JPH06509933A - 封止方法 - Google Patents

封止方法

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JPH06509933A
JPH06509933A JP5503427A JP50342792A JPH06509933A JP H06509933 A JPH06509933 A JP H06509933A JP 5503427 A JP5503427 A JP 5503427A JP 50342792 A JP50342792 A JP 50342792A JP H06509933 A JPH06509933 A JP H06509933A
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ワンベケ、アラン
ローゼン、ディルク
アイテルフーヘン、ルク
ワンデル、ジャン−ピエール
ベンツ、ビンフリート
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エヌ・ヴェ・レイケム・ソシエテ・アノニム
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 村上方法 本発明は、物品、例えばダクトを通過する供給ライン(supply 1ine )の周囲で封止を形成するか、あるいはダクトを完全に閉鎖するためのダクトシ ール(duct 5eal)の形成に関する。用語「ダクト」は、本明細書にお いて使用する場合、壁または池の隔壁(bulkhead)を通る通路のみなら ず、ケーブルエンクロージャーのような物品、特にケーブル接続部ケース(ca ble 5plice case)をも含む。
ケーブル接続部ケースは、例えば、一般的にチューブ状のハウジング(「ダクト 」)を含んで成ってよく、一端または各端にて出て行くまたは入って来るケーブ ルに対して封止を形成する。
上述のダクトシールは、(例えば)ケーブルネットワークの1つのパーツを他の ものから隔離するために必要である。ケーブルは、マンホールとマンホールとの 間を通過するダクト内で地中に設置される場合があり、そのダクト内で、ケーブ ルの一部分は、一体に接続される。接続部を水から保護することが重要であるの で、また、時には接続部へのアクセスを設けることが必要であるので、マンホー ルが水により満たされないことが望ましい。従って、ダクトとその中のケーブル との間の環状空間を封止して、ダクトに沿って、また、マンホール内に水が流れ 込むのを防止するためにダクトシールが供給される。
ダクトシールのもう1つの用途は、ケーブルが建物の壁または他の隔壁を通過す る場合にケーブルの周囲で封止することである。そのようなシールは、より一般 的には[フィードスルー(feedthrough) Jと呼ばれるが、ダクト シールなる用語は、これらも含むものとして本明細書において使用する。
ケーブル接続部クロージヤーは、次のような形態および機能を有する。ケーブル 接続部は、接続すべきケーブルの端部からケーブルンヤヶットを除去し、次に、 ケーブルの個々の導体を一体に電気的に接続することにより形成される。ケーブ ル接続部は、電話ケーブルの場合では、何百本もの導体を含んだり、嵩高い場合 があるが、機械的保護を提供する、いわゆるライナーにより包囲されている。こ の場合、接続部の一方の側のそのままのケーブルジャケットから接続部の他方の 側のそのままのケーブルジャケットまで接続部の周囲で環境的保護を供給するこ とが必要である。これは、一般的にチューブ状のハウジングを接続部の周囲に供 給し、ハウジングの端部を出て行くケーブルおよび入って来るケーブルに対して 封止することにより行うことができる。このようにすると、湿気および他の汚染 物質がケーブルの導体から遠ざけることができる。
ダクトノールのこれらの例のそれぞれにおいて、問題となるのは、ダクトの端部 とケーブルとの間で良好な封止を形成すること(あるいは、ケーブルが存在しな い場合は、完全なブロック(閉塞部)を形成すること)である。
幾つかの従来技術のダクトを簡単に説明する。
