JPH0652846U - 防臭マスク - Google Patents
防臭マスクInfo
- Publication number
- JPH0652846U JPH0652846U JP4578592U JP4578592U JPH0652846U JP H0652846 U JPH0652846 U JP H0652846U JP 4578592 U JP4578592 U JP 4578592U JP 4578592 U JP4578592 U JP 4578592U JP H0652846 U JPH0652846 U JP H0652846U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorant
- mask
- air
- filter
- powder
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- Pending
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- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 マスク着用者が呼吸すると、その空気に含ま
れている臭気成分が消臭フィルタで濾過され、臭気を消
すので、呼吸に際し不快感がない防臭マスクを提供す
る。 【構成】 ニンジン、セリ、パセリなどのようなセリ科
植物の葉、茎、及び場合により根を乾燥して得た消臭性
粉末4をガーゼ、綿などのようなな空気透過性材料で作
った袋体3に入れて消臭フィルタ2とし、この消臭性フ
ィルタを通気性マスク本体1に挾み込んで成る防臭マス
ク。
れている臭気成分が消臭フィルタで濾過され、臭気を消
すので、呼吸に際し不快感がない防臭マスクを提供す
る。 【構成】 ニンジン、セリ、パセリなどのようなセリ科
植物の葉、茎、及び場合により根を乾燥して得た消臭性
粉末4をガーゼ、綿などのようなな空気透過性材料で作
った袋体3に入れて消臭フィルタ2とし、この消臭性フ
ィルタを通気性マスク本体1に挾み込んで成る防臭マス
ク。
Description
【0001】
本考案は、空気に含まれる臭気を呼吸に際し除去することができる防臭マスク に関するものである。
【0002】
例えば室内に臭気がある時に、これを除去するための器材としては、活性炭の ような吸着剤を用いるもの、或いは芳香性揮発物質を用いるものなどがある。前 者は、活性炭そのものの吸着能がすぐれていることは事実であるが、例えば室内 に漂う臭気を消そうとすれば、長時間をかけなければ所期の目的を達成できない ので、即効性の点では全く不満である。また後者は、例えば芳香性物質をいれて ある容器の蓋をとれば直ちに空気中に芳香が漂って、異臭が消えたかのように感 じられるが、芳香に対する好みは個人差があるため、人によっては却って不快を もよおすことがあり、万能ではない。
【0003】 さらに、特に最近必要性が増えている老人介護者にとっての悩みは、被介護者 から発せられる特有の臭気である。このような臭気は、上記のような吸着物質や 芳香性物質を用いても消えるものではなく、特に被介護者の至近距離に長い時間 いる時は耐えがたい不快感さえもよおす。タオルを口に巻いたり、通常のマスク をしても、呼吸をするたびに臭気は鼻をつく。
【0004】
従って本考案は、このような周囲環境から来る臭気を呼吸作用により除去して 呼吸者が臭気を吸い込まないようにする防臭マスクを提供することを課題として なされたものである。
【0005】
このため本考案の防臭マスクは、セリ科植物一般、例えばセリ、ミツバ、セロ リ、パセリ、ニンジン、ウイキョウ、センキュウ、トウキ、マルバトウキなどの 葉、茎、及び、場合により根、などを加熱又は凍結により脱水乾燥して得た消臭 力ある粉末を空気透過性あるフィルム、通気性紙、不織布、ガーゼ、布、綿、化 学繊維集塊、天然又は人口皮革などから成る袋体に収容して消臭フィルタを形成 し、この消臭フィルタを通気性あるマスク本体に挾んで構成されたものである。
【0006】 前記のような消臭性粉末は、空気中に含まれる一般の臭気物質に作用してこれ を破壊又は分解する能力が認められており、特にインドールとかスカトールなど のような悪臭物質を除去する能力があることが認められる。従って、介護者がこ の消臭性粉末を挾んだマスクをかけて被介護者に接した時は、普通に呼吸をすれ ば悪臭物質を含んだ空気が消臭フィルタを通過する間に、悪臭物質は即効的に濾 去され、クリーンな空気だけが鼻孔に入るから、従来耐えがたいとされていた環 境に長くいても、呼吸に苦痛を感じることがなくなる。
【0007】 本考案者は、先にセリ科植物、特に上記したような種類のもの、最も好適には ニンジンの葉、茎が特有の消臭活性成分を含有しており、これら植物を加熱乾燥 して得られる粉末がすぐれた消臭作用を発揮することを見出している(特公昭6 1−40646)。同様な消臭性粉末は、上記セリ科植物をその消臭活性成分を 損なわないように凍結乾燥しても得られることがその後本考案者により見出され ている。いずれにしても、本考案はこのようにして得られた消臭性粉末を消臭フ ィルタとしマスクに挾み込んで、特に老人介護や、その他強い不快臭を発する環 境から嗅覚を防護することを意図したものであり、原料が比較的安価であること と、消臭作用を起こす原動力として呼吸作用を利用することから、きわめて安価 な防臭資材を提供することができる利点がある。
【0008】
図面を参照して本考案の実施例について説明する。図1は本考案に係る防臭マ スクの一実施例を示す斜視図、図2は図1のA−A線における断面図である。本 考案の防臭マスクは、外側が通常のガーゼなどのような通気性材料から成るマス ク本体1でできており、その中に本考案に係る消臭フィルタ2が挾み込まれてい る。消臭フィルタ2はマスク本体1の全面積を占める必要はなく、その一部、特 に鼻及び口で呼吸をする時に空気が通過するマスクの領域を実質的にカバーする 大きさであれば足りるが、多少大きめの方が呼吸作用以外で侵入してくる臭気の 防除にも役立つ。
【0009】 消臭フィルタ2は、空気透過性があるプラスチックフィルム、紙、不織布、ガ ーゼ、布、綿、化学繊維集塊、天然又は人口皮革等々から成る透過性袋体3の中 に、前記のような特定植物からの消臭性粉末4を入れて形成されるもので、好適 には、目の細かいガーゼに綿の層を薄く内張りした袋体3に消臭性粉末4を入れ て、袋体3の上下又は左右を図2に示すような束縛手段5で固定するようにした ものがよい。束縛手段5は、好適に縦横の縫い目(ステッチ)とすればよい。
