JPH06508740A - サイリスタ制御された直列コンデンサによるバーニア制御システム - Google Patents

サイリスタ制御された直列コンデンサによるバーニア制御システム

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JPH06508740A
JPH06508740A JP5510906A JP51090693A JPH06508740A JP H06508740 A JPH06508740 A JP H06508740A JP 5510906 A JP5510906 A JP 5510906A JP 51090693 A JP51090693 A JP 51090693A JP H06508740 A JPH06508740 A JP H06508740A
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ラーセン、 アイナー ヴィー.
クラーク、 カラ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 サイリスタ制御された直列コンデンサによるバーニア制御システム 発明の背景 本発明は一般に実質的に誘導形送電線に直列のサイリスク制御直列コンデンサに 関し、特に、次同期発振(subsynchronous oscillati ons)や直流(DC)オフセットを減衰するための交流(A C)電力分配シ ステムにおいて使用できるサイリスタ制御直列コンデンサシステムの安定なバー ニア動作のための方法および装置を含む、点弧制御システムに関する。
電力送電システムにおける次同期発振やDCオフセットを減衰するために、幾種 類かのシステムが提案されている。例えば、ヒンゴラ一二(Hingorani )の米国特許第4292545号は送電線に直列のサイリスタ制御コンデンサを 開示している。このヒンゴラ一二のシステムはコンデンサ電圧のゼロクロッシン グ後の所定時間におけるサイリスクバルブの点弧を使用している。また、このヒ ンゴラ一二の° 545号特許の分割出願である、ヒンゴラ一二の米国特許44 34376号においては、上記の概念がコンデンサ電圧のゼロクロッシング後の 可変の時間における点弧にまで拡大されている。このヒンゴラ一二の° 376 号特許では、AC電カシステムネットワークの電圧または電流の周波数測定に基 づいて、点弧時間が比較的遅く調節されている。さらに、同ヒンゴラ−二の米国 特許第4355241号においては、直列リアクタンス間の過電圧に呼応してサ イリスタバルブをトリガーすることによる過負荷保護が付加されている。この直 列リアクタンスは複数の同調回路がら成り、その各々が電力システムの望ましか らぬ別々の次同期周波数に同調できるので、正常なシステム周波数が妨害されな い。
しかしながら、これらヒンゴラー二により提案された′545号、゛ 376号 および゛ 241号の特許(以下、これらを総称して「ヒンゴラーニ」とする) におけるシステムの重大な欠陥として、前記直列コンデンサの電圧が最終的に所 望のレベルに到達する前に幾段階がのサイリスタバルブの点弧動作を必要とする ことが挙げられる。
さらに、このヒンゴラ一二システムにおいては、所望レベルへの到達後に、その 所望値をオーバーシュートすることが一般である。以下、ヒンゴラ一二システム の他の不都合点についてさらに述べる。
rAC送電システムに関する無効電力制御の従来および新規方法についてのケー ススタディ」と題するジエイ。
ジエイ、ビサヤチル(J、JJithayathil)等の1988年の論文に おいては、直列コンデンサをまたぐ誘導子の半伝導性を利用することにより、前 記直列コンデンサの効果的な補償レベルが実質的に変化できることが示唆されて いる。ビサヤチルはまた、前記システムが、電力システムの安定化に有効であろ うと述べている。しがしながら、前記ビサヤチルの誘導子はスタティックVAR 補償器のサイリスタ制御リアクトルを制御する方法と同じ方法により制御され、 前記ヒンゴラ一二システムと本質的に同一である。すなわち、これらヒンゴラ一 二およびビサヤチルの両システムはコンデンサ電圧のゼロクロッシング時間から 由来するタイミング信号に基づいている。
また、ビサヤチル方式では、コンデンサをまたぐ実際は完全な正弦波形ではない 電圧の完全な正弦波形を推定することによって、点弧時間を決定する操作が含ま れている。
また、「可変インピーダンスによる改良された直列補償」と題するエヌ、クリス トル(N、Christl)等の1990年の論文においては、以下に述べるよ うな「バーニヤ」モードと類似の「サイリスクコントローラ」モードが記載され ており、クリストルは、制御変数としての点弧遅延角を使用することから生じる 幾っがの波形を示している。
すなわち、これらヒンゴラ一二、ビサヤチルおよびクリストルの従来システムの 各々は、単にサイリスタ制御された直列コンデンサシステムー−サイリスタバル ブの点弧動作が、コンデンサ電圧のゼロクロッシングの実際、あるいは合成され た時間のいずれかにより決定された時間に基づいているシステムーーを開示して いるにすぎない。このようなシステムでは、電力送電システムにおける次同期発 振やDCオフセットの高速で高精度な減衰を実行することができず、また、各点 弧システムの応答が遅いという問題がある。
したがって、これらの従来システムはいずれも、実際のコンデンサ電圧が命令信 号に対して速やかに応答し得るような、サイリスタ制御直列コンデンサの安定な 制御手段を提供することが困難である。さらに、これらの従来システムでは、サ イリスタ上のデユーティを精度良く制御することができない。加えて、このよう な従来システムは送電線電流の乱れによって、コンデンサ電圧が所望の設定から ドリフトしやすいという問題がある。
而して、上記のような制約および不都合点の影響を受けずまた解消し得るような 、次同期発振やDCオフセットを減衰するために電力送電システムに用いられる 、サイリスタ制御直列コンデンサの安定なバーニヤ動作のための改良された点弧 制御システムが必要とされている。
発明の概要 送電線と直列のサイリスタ制御直列コンデンサ(TC8C)の安定なバーニヤ動 作のための方法および装置を含む点弧制御方式が、モニタされたコンデンサ電圧 および配線電流に基づく位相制御点弧を使用する。前記TC8Cシステムは前記 直列コンデンサに並列のサイリスタ切替式誘導形転流回路を備えている。TC3 Cシステムのバーニヤ動作は、前記転流回路を切り替えてその間にサイリスタバ イパス電流を流すために必要とされる点弧角を予測することによって与えられる 。この場合の電流パルスにより、電圧の交流オフセット成分が、正常な電圧成分 に加えて、前記直列コンデンサ間に生じる。このとき、各電流パルスはコンデン サ電圧を電流パルスの積分値に比例して変化させる。したがって、TC8Cシス テムは高位のコントローラがらのオフセット命令に速やかに応答し、バイパスサ イリスタ上のデユーティを精度良く制御してサイリスタの損傷を最小限に抑え、 がっ、コンデンサ電圧の配線電流の乱れによる所望設定がらのドリフトを防止す る。