米国特許第4194750号(ソヴイッシュ(Sovish)ら)は、間隔を隔 てて離れた複数の外部変形可能フランジを有する中空ボディ部材を有して成り、 また、好ましくはフランジとフランジとの間で外側表面上にシーラントを供給さ れたダクトノールを開示している。このデバイスは、供給ラインをダクト内に押 し込んでフランジを変形させることにより、ダクト内で供給ラインを封止するよ うに使用できる。次に、この中空ボディ部材は、例えば熱収縮性スリーブを使用 して、供給ラインに対して封止してよい。
米国特許第3339011号(エワーズ(Ewers) )は、半シェルおよび その各端にある膨張可能封止手段を有して成る空気圧封止ケーブルエンクロージ ャーを開示している。
ヨーロッパ特許公告第0152696号(レイケム(Raychem) )は、 ダクト内に挿入するために自体上に巻き付けるようになっている可撓性エンベロ ープ(envelope、封筒状物)を有して成る、ダクトを封止するだめのア ッセンブリを開示し、このエンベロープは、膨張可能または膨張している充填材 物質を受容する開口部を有する。エンベロープの外側表面の少なくとも一部分上 またはそれと組み合わせて接着剤またはシーラントが配置されている。エンベロ ープには、追加の要素、例えば外部フラップまたはエクステンションを供給して よく、これは、エンベロープの縁から延びて、その表面の少なくとも一部分に7 −ラントまたは接着剤が供給されている。別法では、シーラントまたは接着剤は 、エンベロープの表面上の直接的なコーティングである代わりに、エンベロープ 、ダクトまたはケーブルの適当な部分上に配置された独立した例えばフィルム、 層、または自立要素のような、追加の要素であってよ(、あるいは追加の要素の 一部分であってよい。
従来技術のダクトシールの種々の構造にも拘わらず、不均一な(non−uni fors)断面を有するダクトに関しては、問題点が残存する。特に、スリット ダクト(slit duct)は、チューブ状構造で固定するための内部の長手 方向に延びる突出部分を有する場合がある。スリットダクトは、一般的に180 °離れた2つのスリットを有する場合があり、従って、2つの半円筒状半シェル を有して成る。これらの半シェルは、それぞれの雄状および雌伏輪郭部により一 体にスナップ留めでき、これらの輪郭部は、余分の壁厚の領域に形成され、従っ て、長手方向に延びる突出部分を構成する。従って、ダクトシールは、「ラップ −アラウンド」構造とするために、分割された形態で形成される場合があり、こ れにより、ケーブルの自由端部にアスセスすることなく、ケーブル等の周囲にこ れらを装着することができる。
この突出部分のために、ダクト内の封止部材がダクトの内側表面に正確に追随で きないので、問題が生じる。従って、突出部分に隣接して、ダクトと内側封止部 材との間でダクトに沿って漏れパスが生じることになる。
我々は、相当の厚さのマスチックまたは他の封止材料により封止部材を被覆する ことにより、封止材料の独立したラップ(巻き部分)を適用することにより、ま た、手でマスチックを突出部分に隣接させることにより、この問題点を解決すべ く試みてきた。これらのテクニックは、いずれも理想的ではない。
この問題点の我々の解決策は、封止部材から独立し、また、所望の状態で封止材 料を位置決めするデバイスを提供することである。
従って、本発明は、不均一な(一様でない)断面を有するダクトを封止する方法 であって、 (i)不均一性が存在する、ダクトの内側表面の局所的な位置にて封止材料、好 ましくはストリップの形態のものを位置決めするデバイスをダクト内で配置する 工程、および (ii)封止材料がダクトの一部分と封止部材の一部分との間でシールを形成す るように、ダクトの断面を少なくとも部分的に閉塞することができる封止部材を ダクト内で配置する工程 を含んで成る方法を提供する。
また、本発明は、ダクトシールを形成するためのパーツのキットであって、(i )ダクトの内側表面の局所部分にて封止材料を位置決めするためにダクト内に配 置できるデバイス、および (■)封止材料がダクトの一部分と封止部材の一部分との間でシールを形成する ように、ダクトの断面を少なくとも部分的に閉塞できる封止部材を有して成るパ ーツのキットを提供する。
ケーブルクロージヤーを供給する必要がある場合、キットは、ダクト、特にスリ ットダクトを更に有して成ってよい。このダクトは、一端にて封じられていてよ いが、一般的には、端部開口チューブを有して成り、少なくとも2つの封止部材 +デバイスが各端をシールするために供給される。
