JPH0657350U

JPH0657350U - 携帯式薬入れ

Info

Publication number: JPH0657350U
Application number: JP887793U
Authority: JP
Inventors: 和雄平塚
Original assignee: 株式会社エフティ
Priority date: 1993-01-26
Filing date: 1993-01-26
Publication date: 1994-08-09

Abstract

(57)【要約】【目的】一回分の薬が入った薬容器単体を複数相互に連
結自在にして、その薬容器単体を複数個収納することの
できる薬入れにより、用途の異なった複数の薬を持ち歩
く場合にも携帯性を高めた薬入れを提供する。【構成】アルミ箔カバーで密封された凹状の薬収容部
（１）を有する薬容器単体（２）の両側面に嵌合雌雄部
（３）（４）を設け、薬容器単体（２）を複数相互に連
結自在となし、この薬容器（Ａ）を収納可能とする前後
を開口させた透明箱状の薬容器カバーであるケース
（８）に収納することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、複数の薬を携帯するための携帯容器に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、カゼをひいたり、持病を持っていたりして何種類もの薬を飲む必要がある人が仕事や旅行などで外出する際は、いくつもの薬袋や薬瓶を携行しなければならない。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

これには次のような欠点があった。（イ）何種類もの薬を飲む人は、幾つもの薬袋や、薬瓶を持って行く必要があり、重く場所をとり携帯には不便であった。（ロ）持ち運びのためには瓶入りの錠剤は必要なだけの薬を別の容器に入れ換えたりしなければならず、安全性や衛生の面で問題があった。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）凹状の薬収容部（１）を有する薬容器単体（２）の両側面に嵌合雌雄部（３）（４）を設け、薬容器単体（２）を複数相互に連結自在となし、薬容器単体（２）を連結した状態を薬容器（Ａ）とする。（ロ）前後を開口させた透明箱状の薬容器カバーをケース（８）とする。（ハ）薬収容部（１）には薬（５）が入り、アルミ箔カバー（７）で密封されており、薬が識別できるように薬容器単体（２）の表面には薬名（６）の表示欄が設けられている。

【０００５】

【作用】

所要の薬だけを取り出すためには、薬容器（Ａ）をケース（８）からスライドして露出させ、次に所要の薬容器単体（２）をスライドして取り出し、アルミ箔カバー（７）を取り外して中の薬（５）を取り出す。また元にもどすには、外した薬容器をそれぞれ元通り接続し、更にその薬容器（Ａ）をケース（８）に収納する。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）横長状の薬容器単体（２）の上面に横長状凹部よりなる薬収容部（１）を設け薬収容部（１）の上面はアルミ箔カバー（７）で蓋をする。（ロ）薬容器単体（２）を相互に連結するための該薬容器単体（２）の両面に嵌合雌部（３）ならびに嵌合雄部（４）を設け、連結した状態を薬容器（Ａ）とする。（ハ）薬容器（Ａ）を挿入自在とする前後を開口した箱状のケース（８）は、透明なプラスチックからなり、薬容器単体（２）の表面に設けられた薬名（６）が見えるようになっている。本考案は以上のような構造よりなっている。したがって本考案を使用する場合は、薬容器単体（２）それぞれには必要な量と種類の薬を入れておき、その日その時に応じて必要な薬だけを取り出すのには、薬容器（Ａ）をケース（８）からスライドして露出させる。次に所要の薬が入っている薬容器単体（２）をスライドして取り出し、アルミ箔カバー（７）を取り外して中の薬を取り出す。このあと、外した薬容器をそれぞれ元通り連結し、更にその薬容器（Ａ）をケース（８）に収納する。尚、本考案は主に薬容器として利用するものであるが、他にキャンディなどを入れる容器としても利用できる。

【０００７】

【考案の効果】

この薬入れは幾つかの独立した薬容器から成るため、異なった薬をそれぞれに収納しておけるし、粉末も錠剤も同一型の容器で扱え、しかも一回分の量を一容器に収納すれば薬を取り出すために手で接触することも無いので衛生的で安全である。さらに、外ケースを硬質素材で作れば薬がつぶれることも無いし、薄いカード型にすれば携帯にも便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分離斜視図

【図２】本考案の要部拡大斜視図

【符号の説明】Ａ薬容器１薬収容部２薬容器単体３嵌合雌部４嵌合雄部５薬６薬名７アルミ箔カバー８ケース

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】薬収容部（１）を有する薬容器単体は相
互に連結自在とし、複数の薬容器単体（２）を連結した
薬容器（Ａ）を挿入可能とする前部又は前後部を開口し
た箱状のケース（８）からなる携帯薬入れ。