JPH0658647A - 機関駆動式熱ポンプシステム - Google Patents

機関駆動式熱ポンプシステム

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JPH0658647A
JPH0658647A JP3100095A JP10009591A JPH0658647A JP H0658647 A JPH0658647 A JP H0658647A JP 3100095 A JP3100095 A JP 3100095A JP 10009591 A JP10009591 A JP 10009591A JP H0658647 A JPH0658647 A JP H0658647A
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JP
Japan
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heat
radiator
heat exchanger
working fluid
engine
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Application number
JP3100095A
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English (en)
Inventor
Sherwood G Talbert
シヤーウツド、ジー、タルバート
E Jacob Frank
フランク、イー、ジヤコブ
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Gas Technology Institute
Original Assignee
Gas Research Institute
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Publication date
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Publication of JPH0658647A publication Critical patent/JPH0658647A/ja
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関で生じた過剰熱を有効利用する。 【構成】 冷媒蒸気圧縮を生ぜしめ、通常よりも多くの
熱を発生する内燃機関(15)を備え、第一熱交換器
(22)が圧縮された冷媒を気化し、内燃機関で発生し
た過剰熱は復熱装置(20)によって作動流体へ伝達さ
れ、加熱された作動流体は作動流体分配手段により均等
に第一ラジエーター(40)へ分配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼機関原動機によっ
て駆動される冷媒蒸気圧縮熱ポンプシステム、特に、機
関からの未使用燃焼熱を、ラジエーターを通る空気のよ
うな周辺流体と交換するラジエーターを有する上記シス
テムの冬期性能を向上せしめることに関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気圧縮ポンプは従来から使用されてお
り、住宅施設において暖冷房空気調節を提供するために
一般に使用されるようになった。
【0003】このような熱ポンプシステムのための優れ
た動力は電動機駆動手段であったが、燃焼機関は、それ
に代わるこのシステムの魅力ある動力源であり、この方
面で若干使用されてきた。
【0004】蒸気圧縮熱ポンプシステムの一つの欠点
は、冬期運転中、熱源として使用される外気の周囲温度
が低下するにつれて、加熱容量が減少するということで
ある。同時に建物の熱損失が増加し、内部周辺生活空間
の温度が低下する。この問題の一般的解決法は、補助電
熱器を提供して、より厳しい外部温度と天候状態を通じ
て全暖房熱量の要求条件に合わせることであった。
【0005】熱ポンプのこの加熱容量の低下の主な理由
は、冷媒圧縮機がこの極端な運転条件において冷媒蒸気
を多く処理できないということである。
【0006】圧縮機が燃焼機関によって駆動されると、
圧縮機があまり動力を引出さない場合には、機関は全負
荷容量に比べて割合小さな負荷を受けるので、空間加熱
に対する並進に関して未使用燃焼熱をあまり発生しない
という問題が目立つ。燃焼機関熱ポンプシステムの利点
の一つは、機関で発生する、利用可能な過剰燃焼熱であ
る。この熱は、冷たい外気が熱源である場合、冬季の暖
房増大に有用である。これは補助加熱器の必要条件を軽
減する。
【0007】しかし、機関が小さな負荷を受ける場合、
