JPH06511140A - グラム陽性細菌中での外層膜タンパク質の生産及び保護的エピトープの回復 - Google Patents

グラム陽性細菌中での外層膜タンパク質の生産及び保護的エピトープの回復

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JPH06511140A JP3511658A JP51165891A JPH06511140A JP H06511140 A JPH06511140 A JP H06511140A JP 3511658 A JP3511658 A JP 3511658A JP 51165891 A JP51165891 A JP 51165891A JP H06511140 A JPH06511140 A JP H06511140A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 グラム陽性細菌中での外層膜タンパク質の生産及び保護的エピトープの回復発明 の背景 グラム陰性細菌の表面層は外層膜(0M)から成っている。OMの大部分はいわ ゆる外層膜タンパク質(OMP’ s)から成る。OMP’ sは固有の構造と 性質を有するタンパク質である。その本来の状態では、グラム陰性細菌のOMP ’Sはリボ多糖(LPS)及び他の膜成分に緊密に結合している。○MP’ s の立体構造は、LPS及び環境中の他の特定の因子との会合に依存するように思 われる。これらの他の因子とは何か、そしてそれが立体構造にどのように影響す るかについてはよくわかっていない。
X線回折分析の結果、ネイティブタンパク質のエピトープは約15〜25個のア ミノ酸残基を含み、2又は3の不連続な表面ループから成ることが示された。
例えば、Laverら、n土ユ 61 : 533−556 (1990)参照 、外層膜タンパク質中に含まれる保護エピトープは細菌の細胞表面上に露出して おり、そのためそれらは同じ菌株の細菌による感染から動物を保護することがで きる抗体を誘起することができる。エネルギー計算によると、エピトープのより 少ない5〜6アミノ酸残基が抗体との結合エネルギーの大部分に寄与し、他の周 りの残基は単に相補性を助けるに過ぎないことが示唆されている。結合エネルギ ーの大部分に寄与すると考えられる残基は直線配列上に配列されているのではな く、エピトープ表面にわたって分散している。
○MP″ Sにおいては、エピトープ領域は、膜の外側に突出するいわゆるβ領 域を結合するループである。これらのループは親水性で、○MP全体は水に可溶 ではないが部分的には水溶性かもしれない。
変性したタンパク質中においては、ネイティブ(保護)エピトープの立体構造が 通常失われており、このような変性タンパク質に対して形成された抗体は、この ようなタンパク質が誘導された生物に対して保護的ではない、しかしながら。
タンパク質(及びエピトープ)の正しい立体構造を回復することは可能である。
熱、酸、アルカリ、尿素、又は塩酸グアニジンによって変性されたタンパク質を 用いて再生の過程を説明するための実験的研究が多くなされた。プロリン残基の シス−トランス異性化又はジスルフィド結合の形成が含まれない限り、小さなタ ンパク質(例えば0.1s)は迅速に再生する(Kim P、とBaldwin 、 R,Ann、 Rev、現車±em、 59:631−660(1990)  、大きなタンパク質の再生は通常より複雑ではるかに非予測的である。尿素、 塩酸グアニジン又はSDSによって変性されたタンパク質はプロリン残基のシス −トランス立体配置を容易に喪失する。もとの立体配置は化学的な方法によって は容易には回復されないが、ペプチジル−プロリルシス−トランス異性化酵素に よって触媒される場合もある(Fisher、 G、とBang、 H、BA  828:39−42 (1985))、元のジスルフィド結合の回復もまたしば しば非常に問題である(Ewbank、 J、とCreighton、 T、  Nature 350:518−520 (1991))、これはネイティブな タンパク質が水溶性の場合であっても当てはまり得る(タンパク質再生の問題に ライては一般的にR4chard、 F、 5cientific Ameri can 264:34−41 (January、 1991)参照)。
精製された外層膜タンパク質は、医学の分野において、病原性グラム陰性細菌に より引き起こされる疾病を防ぐワクチンとして、又は免疫学的方法によりこのよ うな疾病を診断するための試薬として用いることが可能である0例えば、ネイセ リア・メニンギティディス(Neisseria 赳胆皿旦回」)菌(髄膜炎菌 )は、ヒトの危険な感染症である化膿性髄膜炎を引き起こす(Peltola、  H,Rev、 Infect。
Dis、 j、 5ニア1−91(1983)) 、髄膜炎菌に対するワクチン は長い間必要とされている。1970年代の初め、莢膜多糖ワクチンが2つの髄 膜炎菌血清群AとCに対して有効であることが示された(世界保健機構研究グル ープ、Technical Reportseries No、 588. W orld Health Organization、 Geneva、 19 76) 、Lかしなが■ 、第3の主要な血清群である8群(以下、MenBという)の莢膜は、い(っか のヒト組織中の糖タンパク質の糖部分と構造的に類似していることがわかった( Finne、 J、 Leinomen、 M、とMaklela、 P、H, Lancet ii:355−357 (1983)) 、■■■ 果もたらされる強い免疫学的交差反応性によって、MenBに対する莢膜多糖ワ クチンを製造しようとする試みがなぜ失敗してきたのかが説明されるかもしれな い。
MenBワクチンの他の候補が探されている。 Ne1sseria 匹旦皿旦 回B菌の外層膜は、この細菌が直接外界と接触する表面構造なので、このような 候補の1っである。異なる○M膜成分対するモノクローナル抗体によりもたらさ れる保護が幼児ラットモデルを用いて行われている(Saukkonen、 K 、 Microbial、ハ遺回但凹sis 4:203−212(1988) )、 0Mタンパク質に対する抗体は保護能力を有することがわかった0部分精 製されたOM膜成分ら成る○M複合ワクチンが調製され、いくつかの分野で試験 されている(Frasch、 C,E、 Vaccine 5:3−4 (19 87); Froholm。
L、O,、Berdal、 B、P、、 Bovre、 K、、 Gausta d、 P、、 Halstensen、^、I、、 Harb盾■A A。
、 Harthug、 S、、 Ho1ten、 E、Ho1by、 E、A、 、 Lystad、 A、、 0m1and、 T、 Ro唐■獅曹魔奄■ t、 E、、 Viko、 G、、 Frasch、 C,E、とZollin ger、 W、D、 Antonie van Leeuw■獅■盾■■ <52:239−241 (1986)) 。
Ne1sseria肌…皿旦旦」及び他の病原菌であるNe1sseria釣工 :垂狙鰭、抛旦E吐旦胚1nfluenzae、 Yersinia sp、及 びBrucella sp、のような菌からの○MP’SのようなOMP’sの 需要はあるが、従来の生化学的方法によってグラム陰性細菌からOMP’ sを 調製し精製することは困難である。特に問題は、OMP’Sが毒性のあるリボ多 糖と強く結合していることである(Hitchcock、 P、J、とMOrr ison、 D、C,、in E、T、 R4etsche1編Handboo k of Endotoxin、 vol、1. Ch■高奄唐狽■ of Endotoxin、 Elsevier 5cience Publi shing、 Inc、 New York 1984)、■Iな LPSを除去する問題は、過激な方法を用いても満足できるようには解決されて いない。
外層膜タンパク質の生産及び精製の両方とも、もし○MP’ sがグラム陽性細 菌中で遺伝子工学的な方法を用いて生産されるならば、それらはリボ多糖を含ま ないのでより単純で有効な方法となり得る。