本発明の総括的な目的は、次同期発振やその間に発生する望ましからぬDCオフ セットを減衰するためにAC送電配線中に使用されるサイリスタ制御直列コンデ ンサシステムを制御するための改良された方法を提供することである。
本発明の他の目的は、改良されたサイリスタ制御直列コンデンサシステムと、こ のシステムと共に使用する改良されたバーニヤコントローラとを提供することで ある。
本発明のさらに他の目的は、点弧命令に対して速やかに応答し、サイリスクの損 傷を最小限に抑え、がっ、電力システムの変調時においてもコンデンサ電圧を所 定レベルに維持できるように、サイリスタ制御直列コンデンサシステムを安定に 制御するための手段を提供することである。
なお、本発明は上記の特徴および目的ついて、個別にかつ総括的に、関連するも のである。また、本発明の上記およびその他の目的、特徴および利点は、以下の 記載および図面を参照することにより、当業者において容易に明白となると考え る。
好ましい実施態様の詳細な説明 第1図は、パワーシステム若しくはグリッド22において生じる不所望の次同期 発振および不所望のDCオフセットを減衰するための本発明に従って構成された サイリスタ制御直列コンデンサ(T CS C)システム20の一実施例を示す 。パワーシステム22は、Tc8cシステム20をパワーシステム22と負荷2 6とにそれぞれ直列に連結するセグメント24aおよび24bとを有する送電線 24を備えている。配線電流■、はパワーシステム22から負荷26への電力の 流れの方向を示している。
このTCSCシステム20は、送電線24と直列のコンデンサ(C)30と、こ のコンデンサ30と並列の誘導形転流回路32とを備えている。なお、コンデン サ30は既知の容量性リアクタンスをIc有するキャパシタバンクとして結合し ている複数の分離トランジスタであってもよい。また、転流回路32は誘導子( L)34等の誘導性成分と、この誘導子34に直列のサイリスタスイッチまたは バルブ35とを備えている。さらに、このサイリスタバルブ35は2個の並列対 向型ダイオード36aおよび36bを備えており、以後、これらについては、特 に記載のない限り、総称してサイリスタ36とする。さらに、前記転流回路32 はコンダクタセグメント38a、38bおよび38cを備えており、それぞれ図 示の如く、誘導子34およびサイリスタバルブ35とコンデンサ30および送電 線24とを連結している。加えて、第1図においては、以下のような変数が示さ れている。すなわち、ILは送電線24を通過する配線電流を示し、Vcはコン デンサ30をまたぐ実際の電圧であり、Icはコンデンサ30を通過する電流で あり、■□は誘導子34およびサイリスタバルブ35を流れるバイパスサイリス タ電流パルスを示している。
さらに、Tc8cシステム20は電圧計40等の電圧モニタあるいはセンサを備 えており、直列コンデンサ30をまたぐ電圧をモニタするようになっている。こ の場合、電圧センサ40はモニタした実際のコンデンサ電圧Vcに応じて、計測 されたコンデンサ電圧vcM信号42を発生する。また、電流計44等の配線電 流モニタあるいはセンサが送電線セグメント24aを流れる配線電流ILをモニ タする。この場合、配線電流センサ44はモニタした配線電流ILに応じて計測 された配線電流I LM倍信号発生する。この場合、コンデンサ電圧VCMおよ び配線電圧■、は各半サイクル毎に計測されるのが好ましい。
転流回路32は、バイパスサイリスタスイッチ35が点弧命令または点弧パルス 信号48に応じて点弧して導通状態となった時に、その回路中にサイリスタ電流 パルスを送通する。この転弧動作は、好ましくはコンデンサ電圧のゼロクロッシ ングよりも先に、直列コンデンサ30間に交流オフセット電圧成分を生じる。第 2図に示すように、Tc8cシステム20はさらにバーニヤコントローラ50等 の制御手段を含む。このコントローラ50は点弧予測装置51等の点弧予測手段 を有しており、この手段は、上記の計測配線電流■、信号46、計測コンデンサ 電圧■c1信号42および以下に述べるような他の信号を受け取り、これらから 、点弧パルス信号48がコントローラ50によってサイリスクスイッチ35に供 給される当面の点弧時間を予測する。本記載から明らかなように、バーニヤコン トローラ50は、主にハードウェア中に、または、主にソフトウェア中に具備さ れていてもよく、あるいは、当業者により知られるハードウェアとソフトウェア との種々の等価な組合わせにより構成されていてもよい。
前記バーニヤコントローラ50の動作の詳細を説明する前に、まず、第3A〜3 0図の波形を参考にして、TC8Cシステム20の動作を簡単に説明する。これ らのグラフはコンデンサ電圧の20%バーニヤ制御を伴う安定状態動作に対応す る変数値の単位(pu)値を示しており、前記動作は以下に述べるような方法に より与えられる。第3A図において、実際のコンデンサ電圧Vcは。
サイリスタの点弧動作無しで完全な正弦波の配線電流11を伴うという条件下に 存する正常なコンデンサ電圧成分V。Nを含んでいる。前記コンデンサ電圧Vc と正常なコンデンサ電圧成分vcNとの差異は、第3C図に示めすオフセット成 分V。□によって与えられる。サイリスタ電流■1の各パルスは、第3B図示の 如きIアミ原パルス下でのrASPJにラベル化された領域に対応して、アンプ セカンド(ampseconds :ASP)の単位毎の電流エアの積分値に比 例する実際のコンデンサ電圧Vcにおける変化を引き起こす。以下のバーニヤコ ントローラ50の動作についての記載は、TC8Cシステム20の制御方法、な らびに、コンデンサ30への所定の電圧オフセットの誘導方法をも開示するもの である。
第2図に戻って、コントローラ50は主にマイクロプロセッサをベースとするソ フトウェア構成として示されている。コントローラ50はシンクロナイザで構成 し得る同期化手段あるいは位相固定(phase 1ocked)ループ装置( PLL)52等の位相固定ループ手段を備えている。
このPLL52はモニタ配線電流ILM信号46を使用して配線電流■、と同期 する第1タイミング基準信号54を生成する。なお、PLL52は当業者により 知られる構造的に等価なハードウェアおよびソフトウェアの種々の形態により実 施可能である。
点弧予測装置51はTC8Cパラメータ予測装置等のTCSCパラメータ予測手 段を備えており、この手段は、TC5Cシステム20を流れる電力に関係する当 面の変数またはパラメータの値を予測する。図示の実施例においては、TC8C パラメータ予測手段はコンデンサ電圧(Vc)予測装置55等のコンデンサ電圧 予測手段から成っており、この手段は計測された配線電流■、および計測された コンデンサ電圧vc&lから当面の初期コンデンサオフセット電圧(VOIM) の値を予測する。また、VC予測装置55は、変換様式またはルーチン(IDC R)56を実行するべく具備されプログラムされた変換装置等の、変換手段を含 んでいる。前記XDCR56Gま上記T LM信号46とPLL52により発生 された第2タイミング信号58とを受け取る。なお、図示の実施例ζこおいては 、前記第2タイミング信号58番ま信号54と同一であるが、用途によっては、 これらのタイミング(3号54および58が異なる値を有する方力(有利な場合 もある。さらに、前記タイミング信号58とILM信号46とから、XDCR5 6は変換された配線電流の大きさくALMAG)を決定して、対応する変換配線 電流量信号60を供給する。また、XDCR56は配線電流のオフセット成分( ALOP)を決定して、対応する計潴1配線電流オフセット成分信号62を供給 する。なお、XDCR56は当業者により知られる種々の構造的に等価な/’%  −ドウエアおよびソフトウェアの形態により実施することが可能である。