燃焼機関駆動式熱ポンプシステムの利点は減少する。こ
れは、システムにおいて加熱目的に有効な機関熱の回収
が限定され、最も有効である時に利用できる熱が少ない
からである。
【0008】エチレングリコールの不凍剤で水等の作動
流体を、機関の冷却システムを通して、又、熱が作動流
体と交換される排気熱交換機を通して送ることにより、
機関から未使用熱を回収することは、内熱機関駆動式熱
ポンプシステムでは普通の方法である。作動流体は次
に、空気調節された建物内の気流中に位置する他の熱交
換器又はラジエーターへ運ばれるか、又はポンプで送ら
れる。
【0009】燃焼機関(タービンを含む)を使用して様
々な様態を示した特許が従来技術の中に見られ、以下の
ものを含んでいる。
【0010】米国特許第4,592,208号は、断熱
ハウジング内に封入された内燃機関による暖冷房装置を
開示している。
【0011】米国特許第4,510,762号は、内燃
機関からの熱が吐出されて熱ポンプシステムを増大せし
める熱回収方法を示している。
【0012】米国特許第4,408,715号は、店
舗,住宅又は工業用暖房設備に関している。米国特許第
4,292,814号は、圧縮空気によって駆動される
ファンを有する自由ビストン機関により駆動される熱ポ
ンプを示している。
【0013】米国特許第3,421,339号は一方向
性熱ポンプシステムを開示している。機関冷却水は負荷
を加熱するために使用され、温度制御弁が流量を調節し
ている。
【0014】米国特許第3,139,924号は内燃機
関駆動式熱ポンプシステムを示している。可逆ファンが
機関,ラジエーター及び冷却コイルを横切って空気を吹
出している。
【0015】米国特許第3,135,318号は内燃機
関、即ちタービンを有するポンプシステムに関してい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低周
辺暖房を通して機関駆動式熱ポンプシステムにおける蒸
気圧縮冷却システムへ余分な熱負荷を供給するための簡
単な方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】この方法で機関
に負荷を与えて圧縮機及び機関に大きな負荷を生ぜしめ
ることが有利である状況では、機関が高馬力で作動し、
それによってより多くの補助熱を生じる。この補助熱は
機関作動流体へ伝達され、これが次に空気調節された建
物内の空気流へ送られて付加熱を提供する。本発明の特
徴は、機関作動流体回路中に定量弁を設けて、外気と熱
交換関係にあるラジエーターへ機関熱の一部を向けるこ
とである。ほとんどの例では、空気流が先ず機関ラジエ
ーターを通過し、次いで外部熱交換器を横切り、この冷
周辺暖房方式の運転における冷却サブシステムに対し
て、機関排気熱の伝達速度を増加せしめている。
【0018】従って、圧縮機における負荷は、一部の補
助熱が暖房方式で蒸発器として作動している蒸気圧縮サ
ブシステムの熱交換器へ伝達されるにつれて、増加され
る。一つの利点は、この蒸発器が高温で作動し、氷結を
生じる傾向を減少せしめているので、冷周辺外気条件下
で作動する蒸気圧縮ポンプの運動を阻害するような他の
問題を少なくしている。
【0019】他の利点は増加した蒸発器の温度と低下し
た圧力比から得られ、R−12として知られているよう
な他の種類の冷媒も使用できるようになっている。更
に、回転式又はスライドベーン型のような他の種類の圧
縮器も有利になっている。
【0020】要するに、本発明は、暖房又は冷房方式の
運転において選択的に作動可能であって、システムにお
いて冷媒蒸気を生ぜしめ、かつ冷媒蒸気の圧縮のみによ
って一般に発生する熱よりも多くの量の補助熱を発生せ
しめる燃焼原動機を有する熱ボンプシステムを含んでい
る。このシステムは、a)周辺大気と熱交換を行い、シ
ステム冷房方式の運転において冷媒蒸気凝縮器として作
用し、システム暖房方式の運転においては冷媒蒸発器と
して作用する第一熱交換器手段と;b)過剰な原動機を
受け入れて、この熱を動作流体へ伝達する復熱装置熱交
換機手段と;c)加熱された動作流体を、第一熱交換器
手段へ対流熱伝達を行う第一ラジエーター手段へ均等に
流すように選択的に作動可能な作動流体分配手段と;を
組み合わせて成っており、流体分配手段は、熱ポンプシ
ステムが暖房方式の運転で選択的に作動している時、第
一熱交換器手段へ熱伝達を行う第一ラジエーター手段を
通して、加熱された作動流体を流すようになっている。
【0021】
【実施例】図1乃至図3を参照して、全体が符号10で
表わされているシステムは屋外部11及び屋内部12を
含んでおり、これらは線13によりほぼ区分けされてい
る。
【0022】冷房方式 図1において、冷房方式の運転のために選択的に配置さ
