JPH0662125U - プール底面に敷設される衝撃吸収マット - Google Patents

プール底面に敷設される衝撃吸収マット

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JPH0662125U
JPH0662125U JP835493U JP835493U JPH0662125U JP H0662125 U JPH0662125 U JP H0662125U JP 835493 U JP835493 U JP 835493U JP 835493 U JP835493 U JP 835493U JP H0662125 U JPH0662125 U JP H0662125U
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JP
Japan
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mat
pool
laid
liquid
main body
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JP835493U
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English (en)
Inventor
修一 松本
義郎 井手口
義政 古川
Original Assignee
株式会社ジオテックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プール飛込み時あるいは着水時における人体
の損傷事故を防止するとともにプール底面への敷設及び
取外しが容易な衝撃吸収マットを提供すること。 【構成】 マット(1)は上下のシート(3a,3b)
よりなるマット本体(3)を有し、その注入口(5)よ
り水道水等の液体(6)をマット本体(3)内に注入す
る。マット本体(3)は内部に設けた結合部材(4)よ
り過度の膨出が抑制され平板状の外観を呈する。マット
(1)は自重で沈みプール底面(2)に特に保持手段な
しに敷設される。敷設状態において、マット本体の裏面
に設けた吸盤部材(7)が底面(2)に吸着し、水流に
よるマット(1)の移動を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プールにおいて特に飛込み個所等のプール底面に敷設される衝撃吸 収マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
学校あるいはレジャー施設等におけるプールにおいて、飛込み時に人体の一部 をプール底面にぶつけて人体に損傷を受けたり、あるいは場合によっては重大な 人身事故を招くことが新聞等により報じられ、プール使用上の問題になっていた 。しかし、従来において、この防止策として、使用者に注意を促す程度に留り、 特に具体的な対策が講じられていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら今日、プールは競技用のみならず、各種の施設、例えば福利厚生 施設、スイミングスクール、アスレチッククラブ等に併設され年齢を問わず多く の一般の人が利用するところとなり、又、プール形態もレジャー施設におけるウ ォータースライダーの着水プール等、多様化しており、利用の拡大につれて事故 発生の危険も一層高まってきている。
【0004】 従って、本考案は上記事情に鑑みなされたもので、その目的は、プール飛込み 時あるいは着水時における人体の損傷事故を防止することができ、プール底面へ の敷設ならびに取外しを容易に携帯自在に行ない得る、プール底面に敷設される 衝撃吸収マットを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、柔軟材料よりなる上下のシートを周縁 部で互いに連接密閉して平坦な袋状に形成されたマット本体と、該マット本体内 において、上下のシートの内面の複数個所で両シートを相互に結合する結合部材 と、マット本体に設けられた注入口を介して該マット本体内に注入される水道水 等の液体と、よりなる、プール底面に敷設される衝撃吸収マットを提案するもの である。
【0006】 又、上記本考案の衝撃吸収マットにおいて、マット本体の、敷設されるプール 底面に対応する裏面側に移動防止用吸盤部材が設けられる構成、更にはマット本 体の側端縁に沿って他のマット本体と結合可能でかつ剥離自在な接合要素が設け られる構成も提案される。
【0007】
【作用】