遺伝子工学的方法を用いてタンパク質を生産する際、組換えタンパク質を大量に 生産することがしばしば目的となる。大量の組換えタンパク質が細菌中で生産さ れると、タンパク質は不溶性の凝集を形成することがある。これらの不溶性凝集 は封入体と呼ばれる。封入体中では、タンパク質は、本来の立体配置とエピトー プを持たない非天然状態にある。生物活性が回復する前に(例えば酵素若しくは レセプター活性又は保護エピトープ)1組換えタンパク質はそのネイティブな立 体構造に戻らなければならない、すなわち、正しく再生されなければならないカ オトロピック剤及び洗浄剤を用いていくつかのタンパク質を可溶化し、ネイティ ブの立体構造に戻すことができる(カオトロピック剤は、変性親油性タンパク質 が水溶液中にある場合の特徴であるランダムコイルが親水性領域中に発生するこ とを防止する)、残念ながら、細菌中に封入体として生産されるタンパク質は、 多くのカオトロピック剤及び洗浄剤に対して非常に耐性であり(一般的に初th od of Enz mlo 、 1990参照)、もし溶けたとしても、高濃 度の尿素、塩酸グアニジン又はSDSに溶けるだけである。
ある場合には、酵素タンパク質の活性はカオトロピック剤を除去した後に回復し 得る6例えば、不活性なプロウロキナーゼ封入体を6M塩酸グアニジン及び2− メルカプトエタノールで可溶化し、次いで2M尿素を含む緩衝液中で15℃で2 4時間タンパク質を再生させることにより活性なプロウロキナーゼが形成される (Orsini、 G、ら、Eur、 J、 Biochem、 195:69 1−697 (1991))、いくつかの組換えタンパク質はザルコシルに可溶 であり(Puohiniemi、 R,、M、 Karvonen、 J、 V uopio−Varkila、 A、 Muotiala、1.M、 He1a nderとM、 5arvas、Inf、fm、58:1691−P696 (1990); Frankel、 S、ら、力1c、 Natl、 Acad 、 Se4.88:1192−1196 (1991)) A洗 浄剤を除去すると生物活性が回復することがある。アルカリもまた、封入体タン パク質の本来の立体構造を誘起し得る。アルカリ−尿素中に溶解されたプロキモ トリプシンは、正しい本来の立体構造に再生され、次いで酸性pHにおいて機能 し得る (Marston F、ら、FEMS Microbiol、 Let ters 77243−250 (1984)) 。
変性した抗原上のエピトープの回復については、酵素として機能するタンパク質 の酵素活性の回復についてよりも知られていない、わずかに得られている知識は 変性されたネイティブタンパク質の研究からもたらされた。ある研究では、大腸 菌の外層膜タンパク質であるOmpAとOmpFが5DS−ゲル電気泳動により 初めて精製された(Dornmair、 K、ら、シ、 Biol、 Chew 、 265: 18907−18911 (1990)、他の研究では、これら の同じ○MP’ sがオクチルPOE抽出により抽出された(EiseleとR osenbusch、 1990) 、リボ多糖(LPS)はいずれの場合も活 性の回復に必要ではなかった。これは、大腸菌のスフェロプラストにおいて、O mpFのトリマー化がLPSの存在下においてのみ起きることを示した研究(S en。
KとN1kaido、 H,、!、 Bacteriol、 173:926− 928(1991))と一致していない。
大腸菌○mpAと○mpFの再生に関する知識は、ネイティブタンパク質の再生 の全体的な知識に付加されるには有用であるが、LPS、他の膜及び/又は環境 成分と緊密に結合したことがない、遺伝子工学的に生産されたOMP゛ Sの再 生に何が必要であるかを教示しないし予言もしない。
上述のように、グラム陰性細菌の外層膜タンパク質はリボ多糖(LPS)及びお そらく他の膜成分と緊密に結合している。それらの立体構造は膜環境におけるこ れらの成分との会合に依存している。従って、もしLPS及びおそらく他の膜成 分が、単離された○MP’sの調製物中に存在しないとすれば、これらの安定化 成分は、これらの機能をまねる他の成分によって置き換わっている必要があり、 それによってOMPが本来のβ−バレル立体構造において安定であることが確保 されなければならない(β構造は、LPSと複合したOMPの良く秩序だった部 分である)。
このように、OMPの再生は、遺伝子工学的に生産されたOMPを単に可溶化し カオトロピック剤を透析で除去するだけでは達成できない、免疫原的機能を回復 するためには、すなわち、通常β立体構造として存在する膜結合領域を再安定化 してエピトープループを露出するためには、洗剤又は他の薬剤を、天然のものを 真似る環境によって置換する必要がある。OMPの本来の立体構造を100%回 復することは必要ではないかも知れないが、この置換によって(a)エピトープ ループの適正な再生及び(b)免疫系との接触、すなわち、エピトープループが 、動物又はヒトに注射され、次いで希釈された際に、主として水溶性の環境中に 突出することがもたらされなければならない。
本発明の目的は、純粋なりローン化された外層膜タンパク質の製造方法を提供す ること及び動物内において、 (a)殺菌力を有しくb)動物を元の感染源によ る感染から保護することができる抗体の産生を誘起することができる生物学的又 は免疫学に活性なエピトープを回復するように前記外層膜タンパク質を再生する 方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、これらの純粋なりローン化され、再生されたOMP゛  Sをグラム陰性細菌によって引き起こされる感染症の同定のための診断剤とし て用いることである。
本発明のさらなる目的は、これらの純粋なりローン化され、再生されたOMP゛  Sをワクチンとして用い、クローン化OMP’ sをコードする遺伝子が誘導 された細菌の菌株による感染に対して動物及びヒトを保護することである。
定義 本願明細書及び請求の範囲において、以下の語は以下に記載する意味で用いてい る。
本発明において「調節及び発現配列」とは、遺伝子のポリペプチドをコードする DNAの前にあるDNA配列を言う、このDNA配列は前記ポリペプチドをコー ドするDNA配列の転写及び翻訳に必要である。このような配列は典型的にはプ ロモーター及びリポソーム結合部位を含み、さらには調節タンパク質のための結 合部位を含むこともある。「調節及び発現配列」はそれらのいずれの生物学的に 活性な断片であってもよい、「調節及び発現配列」はまた、ポリペプチドのN− 末端断片が分泌のための機能的なシグナル配列でない場合には、該ポリペプチド のN−末端断片をコードするDNA配列をも包含することがある。
「外層膜タンパク質」及び「成熟外層膜タンパク質」は1分泌のためのシグナル ペプチド又は機能的なシグナルペプチドが存在しない外層膜タンパク質を意味す る。
「ベクター」は、宿主内で宿主の染色体とは独立して複製することができる自律 的な要素であって、他のDNA配列をその中に組み入れることができるものを意 味する。このようなベクターは細菌性プラスミド及びファージを包含するがこれ らに限定されるものではない。
「機能的に連結した」とは、プロモーターを包含する調節及び発現配列が、構造 遺伝子によってコードされるポリペプチドの発現の開始を制御することを意味す る。プロモーターとポリペプチドの開始部位との間にあり、ポリペプチドの発現 を促進する、プロモーターと同じ遺伝子から誘導されたDNA配列又は他のDN A配列が存在し得る。このDNA配列はポリペプチドに融合して残るペプチドを コードしていてもよいが、該ペプチドは分泌のための機能的シグナルであっては ならない。
OMPの生産に関し「組換え的に生産された」とは、細菌の1つの種のOMP゛  S又は該タンパク質をコードするDNAが他の種の細菌細胞内で発現されるこ とを意味する1組換え的に生産されたOMPは遺伝子発現及び遺伝子工学的手法 を用いて生産されたものであろう8組換え的に生産されたOMP’sはクローン 化されたOMP’ sであり、細菌の天然の外層膜から抽出された○MP’sと は区別される。