れている構成要素を有する装置が示されており、冷媒圧
縮機16に機械的に接続されている内燃機関15を含ん
でいる。機関15は冷却流体ジャケット17と、機関燃
焼排気ガスをマフラー/復熱装置/熱交換器手段20へ
流す排出管手段18とを含んでいる。
【0023】熱ポンプサブシステムにおいて、圧縮され
た冷媒蒸気は、システム冷房方式における凝縮器として
作用する屋外第一熱交換器22へ蒸気を搬送するように
設定されている転換弁21を通して搬送される。導管2
3は、熱交換器22を経て、多数のフィン24に伝導可
能に接続されている。冷却蒸気(液体の全部又は一部で
もよい)は逆止弁26を経て屋外から屋内へ搬送され、
蒸気は屋内の膨張弁27を通過する。次いで冷媒蒸気
は、建物内空気の生活空間からの空気が空気分配サブシ
ステムブロワー30によって全面に流されるフィン29
を有する室内第二熱交換器28を通過する。ブロワー3
0によって循環する空気は、当初は空気調節された空間
からの戻り空気であり、開口部31から入り、冷房方式
においては、液体冷媒を気化するシステムにおける負荷
を表わす。空気は、量が少ない空気調節された空間の外
部から得られる新しい空気でもよい。暖まった冷媒蒸気
は、蒸気を圧縮機16へ戻すように設定されている転換
弁21を経由して熱交換器28から圧縮機16へ戻る。
【0024】ファン32は熱交換器22の周辺外気を搬
送して、冷媒蒸気と、冷房方式の運転のヒートシンクで
ある周辺外気との間の熱交換を容易にしている。
【0025】機関17と、圧縮機16と、熱交換器22
とは開口部37及び38を有するハウジング31内に封
入されている。熱交換器22は開口部38に対して並置
せしめられていて、冷房方式においてファン32が作動
して封入体31から空気を排出している時、外気が熱交
換器22のフィン24を横切って導かれるようになって
いる。
【0026】機関15と冷却ジャケット17とは、機関
によって発生した熱の一部を利用するために作動する作
動流体サブシステムの一部であり、この熱は圧縮機16
を駆動する際には利用されない。この熱エネルギーは、
ジャケット17及び復熱装置熱交換器20を通して循環
により作動流体へ伝達される。作動流体は、好ましくは
塩(塩水)又はグリコールと水との混合物であって、外
部熱交換器22を通過する熱源/周辺空気の温度以下に
十分温度を低下させ得る液体を提供している。
【0027】作動流体サブシステムは電動機34によっ
て駆動されるポンプ33を含んでいる。その代わりに、
ポンプ33は機関15によって駆動されてもよい。作動
流体は復熱装置20から定量弁35を通して搬送され
る。
【0028】定量弁35から、作動流体の一部は、導管
36を経て第一熱交換器22に対して並置されている第
一ラジエーター手段40へ流される。冷房方式運転にお
いては、開口部38に入った後、ハウジング31を通過
して熱交換器を横切った周辺空気はラジエーター40へ
向けられる。
【0029】第一ラジエーター40から、作動流体は接
続部41を経て圧縮機16のマニホールドへ運ばれ、そ
の後機関15のジャケット17へ戻される。
【0030】冷房方式におけるこのシステムの運転は、
蒸気が圧縮機16で圧縮され、熱交換器22で凝縮され
て液体として膨張弁27へ運ばれ、蒸発器28へ入って
から圧縮機16へ戻されるという従来の蒸気圧縮式冷媒
蒸気冷却サイクルに従っている。機関からの過剰な、即
ち余分な熱は、ラジエーター40を経て循環して機関を
冷却せしめ、且つ適当な作動温度を維持する作動流体へ
伝達される。
【0031】幾つかの例では、過剰な熱の一部を補助自
家用水加熱器(図示せず)へ伝達することもできる。
【0032】高周辺暖房方式 図2は、外気温度が水の氷結温度以上であって、熱ポン
プが通常における家屋の暖房熱量に合致し得る場合の暖
房方式運転用に配置されたシステム10を示す。
【0033】この種の高周辺暖房運転に関する代表的な
温度範囲は、約15゜F(−9.6℃)から60゜F
(15.5℃)である。最低外部周辺温度は、外気から
送り込まれる熱の容量が付加的熱源からの補助熱の投入
を必要とする程度まで下げられる温度である。熱ポンプ
の容量は、冷媒の密度の変化のために屋外温度が減少す
るにつれて低下することはよく知られている。
【0034】この方式において、圧縮機16からの冷媒
空気は転換弁21を通して搬送され、上記弁は冷房方式
から逆転せしめられていて、冷媒蒸気を熱交換器28
(現在凝縮器として作動している)へ送ってファン30
により再循環されている屋内空気により冷却されるよう
に選択的に配置されている。冷却された液体冷媒は逆止
弁45を経由して後方へ運ばれる。次いでこの液体冷媒
は膨張弁46を通して減圧され、屋外熱交換器22(現
