JPH0654050A - 電気通信網のための収益最適化式通信ルーティング - Google Patents

電気通信網のための収益最適化式通信ルーティング

Info

Publication number
JPH0654050A
JPH0654050A JP5112458A JP11245893A JPH0654050A JP H0654050 A JPH0654050 A JP H0654050A JP 5112458 A JP5112458 A JP 5112458A JP 11245893 A JP11245893 A JP 11245893A JP H0654050 A JPH0654050 A JP H0654050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
routing
gain
parameter
call
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5112458A
Other languages
English (en)
Inventor
Marc Lebourges
ラブールジュ マルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CENTRE NAT ETD TELECOMM
Orange SA
France Telecom R&D SA
Original Assignee
CENTRE NAT ETD TELECOMM
France Telecom SA
Centre National dEtudes des Telecommunications CNET
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CENTRE NAT ETD TELECOMM, France Telecom SA, Centre National dEtudes des Telecommunications CNET filed Critical CENTRE NAT ETD TELECOMM
Publication of JPH0654050A publication Critical patent/JPH0654050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/64Distributing or queueing
    • H04Q3/66Traffic distributors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回線網の実時間作動で左右されるルーティン
グ目的の動的管理を行い、収益最適化を図る。 【構成】 ルーチング目的リストLOAp k、LOA
S iが、電気通信網の各々の切換接続点NCp 、NCs
結合される。各リストは、樹形で記述されたパラメータ
CM、O、D、S、CVをもつ複数のルーチング目的を
含む。1つの接続点で受信された呼出しメッセージに応
答して、その呼出しメッセージに含まれた樹形記述をも
つパラメータを有する目的アセンブリが探索される。こ
の中から、最大利得の目的が選択され、下流ルートパラ
メータCVに応じて呼出しがルーチングされる。各目的
についての利得は、料金計数器情報に応じて計算され、
新しい目的の形で最大利得の1つの目的の各パラメータ
の樹形を1レベルだけ増分し新しい目的を作り出す妥当
性も、各最大利得目的についてテストされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電気通信網にお
ける通信ルーティングに関する。
【0002】
【従来の技術】電気通信網は、ハーネスと呼ばれる回路
によって互いに相互接続された切換接続点アセンブリか
ら成り、例えば交換式電話網のための複数の階層レベル
をもつ全国レベルのものといったような多少の差こそあ
れ複雑な網状構造を構成している。現在の技術的状況
は、固定ルーティング、オーバーフロールーティング、
負荷分割ルーティング、多重周期ルーティング及び適応
ルーティングという5つの基本的ルーティング方法を提
供している。
【0003】図1A,1B及び1Cは、それぞれのルー
トを通って他の接続点NCh ,…NCj …に接続された
回線網の任意の1切換接続点NCi のレベルでのこれら
の5つの方法のうちの3つを概略的に示している。図1
Aに原理が示されているオーバーフローによるルーティ
ングに関して言うと、接続点NCi は、例えば接続点N
j の方向といったような同じ優先ルートに沿って、毎
回与えられた発信点及び与えられた端部に関係する全て
の通信をルーティングする。ただしこの優先ルートが飽
和の場合、通信は、例えば接続点NCk の方向といった
ように平行なルート上に「オーバーフロー」する。全て
のルートは、回線網の計画の際に予め設定されている。
原理が図1Bに概略的に示されている負荷分割の枠内で
は、接続点NCi は「オーバーフロー」ルーティングに
おいて規定されているように、いかなるルートも先験的
に優先させることがない。このとき、この第2の方法
は、例えば接続点NCk に向かってというふうに2つの
ルートのうちの一方に呼出しのうちの或る割合αをルー
ティングすることから成り、呼出しのうち割合(1−
α)は例えば接続点NCj へと向かうこれらのルートの
うちのもう一方へ方向づけされる。この方法は、無作為
引出しを利用する。ここでは負荷分割の枠内で概略的に
示されている図1Cに示された適応ルーティングと呼ば
れる最後の方法は、自動式電話機の非常に一般的なモデ
ルに従った非常に一般的なネガティブフィードバック調
節の原理を用いることによってルーティングパラメータ
を動的に変更することから成る。ここで示したケースに
おいては、αは、接続点NCj に接続された第1のルー
ト、接続点NCk に接続された第2のルート及びこの第
1のルートと第2のルートを横切って実際に成立した呼
出し回数をそれぞれ表わすN1 ,N2 及びD1 ,D2
応じて変化する。ここでは負荷分割の枠内で記述されて
いるものの、適応ルーティングは、残留容量によるアプ
ローチといった数多くのその他の利用分野についても利
用されている。
【0004】上述の方法の如何に関わらず、いずれも提
案されているルーティングモデルにおける収益最適化基
準を使用していない。それでも最近になって、回線網の
開発利用のために経済的な要因を考慮に入れるより最新
の制御機構が出現してきた。例として挙げられるのは、
「米国の市内電話会社における動的ルーティングの実
施」(V.P.Chandhary,K.R.Kris
hnan及びC.D Pack;1991年コペンハー
ゲンITC13回会議p87−91)という論文の中で
記述されているBellcoreのDCR−5システム
である。このルーティングシステムは、呼出しの適応ル
ーティングのために用いられるインディケータがコスト
の概念(回線網の開発利用者にとっての損失)を統合す
ることによって管理されるような適応方法を利用してい
る。つまりここで問題となっているのは、実時間回線網
機能とは独立してモデリング及び計算されたアーラン式
平均コストである。周期的に、回線網の一定の与えられ
た構成について、それぞれの呼出しが許容可能なルート
の各々を通ってルーティングされる場合、回線網の開発
利用者によって負担される複数の失われた収益が計算さ
れる。これらの損失コスト又は収益は、前記呼出しのル
ーティングでのその後の呼出しの阻止を考慮に入れて計
算される。換言すると、その後の呼出しの阻止に対する
1回の呼出しの効果がシミュレーションされ、これらの
「喪失した」呼出しは、回線網の開発利用者にとって収
益の損失を表わす。このようなシステムにおける収益の
最適化はこの場合呼出し回数を最大限にすること、さら
に厳密に言うと最低限の呼出し阻止しか引き起こさない
ルート上に呼出しをルーティングすることにより阻止さ
れた呼出し数を最小限にすることから成る。実際には、
呼出し阻止によって誘発された損失は、回線網の各々の
切換接続点についてアーランにより同一の収益を定める
ことによって喪失した収益の形で現われる。
【0005】上述のような先行技術には以下のような2
