞれ配設して中
央連結板27を連結板4、5に回動可能に連結し、両連
結体3の両側先端部3a、3b間に支持体2の両端を回
動可能に連結してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家屋建築に際して角材に各種の墨つけをする場合に使用する規準装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家屋を建築する際、柱や鴨居等の角材には継手や仕口のためのほぞ孔やあり溝 等を形成するために墨つけ作業がなされる。このような墨つけ作業をする場合、 大工は差し金を使用していた。 また、図16に示すように、長形板を各種形状に加工して形成した定規板aの 上下端を、両側に平行に配設した角パイプ状の支持体bに連結体cを使用して回 動可能に連結した墨つけ定規が使用されている。 更に、本願出願人の代表者の出願になる実願平1−50625号(実開平2− 36716号)の墨つけ定規が提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
差し金を使用して墨つけを行う場合、長さを計りながらそれぞれの複雑な形状 を角材の所定位置に表すのは、工程が多く煩雑な作業であり、時間と手間を要す る面倒な作業であった。また、建物の強度を維持するためには正確な墨つけをす る必要があるが、このためには長い経験と深い注意力を有する熟練者によらなけ ればならなかった。
【0004】 図16に示す墨つけ定規では、ほぞ孔やあり溝等を簡単に墨つけをすることが できる。しかし、大工は長年の経験に基づいてほぞ孔やあり溝等の大きさ、あり 溝の傾斜角度等を異にしているものであり、この墨つけ定規では形成される孔や 溝等の大きさ、傾斜角度は一定のものであり、全ての大工に共通して使用できな いものであった。
【0005】 実願平1−50625号に示す墨つけ定規では、角材に対する定規本体1の位 置を変え、各種のほぞ孔やあり溝等の墨つけが可能であるが、大きさや傾斜角度 等を変えることはできず、墨つけ定規としての使用範囲には限界があるものであ った。
【0006】 本考案は、上記する差し金や墨つけ定規等を使用した墨つけ作業に鑑み、角材 の太さが異なっても、常に、角材に対する規準板の設置位置を安定させ、ほぞ孔 やあり溝等の大きさや傾斜角度を異にする墨つけ作業を可能とする建築用の墨つ け規準装置を提供するものである。 また、本考案は、ほぞ孔やあり溝等を墨つけ形成するためにそれぞれの目的に あった定規板を交換可能とした建築用の墨つけ規準装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案建築用墨つけ規準装置は、長形板材の長さ 方向両側に連結板4、5を形成するとともに両連結板4、5間に中央板6を一体 に連設した形状を有する規準板1と、この規準板1の両側に平行に配設した一対 の支持体2と、中央連結部27で水平方向に回動可能な一対の連結体3とからな り、一対の連結体3は両連結板4、5の下面にそれぞれ配設して中央連結部27 を連結板4、5に回動可能に連結し、両連結体3の両側先端部3aと3b間に支 持体2の両端を回動可能に連結してある。
【0008】 連結板4は、長形板材のほぼ中央から片側端部7にかけて長さ方向両側を平行 に切り欠いて形成した縦長部材4aに方形状空間8を形成し、この空間8の両側 に連結片9、10を形成して両連結片9、10の両端部に近くネジ挿通孔11を 穿設し、端部辺7aを有する端部7には目盛り12を表示してある。
【0009】 連結板5は、長形板材の長さ方向にそった中央部に残した長形な連結片14の 両側に空間15、16を形成し、連結片14には複数のネジ挿通孔19を穿設し てある。
【0010】 中央板6は、長形板材の長さ方向に直交する横長な板材に、方形位置に対称に 空間20、21、22および23を形成し、上下空間間に連結片24を設け、連 結片24には複数のネジ挿通孔25を穿設するとともに連結片24には目盛り2 6を表示してある。
