JPH0657174B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JPH0657174B2
JPH0657174B2 JP59187576A JP18757684A JPH0657174B2 JP H0657174 B2 JPH0657174 B2 JP H0657174B2 JP 59187576 A JP59187576 A JP 59187576A JP 18757684 A JP18757684 A JP 18757684A JP H0657174 B2 JPH0657174 B2 JP H0657174B2
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toothbrush
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drive
shaft
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啓允 福井
章 児玉
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブラッシング効果が高い電動歯ブラシに関す
る。
〔従来の技術〕
従来の電動歯ブラシは、握持される本体に内蔵した駆動
機構で、その駆動軸に取付けた歯ブラシを約60゜の角度
範囲で揺動(ローリング)させるように構成されてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、歯ブラシを揺動させる従来では第5図に示すよ
うに歯ブラシAにおけるブラシ毛Bの毛先が円弧を描い
て大きく動くから、歯Cと歯ぐきDとの間の細かな凹部
Fや歯と歯との間の細かな隙間や凹部等にはブラシ毛B
の毛先が入らず、歯Cや歯ぐきD等の表面を掃くように
して上記凹部等を素通りしてしまい、上記凹部等にある
歯垢等の汚れを除去しずらかった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するとともに、歯ブラシをその軸方
向に往復動させる駆動機構の構造を簡単にでき、しか
も、歯ブラシが取付けられる駆動軸のこじれ動作を少な
くできるようにするために本発明は、 モータの動力により回転される最終歯車に、その歯車軸
から偏心して位置する駆動ピンを突設し、このピンの偏
心運動に連動して駆動軸をその軸方向に往復動させる駆
動機構を、本体に内蔵し、この本体の長手方向一端部に
設けられた筒状ガイドに上記駆動軸を貫通させて上記本
体外に突出させるとともに、この駆動軸の本体外突出部
分に歯ブラシを取付けた電動歯ブラシにおいて、 上記駆動軸の上記本体内に位置される端部に、上記駆動
軸の軸直角方向に沿う横長の係合溝を形成し、この係合
溝に上記駆動ピンを係合させて、これら係合溝および駆
動ピンを、上記本体の側面方向から見たときに上記筒状
ガイドの内面を上記本体の長手方向に沿って延長した領
域内に配設するとともに、上記駆動ピンの偏心量を上記
駆動軸およびこれに取付けられた上記歯ブラシがその軸
方向に3〜7mmの変位をもって往復動される大きさに設
定したものである。
〔作用〕
この電動歯ブラシはその歯ブラシを揺動させることなく
軸方向に沿って直線的に往復動させることから、歯ブラ
シにおけるブラシ毛の毛先を歯と歯ぐきの間の凹部等の
細かい部分に入りこませてブラッシングすることができ
る。これとともに、歯ブラシの往復動の変位量は従来の
揺動式のように大きくはないから上記凹部等を素通りす
ることが防止され、かつ、変位量が小さ過ぎることもな
いので、ブラッシングの際に毛先を歯部に軽く押付けた
使用状態で毛先は余り動かず、歯ブラシの柄側が所定の
変位量を往復動する。このため、歯ブラシの毛先はその
押し当て部分を掻き回すように微振動して、歯垢等の汚
れを掘り起こす。したがって、以上の作用によりブラッ
シング効果を向上できるものである。
また、歯ブラシが取付けられる駆動軸に設けられた係合
溝と、最終歯車から突設されて係合溝に係合される駆動
ピンとを、本体の側面方向から見たときに上記筒状ガイ
ドの内面を上記本体の長手方向に沿って延長した領域内
に配設したから、駆動軸の軸線上において駆動ピンの偏
心回転を駆動軸の軸方向に沿う動きに変換でき、駆動軸
およびこれを案内するガイドにこじり力を与えることが
少ない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第4図を参照して
説明する。
図中1は手でしっかりと握れる太さと長さを有した円筒
状の樹脂製本体で、その後端開口は着脱可能に螺合され
た蓋2で閉じられている。この本体1には駆動機構3が