ダクトは、壁、例えばマンホールまたは建物の壁を通過するか、あるいは、内部 隔壁を通過する場合がある。そのようなダクトは、壁を通過する単なる穴であっ てよく、あるいは後で壁の穴の中に配置される、あるいは組み込まれる何等かの チューブ状部材を有して成ってよい。別法では、ダクトは、ケーブルクロージヤ ーの一部分、例えば電気通信または他のケーブル接続部ケースの中央部分を有し て成ってよい。
本発明により解決すべき問題点の説明において述べたように、ダクトの不均一性 は、半シェル等を一体に保持する、1つまたはそれ以上の長手方向に延びる内側 の突出部分を有して成る場合がある。従って、それぞれの半シェルの対向する縁 は、それぞれの雄状および雌状の輪郭部により一体にスナップ留めすることがで きる。
デバイスは、好ましくは (a)使用に際して、ダクト内で延びる第1部分、(b)使用に際して、ダクト の端部に当接(隣接)する第2部分、および(c)第1部分に取り付けられる封 止材料を有して成る。
デバイスは、例えばダクトの突出部分のそれぞれの側に沿って存在する2つの脚 を有する、フレームの形態であってよい。それぞれの脚は、一部分の封止材料を 有してよい。それぞれの脚は、断面形状が充填すべき断面形状に対応する封止材 料のストリップを通過してよい。一般的に、2つのストリップの一方の側は、共 に、突出部分の形状を実質的に補足する形状を有し、ストリップの他方の側は、 封止部材により確実に封止できる形状(一般的に平坦またはやや凹状の表面)を 有する。封止材料は装着する時に一般的に変形するので、形状の対応性は、勿論 、正確である必要はない。
デバイスの第2部分は、第1部分に対しである角度で、例えば実質的に垂直に延 びるのが好ましい。このようにすると、第2部分は、ネジまたは他の固定手段に よりダクトの端部に取り付けることができる。正確な状態となるのが明らかであ るので、ネジなどを突出部分の端部に差し込むのが一般的に好都合であり、また 、(ダクトの壁の残りの部分と比較して)厚さが厚いほど取り付けが容易になる 。
第1部分は、好ましくは50〜200mm、特に80〜150mmの長さであり 、20〜40mmの幅である。
このデバイスは、封止材料を位置決めする機能に加えて、他の機能を有すること ができる。例えば、デバイスの第2部分またはもう1つの部分は、封止部材を移 動させようとする内部圧力に対してダクト内で封止部材を保持できる。第2部分 は、ダクトの開口端部を少な(とも部分的に横切って延びることにより、これを 達成できる。もう1つの態様では、例えばダクトの周囲で約1800Mれて配置 された2つのデバイスの間で、ダクトの開口端部を横切って延びる追加の部材を 供給してよい。そのような追加の部材は、エラストマーコード、あるいは硬質も しくは弾性ロッドまたはプレートを有して成ってよい。
封止部材は、第1物品と第2物品との間の間隙を封止するために膨らませること ができ、また、バルブを有し、好ましくは、壁を直接通過する、あるいは壁と壁 との間の穴であって、その穴を通ってプローブ(probe、針状物)を挿入で き、部材内に加圧媒体を導入できる(また、好ましくは、単に引っ張ることによ り、それからプローブを除去できる)穴、および プローブを取り出す時に、穴を自動的に封止する手段を有して成る可撓性中空封 止部材(好ましくは実質的に非延伸性の壁を有するもの)を有して成ってよい。
この製品は、穴を通って挿入されるプローブと一緒に供給してよい。更に、プロ ーブの挿入は、封止部材の製造プロセスの一部分であってもよい。
我々は、そのような中空封止部材を苛酷な機械的、温度的および圧力的試験に付 すことができ、満足すべき結果が得られることを見いだした。材料の精密な性質 および封止部材の構造は、目的とする用途に応じて選択できる。しかしながら、 驚(べき結果は、部材の壁を直接通過する穴またはラップ接続部などの壁の間の 穴が高価なバルブを必要とせず、また、バルブに付随する欠点を有することなく 自動的に封止できるということである。膨れ可能物品は、周期的な再度の膨らま しを必要とすることのない、何年もの寿命が必要とされる(特にケーブル付属品 分野において)環境的封止のためにこれまで使用されていなかったと考えられる 。
封止システムの正確な構造は、製品の目的とする用途に応じて選択されるが、次 のような特徴の1つまたは双方を組み込んだ構造が好ましい。
第1に、部材の壁の間またはその中の穴を横切って内部フラップ(flap)を 供給してよい。このフラップは、部材内の圧力に応じて封止することができる。