発明の要約 本発明は病原性グラム陰性細菌からクローン化された外層膜(OM)タンパク質 を生産する方法を提供する0本発明はまた、このようにクローン化された外層膜 タンパク質を再生し、殺菌性かつ前記病原性グラム陰性細菌による感染に対して 保護を与えることができる抗体の産生を暉乳動物及び他の動物において誘起する ことができる免疫学的に活性なエピトープを、前記クローン化された0Mタンパ ク質が再獲得する方法を提供する。この方法では、ヒト及び動物において病原性 を有することが知られているグラム陰性細菌の外層膜タンパク質をコードするD NAがグラム陽性細菌宿主中で発現される。このようにして生産された組換えす なわちクローン化0Mタンパク質は次いで再生され、動物及びヒトにおける抗体 産生を誘起する二とができる生物学的又は免疫学的に活性なエピトープが再獲得 される。該抗体は殺菌性で該クローン化○MP’sをコードする遺伝子が誘導さ れた病原性グラム陰性細菌による感染から動物及びヒトを保護するものである、 本発明では、宿主中でよく発現される遺伝子の調節及び発現配列に、動物及びヒ トに対して病原性であることが知られているグラム陰性細菌の外層膜をコードす るDNA配列が機能的に連結されたものを含む組換えDNA分子を含む、バチル ス又は他の適当なグラム陽性細菌宿主が用いられる。調節及び発現シグナルは典 型的には有効なプロモーター及びリポソーム結合部位である。
好ましい態様では、外層膜タンパク質をコードするDNA配列は、調節及び発現 配列と同様、機能的なシグナル配列を有さない、シグナル配列が存在すると、グ ラム陽性宿主中で発現される組換え外層膜タンパク質の量が減少する。
本発明では、組換えDNA分子は、宿主菌株中で数個のコピーに複製することが できるベクターで宿主を形質転換することによってバチルス又は他の適当なグラ ム陽性宿主に導入され得る。あるいは、組換えDNA分子はバチルス又は他の宿 主菌株の染色体中に組み込まれ得る。この方法を用いると、通常の実験室培地を 用いた場合、1リツトルの培養物中に100mg以上の生産物を得ることができ る。生産物は細胞内で凝集していることもあるし封入体の形態で見出されること もある。
本発明の教示によると、0Mタンパク質の再生条件は、0Mタンパク質がその天 然の環境、すなわち、外層膜中におけるのと同じ又は部分的に同じ立体配座をと らせることを許容する条件である。このような条件は、0M中に存在する両親媒 性の化合物、例えばLPSを用いることによって達成され得るが、LPSは毒性 を有するのでLPSを使用することは好ましくない、LPSの無毒性誘導体を用 いることができる。他の無毒性脂質若しくはその誘導体若しくは類似体を単独で 、又は洗剤、pH及び/又は温度変化、例えば糖やアミノ酸のような化学物質の 添加並びに保護的エピトープの再生にとって好ましい他の環境と組合せて用いる ことができる。 (a)エピトープループの適正な再生及び(b)それが免疫系 に接触可能であること、すなわち、エピトープループが、注射及びその後の希釈 後、動物又はヒトの主として水溶性の血清中に突出することが確保される限り、 これらのいずれの方法及び薬剤並びにそれらの組合せのいずれをも用いることが できる。
本発明の方法は、Ne1sseria 赳ユ部旦回」のクローン化され再生され たクラス1外層膜タンパク質、Ne1sseria men値劇1説卦のクラス 30Mタンパク質及び大腸菌の0Mタンパク質○mpAの、それぞれ枯革菌中で の生産によって例示される。しかしながら、当業者に明らかなように、組換え0 Mタンパク質を再生することが可能であるという教示の結果、この方法は、Ne 1sseria me旦皿旦胆鳥の他の0Mタンパク質、Ne1sseria  v三:立狙井、勤μ回垂■四1nfluenzae、 Yersinn朋、及び Brucel la 朋、の0Mタンパク質を包含する(これに限定されない) 他の外層膜タンパク質の生産に用いることもできる。
本発明の1つの目的は安全で有効なワクチンの生産方法を用いることである。
もう1つの目的はグラム陰性細菌によって引き起こされる感染の同定のための診 断抗原を提供することである。
図面の簡単な説明及びヌクレオチド配列図1 pKTH288及び289の構築 図2 pKTH290の構築 [!13 枯草菌菌株の全細胞のタンパク質パターン、レーンミニ低分子標準、 レーンb、c、d及びf:対照菌株、レーンe:lH6627図4 湿重量0. 5mgの細菌から誘導された封入体(−2,OOOxgペレット)のタンパク質 パターン、レーンa、低分子標準、レーンb、c、d及びf、対照菌株、レーン e : lH6627 図5 試験した12の形質転換体コロニーのドデシル硫酸ナトリウムポリアクリ ルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE、クマシーブルー染色) (実施例3 参照)、レーン1:分子量標準、レーン2 : pKTH217(Puohin iemi、 R,。
M、 Karvonen、 J、 Vuopio−Varkila、 A、 M uotiala、 1.M、 He1ander and l、 5arvas 、 Inf、 1mm、 58:1691−1696(1990))から生産さ れた、ザルコモ用可溶化Bac−〇mpA、レーン3:挿入物を全く含まない分 泌ベクターを含む菌株であるlH6418からレーン2のOmpAと同様にして 調製されたM o c k調製物、レーン4〜15:別個の形質転換体コロニー のサンプル、左の数字は分子量マーカーの位置と大きさくkDa)を示す、右側 の記号はOmpAの位置を示す。
図6 500m1のlH6649(湿重量5〜7gの細胞)の粒子遠心の異なる 段階における5DS−PAGE及びクマシーブルー染色、レーン1:分子量標準 、5μl (500μlの試料緩衝液に懸濁された)がアプライされた。レーン 5 : 2.OOOxgの遠心後の上清、20m1の2μlがアプライされた。
レーン6:2、000xgの遠心後のペレット(湿重量1.88g)、ペレット を10m1の50mM Tris−HCI (p H8)に再懸濁し、0.3μ lをアプライした。レーン13: 2. OOOxg遠心によるペレットの洗浄 後(湿重量0.38g)、最終ベレットを4mlの上記緩衝液中に再懸濁し、3 μlの1〜10倍希釈物をアプライした。
レーン14 : 5.OOOxg遠心後のペレット(湿重量0.45g)、ペレ ットは5mlの上記緩衝液に再懸濁し、3μlの1〜10倍希釈物をアプライし た。レーン11 : 5,000xg遠心後の上清、20m1の上清の2μlを アプライした。左の数字は分子量マーカーの位置と大きさくkDa)を示す、右 側の記号はOmpAの位置を示す。
配列番号1及び2 (Seq、 101及びSeq、 TD2) PCR反応に おいてクラス1タンパク質をコードするDNAを増幅するために用いたオリゴヌ クレオチド、配列番号1のオリゴヌクレオチドはHind I+1部位を与える 4つのヌクレオチド(AACC)と、成熟タンパク質の最初の10アミノ酸をコ ードする、Barlow et al、。
Mo1. Microbiol、 3:131−139(1989)の125〜 155ヌクレオチドとから成る。
配列番号2のオリゴヌクレオチドは4つのヌクレオチド(AACC)と以下の逆 配列とから成る。…ndHI部位(停止コドンの一部を含む)、停止コドン及び Barlow、 et at、、 Mo1. Microbiol、 3:13 1−139(1989)の1246〜1217ヌクレオチド、配列は請求の範囲 の前に明細書中に含まれている。
配列番号3 (Seq、 103) pKTH250挿入物Pi、7.16のD NA配列、図示の配列のヌクレオチド1はBarlow、 et at、、 M o1. Microbiol、 3:131−139(1989)の配列のヌク レオチド125に対応している。
発明の詳細な説明 0Mタンパク質の生産 当業者に理解されるように、バチルスについての以下の段落に記載された方法は 、必要ならば適当に修飾して、過度の実験を行うことなく他のグラム陽性細菌に も適用可能である。
バチルス又は他のグラム陽性宿主を形質転換することによる0Mタンパク質の生 産 本発明においては広範囲の適当な発現ベクターを用いることができ、これらは遺 伝子組換えの分野の当業者にとって知られている。好ましいベクターは、199 0年2月2日に出願された、「バチルス菌株におけるタンパク質及びペプチドの 生産のための新規な組換えDNA分子」と題するPCT WO90FI41(W O9009448として1990年8月23日に公開)に開示されている転移( transfer)ベクターは、バチルス菌株又は他のグラム陽性細菌中で数コ ピーにまで複製することができるいずれのプラスミド又はファージであってよい 、このようなベクターは複数利用可能であり、最も代表的なものはスタフィロコ ッカス、バチルス若しくはストレプトコッカスから単離されたプラスミド又はそ の誘導体である。