【0011】 規準板1を形成する連結板4の連結片9、10、連結板5の連結片14および 中央板6の連結片24には、単体に形成した墨つけ用定規板30、33および3 6を着脱自在に取付け可能としてある。
【0012】 定規板30は、連結片9、10より大きい横巾を有する長形板体の長さ方向両 側に目盛り31を表示し、両端部には長さ方向とは直交する状態で長形な連結孔 32を形成したものである。
【0013】 定規板33は、三角形状板体の両側に傾斜辺に目盛り34を表示し、両目盛り 34間には長形な連結孔35を形成したものである。また、定規板36は、縦長 な三角形状板体の両側に傾斜辺に目盛り37を表示し、両目盛り37間には長形 な連結孔38を形成したものである。
【0014】
【実施例】
以下、図面に従って本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1は、本考案に係る墨つけ規準装置全体を示し、規準板1と、この規準板1 の両側に平行に配設した角パイプ状の一対の支持体2と、規準板1と両側の支持 体2とを回動可能に連結する一対の板状の連結体3とからなっている。
【0015】 規準板1は、図2に示すように、金属製または合成樹脂製の長形な板材を打ち 抜き、長さ方向両側の連結板4、5と両連結板4、5間の中央板6を一体に連設 して加工形成した形状を有している。 片側の連結板4は、長形板材のほぼ中央から片側端部7にかけて長さ方向両側 を平行に切り欠いて全体をほぼT字形状とし、縦長部材4aに形成した長形な方 形状空間8の両側に平行な連結片9、10を形成した形状を有している。 両連結片9、10の両端部に近くには取付けネジの挿通孔11を穿設しておき 、また、空間8の上下短辺にそった方向で連結板4には目盛り12が表示してあ る。
【0016】 連結板5は、前記の端部7とは反対側端部13から連結板4方向に向けて、長 形板材の長さ方向両側を所定の長さ間隔で平行に切り欠いて縦長部材5aを形成 し、この縦長部材5aの長さ方向中央部に長形な連結片14を残してその両側に 縦長空間15、16を形成した形状を有している。
【0017】 両空間15、16に面して連結片14と対向する連結板5の内側辺には、連結 板5の端部13側から空間15、16の長さ方向にそって外側方向へ拡がる、二 段形状の緩い傾斜辺17、18が対称に形成してある。 一方の傾斜辺17は空間15、16の範囲内で長く形成してあり、また他の傾 斜辺18は、傾斜辺17とほぼ同じ傾斜角度で短く形成してある。尚、符号19 は、連結片14に複数個穿設した取付けネジの挿通孔である。
【0018】 両連結板4、5間に位置する中央板6は、長形板材の長さ方向に直交する横長 な板材であり、この中央板6には同じ大きさの四つの空間20、21、22およ び23を方形位置に対称に形成し、各空間20、21、22、22との間には十 字形状の連結片24を設けておく。 横方向の連結片24には複数個の取付け用のネジ挿通孔25を穿設するととも に両側辺に目盛り26が表示してある。
【0019】 前記一対の支持体2は、規準板1の両側に平行に配設し、一対の連結体3によ り相対位置関係を変えることができるようになっている。連結体3は、図3に示 すように、ほぼW字状に形成した形状を有しており、その中央連結部27を連結 板4と連結板5の下面においてそれぞれネジとナットからなる連結具28で連結 してあり、中央連結部27を中心にして水平方向に回動可能である。そして、規 準板1から両側に突出する両連結体3の両側先端部3a─3a、3b─3b間に 支持体2の両端部をネジで回動可能に連結しておく(図1参照)。
【0020】 規準板1、支持体2および連結体3は上記のようにして連結されるので、規準 板1の両側に配設した支持体2は、規準板1の長さ方向にそって連結体3の中央 部27を中心にして逆方向へ平行状態で移動し、両側支持体2の間隔を変えるこ とができる。
