JPH0653209U - 雪路の脱出具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目 的】雪路の深雪又は、凍結等悪状況下で、車がス
リツプをして前、後進不能になつた時、車輪の前、後部
分何れかに敷設して、車輪と接地面との摩擦を大きくし
てスリツプを解消し、車を脱出、進行可能にする。本考
案は、脱出具本体が使用中に、車輪の回転で、はね飛ば
されないように摩擦の効果をあげ、安全性を高める為の
物である。 【構 成】本体ベルト１とＵ型爪金２との組合せで成
り、全長約７０ｃｍ、巾約１８ｃｍの平型ベルトを二等
分して、連結リング５で折たためるようにする。そして
これに、約２ｍｍ厚位の鋼板で長さ１８ｃｍ、巾約５ｃ
ｍ、爪の高さ約１．５ｃｍのＵ型爪金を、本体ベルトを
はさんで上、下一対にして約６個所にリベツト３で固定
して完成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本考案は、雪路の脱出具である、冬期、車が積雪の凍結等悪路でスリップ して前、後進が不能になつた時、車輪の下部に敷設してスリップ止めにし前、後 進を可能にする脱出具である。 【従来の技術】 既製の脱出具は、鋼板をプレスし、箱型にして、前、後部には爪をつけ、 本体の中間部には、数個所に半球体状の凹凸をつけた爪で車のスリツプ止めにし た物がある。 又、車輪に滑り止めのチエーンバンドを付けたり、チエーンを装備している。 【考案が解決しようとする課題】 従来の脱出具については、使用中、時々車輪の回転で、脱出具本体が巻込 まれて滑り、後方に、はね飛ばされて非常に危険な状態になる時がある。 又、滑り止めのバンドチエーン及びチエーンは、取付け、取外しが面倒で、わず らわしい、又、通常の脱出具は、箱型の為、凍結、深雪等の場合には、摩擦面が 少なく滑り易い、又、数個所についている凹凸型の爪部は、半球体状で滑り易い 。又、脱出具本体が、鋼板である為、悪路のわだち凹凸に対して、なじみ難く接 地部の摩擦が少なくて滑り易い。 【課題を解決する為の手段】 本考案は、脱出具本体を平型ベルトにして柔軟性をもたせて接地状態を良 くし、又、爪部を従来品より数量を増し、平らなキャタビラ状になるように数個 所並列にして固定し、車輪と凍結路面との接地面を大きくし、摩擦を大にして滑 り難くし、本体をはね飛ばされないようにした。 即ち、爪部の形状を変え、又、数量を増して摩擦面を大きく強化した。 【作 用】 本考案の脱出具は、本体ベルト（１）が、平型で全長約７０ｃｍ，巾約１ ８ｃｍで、中央部で二等分にして、連結リング（５）で折たたみが出来る。 Ｕ型爪金（２）は、２ｍｍ厚の鋼板で第四図の様に長さ約１８ｃｍ，巾約５ｃｍ ，爪の高さ約１．５ｃｍ山型の爪になる。 このＵ型爪金（２）は、約１２個を同一に作る。 次に、第三図の様に本体ベルト（１）をはさんで、上、下各々爪部を上向きに相 対してリベツト（３）止めにする、又、これは両側端部を基点にして約８ｃｍ位 の等間隔をおいて同じ要領で６個所に取付る。 本体ベルト（１）の中央部を二等分して切離し、鳩目（４）と連結リング（５） で折たためる様にして完成する。 【実 施 例】 本考案の脱出具は、前輪駆動車は前輪に、後輪駆動車には後輪に使用する 、それは積雪の悪路又は、凍結路でスリツプをして、前、後進不能になつた時、 出来るだけ車輪の前のわだちを平らにして、車輪に密着させる様に敷設し、スロ ー回転で始動し、スリツプ個所から脱出する。 泥沼地、砂地の場合も同様に使用できるし、又、本考案の脱出具は、ベルトを長 くして、Ｕ型爪金の数量を変えると長短自由である。 【考案の効果】 １ 、本考案は、スリツプ止めの爪部が、従来品よりも多数で、車輪と路 面に対する接触部が直角になり、上下でガツシリかみあうので、脱出具本体を、 はね飛ばす危険度が減少され安全性が高い。 ２ 、本考案は、柔軟性があつて路面の凹凸に対応し易く、車輪と路面と の接触、摩擦が大きくなり、効率よく脱出効果を高めることが出来る。 ３ 、本考案は、泥沼地、砂地でスリツプした場合も使用できるし、又、 ベルトの長さ、巾を変えたり、Ｕ型爪金の数量を変えると長短、巾は自由に出来 る特長がある。

【図面の簡単な説明】 第一図 正面図、（背面も同一に表れる） 第二図 平面図、（底面も同一に表れる） 第三図 左側面図、（右側面も同一に表れる） 第四図 Ｕ型爪金（２）の片方拡大図 【符号の説明】 １ 、 本体ベルト ２ 、 Ｕ型爪金 ３ 、 リベツト ４ 、 鳩 目 ５ 、 連結リング ６ 、 リベツト穴

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【手続補正書】 【提出日】平成５年１１月１９日 【手続補正１】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】全図 【補正方法】変更 【補正内容】 【第一図】 【第二図】 【第四図】 【第三図】

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項 １ 】 本考案は、本体ベルト（１）に、Ｕ
   型爪金（２）を拾数個、ベルトをはさんで上、下一対に
   して第三図のように、ベルトの両面に間隔をあけて並列
   にし、リベツトで固定させ、平型のキャタビラ状にし
   た、ベルトとＵ型爪金を組合せた雪路の脱出具の形状。