このフラップは、好ましくは、部材の壁に対して取り付けられる可撓性ポリマー 材料トから成り、プローブは穴を通過してフラップを移動させることができるよ うになっており、プローブは、好ましくは実質的に壁の面において(例えば壁の 面に対して45°を越えない角度で)フラップと壁との間を通過する。封止材料 、例えばゲルまたはマスチックを、フラップと壁との間に、例えばフラップ上の コーティングとして供給してよい。フラップは、小さい間隙(例えば5〜20m m)により離れた2つのラインに沿って壁に結合または溶着してよく、プローブ を壁の穴を通って壁とフラップとの間で2つの結合または溶着ラインの間で形成 されるチャンネルの軸にほぼ沿って挿入できるようになっている。
第2の構造は、穴がラップ接続(重ね継ぎ)の重なっている壁と壁との間に穴が ある場合に特に適当である。(ラップ接続は、シート材料からチューブを形成す ることによる部材の形成の場合に生じ得る。)この穴は、ラップ接続部の幅で延 びるが、封止部材の外側に向かって断面寸法が減少してよい。従って、この穴は 、ロート状、または平坦ロート(円錐台)形状を有してよい。封止材料(好まし くはマスチックまたはゲル)をこのロート状または他の形状の穴の中に供給して よく、封止材料が内部圧力により駆動されて穴をふさぐようになる。穴の寸法お よび封止材料の物理的性質は、許容できない程度まで材料が徐々に進んで穴から 出ないように選択することができる。上述のフラップは、この種の穴と組み合わ せて使用することができる。
封止材料は、例えばマスチックまたはゲルを含んで成ってよい。マスチックは、 封止部材の壁に対する良好な接着性故に、好ましい場合がある。従って、フラッ プを壁に対して押し付ける内部圧力の幾らかまたは全部が失われた場合であって も、ノールは存在することができる。しかしながら、マスチックは、高い、一般 的には100%の圧縮永久歪みを有し、それが問題となりそうな場合は、マスチ ックはゲルにより置換または補足してよい。例えば、取り出しの時に、プローブ がマスチック内にチャンネルを残しそうな場合、マスチックと壁との間に補足層 としてゲル、好ましくはマスチックより小さい表面積を有するもの(従って、マ スチックにより全体が囲まれる)を供給することができる。ゲルは、ポリマー材 料のオイルエキステンション(oil−extension)により形成されて いてよい。ポリマー材料は、架橋してよい。ゲルは、室温においてスティーブン ズーポーランド・テクスチャー・アナライザー(Stevens−Vollan d Texture Analyzer)を使用して測定される45g以上、特 に50’ g以上、より特に60g以上の硬度を有するのが好ましい。ゲルは、 12%以下、特に10%以下、より特に8%以下の応力緩和を有するのが好まし い。室温における極限伸びは、ASTM D638に基づいて測定する場合、好 ましくは60%以上、特に1000%以上、より特に1400%以上である。1 00%歪みにおける引っ張りモジュラス(弾性率)は、好ましくは少なくとも1 .8、より好ましくは少な(とも2.2MPaである。一般的に、圧縮永久歪は 好ましくは35%以下、特に25%以下である。好ましいゲルは、ハードブロッ クおよびゴム状ブロックを有するブロックコポリマーをオイルによりエキステン ド(増量)することにより作られる。その例としては、スチレン−エチレン−ブ チレン−スチレン型のトリブロックコポリマー(シェル(Shell)社の商標 クラトン(Kraton)の例えばG1650.1651および1652)が含 まれる。ブロックコポリマーの量は、ゲルの全体重量の例えば5〜35%であっ てよく、好ましい量は6〜15%、特に8〜12%であってよい。コポリマーの 量およびその分子量は、所望の物理的性質、例えば硬度となるように変えてよい 。
先に説明した構造は、供給ライン、例えばバイブおよびケーブル、特に電気通信 ケーブルの環境的保護に特別の用途が見いだされる。特に、この構造は、ダクト シールまたはケーブル接続部の形成に使用することができる。
封止部材がダクト内で移動しようとする傾向を減らすために、封止部材は、例え ばケーブルに接触することになる第1表面、およびダクトに接触することになる 第2表面 を有するのが好ましく、第1表面の平均摩擦係数は、第2表面のそれより小さく 、その結果、部材にわたる35KPaの圧力差、好ましくは70KPaの圧力差 においても封止部材はダクトに対して移動せず、他方、封止部材に対してケーブ ルが移動できるようにするようになっている。