つの主たる欠点がある;すなわち、− 当初記述された
ルーティング方法は全て一般に、喪失した呼出しの最小
化、回線網の保護、又は例えば上述のように収益の最適
化に関連する特定的制御機構によって、最適な利用のた
めに補完されている。この場合、回線網内に設けるべき
各々の方法及び制御について特定的な開発が必要であ
り、そのためさまざまな機構に関して設置されたさまざ
まなモジュールの統合ユニットが導き出されることはな
く、従って機能的な一体性及び一貫性を達成することは
できない;又、− BellcoreのDCR−5シス
テムの枠内で上述した回線網の最適化機構は、アーラン
によって与えられた収益が各々の切換接続点に割り当て
られるという事実自体によって、このような機構が交換
式電話線網といった回線網全体の中に包括的に設置され
得ないものであることを暗に意味している。回線網の切
換接続点の各々についてアーランによって「モデリング
された」これらの収益は、経済的な意義を有し、唯一か
つ単独のアルゴリズムが複数の階層レベルで、回線網全
体を管理することは不可能である。実際、例えば交換式
電話線網の場合、前記回線網全体に対し包括的な形でこ
のような方法を使用することは考えられない。このよう
にしても経済的には意味が無いだろう:すなわち、この
方法に従うと、ハーネス上の呼出しルーティングに続い
てこれらのハーネス上のそれぞれの呼出しの阻止のコス
ト計算により均質な階層的レベルの複数の接続点の中か
ら1つの切換接続点が選択される。このシミュレーショ
ンが回線網の複数の階層的レベルについて実施された場
合には、これは明らかに、一定の与えられた呼出しのル
ーティングにおける一貫性の無い結果を導き出すことに
なろう。
【0006】これらの2つの主な欠点以外に、先行技術
に従うとまだ開発利用されていないままの機能がある:
すなわち、 − 1つの発信点から1つの受信宛先への通信のルーテ
ィングの経済的最適化; − 回線網の計画化の際に予め設定されたルーティング
計画とは独立した形での故障の場合に実時間で利用可能
な容量の利用; − 異なる切換モードの回線網の間のルーティングモー
ドの差(回路、パケット…)によって、これらの異なる
回路網を用いる通信のための多重回線網包括的最適化が
現在に至るまで禁じられている(交換式回線網を介して
のパケット網へのアクセス);又、 − 現在の方法における収益のモデリングによると、異
なる料金決定モード(樹立、持続時間、スループットに
基づく)、トラヒック条件の変動及び加入者の挙動(呼
出しの反復…)に対する適応が不可能である。
【0007】
【発明が解決しようする課題】本発明は、回線網の実時
間作動により左右されるルーティング目的の動的管理を
提供するルーティング方法を提供することにより、先行
技術に従った前述の欠点を補正することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため、電気通
信網の切換接続点における、通信呼出し手順の際のこの
通信のルーティング方法は、 − 各々いくつかのものについては自明のものでありう
る樹形で記述された上流ルートパラメータ、発信点パラ
メータ、受信宛先パラメータ、通話パラメータ及び下流
ルートパラメータといったパラメータを各々含んでいる
ルーティング目的のリストが接続点に連結されているこ
と; − 前記呼出し手順中に、その呼出しの発信点及び受信
宛先を規定する2つの第1の信号送り要素を含む呼出し
メッセージが送信され、前記上流ルートパラメータの樹
形が自明のものでなく、第2の信号送り要素が発信点か
ら切換接続点に至るまで通信網内でそのメッセージがと
る上流ルートを規定していること、ならびに
【0009】− ・その樹形記述がそれぞれの前記信号
送り要素の深さよりも小さい深さをもつという点で前記
呼出しメッセージの要素と相容性がある発信点パラメー
タ、受信宛先パラメータ及び上流ルートパラメータを含
むルーティング目的の探索段階; ・一定の与えられた目的に論理的に結びつけられたさま
ざまな通信に関連して料金決定情報に左右される実時間
で計数化された収入とコストの間の最大差に等しい最大
利得をもつこの1つのルーティング目的を、相容性ある
目的の中から選択する段階;及び ・最大利得ルーティング目的の下流ルートパラメータに
よって規定される下流ルートに沿って通信をルーティン
グし通信樹立後にその通信の料金決定に従ってルーティ
ング目的の利得を更新するべく、選定された一定の与え
られた前記ルーティング目的に対して通信を論理的に結
びつける段階; が含まれ、ここで前記上流ルートパラメータは、非自明
的な樹形状で記述でき、この場合、第3の信号送り要素
が少なくとも次の切換接続点のレベルで下流ルートを規
定すること、を特徴とする。
【0010】本発明のもう1つの特徴に従うと、リスト
のルーティング目的は次の段階から得られる: − 各々の呼出しメッセージの受理時点、又はNを予め
定められた1つの整数としてN個の呼出しメッセージ全
てを受理した時点で、増分された樹形深さをもつそれぞ
れのパラメータを除いて最大利得をもつ相容性ある目的
と各々同一である、1つの目的内のパラメータ数以下の
数の新しい目的を作り出す段階; − 各々に対してそれと相容性ある通信を論理的に結び
つけることによって新しい目的のそれぞれの利得を計算
する段階;及び − 1回の通信について自らの利得とその作成を誘発し
た目的の利得の差にこの目的に論理的に結びつけられた
通信回数を乗じたものに等しくかつリストのサイズの数
値的制限に左右されてあまりにも小さすぎるものである
区分化利得をもつ各々の目的をリストから削除する段
階。
【0011】有利なことに、選択段階は、予備的に、そ
の5つのパラメータについて均等な樹形深さ及びグルー
プ別の相容性ある目的の分類という下位段階を含み、最
大の補正済み利得をもつルーティング目的を選択するべ
く、1つの基準グループとの関係において一回の通信に
ついて1つの区分化利得だけ控除することによって一定
の与えられたグループの各目的について一回の通信あた
りの利得を補正することから成る。
【0012】本発明のもう1つの特徴に従うと、料金決
定情報に左右される実時間で計数化されたコストは、
a)相容性ある第2のルーティング目的の下流ルートに
向かって呼出しを方向づけする、選択された第1の相容
性ある目的によって規定された下流ルートのオーバーフ
ローの際、及びb)ルーティング目的の下流ルート上の
前記接続点上での決定的拒絶の際に、1つのルーティン
グ目的の利得を変更し、かかるオーバーフローの結果も
たらされるコストは、その呼出しが第1の目的によって
規定された下流ルートをとった場合、第1の目的の呼出
し1回あたりの利得に等しい予定された第1の利得と、
第2の目的によって規定された下流ルート上の呼出しの
利得に等しい第2の予定された利得との間の差に等し
く、又前記拒絶の結果もたらされるコストは、この拒絶
を引き起こした前記目的の呼出し1回あたりの予定の利
得に等しい。
【0013】本発明のその他の特徴及び利点は、相応す
る添付図面を参照しながら以下の記述を読むことによ
り、さらに明確になるであろう。
【0014】
【実施例】制限的意味の無い一例として、以下では本発
明に従った方法を電話線網の枠内で記述する。以下の記
述を読むにつれて、本発明に従った方法の利用が、「接
続を伴う」モードを用いるその他のタイプの電気通信網
すなわち通信網を通しての通信の樹立の前に、呼出し手
順が先立つような通信網にも関連しうることがわかるだ
ろう。かくして、一例を挙げると、本発明に従った方法
は、パケット切換式通信網にも拡大でき、この場合、電
話線網を介してのパケット切換網を通した加入者端末間
の接続の経済的最適化を本発明に従った方法の枠内で利
用することが可能である。
【0015】図2及び3を参照しながら交換式電話線網
の特徴を、又電話線網の切換接続点レベルでのルーティ
ング目的の特定的設置を簡潔的に規定した後、本発明に
従った方法について、以下のようなこの方法を構成する
3つの基本的手順に照らし合わせて記述する: − 各接続点レベルでのルーティング目的リスト管理手
順; − 各切換接続点レベルでの通信ルーティング手順;及
び − ルーティング目的あたりの利得値の更新手順。