さらに、上記Vc予測装置55の一部力(PLL52の一部によって構成され、 正弦波状cosΦ、関数を決定し、これに応じて、対応するcosΦ、信号64 を供給する。cosΦ、関数は、上記タイミング信号541こ文寸応する配線電 流■、の波形上の瞬間の点を現す。また、その角度Φ、は、タイミング信号54 力<PLL52力1ら生じる時に予測若しくは推測されるAC配線電流■、の角 度を現す。次いで、既知のコンデンサ30の容量性1ノアクタンスXcの値が、 xCゲインプロ・ツク66として示される容量性リアクタンス算定ルーチン若し くは装置等の算定手段によって、cosΦ、関数の信号64と掛は合わされて、 算定cosΦ、関数(XccosΦL)信号68が与えられる。
また、Vc予測装置55は積算関数ブロック70として示される積算手段を備え ている。この積算関数ブロック70は上記ALMAG信号60と(XccosΦ L)信号68とを受け取り、これらを掛は合わせて、正常なコンデンサ電圧VC Hの予測値を提供する。このようにして予測された正常なコンデンサ電圧VcN の値は上記サイリスタバルブ35(第3A図参照)の点弧動作が全く無い状態に おいて期待されるコンデンサ電圧値である。例えば、安定状態において、ALM AG信号60と容量性リアクタンスXcが各々一定であれば、VcNは正弦波波 、形となる。さらに、積算ブロック70はこのように予測されたVい値に対応す る■。信号72を発生する。したがって、以上付加的に述べたVc予測装置55 の部分は、モニタされた配線電流■、からVcNを決定するための正常コンデン サ電圧決定装置として総称的に呼ぶことができる。
さらに、Vc予測装置55は電圧オフセットV。□比較器74等の比較手段を備 えている。このV。□比較器74は計測コンデンサ電圧VCM信号42と予測正 常コンデンサ電圧vc11信号72(第3A図および30図参照)との間の差異 からコンデンサ電圧Vcのオフセット電圧成分■。□を決定する。前記比較器7 4はこの差を計測初期オフセット(VOIM)信号76を生成することにより表 現し、この信号もまたVc予測装置55の出力となる。
したがって、Vc予測装置55は、電流センサ44がら得たモニタ配線電流値I  LMと電圧センサ4oがら得たモニタコンデンサ電圧VCMとがら、初期コン デンサオフセット電圧VOIMを予測する。つまり、図示のVc予測装置55は PLL52におけるCO8Φ、信号64およびタイミング信号58、Xcゲイン ブロック66、積算ブロック70、XDCR56およびV OF、比較器74を 与える部分を含む。
オフセット電圧成分Vo□をサイリスタバルブ35の点弧に先立って知ることに より、必要とされる点弧角が直接決定され、その結果において生じるサイリスタ バルブ35を流れるサイリスタ電流■アのパルス端部において、所望のコンデン サ電圧オフセットV。2.が得られる。
このような所望の電圧オフセットを得るための点弧角はTC8Cシステム回路の 物理的パラメータを知ることにより容易に得ることができ、このパラメータは、 主に、コンデンサ30の容量および誘導子34のインダクタンスしである。さら に、このような処理を実行するために、点弧装置51は、2−Dテーブル・ルッ クアップテーブル回路あるいはプログラマブル・データ記憶装置78等の、デー タ記憶手段またはメモリルックアップ手段を備えている。この場合、これらパラ メータの相関関係については、前記ルックアップ回路若しくはプログラム78中 に予め計算およびプログラムしておくことができる。
前記ルックアップ回路またはプログラム78は、当業者において知られるプログ ラムアレイ、レジスタ、ラッチ、若しくは、他の構造的に等価なデータ記憶およ び検索のプログラムあるいは装置であってもよい。このルックアップ回路または プログラム78は予測された点弧角を決定し、上記VOIM信号76がら予測さ れた点弧角(BETAP)信号80と所望とされる最終的なコンデンサ電圧オフ セット値VFOLに対応する所望の最終オフセット(V F OL)信号82と を与える。
このようなバーニヤコントローラ5oにおける部分はこのコントローラの予測機 能を示しており、この機能は、これまでのヒンゴラ一二等のシステムを含む従来 システムに優る高性能を実現している。さらに、位相制御型のサイリスタ点弧方 式、すなわち、正常なゼロクロッシング点弧時間後の当面の所定時間にサイリス タバルブ35を点弧する方式は、TC8Cシステム2oの好適なバーニヤ制御を 与える。なお、この場合のバーニヤ動作とは、電圧波形全体にわたって連続的に コンデンサ電圧Vcを調節しかつ制御することをいう。
さらに、点弧予測装置51は、サイリスタ36の最大デユーティを制限するため にVFOL信号82を制限するための、リミッタ84等の制限手段を備えている 。この場合、制限されるVFOL信号82はVOIM信号76と最終オフセット 指定(V F 00)または命令信号85との差に基づいている。このVFOO 命令信号85は高位レベルコントローラ86により発生され得るコンデンサ電圧 Vcに対する指定オフセットに対応している。
また、前記高位レベルコントローラ86は、TC8Cシステム20間の所望の電 圧低下を得るべく、例えば、パワーシステム22のシステムディスパッチャによ って与えられ得る。さらに、高位レベルコントローラ86の他の例としては、負 荷26がパワーシステム22に対して現出するように制御するための工業用負荷 制御装置(図示せず)が挙げられる。
また、必要に応じて、VFOO命令信号85を変形して、送電線24やパワーシ ステム22により見られる如く、TC8Cシステム20に抵抗成分を加えること によりTC3Cシステムの性能を高めることも可能である。
さらに、このような性能向上を実現するために、図示のコントローラ50は抵抗 作用(RP U)モジュレータ87等の抵抗性モデリングモジュレータ手段を備 えて、上記高位レベルコントローラ86からのVFOO命令信号85を変調する 。つまり、前記抵抗作用モジュレータ87は、TC5Cシステム20の全体的な 動作を送電線24における抵抗に疑似化せしめるように、VFOO命令信号85 を変調する。