【0021】 従って、図4に示すように、墨つけをする角材29の平面上に規準板1を載せ 、両側の支持体2を前後方向にずらせて角材29の両側面にそれぞれ当接すれば 、規準板1は角材29に定置され、かつ規準板1と角材29の中央線は一致した 状態となる。また、いずれか側の支持体2を角材29から離す方向にひくことに より規準板1は角材29の長さ方向に対して直交する横方向に移動させることも でき、角材29に対する規準板1の横方向位置を変えることができる。
【0022】 上記構成の規準装置は、使用に際して、各連結板4、5および中央板6の連結 片9、10、連結片14および連結片24の下面に、それぞれの使用目的にあわ せて形成した単体の定規板がネジやナット等を使用して取付けられる。 図5は、ほぞ孔用および縦線引き用の定規板30であり、前記連結片9、10 より大きい横巾を有し、長形な板体の長さ方向両側に目盛り31を表示し、両端 部には長さ方向とは直交する状態で長形な連結孔32が形成してある。
【0023】 図6は、あり継ぎ、ありぼそ、あり掛け等の各種のあり溝用の定規板33であ り、三角形状板体両側の傾斜辺にそって表示した目盛り34間の縦中央部に長形 な連結孔35が形成してある。また、図7は、腰掛けかま継ぎ用の定規板36で あり、縦長な三角形状とした板体両側の傾斜辺にそって表示した目盛り37間の 縦中央部には長形な連結孔38が形成してある。
【0024】 上記する各定規板30、33は基本形態を示すものであり、大きさや傾斜角度 等を異にするものが数種類用意してあり、必要に応じて交換可能となっている。 また、定規板36は一種類の大きさだけで充分であるが、大きさや傾斜角度を異 にするものを数種類用意してもよい。
【0025】 次に、規準板1の各部に対する上記の定規板30、33および36の取付け状 態を図8および図9に基づいて説明する。 図8、図9に示すように、定規板30は、連結板4の両連結片9、10にそっ てその下側に平行に設置され、定規板30の上下の連結孔32から挿通したネジ を連結板4のネジ挿通孔11から上方へ突出させ、突出ネジにナットを締め付け れば固定される。定規板30は連結片9、10より横巾が大きくなっているので 、両側に表示した目盛り31は、連結片9、10の外側に位置することになる。
【0026】 また、定規板33は、中央板6の横方向連結片24の左右両側に、先細り側が 外側に位置するよう二枚対称に連結孔35と複数のネジ挿通孔25を介してネジ やナットを使用して固定される。この時、定規板33の両側の目盛り34は、上 下の空間20、21および空間22、23に表れることになる。
【0027】 定規板33は、連結板5の連結片14の上部において、短い傾斜辺18にそっ て連結孔35とネジ挿通孔25を介してネジやナットにより固定される。この場 合も、定規板33の両側の目盛り34は連結片14の両側において空間15、1 6に表れる。
【0028】 定規板36は、定規板33の下方において両側の傾斜辺17に沿うようにして 連結片14に、連結孔38と複数のネジ挿通孔19を介してネジとナットにより 固定される。この定規板36の場合も、両側の目盛り37は、連結片14の両側 で空間15、16に表れる。
【0029】 連結板5の両傾斜辺17、18は、このように定規板33と定規板36の大き さや傾斜角度に合わせて二段に形成したものであるが、段差のない平行な一辺と してもよい。また、定規板33、36の傾斜辺に合わせた傾斜辺とすることなく 、連結片14と平行な辺としてもよい。結局、定規板33、36の両側と連結板 5間に墨つけ用の空間15、16が形成されていればよい。
【0030】 上記の説明において連結板5を形成するために長形板材の長さ方向両側を切り 欠いた場合を説明したが、これに限定されるものではなく、切り欠きを形成する ことなく連結板5は中央板6の横巾と同じ巾であってもよい。 また、回動体3はW字形状とした場合について説明したが、V字形状であって もよく、更に、直線状の板体であってもよい。
【0031】 上記のように規準板1、支持体2および連結体3からなる規準装置に各種の定 規板30、33および36を取り付けることにより全体として墨つけ定規を形成 するが、次に、このような墨つけ定規を使用したほぞ孔やあり溝等の墨つけ作業 の手順について説明する。