内蔵されているとともに、この機構3の電源となる電池
4が収納されている。電池4には乾電池または蓄電池が
用いられ、この実施例は上記蓋2の開閉をともなって出
し入れされる乾電池を用いた場合であり、また、第1図
中5は電池押しばねを示している。
上記駆動機構3は第1図および第2図に示すように構成
されている。つまり、6は電池5の電力が印加されるこ
とにより動作されるモータで、その出力軸には駆動傘歯
車7が取付けられている。この歯車7には中間傘歯車8
が噛み合わされ、この歯車8には中間平歯車9が固定さ
れている。そして、中間平歯車9には最終歯車として従
動平歯車10が噛み合されている。なお、図中11、12は夫
々歯車軸で、歯車軸11は上記歯車8、9を支持し、歯車
軸12は上記歯車10を支持しており、これらの軸11、12は
本体1の内面に固定された歯車ベース13に支持されてい
る。さらに、従動平歯車10にはその中心から偏心した位
置に駆動ピン14が突設されていて、このピン14には樹脂
製等の駆動軸15にその軸直角方向に沿って設けた横長な
係合溝16が係合されている。駆動軸15は本体1に設けた
筒状のガイド17を摺動自在貫通して設けられ、その先端
部は本体1の先端から突出されている。第1図中Pはガ
イド17の内面を本体1の長手方向に沿って延長した領域
の幅を示しており、この領域内に、係合溝16および駆動
ピン14が、本体1の側面方向から見たときに配設されて
いる。
上記構成の駆動機構3における駆動軸15の本体1からの
突出端部には歯ブラシ18が着脱可能に取付けられてい
る。歯ブラシ18は言うまでもなく柄19の先端部にブラシ
毛20を植毛して形成されている。そして、この歯ブラシ
18の往復の変位量Lは3〜7mmに定められ、そのため
に、上記駆動ピン14の従動平歯車10の中心に対する偏心
量lを1.5〜3.5にしてある。
なお、第1図中21は柔軟性に富む防水ゴムで、これはキ
ャップ状をなしていて、駆動軸15の本体1からの突出部
分を覆って設けられている。
この電動歯ブラシのモータ6に通電して駆動機構3を動
作させると、駆動傘歯車7の回転が、中間傘歯車8との
噛み合いでこれと中間平歯車9に伝えられた後、この歯
車9との噛み合いで従動平歯車10に伝えられて、この歯
車10を回転させる。このため、駆動ピン14が同時に上記
偏心量lを半径とする偏心円運動を行ないながら駆動軸
15の係合溝16内を移動するから、これら駆動ピン14と係
合溝16との係合を介して、駆動軸15が軸方向に上記偏心
量lの2倍の量を変位とする直線往復動を行なう。つま
り、歯ブラシ18全体が第1図において上下方向に沿って
3〜7mm往復動される。このようにして動く歯ブラシ18
のブラシ毛20を歯等に軽く押し当てて歯部をブラッシン
グできる。
この歯磨きにおいて、歯ブラシ18を略横向きにして歯部
に当てる場合には、歯および歯ぐきの各表面はもとより
これらの間の細かな凹部を掃除でき、かつ、歯ブラシ18
を縦にして歯部に当てる場合には歯の表面はもとより歯
と歯との間の細かな隙間を掃除できる。そして以上の各
部のブラッシングにおいてブラシ毛20は歯ブラシ18の軸
方向に沿って往復動されるから、その毛先は上記凹部や
隙間等の細かな場所に入り込むことができる。これとと
もに、歯ブラシ18の往復変位量が3〜7mmであるから、
第4図に示すようにブラシ毛20の一本一本の柄19側は図
中実線の位置から2点鎖線の位置にわたって、およびこ
の逆に動くが、毛先は歯面等に押し付けられていてあま
り動かされない代わりに、極めて細かく振動する。この
微振動にもとずく上記凹部や隙間内での毛先の掻きまわ
すような作用により食べかす、歯垢等の汚れを掘り起こ
して容易に除去できる。なお、歯ブラシ18の往復の変位
量を7mmよりも大きくすると、ブラシ毛20が歯部を掃く
傾向が大きくなって上記細かな凹部等を簡単に通り過ぎ
てしまい、また、上記変位量を3mm以下にすると、ブラ
シ毛20の毛先が歯ブラシ18の柄19と同じ量動いてしまう
傾向が大きくなってしまい、いずれにしてもブラッシン
グ効果が低下するものである。
また、前記電動歯ブラシにおいては、係合溝16およびこ
れに係合されるる駆動ピン14を、本体1の側面方向から
見たときに筒状ガイド17の内面を本体1の長手方向に沿
って延長した領域内に配設したから、駆動軸15の軸線上
において駆動ピン14の偏心回転を駆動軸15の軸方向に沿
う動きに変換することができ、それにより駆動軸15にこ
じり力を与えることが少ない。そのため、駆動軸15の往
復動を案内するガイド17に駆動軸15が与える負荷も少な
く、駆動軸15およびガイド17の摩耗が減って耐久性を向
上できるとともに、駆動機構3のモータ6に対する負荷