在蒸発器として作動している)へ入る。熱交換器22か
ら、冷媒蒸気は転換弁21を経て圧縮機へ戻る。
【0035】この高周辺暖房方式において、作動流体
は、作動流体の一部又はすべてが定量弁35により導管
49から第二屋内ラジエーター手段50を経て進路を変
えることを除けば、前記の冷房方式の場合のように循環
する。ラジエーター50から作動流体は接続部41へ戻
され、凝縮器マニホールド16及び機関ジャケット17
へ送られる。
【0036】このシステムが冷房方式から暖房方式の選
択的に切り換えられると、ファン32は適当な従来型の
電動機制御装置により回転方向が逆になる。ハウジング
31を通しての空気の流れは、開口部37及び38にお
ける矢印で示されている。
【0037】この方式の運転において、熱ポンプシステ
ムは、屋内ラジエーター50を通して作動流体を循環さ
せることにより屋内空気からの熱を増大させながら、従
来の冷媒蒸気逆圧縮サイクルで作動している。この方法
により、一方では不要になるかも知れない機関で生じた
熱が暖房方式において室内空気に伝達されるので、機関
の運転によって圧縮機へ伝達されない損失エネルギーの
一部を取り戻すことができる。
【0038】低周辺暖房方式 図3を参照して、外気温度が約15゜F(−9.5℃)
以下であって、又は熱交換器22の解凍が必要とされ
て、システムが暖房方式で作動している場合、このシス
テムは熱交換器22(蒸発器として作動している)に必
要な熱量に比例してラジエーター50と同様にラジエー
ター40を通して作動流体が循環せしめられるように選
択的に配置され、圧縮機により更に多くの蒸気を送り込
ませ、且つ機関を更に高馬力で作動させて蒸発器の温度
を上昇させることにより、更に多くの機関燃焼熱を生じ
るようにしている。第一屋外ラジエーター40と第二屋
内ラチエット50との間の作動流体の流れの均等化は定
量弁35によって制御される。
【0039】この定量制御と同時に、ファン32がこの
運転方式では逆転せしめられ、開口部37を通して空気
を吸入し、機関のまわりを通過させ、ラジエーター40
及び熱交換器22を経て流出するようにしている。幾つ
かの例では、第一屋外ラジエーター40と第一熱交換器
22との間で熱伝達効果を最適にするように運転するた
めにもう一つの制御パラメーターとしてファンを停止す
ることもできる。ラジエーター40と第一熱交換器22
とが接近して並置されているので、熱特性の高度の感応
性と制御力とが生じ、システムの性能を向上せしめてい
る。
【0040】当業者にとっては通常の方法であるが、温
度及び/又は圧力センサーが、第一ラジエーター40及
び第二ラジエーター50と同様に第一熱交換器22及び
第二熱交換器28の各々に設けられている。マイクロコ
ントローラーと共同してセンサーは、定量弁35,ポン
プ33,ファン32及び30,内燃機関15の各種制御
部を含むシステムの各構成要素を制御する。
【0041】この運転方式において、第一ラジエーター
40を通って進む作動流体の最適に制御された均衡化
で、且つ「逆」方向に作動するファンで操業すると、冬
期においては冷媒蒸発器のコイルがラジエーターの熱を
取り上げる。この作用は圧縮機及び機関における負荷を
増大せしめるが、屋外空気に対して殆ど熱を失わない。
それは屋外冷却コイルの運転温度を増大させる利点も有
しており、氷結が起こった場合の冷凍の助けになるばか
りか氷結の増進を防止する。他の利点は蒸発器の増加し
た温度と減少した圧力比から得られ、他の種類の冷媒も
使用することができ、或いはピストンシリンダー型以外
の、回転式又はスライドベーン型のような圧縮機も用い
られる得るようになっている。
【0042】本発明は、15゜F(−9.5℃)の外気
温度において、毎時約25,000BTUから毎時約5
0,000BTUまで、5馬力機関によって駆動される
熱ポンプの熱出力を増加せしめる能力を提供している。
これは、北半球における典型的な北方居住家屋の設計熱
量に合致している。
【0043】上記において、熱ポンプが建物、主として
住宅の生活空間における周囲空気に対して冷却及び/又
は加熱を提供するという居住空気調節状況に関して、本
発明を説明してきた。この状況において、冷房又は暖房
負荷は空気路における屋内熱交換器及びラジエーターを
横切って流れる空気である。それにも拘らず、本発明の
利点が有用であるような他の環境が存在する場合、他の
暖房又は冷房負荷が代用され得ることは本発明の範囲内
にある。
【0044】本発明の好適な実施例がここに述べられて
きたが、図示の構造において、様々な実施態様を構成し
得ることは理解されるであろう。従って、この種の変形
及び修正は、特許請求の範囲又は相当する記述によって
定められた本発明の趣旨及び範囲により限定されるもの