【0010】 消臭フィルタ2は、普通の通気性マスク本体1の中に挾み込まれる。消臭フィ ルタの周縁をマスク本体と共に縫合して、フィルタが所定位置からずれないよう にすることが好ましい。なお、図2の断面図は、図示を明瞭にするように、消臭 フィルタ及びマスク本体とも、かなり厚みのあるものとして示してあるが、実際 の消臭フィルタはもっと薄いものでよく、せいぜい5ミリ厚程度あれば普通の用 途には十分である。もし、周囲の悪臭が強力であるような環境で使用する時は、 消臭フィルタを厚くするか、薄いフィルタを2枚又はそれ以上重ねて使用するか すればよい。
【0011】 本考案の防臭マスクをかけて呼吸をすると、図2に矢印aで示すような外部の 空気がマスクに吸い込まれ、その中の悪臭成分は消臭フィルタの消臭性粉末4に よって分解除去されて、きれいな空気a’だけがマスク装着者の鼻又は口に入る から、装着者は周囲環境の悪臭から守られる。反対に、例えば口臭の強い人が本 考案のマスクをかけて他人に接すれば、吐き出された息の中に含まれる悪臭は消 臭フィルタを通過する時に除去されるから、至近距離でも他人に不快感を及ぼす おそれはない。
【0012】 本考案の防臭マスクは、以上に述べた老人介護だけでなく、周囲から発する強 い臭気の中で使用するのに適しており、単にマスクをかけて呼吸作用をするだけ でマスクを通過する空気を即効的に浄化することができ、不快感を防ぐことがで きる。例えば、死体解剖作業や、動物生体実験、汚泥処理作業、ゴミ焼却作業な どの現場で本考案の防臭マスクを使用すれば、強烈な不快臭から嗅覚を守ること ができ、作業に集中することが容易となる。
【0013】
以上説明のように本考案によれば、特定植物起源の消臭性粉末を透過性袋体に 包んで消臭フィルタとし、これを通気性マスク本体に挾み込んで防臭マスクとし たから、マスク着用者が空気を吸い込むと消臭フィルタを通る時に臭気成分が除 去されて即効的にきれいな空気となり、マスク着用者の嗅覚を保護することがで きる効果がある。周囲環境そのものの悪臭を除去するのに過大な費用を要するよ うな場合でも、本考案の防臭マスクを用いれば、低廉な費用で不快環境での作業 を快適なものに変えることができる効果がある。また、本考案で用いる消臭性粉 末はそれ自体特有の臭いを発するものではないので、従来の芳香剤入りのマスク などのように、いわば悪臭をほかの臭いでゴマカスのとは異なり、真に空気本来 の清浄な状態に戻すことができる効果があり、どこでも、誰でも広く安価に利用 することができる利点がある。
【図1】図1は本考案に係る防臭マスクの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A線における断面図で、本考
案に係る消臭フィルタの詳細を示している。
案に係る消臭フィルタの詳細を示している。
1…通気性マスク本体 2…消臭フィルタ 3…透過性袋体 4…消臭性粉末 5…束縛手段
Claims (4)
- 【請求項1】 セリ科植物を乾燥して得た消臭性粉末
を、空気透過性材料製の袋体に収容して消臭フィルタを
形成し、このフィルタを通気性マスク本体の中に挾み込
んで成る防臭マスク。 - 【請求項2】 前記セリ科植物がニンジンの葉及び茎で
ある請求項1に記載の防臭マスク。 - 【請求項3】 前記消臭性粉末がニンジンの葉及び茎を
加熱又は凍結乾燥して得られたものである請求項1に記
載の防臭マスク。 - 【請求項4】 前記空気透過性材料は、空気透過性があ
るプラスチックフィルム、紙、不織布、ガーゼ、布、
綿、化学繊維集塊、天然又は人口皮革の中から選ばれる
請求項1に記載の防臭マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4578592U JPH0652846U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 防臭マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4578592U JPH0652846U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 防臭マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652846U true JPH0652846U (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=12728941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4578592U Pending JPH0652846U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 防臭マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652846U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019123902A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | アルミニウム合金熱間鍛造品の製造方法 |
JP3222788U (ja) * | 2018-11-07 | 2019-08-29 | 雅巳 梶田 | ダブルマスク+消臭剤2コセット入りの新しいタイプのダブルマスクのマスク |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP4578592U patent/JPH0652846U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019123902A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | アルミニウム合金熱間鍛造品の製造方法 |
JP3222788U (ja) * | 2018-11-07 | 2019-08-29 | 雅巳 梶田 | ダブルマスク+消臭剤2コセット入りの新しいタイプのダブルマスクのマスク |
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