上記構成のごとく、本考案に係る衝撃吸収マットは、プール底面に敷設する際 にマット本体内に注入口を介して水道水等の液体を注入することによりプール底 面に安定した状態で敷設することができ、内部エアー等の気体を入れた浮き袋等 とは異なり浮上しないように保持する手段を要せず、しかも、マット本体を柔軟 材料より構成してあるため内部に非圧縮性の水道水等の液体を充填した状態でも 柔軟に変形して衝撃を吸収することができる。又、マット本体の上下のシートを 内面側で結合部材により各個で相互に連結してあり、液体注入状態でマット本体 は過度に膨出することなく、適宜の凹凸状態をなす平板状の外観を呈するので、 プール内での遊泳に支障をきたすことがない。更に、プールの清掃等の際には、 該マット本体より注入液体を排出すれば平坦なシート状態になるので、プール底 面より容易に取外し、折り畳んでおくことができ、携帯自在に取扱うことができ る。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案に係る衝撃吸収マットの実施例を説明する。図1 (a)は不使用状態における本考案のマット1を示し、図1(b)は該マットを プール底面2上に敷設した使用状態を示す。該マット1は上下のシート3a,3 bを周縁部において連接密封して平坦な袋状に形成されたマット本体3と、図1 (b)に部分破断で示すようにマット本体3内で上下のシート3a,3bの複数 個所で両シートを相互に結合する結合部材4と、マット本体3に設けられた注入 口5を介して該マット本体3内に注入される水道水等の液体6とより構成される 。
【0009】 マット本体3の上下のシート3a,3bは液密性に富む柔軟材料、例えばハイ パロンゴム等よりなる合成ゴムシートをポリエステル織布にラミネートさせたも の、あるいはビニール、ポリエチレン等を素材としたものなど種々の材料により 形成し得る。該シートの厚みは、0.4mm〜0.8mm程度の物が選ばれる。 該マット本体の平面寸法は、例えば長さ2m,幅1mあるいは長さ及び幅共に2 mの矩形状とされる。長さ寸法2mは、通常のプール底面に敷設される際、プー ル端の飛込み個所において、丁度その程度の長さがあれば十分カバーするものと して設定したものであるが、寸法自体は折り畳んで携帯及び収納自在な任意の大 きさに設定し得る。又、幅方向については後述のようにプールの横幅に応じ該マ ットを連接して敷設できるようになっている。
【0010】 図1において、7はマット本体3の、敷設されるプール底面2に対応する裏面 側に設けられた移動防止用の吸盤部材、8は該マット本体3の同じく裏面側に設 けられた排水口である。吸盤部材7は先広がりの形状にゴム等で形成された慣用 構成のものでマット本体3の裏面に、図1及び図2で示すごとく適宜の個所に設 けられる。該吸盤部材7は該マット1をプール底面2に敷設した際、該底面に吸 着し、該マット1が水流により動かされるのを確実に防止する。水流の強くない プールでは、マット自体が自重で沈んで移動する恐れは少ないが、該吸盤部材7 により、確実な敷設が可能となる。排水口8はマット本体3内に注入された水道 水等の液体6の排出及び液体注入時のエアー抜き用のもので慣用のコックあるい はキャップ付の開口で構成し得る。他方、注入口5は逆止弁及び液体注入接続部 を備えた慣用のバルブ構造で構成し得る。なお、本実施例では、図6で後述する ように、注入口、排出口を兼用された液体注入口のバルブ構造を採用している。 注入される液体6は水道水が最も簡便であり、又、使用中にマットが破れて漏出 しても問題がないので通常これが使用される。
【0011】 マット本体3の側端縁9にはその一方の面にマジックテープ(商標名)等の結 合可能で剥離自在な結合を果す接合要素9aを設けてあり、後述のように該マッ トを幅方向に連接する際に用いられる。
【0012】 図1(b)に示すように注入口5より液体6を注入すると全体に膨出するが結 合部材4があるために高さ約50mm〜100mm程度の平板状のマットが形成 される。この結合部材4は、本実施例においては図2で示すように、マット本体 3の幅方向に所定間隔をおき長手方向に連続した帯状の部材で構成され、従って 、液体6が充満した使用状態では、マット本体3の長手方向に整列した湾曲状凹 凸が形成される。但し、結合部材4は実施例で示した連続した帯状以外に、例え ば上下シートの平面上の任意の個所で点状に結合する構成も可能であり、本考案 は実施例構成に限定されるものではない。なお、実施例の場合、注入された液体 6は結合部材4に形成した水の抜け口6aを通ってマット本体3内に充満する。
【0013】 図3(a)は本考案のマット1を通常のプールに底面2に敷設した状態を示す 。該マット1はプールの飛込み個所に対応し、プール端に沿って敷設し、その敷 設長さSは最も危険度の高い約2m程度の領域でよいと考えられる。又、図3( b)はウォータースライダーの着水プールの底面2に敷設した状態を示す。この 場合には着水位置のバラツキを考慮して底面に前面敷設するのが望ましい。
【0014】 図4は、結合部材4の種々の構成例を示すもので、図4(a)は上下のシート 3a,3bを熱融着で、あるいは接着剤又は両面テープで相互に接着して直接結 合部4aを構成した例であり、図4(b)は上下のシート3a,3bを横断面X 字状の帯状のジョイント4bを用いて相互に結合した例であり、又、図4(c) は上下のシート3a,3bを横断面I字状の帯状のジョイント4cを用いて相互 に結合した例である。ジョイント4b,4cはシート3a,3bと同一又は異種 の素材で形成し得、上下のシートに熱融着あるいは適宜の接着剤で結合される。
【0015】 図5(a)に示すように、マット本体3の側端縁9に設けたマジックテープ (商標名)等の接合要素9aの部分で他のマット本体3の側端縁9と剥離自在に 連接できるので、プール底面の敷設幅、領域に応じて該マット1を敷設でき、使 用中に相互に分離する不具合も解消される。