【0016】図2を参照すると、交換式電話線網(RT
C)は、一例として、特に交換式で電話線網の中でのそ
れぞれの役割に応じて異なる4つの階層的レベルに分布
した複数の切換接続点で構成されている。階層の増大方
向に、市内電話交換局CL、ルーティング自律交換局C
AA、二次中継交換局CTS及び主中継交換局CTPが
識別できる。加入者電話端末TTは、図2に従うとルー
ティング自律交換局CAA又は加入者交換局CLにつな
がれている。例えば記述の序文内に規定されているもの
のようなルーティング戦略に従って切換接続点を横断し
て一定の与えられたルートを介しRTC網内部の2つの
端末の間に通信が樹立される。回線網の位相レベルで
は、加入者交換局CLとルーティング自律交換局CAA
を統合するルーティング自律ゾーンZAA及び主中継交
換機及び二次中継交換機CTP及びCTSを含む市外回
線網RIUである2つの階層レベル層が識別される。
【0017】電話回線網における信号送り処理(呼出し
樹立、料金決定…)の枠内で、設計上、図3に示すよう
に電話線網内の2つの「サブネットワーク」を区別する
ことが有利である。
【0018】この図では、交換式電話線網を構成する2
つの「サブネットワーク」は、情報輸送網RTI及び信
号送り網RSである。情報輸送網は、加入者端末間で交
わされるいわゆる情報輸送(音声又はデータ)を確実に
行なう。信号送り網の方は、回線網の開発利用、呼出し
樹立の信号送り及び料金決定結果についてのメッセー
ジ、又場合によってはトラヒックの考察事項、データバ
ンクの中味(表,プログラム)などの輸送及び管理を行
なう。図中ルーティング自律交換局CAA及び中継交換
局CTによって表わされている切換接続点は、その切換
え及び輸送の機能において情報輸送網に結びつけられて
いる。信号送り点PS及び信号送り転送点PTSは、信
号送り網に結び付けられている。これらの点はそれぞ
れ、情報輸送網への接続点特にその信号送りメッセージ
を呈示するための交換局CAA及びCTの自動交換機へ
のアクセス、ならびに信号送りの転送機能モジュールを
構成している。図3には意図的にサーバーSが表わされ
ており、信号送り転送点PTSを通ってのこのサーバー
S内に記憶されたデータバンクの中味へのアクセスの可
能性を例示している。実際には、信号送り網内でメッセ
ージが通過する信号送りリンクは、64kbit/秒の
スループットでの多重化装置MICの時間的間隔であり
得る。
【0019】交換式電話線網の一般的構造は、特に信号
送り網RS内の料金決定情報の「伝播」の際に本発明に
基づく方法を利用するための参照するべく、以上で明確
に記されている。
【0020】オーバーフローによる信頼性の付与及び中
継といったような機能を確実に行なうことにより数千の
ハーネスを用いて、中継局を介して又は直接的に数百の
ルーティング自律交換局CAAを互いの間に接続するた
めの市外回線網によって樹立されるリンクといった回線
網RTC内の各々の階層レベルの異なる機能性は、本発
明に従った方法の枠内でさほど重要でないということに
留意されたい。実際、電話回線網の枠内での本発明に従
った方法の利用を理解するためには、一定の与えられた
ルートの選択機構及び規則に関するいわゆるそのルーテ
ィング機能が完全に剥奪された形でこの回線網を設計す
ることが必要である。このとき、回線網は、ハーネスを
用いて互いに相互接続された切換接続点の網状構造とし
て現われる。このため、以下ではNCと記された「切換
接続点」という語のみが用いられるものとする。
【0021】図4を参照すると、それぞれの2つの切換
接続点NCp 及びNCs に結びつけられた2つのルーテ
ィングファイルアセンブリの形で、それぞれのルーティ
ング目的リストLOAP k及びLOAS iが象徴的に表わさ
れている。本発明に従った方法の枠内では、回線網の各
々の切換接続点は、それぞれ1つのルーティング目的リ
ストに結びつけられている。実際には、本発明に従った
方法に最も適したアーキテクチャは回線網の切換接続点
上に分布したアーキテクチャであり、従って、接続点に
対するルーティング目的リストの結びつきは、切換接続
点レベルでのリストの記憶という形で現われる。それで
も、中央集中アーキテクチャもこの方法から除外される
わけではなく、この場合、複数の切換接続点にそれぞれ
結びつけられた複数のルーティング目的リストが、接続
点に接続されたルーティング管理交換局の中に記憶され
る。以下で見ていくように、これらのルーティング目的
リストは動的に管理されている。添字pのNCp 又は添
字sのNCs というそれぞれの切換接続点に結びつけら
れた各々のルーティング目的リストは、図4に示されて
いるようにkが1からKの間で変化するものとしてOA
P k、又iが1からIの間で変化するものとしてOAS i
いった複数のルーティング目的(ファイル)で構成され
ている。
【0022】図5は、モデリングされた形で、さらに明
確に、切換接続点NCs に結びつけられたリスト内のル
ーティング目的OAS iを示している。ここではOAS i
ある各ルーティング目的は、上流ルートパラメータCM
i 、発信点パラメータOi 、受信宛先パラメータDi
通話パラメータSi 及び下流ルートパラメータCVi
いった5つのパラメータから構成されている。これらの
パラメータは全て、樹形で記述される。回線網の切換接
続点レベルで、結びつけられた相応するリストは、明細
書中以下で記述するようにこの接続点を通過する呼出し
のルーティングのために利用される。パラメータの樹形
は、以下の要領で導入できる: − 発信点パラメータOi と受信宛先パラメータD
i は、部分的(接頭辞)又は完全な(47−32−…−
…−又は47−32−17−18)電話番号の形で記述
され、このような表示は、電話線網内部でのその意義を
考慮に入れて樹形記述のこのレベルを包含している。 − 一定の与えられた切換接続点に結びつけられた1つ
のリストの1ルーティング目的の上流ルートパラメータ
CMi 及び下流ルートパラメータCVi は、それぞれ与
えられた接続点を含むこの接続点に先行する横断された
一連の切換接続点及び一定の与えられた接続点に続く一
連の切換接続点をそれぞれ表わす。例えば切換接続点の
間のリンクの形での表示といったようなその他の樹形表
示を上流ルートパラメータCMi 及び下流ルートパラメ
ータCVi のために選択することが可能であるというこ
とも明白である: − 先行パラメータOi 、Di 、CMi 及びCVi
「位相的」樹形によって記述されるのに対して、通話パ
ラメータSは、一定の与えれた通信に必要な技術的条件
の重要性に関連する樹形によって記述される。従って例
えば、重要性の順に、技術的制約条件、平均スループッ
ト、ピークスループットを規定することが可能となるだ
ろう。
【0023】上記では、本発明に従った方法の利用に必
要なルーティング目的リストの形での情報の内容及び構
造が明記された。これまでの説明を読んで想定できるこ
ととは逆に、好ましい実施態様に従って交換式電話線網
のそれぞれの切換接続点に結びつけられた各々のルーテ
ィング目的リストは、静的ではなく、結びつけられた切
換接続点を横切って通過する各通信のルーティングの際
の収益の最適化という目標に沿って接続点内で動的に管
理されている。以下で見ていくように、この収益の最適
化という目標は、切換接続点内の料金計数器の中の利用
可能な情報といったような提供された業務に対するコス
ト値を実時間で提供する情報である回線網内の既存の情
報との関係において計算された収入とコストの差である
利得強度変数がリストの各ルーティング目的に結びつけ
られていることを根拠とするものである。
【0024】図6A,6B及び6Cは、各々、1つの切
換接続点に結びつけられた1つのリストのルーティング
目的の1つのOAi の中に含まれた3つのパラメータす
なわち「下流ルート」CVi 、「通話」Si 及び「発信
点」Oi 又は「受信宛て先」Di のそれぞれの樹形記述
の3つの概略的表示を表している。かくして、下流ルー
トパラメータCVi に関していうと、このパラメータ
は、電話線網内の1つのルートを構成する切換接続点の
樹形で記述されている;一例を挙げると、パラメータC
i は、電話線網を構成する切換接続点の用語を再び取