而して、前記RPUモジュレータ87はA L OP信号62を受け取り、この 信号62をRPUゲイン値と掛は合わせる。なお、ゲイン値は所望の抵抗作用の 大きさを現すものである。このようにして、抵抗作用モジュレータ87は変調電 圧(DVFR)信号88を供給する。次イテ、VFOO命令信号85とDVFR 信号88とが加算回路またはルーチン90等の加算手段により加え合わされて、 最終オフセット電圧(V F O)信号92が生成される。なお、このような付 加的なりVFR信号88を伴わずとも、最終オフセット電圧VFO信号92が上 記指定最終オフセット電圧VFOO信号85に対応し得ることは明白である。
さらに、図示のリミッタ84はVFOL信号82を、上記の初期VOIM信号7 6と最終VFO信号92との差に基づく最大限界値まで制限する。このような制 限機能はサイリスタ36aおよび36b上に課せられたデユーティの直接的かつ 所望の制御を有利に供与する。この場合、上記サイリスタ電流Iアのパルスのア ンプセカンドASP値がパルスの存続期間にわたってコンデンサ電圧Vcにおけ る変化に直接関係しているために(第3B図参照)、上記サイリスタのデユーテ ィが制限される。
なお、このようなサイリスタデユーティを制限する用途においては、他の種の制 限機能が利用可能であることは明白である。
また、必要に応じて、バーニヤコントローラ50は電圧予測エンハンサ(GLO P)96等の周期内電圧予測性向上手段を備えることが可能であり、この手段に より、初期コンデンサオフセット電圧VOIMの予測効果を高めて、上記サイリ スタ電流パルス間の所定の周期内においてVOIMの値を予測する。この場合、 GLOP96はALOP信号62を受け取り、これをGLOPゲイン値と掛は合 わせる。GLOP96の出力は所望のあるいは予測されたコンデンサ電圧(DV CNO)信号98であり、この信号は、サイリスタ電流I7のパルスが一周期の 特定段階、例えば、前記周期の中間に存するとき等における、■。、rに対する 一周期内値を予測する。さらに、前記DVCNO信号98はV。2.比較器74 によってves信号72とVCM信号42とに加えられる。なお、この処理は、 電流のオフセット成分ALOPがコンデンサ電圧のオフセット成分V。22にお ける変化に変換し得るために可能となる。
シタがって、上記バーニヤコントローラ50の機能はTCSCシステム20に対 する予測的制御に及び、該システムの所望とされる動作の安定性を提供するもの である。なお、所望とされる確実性とは、実際のコンデンサ電圧Vcの上記VF OO命令信号85に対する速やかな応答性をいう。また、安定性は、サイリスタ 36上のデユーティを精度よく制御してこのサイリスタに対する損傷を最小限に するためのTCSCシステムの能力にも及ぶ。なお、図示の実施例においては、 このようなサイリスタデユーティの制御はリミッタ84により与え−られる。
さらに、直列コンデンサ30間の電圧Vcが、TC3Cシステムを流れる配線電 流ILの乱調によって、所望の設定から外れることがないので、TC8Cシステ ム20の動作の安定性が同様に与えられる。
さらに、TC3Cシステム20の長期間の安定性を高めるために、コントローラ 50は付加的にサイリスタアンプセカンド(ASP)補正装置100等の補正手 段を備えて、上記の予測された点弧角BETAP80を補正することも可能であ る。なお、前記ASP補正装置100は、サイリスタ36aおよび36bにより 現出した実際のアンプセカンド値に対してフィードバック経路を与える。さらに 、アンプセカンド値は、上記転流回路32を流れるサイリスタ電流■7のパルス のアンプセカンド値をモニタするための、サイリスタアンプセカンドまたはAS Pモニタ102等のサイリスタモニタ若しくはセンサ手段により計測される。A SPモニタ102は、サイリスク電流エアを計測しかつ積分して、上記アンプセ カンド値を決定しかつ対応するサイリスタアンプセカンド(A S PM)信号 104を生じるための電流計によって構成できる。
また、コントローラ50は比較器106等の比較手段を備えており、この手段は 、上記初期VOIM信号76を最終VFOL信号82から差し引くことによって 、予測電圧変化(DVSP)信号108を決定する。このDVSP信号108は 上記ASP補正装置100に与えられる。その後、このASP補正装置100は ASPM信号104とDVSP信号108とを比較して、このASP補正装置内 に誤差信号を設定する。さらに、このASP補正装置はこの誤差信号を積分して 補正装置点弧角(BETAC)信号110を出力する。加えて、コントローラ5 0は点弧角加算回路またはルーチン112等の加算手段を備えており、この手段 は、上記補正装置BETAC信号110を予測点弧角BETAP信号80に加え て最終点弧角命令(BETAF)信号114を与える。
さらに、コントローラ50は点弧時間コンピュータ(FTC)116等の点弧タ イミング手段を備えており、この手段は、点弧予測装置51によって予測された 当面の時間に点弧命令48を発生する。すなわち、前記FTC116は、上記P LL52から受け取ったタイミング信号54に呼応する適当な時間に、最終BE TAF信号114を点弧パルス信号48に変換する。この点弧命令48を受け取 ると、サイリスタバルブ35は点弧して非導通状態から導通状態に移り、その結 果、サイリスタ電流ITのパルスが転流回路32を流れるようになる。
また、TC3Cシステム20の性能は、第4A〜40図に示すように、第5A〜 5C図示の如き従来のヒンゴラ一二システムの動作を明らかに大幅に改良するも のである。すなわち、これら第4A〜40図および第5A〜50図の波形は、指 定されたコンデンサオフセット電圧において0.2pu (単位当たり)ステッ プの変化を受けた場合の、ここに記載のシステムおよびヒンゴラ一二システムの 応答性をそれぞれ示している。
第5A〜5C図示のヒンゴラ一二システムは、幾段階かのバルブの点弧動作の後 に所望のレベルにまで緩やかに立ち上がり、その後、所望の値をオーバーシュー トしている。例えば、オフセット電圧を増加するための命令118が0.046 秒の僅かに手前(第5C図参照)で与えられる。さらに、第5B図に最良に示さ れるように、1.6puの所望のサイリスタ電流パルス振幅により、命令118 後に生じる第1正パルス120が所望値をアンダーシュートし、その後、第2正 パルス122がこの値をオーバーシュートする。
これに対して、TC8Cシステム20は第40図示の如(VFOO命令信号85 °に速やかに応答する。例えば、この場合のサイリスタ電流パルス振幅は、第4 B図示のように、正パルス124および126の両方によって、1.6puの所 望レベルに速やかに移る。したがって、TC8Cシステム20は、TC3Cシス テム20において生じる次のバルブ点弧動作の直後に、所望のコンデンサ電圧V cを実現する。
すなわち、第4A〜4C図示の例は第一に目的とする安定性、つまり、上記高位 レベルコントローラ86からのVFOO命令信号85に対する速やかで正確な応 答性を実現する一態様を示している。さらに、これらの波形はサイリスタデユー ティを制御するという第二に目的とする安定性をも満足できることを示している 。すなわち、サイリスクデユーティは、各点弧動作時におけるコンデンサ電圧の 変化に直接関係するため、このコンデンサ電圧の精度良い制御はまたサイリスタ デユーティの制御精度をも高めることになる。
