JPH0655680U - ゴルフプレイ用手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手の露出状態と被覆状態とを容易かつ迅速に
切り換えることができ、冬場での手の凍えや雨天での手
の濡れを防止できると共に、確実なショットを常に期待
でき、さらに、ファッション性にも優れたゴルフプレイ
用手袋を提供する。 【構成】 防水処理を施した伸縮自在な素材にて筒状に
形成する。途中部に親指を挿入するための凸部２を有す
る。先端に、手を露出させるための絞られた開口部３を
有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフプレイ用手袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ゴルフは薄手のグローブを着用してあるいは素手にてプレイするため 、冬場に於ては手が凍えてプレイに支障を来す問題がある。このため、従来は、 手を揉んだり、息を吹きかけたりして手が凍えるのを防止していた。

【０００３】 さらには、ショットの合間に防寒用の手袋を着用して寒さから手を保護するこ ともあった。

【０００４】 また、雨天でのゴルフプレイでは、手やグローブが雨で濡れるとスイング中に 手が滑ってしまうため、濡れた手等を乾いたタオルで頻繁に拭いていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述のように手を揉んだり息を吹きかけたりしても、手が凍えるのを 確実には防止できなかった。また、ショットの合間に手袋を着用することは、手 袋を着けたり外したりするのが面倒であり、かつ、お洒落でないため、あまり行 われない。

【０００６】 また、雨天に於て濡れた手等をタオルで拭くのは面倒な上、時間がかかり、ス ロープレーの原因となってしまう。

【０００７】 そこで、本考案は、上述の問題を解決して、冬場での手の凍えや雨天での手の 濡れを防止できると共に、手の露出状態と被覆状態とを容易かつ迅速に切り換え ることができ、さらに、ファッション性にも優れたゴルフプレイ用手袋を提供す ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案に係るゴルフプレイ用手袋は、途中部に親 指用の凸部又は孔部を有すると共に、先端に絞られた開口部を有する筒状であっ て、防水処理を施した伸縮自在な素材から成るものである。

【０００９】

【作用】

本考案のゴルフプレイ用手袋で手を被覆すれば、雨天での手の濡れや、冬場で の手の凍えを防止できる。

【００１０】 先端の開口部から手を容易かつ迅速に出すことができる。この手を出した状態 に於ては、ゴルフプレイ用手袋は前腕部廻りに保持され、スイングの邪魔とはな らず、ファッション性に優れる。

【００１１】 ショットの合間では、ゴルフプレイ用手袋の先端部を先端方向へ引っ張れば、 再び手を被覆できる。

【００１２】

【実施例】

以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。

【００１３】 図１は本考案に係るゴルフプレイ用手袋の一実施例を示し、このゴルフプレイ 用手袋１は、冬場でのゴルフプレイに於て手の防寒用に使用するものであり、途 中部に親指用の凸部２を有すると共に、先端に絞られた開口部３を有する筒状と されている。

【００１４】 基端の開口部７は、途中部と略同一の径寸法とされている。

【００１５】 また、このゴルフプレイ用手袋１は防水処理が施された伸縮自在な素材から成 る。具体的には、図２の断面図で示すように、内側には厚手の被覆層４が形成さ れ、この被覆層４の外面側に防水層５が形成される。

【００１６】 なお、被覆層４の材質としては、肌触りが柔らかくかつ暖かいものを使用する のが好ましく、例えば、伸縮性のある編み物を使用するも自由である。

【００１７】 また、図３に示すように被覆層４を薄手とするも自由であり、このようにすれ ば、春や夏等の暑い季節に於ける雨天下でのゴルフプレイ時に、手やゴルフグロ ーブ等が雨に濡れるのを防止するのに最適となる。

【００１８】 しかして、このゴルフプレイ用手袋１は、図４に示すように人の手及び前腕の 先端部を被覆状として着用される。また、凸部２内には親指を挿入する。

【００１９】 この着用した状態では、図１の取り外した状態に比して、全体的に伸びて拡大 すると共に収縮する方向の復元力が生じて手及び前腕の形状に合わせてフィット する。

【００２０】 さらに、先端の絞られた開口部３は小さく閉じているため、寒気が入らない。

【００２１】 従って、手を十分に防寒でき、かつ、防水処理により雨天下で手やゴルフグロ ーブが濡れるのを防止できる。

【００２２】 また、ショットをする際は、図６に示すようにゴルフプレイ用手袋１，１の先 端の開口部３から手を出す。即ち、ゴルフプレイ用手袋１を手の基端方向へ引っ 張ることにより開口部３を拡大させて容易かつ迅速に手を出すことができる。

【００２３】 しかして、このようにして手を露出させてゴルフクラブ８をグリップすれば、 ゴルフプレイ用手袋１，１は両腕の前腕部廻りに保持されることとなり、ショッ トをする度にゴルフプレイ用手袋１，１を取り外す面倒はなくなる。