り上げてCLi 、CTSj+1 及びCAAk といった現行
の接続点からの一連の接続点アドレスを含んでいる。同
様にして各々の通話パラメータSi は、1回の通信が必
要とする通話の大きさ順の樹形によって表わされる。図
6Bでは、例として、通話パラメータSi は、一定の与
えられた平均スループットとピークスループットを支持
する特定の回線網へのアクセスを規定する一連のサブパ
ラメータを含む可能性がある。
【0025】図6Cは、発信点パラメータOi 又は受信
宛先パラメータDi に関する。
【0026】いくつかのパラメータの樹形は、本発明に
従った方法の導入を単純化する目的で意図的に制限する
ことができる。かくして例えば、それぞれに相応する入
ハーネス及び出ハーネスのみに、自明(トリビアル)な
形での下流ルートパラメータCVi と上流ルートパラメ
ータCMi の樹形記述を制限することによって、通信の
樹立全体にわたり信号送り回線網RSにより信号送り要
素を輸送する必要なく、関連する切換接続点で局所的情
報のみが必要とされる。
【0027】それぞれの接続点に結びつけられたルーテ
ィング目的リストの内容を定義した後、ここで本発明に
従った方法を、特にその構成要素である次の3つの基本
的手順に関して記述する: − 一定の与えられた接続点に結びつけられたルーティ
ング目的リストの管理手順;− 一定の与えられた接続
点における通信呼出しの処理手順;及び − 一定の与えられた接続点に結びつけられた1つのリ
ストの1つのルーティング目的についての利得強度変数
の更新手順。
【0028】一定の与えられた接続点に結びつけられた
ルーティング目的リストの管理手順;
【0029】回線網の各切換接続点のレベルで、いわゆ
る「最大区分化利得の」目的のみを含むようにするべ
く、結びつけられたルーティング目的リストが動的に管
理される。以下の2つの手順の記述の際に見ていくよう
に、各々のルーティング目的には、このルーティング目
的と論理的に結びつけられた樹立されたさまざまな通話
についてての料金の計数及び、これらの樹立された通信
が使用したハーネス及び切換接続点といったリソース
(資源)で拒絶された呼出しについてのオーバーフロー
又は取込み拒絶の計数の情報にそれぞれ関連する時間単
位あたりの収益とコストの代数和に等しい利得が結びつ
けられる。
【0030】図4に戻ると、信号送り網によってルーテ
ィングされた呼出しメッセージ(図3)が一定の与えら
れた切換接続点NCp に達した場合、この呼出しメッセ
ージに結びつけられた通信のルーティングは、切換接続
点NCp に結びつけられたリストLOAP kの異なるルー
ティング目的OA P k よって提供される選択によって左
右される。より明確に言うと、1回の通信を樹立するた
めの呼出し手順は、ルーティング目的のパラメータと同
じコード化された形で接続点内に入る呼出しを識別する
要素を含む1つの呼出しメッセージを信号送り網RSを
横断して送信することから成る。
【0031】呼出しメッセージは、好ましい実施態様に
おいては電話番号の形で、呼出しメッセージに結びつけ
られた通信の発信点及び受信宛先を規定する2つの第1
の信号送り要素を含んでいる。その上呼出しメッセージ
は、上流で呼出しによって既に得られ一定の与えられた
接続点まで至るルートを規定する第2の信号送り要素も
含んでいる。
【0032】本発明の第2の変形態様に従うと、図6
A,6B及び6Cを参照して強調されたものに比べ、
「上流ルート」パラメータCM及び「下流ルート」パラ
メータCVの樹形記述は、出入ハーネスのみに削減され
うる:この変形態様については、各切換接続点が、信号
送りメッセージに助けを求めることなく入ハーネス又は
切換接続点のアドレスを局所的に設定できることから、
第2の信号送り要素は不用である。
【0033】電話線網の一定の与えられた切換接続点の
中では、呼出しメッセージと相容性あるルーティング目
的すなわち、呼出しメッセージの信号送り要素の樹形記
述の初めをそれぞれ構成する樹形記述をもつ発信点、受
信宛先及び上流ルートのパラメータを含むルーティング
目的のアセンブリが探索される。かくして、一例を挙げ
ると、「27−80−…−…」という接頭辞から成る受
信宛先パラメータは、呼出しメッセージの電話番号の受
信宛先信号送り要素「27−80−17−18」と相容
性がある。これらの相容性ある目的の中から、その呼出
しに結びつけられた通信のルーティングのために1つの
目的が選択され、この目的は、後で詳述するように、料
金決定情報から計算された利得である最大の通信あたり
の利得をもつ目的である。このとき、この通信は、選択
されたルーティング目的に対し論理的に結びつけられ、
この目的の「下流ルート」パラメータの下流ルートに沿
ってルーティングされることになる。
【0034】本発明に従った目的リストの管理手順によ
ると、ルーティング目的リストの各々は、経済的基準に
従って動的に管理される。この手順によると、構成要素
であるルーティング目的の新規作成又は削除により、一
定の与えられた瞬間における最適なルーティング目的リ
ストの方への集束が導き出される。
【0035】ここで目的リストの管理手順について詳述
する。
【0036】以上で見てきたように、各々のルーティン
グ目的には、それぞれの呼出し手順の際に前記ルーティ
ング目的が選択されたさまざまな電話通信に関連する収
益及びコストの差に等しい1つの利得が対応している。
1つのルーティング目的のパラメータの各々が図6A,
6B及び6Cに示されているように樹形状に記述されい
ることが分かっているため、これらのパラメータを「区
分化すること」すなわち1つのパラメータの樹形を2つ
に「カットすること」又逆に一定の与えられたタイプの
パラメータについて、それぞれの2つのルーティング目
的に属する同一タイプの2つのパラメータの2つの樹形
を「融合させること」が可能である。この最も重要な概
念により「区分化利得」の定義づけを理解することが可
能となっている。一定の与えられたパラメータについて
のルーティング目的の「区分化利得」と呼ばれるのは、
このルーティング目的に結びつけられた通信一回あたり
の利得とこの一定の与えられたパラメータについての目
的のマスターに結びつけられた通信1回あたりの利得と
の間の差と、この目的に論理的に結びつけられた進行中
の通信数との積である。一定の与えられたパラメータに
ついてのルーティング目的のマスターは、このルーティ
ング目的のパラメータの樹形記述との関係において1つ
の深さレベルの上流にその樹形記述があるようなパラメ
ータを含む第2のルーティング目的から成る。
【0037】この区分化利得の概念は、本発明の枠内で
重要である。これは実際、同じパラメータの樹形記述が
1深さレベルだけ異なっている2つのルーティング目的
を区別することにおける経済的利点を評価するのに貢献
する。一例としては、一定の与えられたルーティング目
的の下流ルートパラメータCVの樹形記述は、現行の接
続点の下流にある切換接続点から成るということが仮定
される;もはや下流の1切換接続点ではなく2つの接続
点を、その他のパラメータの固定された樹形記述を考慮
に入れて、通信のルーティングのための現行の接続点の
中で見極めることが経済的に有利でありうる。この場
合、唯一の接続点をもつ樹形記述の目的との関係におけ
る、2つの接続点の形での「下流ルート」パラメータの
樹形記述を含むこの目的の区分化利得が、比較的高い値
をとることが明らかになることであろう。この区分化利
得の概念は非常に重要なものであり、利得の概念と混同
してはならない。
【0038】ルーティング目的リスト管理手順は同時に
次の2つの条件を満たさなくてはならない。すなわち; − 一方では、切換接続点の各々のレベルでのルーティ
ング目的の数は、実時間で管理されうるように、過度に
多すぎてはならない;又、− 他方では、既存の各ルー
ティング目的は、回線網の開発利用者にとって有利な経
済的解決法を提供しなければならない。
【0039】そのために、接続点に結びつけられたルー
ティング目的リスト管理用プロセッサが、呼出しメッセ
ージの受信の際に、呼出しメッセージと相容性あるルー
ティング目的を構成する各パラメータの樹形記述を定め
られた深さレベルだけ増分することの妥当性を決定す