このようにして、所望のノールを維持した状態で、ダクトに対してケーブル(な ど)を移動することができる。
摩擦係数は、可撓性部材の外側表面上の補足的な層およびコーティングを変える ことにより選択することができる。例えば、ゲルまたはマスチックのような封止 材料、あるいはゴムまたは他のエラストマーフオームを封止部材の外側表面に供 給するのが好ましい。そのような封止材料は、ケーブルの周囲に巻き付けた場合 、例えば、封止部材内に形成されるしわ部分(crease)内の、封止部材と ダクトとの間の空隙を封止できる。
マスチックを使用する場合、ダクトシールを容易に取り扱うために、特に、ダク ト内に容易に挿入できるように、剥離層が存在するのが望ましい。薄い可撓性の ポリマーフィルムを、外向き表面に、例えばマスチック層上に、供給してよい。
そのようなフィルムにより、マスチックを変形して空隙を充填でき、それにより 、漏れパスを無くすことができ、また、粘着性を減らして装着を容易にし、また 、非常に大きい摩擦係数、特にケーブルおよびダクトが形成されている典型的な 材料である例えばポリ塩化ビニルおよびポリエチレンのようなプラスチック材料 に対する大きい摩擦係数を有することができる。好ましいフィルムは、線状低密 度ポリエチレン、例えば「クリング・フィルム(cling film) Jと して知られているようなものである。ダクトに面することになる封止部材の表面 は、そのようなフィルムにより覆われていてよ(、その程度が大きいほど(場合 によっては完全に覆われていてよい)大きい摩擦をケーブルに対してよりもダク トに対して提供できる。フィルムは、その中に開口部を有してよ(、封止材料と 第1または第2表面との間のい(らかの直接の接触を可能ならしめる。フィルム をマスチックまたは池の封止材料の2つの層の間に供給してよく、組み合わせた 積層物に強度が付与される。この場合、フィルムの開口部により2つの層が相互 に直接結合できる。
添付図面を参照して、本発明を更に説明する。
第1図は、従来技術のダクトシールを示す。
第2図は、従来技術のスプリットダクト(split duct)を示す。
第3図は、ダクト内で封止材料を位置決めするデバイスを装着する様子を斜視図 で示す。
第4図は、そのようなデバイスを装着したダクトの端面図を示す。
第5図、第6図および第7図は、種々のデバイスを示す。
第8図および第9図は、デバイスおよび膨張したエンベロープを使用して形成し たダクトシールを示す。
第10図は、デバイスおよび膨張したエンベロープを使用して形成された接続部 ケースを示す。
第1図は、ヨーロッパ特許公告第0152696号(レイケム)に基づいて形成 されるダクトシールを示す。
ダクトlは、W2の中に直接形成され、ケーブル3が壁を通過できるようになっ ている。ダクトシール4が、ケーブルとダクトとの間の環状のギャップを部分的 に閉塞している状態を示す。
ダクトシール4は、膨張可能エンベロープを有して成り、充填材料は、チューブ 5を介してエンベロープ内に導入される。部分的に膨張した状態を示しており、 完全に膨張すると、ダクトに沿って水等が壁を通過するのを防止する。独立した ノート6がダクトシール4の表面の部分の周囲に配置されている。このシートは 、その外向き表面はホットメルト接着剤により被覆され、それによって、ダクト シール4の膨張時にダクトおよびケーブルに結合するようになる。
第1図のダクトは、断面が円形の単なる穴であり、図示したエンベロープおよび シートによるシールを合理的な範囲で簡単にしている。
しかしながら、第2図に示すようなスリットダクト7を使用する場合に問題が生 じる。このダクトは、相互に係合する雄状および雌伏の縁部分により一体に接続 される半シェル8および9を有して成り、これらが一体となって、内部の長手方 向に延びる突出部分10をもたらす。このダクトは、その長さ方向に沿って封止 することが望ましく、これは、雌伏の縁部分内でエラストマーまたは他のロッド 11を用いてスリットを封止することにより達成できる。長手方向に延びる突出 部分10は、第1図に示すようなエンベロープをダクト内で単に膨らませること によって封止できない2つのくぼみ部分をもたらす。更に、第1図のシート6は この問題点を解決しない。