である。
【0045】尚、上記における幾つかの用語は、以下に
従う意味で使用されているものとする。
【0046】機関駆動式熱ポンプシステムとは、蒸気圧
縮熱ポンプがある種の燃焼原動機によって駆動され、圧
縮機に動力を提供するシステムを意味する。暖房方式で
運転することとは、機関駆動式熱ポンプシステムが、屋
外蒸発器熱交換器において冷却効果を提供し、空気調節
された空間の空気と接触している屋内凝縮器熱交換器に
おいて加熱効果を提供するように選択的に配置されてい
るということを意味している。
【0047】「高周辺暖房方式」という用語は、約15
゜〜40゜F(−9.5゜〜4.5℃)以上の温度で外
気を限定するために使用され、圧縮機は十分に負荷を受
けた状態で作動し、過剰な熱を発生させるに十分な負荷
で作動する機関に十分な冷媒蒸気を送り、凝縮器におけ
る加熱負荷を増大させるようになっている。
【0048】「低周辺暖房方式」という用語は、熱源と
しての外気が約15゜F(−9.5℃)以下であり、機
関が適当な量の補助熱を発生するには不十分な負荷を受
けており、蒸気圧縮熱ポンプシステムの凝縮器を増大せ
しめるような運転状態に関している。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、本発明の機関駆動式熱ポン
プシステムによれば、機関が多くの補助熱を発生するの
で、従来のシステムに比べて圧縮機が冷媒蒸気を多量に
処理でき、冬季において加熱容量を減少させることな
く、又建物内の熱損失を増加させることなく、生活空間
の温度を上昇せしめるという利点がある。又、各種の冷
媒が使用でき、往復動以外の圧縮機も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が実施され、システムが冷房方式の
運転用に選択的に配置されている本発明の熱ポンプシス
テムの概略図である。
【図2】高周辺外気温度条件の運転用に選択的に配置さ
れている構成要素を有する暖房方式における本発明のシ
ステムの概略図である。
【図3】低周辺外気温度条件で暖房方式の運転用に選択
的に配置された構成要素を有する本発明のシステムの概
略図である。
【符号の説明】
10 熱ポンプシステム 11 屋外部 12 屋内部 15 内燃機関 16 圧縮機 17 ジャケット 20 復熱装置 21 転換弁 22 第一熱交換器(蒸発器) 26,45 逆止弁 27,46 膨張弁 28 第二熱交換器(凝縮器) 30 ブロワー 31 ハウジング 32 ファン 33 ポンプ 35 定量弁 37,38 開口部 40 第一ラジエーター 41 接続部 50 第二ラジエーター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷房又は暖房方式の運転において選択的
    に作動可能であり、システムにおける冷媒蒸気を圧縮し
    て、システムにおける冷媒蒸気の圧縮に使用可能なエネ
    ルギーより多量の量の熱を発生する内燃原動機を有する
    熱ポンプシステムにおいて、 a)周辺大気と熱交換を行い、システム冷房方式の運転
    において冷媒蒸気凝縮器として作用し、システム暖房方
    式の運転においては冷媒蒸気器として作用する第一熱交
    換器手段と; b)原動機熱を受け入れて、該熱流体へ伝達する復熱装
    置熱交換機手段と; c)該加熱された作動流体を、該第一熱交換器手段へ対
    流熱伝達を行う第一ラジエーターへ均衡に流すように選
    択的に作動可能な作動流体分配手段と;を組み合わせて
    含んでおり、該流体分配手段は、熱ポンプシステムが暖
    房方式の運転で作動している時、該第一熱交換器手段へ
    熱伝達を行う第一ラジエーターを通して該加熱された作
    動流体を流し; d)ラジエーター手段と第一熱交換手段とは、第一及び
    第二開口部と、該第一開口部に並置されている空気誘導
    手段とを有するハウジング内に相互に封入されており、
    該空気誘導手段は、システムが冷房方式で作動している
    時、第一熱交換器手段から第一ラジエーター手段への連
    続的に、かつシステムが暖房方式で作動している時、第
    一ラジエーター手段から第一熱交換器手段へ空気の流れ
    を逆にして連動的に空気の流れを導くように作動可能に
    なっている,ことを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 第一熱交換手段と第一ラジエーターとが
    第一及び第二開口部を有するハウジング内に位置決めさ
    れていて、原動機がハウジング内に位置決めされてい
    て、原動機がハウジング内に取付けられており、第一及
