JPH0655173U - 広告用ボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外における広告の掲示とチラシ等の収納・
配布が可能な広告用ボードを提供することにある。 【構成】 この広告用ボードにおいては、複数の収納部
６と掲示部４が本体２の前面に設けられており、広告、
宣伝等の掲示とチラシ、パンフレット等の収納、配布を
することができるものである。特に、収納部６は、その
開口部前方が蓋２２で覆われているので、風雨によるチ
ラシ等の飛散や破損がない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、広告、宣伝を掲示すると共に広告用あるいは求人用等のチラシ、パ ンフレット等を収納することができる広告用ボードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の広告用のボードは、板状のボードを建物の壁面に取り付けたり、路上に 立設してなるものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のボードは、単にポスター等を掲示するだけの機能しかなかったので、広 告、宣伝と同時にチラシ、パンフレット等を配布する場合には、それらをボード とは別体の棚、ラック等に収納して陳列することが必要であった。

【０００４】 また、一般に広告用のボードは屋外に設置されているため、その近辺でチラシ 等を配布するには棚やラックも屋外に置かなければならない。しかしながら、屋 内用の棚やラックでは、風雨からチラシ等を守ることができないという課題があ った。特に、棚やラックに透明なビニールシートをかぶせて風雨からチラシ等を 守るようにすると、チラシ等の取り出しが難しくなり、チラシ等の配布量が減っ てしまうという課題もあった。

【０００５】 本考案は上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、屋外における広告の掲 示とチラシ等の収納・配布が可能な広告用ボードを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の広告用ボードは、前面の上方に開口部を有する箱状のポケット部と該 ポケット部の開口部前方を覆うと共にポケット部上端に回動自在に取り付けられ た蓋とからなる収納部を本体前面に複数設けると共に本体前面に掲示部を設けた ことを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】

本考案における広告用ボードにおいては、複数の収納部と掲示部が本体の前面 に設けられており、広告、宣伝等の掲示とチラシ、パンフレット等の収納、配布 をすることができるものである。特に、収納部は、その開口部前方が蓋で覆われ ているので、風雨によるチラシ等の飛散や破損がないものである。

【０００８】

【実施例】

図１は本考案の一実施例に係る広告用ボードの正面図、図２は図１に示す広告 用ボードの縦断面図である。２は壁面や道路に固定又は立設される本体であり、 その前面には掲示部４と、収納部６が設けられている。この本体２は、例えば図 ２に示すように、その背面板３と固定板５で壁７を挟み、壁７を貫通するボルト ９で背面板３と固定板５を連結することにより壁７に固定される。また、図１に 示す足１１を適宜設けることにより、更に安定した状態で固定することができる ものである。

【０００９】 掲示部４は、本体２の前面２ａと、そこにネジ８等により固定される塩化ビニ ール系のアクリル板等の透明な板からなる固定板１０、１２、１４とから構成さ れている。

【００１０】 また、本実施例における収納部６は、図２に示すような本体２の凹部２ｂ内に 、図３に示す枠体１６を嵌め込み、更にその枠体１６の中に図４に示す収納ユニ ット１８を嵌め込んで固定することにより形成されている。この収納ユニット１ ８は、複数のポケット部２０を有するものである。このポケット部２０は、図５ に示すように、略箱状をなすものである。この各ポケット部２０は、その上端が 後方に傾くように傾斜しており、前面２０ａの上方に開口部２０ｂが設けられて いる。尚、本実施例においては、少なくとも前面２０ａが塩化ビニール系のアク リル板等の透明体で構成されている。また、各ポケット部２０の上面２０ｃは、 最上段のものを除いて、上のポケット部の下面２０ｄと板を共用しており、この 上面２０ｃの前方端部には、開口部２０ｂの前方を覆う蓋２２が蝶番あるいは粘 着テープにより回動自在に取り付けられている。尚、本実施例においては、図６ に示すように、横に並ぶ３つのポケット部２０に対して１つの蓋２２でその各開 口部２０ｂを覆うように構成している。

【００１１】 一方、本体２の上部内側には、図２に示すようにロールスクリーン又はシャッ ター２４が設けられており、これを引き下げて本体２の下部に設けられているキ ー２６に掛け止めしてロックすることにより、収納部の前面を覆い隠すことがで きる。尚、本体２の上面には雨どい２８が設けられており、本体２の側方内部よ り路面に雨を流すように構成されている。

【００１２】 次に上記構成からなる広告用ボードの使用態様を説明する。この広告用ボード においては、本体２の前面２ａと固定板１０、１２、１４との間に求人、宣伝、 広告用のポスター等を挟み込んで掲示する。

【００１３】 また、各収納部のポケット部２０には、掲示内容に符合するチラシ、パンフレ ット等を収納する。このチラシ等は、通行人から見易くするため、図５における 符号３０で示すように、上端が後方に傾いた状態で収納される。収納されている チラシ等３０は、ポケット部２０の前面２０ａより透視することができ、通行人 自ら必要なチラシ等を選別し、蓋２２を回動させながらポケット部２０の開口部 ２０ｂから手を入れてチラシ等を抜き取る。尚、チラシ等を業種別、地域別等に 区分けして収納し、更に図１に示すように収納部の上に見出し３２等を設けるこ とにより、必要とするチラシ等を見つけ易くすることができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案によれば、掲示とチラシ等の収納、配布を同一の場所で行うことができ 、求人、広告、宣伝とチラシ、パンフレット等の配布をより関連付けて行うこと ができる。例えば、求人広告の場合には、会社のイメージ広告等を掲示部に掲示 し、詳細に関しては各チラシに載せることにより、単に求人広告を掲示するのに 比べて、より多くの人の目にとまり、応募者を募ることができる。

【００１５】 また、風雨等の影響を受けることがなく、チラシ等の取り出しも容易であるた め、チラシ等の破損を防ぎ、配布量の低下も防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る広告用ボードの正面図
である。

【図２】図１に示す広告用ボードの縦断面図である。

【図３】図２に示す本体の凹部内に嵌め込まれる枠体を
示す斜視図である。

【図４】図３に示す枠体内に嵌め込まれる収納ユニット
を示す斜視図である。

【図５】図４等に示す収納部の縦断面図である。

【図６】収納部の拡大正面図である。

【符号の説明】

２ 本体 ４ 掲示部 ６ 収納部 １０、１２、１４ 固定板 １６ 枠体 １８ 収納ユニット ２０ ポケット部 ２０ｂ 開口部 ２２ 蓋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面の上方に開口部を有する箱状のポケ
   ット部と該ポケット部の開口部前方を覆うと共にポケッ
   ト部上端に回動自在に取り付けられた蓋とからなる収納
   部を本体前面に複数設けると共に本体前面に掲示部を設
   けたことを特徴とする広告用ボード。