この問題点に対する本発明の解決策は、残りの図面に示されている。
第3図は、スリットダクト7および封止材料を位置決めするための2つのデバイ ス13を示す、デバイスの一方は、ダクト内で所定状態で示され、他方は、所定 状態に滑動するか、あるいは他の方法で配置する準備ができている状態で示して いる。各デバイス13は、使用に際してダクト内で延在する第1部分14および 使用に際してダクトの端部に当接する第2部分15、ならびに封止材料16、好 ましくはストリップ形態のマスチックを有して成る。封止材料16は、好ましく は第1部分14の周囲で被覆することにより、第1部分14に取り付ける。一般 的に、第1部分14は、それぞれが封止材料により被覆され、その間で長手方向 に延びるダクトの突出部分10が通過できる2つの長尺脚を有して成るのが好ま しい。従って、封止材料は、突出部分の両側に位置決めされる。
デバイス13は、他の特徴を有してよい。例えば、デバイスの第2部分15(ま たは他の部分)をダクトに取り付けるために手段17を供給してよい。そのよう な手段17は、ネジ18または他の固定部材が通過できる穴を有して成ってよい 。
ネジ18は、突出部分10の中に入ることができる。エキシテンション(延長部 )19または他の手段を供給して、ダクトの周囲で例えば180°離れて配置さ れた2つのデバイス13の間でロッドまたはコード等を固定することができる。
そのようなロッドまたはコードは、ダクト内に配置される膨張可能エンベロープ のような封止部材に機械的拘束を与えるように機能することができる。
所定状態の2つのデバイスを有するダクトの端面を第4図に示す。
第5A図および第5B図は、それぞれ第1部分14の周囲に封止材料16が配置 されていない、および配置されているデバイス13を示す。この封止材料は形状 が(ぼみ部分12(第2図参照)の形状に対応する片側(図面の下側)およびほ ぼ平坦であり、封止部材が封止できる反対側(図面の上側)を有することが理解 できよう。
第5B図は、別の特徴、すなわち、2つの手段17を示す。これは、ネジ等を挿 入すべきダクト上の位置がデバイスの中心13から離れて設定されている場合に 有用である。2つのそのような手段17により、単一の構造のデバイスを、例え ば第4図に示す2つの位置のいずれでも、また、ダクトのいずれの端部において も使用できる。
第6A図は、第2部分15から離れた端部にて曲げられている端部を有するデバ イス13の斜視図を示す。この曲げられている端部は、封止部材がダクト内に過 度に移動するのを防止するように機能できる。手段19は、第2部分15の材料 から単に型打ちまたは他の方法で形成されている。第6B図は、金属または他の 材料のシートを第6A図のデバイスに変える成形操作の前の状態で示す。
第7A図および第7B図は、ワイヤーまたはロドから形成されるデバイス13を 示す。
第8図および第9図は、本発明により形成されたダクトシールを示しているが、 デバイス13に取り付けられ、内部圧力に抗してダクト7内で封止部材21を保 持するように機能する手段20において異なっている。第8図において、弾性コ ード20は、1つのデバイス13から他方に延び、一方、第9図では、各デバイ ス13は、封止部材21が当接するプレートまたは他の部材を有する。
図示した封止部材21は、ケーブル3の周囲に巻き付けられ、その後、ケーブル に沿ってダクト7内に滑動されている、可撓性であって中空の膨張可能エンベロ ープを有して成る。所定の状態になると、封止部材は膨らまされ、好ましくは空 気もしくは他の気体または非硬化性流体により膨らまされ、所望のシールを形成 する。これらは、バルブと連絡するか、あるいはバルブを組み込むプローブを使 用して膨らますことができる。好ましくは、バルブは、エンベロープの一部分で あり、膨張後にプローブを除去できるようになっている。
接続部ケース22を第10図に示す。ここでは、1本の入って来る電気通信ケー ブル3と2本の出て行くケーブル23との間の分岐接続部が、はぼチューブ状の クロージヤー7により包囲されている。タロージャー7は、ケーブルの自由端部 にアクセスしなくても接続部の周囲に装着できるように、分割される。従って、 これは、いわゆる「ラップアラウンド(wrap around) J構造であ る。