る。かくして各々の呼出しメッセージに対して、いくつ
かのパラメータの樹形のそれぞれの増分により目的が新
規作成される。本発明の一つの特徴によると、それで
も、呼出しと相容性あるルーティング目的のパラメータ
との関係において各呼出しのための新しい目的を作成せ
ず、この新規作成を、Nを予め定められた一つの整数と
してN個の呼出しにつき1つの呼出しに制限することが
考慮されている。この可能性により、トラヒックの構成
に応じた目的の区分化の適応速度とこの目的リスト管理
手順に必要な処理負荷との間の妥協点を設定することが
できることになる。好ましい一実施態様によると、呼出
しと相容性あるルーティング目的が5つのパラメータ
(上流ルート、発信点、受信宛先、通話及び下流ルー
ト)を含むことから、各々の中で4つのパラメータが不
変のままであるような5つの新しいルーティング目的が
かくして新規作成される。次に、5つの新しいルーティ
ング目的の各々について、呼出しメッセージと相容性あ
るルーティング目的(新しい目的のマスター)に割当て
られた利得ならびに新しい5つの目的の各々についての
利得を考慮に入れて、それぞれの区分化利得が計算され
る。
【0040】本発明の第1の変形態様によると、1つの
呼出しメッセージに対応する新しい目的の各々の利得
は、収入及びコストの情報がこの利得を増分することに
なるまで、ゼロに維持される。各々の新しい目的に論理
的に結びつけられた呼出し数は、新しい呼出しを待機す
る状態で1に初期化される。第2の変形態様は、シミュ
レーションにより各々の新しい目的に論理的に結びつけ
られた呼出し数及び利得を実時間で更新することから成
る。このシミュレーションは新しい5つの目的につい
て、その各々に対しそれらが相容性をもつそれぞれの通
信を割当て、次に新しい目的の各々に対して新たな利得
を計算することから成る。
【0041】リストの中には、最大区分化利得をもつ目
的のみ維持される。過度に小さい区分化利得の目的は破
壊され、それらの結びつけられた全ての通信はこのと
き、破壊された目的のそれぞれのマスターに結びつけら
れる。説明的に言うと、正の利得をもつ目的が深さゼロ
の下流ルートのパラメータを含む場合、これはすなわ
ち、呼出しメッセージに結びつけられた通信が、回線網
の開発利用者にとって経済的見地から見た重大なインパ
クト無しに、現行の切換接続点のレベルから隣接するあ
らゆる切換接続点に向かって無差別にルーティングされ
うるということを意味する。逆に、1つのパラメータの
深さが、下流ルートパラメータCVi について図6Aに
示されているように4に等しいといった要領で1よりも
大きい場合、このことはすなわち、その呼出しに結びつ
けられた通信が追従することになるルーティング(交換
式電話線網の用語を再度取り上げるとCLi 、CT
j 、CTSj+1 、CAAk )を現行の接続点内で予め
定めておくことが経済的に有利であることを意味してい
る。
【0042】その結果、新しい目的の数は、1つのルー
ティング目的のパラメータ数つまり5よりも小さいもの
であってよいことになる。実際、目的のうちの1つ又は
複数のものが、自然に(例:完全な電話番号)か、或い
は又下流ルートパラメータの樹形といったような一定の
与えられたパラメータの樹形が意図的に制限されたこと
を理由として、樹形の末端にあることが可能である。本
発明に従った方法は、かくして、下流ルート及び上流ル
ートの樹形を自明の形に制限して導入することができ、
この場合、これらの樹形はもはや真の樹形を構成せず、
各々のルーティング目的についてそれぞれの出入ハーネ
スのみに制限される。与えられたパラメータの樹形記述
の制限というこの選択は同様に、組織上又は技術上の配
慮の結果もたらされうる。一例として、呼出符号又は被
呼出し符号は、下流ルートサブアセンブリに対するアク
セスしか与えることができない。前述のすべてのケース
において、一定の与えられたルーティング目的の1パラ
メータについて樹形の末端に達した時点で、このときこ
のパラメータについていかなる新規目的も作成されない
ことになる。
【0043】かくして、各呼出しについて、各パラメー
タの樹形記述の深さを少なくとも1だけ又は新しい目的
で呼出しメッセージと相容性ある最大利得をもつ目的の
中の制限されたパラメータの数だけ増分することの妥当
性をテストし、又最大区分化利得の新しいルーティング
目的つまり回線網の開発利用者の観点から見て経済的利
益を呈する目的のみを維持することによって、回線網の
一定の与えられた状態について、各々の切換接続点レベ
ルでのルーティング目的の経済的観点から見た最適な構
成が得られる。
【0044】実際、ルーティング目的の最適な経済的構
成に向かってのこの「収束」の前に、1つの新しい目的
に沿って1つの通信をルーティングすることの経済的妥
当性を検討するため新しいルーティング目的が新規作成
され、逆に区分化利得が過度に小さい場合つまり一定の
与えられたパラメータについて特定的な樹形を接続点の
中で決定することの経済的利益が特に無い場合、そのル
ーティング目的は破壊される。
【0045】切換接続点に結びつけられたルーティング
目的リストの初期化は、このルーティング目的リスト管
理手順が最適なルーティング目的の方へとこれらのリス
トの中味を収束させることから、任意のものであってよ
い。従って、例えば、初期ルーティング目的を新規作成
するために既存の定まったルーティングマトリクスを利
用することが可能となる。目的リスト管理手順は次に、
区分化利得の概念を考慮に入れて、経済的観点から見て
最適なリストの方への初期リストの収束を翻訳する。
【0046】要するに、この目的リスト管理手順のおか
げで、それぞれの接続点に結びつけられたリストの各々
の中には、構成要素であるパラメータの樹形特性が回線
網の開発利用者の観点から見て経済的利益を示すような
ルーティング目的のみが維持される。
【0047】回線網の各々の切換接続点の目的リストの
最低限の初期化は、切換接続点1つあたり1つのルーテ
ィング目的を導入することから成る。このとき、この初
期化の簡便さのため、最適なルーティング目的リストに
向かっての比較的長い収束時間が導かれることになる。
このような理由から、前述のように、既知のタイプのル
ーティング方法に対応するルーティングマトリクスを複
製する要領で目的を初期化することが好ましい。
【0048】目的リストの初期化の問題点は、回線網全
体を初期化するのか、あるいは単に既存の1回線網に接
続すべきものである付加的な切換接続点のみを初期化す
るのかによって異なる形で現われ、後者の場合不安定性
つまり下位最適目的リストへの収束の危険性は、さらに
制限されている。
【0049】目的リストの最適な解決に向かっての収束
を促進し、提案されたルーティングを安定化し技術上又
は行政上の制約条件を考慮に入れるためには、例えばそ
の利得を凍結することなどによって目的パラメータのい
くつかの値について上昇又は下降遷移を禁じることによ
り、目的樹形の径路を制約することが可能である。これ
らの制約を利用することにより、現在存在するさまざま
なルーティンググループをモデリングすることが可能で
ある。
【0050】一定の与えられた接続点における呼出し処
理手順
【0051】信号送り網RSを横切って伝送された呼出
しメッセージを受信すると直ちに、切換接続点は、ルー
ティング目的リストの中で、呼出しメッセージのものと
相容性あるパラメータをもつ全ての目的すなわち、呼出
しメッセージの要素の樹形の深さよりも小さい深さをも
つ樹形によって記述されるパラメータをもつ全ての目的
を探索する。1つの呼出しの処理のためには、2つの変
形態様を導入することができる。
【0052】第1の変形態様によると、呼出しメッセー
ジと相容性あるパラメータをもつ全ての目的は、その5
つのパラメータについて均等な樹形深さすなわち同じ樹
形深さをもつ目的グループ別に分類される。各グループ
について、1回の呼出しあたり1つの利得をもつ目的が
選択される:この目的は、或る区分化利得を有する。次
にグループは、最大の呼出しあたり利得をもつその目的
の区分化利得の減少順に従って1つずつ走査される。一
定の与えられたグループの内部では、この作業は、減少
する通信あたり利得の順で構成要素である目的の各々に
