JPH0651828U - 容積流量計 - Google Patents

容積流量計

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JPH0651828U
JPH0651828U JP8709892U JP8709892U JPH0651828U JP H0651828 U JPH0651828 U JP H0651828U JP 8709892 U JP8709892 U JP 8709892U JP 8709892 U JP8709892 U JP 8709892U JP H0651828 U JPH0651828 U JP H0651828U
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JP8709892U
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研二 照山
清人 五味
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トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は非潤滑性流体の流量計測するのに好
適な容積流量計を提供することを目的とする。 【構成】 流量計1は回転軸7a,7bに支持された一
対のロータ6a,6bの回転により流量を計測する。回
転軸7a,7bは一端がスラスト軸受部8a,8bに軸
承され、他端が軸受機構19a,19bにより軸承され
ている。軸受機構19a,19bは、回転軸7a,7b
の他端を軸方向より軸承する第1のスラスト軸受20
と、スラスト軸受20の位置を調整する調整機構21
と、回転軸7aの他端を回転方向より軸承するラジアル
軸受22と、微小な隙間Saを介して対向する第2のス
ラスト軸受23とよりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は容積流量計に係り、特に非潤滑性流体の流量計測するのに好適な容積 流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば容積流量計の一種として、複数の歯を有する一対のロータを噛合させた 構成の容積流量計が知られている。
【0003】 この種の容積流量計は、ケーシングの計量室に回転自在に設けられた一対のロ ータが計量室内を流れる流量に応じた回転数で回転し、ロータの回転を検出して 流量を計測するようになっている。そして、この種の容積流量計に使用されるロ ータは、例えば4つの歯を有し他のロータの歯と噛み合うように組み込まれる。 一対のロータは、流体の脈動を抑えるため、複数の歯がヘリカル状(螺旋状)に 形成されている。さらに、上記一対のロータは、端部がスラスト軸受に軸承され た回転軸により支持され、他のロータの歯と噛み合う歯により一方のロータの駆 動力が他方のロータに伝達されて、歯が他のロータに接触したまま回転する。従 って、歯がヘリカル状(螺旋状)に形成されたロータの場合、ヘリカル状の歯と 歯とが噛合して回転する際、その駆動力は回転方向の分力と軸方向の分力とに分 解できるため、ロータの回転に伴って回転軸の軸方向にも押圧力が作用する。
【0004】 そのため、従来は回転軸の端部を軸方向より軸承するスラスト軸受が設けられ ていた。このように容積流量計に組み込まれたスラスト軸受としては、例えば スラストつば軸受、スラスト玉軸受、スラストころ軸受等が使用されている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記,,のスラスト軸受は、いずれも潤滑が必要である。そ のため、上記,,のスラスト軸受が用いられた従来の容積流量計では、例 えば石油化学製品等の非潤滑性流体あるいは腐食性流体を計測する場合、潤滑不 足により回転軸の抵抗が増加してスラスト軸受が磨耗しやすくなり、耐久性に劣 るといった課題がある。
【0006】 さらには、スラスト軸受が磨耗した場合、回転軸及びロータが安定回転できな いので、ロータとケーシング内壁との隙間がばらついて器差特性が劣化するとい った課題が生ずる。
【0007】 又、ロータをケーシング内に組み込む際、ロータとケーシング内壁との隙間を 微小な寸法に保つことが難しく、組み付け作業に神経を使い能率良く組み付ける ことができなかった。