好ましくは膨張可能エンベロープを有して成る封止部材は、ケーブル3の周囲に 巻き付けられ、1またはそれ以上の第2エンベロープが分岐ケーブル23の周囲 でその間にて巻き付けられる(図面では隠れている)。
第10Cにおいて使用するデバイス13は、異なる構造の固定手段24を使用し て、この場合、これを弾性金属ロッドを有して成る手段20を固定するために使 用している点で、第8図および第9図に示すものとは異なる。
封止部材の壁は一般的に可撓性であるのが好ましく、それにより、種々の寸法お よび/または不規則もしくは厄介な形状の基材に適合できる。壁は、少な(とも 3つの層、例えば1つは流体を保持するように機能する層、1つは例えば内部圧 力に対する引っ張り強さ、引き裂き強さまたは破壊抵抗のような機械的強度を付 与する層、および1つは基材の表面の小規模の凹凸を吸収することにより基材に シールを形成するように機能する層を有して成ってよい。この目的のため、壁は 、場合により流体が接触する、金属(または金属化プラスチック材料もしくは金 属被覆プラスチック材料)の第1層、および第1層と直接または間接的に面対面 関係にあり、第1層と基材との間に配置される、第3層と一体となった高密度ポ リエチレンのような第2補強層を有して成ってよい。この上記第3層は、ゴムま たは他のエラストマ7もしくはフオームのような変形可能材料からできていてよ い。
壁は、例えば金属フィルムおよび両側のプラスチック材料の層の積層物からでき ていてよい。そのようなプラスチック層により、壁を自体に熱溶着してエンベロ ープを形成することができる。物品が膨張した場合、剥離ではなく剪断の影響下 にあるフラップ溶着部または結合部は、封止部材がほぼ円筒状である場合には、 封止部材の長さ方向に沿って延びるのが好ましい。この場合、剥離する単純な溶 着部をホットスタンピングにより形成して封止部材の端部を閉じてよい。
機械的強度のために、追加の層、例えば配向したもの、例えば2軸延伸高密度ポ リエチレンまたは1軸延伸した高密度ポリエチレンの2つの層(例えば、商標ヴ アレロン(Valeron)として知られているもの)を設けてよい。可能な構 造は、以下のようなものである:ディメンジョンは単に好ましいものである。
コポリマー 15〜300ミフロ ンヴアレロン商標) 40〜160ミクロンマイラー(Mylar、商標) 1 0〜30ミクロンアルミニウム(1またはそれ以上の層として)5〜60ミクロ ンマイラー(商標) 10〜30ミクロン線状低密度ポリエチレン 0〜80ミ クロンコポリマー 15〜30ミクロン 別の構造は、以下のものを有して成る:レヨフィックス(Rayofix) T  (商標) 75〜125ミクロンポリエステル「O」 (例えばマイラー)  75〜125ミクロンアルミニウム 8〜16ミクロン ポリエステル「O」 (例えばマイラー) 75〜1255〜125ミフロンレ ヨフイツクスフ 75〜125ミクロン「レヨフィックス」材料は、エチレン、 ブチルアクリレート、アクリル酸およびエチレン基を含んで成るターポリマーで ある。
メ)=1 ・7 国際調査報告 5.T/Q。。つ/I’1lJC’1国際調査報告 フロントページの続き (72)発明者 アイチルツーヘン、ルクベルギー国 ビー−1910カンペン ハウト、ルーペンセステーンベーク 124番(72)発明者 ワンデル、ジャ ンービエールベルギー国 ビー−3210ルベーク、デーストベーク 32番 (72)発明者 ベンツ、ビンフリートドイツ連邦共和国 デー−8206プル ツクミュール−ゲラティング、アイヒエンシュトラアセ 38番

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.不均一な断面を有するダクトを封止する方法であって、(i)不均一性が存 在する、ダクトの内側表面の局所的な位置にて封止材料を位置決めするデバイス をダクト内で配置する工程、および(ii)封止材料がダクトの一部分と封止部 材の一部分との間でシールを形成するように、ダクトの断面を少なくとも部分的 に閉塞することができる封止部材をダクト内で配置する工程 を含んで成る方法。
  2. 2.ダクトは、壁を通過する請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.ダクトは、ケーブルクロージャーの一部分を有して成る請求の範囲第1項記 載の方法。