さらに、TC8Cシステムにより実現される第三に目的とする安定性は配線電流 ILにおけるDCオフセットの応答に関係している。すなわち、サイリスタ制御 が全く存在しない状態においては、配線電流■、が例えばシステム乱調によって オフセットされると、平均コンデンサ電圧が所望のゼロポイントからずれる。こ のようなずれは、電力システム回路全体が直列コンデンサに連結する誘導式送電 線から構成されていると考えた場合に、不都合な次同期共鳴を引き起こす。つま り、前記送電線のインダクタンスが直列コンデンサと相互作用して直列共鳴回路 を構成し、この回路はAC電カシステムの同期性動作周波数(すなわち、北米に おいては60Hz)よりも一般に実質的に小さい固有周波数を有する。したがっ て、この固有共鳴周波数を「次同期周波数」と呼ぶ。
第6A〜6C図は、送電線24のインダクタンスと直列コンデンサ30の特定の 容量とが15Hzで共鳴している場合の次同期共鳴条件下での、TC8Cシステ ム20の性能を示している。このようなシミュレーションの0.02秒付近の初 期段階において、小さな変調が発生し、一時的な安定状態動作からの逸脱が起こ る。第6B図は60Hz−0に戻る配線電流■、のDCオフセット成分の減衰を 示している。すなわち、第6A〜60図における波形は、TC8Cシステム2o を使用することによる円滑で速やかな正常状態への復帰を示すものである。
第7A図および7B図はサイリスタ制御を何ら具備しない従来の直列コンデンサ 補正システムの応答性を示している。第6A〜60図におけるTC3Cシステム 2゜の円滑な復帰に比べて、第7A図および第7B図は、サイリスタ制御が全く 施されない場合の同回路自体の応答の固有性を示すと考えられる。つまり、第7 A図のコンデンサ電圧波形および第7B図の配線電流波形は、各々、変調の初期 段階後の各波形における15Hz成分を明瞭に示している。さらに、第7A図お よび第7B図の各波形はこの変調をごく僅かだけ減衰することを示している。
さらに、第8A〜8C図は15Hzで共鳴するべく選ばれた変圧器配線インダク タンスと直列コンデンサとを有するネットワークにおいて用いられるヒンゴラ一 二システムの応答性を示している。すなわち、第8A〜80図は、第6A〜60 図の場合のTCSCシステム2oに適用されるものと同程度の僅かなシステム変 調を受けた場合のヒンゴラ一二システムの応答性を示すものである。
この場合、第8A図と7A図および第8Bと7B図との比較により、ヒンゴラ一 二システムが何らのサイリスタ制御も含まない回路に比して改良された応答性を 示すことがわかる。しかしながら、第6A図と8A図におけるコンデンサ電圧変 化、並びに、第6B図および8B図の配線電流波形の比較によって、TC8Cシ ステム20が有意差をもって過渡作用を速やかに減衰することが明らかにわかる 。すなわち、TC8Cシステム20における点弧時間予測方式が、このような高 速応答、並びに、従来システムに比してより正確な基準時間の選択に寄与してい るためである。
さらに、第8C図と6C図のサイリスタ電流の比較によって、TC3Cシステム 20がサイリスタ36上のデユーティを有意差をもって減少していることが明ら かにわかる。例えば、ヒンゴラ一二システムの負の最大パルス128(第8C図 参照)は3000kA以上の振幅を有している。これに対して、第60図示の負 の最大サイリスタ電流パルス130はヒンゴラ一二システムにおけるものの約1 /2の振幅を有している。それゆえ、サイリスタバルブ35を流れるピーク電流 を減少することによって、そのサイリスタ上のデユーティを有意差をもって減少 することができ、その結果、サイリスタ36の寿命を増加することができる。
第9A〜9E図は、15Hz次同期共鳴周波数および第6A〜60図の微小変調 の場合における、コントローラ50内の幾つかの内部制御変数の変化を示してい る。
第9A図は上記XDCR56により与えられる計測配線電流オフセット成分AL OP信号62を示しており、第9B図はXDCR56により生成される配線電流 量ALMAG信号60を示し、さらに、第9c図はASPモニタ102により計 測された計測サイリスタアンプセカンドASPM信号104を示している。また 、第9D図はコントローラ50のVc予測装置55の出力、すなわち、比較器7 4により生じるVOIM信号76を示しており、この出力はサイリスタ電流パル スの前の初期オフセットを示す。第9E図は上述のBETAC補正信号110が Oの時の予測点弧角BETAP信号80および最終点弧角命令BETAF信号1 14の波形を示している。
以上、好ましい一実施態様に基づいて本発明の原理を図示しかつ記載したので、 当業者においては、本発明の配列構成およびその詳細を前記原理に逸脱すること なく変更し得ることが当然明白となる。例えば、本書に記載のバーニヤコントロ ーラ50の諸機能を実効するべく他の組み合わせのハードウェアおよびソフトウ ェアを使用することが可能である。また、バーニヤコントローラ50に対する上 記計測配線電流■0、計測コンデンサ電圧VCMおよび計測サイリスタアンプセ カンドASPMを提供するために、他種のモニタおよび信号処理装置を使用する ことができる。なお、このようなバーニヤコントローラ50におけるモニタおよ び他の構成要素についての構造的等側体は当業者により交換可能であることが知 られており、かつ、本書において置換可能である。これらの変更態様は、以下に 記載する請求の範囲およびその主旨にすべて該当するものである。
図面の簡単な説明 第1図は本発明のサイリスタ制御直列コンデンサ(TCSC)システムの1態様 を示す概略的配線図であり、送電線に直列に配されて示されている。
第2図は第1図のTCSCシステムを制御するための本発明のバーニヤコントロ ーラの1態様を示すブロック図である。
第3A、3Bおよび30図は、第1図のTc5cシステムのバーニヤ動作を示す グラフであり、第3A図は正常かつ実際のコンデンサ電圧を示し、第3B図は配 線およびサイリスタの電流を示し、第3C図は交流オフセット電圧成分を示して いる。
第4A、4Bおよび40図は、指定されたコンデンサ電圧における所定の段階に 呼応して動作している第1図のTc8cシステムのバーニヤ動作を示すグラフで あり、第4A図は正常及び実際のコンデンサ電圧を示し、第4B図はサイリスタ バルブ電流を示し、第4C図はオフセット命令と応答とを示している。
第5A、5Bおよび50図は、それぞれ、指定されたコンデンサ電圧における第 4A、4Bおよび40図のグラフの場合と同一様式の段階に呼応して動作してい る従来のヒンゴラーニシステムの応答性を示すグラフである。
第6A〜9E図は、僅かなシステム変調を受けた場合の数種のシステムの応答性 と制御変数とを示している。
このうち、第6A、6Bおよび60図は、第1図のTc8cシステムのバーニヤ 動作を説明するためのグラフであり、このうち第6A〜60図は、それぞれ、コ ンデンサ電圧、配線電流およびサイリスタ電流を示している。
また、第7A図および第7B図は、従来の直列コンデンサの仕様等、サイリスタ 制御を具備しない従来システムを説明するためのグラフであり、第7A図および 第7B図はそれぞれ、コンデンサ電圧の波形と配線電流とを示している。