【0008】 そこで、本考案は上記課題を解決した容積流量計を提供することを目的とする 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1の考案は、ケーシングの計量室内で互いにヘリカル状の歯を噛合 させる一対のロータと、 該一対のロータの夫々を回転自在に支持する回転軸と、 該回転軸の端部に突出して設けられた第1の軸受部材と、 該第1の軸受部材の端部を軸方向から回転自在に軸承する第2の軸受部材と、 前記第1の軸受部材に対する前記第2の軸受部材の軸方向の位置を調整する調 整手段と、 よりなる容積流量計。
【0010】 又、請求項2の考案は、前記第1の軸受部材又は前記第2の軸受部材のいずれ か一方の端面を球面状に形成してなる。
【0011】 又、請求項3の考案は、前記一対のロータの端面に第3の軸受部材を設け、 前記ロータの端面と前記計量室内壁との隙間より小さい微小な隙間を介して該 第3の軸受部材に近接対向する第4の軸受部材を前記計量室内壁に設けてなる。
【0012】
【作用】
請求項1によれば、回転軸の端部に設けられた第1の軸受部材と、第1の軸受 部材の端部を軸方向から回転自在に軸承する第2の軸受部材と、により回転軸が 軸承されるため、非潤滑性流体あるいは腐食性流体を計測する場合でも軸受の磨 耗が防止され耐久性が向上する。さらに、回転軸の端部を軸承する第2の軸受部 材の回転軸に対する位置を調整することができるので、ロータと計量室内壁との 隙間を微小な寸法に保ように容易に組み込むことができ、器差特性の劣化を防止 できる。
【0013】 請求項2によれば、第1の軸受部材又は第2の軸受部材のいずれか一方の端面 を球面状に形成することにより、回転軸の回転抵抗を小さくして流量計測による 軸受部材の磨耗を減らして耐久性を高められる。
【0014】 請求項3によれば、一対のロータの端面及び計量室内壁に近接対向する第3, 第4の軸受部材が設けられているので、第1,第2の軸受部材が磨耗した場合、 第3,第4の軸受部材が摺接して回転軸を軸承し、一対のロータの端面が計量室 内壁に摺接することが防止される。
【0015】
【実施例】
図1乃至図3に本考案になる容積流量計の一実施例を示す。
【0016】 各図中、容積流量計1は、大略、長円形状の計量室2を有するケーシング3と 、計量室2をケーシング3の両側面3a,3bから塞ぐように取付けられた側板 4,5と、計量室2内に回転自在に設けられ互いに噛合する4葉のロータ6a, 6bと、ロータ6a,6bの中央貫通孔に挿通された回転軸7a,7bと、より なる。
【0017】 ケーシング3は計量室2の上流側に連通する流入路36と、計量室2の下流側 に連通する流出路37とを有し、流量計測時、ロータ6a,6bは流入路36か ら流入して流出路37へ流出する流量に応じた回転数で回転する。
【0018】 一対のロータ6a,6bは同一歯形形状に加工され、夫々回転方向に所定角度 捩られた4枚の捩れ歯6a1 〜6a4 及び6b1 〜6b4 を有しており、対応す る捩れ歯同志が噛合することにより、両ロータ6a,6bは例えばタイミングギ ア等の補助回転手段の助けをかりなくても互いに同期して滑らかに回転する。
【0019】 側板4に穿設された貫通孔4a,4bには、上記回転軸7a,7bの一端を軸 方向より軸承するスラスト軸受部8a,8bと、回転軸7a,7bの一端の回転 方向より軸承するラジアル軸受9a,9bとを有する。スラスト軸受部8a,8 bは耐蝕性、耐磨耗性に優れた超硬合金、セラミックス等により形成され、ラジ アル軸受9a,9bは耐蝕性、耐磨耗性に優れたカーボン材等により形成されて いる。
【0020】 又、スラスト軸受部8a,8bは、回転軸7a,7bの一端に嵌合するように 設けられ、側板4のロータ6a,6bに対向する端面に埋設された環状の軸受部 材10a,10bと、ロータ6a,6bの端面に埋設された環状の軸受部材11 a,11bとよりなる。
【0021】 又、側板4の貫通孔4aに挿通された回転軸7aの一端には、回転検出用の磁 石を保持する磁石ホルダ12がボルト13により固着されている。側板4の表面 4bには、貫通孔4aを覆うようにセンサホルダ14が取り付けられ、センサホ ルダ14の端部には流量指示部15が取り付けられている。
【0022】 従って、側板4はセンサホルダ14内に収納された磁気センサ(図示せず)が 回転軸7aの回転を検出できるように取付ボルト16によりケーシング3の側面 3aに固定される。よって、ロータ6a,6bの回転は、センサホルダ14内に 収納された磁気センサにより検出され、この磁気センサから出力されたパルスに 基づいて流量指示部15内に収納された演算回路(図示せず)は流量を演算し、 表示する。