調節及び発現配列はほとんどの場合まず使用する転移ベクターに連結され、次い で例えばDNAリンカ−により修飾して発現すべき遺伝子がベクターの調節及び 発現配列の下流に結合されるようにする。
本発明において、OMタンパク質遺伝子をクローニングするため(二多くの方法 を用いることができる。これらの方法は遺伝子組換えの分野の当業者(二知られ ている。
宿主を形質転換する前に、0Mタンパク質(又はその機能的エピトープ部分)を コードするDNA配列が適当なベクターに結合される。
DNA配列は、特定の天然遺伝子中に見出される、特定のOMタンノくり質をコ ードするDNA配列と同一である必要はない、○Mタンノくり質の天然遺伝子の 配列から誘導されたものでもよいが、得られるタンノくり質の性質を変える力1 もしれないように修飾されたものでもよい、適当な配列はまた合成的又は半合成 的番線も作る二とができる。
選択された宿主は従来方法により形質転換及び培養することができる。適当な形 質転換系及び培養条件の選択は選択された宿主に依存する。
バチルス宿主又は他のグラム陽性細菌の細胞内で生産された○Mタンノくり質の 精製 本発明の方法により生産された0Mタンパク質はしばしば細胞内封入体を形成す る。封入体くすなわち過剰生産されたタンパク質の細胞内凝集物)を生産するこ との主たる利点は精製が容易フあることである(Marsonと)Iartle y、 Methods 。
L血u肌蝕u182+264−276(1990)) 、細菌細胞は超音波処理 、フレンチ圧力セル中の通過、リソシーム処理又は他の適当な手段により破壊さ れる。二の懸濁液力)ら封入体は低速遠心によりペレット化することができ、通 常穏やかな洗剤(二よりさらに洗浄される0通常(もつとも、タンパク質による が)、封入体(よ尿素や塩酸グアニジンのようなカオトロピック剤又はSDSの ような強力な洗剤(二のみ可溶である。可溶形態において、タンパク質は従来の 精製方法によりさら(二組製することができる。
バチルスにおいて生産された0Mタンパク質がもし封入体中に存在しな(1なら ば、上記方法を修飾した方法を適用することができる。精製はまた、可溶化及び 種々の洗剤による抽出並びにクロマトグラフィー並びに洗剤の存在下及び非存在 下における電気泳動を包含し得る。
本発明の方法により生産された組換えポリペプチドの組成物を調製できるいくつ かの異なる方法が当業者に知られている。精製された0Mタンパク質又はその断 片はそれ単独で薬理的に許容できる投与形態に調製することもできるし、他のい ずれのものとも混合することもできる。ネイティブエピトープの回復は、後から 除去することができる、尿素、塩酸グアニジン及びSDSのような可溶化及び/ 又は変性剤の添加を包含し得る。また、リン脂質及び/又はザルコシル又はその 誘導体若しくは類似体のような化合物の添加を包含し得る。製剤はリポソーム又 は他の形態であり得る。水酸化アルミニウムのような免疫アジュバント及びチオ メサールのような薬理的に許容できる保存料を組成物に添加することもできる、 これらの方法は1例えば、kJ」1四Pharmaceutical 5cie nce、 16th Ed、、 Mac、 Eds、 (1980)に記載され ている。
さらに念を入れることがなくても、当業者は上記記載及び以下の実施例を用いて 、本発明を完全に利用することができるものと信じる。実施例に記載された内容 は例示のためのものであり、従って、添附の請求の範囲をいかなる意味において も限定するものと解釈してはならない。
実施例 実施例1 lH6627中での舅、赳胆厘旦回」のPL、7.16 (クラス1)0Mタン パク質のクローニング クラス1タンパク質をコードするDNAのクローニング成熟タンパク質をコード するDNA断片は以下のようにして得られた0、髄膜炎菌クラス1、PL、7. 16タンパク質の発行されたヌクレオチド配列(Barlowet at、、  Mo1.Microbjol、 3二131−139(1989)を用い、2つ のオリゴヌクレオチド(プライマー1及びプライマー2;プライマー1は配列番 号1に、プライマー2は配列番号2に示されている)を合成し、髄膜炎菌染色体 DNAを用いたポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により成熟クラス1タンパク質 をコードするDNAを増幅するために用いた。11膜炎菌DNAは、寒天に代え て1.5%アガロースを含むプロテアーゼ−ペプトンプレート上で生育したlH 5341(Pl、7.16)菌株から単離した。クエン酸緩衝液中に両イオン性 洗剤を含むもので処理して例えば莢膜を除去した後、DNAを単離した。PCR 反応は、GeneAmp(商標)を用い、製造者(バーキンエルマーシータス) によって記載された方法を用いて行った。増殖されたDNA断片は、アガロース ゲル電気泳動で分離すると2つのサイズを有していた。大きい方の断片は約11 00bpでこれはクラス1のサイズであると予想され、小さい方のもう1つの断 片は約900bpであった。増幅されたDNA混合物をフェノール抽出により精 製し、エタノール沈殿を行い、TE (10mMTris−HC1pH8,1m M EDTA)中に再懸濁し、制限酵素胆nd IIIで消化した。ユニ及び下 記実施例で用いたDNA技術及び微生物学の従来方法は、例えばSambroo k、 J、、 E、F、 Fr1tsch、 and T、 Maniatis (+989) Mo1ecualr C1onin A Laborator  Manual第2版、Co1d spring harbo■ laboratory、 N、Y、 に記載されている。
プラスミドベクターpuctsを制限酵素H4nd IIIで消化した。線状化 ベクターDNAを、肚ndlllで消化した増幅DNAと連結した。ライゲーシ ョン混合物を用いてコンビ−テントな大腸菌に12TG1細胞を形質転換した。
形質転換後、該大腸菌を、100μg/mlのアンピシリン、40 μg/m  lのXgal及び0.5mM [’TGを含むルリアプレート上で培養した。− 夜で生育したコロニーの約10%が青色をしており、従ってベクターによりもた らされる背景を有していた。増幅されたPl、、7.16DNAの場合、90個 の白色コロニーについて仮想的挿入物のサイズ調べた。これらのうち、11個が 予想されるサイズの挿入物を含んでいた。プラスミドpKTH250を含む、こ れらのうちの一つの菌株EH1563をさらに特徴づけた。制限酵素Hind  I比Eco R1又は伽!で消化した後の断片は予想されたサイズを有すること が示された。挿入物は、M2Sにサブクローニングした後、サンガージデオキシ シーケンシング法により配列を決定した。pKTH250挿入物の配列は配列番 号3に示されている。予想されるように、それは発行されたPL、7.16配列 (Barlow et al、、 Mo1. Mi二σzio1.3:131− 139(1989)と比較して違いはほとんどなかった。
枯草菌中でのクラス10Mタンパク質の細胞内生産のためのpKTH290の構 築 プラスミドpKTH290の構築は図3に模式的に示されている。プラスミドp KTH250(クローン化されたクラス1タンパク質PL、7.16をコードす るDNAを含むpUc18)をHind IIIで消化してクローン化されたク ラスl遺伝子を放出した。プラスミドpKTH289もまたHind IIIで 消化し過剰のアダプターコピーを放出し、ベクターを線状化した(図1参照)、 2つの…ndllI消化物を連結し、ライゲーション混合物を用いてlH614 0を形質転換した。