も少なく、モータ3の使用期間を長くできる。
しかも、本実施例の電動歯ブラシにおいては、歯ブラシ
20が取付けられる駆動軸15に直接係合溝16を形成して、
そこに最終歯車としての従動平歯車10から突設された駆
動ピン14を係合させ、この駆動ピン14の偏心回転により
歯ブラシ20にその軸方向に沿う直線往復動を与えるか
ら、従動平歯車10から駆動軸15に渡る動力の伝達が直接
的であって、これらの間に動力伝達用の中継部材を必要
としない。そのため、駆動機構3の構成部品が少なく、
その構成を簡単にできる。
なお、上記一実施例は以上のように構成したが、本発明
はコードを介して商用交流電源を利用するタイプの電動
歯ブラシにも実施できることは言うまでもなく、その
他、本発明の実施に当たっては、発明の要旨に反しない
限り、本体、ガイド、駆動機構およびそのガイド、最終
歯車、駆動ピン、駆動軸並びに係合溝、歯ブラシ等の具
体的な構造、形状、位置、材質等は、上記一実施例に制
約されることなく、種々の態様に構成して実施できるこ
とは勿論である。
〔発明の効果〕
上記特許請求の範囲に記載の構成を要旨とする本発明に
よれば、歯と歯ぐきの間等の細かい凹部や隙間等をブラ
シ毛が素通りすることを防止できるとともに、ブラシの
毛先で汚れを掘り起こすことができるから、ブラッシン
グ効果が高い電動歯ブラシを提供することができる。そ
して、駆動軸の軸線上において駆動ピンの偏心回転を駆
動軸の軸方向に沿う動きに変換できるので、駆動軸およ
びこれを案内するガイドにこじり力を与えることが少な
い。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は
縦断側面図、第2図は駆動機構の一部の斜視図、第3図
は歯ブラシの往復動の原理を示す説明図、第4図はブラ
シ毛の毛先と変位量との関係を示す説明図である。第5
図は従来の電動歯ブラシのブラシ毛の動きと歯部との関
係を示す説明図である。 1……本体、3……駆動機構、15……駆動軸、18……歯
ブラシ、19……歯ブラシの柄、20……ブラシ毛、L……
変位量、6……モータ、10……従動平歯車(最終歯
車)、12……歯車軸、14……駆動ピン、16……係合溝、
17……ガイド、P……領域の幅。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの動力により回転される最終歯車
    に、その歯車軸から偏心して位置する駆動ピンを突設
    し、このピンの偏心運動に連動して駆動軸をその軸方向
    に往復動させる駆動機構を、本体に内蔵し、この本体の
    長手方向一端部に設けられた筒状ガイドに上記駆動軸を
    貫通させて上記本体外に突出させるとともに、この駆動
    軸の本体外突出部分に歯ブラシを取付けた電動歯ブラシ
    において、 上記駆動軸の上記本体内に位置される端部に、上記駆動
    軸の軸直角方向に沿う横長の係合溝を形成し、この係合
    溝に上記駆動ピンを係合させて、これら係合溝および駆
    動ピンを、上記本体の側面方向から見たときに上記筒状
    ガイドの内面を上記本体の長手方向に沿って延長した領
    域内に配設するとともに、上記駆動ピンの偏心量を上記
    駆動軸およびこれに取付けられた上記歯ブラシがその軸
    方向に3〜7mmの変位をもって往復動される大きさに設
    定したことを特徴とする電動歯ブラシ。
JP59187576A 1984-09-07 1984-09-07 電動歯ブラシ Expired - Lifetime JPH0657174B2 (ja)

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JPS6164204A JPS6164204A (ja) 1986-04-02
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JP2003265504A (ja) * 2002-03-20 2003-09-24 Ichiro Sugimoto 自動進退歯ブラシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50125856A (ja) * 1974-03-20 1975-10-03
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JPS5438851A (en) * 1977-09-01 1979-03-24 Toshio Moriyama Electric tooth brush

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