【0023】 上記側板4と反対側の側板5は計量室2の内壁となるように設けられており、 取付ボルト18によりケーシング3の側面3bに固定されている。さらに、ケー シング3の側面3bには側板5を覆うカバー17が取付ボルト16により固定さ れる。
【0024】 側板5の中央部には、回転軸7a,7bの他端を軸承する軸受機構19a,1 9bが設けられている。尚、軸受機構19aと19bとは同一構成であるので、 以下一方の軸受機構19aについて説明し、他方のスラスト軸受機構19bの説 明を省略する。
【0025】 図4に示すように、軸受機構19aは、回転軸7aの他端を軸方向より軸承す る第1のスラスト軸受20と、スラスト軸受20の位置を調整する調整機構21 と、回転軸7aの他端を回転方向より軸承するラジアル軸受22と、微小な隙間 Saを介して対向する第2のスラスト軸受23とよりなる。尚、第1のスラスト 軸受20及び第2のスラスト軸受23は耐蝕性、耐磨耗性に優れた超硬合金、セ ラミックス等により形成され、ラジアル軸受22は耐蝕性、耐磨耗性に優れたカ ーボン材等により形成されている。
【0026】 第1のスラスト軸受20は、回転軸7aの他端に設けられた第1のスラスト軸 受部材24と、このスラスト軸受部材24が摺接する第2のスラスト軸受部材2 5とよりなる。スラスト軸受部材24,25は、例えば耐蝕性、耐磨耗性を有す る超硬合金又はセラミックスを小径な円柱状に加工してなる。又、スラスト軸受 部材24,25は、夫々直径の小さい円柱状に形成され、且つ互いに摺接する一 方の端面(本実施例では、スラスト軸受部材24の端面)が球面形状となってい る。これにより、スラスト軸受部材24と25との接触面積が小さくなり、ロー タ6aの回転抵抗が減少する。
【0027】 又、スラスト軸受部材24は、回転軸7aの他端に螺合するブッシュ26の端 部に開口する取り付け孔26aに埋設されており、ブッシュ26は圧入により回 転軸7aの端部に設けられた孔7cに固定されている。尚、ブッシュ26はスラ スト軸受部材24が圧入される取り付け孔26aに軸方向より連通する貫通孔2 6bが穿設されている。そのため、磨耗したスラスト軸受部材24を新品と交換 する際は、ブッシュ26の外周に螺合するナット27を締め付け方向に回すこと により、回転軸7aに圧入されたブッシュ26が回転軸7aの端部に設けられた 孔7cより抜け出す。そして、ブッシュ26が回転軸7aより取り出されると、 ブッシュ26の貫通孔26bに棒(図示せず)を挿入して取り付け孔26aに設 けられたスラスト軸受部材24を容易に押し出すことができるので、交換作業が 簡単に行える。
【0028】 調整機構21は、側板5の取付部5aに取付ボルト28により固定された軸受 ホルダ29と、軸受ホルダ29に螺合しナット30により固定された調整ネジ3 1と、よりなる。上記スラスト軸受部材25は、調整ネジ31の一端に埋設され ており、調整ネジ31の他端には、スパナ等の工具(図示せず)が係合できるよ うに断面が四角形状となるよう面取りされた係合部31cが設けられている。又 、調整ネジ31はスラスト軸受部材25が圧入される取り付け孔31aに軸方向 より連通する貫通孔31bが穿設されている。そのため、磨耗したスラスト軸受 部材25を新品と交換する際は、上記スラスト軸受部材24の場合と同様に貫通 孔31bに棒(図示せず)を挿入して取り付け孔31aに設けられたスラスト軸 受部材25を容易に押し出すことができるので、交換作業が簡単に行える。
【0029】 従って、組立時は、上記ナット30をゆるめてスパナ等の工具により調整ネジ 31を回すことにより、ロータ6aが軽い力で回転できるように回転軸7aの他 端に設けられたスラスト軸受部材24に対するスラスト軸受部材25の押圧力が できるだけ小さくなり、且つ回転軸7aががたつきなく回転できるようにスラス ト軸受部材25を保持する調整ネジ31の位置を調整する。又、流量計測が継続 されてスラスト軸受部材24,25が磨耗しても、定期的に調整ネジ31を回し てスラスト軸受部材24と25との接触圧が一定となるように調整できる。
【0030】 又、第2のスラスト軸受23は、ロータ6aの段部32に圧入された環状のス ラスト軸受部材33と、側板5の内壁の段部34に圧入された環状のスラスト軸 受部材35とよりなり、通常は微小な隙間Saを介して近接対向している。この 隙間Saは、ロータ6aの端面と側板5の内壁との隙間Sbよりも小さくなるよ うに設定されている(Sa<Sb)。