  4. 4.該ダクトシールは、ダクトの各端にて形成される請求の範囲第3項記載の方 法。
  5. 5.ダクトは、一端にて閉じられている請求の範囲第3項記載の方法。
  6. 6.ダクトは、スプリット(分割)ダクトである請求の範囲第1〜5項のいずれ かに記載の方法。
  7. 7.ダクトは、長手方向に延在する内側突出部分を有する請求の範囲第1〜6項 のいずれかに記載の方法。
  8. 8.ダクトは、スプリットダクトであり、長手方向に延在する突出部分は、それ ぞれのダクトのパーツの相互に係合する部分を含んで成る請求の範囲第7項記載 の方法。
  9. 9.デバイスは、長手方向に延在する突出部分の一方または両側に沿って封止材 料を位置決めするように配置される請求の範囲第7項記載の方法。
  10. 10.デバイスは、ダクト内で封止材料を更に保持する請求の範囲第1〜9項の いずれかに記載の方法。
  11. 11.(a)使用に際して、ダクト内で延在する第1部分、(b)使用に際して 、ダクトの端部に隣接する第2部分、および(c)第1部分に取り付けられる封 止材料を有して成り、第2部分をダクトの端部に取り付ける工程を更に含んで成 る請求の範囲第1〜10項のいずれかに記載の方法。
  12. 12.第2部分は、ダクトの長手方向に延在する内側突出部分の端部に取り付け られる請求の範囲第11項記載の方法。
  13. 13.2つの該デバイスが、半シェルを有して成るダクト内に配置され、それぞ れのデバイスは、半シェルと半シェルとの間の接続部に配置される請求の範囲第 1〜12項のいずれかに記載の方法。
  14. 14.ケーブルは、ダクト内で封止され、封止部材は、ケーブルとダクトとの間 の環状空間を封止するように配置される請求の範囲第1〜13項のいずれかに記 載の方法。
  15. 15.封止部材は、可撓性かつ中空であり、方法は、ダクト内で封止部材を膨ら ませることを含む請求の範囲第1〜14項のいずれかに記載の方法。
  16. 16.封止部材は、壁を直接通過する、あるいは壁と壁との間の穴であって、そ の穴を通ってプローブ(針状物)を挿入できる穴、およびプローブを取り出す時 に、穴を自動的に封止する手段を有して成り、穴を介してプローブを挿入し、プ ローブを介して部材内に加圧媒体を導入し、プローブを引き出すことを含む請求 の範囲第15項記載の方法。
  17. 17.ダクトシールを形成するためのパーツのキットであって、(i)ダクトの 内側表面の局所部分にて封止材料を位置決めするためにダクト内に配置できるデ バイス、および (ii)封止材料がダクトの一部分と封止部材の一部分との間でシールを形成す るように、ダクトの断面を少なくとも部分的に閉塞できる封止部材を有して成る パーツのキット。
  18. 18.(a)ダクトシールを形成するための請求の範囲第17項記載のキット、 および (b)ダクト を有して成るケーブルクロージャーを形成するためのパーツのキット。
  19. 19.請求の範囲第17項記載の2つのデバイス(a)および請求の範囲第17 項記載の部材(b)を有して成り、それぞれが、ダクトの各端部にて封止を形成 する請求の範囲第18項記載のキット。
  20. 20.ダクトはスプリットダクトである請求の範囲第18項または第19項記載 のキット。
  21. 21.ダクトは、長手方向に延在する内側突出部分を有する請求の範囲第20項 記載のキット。
  22. 22.デバイスまたはそれぞれのデバイスは、(a)使用に際して、ダクト内で 延在する第1部分、(b)使用に際して、ダクトの端部に隣接する第2部分、お よび(c)第1部分に取り付けられる封止材料を有して成る請求の範囲第17〜 21項のいずれかに記載のキット。
  23. 23.デバイスは、封止材料を含む請求の範囲第17〜22項のいずれかに記載 のキット。
  24. 24.封止部材は、可撓性かつ中空であり、ダクト内で膨らませることができる 請求の範囲第23項記載の方法。
  25. 25.封止部材は、壁を直接通過するか、または壁と壁との間にある穴を有し、 この穴を介してプローブを挿入することができ、また、プローブを引き出す場合 に穴を自動的に封止する手段を有する請求の範囲第24項記載のキット。
  26. 26.穴は、内側フラップにより封止される請求の範囲第25項記載のキット。
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