【0016】 図5(b)はマット本体3の側端縁9で、他の側端縁と接合しない状態におか れた部分について、これを図示のように二重に折り返す態様を示すもので、接合 要素9aが設けられているためにこれが可能である。このように折り返しておく ことにより、遊泳中に突出した周端縁部分で擦り傷、切り傷等を受けるおそれが ない。
【0017】 図6は注入口及び排出口を兼用したバルブ構造を示すもので、マット本体3に 取着されたネジ付きの開口部材10、該部材開口部10aに取外し自在に捩じ込 まれるとともに内部に逆止弁12を備えたバルブ本体11、該バルブ本体11の 外側取付口11aに取外し自在に挿着されるとともに水道水等の液体供給ホース 14の端部を取着した注入用バルブ部材13、バルブ本体11に紐体16で結ば れ該バルブ本体11のの外側ネジ込み部11bにネジ込み装着されるキャップ1 5より構成されている。
【0018】 液体を注入する際は図6で示すようにキャップ15を外した状態でバルブ部材 13を矢印で示すようにバルブ本体11の外側取付口に挿着すればよい。そして 、マット本体3内に液体を注入完了後、キャップ15を外側ネジ込み部11bに 装着する。他方、マット本体3より排水する場合には、バルブ本体11に一体に 形成した把手11cを回して該本体11を開口部材10より取り外し全開状態と する。この全開状態は一方の注入口5より液体の注入時に他方の排出口8をこの ようにしてエアー抜きを行なう。本実施例においては図6に示すバルブ構造を注 入口5及び排出口8に同様に設けてあり、いずれの側からも注入、排出の作業が 可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案の衝撃吸収マットによれば、マット本体内に水道水等の 液体を注入することにより、その自重により沈んでプール底面に特別の保持手段 を要する事なく敷設する事ができ、しかも柔軟材料よりなるマット本体及びその 内部で上下のシートを相互に連結した結合部材の構成により、液体注入状態でも マット本体は過度に膨出する事なく平板状の外観を呈し、プール内での遊泳に支 障をきたすことがなく、又、プールの清掃等の際にはマット本体より液体を排出 すれば平坦なシート状態となるので、取外し作業が極めて容易であり、携帯可能 で収納にも場所をとらず安価に提供できる等、種々の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る衝撃吸収マットを幅方向
より見た側面図で、図1(a)は該マットに液体注入前
の状態を示し、図1(b)は液体注入後の使用状態を部
分的に破断して示す。
【図2】図1(b)に示すマットの部分破断裏面図であ
る。
【図3】本考案に係るマットの敷設状態を示す概要図
で、図3(a)は通常のプールでの敷設例、図3(b)
はウォータージェットの着水プールでの敷設例をそれぞ
れ示す。
【図4】図4(a)(b)(c)は、マット本体の上下
シートを結合する結合部材の構成例をそれぞれ示すマッ
トの要部拡大概略横断面図である。
【図5】マット本体の側端縁の構成を示す説明図で、図
5(a)は他のマットとの結合状態を、図5(b)は側
端縁の折り返し状態をそれぞれ示す。
【図6】液体注入口のバルブ構造を示す要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 マット 2 マット本体 4 結合部材 7 吸盤部材 9a 接合要素

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟材料よりなる上下のシートを周縁部で
    互いに連接密閉して平坦な袋状に形成されたマット本体
    と、 該マット本体内において、上下のシートの内面の複数箇
    所で両シートを相互に結合する結合部材と、 マット本体に設けられた注入口を介して該マット本体内
    に注入される水道水等の液体と、 よりなる、プール底面に敷設される衝撃吸収マット。
  2. 【請求項2】マット本体の、敷設されるプール底面に対
    応する裏面側に移動防止用吸盤部材を設けてなる請求項
    1記載のプール底面に敷設される衝撃吸収マット。
  3. 【請求項3】マット本体の側端縁に沿って他のマット本
    体と結合可能でかつ剥離自在な接合要素を設けてなる請
    求項1又は2に記載のプール底面に敷設される衝撃吸収
    マット。
JP835493U 1993-02-05 1993-02-05 プール底面に敷設される衝撃吸収マット Pending JPH0662125U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022546630A (ja) * 2019-10-21 2022-11-04 ピーブイ フラッド コントロール コーポレイション 水がベイスン(basin)に入らないようにするためのチューブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022546630A (ja) * 2019-10-21 2022-11-04 ピーブイ フラッド コントロール コーポレイション 水がベイスン(basin)に入らないようにするためのチューブ
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