【００２４】 また、前腕部の防寒効果もあり、かつ、ファッション性にも優れるという利点 がある。

【００２５】 さらに、ゴルフプレイ用手袋１の開口部３近傍は他の部分に比して大きく拡大 しているため、縮径方向への復元力も大きくなり、スイング中にずれて手に覆い 被さるのを防止できる。

【００２６】 また、ショットを終えた後は、ゴルフプレイ用手袋１の先端部を先端方向に引 っ張ることにより、容易かつ迅速に手を被覆できる（図４参照）。

【００２７】 上述のように、このゴルフプレイ用手袋１によれば、手の露出状態（グリップ 状態）と被覆状態（非グリップ状態）とを迅速に切り換えることができ、手が外 気に触れる時間を短くすることができる。

【００２８】 従って、高い防寒性が得られると共に雨による手等の濡れを防止でき、正確な ショットが期待できる。また、ゴルフプレイの円滑な進行にも貢献できる。

【００２９】 次に、図６は他の実施例を示し、このゴルフプレイ用手袋１は、途中部に親指 用の孔部６を有する。

【００３０】 しかして、着用して手を被覆した状態では、このゴルフプレイ用手袋１は仮想 線で示す如く拡大する。

【００３１】 なお、本考案は、上述の実施例に限定されず本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由であり、例えば、基端側の開口部７をも絞られたものとするも自由 である。

【００３２】

【考案の効果】

本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。

【００３３】 手の露出状態（グリップ状態）と被覆状態（非グリップ状態）とを容易かつ迅 速に切り換えることができる。従って、手が外気に触れる時間を短くでき、冬場 での手の凍えを確実に防止できる。

【００３４】 また、季節を問わず、雨天下での手やゴルフグローブの濡れを防止でき、スイ ング中にグリップが滑らないようにできる。

【００３５】 従って、常に正確なショットが期待できる。

【００３６】 さらに、手の露出状態（グリップ状態）では、本考案のゴルフプレイ用手袋は 前腕部廻りに保持されるため、前腕部の防寒もできる。また、プレイ中には腕か ら取り外さなくてすむため置き忘れる虞れもなくなる。

【００３７】 また、前腕部廻りに保持した状態では、（エアロビクスのレッグウォーマーの 如く）ファッション性にも優れるという利点がある。

【提出日】平成６年１月３１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフプレイ用手袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】 一般に、ゴルフは薄手のグローブを着用してあるいは素手にてプレイするため 、冬場に於ては手が凍えてプレイに支障を来す問題がある。このため、従来は、 手を揉んだり、息を吹きかけたりして手が凍えるのを防止していた。

【０００３】 さらには、ショットの合間に防寒用の手袋を着用して寒さから手を保護するこ ともあった。

【０００４】 また、雨天でのゴルフプレイでは、手やグローブが雨で濡れるとスイング中に 手が滑ってしまうため、濡れた手等を乾いたタオルで頻繁に拭いていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述のように手を揉んだり息を吹きかけたりしても、手が凍えるのを 確実には防止できなかった。また、ショットの合間に手袋を着用することは、手 袋を着けたり外したりするのが面倒であり、かつ、お洒落でないため、あまり行 われない。

【０００６】 また、雨天に於て濡れた手等をタオルで拭くのは面倒な上、時間がかかり、ス ロープレーの原因となってしまう。

【０００７】 そこで、本考案は、上述の問題を解決して、冬場での手の凍えや雨天での手の 濡れを防止できると共に、手の露出状態と被覆状態とを容易かつ迅速に切り換え ることができ、さらに、ファッション性にも優れたゴルフプレイ用手袋を提供す ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案に係るゴルフプレイ用手袋は、途中部に親 指用の凸部を有すると共に、先端に絞られた開口部を有する筒状であって、防水 処理を施した伸縮自在な素材から成るものである。

【０００９】

【作用】

本考案のゴルフプレイ用手袋で手を被覆すれば、雨天での手の濡れや、冬場で の手の凍えを防止できる。

【００１０】 先端の開口部から手を容易かつ迅速に出すことができる。この手を出した状態 に於ては、ゴルフプレイ用手袋は前腕部廻りに保持され、スイングの邪魔とはな らず、ファッション性に優れる。

【００１１】 ショットの合間では、ゴルフプレイ用手袋の先端部を先端方向へ引っ張れば、 再び手を被覆できる。

【００１２】

【実施例】

以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。

【００１３】 図１は本考案に係るゴルフプレイ用手袋の一実施例を示し、このゴルフプレイ 用手袋１は、冬場でのゴルフプレイに於て手の防寒用に使用するものであり、途 中部に親指用の凸部２を有すると共に、先端に絞られた開口部３を有する筒状と されている。