少なくともpKTH289を受容した細胞をカナマイシン耐性に基づき選択した 、カナマイシンを含むルリアプレート上で生育したコロニー中に存在するプラス ミドのサイズを細胞溶解及び常法によりアガロースゲル中に試料を走らせること によりチェックした。予想されるサイズのプラスミドを含むコロニーについて、 ドデシル硫酸ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)及び5DS −PAGEとそれに続く免疫プロッティング(ウェスタンプロッティング)によ りクラス1タンパク質の発現を分析した。クラス1タンパク質を発現する、プラ スミドpKTH290を含む1つの菌株lH6627をさらに分析した。pKT H290をサンガージデオキシ法によりシーケンシングしてクローニング部位を 調べ、アダプターの1つのコピーのみが存在することを確認した。
枯草菌中で細胞内生産されたクラス1タンパク質の発現のスクリーニングバチル ス形質転換体中でのクラスIP1.7.16の発現は5DS−PAGEを用いて 以下のようにして行った。ルリア寒天プレート上で生育した細菌の−さじをレム リのサンプル緩衝液中に懸濁し、100℃に加熱した後、サンプルを5DS−P AGEにかけた。クラスlタンパク質はクマシーブルー染色(図3)及びミリポ アフィルタ−上にタンパク質をプロッティングした後、5DS−PAGEを免疫 染色する(ウェスタンブロッティング)ことにより可視化した。ウサギをMen B: 15:Pl、7.16細菌の抽出物で免疫化することにより調製した抗血 清KHIIIOを免疫染色に用いた。結果は、市販の髄膜炎菌血清型判別キット (RIVN、Box457,3720 AL B11thoven、オランダ) から得たPl、7.16特異的モノクローナル抗血清により確認した。
Pl、7.16タンパク質を発現している1つの形質転換体(lH6627株) をさらなる研究のために選択した。
数種類の他のクラスlタンパク賀サブタイプ(Pl、15、Pl、2、PI。
1、Pl、9)並びに髄膜炎菌クラス3タンパク質血清型9及び15をコードす るDNAについて同様な構築を行った。
実施例2 lH6627中での舅、並虹皿ユ回旦のPL、7.16 (クラス1)0Mタン パク質であるBacPl、7.16タンパク質の生産BacP1.7.16タン パク質を含む封入体(I B)の調製1リツトルあたり10〜30μgのカナマ シンを含む液体又は固体ルリア培地上で細菌を生育した。1リツトルのルリア液 体培地を培養した場合、約log (湿重量)の細菌細胞が得られた。
細菌を以下のようにしてリゾチームで破壊した。カナマイシンを含むルリア寒天 プレート上で生育した細菌1グラムを、5mlの緩衝液中20シヨ糖(25mM TrisHC1、pH8,0,15mM MgCl2.1mgリゾチーム/ml を含む)中に懸濁した。37℃で30分間インキュベートした後、プロトプラス トを遠心(10,000x g)により回収し、それを5mlの50mM Tr isHCI、pH8,0中に懸濁することにより溶解した。DNase (1m g/ml)を添加し、5分後、封入体を10. OOOxg、10分の遠心分離 により回収した。
これを5mlの50mM TrisHCI、pH8,0中2%NP−40に懸濁 (洗浄)し、10.OOOxg、10分の遠心により回収した。生産物のサンプ ルを5DS−PAGE(レム1月により電気泳動した0図4は、クマシーブルー で染色したこの5DS−PAGEのタンパク質パターンを示す、封入体として単 離されたBacPl、7.16タンパク質をBacPl、7.16−IBと呼ぶ 。
10gの細菌(約500mgタンパク質)から誘導された封入体分画は、300 mg (ローリ−法(Lowry、 O,H,et al、、 J、 Biol 、 Chem、193:265−275(1951)により測定)のタンパク質 を含んでいた。この分画中のBacPl、7.16の量は、5DS−PAGE  (図6)の肉眼観察によると大ざっばに見積もって少なくとも120mgである 。これはlH6627からの封入体中に存在するタンパク質の1/3以上がBa cPl、7.16タンパク質であることを意味する。BacPl、7.16タン パク質は、lH6627の全細胞性タンパク質の少なくとも25%を占めると計 算される。また、培養物1リツトル中の100mgを超えるBacPl、7.1 6タンパク質が存在したものと計算される。
BacPl、7.16タンパク質のサイズは、5DS−PAGEにおいて、N。
煕肚町n図旦の真正なタンパク質のサイズとほぼ同じである。
実施例3 枯草菌中における大腸菌の外層膜タンパク質○mpAの細胞内生産発現ベクター pKTH3125の構築 プラスミドp KT H217(Puohiniemi、 R,、M、 Kar vonen、 J、 Vuopio−VarkiIa、 A、 Muotial a、1.M、 He1anderとM、 5arvas、Inf、IoIll、  58:l691−1696i1990)) は、Hind III末端から始まり、大腸菌のOmpAタンパク質の8〜32 5番アミノ酸残基をコードする2、5kbのHind III−Bam H11 月を含む、該断片は、胆nd III末端において唯一のCla l−Hlnd  III断片と隣接する。プラスミドpKTH3125を構築するために、この C1a I−…ndll[断片を図1に示すプラスミドpKTH288のC1a  l−…ndlII断片で置換した。後者の断片はα−アミラーゼのプロモータ ー及び先端が切断された(truncated)非機能的シグナル配列を含む。
pKTH3125において、それらは○mpAタンパク質をコードするDNA断 片と融合された。プラスミドpKTH217及び288をエンドヌクレアーゼ辺 aI及び胆nd IIIで消化し、フェノール抽出し、エタノール沈殿し、水に 再懸濁した3次いで1.2μgの消化したpKTH217を2.5μgの消化し たpKTH288と混合し、ポリヌクレオチドキナーゼで処理し、次いでライゲ ートした。全てのDNA操作はManiatis et al、、 (Mani atis、丁、、 E、F、 Fr1tschとJ、 Sambrook、 M o1ecular C1onin A Laborator Manual、  Co1d Spring Harbo秩@Lab。
ratory、 N、Y、 1’982)に記載されたように行った。枯草菌l H6140株のコンビ−テントな細胞を次いでライゲーション混合物で@ani atisらによって記載された通りに形質転換し、10ggのカナマイシンを含 むルリアプレート上にプレーとした。得られた104個の形質転換体コロニー中 の24個についてOmpAの発現を以下のようにして試験した。コロニーの約半 分を10gmのSDS−PAGEサンプル緩衝液と混合し、100℃に5分間加 熱し、試料を5DS−PAGEで電気泳動した(Iaemmli、 [1,に、  Nature (London) 227:680−685(1970))、 成熟OmpAタンパク質のサイズの大きなバンド(図4.レーン4.6〜9.1 3,14)の存在から判断されるように、数個のコロニーが○mpAタンパク質 を含んでいた。これらのバンドはまた免疫プロッティングにおいてOmpAと反 応した、これらのうちの1つをlH6649と命名し、この菌株中のプラスミド をpKTH3125と命名した。
lH6649中で生産されたOmpAの分析及び精製1リツトル当たりl Om gのNaCl、1ml当たり10ggのカナマイシン及び1ml当たり30μ工 のポテトエキストラクトを含む2倍濃縮し一ブロス(Kallio、 P、、  M、Sialonen、1. Pa1vaとM、 5arvas、 j、Gen 、 Microbiol、132F677− 678 (1986))中でlH6649を37℃で一夜振盪(250rpm) 液体培養した。500m1の培養物からの細胞を遠心により集め(湿重量5.7 g)、リゾチームでプロトプラスト化し、DNase及びRNase(約5μg /ml)の存在下で浸透圧ショックにより破砕した(Schoait+nan、  C,、Manual of Methodsfor General Bac teriolo ASM、 Washington D、C,(1981))  、細胞の破壊は位相差顕微鏡によりモニターした9粒子状物質を次いで16,0 00xg、10分の遠心分離によりペレット化した。5DS−PAGE (図5 、レーン4)で分析したところ、上清中ではOmpAは主たるバンドではなかっ た。ベレット(湿重量1.9g)を50mM TrisHCl、pH8,0中に 再懸濁し、 2,000xgで5分間遠心した。