従って呼出しをルーティングすることの妥当性を検査す
ることから成る。一定の与えられた下流ルートに従った
通信のルーティングのために選ばれる目的は、最大の通
信あたり利得をもつ目的である。グループを変更する場
合、それは1つの区分化利得喪失に相応する:すなわち
呼出しの経済的評価の或る種の区分化は考慮に入れられ
ず、その結果として得られる経済的評価は従ってその精
確さを失なうことになる。このことは、走査すべき1つ
の新しいグループについての1回の呼出しあたりの利得
から、先行する走査されたグループとの関係における、
1つの呼出しに帰着された区分化利得の差を控除するこ
とによって考慮に入れられる。
【0053】第2の変形態様に従うと、呼出メッセージ
の受理の際の区分化利得の控除というこの最後の作業を
避けるるため、1つの呼出しが処理されなくてはならな
い場合ではなくグループ間の区分化利得を自動的に考慮
に入れることにより、属するグループの如何にかかわら
ず相容性ある全ての目的について直接比較できる呼出し
あたりの利得の値を得ることが可能である。
【0054】呼出しメッセージは、1回の通信あたりの
最大利得をもつルーティング目的内に含まれた下流ルー
トパラメータにより決定された下流ルートに従って信号
送り網を横断してルーティングされる。この下流ルート
内の接続点の1つが通信呼出しを拒絶した場合、すぐ下
位の通信あたり利得をもつルーティング目的によって決
定された第2の下流ルートがその呼出しのルーティング
のために選択され以下同様の要領で行なわれる。
【0055】ルーティング目的の利得の強度が負である
場合、呼出しは決定的に拒絶される。この拒絶は、それ
を誘発したのが対象となったハーネスの飽和ではなくこ
のハーネス上に呼出しをルーティングするという決定の
経済的利益の評価であることから、この目的によってね
らわれた単数又は複数のハーネスを用いる呼出しに対し
いかなるコストも引き起こさない。
【0056】1つのルーティング目的についての利得強
度変数の更新手順
【0057】この手順は、本発明に従った方法の利用に
とって特に重要である。精確に記述する前に発呼者と被
呼者の2つの加入者端末間で樹立された電話通信の料金
決定の原理を簡潔に喚起しておく。
【0058】2つの端末の間の通信呼出しの樹立は、ま
ず最初に、信号送り網RSを通した被呼者端末の中継交
換局に向かっての発呼者端末の中継交換局による第1の
メッセージの伝送によって行なわれる。被呼者端末によ
る回線占有(受話器外し)に応答して、受理証明メッセ
ージが被呼者端末の中継交換局から発呼者端末の中継交
換局の方へ送られ、発呼者端末の中でこの発呼者端末に
割当てられた料金計数器内で樹立された通信の料金決定
を開始させる。この料金計数器は、1つの端末により回
線が解放される(受話器が置かれる)まで2つの端末間
の通信の持続時間全体にわたり増分される。ここで、信
号送り網内の料金決定データの伝播がすでにRNIS
(統合サービスデジタル回線網、ISDN)の枠内で大
幅に開発されている点に留意されたい。利得の更新は、
従って、通信の樹立後に行なわれる。
【0059】各々のルーティング目的には、論理的にこ
の目的に結びつけられたさまざまな電話通信に関連する
収入及びコストの差に等しい利得が結びつけられるとい
うことを、以上で見てきた。
【0060】通信は、料金計数器の増分の原因であり、
論理的に結びつけられているか、又は回線網内でのその
ルーティングのためにそれぞれのルーティング目的を利
用する。
【0061】ルーティング目的の利得に関係する収入
は、計数器内の料金計数によって左右され、それぞれに
接続点を横断する樹立された通信のためこれらの接続点
の中で用いられるルーティング目的全てに関する利得変
数を増分するために、信号送り網RSの中で、加入者端
末の中継交換局によって構成された各々の接続点によっ
て伝播される。
【0062】ルーティング目的の利得に関係するコスト
が問題となっている場合、これは、目的の下流ルートパ
ラメータによって規定される下流ルートを通して試みら
れた呼出しの拒絶(阻止)により欠如した利得の結果と
してもたらされるものである。2つの変形態様が設けら
れている。
【0063】第1の変形態様に従うと、呼出しはオーバ
ーフローする、すなわち、第2のルーティング目的によ
って規定された利用可能な下流ルートに向かって論理的
に方向づけされる。このとき、コストは、拒絶を引き起
こす第1のルーティング目的によって決定された下流ル
ートを通して通信がルーティングされた場合に予定され
る利得と、第2のルーティング目的の下流ルートパラメ
ータによって決定されかつオーバーフローにより通信を
ルーティングした下流ルートを通しての通信の予定され
た利得との間の差に一致する。各々のルーティング目的
についての通信の予定された利得は、目的に論理的に結
びつけられた進行中の通信の数に対する目的の利得の比
率に等しくとられる。
【0064】第2の変形態様に従うと、呼出しは、切換
接続点レベルで決定的に拒絶される(すなわち、選択さ
れたルーティング目的の下流ルート全てによって阻止さ
れる)。このときコストは、拒絶を引き起こしたルーテ
ィング目的の下流ルート上での1回の呼出しあたりの予
定利得に等しくとられる。
【0065】前述の2つの変形態様との関係において定
義づけしてきたようなコストが現われた場合、これは、
以下のように反映される。その飽和がコストの原因であ
るリソース(ハーネス、交換機)上で進行中の各々の通
信に対して、リソースが飽和していることからリソース
の全容量に相応する通信数であるリソース上で進行中の
通信数でこのコストを除したものが、割当てられる。こ
れらの進行中の通信の各々について、コストは信号送り
によって輸送され、回線網の異なる切換接続点の中で自
らに論理的に結びつけられた異なる目的の利得の値を更
新する。
【0066】かくして、各々のルーティング目的に対
し、その目的の利得を構成する収入(料金計数)とコス
トの代数和が結びつけられる。ルーティング目的によっ
て規定された下流ルートに向かってN個の呼出しが方向
づけされた場合、1回の呼出しあたりの利得は、このル
ーティング目的に対する利得とルーティング目的に割当
てられた進行中の通信の数Nとの間の比率に等しくとら
れる。
【0067】切換接続点内の呼出し処理手順に戻ると、
呼出しは、ルーティング目的がゼロか又は負である場
合、すなわち収入がコスト以下である場合、一貫して拒
絶される。
【0068】ルーティング目的のための利得値に介入す
る収入とコストの異なる情報は、信号送り網内の呼出し
の受信宛先に向かっての発信点の料金決定情報の伝播に
よって得られる。
【0069】収入又はコスト(料金計数)の情報が1つ
の呼出し全体にわたって伝播され、1つのルーティング
目的の利得値を増大させるための切換接続点のレベルで
瞬間tにおいて受理された場合、次に利得値は瞬間t+
Tで減分される。限時によって規定されたこの「時間的
ウインドウ」により、スライドする平均利得強度を得る
ことができることになる。これは、各ルーティング目的
について計算された異なる利得の平均がとられる集積時
間を構成している。この時間Tは、各接続点さらには各
ルーティング目的の回線網レベルで規定されうる。これ
は、時間単位で決定されてもよいし、或いは又回線網上
の事象(呼出しの到着又は終了)に応じて決定されても
よい。
【0070】交換式電話線網内で既存のものに比べる
と、上述の手順の各々の導入の枠内での特定的な開発は
別にして、信号送り回線網としての腕木式信号機網(C
CITT No.7)は、− さらに進展した呼出しメ
ッセージ;及び− 記述されている機構に従ったコスト
と料金決定の伝播、といった本発明に特異的な信号送り
を支援することができるということがわかる。
【0071】上述のことから、通信ルーティング方法
は、現在知られているか又は開発中の電話網の切換接続
点の中で使用される以下の制御機能に置き換わる: − 翻訳(初期化及び回線網の進展及びそのトラヒック
に応じてのルートの決定); − 接続点とルートの間の負荷分割; − 通信の適応ルーティング; − 各切換接続点における呼出し流束の制御; − 回線網全体にわたっての通信の拡張的信頼性付与; − 回路の予約; − 呼出しの間隔取りとろ過