第8A、8Bおよび80図は、上記ヒンゴラ一二システムを説明するためのグラ フであり、第8A〜80図は、それぞれ、コンデンサ電圧、配線電流およびサイ リスク電流を示している。
サラニ、第9A、9B、9C,9111,l’9E図は、第1図および第2図の バーニヤコントローラのために内部制御された変数の幾っがを説明するためのグ ラフであり、第9A〜9D図は、それぞれ、変数ALOP、ALMAG、AS  PMおよびvoIMの波形を示し、また、第9E図はBETAFの波形を示して おり、変数は、BETACが0の時に、BETAPに相当する。
(Q o o o o o o 。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.実質的に誘導性の送電線に直列のコンデンサと、このコンデンサに並列のサ イリスタ切替式誘導性転流回路とを備えるサイリスタ制御型直列コンデンサシス テムを制御する方法であって、 前記コンデンサをまたぐコンデンサ電圧をモニタする段階と、 前記送電線中を流れる配線電流をモニタする段階と、モニタしたコンデンサ電圧 から当面の点弧時間を予測する段階と、 前記転流回路を切り替えてての回路中にサイリスタ電流パルスを流す段階と、 前記切替段階を同期化処理して、前記モニタした配線電流を用いて前記予測した 当面の点弧時間に切替処理する段階とを具備することを特徴とする方法。
  2. 2.さらに、前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステム中を流れる電力に関 連するパラメータの当面の値を予測する段階を含むことを特徴とする請求項1に 記載の方法。
  3. 3.前記関連パラメータの当面の値を予測する段階が、サイリスタ電流パルス間 の所定の周期内時間に前記当面の値を予測する段階を含むことを特徴とする請求 項2に記載の方法。
  4. 4.前記関連パラメータの当面の値を予測する段階が、当面の初期コンデンサオ フセット電圧値を予測する段階を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 5.前記関連パラメータの当面の値を予測する段階が、コンデンサ電圧を予測す る段階を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 6.前記コンデンサ電圧を予測する段階が、前記モニタした配線電流を用いて、 サイリスタ電流パルス間の所定の周期内時間に前記コンデンサ電圧を予測するこ とを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 7.さらに、前記転流回路の切り替えを変調して前記サイリスタ制御型直列コン デンサシステムに対して送電線中に抵抗成分の作用を供与する段階を含むことを 特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 8.さらに、前記転流回路中を流れるサイリスタ電流パルスをモニタする段階と 、 このサイリスタ電流パルスのモニタ処理に応じて、予測された当面の点弧時間を 補正する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 9.前記モニタ段階が前記転流回路中を流れるサイリスタ電流パルスのアンプセ カンド値をモニタすることを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 10.さらに、前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステム中を流れる電力に 関連するパラメータの当面の値を予測する段階と、 前記転流回路の切り替えを変調して前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステ ムに対して送電線中に抵抗成分の作用を供与する段階と、 前記転流回路中を流れるサイリスタ電流パルスをモニタする段階と、 このサイリスタ電流パルスのモニタ処理に応じて、予測された当面の点弧時間を 補正する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 11.さらに、前記モニタした配線電流を用いて、サイリスタ電流パルス間の所 定の周期内時間にコンデンサ電圧を予測する段階と、 前記転流回路の切り替えを変調して前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステ ムに対して送電線中に抵抗成分の作用を供与する段階と、 前記転流回路中を流れるサイリスタ電流パルスのアンプセカンド値をモニタする 段階と、 このサイリスタ電流パルスのモニタ処理に応じて、モニタしたサイリスタ電流の アンプセカンド値を用いて予測された当面の点弧時間を補正する段階とを含むこ とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 12.さらに、前記モニタした配線電流からオフセットを全く含まないコンデン サ電圧の予測正常値を決定する段階と、 前記モニタした配線電流から計測された配線電流オフセット成分を決定する段階 と、 前記計測した配線電流オフセット成分にゲイン値を掛け合わせることによって、 周期内オフセットコンデンサ電圧を予測する段階と、 前記モニタしたコンデンサ電圧と前記周期内オフセットコンデンサ電圧との和か ら前記オフセットを全く含まないコンデンサ電圧の予測正常値を差し引くことに よって、サイリスタ電流パルス間の所定の周期内時間における初期のコンデンサ オフセット電圧を予測する段階と、この予測された初期のコンデンサオフセット 電圧に応じて前記転流回路を切り替える段階とを含むことを特徴とする請求項1 に記載の方法。
  13. 13.さらに、前記モニタした配線電流からオフセットを全く含まないコンデン サ電圧の正常値を予測する段階と、 前記モニタしたコンデンサ電圧から前記オフセットを全く含まないコンデンサ電 圧の予測正常値を差し引くことによって、初期のコンデンサオフセット電圧を予 測する段階と、 前記モニタした配線電流から計測した配線電流オフセット成分を決定する段階と 、 高位レベルのコントローラから受け取ったコンデンサオフセット電圧命令を変調 して、前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステムに対して、その送電線に抵 抗成分の作用を供与する段階と、 前記初期コンデンサオフセット電圧と前記変調されたコンデンサオフセット電圧 命令とを制限して、制限された最終のコンデンサオフセット電圧を供与する段階 と、前記予測された初期コンデンサオフセット電圧と前記制限された最終コンデ ンサオフセット電圧とに応じて、前記転流回路を切り替える段階とを含むことを 特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 14.