5mM EDTA、150mM  NaCl、1%NP−40,50mMTrjsHCI、pH8を含む10m1 の洗浄緩衝液中にベレット(0,9g湿重量)を再懸濁した。懸濁液を5DS− PAGEに付したところ、これは主たるバンドとしてOmpAを含んでいた(図 5、レーン6)、次いで懸濁液を5゜000xg、10分間遠心した。ベレット をPBSで洗浄し、次いで再びペレット化した(5.OOOxg、10分間)、 得うレタヘレット(湿重量0.38g)を4mlの50mM TrisHCl、 pH8中に再懸濁した(図5、レーン13)、上記2.OOOxgの遠心後の上 溝(図5、レーン5)もまたOmpAを主たるバンドとして含んでいた9このた め、これをさらに5.OOOxgで10分間遠心した。得られた上清はもとのO mpAの痕跡量のみを含んでいた(図5、レーン11)、得られたベレットをP BSで洗浄したもの(湿重量0.45g)を5mlの50mM TrisHCl 、pH8に再懸濁したもの(図5、レーン14)もまたOmpAを含んでいたが 、量はより少なかった(同量のサンプルをアプライした図5のレーン13.14 を比較のこと)、結論として、驚くべきことに、OmpAを枯草菌lH6649 中で発現させると、OmpAは2000〜5000xgの遠心で集めることがで きる凝集体又は封入体を形成する。
洗浄後の2000xgペレット中のOmpA量及び5000xgでペレット化し 洗浄した後の2QOOxg上清中のOmpA量を、5DS−PAGE中のOmp Aバンドの強度(図5、レーン13及び14)と分子量標準のバンド強度を比較 することにより可視的に見積もった(製造者であるファルマシア社によると、5 μlの標準をアプライすると、67kDaと30kD&のバンドは0.83μg のタンパク質を含み、43kDaのバンドは1.47μgのタンパク質を含む) 9両方のレーンに3μmの10倍希釈サンプルをアプライした。レーンエコ中の バンドは1.5μgのOmpAを含み、これは2000Xgペレット中に総量2 0mgのOmpAが含まれることを意味する。レーン14中のバンドは0.8μ gのOmpAを含むと見積もられ、これは5000xgペレット中に総量13m gのOmpAが含まれることを意味する。従って、精製されたOmpAの総収量 は培養物1リツトル当たり約60mgであった。
枯草菌中で生産された0Mタンパク質の再生及びlH6627中で生産されたB λcP1.7.16タンパク質がらの保護エピトープの回復。
再生されたBacPl、7.16タンパク賀中に保護的エピトープが存在するか 否かを、マウスを免疫しその抗血清を酵素免疫分析(E I A)によって、ま た殺菌及び保護分析によって調べた。OmpAの場合には、ネイティブエピトー プの再生はバタテリオファージ阻害分析(実施例8)によって分析した。
マウスの免疫化 保護的エピトープの回復は、1群10匹のマウスを、種々処理した20ggのB acPl、7.16タンパク質で免疫化することにより試験した。免疫は2回の 注射によって行った。抗原をPBSで希釈したちのO,1mlを皮下又は腹腔的 注射した。最初の免疫化は表1〜4に示すアジュバントを含んでいた。2回目の 注射から10日後、マウスから採血し、プールした血清を分析した。
免疫血清の分析 酵素免疫分析(E I A) 抗髄膜炎薗抗体は、Pl、7.16髄膜炎菌OM製剤又はBacPl、7.16 タンパク質を抗原としたE r A (Jalonen et al、、、 J 、旧fect、 19:127−134(1989)により行った6コーテイン グの至適量はいずれの場合とも5μgタンパク質/mlであった。
殺菌検定 (Goldschneider et al、、 J、 Exp、 Med、  129:1307−1323 (1969))N、 m e@n i ユx上上idユニグループB:15:Pl、7.16のH44/76菌株(E、  Ho l ten社、ノルウェーから入手)を殺菌検定に用いた。髄膜炎菌の 他のサブタイプ(J、T、 Poo1man社、オランダから入手したMenB :2b:Pi、2:L2及びMenB+15:Pi、15+Ll、8菌株を用い て殺菌反応の特異性を調べた。新鮮なモルモット血清を補体源として用いた。5 0%の死亡をもたらす最大の血清希釈率を最終力価とした。血清の殺菌活性は保 護に相関することが知られている。従って、この検定において陽性であった全て の血清を、保護検定におし\ても試験した。
M e n B感染に対する保護の検定生後5日の異系交配したウィスターラッ トの子供(Saukkonen、 Microb、 Path。
K、 4:203−212 (198g))の実験的感染において、血清が幼ラ ットを画一性及び髄膜炎から保護する能力を試験した。Pl、7.16髄膜炎○ Ma剖で免疫することによって得られたマウス血清(HH209)を陽性対照と して用いた。
幼ラットを1群6匹に分け、数種の希釈率(1:10.1 : 100.1:1 000)で希釈した免疫血清100μmを腹腔的注射した。1時間後、108細 菌/mlの細菌懸濁液100μlを腹腔内投与した。細菌接種6時間後に適当な サンプルを取り、細菌を培養して生ぎた細菌を数えることにより画一性及び髄膜 炎の発達を検査した。
保護的抗体は細菌数を減少させ、これは48時間以内の死亡からの保護と完全に 相関している(Saukkonen et al、、 Microb、 h止部 、 3:261−167 (1987)) 。
塞施億A 洗剤及び塩酸グアニジンで処理したBacPl、7.16タンパク質によるマウ スの免疫化(表1参照) BacPl、7.16−IBタンパク質の可溶化BacP1.7.16−IBタ ンパク質はSDS、塩酸グアニジン及び尿素には完全に溶けるが、ザルコシル又 はセチルアンモニウムプロミド中には部分的にしか溶けない、このタンパク質は 可溶化剤を除去すると沈殿する。可溶化剤が塩酸グアニジンである場合には、沈 殿したタンパク質はBacPl、7.16−GUと表示する。詳細には、Bac Pl、7.16−GuはBacPl、7.16−IBから以下の方法により調製 される。5mgのBacPl、7.16−IBタンパク質を1mlの6M塩酸グ アニジン中に溶かした。遠心後(5000xg、5分)、透明な上溝を水で6倍 に希釈し、水に対して透析した。沈殿を遠心で回収した。Back、17.16 −Guは、ザルコシル及びセチルアンモニウムプロミド(CTB)にかなり溶け る点でBacPl、7.16−IBとは異なるマウスをBacPl、7.16− IB若しくは−Gu又はこれらを上記洗剤に溶解しく5mMのEDTAを含む、 10mM TrisHCl、pH8,0中2%洗剤1ml当たり1mgのタンパ ク質を含む)、PBSで5倍希釈したもので免疫した。
免疫血清は上述のように分析した。試験結果を表1に示す、血清は全てB、ac Pl、7.16タンパク質に対する抗体を含んでいたが、これらのうちの1つ、 ザルコシルー可溶化BacP 1. 7. 16−Guタンパク質のみがMen B:Pl、7.16タンパク賀に対する抗体を有し、わずかに殺菌性及び保護的 であった。
実施例5 BacPl、7.16−LPS複合体によるマウスの免疫化a)1mgのBac Pl、7.16−Guを1mlの3M塩酸グアニジン中に溶かした。250gg のLPSを加え、試料を水で3倍希釈し、連続的に0.6M、0.3M及びQ、 15M塩酸グアニジン、さらに0.15M NaC1に対して透析した。免疫化 の前に試料をPBSで5倍希釈した。
b)5mMのEDTAを含む10mM TrisHCl、pH8,0中1%SD 31mlに、1mgのBacPl、7.16−Gu (a)と同様)を溶かした 、250μgのLPSを加えた。試料を10mMトリス緩衝液、pH8,0に対 して十分に透析した。免疫化の前に試料をPBSで5倍に希釈した。
c)1mgのBacPl、7.16−Gu (a)と同様)をO,1mlの1% SDS (b)と同様)に溶かした。250μgのLPS及び0.9mlのRI PA緩衝液(50mM TrisHCl、pH8中150mM NaC1,1% NP−40,0,5Doc、0.1%5DS)を添加した。免疫化の前に試料を PBSで5倍希釈した。
免疫血清は、上記方法により分析した。試験結果を表2に示す、全ての血清はB acPl、7.16タンパク質に対する抗体をかなりの量含んでし)た、それら はまたMenB:Pl、6.16膜に対する抗体も有しており、殺菌性で保護的 であった。このことは、この再生方法により保護的エピトープが得られたことを 示している。