【0072】このようなルーティング機構は、当事者に
よって、回線網内のトラヒックの構成又は回線網の初期
化を目的として回線網の挙動を検討するためのシミュレ
ーションを行なうためにも利用されうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術に基づくルーティング方法を概略的に
示す。
【図2】交換式電話線網の階層的ブロックダイヤグラム
である。
【図3】交換式電話線網内の輸送網と信号送り網の二元
性を示すブロックダイヤグラムである。
【図4】複数の切換接続点に対する、本発明に基づく方
法の使用のためのルーティング目的リストの結びつきを
示す概略図である。
【図5】図4中に規定されたルーティング目的を詳細に
示す。
【図6】3つのルーティング目的パラメータの樹形記述
の例をそれぞれ示している。
【符号の説明】
CM 上流ルートパラメータ O 発信点パラメータ D 受信宛先パラメータ S 通信パラメータ CV 下流ルートパラメータ LOAP k,LOAS i ルーティング目的リスト NCp ,NCs 接続点 OAP k,OAS i ルーティング目的 CLi ,CTSi+1 ,CAA 下流ルート T 期間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信網の切換接続点における、1つ
    の通信をその呼出し手順の際にルーティングする方法に
    おいて、 − 各々いくつかのものについては自明のものでありう
    る樹形で記述された上流ルートパラメータ(CM)、発
    信点パラメータ(O)、受信宛先パラメータ(D)、通
    話パラメータ(S)及び下流ルートパラメータ(CV)
    といったパラメータを各々含んでいるルーティング目的
    のリスト(LOA P k 、LOA S i )が前記接続点(N
    p 、NCs )に連結されていること; − 前記呼出し手順中に、その呼出しの発信点及び受信
    宛先を規定する2つの第1の信号送り要素を含む呼出し
    メッセージが送信され、前記上流ルートパラメータの樹
    形が自明のものでなく、第2の信号送り要素が発信点か
    ら切換接続点に至るまで通信網内でそのメッセージがと
    る上流ルートを規定していること、ならびに − ・その樹形記述がそれぞれの前記信号送り要素の深
    さよりも小さい深さをもつという点で前記呼出しメッセ
    ージの要素と相容性がある発信点パラメータ(O)、受
    信宛先パラメータ(D)及び上流ルートパラメータ(C
    M)を含むルーティング目的(OA P k 、OA S i )の
    探索段階; ・一定の与えられた目的に論理的に結びつけられたさま
    ざまな通信に関連して料金決定情報に左右される実時間
    で計数化された収入とコストの間の最大差に等しい最大
    利得をもつこの1つのルーティング目的を、相容性ある
    目的の中から選択する段階;及び ・前記最大利得ルーティング目的(OA)の下流ルート
    パラメータ(CV)によって規定される下流ルートに沿
    って通信をルーティングし通信樹立後にその通信の料金
    決定に従って前記ルーティング目的の利得を更新するべ
    く、選定された一定の与えられた前記ルーティング目的
    に対して通信を論理的に結びつける段階が含まれ、ここ
    で前記上流ルートパラメータ(CV)は、非自明的な樹
    形状で記述でき、この場合、第3の信号送り要素が少な
    くとも次の切換接続点のレベルで下流ルート(CLi
    CTSi+1 、CAA)を規定すること、 を特徴とするルーティング方法。
  2. 【請求項2】 リスト(LOA P k 、LOA S i )の前
    記ルーティング目的(OA P k 、OA S i )が、 − 各々の呼出しメッセージの受理時点又はNを予め定
    められた1つの整数としてN個の呼出しメッセージ全て
    を受理した時点で、増分された樹形深さをもつそれぞれ
    のパラメータを除いて最大利得をもつ相容性ある目的と
    各々同一である、1つの目的内のパラメータ数以下の数
    の新しい目的を作り出す段階; − 各々に対してそれと相容性ある通信を論理的に結び
    つけることによって新しい目的のそれぞれの利得を計算
    する段階;及び − 1回の通信について自らの利得とその作成を誘発し
    た目的の利得の差にこの目的に論理的に結びつけられた
    通信回数を乗じたものに等しくかつリストのサイズの数
    値的制限に左右されてあまりにも小さ過ぎるものである
    区分化利得をもつ各々の目的をリストから削除する段
    階; から得られることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 選択段階が、予備的に、その5つのパラ
    メータについて均等な樹形深さ及びグループ別の相容性
    ある目的の分類という下位段階を含み、最大の補正済み
    利得をもつルーティング目的を選択するべく、1つの基
    準グループとの関係において一回の通信について1つの
    区分化利得だけ控除することによって一定の与えられた
    グループの各目的について一回の通信あたりの利得を補
    正することから成ること、 を特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 料金決定情報に左右される実時間で計数
    化されたコストが、 a)相容性ある第2のルーティング目的の下流ルートに
    向かって呼出しを方向づけする、選択された第1の相容
    性ある目的によって規定された下流ルートのオーバーフ
    ローの際、及びb)ルーティング目的の下流ルート上の
    前記接続点上での決定的拒絶の際に、1つのルーティン
    グ目的の利得を変更し、かかるオーバーフローの結果も
    たらされるコストは、その呼出しが第1の目的によって
    規定された下流ルートをとった場合第1の目的の呼出し
    1回あたりの利得に等しい予定された第1の利得と、第
    2の目的によって規定された下流ルート上の呼出しの利
    得に等しい第2の予定された利得との間の差に等しく、
    又前記拒絶の結果もたらされるコストは、この拒絶を引
    き起こした前記目的の呼出し1回あたりの予定の利得に
    等しいことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 実時間で計数化された収入とコストが、
    前記電気通信網内の事象に応じて決定される一定の期間
    (T)が満了した時点で利得値の増分及びこの利得値の
    減分により料金決定情報との関係において各ルーティン
    グ目的について計算されることを特徴とする、請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 実時間で計数化された収入とコストが、
    あらかじめ定められた恒常な期間(T)が満了した時点
    で利得値の増分及びこの利得値の減分により料金決定情
    報との関係において各ルーティング目的について計算さ
    れることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記切換接続点のいくつかの
    ルーティング目的パラメータのうちの1つの樹形が、意
    図的に制限された深さを有することを特徴とする、請求
    項1乃至5のいずれか1甲に記載の方法。
JP5112458A 1992-04-17 1993-04-16 電気通信網のための収益最適化式通信ルーティング Pending JPH0654050A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR929204814A FR2690297B1 (fr) 1992-04-17 1992-04-17 Acheminement de communications a optimisation de revenue pour reseaux de telecommunications.