【0032】 図10は角材29にほぞ孔の墨つけ線を表示した状態を示し、同図において3 9、40は角材29にあらかじめ付けておいた縦真墨および横真墨である。 前記のように規準板1を角材29の上に載せて両側の支持体3を角材29の側 面に当てがい、角材29の縦真墨39線と規準板1の中心線とを一致させる。次 に、定規板30の目盛り31を使用して横真墨40の上下所定の位置に墨で印を 付け、この印位置で連結板4の端部辺7aを使用して角材29の長さ方向とは直 交する方向の一部に二本の横線イの墨つけをする。 その後、両定規板30の対向する内側辺30aを利用して横線イ間に二本の縦 線ロの墨つけを行い、全体として方形状ほぞ孔の墨つけを終了する。
【0033】 図11はあり継ぎの墨つけを示し、前記と同じく連結板4の端部辺7aにより 角材29の横全長に横線イを墨つけし、規準板1を上方へ移動させ、定規板30 の目盛り31を利用して横線イから所定の位置に横線イと平行な他の横線ロの墨 つけをする。
【0034】 その後、連結板5の連結片14上部に取付けた定規板33を使用し、この定規 板33の両側傾斜片を使用して角材29の長さ方向に対し傾斜する線ハを墨つけ し、あり継ぎの墨つけを終了する。 尚、ありぼその墨つけは、図12に示すように、横真墨40に対して所定の位 置に二本の横線を平行に表示するだけで、その他の作業はあり継ぎの場合と同じ である。
【0035】 図13はあり掛けの墨つけを示す。まず、横真墨40に対して上下所定の位置 に、前記あり継ぎの場合と同じく、定規板30の目盛り31を使用して角材29 の長さ方向に直交する両端部に墨つけ用印を付ける。そして、連結板4の端部辺 7aを使用して二本の墨つけ線イを表示する。次ぎに、両定規板30を横長な連 結孔32にそって移動させ、連結板4の端部7に表示した目盛り12を使用して 両定規板30の外側端辺を所定の位置に設定し、この端辺を使用して縦線ロの墨 つけを行う。
【0036】 更に、中央板6の連結片24の両側に取り付けた定規板33を長形な連結孔3 5によって移動させる。両定規板33の移動巾は、連結片14に表示した目盛り 26で決定される。このようにして両定規板33の位置を決定した後、両定規板 33が上下の空間20、21および空間22、23に面する傾斜辺にそって角材 29の長さ方向に対して直交状態で傾斜する墨つけ線ハを表示し、あり掛けの墨 つけ業を終了する。
【0037】 図14は腰掛けかま継ぎの墨つけを示す。連結板4の端部辺7aにより、角材 29の長さ方向とは直交する所定の位置に全長の横線イを墨つけ表示する。次に 、横線イから所定の巾間隔位置に二本の短い横線ロ、ハを角材29の中央に墨つ け表示する。更に、横線イと横線ロ間に、前記のあり継ぎの場合と同じく、連結 板4に取付けた定規板30を使用し、両定規板30の対向する内側辺により縦真 墨39から両側所定の位置に二本の縦線ニを墨けつする。そして、短い横線ロ、 ハ間に連結板5に取付けた定規板36により角材29の長さ方向にそった傾斜状 の二本の線ホを墨つけ表示すれば腰掛けかま継ぎの墨つけ作業を終了する。
【0038】 規準板1は、平板であってよいが、その下面には連結体3や各種の定規板30 、33、36等がネジを使用して取付けられるので、規準板1と角材29間には 隙間が形成されることになる。前記のように、角材29に墨つけ作業をする場合 、連結板4の端部辺7aは線引き定規辺として使用されるので、正確な線引きを する必要がある。 このため、図15に示すように、規準板1の端部辺7aの部分は長さ方向にそ って下方へ段部を形成して折曲した形状としてもよい。
【0039】
【考案の効果】
以上、説明した本考案墨つけのための規準装置は、長形な板材を加工して両端 部に連結板4、5を形成するとともに両連結板4、5間に中央板6を一体に連設 した規準板1と、この規準板1の両側に平行に配設した支持体2とを一対の連結 体3で回動可能に連結したので、規準板1を角材29上に載せ、支持体3を角材 29の両側面に当接すれば、規準板1と角材29の中心線を一致させることがで きる。