実施例6 BacPl、7.16−レシチン複合体によるマウスの免疫化a)1mgのBa cPl、7.16−Guを1mlの100mM TrisHCl、pH8中2% SDSに溶かし、100℃で5分間加熱した。透明な上清を100mM Tri sHC:1.1)8992%オクチルグルコシド又は同緩衝液中2%オクチルオ リゴオキシエチレン(o c t y 1−POE)で5倍希釈し、室温で一夜 インキユベートした。
b)ガラス管上でのレシチン−洗剤フィルムの調製、10mgのオクチルグルコ シド又は0(tyl−POEを2.5mlのクロロホルム:メタノール(2:1 )中に溶かし、クロロホルムに溶けた20mgのダイズレシチンを加えた。クロ ロホルムを窒素ガス下で蒸発させ、溶液(a)をフィルム上に添加した。よ(混 合した後、懸濁液をPBSに対して2日間透析した。この間PBSは4回取替え た。免疫化の前に試料をPBSで5倍希釈した。
免疫血清は上記方法により分析した。試験結果を表3に示す、全ての血清はBa cPl、7.16タンパク質及びMenB:Pi、7.16−膜に対する抗体を 含んでおり、殺菌性で保護的であった。このことは、二の再生方法により保護的 エピトープが得られたことを示している。
実施例7 BacPL、7.16タンパク質−レシチンーザルコシル複合体によるマウスの 免疫化 1mgのBacPl、7.16−IB又はBacPl、7.16−Guを1ml の2%ザルコシルに懸濁し、O,1mlのダイズレシチン(25mg/mlの2 %ザルコシル)を加えた。免疫化の前に試料を0.9%NaC1で5倍希釈した 。いずれの場合もマウスに0.2mlの抗原製削を投与した。
免疫血清は上記方法により分析した。試験結果を表4に示す、2種類の血清のう ちの1つ、すなわち、BacPl、7.16−4Bタンパク質を用いて調製した 血清はBacPl、7.16タンパク質及びMenB:Pi、7.16−膜に対 する抗体を含んでおり、殺菌性で保護的であった。このことは、この再生方法に より保護的エピトープが得られたことを示している。
実施例8 リボ多糖を添加することによるOmpAの再生Dettaら、シ、 Bact、  131:821−829 (1977)は、大腸菌の精製OmpA中のバタテ リオファージに3レセプターループがLPS (リポ多糖)及びマグネシウムの 助けにより再生できることを示した。このループは、その中心がアミノ酸番号7 0のアミノ酸残基からなり、外層膜の外側に位置するものと考えられる。その再 生をファージ結合阻害検定により測定した。この検定では、例えば、インジケー ター大腸菌上で測定されるプラーク数の減少が再生BacOmpA中でのネイテ ィブエピトープの存在を示す。
BacOmpA2260mpA22B −ss (バチルス・アミロリフエフア シエン(Bacillus am 1oli uifacien )の完全なシ グナル配列を有するOmpAの8〜228アミノ酸が縦に2つつながったもの) (186443株中で生産)が大腸菌の精製○mpAと同様に再生できることが 示された。BacOmpA22s OnりA228−5Sを陽性対照として用い ることによって、LPSによるOmpA(BacOmpA−ssΔ)の立体配座 を調べた0表5に示すように、BacOm+)A−85Δは、インジケーター大 腸菌へのに3フアージの結合を阻害することができた。しかしながら、必要な量 はBacOmpA22s○mpA228 5SよlJモ多カッt:、 tすわち 、15μHのBacOmpA22s○mpA22B −5g (+LPS)がフ ァージ結合を83%阻害したのに対し、75μgのBacOm+)A−ssΔ( +LPS)が70%のファージ結合を阻害するのに必要であった。
従って、BacOmpA−ssΔ+LPSによる結合はより非効率であった。B acompA−ssΔのファージ結合能力はある程度LPSi二よjJ回復され 得ると言える。
寄託 親株lH6140の枯草菌中のプラスミドpKTH290(組換え菌株(よl8 6627と命名)は1990年7月5日に、ドイツ国D−3300ブラウンシュ ヴアイヒ、マチエルオーダー ヴエグ1所在のトイチェ ザムルング ヴオンミ クロオーガニズメン(DSM)に、ブダペスト条約に基づき寄託されてし\る。
その受託番号はDSM6089である。pKTH290を含む枯草菌サンプル( よ、本願力咄願され、若しくは本願に基づく優先権を主張する出願が出願され、 又はこのような出願に基づいて特許が認められている知的所有権官庁及びブダペ スト条約の規定に基づき分譲を受ける権利を有するものに対して分譲される。
勿 へ まとめ 本発明は、クローン化され、再生された外層膜(0M)タンパク質を病原性グラ ム陰性細菌から生産する方法を提供することがわかるであろう0本発明の方法に より生産される、再生0Mタンパク質は、殺菌性で病原性グラム陰性細菌による 感染によるに対して保護を与えることができる抗体の産生を誘起することができ る免疫学的に活性なエピトープを有する。これらのクローン他再生○Mタンパク 質はグラム陰性細菌によって引き起こされる感染症の同定のための診断剤として 有用である。これらはまた、ワクチン又はワクチン成分としても有用である。
上記したちの以外の、本発明の種々の修飾が上述の記載から当業者にとって明ら かになるであろう、このような修飾は、添附の請求の範囲内に入るものであるこ とを意図している。
(2)配列番号lの情報 (i)配列の特徴 (A)長さ=40塩基対 (B)型:核酸 (C)頗の数ニ一本頗 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:Genomic DNA(iii)ハイポセティカル二N 。
(iv)アンチセンス=NO (V)フラグメント型:中間部フラグメント(Vり起源: (A)生物名: Ne1sseria 匹皿麗旦」J(B)株名: IH534 1 (Xl)配列:配列番号1 人ACCAAGCTT GATGTCAにCCTGTACGGCGA AATC AAAGCC40(2)配列番号2の情報 (i)配列の特徴 (A)長さ:41塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数ニ一本領 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:Genomic DNA(iii)ハイボセティカル=N O (iv)アンチセンス二N0 (V)フラグメント型:中間部フラグメント(vi)起源: (A)生物名: Ne1sseria 姐阻]旦回ム(B)株名: IH534 1 (xi)配列:配列番号2 AACCMGCTT AGAATTTGTG GCGC;λ%CCG ACGG 入GC;CC;G C41(2)配列番号3の情報 (i)配列の特徴 (A)長さ・1122塩基対 (B)型、核酸 (C)#Iの数ニ一本領 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:Genomic DNA(iii)ハイボセティヵル:N 。
(1v)アンチセンス:N。
(V)フラグメント型:中間部フラグメント(vi)起源: (A)生物名: Nejsseria 肛ユ組り工匡聾(B)株名・IH534 1 (xl)配列:配列番号3 GATGTCAGCCTGTkCGGCGk 入ATC入入AGCCGGCGT GGAAG GCAGG入AC”rA CCAGCTGC入■@60 pkTH39のEco R1消化 アニールしたオリゴヌクレオチドHi間■  消化 ↓ ライゲーン璽ン ↓ カナマイシン選択 ↓ 図1 pkTH250のHind II[消化 pkTH289のHind III消 化t−find ITIクラスr HindllT EcoRI HindHI  EcoRr HindlHEcoRI↓ カナマイシン選択 ↓ ウェスタンプロット ↓ プロモーターからの配列 番 図2 国際調査報告 、、、、、、、、、。+、、、、、、、c、、、、、、、、 PCT/Fl 9 1100212国際調査報告 7111曲1かlem l−マー−1吟叩1hり削−一一+1+m Is lh t 6m−1−φ中−−噛噛隋−the Me+−BMl ah le”mwg  帽%+ S+Mnh pjleM+ O+luv 101−1e w 91− QB−30tk1mm+@&Pm1m6nneII+5M5tylltllf+ MIhM###M11mly+mthIl#mmf@LmIw161e翌高≠高 高撃=狽ma フロントページの続き (51) rnt、 C1,5識別記号 庁内整理番号A61K 39/102  9284−4C39/108 9284−4C CO7K 15104 8318−4HC12N 15/31 //(C12N 15/31 C12R1:91) (C12N 15/31 C12R1:36) (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、GA (BP、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD 、TG)、AT、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE、  DK。
ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、 LU、MC, MG、MN、MW、NL、No、PL、RO、SD、 SE、 SU、 US (72)発明者 ナーミネンーカリオコスキ マーシャッタフィンランド国 ヘ ルシンキ ニスエフ−00950ヴオラーデンティエ 5 (72)発明者 ルネバーグーナイマン ケイトフィンランド国 ヘルシンキ  ニスエフ−〇〇250 ウルヘイルカツ 36 I (72)発明者 マティライネン スザンナフィンランド国 ヘルシンキ ニス エフ−〇〇260 ルネバーギンカツ 69 ジー 51(72)発明者 ワー ルストロム エヴアフィンランド国 ヘルシンキ ニスエフ−00260ポウジ 、ヘスペリアンカッ 9エイ (72)発明者 イダンパーンーへイッキラ イロナフィンランド国 ヘルシン キ ニスエフ−00150メリミエヘンカツ 35 エイ ジ(72)発明者  プオヒニエミ リトヴアレーナフィンランド国 ヴアンター ニスエフ−016 00ヴアータクジャ 2シー55

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.病原性グラム陰性細菌からクローン化された外層膜タンパク質を生産し、該 生産されたクローン化外層膜タンパク質を再生して、殺菌性でかつもとの感染源 による感染に対する保護を与えることができる抗体の産生を哺乳動物及び他の動 物中において誘起することができる免疫学的に活性なエピトープを回復する方法 であって、(a)ヒト及び動物において病原性であることが知られているグラム 陰性細菌の外層膜タンパク質をコードするDNAをグラム陽性細菌宿主中で発現 させ、(b)工程(a)からの前記外層膜タンパク質を再生して、殺菌性でかつ ヒト及び動物において病原性であることが知られている上記グラム陰性細菌によ る感染から前記動物及びヒトを保護することができる抗体の動物及びヒトにおけ る産生を誘起することができる生物学的又は免疫学的に活性なエピトープを回復 することを含む方法。
  2. 2.前記細菌宿主はバチルス属に属するあらゆる細菌である請求項1記載の方法 。
  3. 3.前記宿主は枯草菌である請求項1記載の方法。
  4. 4.前記外層膜タンパク質をコードする前記DNAは、Neisseria m eningitidisNeisseria gonorrhoeae、Hae mophilus influenzae、Yersinia sp.及びBr ucella sp.の外層膜タンパク質をコードするDNA配列から選ばれる 請求項1記載の方法。
  5. 5.前記外層膜タンパク質をコードする前記DNA配列は、Neisseria  meningitidisのクラス1外層膜タンパク質をコードする請求項1 記載の方法。
  6. 6.前記工程(a)からの前記外層膜タンパク質は、SDS、塩酸グアニジン、 セチルアンモニウムプロミド、リン脂質、レシチン、ザルコシル及び尿素からな る群より選ばれる薬剤又はその組合せにより再生される請求項1記載の方法。
  7. 7.請求項1ないし6のいずれかの方法により調製された病原性グラム陰性細菌 の外層膜タンパク質。
  8. 8.請求項1ないし6のいずれかの方法により調製された、Neisseria  meningitidisのクラス1外層膜タンパク質である病原性グラム陰 性細菌の外層膜タンパク質。
  9. 9.請求項1ないし6のいずれかの方法により調製された、Neisseria  meningitidisのクラス1外層膜タンパク質である病原性グラム陰 性細菌の外層膜タンパク質であって、該クラス1外層膜タンパク質は血清群Bに 属するNeisseria meningitidsの菌株からのものである外 層膜タンパク質。
  10. 10.請求項1ないし6のいずれかの方法により生産されたクローン化され再生 された外層膜タンパク質を含む組成物。
  11. 11.請求項1ないし6のいずれかの方法により生産されたクローン化され再生 された外層膜タンパク質を含む組成物であって、薬理的に投与可能な形態にある 組成物。
  12. 12.請求項1ないし6のいずれかの方法により生産されたクローン化され再生 された外層膜タンパク質を含むワクチン。
  13. 13.前記ワクチンは免疫アジュバント及び薬理的に許容できる保存料をさらに 含む請求項12記載のワクチン。
  14. 14.免疫学的方法で癌原性グラム陰性細菌に対する抗体を検出するための抗原 性診断薬としての請求項7ないし10のいずれか1項に記載の外層膜タンパク質 の用途。
  15. 15.ワクチン又はその成分としての請求項7ないし10のいずれか1項に記載 の外層膜タンパク質の用途。
  16. 16.病原性グラム陰性細菌からクローン化された外層膜タンパク質を生産し、 該生産されたクローン化外層膜タンパク質を再生して、殺菌性でかつもとの感染 源による感染に対する保護を与えることができる抗体の産生を哺乳動物及び他の 動物中において誘起することができる免疫学的に活性なエピトープを回復する方 法であって、(a)Neisseria meningitidisのクラス1 外層膜タンパク質からの外層膜タンパク質をコードするDNAをグラム陽性細菌 宿主中で発現させ、(b)工程(a)からの前記外層膜タンパク質を再生して、 殺菌性でNeisseria meningitidisによる感染から前記動 物及びヒトを保護することができる抗体の動物及びヒトにおける産生を誘起する ことができる生物学的又は免疫学的に活性なエピトープを回復することを含む方 法。
  17. 17.前記細菌宿主はバチルス属に属するあらゆる細菌である請求項16記載の 方法。
  18. 18.前記宿主は枯草菌である請求項16記載の方法。
  19. 19.前記工程(a)からの前記外層膜タンパク質は、SDS、塩酸グアニジン セチルアンモニウムプロミド、リン脂質、レシチン、ザルコシル及び尿素からな る群より選ばれる薬剤又はその組合せにより再生される請求項16記載の方法。
  20. 20.請求項16ないし19のいずれかに記載の方法により調製されたNeis seria meningitidisのクラス1外層膜タンパク質。
  21. 21.請求項16ないし19のいずれかに記載の方法により調製された、血清群 Bに属するNeisseria meningitidisの菌株からのクラス 1外層膜タンパク質。
  22. 22.請求項16ないし19のいずれかの方法により生産されたNeisser ia meningitidisのクローン化され再生された外層膜タンパク質 を含む組成物。
  23. 23.請求項16ないし19のいずれかの方法により生産されたクローン化され 再生されたNeisseria meningitidisの外層膜タンパク質 を含む組成物であって、薬理的に投与可能な形態にある組成物。
  24. 24.請求項16ないし19のいずれかの方法により生産されたクローン化され 再生されたNeisseria meningitidisの外層膜タンパク質 を含むワクチン。
  25. 25.前記ワクチンは免疫アジュバント及び薬理的に許容できる保存料をさらに 含む請求項24記載のワクチン。
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