【００１４】 基端の開口部７は、途中部と略同一の径寸法とされている。

【００１５】 また、このゴルフプレイ用手袋１は防水処理が施された伸縮自在な素材から成 る。具体的には、図２の断面図で示すように、内側には厚手の被覆層４が形成さ れ、この被覆層４の外面側に防水層５が形成される。

【００１６】 なお、被覆層４の材質としては、肌触りが柔らかくかつ暖かいものを使用する のが好ましく、例えば、伸縮性のある編み物を使用するも自由である。

【００１７】 また、図３に示すように被覆層４を薄手とするも自由であり、このようにすれ ば、春や夏等の暑い季節に於ける雨天下でのゴルフプレイ時に、手やゴルフグロ ーブ等が雨に濡れるのを防止するのに最適となる。

【００１８】 しかして、このゴルフプレイ用手袋１は、図４に示すように人の手及び前腕の 先端部を被覆状として着用される。また、凸部２内には親指を挿入する。

【００１９】 この着用した状態では、図１の取り外した状態に比して、全体的に伸びて拡大 すると共に収縮する方向の復元力が生じて手及び前腕の形状に合わせてフィット する。

【００２０】 さらに、先端の絞られた開口部３は小さく閉じているため、寒気が入らない。

【００２１】 従って、手を十分に防寒でき、かつ、防水処理により雨天下で手やゴルフグロ ーブが濡れるのを防止できる。

【００２２】 また、ショットをする際は、図６に示すようにゴルフプレイ用手袋１，１の先 端の開口部３から手を出す。即ち、ゴルフプレイ用手袋１を手の基端方向へ引っ 張ることにより開口部３を拡大させて容易かつ迅速に手を出すことができる。

【００２３】 しかして、このようにして手を露出させてゴルフクラブ８をグリップすれば、 ゴルフプレイ用手袋１，１は両腕の前腕部廻りに保持されることとなり、ショッ トをする度にゴルフプレイ用手袋１，１を取り外す面倒はなくなる。

【００２４】 また、前腕部の防寒効果もあり、かつ、ファッション性にも優れるという利点 がある。

【００２５】 さらに、ゴルフプレイ用手袋１の開口部３近傍は他の部分に比して大きく拡大 しているため、縮径方向への復元力も大きくなり、スイング中にずれて手に覆い 被さるのを防止できる。

【００２６】 また、ショットを終えた後は、ゴルフプレイ用手袋１の先端部を先端方向に引 っ張ることにより、容易かつ迅速に手を被覆できる（図４参照）。

【００２７】 上述のように、このゴルフプレイ用手袋１によれば、手の露出状態（グリップ 状態）と被覆状態（非グリップ状態）とを迅速に切り換えることができ、手が外 気に触れる時間を短くすることができる。

【００２８】 従って、高い防寒性が得られると共に雨による手等の濡れを防止でき、正確な ショットが期待できる。また、ゴルフプレイの円滑な進行にも貢献できる。

【００２９】 なお、本考案は、上述の実施例に限定されず本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由であり、例えば、基端側の開口部７をも絞られたものとするも自由 である。

【００３０】

【考案の効果】

本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。

【００３１】 手の露出状態（グリップ状態）と被覆状態（非グリップ状態）とを容易かつ迅 速に切り換えることができる。従って、手が外気に触れる時間を短くでき、冬場 での手の凍えを確実に防止できる。

【００３２】 また、季節を問わず、雨天下での手やゴルフグローブの濡れを防止でき、スイ ング中にグリップが滑らないようにできる。

【００３３】 従って、常に正確なショットが期待できる。

【００３４】 さらに、手の露出状態（グリップ状態）では、本考案のゴルフプレイ用手袋は 前腕部廻りに保持されるため、前腕部の防寒もできる。また、プレイ中には腕か ら取り外さなくてすむため置き忘れる虞れもなくなる。

【００３５】 また、前腕部廻りに保持した状態では、（エアロビクスのレッグウォーマーの 如く）ファッション性にも優れるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】要部断面側面図である。

【図３】変形例の要部断面側面図である。

【図４】手を被覆した状態を示す斜視図である。

【図５】ゴルフクラブをグリップした状態を示す簡略図
である。

【図６】他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

２ 凸部 ３ 開口部 ６ 孔部

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成６年１月３１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 ゴルフプレイ用手袋

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】要部断面側面図である。

【図３】変形例の要部断面側面図である。

【図４】手を被覆した状態を示す斜視図である。

【図５】ゴルフクラブをグリップした状態を示す簡略図
である。

【符号の説明】 ２ 凸部 ３ 開口部

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】削除

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 途中部に親指用の凸部２又は孔部６を有
   すると共に、先端に絞られた開口部３を有する筒状であ
   って、防水処理を施した伸縮自在な素材から成ることを
   特徴とするゴルフプレイ用手袋。