【0040】 また、片側の支持体3を角材29から水平方向へ引き離すようにすれば、規準 板1も横方向に移動することになり、角材29に対する規準板1の位置を任意に 選択することができる。
【0041】 連結板4は、板材の長さ方向両側を切り欠いて端部辺7aを有する端部7を残 した縦長部材4aを形成し、この部材4aの中央に設けた空間8の両側に連結片 9、10を形成した形状とし、また、連結板5は板材の長さ方向にそった中央に 連結片14を残して両側に空間15、16を形成した形状を有し、更に、中央板 6は四つの空間20、21、22、23を方形位置に対称に設けて、各空間20 、21、22、23間に連結片24を形成したので、各連結片9、10、14お よび24には単体に形成した定規板を取付けることができる。
【0042】 連結片9、10に取り付ける定規板30は、連結片9、10より大きい横巾を 有する長形な板体の長さ方向に目盛り31を表示し、両端部に長さ方向とは直交 する長形な連結孔32を形成した形状を有している。 この定規板30は、連結片9、10の下面に平行に配設して両端部をネジとナ ットで固定すればよく、定規板30の両側辺を使用して、角材29の長さ方向に そった墨つけ線を表示することができ、前記連結板4の端部辺7aと共同するこ とにより角材29にほぞ孔用の墨つけを行うことができる。
【0043】 また、連結板5に形成した連結片14の上部と中央板6に形成した連結片24 に取付ける定規板33は、三角形状板体の両側傾斜辺に目盛り34を表示すると ともに中央部に縦長な連結孔35を形成したので、この定規板33と連結板4の 端部辺7aおよび定規板30とを共同して使用することにより角材29に対して 各種形状のあり溝の墨つけを行うことができる。
【0044】 また,連結板5の連結片14の下方に取付ける定規板36は、縦長な三角形状 板体の両側傾斜辺に目盛り37を表示し、中央部に縦長な連結孔38を形成した ので、前記定規板33と同様、端部辺7aや他の定規板30と共同して使用する ことにより腰掛けかま継ぎの墨つけを行うことができる。
【0045】 規準板1に対して各種の定規板30、33および36は交換可能に着脱できる ので、大きさや傾斜角度等を異にする数種類の定規板を用意しておけば、ほぞ孔 やあり溝等は大きさを異にする墨つけを任意に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案墨つけ規準装置の斜視図である。
【図2】規準装置に使用する規準板の正面図である。
【図3】規準装置に使用する支持体の斜視図である。
【図4】規準装置を角材に設置した状態の平面図であ
る。
【図5】ほぞ孔用定規板の正面図である。
【図6】あり溝用定規板の正面図である。
【図7】腰掛けかま継ぎ用定規板の正面図である。
【図8】規準装置に定規板を取り付けた状態の正面図で
ある。
【図9】規準装置に定規板を取り付けた状態の斜視図で
ある。
【図10】角材にほぞ孔の墨つけをした状態の平面図で
ある。
【図11】角材にあり継ぎの墨つけをした状態の平面図
である。
【図12】角材にありぼその墨つけをした状態の平面図
である。
【図13】角材にあり掛けの墨つけをした状態の平面図
である。
【図14】角材に腰掛けかま継ぎの墨つけをした状態の
平面図である。
【図15】規準板の他の例を示す側面図である。
【図16】従来の墨つけ定規を示す正面図である。
【符号の説明】
1 規準板 2 支持体 3 連結体 3a 先端部 3b 先端部 4 連結板 5 連結板 6 中央板 7 端部 7a 端部辺 8 空間 9 連結片 10 連結片 11 ネジ挿通孔 12 目盛り 13 端部 14 連結片 15 空間 16 空間 17 傾斜辺 18 傾斜辺 19 ネジ挿通孔 20 空間 21 空間 22 空間 23 空間 24 連結片 25 ネジ挿通孔 26 目盛り 27 中央連結部 28 連結具 29 角材 30 定規板 31 目盛り 32 連結孔 33 定規板 34 目盛り 35 連結孔 36 定規板 37 目盛り 38 連結孔 39 横真墨 40 縦真墨