【0031】 従って、通常の流量計測時は、上記スラスト軸受部材33と35とが非接触で あるが、Sa<Sbであるので前述したスラスト軸受部材24,25が磨耗して 回転軸7aが軸方向にがたついた場合、ロータ6aの端面と側板5の内壁とが接 触する前にスラスト軸受部材33と35とが接触して回転軸7aのスラスト方向 の荷重を支えることができる。
【0032】 よって、上記第1のスラスト軸受20が異常に磨耗しても第2のスラスト軸受 23により回転軸7aが軸承されるため、次の点検時にスラスト軸受部材24, 25を交換するまで、ロータ6aの端面がケーシング3の内壁に接触して流量計 測できなくなることが防止され、そのまま流量計測を継続することができる。
【0033】 38はパイプ状の第1の間座で、内周が回転軸7aに嵌合し、外周がスラスト 軸受部材33に嵌合しており、回転軸7aの段部39とラジアル軸受22との間 に介在するように設けられている。
【0034】 40はパイプ状の第2の間座で、ナット27とラジアル軸受22との間に介在 するよう回転軸7aに嵌合している。従って、ラジアル軸受22は、上記第1の 間座38と第2の間座40との間に位置するため、第1,第2の間座38,40 により回転軸7aに対する軸方向の位置が決まる。尚、上記ラジアル軸受22が カーボン材等の低摩擦材により一体成形されているブッシュ形により構成する場 合は、上記第1,第2の間座38,40を省略してもよい。
【0035】 又、流量計測時、ケーシング3の流入路36を通過して計量室2内に流入した 流体は、ロータ6a,6bを夫々図3中反時計方向及び時計方向に回動変位させ る。さらに、ロータ6a,6bの各歯と歯との間に流入した流体はロータ6a, 6bの回転とともに流出路37の方に運ばれ、さらに流出路37を介して流出す る。
【0036】 一対のロータ6a,6bは夫々回転方向に所定角度捩られた4枚の捩れ歯6a 1 〜6a4 及び6b1 〜6b4 を有しており、対応する捩れ歯同志が噛合するこ とにより回転するため、図5に示すように、捩れ歯6a1 〜6a4 の捩じれ角を βとすると、捩れ歯6a1 〜6a4 から伝達される回転力Nは回転方向に対して 角度βずれた方向に作用する。そのため、ロータ6a,6bの回転力Nは、軸方 向の分力Fa(=Ncosβ)と回転方向の分力Fb(=Nsinβ)とに分解 される。
【0037】 従って、流量計測時、ロータ6a,6bの回転により、上記軸方向の分力Fa が回転軸7a,7bにスラスト荷重が作用することになる。第1のスラスト軸受 20(スラスト軸受部材24,25)は上記スラスト荷重Faを受けるが、前述 したようにスラスト軸受部材24,25は耐蝕性、耐磨耗性を有し、且つ直径が 小さく、且つスラスト軸受部材24の端面が球状に形成されているので、ロータ 6a,6bは回転時の抵抗が軽減されており、低負荷で回転する。そのため、例 えば石油化学製品等の非潤滑性流体あるいは腐食性流体を計測する場合、潤滑不 足により回転軸の抵抗が増加することがなく、ロータ6a,6bも低負荷で回転 するためラジアル軸受22及びスラスト軸受20が磨耗しにくくなり、耐久性に 向上する。
【0038】 さらには、スラスト軸受20が磨耗した場合、第2のスラスト軸受23(スラ スト軸受部材33,35)が回転軸7a,7bを軸承するため、ロータ6a,6 b及び回転軸7a,7bが安定回転でき、ロータ6a,6bが側板5の内壁に接 触して器差特性が劣化することが防止される。
【0039】 又、ロータロータ6a,6bをケーシング3内に組み込む際、前述した調整機 構21の調整ネジ31を回すことにより回転軸7a,7bに対するスラスト軸受 20の接触圧を適正値に調整できるので、ロータ6a,6bと側板5の内壁との 隙間Sbを微小な寸法に保つことができ、組み付け作業が容易となるとともに組 み付け精度を保つことができる。
【0040】 ここで、図6に示すように、上記ラジアル軸受22の代わりに転がり軸受を使 用する場合の変形例について説明する。
【0041】 同図中、転がり軸受41は、内輪41aと外輪41bとの間に複数のローラ4 1cが転動自在に介在する構成である。従って、転がり軸受41の内輪41aと 回転軸7aの段部39との間には、上記第1の間座38が介在するように設けら れている。又、転がり軸受41の内輪41aとナット27との間には、上記第2 の間座40が介在するように設けられている。