さらに、前記モニタした配線電流からオフセットを全く含まないコンデン サ電圧の正常値を予測する段階と、 前記モニタしたコンデンサ電圧から前記オフセットを全く含まないコンデンサ電 圧の予測正常値を差し引くことによって、初期のコンデンサオフセット電圧を予 測する段階と、 前記初期コンデンサオフセット電圧と高位レベルのコントローラから受け取った コンデンサオフセット電圧命令とを制限して、制限された最終のコンデンサオフ セット電圧を供与する段階と、 前記初期コンデンサオフセット電圧と制限された最終コンデンサオフセット電圧 とから点弧角命令信号を予測する段階と、 この予測された点弧角命令信号に応じて、前記転流回路を切り替える段階とを含 むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 15.さらに、前記制限された最終コンデンサオフセット電圧から前記初期コン デンサオフセット電圧を差し引くことによって、オフセット電圧変化を予測する 段階と、前記転流回路中を流れる前記サイリスタ電流パルスのアンプセカンド値 をモニタする段階と、このモニタされたサイリスタ電流パルスのアンプセカンド 値と前記予測されたオフセット電圧変化とを用いて、前記予測された当面の点弧 時間を補正する段階とを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 16.さらに、前記モニタした配線電流からオフセットを全く含まないコンデン サ電圧の正常値を予測する段階と、 前記モニタした配線電流から計測される配線電流オフセット成分を決定する段階 と、 前記計測された配線電流オフセット成分にゲイン値を掛け合わせることによって 、周期内オフセットコンデンサ電圧を予測する段階と、 前記モニタしたコンデンサ電圧と前記周期内オフセットコンデンサ電圧との和か ら前記オフセットを全く含まないコンデンサ電圧の予測正常値を差し引くことに よって、サイリスタ電流パルス間の所定の周期内時間における初期のコンデンサ オフセット電圧を予測する段階と、高位レベルのコントローラから受け取ったコ ンデンサオフセット電圧命令を変調して、前記サイリスタ制御型直列コンデンサ システムに対して、その送電線に抵抗成分の作用を供与する段階と、 前記初期コンデンサオフセット電圧と前記変調されたコンデンサオフセット電圧 命令とを制限して、制限された最終のコンデンサオフセット電圧を供与する段階 と、前記初期コンデンサオフセット電圧と前記制限された最終コンデンサオフセ ット電圧とから点弧角命令を予測する段階と、 前記制限された最終コンデンサオフセット電圧から前記初期コンデンサオフセッ ト電圧を差し引くことによって、オフセット電圧変化を予測する段階と、前記転 流回路中を流れる前記サイリスタ電流パルスのアンプセカンド値をモニタする段 階と、このモニタされたサイリスタ電流パルスのアンプセカンド値と前記予測さ れたオフセット電圧変化とを用いて前記予測された点弧角命令を補正して、最終 の点弧角命令を供与する段階と、 前記モニタされた配線電流から転流回路のサイリスタに対する所定の点弧タイミ ングを決定する段階と、前記所定の点弧タイミングと前記最終点弧角命令とに応 じて前記転流回路を切り替える段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載の 方法。
  17. 17.実質的に誘導性の送電線に直列のコンデンサと、このコンデンサに並列の サイリスタ切替式誘導性転流回路とを備えるサイリスタ制御型直列コンデンサに 所定の電圧オフセットを誘導する方法であって、前記コンデンサをまたぐコンデ ンサ電圧をモニタする段階と、 前記送電線中を流れる配線電流をモニタする段階と、高位レベルのコントローラ からコンデンサオフセット電圧命令を受け取る段階と、 前記モニタしたコンデンサ電圧、計測した配線電流および前記コンデンサオフセ ット電圧命令から当面の点弧時間を予測する段階と、 前記転流回路を切り替えてこの転流回路中にサイリスタ電流パルスを流して、前 記所定の電圧オフセットを前記コンデンサ電圧に加える段階と、 前記切替段階を同期化処理して、前記モニタした配線電流を用いて予測した当面 の点弧時間に切替処理する段階とを具備することを特徴とする方法。
  18. 18.さらに、前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステム中を流れる電力に 関連するパラメータの当面の値を予測する段階を含むことを特徴とする請求項1 7に記載の方法。
  19. 19.前記関連パラメータの当面の値を予測する段階が、サイリスタ電流パルス 間の所定の周期内時間に当面の値を予測する段階を含むことを特徴とする請求項 18に記載の方法。
  20. 20.さらに、前記モニタした配線電流を用いて、サイリスタ電流パルス間の所 定の周期内時間に前記コンデンサ電圧を予測する段階を含むことを特徴とする請 求項17に記載の方法。
  21. 21.さらに、前記転流回路の切り替えを変調して前記サイリスタ制御型直列コ ンデンサシステムに対して送電線中に抵抗成分の作用を供与する段階を含むこと を特徴とする請求項17に記載の方法。
  22. 22.さらに、前記転流回路中を流れるサイリスタ電流パルスをモニタする段階 と、 前記サイリスタ電流パルスのモニタ処理に応じて、予測された当面の点弧時間を 補正する段階とを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  23. 23.さらに、前記転流回路中を流れるサイリスタ電流パルスのアンプセカンド 値をモニタする段階と、前記サイリスタ電流パルスのモニタ処理に応じて、モニ タされたサイリスタ電流パルスのアンプセカンド値を用いて前記予測された当面 の点弧時間を補正する段階とを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  24. 24.実質的に誘導性の送電線に直列のコンデンサリアクタンスを有するコンデ ンサと、このコンデンサに並列のサイリスタ切替式誘導性転流回路と、前記コン デンサをまたぐコンデンサ電圧をモニタする電圧センサと、前記送電線中を流れ る配線電流をモニタする電流センサとを備えるサイリスタ制御型直列コンデンサ を制御するためのバーニヤコントローラであって、 前記電流センサから受け取ったモニタされた配線電流と前記電圧センサから受け 取ったモニタされたコンデンサ電圧とから初期のコンデンサオフセット電圧を予 測するためのコンデンサ電圧予測装置と、 前記初期のコンデンサオフセット電圧と高位レベルのコントローラから受け取っ たコンデンサオフセット電圧命令とを制限して、制限された最終コンデンサオフ セット電圧を供与するためのリミッタと、 前記制限された最終コンデンサオフセット電圧と前記予測された初期コンデンサ オフセット電圧とから予測される点弧角を決定するための記憶装置と、前記電流 センサから受け取ったモニタされた配線電流に応じて、第1のタイミング信号を 発生するための同期装置と、 前記第1のタイミング信号と前記予測された点弧角とに応じて、前記転流回路を 切り替えて、回路中にサイリスタ電流パルスを流すための点弧時間コンピュータ とを具備することを特徴とするコントローラ。