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長形板材の長さ方向両側に連結板4、5
    を形成するとともに両連結板4、5間に中央板6を一体
    に連設した形状を有する規準板1と、この規準板1の両
    側に平行に配設した一対の支持体2と、中央連結部27
    で水平方向に回動可能な一対の連結体3とからなり、一
    対の連結体3は両連結板4、5の下面にそれぞれ配設し
    て中央連結部27を連結板4、5に回動可能に連結し、
    両連結体3の両側先端部3aと3b間に支持体2の両端
    を回動可能に連結して成ることを特徴とする建築用墨つ
    け規準装置。
  2. 【請求項2】 連結板4は、長形板材のほぼ中央から片
    側端部7にかけて長さ方向両側を平行に切り欠いて形成
    した縦長部材4aに方形状空間8を形成し、この空間8
    の両側に連結片9、10を形成して両連結片9、10の
    両端部に近くネジ挿通孔11を穿設し、端部辺7aを有
    する端部7には目盛り12を表示して成ることを特徴と
    する請求項1に記載する建築用墨つけ規準装置。
  3. 【請求項3】 連結板5は、長形板材の長さ方向にそっ
    た中央部に残した長形な連結片14の両側に空間15、
    16を形成し、連結片14には複数のネジ挿通孔19を
    穿設して成ることを特徴とする請求項1に記載する建築
    用墨つけ規準装置。
  4. 【請求項4】 中央板6は、長形板材の長さ方向に直交
    する横長な板材に、方形位置に対称に空間20、21、
    22および23を形成し、上下空間間に連結片24を設
    け、連結片24には複数のネジ挿通孔25を穿設すると
    ともに連結片24には目盛り26を表示して成ることを
    特徴とする請求項1に記載する建築用墨つけ規準装置。
  5. 【請求項5】 規準板1を形成する連結板4の連結片
    9、10、連結板5の連結片14および中央板6の連結
    片24には、単体に形成した墨つけ用定規板30、33
    および36を着脱自在に取付け可能として成ることを特
    徴とする請求項1に記載する建築用墨つけ規準装置。
  6. 【請求項6】 定規板30は、連結片9、10より大き
    い横巾を有する長形板体の長さ方向両側に目盛り31を
    表示し、両端部には長さ方向とは直交する状態で長形な
    連結孔32を形成して成ることを特徴とする請求項5に
    記載する建築用墨つけ規準装置。
  7. 【請求項7】 定規板33は、三角形状板体の両側に傾
    斜辺に目盛り34を表示し、両目盛り34間には長形な
    連結孔35を形成して成ることを特徴とする請求項5に
    記載する建築用墨つけ規準装置。
  8. 【請求項8】 定規板36は、縦長な三角形状板体の両
    側に傾斜辺に目盛り37を表示し、両目盛り37間には
    長形な連結孔38を形成して成ることを特徴とする請求
    項5に記載する建築用墨つけ規準装置。
JP955593U 1993-02-15 1993-02-15 建築用墨つけ規準装置 Pending JPH0663287U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102873707A (zh) * 2012-08-29 2013-01-16 吴兆广 一种交错多组式带锯切纸机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676731A (en) * 1980-10-30 1981-06-24 Iseki & Co Ltd Clutch device

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