【0042】 このように転がり軸受41により回転軸7aを軸承する場合も、上記ラジアル 軸受22の場合と同様に流量計測時、第1のスラスト軸受20(スラスト軸受部 材24,25)は上記スラスト荷重Faを受けるが、前述したようにスラスト軸 受部材24,25は耐蝕性、耐磨耗性を有し、且つ直径が小さく、且つスラスト 軸受部材24の端面が球状に形成されているので、ロータ6a,6bは回転時の 抵抗が軽減されており、低負荷で回転する。そのため、例えば石油化学製品等の 非潤滑性流体あるいは腐食性流体を計測する場合、潤滑不足により回転軸の抵抗 が増加することがなく、ロータ6a,6bも低負荷で回転するため転がり軸受4 1のローラ41c及びスラスト軸受20が磨耗しにくくなり、耐久性に向上する 。
【0043】 尚、上記実施例において使用するロータ6a,6bは例えば4枚歯のヘリカル ロータを用いたが、これに限らず、例えば4枚歯以外のロータに用いることもで きる。
【0044】
【考案の効果】
上述の如く、本考案になる容積流量計は、上記請求項1によれば、回転軸の端 部に設けられた第1の軸受部材と、第1の軸受部材の端部を軸方向から回転自在 に軸承する第2の軸受部材と、により回転軸が軸承されるため、非潤滑性流体あ るいは腐食性流体を計測する場合でも軸受の磨耗が防止され、耐久性の向上を図 ることができる。さらに、回転軸の端部を軸承する第2の軸受部材の回転軸に対 する位置を調整することができるので、ロータと計量室内壁との隙間を微小な寸 法に保ように容易に組み込むことができ、器差特性の劣化を防止できる。
【0045】 又、請求項2によれば、第1の軸受部材又は第2の軸受部材のいずれか一方の 端面を球面状に形成することにより、回転軸の接触面積を小さくして回転軸の回 転抵抗を小さくして流量計測による軸受部材の磨耗を減らして耐久性を高められ る。
【0046】 又、請求項3によれば、一対のロータの端面及び計量室の内壁に近接対向する 第3,第4の軸受部材が設けられているので、第1,第2の軸受部材が磨耗した 場合、第3,第4の軸受部材が摺接して回転軸を軸承し、一対のロータの端面が 計量室の内壁に摺接することを防止できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる容積流量計の一実施例の縦断面図
である。
【図2】容積流量計の横断面図である。
【図3】容積流量計の縦断面図である。
【図4】図1中A部分の軸受機構を拡大して示す縦断面
図である。
【図5】ロータの歯に作用する力を説明するための図で
ある。
【図6】本考案になる容積流量計の変形例の要部を拡大
して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容積流量計 2 計量室 3 ケーシング 4,5 側板 6a,6b ロータ 6a1 〜6a4 ,6b1 〜6b4 捩り歯 7a,7b 回転軸 19a,19b 軸受機構 20 第1のスラスト軸受 21 調整機構 22 ラジアル軸受 23 第2のスラスト軸受 24,25 スラスト軸受部材 29 軸受ホルダ 31 調整ネジ 33,35 スラスト軸受部材 41 転がり軸受

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの計量室内で互いにヘリカル
    状の歯を噛合させる一対のロータと、 該一対のロータの夫々を回転自在に支持する回転軸と、 該回転軸の端部に突出して設けられた第1の軸受部材
    と、 該第1の軸受部材の端部を軸方向から回転自在に軸承す
    る第2の軸受部材と、 前記第1の軸受部材に対する前記第2の軸受部材の軸方
    向の位置を調整する調整手段と、 よりなる容積流量計。
  2. 【請求項2】 前記第1の軸受部材又は前記第2の軸受
    部材のいずれか一方の端面を球面状に形成してなる請求
    項1の容積流量計。
  3. 【請求項3】 前記一対のロータの端面に第3の軸受部
    材を設け、 前記ロータの端面と前記計量室内壁との隙間より小さい
    微小な隙間を介して該第3の軸受部材に近接対向する第
    4の軸受部材を前記計量室内壁に設けてなる請求項1の
    容積流量計。
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