FR9204814 1992-04-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0654050A true JPH0654050A (ja) 1994-02-25

Family

ID=9429033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5112458A Pending JPH0654050A (ja) 1992-04-17 1993-04-16 電気通信網のための収益最適化式通信ルーティング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5463686A (ja)
EP (1) EP0566209B1 (ja)
JP (1) JPH0654050A (ja)
DE (1) DE69310010T2 (ja)
FR (1) FR2690297B1 (ja)

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2693907B2 (ja) * 1993-12-27 1997-12-24 日本電気株式会社 スタティック・ルーティング方式
SE503022C2 (sv) * 1994-06-15 1996-03-11 Ericsson Telefon Ab L M Distribuerad förbindelsestyrning i telekommunikationsnät
GB9501378D0 (en) * 1995-01-24 1995-03-15 Ibm A system and method for establishing a communication channel over a heterogeneous network between a source node and a destination node
US5734697A (en) * 1995-04-28 1998-03-31 Mci Corporation Method and apparatus for improving telecommunications system performance
US5646986A (en) * 1995-12-29 1997-07-08 At&T Network communication system with global event calendar information and trunk allocation
US6178235B1 (en) * 1996-12-13 2001-01-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Dynamic traffic distribution
US5991310A (en) * 1997-02-26 1999-11-23 Dynamic Telecom Enginering, L.L.C. Method and apparatus for bypassing a local exchange carrier to permit an independent central office to provide local calling services
US6223054B1 (en) 1997-02-26 2001-04-24 Lightsource Telecom, Llc Wireless local loop system utilizing independent central offices located in new residential and commercial developments
US5970130A (en) * 1997-02-26 1999-10-19 Dynamic Telcom Engineering, L.L.C. Independent central office which provides local and long distance calling services to new residential and commercial developments
US6363080B1 (en) 1997-02-26 2002-03-26 Lightsource Telecom Llc Method and apparatus for bypassing a local exchange carrier using analog in-band signaling
US5930348A (en) * 1997-03-20 1999-07-27 Northern Telecom Limited Dynamically controlled routing of calls in intelligent networks
US5966372A (en) * 1997-07-01 1999-10-12 Omnipoint Technologies, Inc. Methods for resource control in a non-unitary service system
DE19729629A1 (de) * 1997-07-10 1999-01-14 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Generierung mindestens einer Teil-Routing-Tabelle zwischen mindestens einem Quellknoten und mindestens einem Zielknoten in einem Telekommunikationsnetzwerk
DE19743361C2 (de) 1997-09-30 2001-02-01 Siemens Ag Verfahren zur Leitwegsuche in Telekommunikationsnetzen
US6363334B1 (en) * 1998-11-05 2002-03-26 Lucent Technologies Inc. Linear programming method of networking design for carrying traffic from endnodes to a core network at least cost
US6640249B1 (en) 1999-08-31 2003-10-28 Accenture Llp Presentation services patterns in a netcentric environment
US6601234B1 (en) 1999-08-31 2003-07-29 Accenture Llp Attribute dictionary in a business logic services environment
US6715145B1 (en) 1999-08-31 2004-03-30 Accenture Llp Processing pipeline in a base services pattern environment
US6578068B1 (en) 1999-08-31 2003-06-10 Accenture Llp Load balancer in environment services patterns
US6615253B1 (en) 1999-08-31 2003-09-02 Accenture Llp Efficient server side data retrieval for execution of client side applications
US6571282B1 (en) 1999-08-31 2003-05-27 Accenture Llp Block-based communication in a communication services patterns environment
US6640238B1 (en) 1999-08-31 2003-10-28 Accenture Llp Activity component in a presentation services patterns environment
US6601192B1 (en) 1999-08-31 2003-07-29 Accenture Llp Assertion component in environment services patterns
US6636242B2 (en) 1999-08-31 2003-10-21 Accenture Llp View configurer in a presentation services patterns environment
US6502213B1 (en) * 1999-08-31 2002-12-31 Accenture Llp System, method, and article of manufacture for a polymorphic exception handler in environment services patterns
US6954220B1 (en) 1999-08-31 2005-10-11 Accenture Llp User context component in environment services patterns
US6549949B1 (en) 1999-08-31 2003-04-15 Accenture Llp Fixed format stream in a communication services patterns environment
US6339832B1 (en) * 1999-08-31 2002-01-15 Accenture Llp Exception response table in environment services patterns
US7289964B1 (en) 1999-08-31 2007-10-30 Accenture Llp System and method for transaction services patterns in a netcentric environment
US6842906B1 (en) 1999-08-31 2005-01-11 Accenture Llp System and method for a refreshable proxy pool in a communication services patterns environment
US6742015B1 (en) 1999-08-31 2004-05-25 Accenture Llp Base services patterns in a netcentric environment
US6640244B1 (en) 1999-08-31 2003-10-28 Accenture Llp Request batcher in a transaction services patterns environment
AU2001272428B2 (en) * 2001-05-28 2007-01-04 Nokia Corporation Optimal routing when two or more network elements are integrated in one element
US20030033238A1 (en) * 2001-08-09 2003-02-13 Lawrence Oskielunas System, method and article of manufacture for auctioning in a data network environment
JP4070529B2 (ja) * 2002-07-15 2008-04-02 パイオニア株式会社 情報記録装置及び方法、並びに波形データ生成装置及び方法
FR2844944B1 (fr) * 2002-09-23 2005-01-14 Cit Alcatel Dispositif et procede de planification de configuration d'un reseau de communications par prevision d'evolution
US20050007997A1 (en) * 2003-07-09 2005-01-13 Blaise Morton Distributed control method and system to route flows on netwowrks
US8300798B1 (en) 2006-04-03 2012-10-30 Wai Wu Intelligent communication routing system and method
US20090006229A1 (en) * 2007-06-28 2009-01-01 Embarq Holdings Company, Llc System and method for telephony billing codes
US8355486B2 (en) 2007-10-31 2013-01-15 Centurylink Intellectual Property Llc System and method for inbound call billing
US8098584B2 (en) * 2009-08-07 2012-01-17 Microsoft Corporation Optimization of traffic routing for data center services

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1118084A (en) * 1979-06-22 1982-02-09 Edmund Szybicki Alternate routing for a telephone system
US4577066A (en) * 1983-08-03 1986-03-18 At&T Bell Laboratories Telephone interexchange call routing
US4669113A (en) * 1985-04-26 1987-05-26 At&T Company Integrated network controller for a dynamic nonhierarchical routing switching network
US4756019A (en) * 1986-08-27 1988-07-05 Edmund Szybicki Traffic routing and automatic network management system for telecommunication networks
FR2610161B1 (fr) * 1987-01-23 1994-03-25 Telic Alcatel Procede de routage des communications pour reseau d'autocommutateurs temporels numeriques
US4788721A (en) * 1987-12-09 1988-11-29 Bell Communications Research, Inc. Routing of network traffic
US4873517A (en) * 1988-06-23 1989-10-10 International Business Machines Corporation Method for selecting least weight end node to end node route in a data communications network
US4931941A (en) * 1988-07-25 1990-06-05 Bell Communications Research, Inc. Adaptive routing of network traffic
JPH02142259A (ja) * 1988-11-24 1990-05-31 Toshiba Corp 経路決定方式
CA2002613C (en) * 1988-12-05 1996-02-27 Hisao Yamamoto Adaptive routing control method
US4979118A (en) * 1989-03-10 1990-12-18 Gte Laboratories Incorporated Predictive access-control and routing system for integrated services telecommunication networks
US5142570A (en) * 1990-06-15 1992-08-25 Bell Communications Research, Inc. Routing of network traffic using discrete traffic measurement data
US5359649A (en) * 1991-10-02 1994-10-25 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Congestion tuning of telecommunications networks

Also Published As

Publication number Publication date
DE69310010T2 (de) 1997-11-20
FR2690297A1 (fr) 1993-10-22
EP0566209B1 (fr) 1997-04-23
US5463686A (en) 1995-10-31
DE69310010D1 (de) 1997-05-28
FR2690297B1 (fr) 1994-06-10
EP0566209A1 (fr) 1993-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0654050A (ja) 電気通信網のための収益最適化式通信ルーティング
US5781624A (en) Method for sharing network resources by virtual partitioning
JP2981166B2 (ja) 通信ネットワークにおける中継線選択および経路選択のパラメータの自動提供装置とその方法
US6400687B1 (en) ATM network management
JP3159927B2 (ja) 網動作方法、要求経路方法並びにルーティング及び承認制御する方法
US4756019A (en) Traffic routing and automatic network management system for telecommunication networks
EP0629065A2 (en) Traffic management in packet communications networks
US6141410A (en) Routing traffic in a node of a telecommunication network
Wong et al. Analysis of rerouting in circuit-switched networks
Ormeci Dynamic admission control in a call center with one shared and two dedicated service facilities
WO1997048214A2 (en) Atm network management
CA2299885C (en) Success-to-the top class of service routing
US5805681A (en) Systems and methods for estimating a blocking probability
Gawlick et al. Routing and admission control of virtual circuits in general topology networks
Kemelbekova et al. The method of allocating channel resources on the atm network
Lai et al. A novel admission control for fairly admitting wideband and narrowband calls
JPH1098525A (ja) ネットワークのモデル化方法
US7054425B2 (en) Modular system for managing service calls, in particular telecommunication service calls
Yokoi et al. Grade of service in the ISDN era
Dravida et al. Analysis and engineering of a voice/data packet multiplexer
McGregor et al. Performance modeling of high probability call-completion features
JP3432385B2 (ja) 仮想の区画化によってネットワーク資源を共有するための方法
Angelin On the properties of a congestion control mechanism for signaling networks based on a state machine
Larsson et al. A study of a distributed approach for VPC network management
Gonzalez-Ortega et al. Loss differentiation in OBS networks without wavelength-conversion capability

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030218