  25. 25.前記コンデンサ電圧予測装置が、前記電流センサから受け取った前記モニ タされた配線電流からオフセット成分を全く含まない正常コンデンサ電圧を決定 するための正常コンデンサ電圧決定装置と、前記正常コンデンサ電圧を前記電圧 センサから受け取った前記モニタされたコンデンサ電圧から差し引いて、前記初 期コンデンサオフセット電圧を供与するための電圧オフセット比較器とを含むこ とを特徴とする請求項24に記載のバーニヤコントローラ。
  26. 26.前記コンデンサ電圧予測装置が、さらに、前記電流センサから受け取った 前記モニタされた配線電流から第2タイミング信号と前記第1タイミング信号に 対応する正弦波関数とを決定するための位相ロックループ装置と、 前記正弦波関数と前記コンデンサのコンデンサリアクタンスとを掛け合わせて、 換算された正弦波関数を供与するためのコンデンサリアクタンス加算装置と、前 記モニタされた配線電流と前記第2タイミング信号とから正常な配線電流の大き さを決定するための変換装置とを含み、 前記位相ロックループ装置が前記第1タイミング信号を決定するための同期装置 としても作用し、さらに、前記正常コンデンサ電圧決定装置が前記換算された正 弦波関数と前記正常な配線電流の大きさとからオフセット成分を全く含まない正 常コンデンサ電圧を決定することを特徴とする請求項25に記載のパーニヤコン トローラ。
  27. 27.さらに、前記電流センサから受け取った前記モニタされた配線電流から第 2タイミング信号を決定するための位相ロックループ装置と、 前記モニタされた配線電流と第2タイミング信号とから配線電流のオフセット成 分を決定するための変換装置と、 前記配線電流のオフセット成分に応じて、前記コンデンサ電圧予測装置により成 される前記初期コンデンサオフセット電圧の予測の効果を向上して、前記初期コ ンデンサオフセット電圧をサイリスタ電流パルス中に予測するための電圧予測向 上装置とを含み、前記位相ロックループ装置が前記第1タイミング信号を決定す るための同期装置としても作用することを特徴とする請求項25に記載のバーニ ヤコントローラ。
  28. 28.さらに、前記電流センサから受け取った前記モニタされた配線電流から第 2タイミング信号を決定するための位相ロックループ装置と、 前記モニタされた配線電流と第2タイミング信号とから配線電流のオフセット成 分を決定するための変換装置と、 前記コンデンサオフセット電圧命令を前記高位レベルのコントローラから受け取 った時に変調して、前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステムにおける送電 線に抵抗成分の作用を供与するための抵抗作用モジュレータとを含み、前記位相 ロックループ装置が前記第1タイミング信号を決定するための同期装置としても 作用することを特徴とする請求項25に記載のバーニヤコントローラ。
  29. 29.さらに、前記転流回路中を流れる前記サイリスタ電流パルスのアンプセカ ンド値をモニタするためのサイリスタアンプセカンドモニタと、 前記モニタされたサイリスタ電流パルスのアンプセカンド値に応じて、前記予測 された点弧角を補正して最終の点弧角を供与するためのサイリスタアンプセカン ド補正装置とを含み、 前記点弧時間コンピュータが前記最終点弧角に呼応することを特徴とする請求項 24に記載のバーニャコントローフ。
  30. 30.前記コンデンサ電圧予測装置が、前記電流センサから受け取った前記モニ タされた配線電流から第2タイミング信号を決定するための位相ロックループ装 置と、 前記モニタされた配線電流と第2タイミング信号とから配線電流のオフセット成 分を決定するための変換装置と、 前記配線電流のオフセット成分に応じて、前記コンデンサ電圧予測装置により成 される前記初期コンデンサオフセット電圧の予測の効果を向上して、前記初期コ ンデンサオフセット電圧をサイリスタ電流パルス中に予測するための電圧予測向 上装置と 前記コンデンサオフセット電圧命令を前記高位レベルのコントローラから受け取 った時に変調して、前記サイリスタ制御型直列コンデンサシステムにおける送電 線に抵抗成分の作用を供与するための抵抗作用モジュレータと、 前記転流回路中を流れる前記サイリスタ電流パルスのアンプセカンド値をモニタ するためのサイリスタアンプセカンドモニタと、 前記モニタされたサイリスタ電流パルスのアンプセカンド値に応じて、前記予測 された点弧角を補正して最終の点弧角を供与するためのサイリスタアンプセカン ド補正装置とを有し、 前記位相ロックループ装置が前記第1タイミング信号を決定するための同期装置 としても作用し、さらに、前記点弧時間コンピュータが前記最終点弧角に呼応す ることを特徴とする請求項24に記載のバーニヤコントローフ。
  31. 31.送電線に直列のコンデンサと、 このコンデンサに並列のサイリスタ切替式誘導性転流回路と、 前記コンデンサをまたぐコンデンサ電圧をモニタする電圧センサと、 前記送電線中を流れる配線電流をモニタする電流センサと、 前記電圧および電流センサと、高位レベルのコントローラから受け取ったコンデ ンサオフセット電圧命令とに応じて、点弧命令をサイリスタバルブに供与し、か つ、前記電流センサに応じて前記点弧命令のタイミングを同期処理するためのコ ントローラとを具備し、前記転流回路が、前記点弧命令に応じて該回路中にサイ リスタ電流パルスを流すための前記サイリスタパルプを有していることを特徴と する、実質的に誘導性の送電線を補償するためのサイリスタ制御型直列コンデン サシステム。
  32. 32.前記コントローラが、前記サイリスタバルブの点弧動作を変調して前記サ イリスタ制御型直列コンデンサシステムにおける送電線に抵抗成分の作用を供与 するための抵抗性モデリングモジュレータを含むことを特徴とする請求項31に 記載のサイリスタ制御型直列コンデンサシステム。
  33. 33.前記コントローラが、前記モニタされたコンデンサ電圧および配線電流か ら当面の点弧時間を予測するための点弧予測装置を含むことを特徴とする請求項 31に記載のサイリスタ制御型直列コンデンサシステム。
  34. 34.前記コントローラが、さらに、前記モニタされた配線電流を用いて前記点 弧予測装置の予測動作を向上して、サイリスタ電流パルス中の所定の周期内時間 に当面の点弧時間を予測するための電圧予測向上装置を含むことを特徴とする請 求項33に記載のサイリスタ制御型直列コンデンサシステム。
  35. 35.前記コントローラが、さらに、 前記転流回路中を流れる前記サイリスタ電流パルスのアンプセカンド値をモニタ するためのサイリスタアンプセカンドモニタと、 前記モニタされたサイリスタ電流パルスのアンプセカンド値を用いて、前記予測 された当面の点弧時間を補正するためのアンプセカンド補正装置とを含むことを 特徴とする請求項33に記載のサイリスタ制御型直列コンデンサシステム。
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