    び第二開口部が第一交換器手段と第一ラジエーター手段
    の両側にあって、第一熱交換器手段と第一ラジエーター
    手段とが、該空気誘導手段によって空気が誘導される
    時、誘導された空気の流れと、熱交換要素間の熱伝達と
    のために互いに並置されていることを特徴とする、請求
    項1に従うシステム。
  3. 【請求項3】 冷房又は暖房方式において選択的に作動
    可能であって、冷房又は暖房負荷とヒートシンク又は熱
    源とに接続されており、負荷に対して選択的に熱の供給
    又は除去を行う熱ポンプシステムにおいて、 a)燃焼原動機によって駆動され、熱源又はヒートシン
    クと熱交換する第一交換器へ、又は負荷と熱交換する第
    二熱交換器へ、圧縮された冷媒蒸気を選択的に提供する
    ために接続されている冷媒蒸気圧縮機と; b)冷房方式において凝縮器として作動する第一熱交換
    器へ、又は暖房方式において第二熱交換器へ、選択的に
    接続するように作動可能であり、該第一及び第二熱交換
    器は共に接続されて第一蒸気圧縮サブシステムを提供し
    ている弁手段と; c)該原動機と接続している復熱装置手段を含み、該原
    動機から、該冷媒蒸気を圧縮するために使用可能なエネ
    ルギーよりも多い量で該原動機によって発生された熱を
    回復する該復熱装置手段を経て、作動流体を流す流体分
    配手段から成るサブシステムと; d)該復熱装置と第一ラジエーター手段の間にあって第
    一ラジエーター手段を通して作動流体を流し、かつ第二
    ラジエーター手段を通して作動流体を付加的に流すため
    の接続手段と;第一及び第二ラジエーター手段の間にあ
    って第一及び第二ラジエーター手段の間で作動流体の流
    れを均等にするための定量弁と、;を含んでおり、; e)該第一熱交換器と該第一ラジエーターは所定の位置
    に互いに並置されていて、熱源又はヒートシンクの周辺
    空気の流れにより互いに熱を伝達し; f)該第二熱交換器と第二ラジエーターは負荷に対して
    熱伝達を行う,ことを特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 システムが、第一熱交換手段に熱伝達を
    行う第一ラジエーターへ該加熱された作動流体を流して
    第一熱交換器を急速に解氷せしめるように、又は該第一
    熱交換器手段を囲んでいてそこを流れる外気の温度が約
    15°F(−9.5℃)以下である時、熱ポンプ容量を
    向上せしめるように、選択的に作動可能であることを特
    徴とする、請求項3に従うシステム。
  5. 【請求項5】 該第一熱伝達手段と第一ラジエーター手
    段がハウジング内に封入されていて、互いに並置され、
    第一ラジエーター手段から第一熱交換器手段へ対流周辺
    空気流を提供することを特徴とする、請求項3に従うシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 第一ラジエーター手段から第一熱交換器
    手段への周辺空気流がハウジングを通して強制空気移動
    により誘導されることを特徴とする、請求項5に従うシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 誘導された周辺空気流がファンによって
    提供されることを特徴とする、請求項6に従うシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 ファン手段は、第一ラジエーター手段と
    第一熱交換器手段間の熱伝達を減少せしめる必要がある
    時、運転を中止するか、又は空気流の方向を逆にして、
    選択的に作動可能であることを特徴とする、請求項7に
    従うシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4881885A (en) * 1988-04-15 1989-11-21 International Business Machines Corporation Dam for lead encapsulation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4881885A (en) * 1988-04-15 1989-11-21 International Business Machines Corporation Dam for lead encapsulation

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